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アカデミー・バレエ「親子で楽しむ年末バレエ・ガラ・コンサート」 12月26日
2015/12/30(Wed)
26日にサンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエの「親子で楽しむ年末バレエ・ガラ・コンサート」に行って来ました。
いや、なぜか、場所が東京文化会館だからか、3部構成だからか、会場に着くまで親子ガラだという事をすっかり忘れていまして、お子さんの多さに「あ、そうだった・・・」と思い出した次第です。  
プログラムでは3部構成休憩2回で2時間25分となっているのですが、実際は3時間かかってしまったので、4歳以上を対象にする公演としてはちょっと長すぎましたかね? 私はたっぷり楽しめたので嬉しかったですが、おとなりの親子は2部途中からお子さんがぐずり始め、3部は見ずに帰られた模様。


<第1部>
「レ・シルフィード(ショピニアーナ)」
音楽: F.ショパン 振付: M.フォーキン

ノクターン:アーラ・ボチャロワ、エレーナ・チェルノワ、
      オルガ・ミハイロワ、アルチョム・プハチョフ
ワルツ11番:エレーナ・チェルノワ
マズルカ:アーラ・ボチャロワ、アルチョム・プハチョフ
プレリュード:オルガ・ミハイロワ
ワルツ7番:アーラ・ボチャロワ、アルチョム・プハチョフ
サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ


アカデミーのレ・シルフィードは今年舞台美術などが一新されたばかりとの事です。    
幕が開き、目に飛び込んできた白の世界は絵画のように美しくロマンティック。 
今回のツアーのプログラムでは詩人はステファン・デミンとなっていましたが、プーちゃんに変更で、個人的にはサポートだけの白鳥アダージョよりは詩人の方が踊りを見られるのでラッキー♪  プーちゃんのスラリとしたスタイルの良さとエレガントなラインが目を惹きます。 ワルツの終盤でみせた開脚ジャンプでの十分な高さと美しさはプーちゃんならでは。 バレリーナへのサポートも磐石でシルフの美しさを引き立てていました。
3人のバレリーナは皆そつなく。 くるみでもプーちゃんと組んでいるボチャロワはその落ち着いた風情からベテランなのかと思いましたが、2006年のワガノワ卒業生なんですね。 しなやかな動きのミハイロワも良かったです。
コール・ドは身長はバラバラでしたが、揃っていたし丁寧で優雅な腕の動きや上半身はとても綺麗でした。


<第2部>
「白鳥の湖」第1幕2場より アダージョ
音楽: P.チャイコフスキー 振付: M.プティパ、 L.イワノフ

オデット:ダリア・エリマコワ
王子:ステファン・デミン
サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ


やっとダーシャが見られました(ここまでくるみだけの長いツアーなので、自分が見たくるみでもどこかに出ていたのかもしれないけれど、全く分からず)。 彼女がマールイにいる時からオデットを見てみたいと思っていたので、演目チェンジでダーシャが黒鳥から白鳥に変わったのも個人的にはラッキーでした。 身長も高く手足も細く長いので白鳥のチュチュがよく似合いますね。 ダーシャも脚がまっすぐで綺麗! すでにペテルブルグでは「白鳥の湖」全幕の主役を踊っているのである程度の自分のオデットというのもあると思いますが、音楽をしっかり捉えようとしていたし、しっとりと心を込めて踊っていたと思います。 ただ、正面向かって王子にリフトされた状態で開脚を繰り返すところ、少し前のめりになってかっくんばっしーんと、とっても動きが変でした。 なんであれ直させないのだろう? あれを全幕でやられたらいただけなさすぎるけど・・・。
王子のステファン・デミンは身長もあってダーシャとの並びも悪くなく、ダーシャがしっかり踊っていたのでサポートも無難に。 次回はしっかり踊る役で見てみたいものです。
コール・ドの中に、一人異常に足の長い長身ダンサーがいました。上手と下手に一列ずつに分かれた時に上手の一番奥にいたダンサーなんですが・・・。


「くるみ割り人形」第3幕より パ・ド・ドゥ
音楽: P.チャイコフスキー 振付: V.ワイノーネン

マリー:エレーナ・チェルノワ
王子:アレクサンドル・アバトゥーロフ
4人の騎士:ワディム・スモロディン、ヴィクトル・クズネツォフ、
        イーゴリ・ヤチュメネフ、ダレル・ザパロフ


主役2人は19日に見た全幕と同じ。
チェルノワは19日の方が踊りにぶれがなかったように思います。 アバトゥーロフは、ちょっとした表情や仕草がなぜか演歌を連想させる・・・。 ヘアスタイルのせい?? 彼の跳躍は柔らかく高いですね。
2人のコンビネーションはこの日の方が良かったです。


