モンテカルロ・バレエ団 「白鳥の湖」 途中ですが・・・
2015/03/01(Sun)
モンテカルロバレエ団の「LAC ~白鳥の湖~」は27日初日を見て来ました。
全く予備知識がないと展開を把握するのが辛いだろうと思ったので、開演前にプログラムのストーリー解説だけはしっかり目を通しました。
ロットバルトにあたるのが魔力を持った夜の女王で黒鳥の母親です。 一応王子の物語とはなっていますが、マイヨーがコピエテルスに振付けたこの作品の主役的な存在ですね。 
以下ざっとかいつまんだストーリーですが、物語は映像で写されるプロローグから始まります。 

<プロローグ・映像>
幼い王子が彼の両親と出かけたピクニックで出会った一人の少女を気に入って、2人で仲良く遊んでいるところに夜の女王が自分の娘を連れて行き、王子の気をなんとか娘に向かせようとするけれども王子は全く感心をしめさないどころか邪険に扱う。 その事に腹を立てた夜の女王は少女を王子から引き離し連れ去ってしまう。
<1幕>
城で結婚適齢期を迎えた王子の舞踏会が開かれている。 王子との結婚を望む女性たちが次々に現れ踊りを踊る。 息子を溺愛している王妃は王への愛情が薄れている。 そこへ夜の女王が自分の娘である黒鳥と大天使2人を連れ舞踏会に乱入する。 黒鳥は王子を、夜の女王は王を誘惑する。 夜の女王に心を奪われたような王に嫉妬し取り戻そうとする王妃。 王子の友人の狩人や彼らの友人、王子との結婚を望む女性たちも加わり、舞踏会は盛大な盛り上がりをみせるが、王子は黒鳥を含むすべての女性を拒絶し、一人幼い日の少女との思い出に浸る。

休憩  

<2幕>
王子は森にいる。 キマイラ(白鳥)たちに囲まれる王子。 そこに白鳥が現れる。 王子が興味をひかれ白鳥と踊るうちに夜になり白鳥は人間の娘に姿を変える。 王子はこの娘が幼い日のピクニックで出会った少女だと気づき、二人は瞬時に恋に落ちるが、朝が来て、再び白鳥となった娘は夜の女王たちと森の奥深くに消えて行く。 王子は愛を誓う。
<3幕>
宮廷では、王子が妻とする人を見つけた発表をするための華やかな舞踏会が開かれているが、そこに再び夜の女王が現れ、不穏な雰囲気に包まれる。 しばらくして大天使たちが白鳥を連れて来る。 夜の女王の陰謀を知らない王子と白鳥は再会を喜びPDDを踊る。 王子がすべての人々の前で白鳥に愛を誓う寸前に夜の女王は白鳥と黒鳥(衣装は黒ではなく、白鳥の衣装と似たデザインで裾の方にグレーの装飾がある)をすりかえる。 
王子はまんまと騙され黒鳥に愛を誓ってしまい、王子の裏切りを目にした白鳥はその場から逃げ去る。 過ちに気づいた王子は白鳥を追う。 自分達を欺いた事を許せない王妃は黒鳥を捕まえ首を絞めて殺してしまう。
<4幕>
王子は森に戻り、白鳥を探す。 王子の相談役の助けもあり白鳥を救い出せそうに見えたが、国王夫妻が届けた黒鳥の亡骸に激怒した夜の女王が白鳥を殺し、王子も嘆き悲しみ死んでしまう。 そして夜の女王が起こした嵐で湖(でいいのか?)に飲まれ2人の姿は跡形もなく消えてしまう。    


1幕の後に20分の休憩を挟んで2幕以降は通し。 前半・後半50分ずつという非常にスピーディーな作品でした。
音楽はアレンジもありますし、順番も入れ替わっていますが、それほどごちゃごちゃという感じではありませんでした。 
衣装も装置もシンプルでスタイリッシュでとても良く考えられたものだと思います。 森にいるキマイラたちは白鳥と一緒に鳥の姿にされた娘たちではなく、森の女王の手下なのですね。 腰の辺りの羽の装飾にグレーが混ざっていて、純白なのは白鳥ただ一人です。 3幕で白鳥と入れ替わった黒鳥も、最初は白一色かと見えたのに腰から下にかけて施された飾りにだんだんグレーの部分が目立ってくる工夫がされているのも見事。 
最後に白鳥と王子を舞台から消すために使った装置は天井から降りてくるシルバーグレーの大きな布。 それを2人の大天使が持ち舞台上を走りながら周ると、まるで嵐に湖面が膨らんだかのようになり、その布に隠れるようにして白鳥と王子が舞台からはける(たまたま隙間から足元が見えちゃったのが残念でしたが)というのも凄く効果的な演出でした。

正直1幕の前半はそれほど面白いとは思いませんでした。 ダンサーたちの衣装や踊りは良かったしアイディアも悪くはないですが、読み替えとしての魅力はオーストラリア・バレエ団の「白鳥」の方が勝っているように感じながら見ていました。 ですが夜の女王の登場からぐっと面白くなって来ました。 登場シーンはアリスのハートの女王のようでしたね。 大天使2人が女王のロングドレスの中に隠れて女王をかついているので凄い大女。 黒鳥である娘もあの中にいたのですよね? 

相当な中途半端ですが、最後まで書いてからと思っていると、時間が経つうちに仕上げるのを諦めてしまうので、とりあえずここまで先に。 続きはまた時間を見つけて!




王:アルヴァロ・プリート
王妃:小池ミモザ
夜の女王:モード・サボラン
王子:ステファン・ボルゴン
白鳥:アニヤ・ベーレント
黒鳥:エイプリル・バール
王子の友人(相談役):加藤三希央
闇の大天使:クリスティアン・ツヴァルジャンスキー、エディス・エルグク

[欺くものたち]
虚栄心の強い女:リイサ・ハマライネン
偽りの無関心を装う女:ノエラニ・パンタスティコ
放埓な女たち:アンハラ・バルステロス、アンヌ=ラウラ・セイラン
貪欲な女:ガエル・リウ

狩人たち:
ルーカス・スリーフット、レアルト・デュラク、コーエン・ハヴェニス、ジュリアン・ゲラン、
アレクシス・オリヴェイラ、ジョルジュ・オリヴェイラ、
ダニエレ・デルヴェッキオ、エドガル・カスティロ、ステファノ・デ・アンジェリス

その友人たち:
シヴァン・ブリツォワ、クイン・ペンドルトン、フランチェスカ・ドルチ、
アレッサンドラ・トノローニ、田島香緒理

キマイラたち(白鳥):
シヴァン・ブリツォワ、サラ・クラーク、ティファニー・パチェコ、エレーナ・マルザーノ、
フランセス・マーフィ、アレッサンドラ・トノローニ、クイン・ペンドルトン、ガエル・リウ、
リイサ・ハマライネン、アンヌ=ラウラ・セイラン、田島香緒理、ベアトリス・ウァルテ、
アンナ・ブラックウェル、キャンデラ・エッベセン

宮廷:
アンヌ=ラウラ・セイラン、ガエル・リウ、アンナ・ブラックウェル、フランチェスカ・ドルチ、
フランセス・マーフィ、アンハラ・バルステロス、シヴァン・ブリツォワ、
リイサ・ハマライネン、ベアトリス・ウァルテ

ジョルジュ・オリヴェイラ、アレクシス・オリヴェイラ、ルーカス・スリーフット、
ステファノ・デ・アンジェリス、ジュリアン・ゲラン、エドガル・カスティロ、
ダニエレ・デルヴェッキオ、コーエン・ハヴェニス、レアルト・デュラク
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