ブラームス・シンフォニック・クロノロジー (3) 12月13日
2014/12/21(Sun)
ブラームス
大学祝典序曲
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 (ピアノ:ラルス・フォークト)

   ----- 休憩 -----

交響曲第3番 ヘ短調

<アンコール>
フォークト:ショパン ノクターン嬰ハ短調(遺作)
オーケストラ:ブラームス ハンガリー舞曲第10番ヘ長調
               ハンガリー舞曲第6番ニ長調


3日目は1880年ブラームス47歳で作曲した大学祝典序曲、48歳の時のピアノ協奏曲第2番、50歳での交響曲第3番


大学祝典序曲
ブラームスが1879年にブレスラウ(今はポーランドのヴロツワフ)の大学から名誉博士号を贈られた返礼として書かれた序曲で、ドイツの様々な学生歌を埋め込んだものなのだそうです。
切れが良くて明るく、晴れやかな祝典をイメージさせる格調の高さも感じられる10分ほどの曲。 管楽器の鳴らすラジオで流れていたメロディーが懐かしかった。


ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
素晴らしい演奏でした。 フォークトはダイナミックでオケを寄せ付けないような強靭なタッチを聞かせたかと思えば他の楽器に寄り添うように静かに優しく音を紡ぎ出したり、その表現力の多彩さは感動的なほど。 1楽章のペダル使いも印象的だった。 そしてリズムやテンポなどに独特なものがあって、演奏スタイルはヤルヴィ顔負けなほど思いのままのフリースタイル。 1番の時と同様オケの演奏に聞き入ったり観客の方を見すえたりリズムを刻んだりと演奏していない時も思うがまま。 特に3楽章のテツラフのチェロの独奏の時はぐっと身を乗り出すようにして彼女の演奏に耳を傾けていました。 トリオを組んでいる身近な存在ですしね。 
そのターニャ・テツラフのチェロは深く柔らかく優美な音色が本当に美しく、3楽章はピアノがチェロを引き立てていたようにも聞えました。 ぱっちりした目が印象的な美人のターニャの演奏する姿を見ているだけでもうっとりします。 3楽章は中間部で弦楽器が悲しげにすすり泣くようにピアノに語りかけるようなあのメロディーが大好きなんですよねぇ。 
4楽章はフォークトとオケの丁々発止の渡り合いが見事でした。 互いに負けじとしているのではなくその掛け合いを楽しむように音楽に没頭している奏者たちの姿には感動させられるものがありました。

フォークトのこの日のアンコールはブラームスではなくショパン。 くら~く切なく哀しい曲ですね。 フォークトの豹変振りも凄いです・・・。


交響曲第3番 ヘ短調
あまりにも素晴らしかった2日目の演奏を聴きながら、ヤルヴィさん+カンマー・フィルの音楽は麻薬だなと。 一度その音楽に魅せられちゃうと中毒になりそうな、魔力のようなものがあるんですよね・・・。 そしてそんな中毒患者の欲望をさらに満たしてくれたこの日のピアノ協奏曲2番の後にはどんな3番が続くのだろうと、わくわくと期待を膨らませて待っていたのです。
が、ちょっと肩透かしをくった感じの普通な演奏でした。 もちろん演奏は情熱的で表情豊か、オーボエ、クラリネット、ホルンなどの管楽器の音色も美しかったのですが、なんとなく刺激が少なかったかな?(笑)  

アンコールはハンガリー舞曲の10番と6番。 1日目も2日目もそうでしたが、ハンガリー舞曲になるとヤルヴィさんの体の動きが何気に艶かしいんです(笑)。 6番、緩急つけまくりのヤルヴィさんの指揮をものともせずぴたっとついてくるオケの神業的な演奏でした。  
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