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第2回グラン・ガラ・コンサート 私たちはひとつ!! 7月14日
2014/07/21(Mon)
<第1部>
「赤と黒」よりパ・ド・ドゥ
振付:ウヴェ・ショルツ 音楽:ベルリオーズ
エカテリーナ・マルコフスカヤ、アレクサンドル・ザイツェフ


ウヴェ・シュルツが振付けた全3幕の作品。 1988年にチューリッヒで初演された作品だそうで、披露されたジュリアンとマチルダのパ・ド・ドゥは2幕の寝室の場面との事です。
「赤と黒」ってえっらい昔に一度読んで、けっこう引き込まれて面白かった記憶はあるのですが、あまり覚えておらず・・・。 野心家のジュリアンと身分の高いマチルダの恋の駆け引きのシーンなのでしょうが、ザイツェフがいい人っぽくてキャラ的に少し弱いかなぁ。 踊りはリフトも多く大変そうですが、2人の息はよく合っていて良かったと。  


「パリの炎」よりパ・ド・ドゥ
振付:ワシーリー・ワイノーネン 音楽:ボリス・アサーフィエフ
オレーサ・シャイタ-ノワ、ブルックリン・マック


マックは去年受けた印象よりも落ち着いたというか、踊りが若干小さく纏まったというか・・・・。 大味でブイブイというよりは自分は好きなので、今年はすんなり見られました。 相変わらず身体能力の高さはずば抜けたものがありますね。   
初見のオレーサ・シャイターノワは2013年にキエフ国立バレエ学校を卒業後キエフバレエに入団し、すでにクララやギュリナーラなど主要な役を踊っている期待の新星との事です。 比較的小柄で、アレグロな動きや回転なども技術がしっかりしたダンサーです。 顔のつけ方というか首の回し方というか、ちょっと微妙な感じもしましたが、溌剌とした踊りは良かったです。


「Beginning」
振付:ウラジーミル・ワルナワ 音楽:エリック・サティ(グノシエンヌ第1番)
イーゴリ・コルプ


ルネ・マグリットの絵画「人の子」を題材に創作された作品だそうで、初演は2012年6月12日。 ミハイロフスキー劇場で開催された「ルジマトフ・ガラ」に出演したコルプによって踊られたのだそうです。 マールイで生まれた作品なんだと思ったら、なんかとっても愛おしい作品に思えてきました(単純♪)。
口にくわえたりんごを落とすと同時に人の子コルプが生を得たように動き出す。 怪しく・・・。 あっという間に彼独特な世界が広がります。 相変わらず体の動きはしなやかでサティのゆっくりめの音楽をも自在に使いこなしている。 ラストの柔らかいジュテと高速なシェネが綺麗でした。 


「La rose malade(病める薔薇)」
振付:ローラン・プティ 音楽:グスタフ・マーラー
田北 志のぶ、ニキータ・スハルコフ


2007年のボリショイ&マリインスキー合同ガラでロパートキナとコズロフで見て以来です。 腕が細くて長い田北さんにはよく合っている演目ですね。 スハルコフもそれほど長身ではないけれど、すぅーっとスレンダーな容姿が美しいダンサーで、サポートもしっかりしていたと思います。


「Les bourgeois」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルグ 音楽:ジャック・ブレル
アレクサンドル・ザイツェフ


マラーホフの贈り物で踊ったタマズラカルの枯れかかった酔っ払い男の哀愁と比べると、ザイツェフはもっと明るい雰囲気ですね。 タマズラカルは黄昏時の夕焼けの暗い明りを背に受けていたような雰囲気でしたが、メガネをかけてちょっとおどけた感じのザイツェフには燦燦とした陽光が降り注いでいる感じ? ダンサーによる雰囲気の違いというのも本当に面白いですよね。 軽妙な動きやさり気ない技巧など踊りはもちろんとっても良かったです♪ 


「ラ・バヤデール」第三幕よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ 音楽:レオン・ミンクス
マリア・アラシュ、ルスラン・スクヴォルツォフ


アラシュ、でかい!!というのが最初の印象。 ここまでの3人のバレリーナが小柄だったり、華奢だったりでしたからね・・・。 アラシュだったらガムザッティの方のPDDを見たかったなというのが正直なところで、感情がこれっぽっちもわからなかった目の表情がちと怖かったです。
アラシュはコーダのアラベスクでの後退の回数とスピードが凄かったですね。
私、スクヴォルツォフ、けっこう好きなんですよ。 なので今回見られてとても嬉しいのですが、彼はへたれ系ソロルでしょうかね? 若干お疲れ気味な感じもしましたが、佇まいや所作はやはり美しいよなと。 
音楽の繋ぎが思いっきり不自然、2人の心の感応もイマイチではありましたが、影の王国のニキヤとソロルの踊りのほとんどを別格のプレゼンスでみせてくれました。 


<第2部>
「エスメラルダ」よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ 音楽:ブーニ、ドリゴ他
オレーサ・シャイターノワ、ニキータ・スハルコフ


