4月10日 庄司紗矢香&メナヘム・プレスラー デュオ・リサイタル
2014/04/15(Tue)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 イ長調 

   ―― 休憩 ――

シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 「雨の歌」

<アンコール>
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(デュオ)
ショパン:ノクターン第20番嬰」ハ短調(ピアノ)
ブラームス:愛のワルツ op39-15(デュオ)
ショパン:マズルカop17-4(ピアノ)



と~~っても素敵なリサイタルでした。
雰囲気が独特だったのです。 90歳のメナヘムさんと紗矢香ちゃんが並んで登場してくる様子は、おじいちゃん大好きな孫娘がおじいちゃんの歩調に合わせて幸せそうに散歩でもしているようで(笑)。 二人の演奏によせる客席の期待の緊張感のようなものがとたんに温かな空気に変わったのですよね。 紗矢香ちゃんはハナエモリ提供という共布の大輪の薔薇が腰の右側についたオレンジがかったサーモンピンクのドレス。 明るく柔らかな雰囲気でとても彼女に合っていました。 そしてこの日のリサイタルの雰囲気にも。

一曲目のモーツァルトのソナタは穏やかなのですがとても崇高な世界でした。 
初めて聴いたシューベルトの2曲はモーツァルトよりも色彩が豊かで、特に「ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲」は生き生きとお互いを刺激しあったり寄り添ったりという具合で掛け合いの妙といったものが伺われました。 
そしてこのコンサートで一番楽しみにしていたブラームス。 自身が名付け親となりとても可愛がっていたシューマン夫妻の末息子のフェリックスが24歳で亡くなった後直ぐに作曲されたとの事ですが、哀しみの中に限りない慈しみをこめた優しいメロディーがとても好きな曲です。 音量の小さいプレスラーのピアノの穏やかな音は鎮魂の響きのようであり、彼のピアノとのバランスを取りながらも、情感を込め切々と歌うような紗矢香ちゃんのヴァイオリンの音色は心に染み入るほど美しかったです。 
1月のチャイコフスキーのコンチェルトではみなぎる情熱と何かにつかれたようなアグレッシヴな演奏を聴かせてくれた彼女が、この日は繊細できめ細かく深みのある演奏を聴かせてくれました。 このところの紗矢香ちゃんの演奏は本当に見事で、次の演奏会は何時だろう、何を弾くのだろうと楽しみにせずにはいられません。

二人とも弾きっぱなしのプログラムだし、プレスラーは高齢だしで、アンコールはないのだろうと思っていたら、とんでもない! まるでここからが趣を変えたパート2とでも言うような感激・感動のアンコール4曲でした。
亜麻色の髪の乙女も愛のワルツも艶やかに甘くてうっとりと聞惚れましたが、プレスラーのこの人でなければ弾けないのだろうというような包み込むように優しくて美しい音色のノクターンは驚くほど素晴らしかったです。 彼のショパンのCDはないだろうかと捜してみたら「メナヘム・プレスラーの芸術vol2」というCDが出てきました。 かなり昔になってしまいますが1960年代に彼がウィーン国立歌劇場管弦楽団と共演した協奏曲第1番&第2番や、マズルカ、幻想ポロネーズなどが収録されています。
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