2月6日 ザ・クラリノッツ コンサート
2016/02/07(Sun)
昨日三鷹市芸術文化センターで行われたザ・クラリノッツの「"ON STAGE" ~オペラ、舞曲、そして映画音楽とともに~」というコンサートに行って来ました。 
クラリノッツとはオッテンザマー父と息子2人から成るトリオです。

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ザ・クラリノッツ The clarinotts, Clarinet Trio
 エルンスト・オッテンザマー(ウィーン・フィル クラリネット主席)
 ダニエル・オッテンザマー(ウィーン・フィル クラリネット主席)
 アンドレアス・オッテンザマー(ベルリン・フィル クラリネット主席)
ピアノ:菊池洋子

 
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
  歌劇『皇帝ティートの慈悲』より「私は行くが、君は平和に」
  歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より「風はおだやかに」
  歌劇『後宮からの逃走』より「どんな責め苦があろうとも」
ベーラ・コヴァーチ
  ファリャへのオマージュ (ダニエル&ステージ外のアンドレアス)
  カーシュインへのオマージュ(アンドレアス&菊池)
  ショレム・アレイヘム (ダニエル&アンドレアス&菊池)
ジョアッキーノ・ロッシーニ
  踊り

      --- 休憩 ---

ペーター・レーヘル
  マンハッタン・スウィート、ウディ・クラリネッツ
フランツ・チブルカ
  ブロードウェイ・インプレッションズ
ルイス・ボンファ
  オルフェの歌
ベーラ・コレーニ
  ファイヴ・アンド・モア(テイク・ファイブ)

<アンコール>
フランツ&カール・ドップラー:「リゴレット・ファンタジー」
バリー・マニロウ:「コパカバーナ」


父エルンストとダニエルがウィーンフィルの主席クラリネット奏者、弟アンドレアスがベルリンフィルの主席クラリネット奏者と、これ以上のグレード、しかも親子で3人ともイケメンなんて!!  はないだろうというトリオは2005年に結成されたとの事です。
家でそれぞれが練習しているうちになんとなく合奏として興じるようになり、ごく自然ななりゆきでオッテンザマーアンサンブルとしてコンサートを始めたとか。 その当時はまだダニエルが19歳、アンドレアスは16歳だったそうです。 
私は全く知りませんでしたが、三鷹では結成後早々に2006年に3人でのコンサートが開催されています。 

前半のモーツァルトの3曲はクラリネットのみ。 お父さんが吹いていたベルが付いているのがバセットホルンなのかバスクラリネットなのか分からないのですが、3本のクラリネットだけでも音域の幅と音の厚み強弱など実に多彩な音が生まれるものなのですね。 音そのものの美しさや上手さ、アンサンブルとしてのいろいろな表情を楽しませてもらいました。

「ファリャへのオマージュ」はダニエルのクールな独奏かと思いきや、突然ステージの外から呼応するようなクラリネットの音(アンドレアスがステージ袖、客席の最後列あたりと移動しまくった模様)が聞えてきて、笑いも漏れるちょっと楽しい展開に。  ですが、スペインをはっきりと感じさせるリズムが効いているノリのいいカッコいい曲でした。 「ガーシュインへのオマージュ」もそれと分かる軽快な旋律が良かったです。 「ショレム・アレイヘム」はイディッシュ語で「あなたに平和を」というほどの日常的挨拶の言葉なのだそうですが、哀愁漂う出だしのメロディーはどことなく中東音楽を思わせます。 後半はアップテンポでダニエルとアンドレアスの丁々発止が繰り広げられ熱いエンディングに。 2人は演奏中の譜面台の高さが違うんですよね。 ダニエルは高めでアンドレアスは低めなので、お父さんが抜けて二人が譜面台を向かい合わせに置くとお兄ちゃんが弟を押さえつけているよう(笑)。

再び親子3人だけのロッシーニの踊りでは、ダニエルがピアノの椅子に座り、楽器もエンドピンを付けたバスクラリネット(バセットホルンかもしれませんが)に変えて演奏。 お父さんのクラリネットとともに低音が厚みを増してアンサンブルがより重厚になり、掛け合いも絶妙でとても素晴らしい一曲でした。

後半はすべて菊池さんも加わったアンサンブルで。 最初にアンドレアスが、前半のクラシック中心とは違ったもっとフリーな音楽を楽しむプログラムと紹介してくれた通りに映画音楽、ミュージカルの有名な曲が多く含まれ、サウンドもリズムもフリーといった感じでした。 そして遊び心があって尚且つ超絶技巧・・・。
個人的には耳に馴染んでいる「オルフェの歌」とテイク5をアレンジした「ファイヴ・アンド・モア」が絶品に聞こえました。

アンコールの2曲も含めて最後まで、一曲たりとも惹き込まれなかった演奏はなかったほどに圧巻で、それでいてその特別で素晴らしい音楽との距離感のないアットホームな空気のあるコンサートでした。

終演後にはCD購入者へのサイン会があり、1月20日にリリースされたばかりのCD「THE CLARINOTTS」を購入した私も3人のサインをもらっちゃいました♪ CDは今度の週末にじっくり聴いてみようと思っています。

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コメント
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ボクはこの日、白鳥をハシゴしちゃったんだよ。
2016/03/08 21:25  | URL | シロジャビ #-[ 編集] ▲ top
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東バと牧の「白鳥」でしょー、いいなぁぁぁ。
ボリショイで一番好きなのはスクヴォルツォフなので、牧の白鳥はとってもとっても見たかったの(悲)。
2016/03/09 23:02  | URL | M #il9tusdg[ 編集] ▲ top
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