シャイターノワの驚くばかりの柔軟性。 ヴァリでは背中をそらしながらジャンプし、足でタンバリンを叩いていました。  ちょっと忙しない感じと速い動きでのポール・ド・ブラが少し雑かなぁと思いましたが、テクニック的には安心して見ていられるダンサーですね。 どことなくしっくりきていなかったマックよりはスハルコフとの方が踊りやすそうに見えましたが、ただどちらもあまり合わせてはいないようにも見え。
スハルコフはノーブルだし、手先足先がすっきり伸びているし、是非全幕の王子で見てみたいです。 


「As above, So below」ソロ
振付:エドワード・ライアン、音楽:バッハ、マルチェロ
ブルックリン・マック


悪くはなかったですが、あまり印象に残ってないです。
なんとなく動きが重そうにも感じたのですが、この湿度じゃ辛いよなー。


「Como Neve al Sole」
振付:ローランド・ダレシオ 音楽:ショパン、シンドラー
エカテリーナ・マルコフスカヤ、アレクサンドル・ザイツェフ


初めて見る作品。 というのも私はバレエフェスで評判になったフォーゲルとアマトリアンの舞台を見ていないのです(泣)。 よーく伸びるTシャツをコミカル仕立ての材料として上手く使った楽しい作品ですね。 ザイツェフは去年よりも若々しく感じられ、このガラでは3作品に登場して大活躍。 フリーとなっても年齢を重ねても衰えることなく多彩な面を見せてくれるのは素晴らしいです。 マルコフスカヤも音の取り方が良く踊りも上手くていいダンサーだなぁ。 


「黄金時代」よりリタとボリスのアダージョ
振付:ユーリー・グリゴローヴィチ 音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィチ
マリア・アラシュ、ルスラン・スクヴォルツォフ


アポロで女性が着る様なデザインの白い衣装のアラシュと白のTシャツ&トレーニングパンツのようなスクヴォルツォフ。 清涼感が漂います。 というか私的にはちょっと前まで見ていたウィンブルドンの、それもかな~り昔のウィンブルドンの世界に舞い戻ったような(笑)。 衣装が変ってもやっぱりデカいアラシュをしっかりサポートしてリフトも滑らかにこなしたスクヴォルツォフ、良かったです。 アラシュもフェミニンな雰囲気を出していた後半が素敵でした。


「シェヘラザード」よりパ・ド・ドゥ
振付:ミハイル・フォーキン(改訂 ヴィクトル・ヤレーメンコ) 音楽:リムスキー・コルサコフ
田北 志のぶ、イーゴリ・コルプ


コルプのじゃらんじゃらんな金の奴隷にびっくり・・・。 囚われの奴隷のはずが、さっきまで盗賊してまして、盗んだ光り物、すべて身に付けてみましたってくらい頭から首から胸から腕まで飾り物がじゃらんじゃらん。 あんだけ付けたら重いよね~~ってほどです。 コルプならではの豹のようにしなやかな身のこなしとギラギラと獲物を狙うような眼差しは相変わらずで期待通りなんですが、田北さんのゾベイダに相手を挑発するような妖艶さが足りなく、快楽に浸っている感じでもなくなんとなくちぐはぐな感じ。 ブラにハーレムパンツなのだけど、白い衣装なので妙な清潔感が邪魔をしていたような。  


「ディアナとアクティオン」より
振付:アグリッピナ・ワガノワ 音楽:チェーザレ・ブーニ
ブルックリン・マック他


当初はエフセーエワとのPDDが予定されていたこの演目。 いきなりマックのヴァリでスタートしたので雰囲気的な盛り上がりに欠けてしまって気の毒。 大きなジャンプに540も決まって良かったのですけどね。 てっきりマルコフスカヤやシャイターノワが入れ替わりでディアナを踊って普通のPDDに仕上げて来るのかと思っていたのですが、その後は他のペアが順番に登場して自分達の踊った演目を少しずつ踊るプチフィナーレ的なものに。 やっぱりめちゃくちゃ明るいサニーの溌剌とした踊りと笑顔で終わりたかったですねぇ。


フィナーレ 「花は咲く」
今年も出演者が一通り挨拶したあとに、それぞれ一厘のブーケを数束持って客席へ。 そばまで飛んで来ましたが、わずかに届かず(笑)。
会場でご覧になっていたキエフバレエのバレエミストレス、アラ・ラゴダさんもステージに上がり、再び出演者全員でお別れのあいさつを。

震災から3年。 海外での出来事にも関わらずそれを忘れる事無く、少しでも力になれたらと梅雨末期の蒸し暑い日本に来て、真摯な舞台を見せてくれたダンサーたち。 心から感謝致します。
この記事のURL | バレエ鑑賞記 2014年 | CM(2) | TB(0) | ▲ top
コメント
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こんにちは。
毎日暑いですね。
この公演、当日サニーの欠席を知りました・・・
帰ろうか思ったほどショックでした。
私もサニーのディアナめちゃめちゃ見たかったです。
da
2014/07/24 10:48  | URL | da #-[ 編集] ▲ top
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DAさん、

こんばんは。
カラッとした暑さではなく、蒸し蒸しした暑さなので嫌になりますね。
サニーの件、お察しします。
体調不良との理由でしたが、たいした事がないといいですが。
元気になったサニーに早く再会できますように!
2014/07/24 23:00  | URL | M #il9tusdg[ 編集] ▲ top
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