6月21日 新日本フィルハーモニー交響楽団コンサート
2014/06/29(Sun)
先週の土曜日21日にすみだトリフォニーホールに新日本フィルハーモニーのコンサートを聴きに行きました。 トリフォニーホールは2011年の8月に、会員になっているいとこに誘われて体験ホール探訪に参加して以来です。 その時のパーカッションの皆さんによるミニコンサートが楽しかったので、機会があったらオーケストラの演奏を聴いてみたいと思っていたのですが、ハーディングの指揮でゲストがファウストで、ブラームスプロと来れば行かないわけには! 
ファウストはメルニコフとのリサイタルもあったのですが、そちらは日程的に行かれなくて、とっても残念。
新日本フィルのコンサートではその月の演奏会のプログラムや、ソリスト、作品の紹介が詳しく書かれている小冊子が配られています。 こういうのって嬉しいですね。 さらに演奏会当日の出演者がステージでのポジションで紹介されている小さな一覧表付きです。 気になった演奏者の名前がわかるのもいいですね! 


新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:ダニエル・ハーディング

ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(ヴァイオリン:イザベル・ファウスト)

   ―― 休憩 ――

ブラームス: 交響曲第4番 ホ短調 

<アンコール>
ファウスト:バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「ラルゴ」



ブラームス: ヴァイオリン協奏曲
イザベル・ファウストのブラームスの協奏曲は、ダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラとのCDを持っているのですが、初めてそのCDを聴いた時、それまでよく聴いていた大進君withチョン・ミョンフン指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏とは全く違う事にびっくりした事を覚えています。 オケの音の厚さやフレージングも全然違うけれど、なんといっても曲の速さ。 1楽章がミョンフンは24分27秒、ハーディングは20分35秒と4分も違うんです。 なので当然の事ながらソロのヴァイオリンの出だしのスピードも全然違ってとても速い。 
この日の演奏も速さはCDとほぼ同じだったと思います。 速いテンポで緊迫感のあるソロの出だし。 ファウストは比較的音量が小さいのですが、この日はチェンバーよりも人数の多いオケの厚く勢いのある音にもかき消されるような事はなく、鋭くメリハリのある渾身の演奏。 1楽章のカデンツァはCDと同じブゾーニのティンパニーが入るもの。 ティンパニーの演奏もかなり長いのですが、聞き取れるか取れないくらいの弱音の部分もあって、とても神経を使いそうです。 
チャイコフスキーもそうですが、かなり長い1楽章のフィナーレの盛り上がりは作品そのもののフィナーレのような感じもあり、この日の見事な盛り上がりにブラボーとそれにつられたような拍手が・・・。  
2楽章のファウストの演奏は本当に素晴らしかった。 もの淋しい旋律が慈愛を帯びて厳かに響いていて、神聖な宗教音楽を聴いているような気持ちになりました。
一転、3楽章は笑みを浮かべて、ハーディングとアイコンタクトを交わす表情もとてもリラックスした様子で、重音の響きもシャープに、躍動感溢れる演奏で一気に突っ走った感じです。

アンコールのバッハの「ラルゴ」も2楽章同様厳かでとても繊細な響きが素晴らしかった。
この日の彼女は光沢のあるブラウンのショート丈の上着に黒のロングドレスという落ち着いた感じの衣装。 とても似合っていました。 


ブラームス: 交響曲第4番
前日に聴いたザ・フィルハーモニクスの音色と演奏があまりに素晴らしすぎて、あんな凄いものを聴いちゃった後で、初めての新日本フィルのコンサートを聴くのは正直なところちょっと心配だったのですが、協奏曲も交響曲もハーディングとの息の合ったオケの堂々とした演奏は聴き応えのあるものでした。
ただ、交響曲の方は16型の大編成なためか、1楽章と2楽章で音の輪郭がシャープでないというか音が入り混じってしまうように聞えたのが気になったのは前日の音が耳に残っているせいなのかなとも思いましたが・・・。 
自分の席は11列目で、中央通路より前側は平土間とたいした変わりのないゆるいスロープなのでオケは前の方しか見えなかったため、自然と第1ヴァイオリンに目がいってしまったのですが、コンマスの崔さんはずいぶんヴァイオリンを大きく動かしながら弾く方ですね。 さらに、1楽章の最後と4楽章の中過ぎあたりでプルトの左右の奏者の弓使いがアップダウン逆になった箇所があり驚きました。 それだけの事で視覚的にはかなりざわついた感じに見えるものですね。 あれは音のふくらみに影響するのでしょうか?  そんなわけで、けっこう目でも楽しませてもらった骨太&開放感のあるブラームスでした。
あと印象的だったのが4楽章のフルート。 淋しげで心に染み入るような音色が美しかったです。 
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