7月3日 新日本フィルハーモニー交響楽団コンサート
2015/07/05(Sun)
新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:ダニエル・ハーディング
会場:サントリーホール

ブラームス:悲劇的序曲
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 

  --- 休憩 ---

ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 
       (ピアノ:ラルス・フォークト)



ダニエル・ハーディング、私は昨年イザベル・ファウストがゲストだった時に聞いて以来の2回目ですが、新日本フィルのMusic Partnerに就任して今年でもう6期目なんですね。 そして来年からはパーヴォ・ヤルヴィの後任としてパリ管弦楽団の主席指揮者に就任する事が決まったそうです。 今回のゲストソリストであるフォークトのブラームスの2番を聴くのもこれが2回目ですが、1回目はそのヤルヴィとカンマーフィルとの昨年12月のコンサートでした。 なんかちょっと不思議な巡り合わせのような気がします♪
昨年のコンサートでのフォークトの演奏が素晴らしかったのと、彼のキャラクターになんとなくはまってしまい・・(笑)、是非また聴いてみたいと思っていたところにオールブラームスのこのプログラムがあったので即決でした。

悲劇的序曲
ブラームス好きなので好きな曲は多いですが、この曲もその一つ。 12~3分の曲の中に壮大な交響曲を思わせるような情熱的なメロディー、切なさ、わずかな明るさ、緊迫感など多くの表情をみせ、そのすべての旋律が美しく素晴らしい。 
16型の大編成ですが、弦は重厚な響きではなく透明感があり綺麗にまとまった音できかせます。 ただ、管、特に金管楽器がいまいち張りのない音だったのは残念。

ハイドンの主題による変奏曲
ブラームスは変奏曲を得意とし、45年ほどの作曲家活動の間に変奏曲を16曲作曲していますが、作曲した変奏の総数は150を超えるとも言われているのだそうです。 一つの主題に様々な発想を得て次々に新しい命を吹き込むように新たな旋律を生み出していくような作業が好きだったのでしょうか?
管楽器もこの曲は持ち直したと思います。 オーボエは生き生きと表情豊かで良かったし、出番の多かったホルンも安定した音だったし。 そのオーボエとホルンが活躍する第4変奏のアンダンテ・コン・モートの出だしがいつ聞いても「マノン」の寝室の出だしの音楽を思い出させるんですよね・・・(笑)。 ここ大好きです♪

ピアノ協奏曲第2番
フォークトの印象は12月のカンマーの時とほぼ同じで、豪快さこの上ない演奏っぷりを見せたかと思えば神経を可能な限り研ぎ澄ませて繊細なタッチで滑らかに優しく歌ったりと多彩な表現力。 カンマーとの共演ではフリースタイルでオケとの丁々発止も限界ぎりぎりくらいまでのエキサイティングな演奏でしたが、新日本フィルとの共演はオケとの対話がもっと穏やかで絶妙なバランスだったように思います。 これはハーディングの意図されたコントロールとも思いますが。 カンマーとの演奏はゾクゾクするほどエキサイティングで楽しくて魅了されましたが、この日の演奏は曲そのものの素晴らしさをより味わえたような気がして満足度もかな~り高かったです。 大好きな3楽章、気持ちを静めてくれるような穏やかなチェロの音色。 自分の席からはピアノの陰で演奏している木越さんが見えなかったのが残念ですが、ターニャ・テツラフの時と同様、フォークトは木越さんがソロで弾いている時は身を乗り出して聞き入り、演奏はチェロを引き立てて寄り添うような優しいものでした。 
4楽章はハーディングを軸にフォークトとオケの息の合い方が実に見事で気持ちよく、華やかなエンディングに向かって軽快に飛ばしあっという間に終わってしまった感じでした。 もっと聴いていたかったなぁ。
オケは前半2曲より断然良くて、滑らかで洗練された音を出しながら十分に情熱的で素晴らしかった。 この曲を聴き終わって、やっぱりピアノコンチェルトで一番好きなのはブラームスの2番!と改めて感じさせてくれたのもフォークトと同じくらいオケの力も大きかったかもしれません。
フォークトもハーディングも演奏後は満面の笑みで納得のパフォーマンスだったようです。 熱い抱擁を交わしたり(笑)、軽い投げキスなどしたりして仲良しさんですね。
フォークトは今後も機会があれば数多く聴いてみたいです。 
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