1月24日 ベルリン・フィル八重奏団コンサート
2014/01/28(Tue)
24日(金)に杉並公会堂にベルリン・フィル八重奏団のコンサートを聴きに行きました。 

R.シュトラウス(ハーゼンエール編):もう一人のティル・オイレンシュピーゲル
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581(クラリネット:ヴェンツェル・フックス)

             ----- 休憩 -----

シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803


樫本大進 (第1ヴァイオリン)
ロマーノ・トマシー二 (第2ヴァイオリン)
アミハイ・グロス (ヴィオラ )
クリストフ・イゲルブリンク (チェロ)
エスコ・ライネ (コントラバス)
ヴェンツェル・フックス (クラリネット)
シュテファン・ドール (ホルン)
モル・ビロン (ファゴット)


ベルリン・フィル八重奏団はベルリン・フィルにある室内楽グループの中で最も長い80年以上の歴史を持つグループという事ですが、現在のメンバーは大進くんはじめ、各パートの主席メンバーが多く集まったドリームチームです。

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というわけで彼らの演奏は驚異の美音! すっばらしかったです。 
そして深く感銘を受けたのはその奏でられる素晴らしい音楽だけでなく、演奏者一人一人の演奏している姿です。 なんというのか、音楽への愛情と仲間達への信頼と敬意のようなものがだだ漏れるほどに惜しげもなく溢れていまして、8人すべてが魅力的だったのです。 


R.シュトラウス(ハーゼンエール編):もう一人のティル・オイレンシュピーゲル
(第1ヴァイオリン、コントラバス、ホルン、ファゴット、クラリネット) 
R.シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」という100人にもおよぶ大管弦楽を5名の室内楽版に編曲した作品だそうです。 確かにどのパートにも他の楽器の反応を伺う様ないたずらっ子っぽいリズムと旋律が散りばめられていました。 
弦2、管3という構成なのだけれど、コントラバスの支える低音のせいか、小さいながらもアンサンブルの豊かな響きを味わえました。 ホルンの音が温かみがあってとっても良かったなぁ。


モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調
(第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、クラリネット)
クラリネット奏者が出てきてびっくり。 というのもオペラシティと同じプログラムだと思っていたので、ホルン五重奏のつもりでいました(汗)。 皆さん、椅子に座っての演奏です。
クラリネットの陰りがなくて柔らかい音色が素晴らしい。 緩徐楽章の第2楽章の旋律はロマンティックで本当に美しいです。 1楽章から4楽章まで、クラリネットの独り舞台というわけではなく第1ヴァイオリンとのかけあいが多いのですが、それぞれに超絶技巧的なフレーズ満載で聴かせどころたっぷりな曲ですね。 プライベートでも仲良しとの事で二人の息もぴったりな圧巻の演奏でした。 


シューベルト:八重奏曲 ヘ長調
クラリネット奏者フェルディナント・トロイヤー伯爵にベートヴェンの7重奏のような作品をと依頼されたシューベルトが作曲した作品で、ベルリン・フィル八重奏団はこの作品を演奏するために結成されたのだそうです。
ステージには椅子が一つしかありません。 ほぼ1時間の長い曲をチェロ奏者以外は立ったままでの演奏でした。 客席側が空いているコの字型の並びは、左から第1V,第2V,ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ホルン、ファゴット、クラリネットです。
最初の一音から音がもう素晴らしく美しい。 凛として艶やかなヴァイオリンとヴィオラにしっかりした重量感のあるコントラバスとチェロ。 管楽器の彩が鮮やかに加わってオーケストラさながらのアンサンブルです。
演奏だけに集中していればいいものを、立ったままだと自分のパートの演奏がないときは楽器を持って手持ち無沙汰だよなぁなんて思ったりして観察しちゃいました。 ホルンのドールさんは胸の前で両手で大事そうにちょっと乙女チックにかかえていたり、ファゴットのビロンさんは自分に立てかけてるように持っていたり・・・(笑)。 
そんなかんなでうっとりと聴いていた3楽章の終わりに「ブチッ」と音がして(自分の席は7列目)、大進くんが若干のけぞっていましたが、弦が切れるというアクシデント発生。 楽章後に袖に下がってすぐに弦を交換して戻って来て4楽章へ。 その後はフィナーレの6楽章に向けて8人が一層熱が入ったような演奏でした。 6楽章の第1ヴァイオリンは相当高度な演奏のようで、予習用に買ったCDでは音が潰れて苦しそうだった部分があったのですが、大進くんは美音で聴かせてくれました。
立ったままの演奏はかなり疲れるのではないかと思いますが、全身での躍動感のある演奏は目も楽しませてくれました。 コントラバスは少し中腰のような体勢で一番大変そうですが、八重奏団のとりまとめをしているボス的存在というライネさんは常に全員に優しい視線をなげかけながらの演奏でした。 で、 大進くんが言うとおりダンディーでカッコいい!
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