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2月5日 プラハ・フィルハーモニア管弦楽団コンサート
2015/02/12(Thu)
プラハ・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ヤクブ・フルシャ

スメタナ:連作交響詩 『わが祖国』 全曲
 「高い城」
 「モルダウ」
 「シャールカ」 

 ----- 休憩 -----

 「ボヘミアの森と草原より」
 「ターボル」
 「ブラニーク」

<アンコール>
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」より道化師の踊り
  


2月5日に池袋の東京芸術劇場で3年ぶりの来日となるプラハ・フィルハーモニア管弦楽団のコンサートを聴きに行きました。 指揮はもちろんフルシャ!
3年前の3月11日にサントリーホールで行われたこのオーケストラのコンサートを聴きに行ってその演奏の素晴らしさとフルシャの人柄(東日本大震災の追悼もありました)に深く感動してしまい、再来日をずっと楽しみにしていたのでしたが、コンサート前に残念なニュースを聞いてしまい少し淋しい気持ちで会場に向かいました。 というのもフルシャ氏は今シーズンで7シーズンに渡り務めた音楽監督を退任するそうで、オケとのツアーもラストツアーとの事。
6日のサントリーホールの公演も聴きたかったなぁ。

伝説の歌人ルミールの竪琴を表しているという 「高い城」の出だしのハープ(ハーピストはほっそりとしたとても綺麗な女性)のメロディがとても美しい。 このメロディはモルダウ川のほとりに聳える古城”ヴィシェフラド”の主題であり、わが祖国全体に使われる重要なモチーフなのだそうです。 ハープの音って物語への誘い役としてもぴったりですよね。
12型でコントラバスは5台の比較的小編成なオケですが、音量はほどよく、響きが綺麗です。 後半の弦、特に第1ヴァイオリンの音がとても澄み切っていてシャープだったなぁ。
「モルダウ」は河の流れが目に浮かぶような管楽器の掛け合いが良かったです。 あまりにも有名なメロディーは本当に美しいですが、川の上流から下流までの岸辺の風景も色彩豊かで聞き惚れてしまいます。
「シャールカ」はプラハ北方のシャールカ谷に伝わる伝説の女戦士シャールカの物語だそうですが、恋する男に裏切られたシャールカが怒りに燃え、復讐としてすべての男たちを皆殺しにするという話なのだそうです。 風雲急を告げるというくらいにドラマティックな出だし。 途中のどかな部分もありますが後半はかなり激しく、シャールカの怒りの様が思い浮かぶようですが、なんとなくワルプルギス的な狂気も感じさせます。 シャールカの主題というクラリネットのさり気なく蠱惑的な旋律と後半の金管の力強い演奏が印象的でした。 

「ボヘミアの森と草原より」 曲の始めは様々な楽器の音が入り混じり、宝石箱の中で宝石が煌きを放っているようなイメージでしたが、その後は田園や森林などの自然を連想できるメロディです。 ホルンのゆったりとした優しい音が特に耳に残っています。 弱音器をつけた(ですよね?)ヴァイオリンの音はか細く繊細な響き。 ここは管が素晴らしいハーモニーを奏でていて見事でした。 
「ターボル」と「ブラニーク」はフス教徒とカトリックの十字軍との戦いである「フス戦争」がテーマとなり、「ターボル」では先の4曲にはなかった重苦しさと荘厳さを感じます。 プラハフィルは弦の音が澄み切っていてとても綺麗ですが、管も安定しているので、ターボルとブラニークの象徴的なリズムを刻んだホルンも、ブラニークで鳴り響いたトランペットやチューバ?の勇ましい音も安心して聞いていられました。 フルシャの指揮もこの2曲は熱がこもり、特に「ブラニーク」は曲調にメリハリをもたせオケからドラマティックな演奏を引き出していました。  最後にまたヴィシェフラドの主題が現われ、ターボルとブラニークの主題と重なり華やかに迎えるフィナーレは感動的です。

軽快に奏でられたアンコールの「道化師の踊り」は、フルシャもオケのメンバーもリラックスして楽しそうでした。


フルシャは12月に都響で4回タクトを振る予定だったのですが、ウィーン国立歌劇場からの出演依頼を受けてそちらに出演する事になり都響への出演がなくなってしまいました。 第9を聴きに行こうと思っていたので非常に残念です。 ですが、ウィーン国立歌劇場からの出演要請を断る指揮者などいないでしょう!! 是非、劇場の期待を上回る良い演奏を! 彼はいずれは世界的にメジャーなオーケストラの指揮者になる人だと思いますが、都響への出演も回数を減らさずにずっと続けて欲しいです。 で、来シーズンは今シーズンのキャンセル分も含めてたくさん振ってくださいよね~~。 

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