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10月17日 ル・ポン国際音楽祭2016 東京特別公演
2016/10/24(Mon)
一週間経ちますが、17日(月)にサントリーホールで行われた「ル・ポン国際音楽祭2016 東京特別公演」を聴いて来ました。

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姫路市の市長さんの提案をもとにフランス語で懸け橋を意味するLe Pontという言葉から大進君が名づけた、「ル・ポン国際音楽祭」は、ヨーロッパにおいてさかんな演奏家の出身地やゆかりの地で聴衆との距離の近い手作りの音楽祭を自身も開催したいという大進君の強い思いから2007年に始まった音楽祭。 彼と親交のある世界的な演奏家が多く集まり、大進君ゆかりの赤穂市と姫路市で室内楽のコンサートを低料金で開催してきた年一度の音楽祭りです。 10年目を迎えた今年は特別に東京で初めて行われる事となり、決定した時から楽しみに待っていた公演です。
第2部からは大進君と親交のあるという皇后様がご臨席。 RBブロック2列にご着席でしたが、座席数の少ないブロックで警備もしやすく音も良いという事なのでしょうね。 セレナーデでは特に大新君と堤さんをしっかりとご覧になっていたように思いました。

ヴァイオリン:樫本 大進(音楽監督)
ヴァイオリン:ナタリア・ロメイコ
ヴィオラ:アントワン・タメスティ
チェロ:堤 剛
チェロ:クラウディオ・ボルケス
コントラバス:ナビル・シェハタ
フルート:エマニュエル・パユ
オーボエ:古部賢一
クラリネット:ポール・メイエ
クラリネット:アンドレアス・オッテンザマー
バスーン:ジルベール・オダン
ホルン:ラデク・バボラーク
ピアノ:エリック・ル・サージュ



モーツァルト:オーボエ、クラリネット、バスーンのためのディヴェルティメント第5番 K.439b
(古部、オッテンザマー、オダン)

ドヴォルザーク:ノクターン ロ長調 Op.40, B.47
(ロメイコ、樫本、タメスティ、ボルケス、シェハタ)

シェーンベルク(ヴェーベルン編):室内交響曲第1番 Op.9
(ル・サージュ、樫本、ボルケス、パユ、メイエ)

   -----  休憩  -----

マルティヌー:マドリガル・ソナタ H.291
(パユ、ロメイコ、ル・サージュ)

ブラームス:セレナーデ第1番 Op.11
(樫本、タメスティ、堤、シェハタ、パユ、オッテンザマー、メイエ、オダン、バボラーク)
 


これだけの錚々たるメンバーでの演奏なので、すべての曲が素晴らしかったのですが、それぞれの楽器の美しい音が非常にクリアに良く聞こえてくるのがまた感動的でした。

明るい朱色のロングドレスの紅一点、ナタリア・ロメイコは初めて名前を聞くヴァイオリニストだったのですが、紗矢香ちゃんが一位になった翌年のパガニーニ国際コンクール1位になったヴァイオリニストなんですね。 ドヴォルザーク「ノクターン」での憂いのある音色が印象的。
マルティヌーのマドリガル・ソナタではパユの瑞々しく透明感のある美しい音が素晴らしかった。 

曲目で圧巻だったのは前半後半それぞれのトリに置かれた2曲。
シェーンベルクの室内交響曲第1番は15人編成で演奏された曲ですが、今回演奏されたのはそれをアントン・ヴェーベルンが五重奏に編曲したものです。 メロディーは私にはあまり耳触りが良いものではなく好みとは言いがたいながら、音符の密度の濃さ、5つの楽器から出される音の量とふり幅の広さにただただ圧倒された曲でした。 一人で弾くならまだしも、一糸乱れぬ5人のアンサンブルなんですものね! 圧巻のフィナーレにブラボーが鳴り止まず!!
私の手持ちCDのブラームスのセレナーデ1番はオーケストラバージョンなので室内楽編成での演奏は初めて聴きました。 ホルンの響きのせいか、どこか牧歌的でのどかな1楽章はこの曲のなかでも大好きな楽章。 以前ベルリンフィルのシュテファン・ドールさんが人数の少ない室内楽で他の楽器とバランスを取った音を出すのはけっこう大変なんですと仰っていたのを思い出しましたが、バボラークさんのホルンの音量のコントロールも絶妙でそれでいてまろやかに柔らかく響き渡ります。 クラリネットのオッテンザマーとメイエは2人とも2本用意して2楽章で変えていたような? 
まぁしかし、なんと美しい音楽なんだろう!!! シェーンベルクのただただ驚嘆という演奏とは異なり、大好きなブラームスの多彩な旋律をとっても幸せな気持ちでゆったりと聴く事ができました。

パユ、ル・サージュ、メイエ、オダンの4人は、すでに21日からレ・ヴァン・フランセの公演中です。 3箇所で行われる東京公演、曲目もそれぞれに違いオペラシティか三鷹でちょっと迷ったのですが、金曜日という事で三鷹市芸術文化センターでの公演を聴きに行く予定にしています。 三鷹ではなんと6回目の公演で、メンバーもホームグラウンドの一つのように感じているのだそうです。 
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