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5月19日 N響 第1861回定期公演Cプログラム
2017/05/28(Sun)
NHK交響楽団
指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ
会場:NHKホール

グリンカ:幻想曲「カマリンスカヤ」
ボロディン:交響曲第2番ロ短調

   ――――― 休憩 ―――――

チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調


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フェドセーエフさんも、この人が指揮をするなら可能な限り聴きたい指揮者の一人で、2月のN響出演以来3ヶ月ぶりの再会♪ 高齢の方なのでお姿を拝見するまではちょっと気がかりだったりもするのですが、とてもお元気な様子で良かったです。


グリンカといったら「ルスランとリュドミラ」の作曲者くらいの知識しかないのですが、ロシア芸術音楽の基礎を築いた「近代ロシア音楽の父」と呼ばれる人物なのだそうです。
幻想曲「カマリンスカヤ」は1848年の作品で婚礼歌「高い山から」と男性舞踊歌「カマリンスカヤ」という二つのロシア民謡を使ったそうで、少し重々しい旋律の「高い山から」と軽やかな「カマリンスカヤ」の旋律が交互に現われて最後には入り混じったようでいて「カマリンスカヤ」の旋律が何度も繰り返され盛り上がって「ぱっ」と終わる。  木管、弦、それぞれの旋律が美しく聴きやすい曲でした。

ボロディンも「イーゴリ公」しか馴染みのない作曲家。 作曲家としてよりも博士号を持つ化学者としての名声が高く、研究で忙しい毎日のため音楽活動に割く時間が限られていたため作品数はそれほど多くありませんが、作曲家としての才能も非常に高かった人物なのですね。
交響曲2番は聴いた事がなかったので、予習にyoutubeで聴いてみましたが、好みの曲調だったのでフェドセーエフさんの指揮で生演奏を聴けるのを楽しみにしていました。 
弦が重々しく奏でた主題が次々に様々な楽器で変奏のように引き継がれていく1楽章。 弦のアンサンブルも各管楽器の演奏も良かったです。 2楽章は弱音でリズムを刻み続けるホルンと弦のピチカート、中間部のゆったりした美しいメロディーがとても印象的。 安らぎをもたらすようなハープの音にホルンののどかな調べ。 全体的にゆったりした3楽章も綺麗なメロディーが多かったです。 木星を連想させるような出だしの4楽章は明るく楽しくノリの良い終楽章。 この交響曲は管楽器の存在感を随所に感じる事の出来る曲なんですね。 4楽章は特にトロンボーンやチューバの管の響きが冴え渡っていたように感じました。

やはり本当に名曲中の名曲で、子供の頃から好きだったチャイコフスキーの音・旋律はやはり今でも自分の心に特別な音楽として響いてくるのだとしみじみ思わせてくれたフェドセーエフさんの4番。 この曲は金管がしっかりしているオケでないととんでもない事になってしまうのだけれど、ホルンに若干不安定なところがあった以外、トランペット、トロンボーン、テューバが力強く素晴らしく、さすがN響と思った事でした。 
20分近い長さの1楽章は様々なメロディーがドラマティックに繰り広げられて聴き応え十分すぎる楽章ですが、曲の素晴らしさに負けない圧倒的な演奏にかなり高揚した気分になりました。  
メランコリックな2楽章はこの日の4番の中で一番心に残った楽章。 切々と語りかけるような前半の美しいメロディーと、後半主旋律を奏でる弦に入れ替わり絡む管楽器。 誰かの人生と他の人たちの人生が瞬間的に交錯している。 なぜだかそんな不思議な感覚を持ちました。 
続けて演奏された3楽章の出だしのピチカート。 驚くほどの弱音でさざ波が引いては寄せるようなまろやかな音の起伏に聴きほれました。 素晴らしい! 2楽章と3楽章は随所に繊細さも感じられました。
祝祭的なムードと活気に溢れる4楽章はどんどんボルテージが上がっていき、それぞれの楽器の競演のようでもあり。 ただ、どんなに熱を帯びていってもアンサンブルが乱れる事など全くなくもう指揮者と完全に一体化している感じです。 そこで鳴り響いた運命のファンファーレはとても劇的・・・。 そして華やかに躍動的に最高潮に盛り上がって圧巻のフィナーレです♪
本当になんてすっばらしい曲なんでしょうね!!  そしてなんて素晴らしいフェドセーエフさん!!!  フェドセーエフさんに応えたオケも見事でした。 弦もさることながら管楽器のソロも本当に秀逸ですね。 さらに、秘かに(笑)ファンになった植松さんのティンパニーにも魅せられました。  


ブラボーと盛大な拍手に包まれ何度も繰り返されたカーテンコール。 フェドセーエフさんも嬉しそうにされていて本当に良かった。 仕事から解放された金曜日の夜にこんなコンサートを聴けてしあわせです♪   

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