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2月25日 辻井伸行x三浦文彰 究極の協奏曲コンサート
2016/02/29(Mon)
辻井伸行x三浦文彰 究極の協奏曲コンサート

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読売日本交響楽団
指揮:クリストファー・ウォーレン・グリーン

三浦文彰(ヴァイオリン)
 マスネ:タイスの瞑想曲
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲二長調

  --- 休憩 ---

辻井伸行(ピアノ)
 ラフマニノフ:前奏曲 作品32の12
 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43 第18変奏
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調

<アンコール:三浦&辻井>
ガーシュイン:プレリュード第3番



2月25日にオーチャードホールで行われた「辻井伸行x三浦文彰 究極の協奏曲コンサート」に行って来ました。

文彰くんの演奏を初めて聴いたのは2012の3月11日、ヤクブ・フルシャ率いるプラハ・フィルハーモニア管弦楽団のコンサートでした。 その時の演目もチャイコのヴァイオリンコンチェルトだったのですが、彼もオーケストラの演奏も素晴らしく、それ以来お気に入りなヴァイオリニストです。 
チャイコのコンチェルトは彼が16歳でハノーファー国際コンクールで優勝した時のファイナルで演奏した曲だったために演奏を求められる機会も多く、これまでかなり弾き込んで来た曲との事です。
一楽章はカデンツァで美音をたっぷりと聴かせてくれましたが、演奏自体はわりとあっさりしていたように思わなくもなく・・・。 指揮者のグリーンさんが若干抑え目気味だったからかもしれませんが、オケもおとなしめですっきりな仕上がりだったような。 それでも最後の盛り上がりは華やかで、最近はこの曲ではもう当たり前なのか?拍手が会場全体から沸き起こりました。 文彰くんのヴァイオリンの音色は2楽章からはより艶やかに瑞々しく響き、2楽章は抒情的で美しかった。 3楽章はオケと競い合いを楽しむかのようにさらに若いエネルギーを爆発させて情熱的に軽快に飛ばしてくれました。 低音も高音も澄み切っていて綺麗な音でした。 グリーンさんを見る目が真剣そのものだったのも印象的です。
チャイコの前のタイスの瞑想曲は伸びやかに美しい音色でした。 

休憩を挟んだ後半は辻井くん。 ニュースステーションが取り上げてくれていたおかげで彼が子供だった頃から知っていましたし、TVなどでは演奏を聴いた事は何度もあったのですが、生演奏を聴いたのは今回が初めてでした。
彼のプログラムはラフマニノフづくし。 独奏の2曲は柔らかくて繊細な音と粒立ちがよくキラキラとした音のコントラストがとても印象的でした。
数あるピアノコンチェルトの中でも最も難易度の高い曲の一つといわれる3番。 鍵盤が全く見えていない演奏者とは信じられないほどの圧倒的な演奏。 1楽章ではその奇跡的な光景と紡ぎ出される生きた音を目の当たりにして驚愕というか・・・感動のあまり涙が出てきました。 姿を見ていると涙が止まらなくなりそうだったので、しばらくは目を瞑って耳に入ってくる音に集中。 テンポが早くても打鍵は強くそれでいて決して乱暴ではなく、キラキラ輝く音一つ一つに生命力が感じられるのですよね。 2楽章からは落ち着いて彼の演奏を見ながら聴く事ができましたが、3楽章の最後まで、表現力豊かに音楽にその身を委ねたような渾身の演奏は言葉にならないほど素晴らしく圧巻でした。
オーケストラも見事だったと思います。 特に木管群の音が美しく聞き応えがありました。  

アンコールは辻井・三浦両氏によるガーシュインのプレリュード。 この公演での即席ペアとはいえなかなか息の合った演奏だったと思います。 文彰くんがけっこう気を使っていたのかな? この2人は今年の大河「真田丸」のオープニングのテーマ曲(ヴァイオリン)とエンディングの紀行BGM(ピアノ)演奏を担当しているのですが、偶然のキャスティングなのでしょうか? やるなぁ、NHK(笑)。

2月16日の千葉県市川を皮切りに28日の栃木県宇都宮まで全10公演がすべて完売だったという驚異的なこのツアー。 世界的な演奏レベルの注目若手日本人ソリスト2人に磐石のオケと人気のあるクラシックの名曲中の名曲というプログラムのなせる業だと思いますが、期待以上の素晴らしいコンサートでした。 売れっ子二人のスケジュールを合わせるのは大変かもしれませんが、近いうちに「究極の協奏曲コンサートpart2」を是非実現させて欲しいものです。 できれば二人でのデュオ・コンサートも企画して欲しい!!
文彰くんが「真田丸」のテーマも弾くという5月のリサイタルは、行きたいのはやまやまながら、あまりに5月にいろいろ予定を入れてしまっているため諦めざるを得ないのですが、これからも2人のコンサートは可能な限り聴いてみたいと思います。
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