4月15日 サンクトペテルブルグ交響楽団コンサート
2013/04/18(Thu)
サンクトペテルブルグ交響楽団
指揮:井上道義

チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」op.32
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」

     --- 休憩 ---

チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 op.36

<アンコール>
ショスタコーヴィチ:バレエ音楽『ボルト』から「官僚の踊り」「荷馬車引きの踊り」



ロシアの オケでオールチャイコプログラム、しかも好きな曲ばかり!という事で行って来ました。
先週の水曜日に聴いたシュツットガルトの透明で柔らかな音色とは全く違う、翳りがあって密度が濃くて力強い音。 こんなにもオーケストラによって音が違うんだなぁと改めて実感。

幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
愛聴盤はイーゴリ・マルケヴィッチ指揮ロンドン交響楽団の録音で、ルグリのオネーギンがぴったりはまり込むような演奏なのですが、この日の演奏はもっと重苦しく不気味で荒々しかったです。 オネーギンではなくてちゃんとフランチェスカ・ダ・リミニの物語(笑)。 弦と管の音のバランスも両者譲らずという感じで時として音がぶつかり合ってしまっていたような感じがありました。 後半始めで弦にまとわりつくように呼応するフルートのテンポは微妙に遅れ気味に聞こえましたがあれでいいのかなぁ。 あそこ、とっても好きなところなんだけどなぁ。 


幻想序曲「ロメオとジュリエット」
弦も管も厚い音色だけれど、憂いをおびた旋律はそれなりに美しく聞かせます。
出だしの静かなトレモロから始まって常に二人に忍び寄る不幸の影を暗示しているようなティンパニーは不気味な響きでしたが、ティンパニー奏者の高潔そうで真剣な眼差しはとても印象的でした。 シンバルもインパクトがあり、楽器を丁寧に扱う真摯な表情の奏者がしっかり記憶に残っています。 爪弾かれるハープの音色もとても美しかった。 


交響曲第4番 ヘ短調
出だしのファンファーレから金管の迫力に圧倒されました。 前半2曲では若干インパクトが弱かったホルンも力強く、トランペットに至っては奏者の肺活量に楽器が負けそうな勢いの耳を劈くようなパワー。 正直「ロミオとジュリエット」ではこの平たい音色が好みではなかったのだけれど、4番に関しては圧巻としか言いようがない感じ。
2楽章のオーボエのうら悲しい旋律が優しく美しく、3楽章の弦楽器のピチカートの波のように押し寄せる音色は表情豊か。
4楽章は荒っぽいけれど堂々とした響きでフィナーレまで爆発的に怒涛のロシア。 盛り上がりました♪
4番を演奏会で聴いたのは久しぶりでしたが、美しく印象的な様々な主題が入れ替わり展開される名曲ですね。


井上道義さんは今回初めて聴きました。 楽しくて熱い方ですね。 4番のフィナーレはもうボクシングのようなアクションでしたし、アンコールの「荷馬車引きの踊り」ではペテルブルグの干拓工事労働者そのまんまでした。 そんな指揮者に今更驚くわけでもなくメンバーだけで圧巻の演奏をするオケ。 信頼関係はすでにしっかりと構築されているようです♪
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