4月10日 シュツットガルト放送交響楽団コンサート 
2013/04/14(Sun)
シュツットガルト放送交響楽団
指揮:ステファヌ・ドゥネーヴ

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77 (ヴァイオリン:三浦文彰)

  --- 休憩 ---

ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14

<アンコール>
三浦文彰  :J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番よりサラバンド(ヴァイオリンアンコール)
オーケストラ:ビゼー アルルの女第二組曲から「ファランドール」
        ラヴェル 『マ・メール・ロワ』からパゴダの女王レドロネット



初めて聴く指揮者のステファヌ・ドゥネーヴさんは1971年フランス生まれで、2011/12シーズンからシュツットガルト放送交響楽団の第6代目主席指揮者としてこのオーケストラを率いているそうです。 パリ音楽院を卒業後、ショルティ、プレートル、小澤さんなどのアシスタントを務めて研鑽を積んだそうですが、今年8月のサイトウ・キネン・フェスティバルでは小澤さんと共にオペラのダブルビルの指揮を担当する予定になっています。 そしてロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団へのデビューも決まっているとの事。
アンコールでは日本語でありがとうございますと挨拶した後にnice hall, nice audienceと賛辞を。 ちゃんとステージの後ろのP席も忘れていない気遣いぶり。 カーテンコールで袖から何度か登場する際に最前列の観客(子供さんだったのかな?)に手を振って何か話しかけたりして気さくな感じの方でした。

シュツットガルト放送交響楽団は1945年に創設され、シューリヒト、ベーム、フルトヴェングラー、ショルティ、クライバー、ザンデルリンクなどの巨匠たちと共演し数々の名演を残しているドイツの名門だそうですが、1998年から2011年まで主席指揮者を務めたサー・ロジャー・ノリントンがモダン楽器のオーケストラにピリオド奏法を取り入れたサウンドは特に「シュツットガルト・サウンド」と言われているとの事です。


ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ブラームスのヴァイオリンコンチェルトは数あるヴァイオリンコンチェルトの中で今一番好きな曲。
昨年のプラハ・フィルハーモニア管弦楽団のコンサートでのチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトが素晴らしくて興味を持った三浦くん。 彼がドイツのオケでブラームスのコンチェルトを弾くというので迷わずチケットを取り楽しみにしていた公演でした。 
その三浦くん、ヴァイオリンの音色はクリアで透明感があり、時として艶やかで張りのある音はとても美しかったです。 1楽章の入魂のカデンツァは見事で、特に終盤のトリルのような旋律の繊細な響きには聞き惚れました。
小柄で華奢な体つき、二十歳と若い彼ですが、舞台上ではとても落ち着いていて、シンフォニックなこの協奏曲をオケに負ける事なく情熱的に弾ききったと思います。 
対するオケは出だし少し輪郭が曖昧に感じだけれど柔らかくまろやかな音色。 ドイツなのでもっと重みのある渋い音を予想していたので意外でした。 
客席とオケから繰り返される熱いコールに応えて三浦くんがアンコールで弾いてくれたサラバンドは昨年のコンサートでもアンコール曲として聴いていますが、あの時よりも堂に入った演奏で澄んだ音色でしっとりと聞かせてくれました。 


ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
オーケストラの音が変ったような感じがしました。 変ったというよりは幻想の方がオーケストラの奏でる繊細な音がより自然に生きて聞えるというのかな。 弦も良かったですが、管楽器が素晴らしかったです。 特にオーボエとの掛け合いがどことなくユーモラスながら哀愁を帯びたイングリッシュホルンは秀逸でした。
フィナーレに向かって盛り上がる打楽器奏者の方たちの迫力ある演奏も見事で、ドゥネーヴさんの左手の動きにきっちりあっていた下手袖から聞えてくる弔鐘もいい音でした。 


アンコール 
幻想の咆哮の勢いそのままのビゼーの「ファランドール」は大いに盛り上がり、続くラヴェルの「マ・メール・ロワ」は流麗な旋律が美しかったです。 



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