ミハイロフスキー・バレエ「新春特別バレエ」 1月2日
2016/01/04(Mon)
今年もマールイが来てくれました!!
1月2日に見てきた「新春特別バレエ」の感想をささっといきます。


2016011801.jpg



第1 部「くるみ割り人形」より第2 幕 ~おとぎの国~
マーシャ: アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
王子: ヴィクトル・レベデフ
ドロッセルマイヤー:アレクセイ・マラーホフ
くるみ割り人形:アレクセイ・クズネツォフ
ネズミの王様:ミハイル・ヴェンシコフ
コロンビーナ:タチアナ・ミリツェワ
ピエロ:マクシム・ポドショーノフ
スペイン人形:ワレーリア・ザパスニコワ、アレクサンドル・オマール
アラビアの人形:オリガ・セミョーノワ
中国の人形:ロマン・ヴォルコフ、エレーナ・ニキフォロワ
パストラル:アンナ・クリギナ、エカテリーナ・ホメンコ、アンドレイ・ラプシャノフ
トレパック(ロシアの人形):アンドレア・ラザコヴァ、アーラ・マトヴェーエワ
                ニコライ・アルジャエフ、パーヴェル・マスレンニコフ
ワルツ:ユリア・カミロワ、エラ・ペリソン、
     スヴェトラーナ・ベドネンコ、アスティク・オガンネシアン
     デニス・モロゾフ、アンドレイ・マスロボエフ、
     ニキータ・ナザロフ、アンドレイ・カシャネンコ 

一年ぶりのマールイのくるみですが、ダンサーにとっても一年ぶりのたった1回だけのボヤルチコフ版「くるみ」になるんですよね・・・。 それでもこの版に慣れ親しんでいるダンサーたちの踊りからはそんな事はこれっぽっちも感じられません。
マラさん、相変わらず綺麗なプロポーションでドロッセルマイヤーを怪しく美しく踊ります。 体も良く動いているなぁ。 クズネツォフはちょっと本調子ではなかったかも。 しかしまぁ、しっかりネズミの王様踏みつけていましたねー。 ヴェンシコフも踏みつけられるためだけに出てきてくれてご苦労様です♪ 
ミリツェワのコロンビーヌも変らず愛らしく、ポドちゃんとのコンビも息はぴったり。
オマールのスペインは切れがあるけど柔らかい。 
アラビアのセミョーノワは少し体に丸みが出たような気もしましたが、しっとりとした妖艶さがあって良かったです。 おつきの4人、アンナさん、スヒフ、マルチナさんともう一人は誰だろう? 
中国のコンビは初めての2人かな? 2人とも上手かったです。 特にニキフォロワちゃんのきびきびとした動き、高い跳躍が良かった。 そういえば、昨年中国を踊っていたチーカが退団してしまったようですね・・・。 数ヶ月前にバレエ団のリストから名前が消えているのに気づきました。  
パストラルの3人も安定感抜群。 ただ、ラプシャノフは去年の方がもっと踊りが冴えてたな。
トレパックは去年より音楽が若干遅かったのか?4人とも余裕をもって踊っていたような気がします。マトヴェーエワ、相変わらず綺麗だわ♪
と、ここまでは磐石の出来で良かったのですが、花ワルがちょっとマールイらしくなかったというか・・・。
コール・ドのメンバーもかなり変っているのでボヤルチコフ版を踊った事のないダンサーもいるせいか、纏まりがないというかぎこちなさが垣間見えるというか、なんとなく目にしっくりこないんですよね。
主役の二人もまた然りで、おそらくレベデフはボヤルチコフ版の王子は踊っていないと思うし、ヴォロンツォーワも踊っていない。 ましてやペテルブルグでもこの2人はふだんペアを組んで踊っていないので、パートナリングがいまいち。 レベデフが一度ヴォロンツォーワを上げ損なって瞬時に諦めた潔いほどのリフト失敗なんてのもありましたし。 でも2人それぞれの踊りは良かったです。 ヴォロンツォーワはマーシャらしい可愛らしさと安定感があり、レベデフは柔らかさと美しさがあってともかく上手い。 ヴァリエーションも難度の高そうなパをさらっと決めていましたしね。 ただヴォロンツォーワの踊りが周りのダンサーたちとは違うせいもあって、花ワル全体が一つの綺麗な流れではなく、なんとなく違うパーツパーツを無理やり繋ぎ合わせたような感じに見えました。
好きだった作品が全く見られなくなってしまうのは言うまでもなく悲しい事ですが、今回のように何か違う・・・というような思いで見るというのもそれはそれで複雑な気持ち。


