1月25日 ベルリン・フィル八重奏団コンサート
2017/02/05(Sun)
前回杉並にベルリン・フィル八重奏団を聴きに行って大感動したのは2年前だと思っていたら、2014年の1月でした。 時の経つのがあまりに早く、3年なんて本当にあっという間・・・。

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ニールセン:軽快なセレナード (Cl. Fg. Hrn. Vc. Cb.)
ドヴォルザーク(シェーファー編):5つのバガテル Op. 47(八重奏版)

----- 休憩 -----

シューベルト:八重奏曲 D.803


樫本大進 Daishin Kashimoto (第1ヴァイオリン, 1st Violin)
ロマーノ・トマシーニ Romano Tommasini (第2ヴァイオリン, 2nd Violin)
アミハイ・グロス Amihai Grosz (ヴィオラ, Viola)
クリストフ・イゲルブリンク Christoph Igelbrink (チェロ, Cello)
エスコ・ライネ Esko Laine (コントラバス, Contrabass)
ヴェンツェル・フックス Wenzel Fuchs (クラリネット, Clarinet)
シュテファン・ドール Stefan Dohr (ホルン, Horn)
モル・ビロン Mor Biron (ファゴット, Fagott)



ニールセン:軽快なセレナード
デンマークを代表する作曲家ニールセンのこの曲は1914年に王立劇場のメンバーによるアンサンブルの地方公演用に書かれた曲だそうです。 「軽快なセレナード」という訳題よりも”Serenata in vano”は「甲斐なきセレナード」とした方が、ニールセンがこの曲の説明で「紳士たちがバルコニーに女性を呼び出そうと恭しくセレナードを歌うものの彼女は出てこず、それなら少々物憂い旋律をと歌うもそれも効果なく、結局甲斐がないため自分たちで楽しもうと行進曲で退散する」という内容にあっているとの事。in vano=甲斐がないという意味だそうです。 英語のin vainと同じなのかな?
初めて聴く曲なのにコンサートの前にこの解説を読まなかったので、第1&2ヴァイオリンとヴィオラを除く、チェロ、コントラバス、クラリネット、ホルン、ファゴットの5人で演奏が始まった時には「へー、珍しい・・」くらいにしか思っていなかった自分が情けなく・・・。 紳士たちの心情の変化を表しているだけに、表情の違う旋律を楽しめた曲でした。

ドヴォルザーク(シェーファー編):5つのバガテル
ドヴォルザークの5つのバガテルも初めてですが、バガテルとは本来「ちょっとしたもの」「ささやかなもの」という意味だそうですが、音楽では軽やかで小規模なピースの事を意味するのだそうです。 
ドヴォルザークがある室内楽グループのために書いた曲でオリジナルは二つのヴァイオリン、チェロ、ハーモニウム(リード・オルガン)だそうですが、今回のコンサートで演奏されるのはシュテファン・ドールの知人のクラリネット奏者ウルフ=グイド・シェーファーが八十奏団の来日公演のために編曲した作品で、当然の事ながら世界初演。
ドヴォルザークらしい素朴で美しい旋律と哀愁を帯びた旋律が多く、それを極上のアンサンブルで聴く事ができるというのは幸せ以外の何物でもないですね。 ヴァイオリンとヴィオラが加わって一段と色彩豊かになり、1楽章の変奏曲風の流れや4楽章のカノンの響きは特に美しかったです。 

シューベルト:八重奏曲
シューベルトの八重奏曲を弾くために結成されたベルリン・フィル八重奏団だけに、前回のコンサートに引き続き今回も後半のプログラムとして演奏されました。
前回は3楽章の終わりで大進君の弦が切れるというアクシデントがあったなぁと思い出して今回は大丈夫だろうかと途中勝手にドキドキしたりもしたのですが、何事もなく! 今回の来日中にレコーディングも行ったという八重奏曲は、2013年に一新された今のメンバーにとっても特別な曲であり弾き込んだ曲でもあると思いますが、慣れというような感じは全くなく、曲を楽しみながら弾いているように見えたドヴォルザークとは違って、より緊張感と集中力を持って緻密で絶妙なアンサンブルを奏でていたように思います。 美しい音が変幻自在に音色を変えて響きあうのですよね・・・。 本当に素晴らしかったです。

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