東京バレエ団「ドン・キホーテ」 9月19日
2014/09/21(Sun)
東京バレエ団の「ドン・キホーテ」を初めて見たのは2007年の4月小出ちゃんと後藤さんペアででした。 それから10回とはいかないまでも近い回数は見ているはずなのに、今回、あれ?と思った演出がいくつかあって、単に自分が忘れていただけなのか、他のバレエ団のプロダクションとごっちゃになっているのか? 今までもプロローグにキューピッドって出てきてましたっけ??

さて、この日の主役は当初のオブラスツォーワ&ホールバーグから変更となったボリショイペアのアナスタシア・スタシュケヴィチとヴャチェスラフ・ロパーティンでした。 当初の主役ダンサーのファンではなく、全幕公演に飢えている9月に「ドンキ」なら!とチケットを買った自分としては特にテンション下がる事もなく楽しみにしていた公演でした。
お二人は実生活でもご夫婦という事くらいの事前情報で見に行ったので、幕が上がった舞台に乗っている小柄な2人にややびっくり。 東バのダンサーの中に自然に溶けこんでいました。

スタシュケヴィチは燦燦と降り注ぐバルセロナの太陽をたっぷり浴びたラテンの女・・・というほどにこんがり小麦色だったのですが、これって多分夏休み焼け(笑)ですよね。 キトリは全然OKですが、白いチュチュのドゥルシネアはちょっとばかり違和感が・・・。
とてもテクニックに優れたダンサーで回転系は特に得意とするのか軸がほとんどぶれず、男性のサポートもいらない感じ。 1幕1場は音楽がわりと速めだったと思いますが、全く苦にする事もなく溌剌として軽快な動き。 フェアテのスピードも凄かった。 ただ時々体が前のめりになるのが少し気になりましたが。
ロパーティンはとてもエレガントなダンサーですね。 小柄だからキレキレの・・・というのではなく、なんだろう、テンポの速い踊りでもとても体の動きが柔らかくて上品ですね。 そしてもちろん2人の息はぴったりで、遠慮のないラブラブぶりも、視線だけでの何気ないやりとりもさすが。 さり気なくリフトなんかも多めに取り入れてサービス精神もたっぷり?
2幕の結婚式でのGPDDもとても良かったです。 キトリのヴァリで袖から出てくるときにポアントで細かく刻んで来るのはボリショイのデフォなんですかね? マーシャのキトリを初めて見た時にけっこう驚いたのを思い出しました(マーシャのは凄かったから♪)。
32回転は最初から最後まで両手を腰にあてたままシングルで。 ロパーティンは派手さはないけれど端正な踊り。 ジャンプは高かったし滞空時間が長く感じる綺麗なフォルムでした。
一つ残念だったのは、居酒屋でのバジルの狂言自殺のくだり。 バジルの演技がわりとおとなしかったのに加え、キホーテがロレンツォを説得している途中にバジルが起き上がってしまってここ全体の面白さが少し欠けた感じ。 打ち合わせ不足だったのかな? 2日目はきっと良くなると。  

東バのダンサーは、奈良さんのメルセデス以外はすべてこの人では初めて!ばかり。 世代交代なんですかね?やはり。
木村さんがタイトルロールだなんてねぇぇぇ。 この役で味を出すのは相当難しいですよね。 
今回特に印象に残ったのはキューピッドの松倉さん。 初めて名前を聞いたような気がしますが、とても良かった。 音の取り方がよくて、細かいステップも丁寧。 雰囲気的にはキュートというよりソフトで温もりのあるキューピッド。
キトリの友人の川島さんと河谷さんは踊りのタイプは違うけれどよく合わせていたと思います。 1幕のバジルとの踊りで河谷さんが若干スピードについていけないようなところがありましたが、3幕のヴァリは2人とも良かったです。
梅澤さんも東バ路線を踏襲しながらもやり過ぎ感がなく人の良さそうなガマーシュでとても好感が持てました。
奈良さんのメルセデスはいつ見ても艶やかで大らかで魅力的。 エスパーダの柄本さん。 シャープな感じを出そうとすっごく頑張っていたし、実際悪くなかったのですが、長身の割にはプロポーションに恵まれていないのでちょっとライン的に好みのエスパーダではなかったです。 でも奈良さんとのコンビは合ってましたね。
渡辺理恵さんは、今東バで一番気になるバレリーナなのでドリアードの女王で見るのをとても楽しみにしていたのですが、不可はないけど可もなしというか・・・。 目を惹かれるような踊りでなかったのがちょいと残念。 

それでも公演としてはとても良い出来で非常に盛り上がった楽しい公演でした。 やっぱりドンキはいいよね~~。
そんないいムードのままのカーテンコールにはワシーリエフ氏と齋藤友佳理さんも登場し、さらに大盛り上がりで会場はとっても温かく幸せな気分♪




キトリ/ドゥルシネア姫:アナスタシア・スタシュケヴィチ
バジル:ヴャチェスラフ・ロパーティン
ドン・キホーテ:木村和夫
サンチョ・パンサ:氷室友
ガマーシュ:梅澤紘貴
メルセデス:奈良春夏
エスパーダ:柄本弾
ロレンツォ:永田雄大

【第1幕】
2人のキトリの友人:川島麻実子‐河谷まりあ
闘牛士:安田峻介、杉山優一、松野乃知、原田祥博、和田康佑、岸本秀雄、宮崎大樹、入戸野伊織
若いジプシーの娘:高木綾
ドリアードの女王:渡辺理恵
3人のドリアード:乾友子、矢島まい、小川ふみ
4人のドリアード:村上美香、岸本夏未、河合眞里、沖香菜子
キューピッド:松倉真玲

【第2幕】
ヴァリエーション1:河谷まりあ
ヴァリエーション2:川島麻実子

協力:東京バレエ学校
指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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コメント
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Mさん、こんばんは。

私も行ってました。
カーテンコールの拍手がそろっててびっくりしました^^
2014/09/21 20:20  | URL | da #-[ 編集]
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DAさんも同じ公演をご覧でしたか!
ドンキのカーテンコールはああやって手拍子で客席も一体となって盛り上がる事が多いですよね。
ほんとに楽しい公演でした♪
2014/09/21 21:56  | URL | M #il9tusdg[ 編集]
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