第2 部 「白鳥の湖」より第2 幕 ~オデットと王子、湖畔の出会い~
オデット: アナスタシア・ソボレワ
ジークフリート王子: ファルフ・ルジマトフ
悪魔ロットバルト:ウラジーミル・ツァル
小さい白鳥:アンナ・クリギナ、エレーナ・ニキフォロワ
       ヴェロニカ・イグナツェワ、ナイリア・ラトゥポワ
大きい白鳥:アスティク・オガンネシアン、スヴェトラーナ・ベドネンコ、アンドレア・ラザコヴァ

ソボレワは昨年の日本公演後、ペテルブルグで何度も白鳥の湖の全幕を踊って来ているのでとても落ち着いていて、シーンに応じた感情表現も自然だったし、ルジとの共演という事にそれほど臆することなく踊っていたと思います。 相変わらず腕+手が長すぎるくらい長くてほっそりしたプロポーションは白鳥向きです。
王子のルジは年齢を考えると信じられないほどしまった身体をキープ。 ですが、あまりに自己の世界に没入しているため一人浮きまくっているように見えました。 
ツァルは体がよく動いていて凄みもあって良かったです。
コール・ドはかなりばらばらに見えました。 ゴルスキー版は湖畔でも白鳥たちの動きがもともと忙しないのでもう少し揃えて欲しいです。


第3 部 「ローレンシア」より
ローレンシア: イリーナ・ペレン
フロンドーソ: イワン・ワシリーエフ
パスクアラ(ローレンシアの友人):タチアナ・ミリツェワ
メンゴ(ヴァイオリン弾きの農民):デニス・モロゾフ
エステヴァン(フエンテ・オヴェフナ村の議長):アレクセイ・クズネツォフ
フアン(フエンテ・オヴェフナ村の議長):ロマン・ペトゥホフ
パ・ド・シス:イリーナ・ペレン、イワン・ワシリーエフ
       ワレーリア・ザパスニコワ、アスティク・オガンネシアン
       アンドレイ・ヤフニューク、ヴィクトル・レベデフ
カスタネット・ダンス:マリアム・ウグレケリーゼ、アレクセイ・マラーホフ
フラメンコ:オリガ・セミョーノワ
       アレクサンドル・オマール、アンドレイ・カシャネンコ

第2幕のローレンシアとフロンドーソの結婚式の場面のみを上演。 なので配られたキャスト表の騎士団たちの出演はありませんでした。
結婚式なので明るく楽しい雰囲気なのがいいですね。 結婚する2人と友人たちの白い衣装とは対照的なディベルティスマンの衣装もとても鮮やかで祝宴に華やかさと彩を添えています。 カスタネットとフラメンコは陽気さと熱い情熱というスペイン情緒溢れる踊りが見応えがありました。 そしてゆっくりな動きでも激しいステップでもみんなポーズがとても綺麗に決まって流石のキャラクテールダンス。
パ・ド・シス、男性3人は踊りのスタイルは3人3様ですが豪華なメンバーを揃えてくれて嬉しいです。 特にヤフニュークとレベデフの並び、伸びやかでノーブルなラインは眼福。 レベデフの踊りは自信と責任にしっかり支えられているような踊りですね。 高いレベルの踊りを見せたいというような気持ちを感じます。 最初の数回転を大きくゆっくりとタイミングを取るようにして、その後を高速でぶれなく回るというピルエットが印象的(すみません、これはくるみでの踊りでした 1月5日追記)。 
ワシーリエフはソロで彼らしい豪快さを見せていましたが、白い衣装のせいかもしれないけれどちょっと太りましたかね? ペレンとの並びがあまり良くなくてちょっと残念。 そのペレン、踊りは丁寧でラインも綺麗だし、片方の足が頭につくほどのふわっとしたジュテの連続などは素晴らしかったですが、全体的にもう少し踊りにキレが欲しかったです。  


3演目ともちょっぴり不満が残る文章で〆てしまいましたが、それは自分が欲張りなだけで、十分楽しんで来たのですよー。
なんといっても世界中で一番好きなバレエ団ですから、こうであって欲しい! もっといけるはず!!という気持ちが強いあまりについつい・・・。 新しい年がマールイとともにやって来るという幸せに感謝しないわけがありません♪
この記事のURL | バレエ鑑賞記 2016年 | CM(1) | TB(0) | ▲ top
<<マールイ終了(悲) | メイン | 新春>>
コメント
- 管理人のみ閲覧できます -
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/01/10 08:29  | | #[ 編集]
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://amlmlmym.blog15.fc2.com/tb.php/3110-00b184fa

| メイン |