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6月9日 庄司紗矢香 ジャンルカ・カシオーリ デュオ・リサイタル
2015/06/19(Fri)
ヴァイオリン:庄司紗矢香
ピアノ    :ジャンルカ・カシオーリ
会場    :サントリーホール
 
2015061901.jpg


モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第35番 ト長調 
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 

     --- 休憩 ---

ストラヴィンスキー:イタリア組曲
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調

<アンコール>
 シュニトケ:祝賀ロンド
 シルベストロフ:「ポスト・スクリプトゥム」から第2楽章



もうだいぶ経ってしまいましたが、6月9日にサントリーホールで庄司紗矢香さんとジャンルカ・カシオーリのデュオコンサートを聴いてきました。
この二人のコンサートは3度目になると思うのですが、私は今回初めて聴きに行きました。 
この日の紗矢香ちゃんは緑の地にピンク、オレンジ、パープルの大きなダリア(かな?)の花が描かれた華やかなロングドレス。 胸元に扇形のプリーツがあしらわれていて、華奢な彼女だからこそ!のデザインでした。 客席に森英恵さんがいらしたのでもしかしたら森さんのデザインした衣装なのかもしれませんね。 確か去年サンクトペテルブルグフィルとのコンサートで着ていた衣装も森さんデザインのドレスでした。


以下備忘録的に簡単に。

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第35番 
まろやかでシルキーで瑞々しいその音の美しさに出だしから魅了される。 強弱を思うままにつけたピチカート、ニュアンスのつけ方も多彩で本当に素晴らしかった。

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番 
6番はあまり演奏会で取り上げられる事のない作品との事でしたが、私にとっては大進くんとコンスタンチン・リフシッツのベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ集の第1弾の最初の曲であったため、けっこう親しみのある曲です。 
この日の演奏では2楽章のしみじみと歌い上げるような演奏が見事。 旋律の美しさを堪能しました。 対して1,3楽章ははっきりくっきりと切れ味鋭い演奏だったと思います。

ストラヴィンスキー:イタリア組曲
20世紀に活躍した作曲家の音楽となると苦手な域なのですが、ストラヴィンスキーはバレエ作品でいくつか聞いているのでそれほど心配してはいなかったものの、イタリア組曲は聞いた事がなかったので事前にyoutubeで予習しました。 明るくメロディーの綺麗な曲だったので安心。
この曲は1919年に作曲された「ペルゴレージの音楽による1幕の歌とパントマイムを伴うバレエ」という副題を持つバレエ組曲「プルチネラ(道化師)」が原曲となっているそうですが、バレエ・リュスの主宰者ディアギレフにより依頼されて書かれたのだそうです。 作品は以下の6曲から成ります。
 1.Introduzione (序奏)
 2.Serenata (セレナータ)
 3.Tarantella (タランテラ)
 4.Gavotte con due variazioni (ガヴォットと二つのヴァリエーション)
 5.Scherzino (スケルツィーノ)
 6.Menuetto e Finale (メヌエットとフィナーレ)

自分的には本日の白眉となったこの曲、ともかく紗矢香ちゃんの快活な演奏が素晴らしく、2楽章の重音、3楽章のタランテラのリズム感、4楽章のピチカートなどは圧巻でした。 各楽章とも突然終わってしまうようなラストなのですが、常にカシオーリとぴたりと呼吸があっているのも見事でした。 フィナーレもエネルギッシュに盛り上がりました。 
会場で配布されたプログラムに紗矢香ちゃんからのメッセージが掲載されていて、イタリア組曲はストラヴィンスキー自身の実演とリハーサルでのテンポやアゴーギクのコメントを研究し、それを最大限尊重する方向で準備をしたとありました。 ご本人たちにとっても納得の最終演奏だとしたらこちらも嬉しいです。
ところで、2楽章の後、紗矢香ちゃんが下手袖奥を見ていましたが、楽譜がめくれてしまうような空調が気になっていたのかな? 

ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調  
出だしのピアノのメロディーからしてラヴェルらしい曲調。 特に2楽章のしっとりした音色が美しく紗矢香ちゃんの美音が非常に生きる曲ですね。 そういえば、かなり昔に彼女の演奏を聞き始めたころ、鳥肌が立つくらいしびれてしまったのが同じラヴェルの「ツィガーヌ」でしたっけ。 

アンコールは2曲とも初めて聴く曲でした。 カシオーリがアンコール曲を紹介した際にシュニトケと聞いて「うわ、苦手・・・」と拒否反応を起こしたのですが、意外にも古典的な曲でメロディーが繊細で美しい曲でした。 2曲目のシルベストロフは作曲家の名前も初めて聞いた次第ですが、静かな旋律に心が落ちつきました。 現代音楽の作曲家による古典的な香の強い曲を紹介してくれたお二人。 プログラムの古典&モダンの融合をこんな形で表現してしまう選曲のセンスもさすがです。
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