「ゴパック」(“タラス・ブーリバ”より)
音楽: V.ソロヴィヨフ=セドイ 振付: F.ロプホフ

アンドレイ・グドゥマ

上背のあるダンサーによるダイナミックなパフォーマンス。 大味でなくてしっかりコントロールされていて良かったです。


「眠りの森の美女」第3幕より パ・ド・ドゥ
音楽:P.チャイコフスキー 振付: M.プティパ

オーロラ姫:アーラ・ボチャロワ
デジレ王子:セルゲイ・クリュロフ


ボチャロワはけっこう下半身しっかりタイプで、踊りの安定感も半端ないレベルで見せ方も充分すぎるほど心得た落ち着き払ったオーロラ姫でした。 
一方王子のクリュロフは若干いっぱいいっぱいな感じ。 ヴァリエーションは最初は良かったのですが、次第に体力切れなのか失速してしまって最後までもつのかひやひやしました。 たぶん緊張していたのでしょうねぇ。


「スパルタクス」より アダージョ
音楽: A.ハチャトリアン 振付:L.ヤコブソン

フリーギア:アンナ・イグナツェワ
スパルタクス:セルゲイ・ダヴィドフ


友人によれば私も見ているはずなのだけれど、全く見たという記憶がなかったヤコブソンの「スパルタクス」。 踊りと演劇的表現の融合加減がソ連というか大昔の映画的というか・・・。 とんでもないところで思わず笑ってしまったし・・・。 現代の感覚のダンサーたちが踊るのは逆に大変だろうなぁ。 でも、ロミジュリのラブロフスキー版ではないけれど、こういうベースがあって触発されイメージを膨らませて別の作品へと繋がっていくのかもしれませんね。


「白鳥の湖」第2幕より 黒鳥のパ・ド・ドゥ
音楽: P.チャイコフスキー 振付: M.プティパ、 L.イワノフ

オディール:スヴェトラーナ・スミルノワ
王子:アレクサンドル・アバトゥーロフ


スミルノワは足が細くてめちゃくちゃ長い。 まさか彼女がコール・ドに混ざっていたとは思えないけど、こちらもバランスが悪いほどに長い(笑)。 踊り慣れているなーという感じのオディールで、アラベスクなどのポーズはとても綺麗でした。
またまた演歌な王子様のアバトゥーロフ、溌溂系のバジルとかだとどんな印象なんだろう? 親子ガラとはいえ、王子のヴァリで手拍子が起きたのにはびっくり。


<第3部>
「パキータ」より グラン・パ
音楽: L.ミンクス 振付: M.プティパ

パキータ:ダリア・エリマコワ
リュシアン将校:アルチョム・プハチョフ
ヴァリエーション:倉内七、スヴェトラーナ・スミルノワ
          アナスタシア・デミヤノワ、エレーナ・チェルノワ 


ダーシャはとても落ち着いていて客席とのアイコンタクトもごく自然で、真ん中で踊る事がごく当たり前の事になっているというのが良く分かります。 こういう彼女の姿を見られたのが本当に嬉しいです。 それでもまだ20代半ば、容姿・技術もこのバレエ団のなかでは特に優れているので、これから舞台数をこなす事によって、ますます良いプリンシパルダンサーになるでしょうね。 その成長振りをまた近いうちに見られるといいなと思います。
プーちゃんのプレゼンスが舞台をびしっとほどよくまとめていましたが、もう少し踊りにダイナミックさがあっても良かったかなと贅沢な要求。 充分美しく質の高い踊りでしたけれどね。
コール・ドは最初出てきた4人x2はかなりバラバラでおやおや~~だったのですが、チュチュの色が違ったペアが二人、また二人と登場して、全員揃った踊りの華やかさはやはりロシアのパキータ!という感じで良かったです。 ヴァリエーションはデミヤノワがちょっと弱かったですが、あとの3人は上手かったです。 倉内さんは赤からブルーのチュチュに着替えてのヴァリでしたね♪ 



さてさて終演後、プーちゃんから最近のオーリャの様子を聞く事が出来ました。 こうすけさんからの情報(いつもありがとうございます)も一緒にご報告すると、今は小さな劇場で指導をしていて、そちらに時間を取られるので本人が踊る時間がなかなかとれないとの事。 でもとても元気だそうです。 おふたりのお子さんのディアナちゃん(美少女♪)はもう6歳で来年は小学校に入学ですって。 やはり身長が高く、運動が好きなお嬢さんみたいです。 
すでにバレエ団の皆さんはペテルブルグに戻っていますが、アカデミー・バレエ、時間をおかずまた来日して欲しいです。 
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