エトワール・ガラ Aプロ 7月31日
2014/08/10(Sun)
<第1部>
「ジュエルズ」より "ダイヤモンド"
振付:ジョージ・バランシン 音楽:P.I.チャイコフスキー
ローラ・エケ、オードリック・べザール


2人とも長身で手足が長くスタイルが良いのでビジュアル的には本当に美しい。 踊り手によってドラマがあったりなかったりと印象が違うPDDですが、2人の間には駆け引きはしているものの通い合う男女の恋心のようなものが見えて、特にべザールの優しい視線が印象的でした。


「マノン」第1幕より デ・グリューのヴァリエーションとパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン 音楽:ジュール・マスネ編曲レイトン・ルーカス
イザベル・シアラヴォラ、フリーデマン・フォーゲル


マノンとデ・グリューが出会った直後のデ・グリューのヴァリとPDDで、フォーゲル的には一番合っているパートではなかったかと思います。 あのヴァリは相当踊りこなさないと綺麗には踊れないのでしょうねー。 フォーゲルはバランスよく踊っていましたが、若干軸足には苦戦していたかなという感じ。 でも幸福感に溢れた表情やサポートは良かったです。
シアラヴォラは十分魔性の女でしたが、無邪気な少女かというとそれはちょっと厳しかったですね。  


「白鳥の湖」第2幕より アダージョとヴァリエーション
振付:ルドルフ・ヌレエフ 音楽:P.I.チャイコフスキー
アマンディーヌ・アルビッソン、マチュー・ガニオ


オデットと出会う前の王子の憂愁のソロから。 あれだけの美男子の憂いのソロで、踊りも美しいのに、なぜかぐっと来るものがないんだなーわたしには・・・。 あまりにも整いすぎているから?
アルビッソンはわりと厚みのある体型のせいか動きが重く感じられ、ラインも綺麗に保てていないので好みのオデットではありませんでした。 プログラムを読む限り、全幕で白鳥を踊った事がないような感じ?


「マーラー交響曲第3番」より
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:グスタフ・マーラー
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ


絶品! やはりパートナーシップが全く違います。 差し出す手とその手を取るタイミング、シンクロする動きの一つ一つ、なんて自然で一体化しているのでしょう。 複雑なリフトも本当に流れるようで素晴らしかったです。 


<第2部>
「3つの前奏曲」
振付:ベン・スティーブンソン 音楽:セルゲイ・ラフマニノフ 
ピアノ:金子三勇士
ドロテ・ジルベール、オードリック・ベザール


このガラにピアノ演奏は金子三勇士さんがすべて担当するという贅沢さ。 
2人とも白の衣装でドロテは短いワンピース、べザールはレオタードだったかな? レッスンバーを挟んで二人が踊る前半はバーを小道具として効果的に使ったリフトなど物珍しさも手伝って興味深く見られました。
ドロテ、出産は今年になってからだったと思いますが、その影響は全く感じられない体のラインと細さにはびっくりです。


「月の光」 *世界初演
振付:イリ・ブベニチェク 音楽:クロード・ドビュッシー
ピアノ:金子三勇士
エルヴェ・モロー


エルヴェは美しかったです。 ただ、ドビュッシーの「月の光」だし、エルヴェの身体ラインの美しさを思いっきり引き立てるようなもっとクラシックよりの振り付けの作品を期待していたのですが、よくあるコンテだったのが少し残念。


「オネーギン」より"鏡のパ・ド・ドゥ"
振付:ジョン・クランコ 音楽:P.I.チャイコフスキー 編曲クルト=ハインツ・シュトルツェ
アマンディーヌ・アルビッソン、フリーデマン・フォーゲル
 

タチアナを踊ってエトワールに任命されているアルビッソン。 一人机に向かいオネーギンを思いながら夢見るような表情で筆を走らせている時の愛らしさはなかなか良かったのですが、フォーゲルと踊り始めてからはわりと凡庸。 正直、鏡のPDDって自分の中でこうあって欲しいというほどわかっていないのです。 特にオネーギンの方なんですが・・・。 フォーゲルは大柄なアルビッソンを問題なくリフトしてアルビッソンもポーズを綺麗に整えていたけれど、2人からはあまり高揚感が伝わって来なかったです。


<第3部>
「アルルの女」より
振付:ローラン・プティ 音楽:ジョルジュ・ビゼー
シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ


自分的にはこの日の白眉でした。 アッツォーニのヴィヴェットは本当にいじらしくイノセントです。 冒頭のほんの最初の部分だけはフレデリの愛が感じられていただけに、その後、フレデリの心がどんどん離れていきもう届かないものなのだと絶望するまでの繊細な表現も素晴らしかった。
リアブコはファランドールが凄かったです。 狂気というよりは静かに静かに少しずつ壊れていくその崩壊の様がスピード感溢れるマネージュや彼の動き・表情に現れていて、やがて窓から身を投げてしまうまで、こちらに息もつかせないような緊迫感がありました。  


「イン・ザ・ナイト」
振付:ジェローム・ロビンズ 音楽:フレデリック・ショパン
ピアノ:金子三勇士
イザベル・シアラヴォラ&バンジャマン・ペッシュ、ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ、ローラ・エケ&エルヴェ・モロー


てっきりシアラヴォラとペッシュ組が第3カップルだと思っていたら、第1カップルでした。 恋愛を楽しんでいる大人のカップルという感じで素敵でした。 
2組目のドロテとマチューはキラキラ・ピカピカなカップルでビジュアル的には文句なしですが、相変わらずマチューに不感症の私。
第3カップルのエケとモローも美しかったです。 強気な女に振り回されそうで振り回されず、しっかり繋ぎとめている男という感じでしたかね? ま、しかし、ここはロパートキナとコルスンツェフの映像をあまりに何回も見すぎたために他のカップルでは別物としか思えず・・・。 駄目だなぁ、じぶん。


フィナーレの音楽は・・・・、「マンボ」でした。 ショパンで美しくしっとり終わっただけにちょいびっくり&吹きだしました。 カップルでの(べザールだけ一人でしたが)後挨拶が一通りすんだ後で、両端のダンサーが皆を引っ張るように舞台中央後ろに周りこみ、今度は一列で一人一人がマンボのリズムに合わせて思い思いのポーズをとりながら前に出てきたのですが、女性陣に対して男性陣はけっこう控えめだったのがかわゆい。 フォーゲルはいつもの明るさでしたけど、べザールは一番シャイだったかな~~。 で、ladiesの中ではシアラヴォラが一番ノリノリでお茶目で、舞台でのゴージャスな大人の女という印象とは違って可愛くて気さくな雰囲気だったのが意外な発見でした~~。
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