6月9日 ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団コンサート
2017/06/18(Sun)
ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ステファン・ドゥネーブ
会場:武蔵野市民文化会館

G.コネソン:炎の言葉
S.プロコフィエフ:シンデレラ組曲第1番
   1.導入部
   2.パ・ド・シャ
   3.喧騒
   4.仙女のおばあさんと冬の精
   5.マズルカ
   6.舞踏会へ行くシンデレラ
   7.シンデレラのワルツ
   8.真夜中

     --- 休憩 ---

C.ドビュッシー:交響詩「海」 管弦楽のための3つの交響的素描
M.ラヴェル:ボレロ

<アンコール>
G.ビゼー:『アルルの女』第2組曲より「ファランドール」


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ステファン・ドゥネーブ率いるブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団は今回が初来日だそうで、札幌から福岡まで9ヶ所、10日間に渡るツアーが武蔵野市民文化会館で幕を開けました。
武蔵野市民文化会館大ホールは施設・設備の老朽化を受けての約1年に渡る改修工事を終えて今年4月20日にリニューアルオープンしています。 リニューアル後、初めてホールを訪れましたが、入り口にエスカレーターが新設されホール内も綺麗に改修され(化粧室も使いやすく綺麗です)、椅子も若干幅が広めになり座り心地もとても良くなりました。 席数は以前と比べると少し減ったようですが、利用する側としてはゆったりしているに越したことはありません♪

サイトウ・キネン・フェスティバルにも登場したドゥネーブさんの指揮は、4年前のシュツットガルト放送交響楽団のコンサートで一度聴いています。 聴衆との対話を大切にするきさくな指揮者という印象だったのですが、今回も客席を向いて「みなさん、こんばんは!」という日本語の挨拶から始まり、開演前の緊張感を一気に和やかな雰囲気に。 その後は第2ヴァイオリンの主席萩原麻利さんを通訳にいくつかお話を。 驚きましたが、初来日にあたり数千万円の航空運賃は楽団のファンドから捻出したのだそうです。 また、ニュースなどでも放映されていましたが、ブリュッセル・フィルハーモニーは先日岡本侑也さんが2位となったエリザベート王妃国際コンクールの伴奏を務めていたのですが、この日はチェロ部門の課題曲を作曲した細川俊夫さんも会場に見えていて、ドゥネーブさんが紹介されていました。


ギョーム・コネソンは1970年生まれのフランス人作曲家。 今回の日本ツアーはABCDと4つのプログラムが組まれていますが(武蔵野のみDプログラム)、すべてのプログラムに彼の「炎の言葉」を組み込んでいます。 オーケストラはコネソン作品を集めたCDもリリースしていて、ドゥネーブさんは終演後にサイン会もありますよ~とトークで宣伝(笑)。 
この「炎の言葉」という曲はベートーヴェンとドイツ音楽への敬意を表した曲で、運命と同じ楽器編成を用い、有名なモチーフも使われているとの事。 お粗末ながらそのモチーフがつかめず聞き逃したのですが、弦と管のバランスの取れた聴きやすい曲でした。

リニューアル後のホール見たさもありましたが、バレエのためではなくオケのプログラムとして演奏される「シンデレラ」が聴ける!というのがこのコンサートに行く事にした最大の理由だったのですが、これがまた本当に素晴らしかった。 
14型(第1V,第2V,ヴィオラ、チェロ、チェロの斜め後にコントラバス)のオケの編成は1曲目と変わりませんが音の豊かさがぐんと増した感じでした。 導入部の弦楽器のまろやかな音色を耳にしたとたん、自分の頭の中にシンデレラの世界が広がり、誰が踊っているというわけではありませんが(笑)、それぞれの曲に物語の1シーン1シーンが見えてくるような色彩豊かで熱の入った演奏。 改めてこの曲の素晴らしさを感じた次第です。 終曲「真夜中」では12時が迫っている事に切なさがこみ上げてくるような感動的なフィナーレとなりました。

ドビュッシーの「海」。 海のそばで育った自分にとって海は特別なもの。 海がみせる海面の煌きや、平穏な凪、海全体が暗い灰色に色を変え空との境界線がなくなっていく激しい嵐という様々な情景が自然に浮かんでくる見事な曲ですね。 弦の繊細な音色と海の表情を特色付ける管の演奏が印象的でした。

「ボレロ」をコンサートで聴くのはけっこう久しぶり。 昔初めてこの曲を生で聴いた時に小太鼓奏者から目が離せなくなり、この曲は演奏を見てこその曲という思いがあるのですが、ブリュッセル・フィルの小太鼓はコントラバスの向かって左側に配置され、特に段差があるわけではないので太鼓を叩く手が見えない・・・(悲)。 
小太鼓が静かに刻むリズムと弦のピチカートにフルートが奏でた旋律が他の木管楽器に継がれて行く。 それぞれのソロの音色がどことなく艶かしい。 弦、管が次第に音量を上げ小太鼓もダイナミックに力強くなり、ようやくバチの動きが見えてきた頃にはオーケストラの音が一つの大きなうねりとなって、熱に浮かされたように激しさを増し突き進んでいったのが素晴らしかったです。

盛り上がった「ボレロ」の後に演奏されたアンコールの「ファランドール」。 楽しんで弾いていながらもオケの集中力は半端なく、情熱的でドラマティックな演奏に客席も大盛り上がり♪
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