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9月2日 辻井伸行 音楽と絵画コンサート
2016/09/04(Sun)
9月2日に東京芸術劇場で行われた辻井君のコンサートを聴いて来ました。

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「音楽と絵画コンサート」と題した今回のコンサートは、彼の奏でる音楽を舞台上に設置した巨大スクリーンに映し出された著名な絵画や写真と共に楽しんでもらうというコンセプトの初めての試みだそうです。
この日のコンサートは完売。 年齢層は少し高めで女性の比率が若干多かったように思います。


<第1部> 人気の自作×美しいフォトグラフ

美の巨人たち オープニング・テーマ <Various>
川のささやき <ピサロ、シスレー、カイユボット>
ロックフェラーの天使の羽 <幼少の頃の写真>
セーヌ川のロンド <幼少の頃の写真>
風の家 <マヨルカ島訪問時の写真>
ヴェネツィアの風に吹かれて <ヴェネツィアの写真>
コルトナの朝 <トスカーナ地方の写真>
ジェニーへのオマージュ <海外ツアー時の写真>
美の巨人たち エンディング・テーマ <ガウディの作品>


<第2部> クラシックの名曲×著名絵画

ドビュッシー
 2つのアラベスク <ルノワール、ドガ>
 夢 <ルドン>
 月の光 <クレー>
ラヴェル
 亡き王女のためのパヴァーヌ <モネ>
 水の戯れ <モネ>
ショパン
 バラード第1番 <フェルメール>
 英雄ポロネーズ <Various>

<アンコール>
 ショパン:ノクターン第20番遺作
 服部隆之:真田丸紀行
 リスト:ラ・カンパネラ
 


第一部は彼自作の曲にちなみ、曲にインスピレーションを与えてくれた想い出の場所の風景写真や辻井君自身、ご両親の写真が演奏に色を添えます。 スライドショーのように単純に次々に写真が変っていくのではなく、一つの写真でも一点にフォーカスしたり、ズームバックしてみたりと魅せ方も様々に工夫されていました。 数曲ずつ辻井君ご本人が曲の紹介をしてくれたのも良かった。
彼のピアノはしっかりとしたタッチながらも繊細さや歌心に溢れ、客席はあっという間に辻井ワールドに惹き込まれていく感じでした。 旅先や日常のちょっとした出来事から感じ取ったものを旋律で表現する彼の才能は恐ろしいほどに素晴らしいものですが、私が一番気に入ったのは「ロックフェラーの天使の羽」。 触ってみたくてせっかく足を運んだのに高い位置にあって直接触わることのできなかったロックフェラーのクリスマスツリー。 それでも傍らにあった天使の羽のオブジェに触ることができてクリスマスらしい温かな気持ちになれたということから生まれた曲だそうです。 天使の清らかさを感じるような綺麗な曲で調べてみたところ変ホ長調なのだけれど、ちょっぴり悲しげな音の響きがあって、そこに妙に惹かれました。 やっぱりクリスマスツリーに触れなかったことが12歳の少年としては残念で悲しかったのかな?なんてね。

第2部のお供は著名な絵画。 ルノワールやドガの絵は映写の仕方の上手さに感心したりもしたのですが、ラヴェル以降は圧巻の演奏の前に全く無用の存在となってしまいました。 第1部はコラボレーションとして成功していたと思いますが、さすがに不朽の名曲の渾身の演奏には名画も太刀打ちできないですよね・・・。 演奏以外のものには全く気がいかなくなりますもの。
水の戯れ、バラード第1番、英雄ポロネーズは圧巻としかいいようがありません。 ショパンのバラード第1番は自分の中では「椿姫の黒のPDD」になってしまっていて、ふだんは音楽を聴くとバレエの1シーン1シーンが少しずつ霞めるのですが、今回は辻井君の奏でるピアノの音以外には何もありませんでした。 改めて美しく強く悲しい曲なんだなぁぁと。

アンコールは3曲も。 真田丸紀行が聴けたのも嬉しかったですが、3曲目の情熱的なラ・カンパネラが素晴らしかった。 鳴り止まない拍手に「今日はこれでお仕舞いです」と、最後はピアノの鍵盤蓋を閉めて丁寧にお辞儀をしてステージを去っていった辻井君。 お茶目です♪  
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