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3月8日 牧阿佐美バレエ団「眠れる森の美女」 コレゴワ / コルプ
2013/03/10(Sun)
テリー・ウエストモーランドがプティパの原典に基づいて振付けたという牧阿佐美バレエ団の眠りは2003年10月に見て以来の約10年ぶり。  
今回はアニハーノフさんの眠りを聴きたくて取ったチケットでした。

アニハーノフさんは2011年10月のスタダンの「コッペリア」以来です。 やっぱりいいなぁぁぁ。 オケの音に張りがある。 そしてヒラヒラな手やアン・オーな振りも健在(笑)。 曲の終わりにダンサーに向けられたようなアニちゃんの指揮棒とダンサーの動きがビシッと合って終わるのもいつもながら気持ちがいい。 
牧の眠りは目覚めたオーロラと王子のPDDがあって、そこにとても好きな間奏曲が使われています。 10年前の舞台は全く覚えていないし、マールイと違って間奏曲はなしだと思っていたのでちょっと嬉しかったです♪   

オーロラを踊ったコレゴワは、2008年にマールイに客演したドンキを見たのが最後なので5年ぶり。 その間マリインスキーで主役を数多くこなしてきただけに、主役然とした落ちつきと丁寧で柔らかな踊りが良かったです。 技術的にも安定しているようで、ローズアダージョのバランスも余裕があってアン・オーまで上げてきっちり静止していたのも見事でした。 
欲をいえば、1幕から3幕のPDDまで、表情や踊りにあまり変化をつけないオーロラだったので、1幕にもう少し自然な愛らしさがあればなお良かったとも思います。

全幕で眠りの王子役を踊るのはこの公演が最後というコルプ。 役作りや化粧で彼独特の一癖、二癖が気になったりした公演もあったのですが、この日のフロリモンド王子は品の良い端正な王子様でとても素敵でした。 踊りもとてもノーブルで伸びやかで、立ち姿や手先の表情に至るまで本当に美しかったです。 
コレゴワもそうでしたが、二人にはゆうぽうとの舞台(&セットの関係で)は明らかに狭そうで、少しセーブして踊らざるを得なかったようなシーンがあったのが残念です。 特にコルプのGPDDでのヴァリはもっと思い切りよく爽快に踊らせてあげたかった。 

リラの精の吉岡さんはコレゴワと並んでも見劣りしないプロポーションの持ち主。 舞台上に人が多いプロローグでの踊りは彼女にも狭そうでしたね・・・。 ウエストモーランド版はマイムが多いのですが、吉岡さんのマイムは分かりやすく、オーロラの守護精らしい温かみと愛情溢れるマイムでした。

美輪さまを若くシャープにしたような白塗りのカラボスの保坂さん。 冷ややかで妖しいカラボスを好演。 手下のねずみたちは不気味でもなんでもない普通のねずみさんで、ちょっとカピバラっぽかったのが可愛かった。 弱っちいしねぇぇ。

この日の公演でその素晴らしさがとても印象に残ったのがブルーバードを踊った清瀧さん。 ダイナミックな動きながら体の使い方が柔らかく、高いジャンプでの余裕あるアントルシャなど、どの踊りも見応え十分で、会場からの拍手もゲストより大きいのではないかと思うくらい。 いや、ほんとに素晴らしい!
フロリナの青山さんのシャープな踊りも良かったです。

その他、男性ダンサーはとても贅沢な配役で、リラの精のカバリエールとフランス王子だった逸見さんは、端正な佇まいと磐石なサポートがさすがでした。 スペイン王子の菊地さんは男の色気をさり気なく・・・。
優雅で気品ある坂西さんの王妃様もとても素敵でした。





オーロラ姫:アナスタシア・コレゴワ
フロリモンド王子:イーゴリ・コルプ
リラの精:吉岡まな美
カラボス:保坂アントン慶
フロレスタン王:森田健太郎
王妃:坂西麻美
カタラブット:山内貴雄
水晶の泉の精(美):茂田絵美子
魅惑の庭の精(強さ):佐藤かんな
森の聖地の精(優雅):三宅理奈
歌い鳥の精(雄弁):中川郁
黄金のぶどうの木の精(活気):久保茉莉恵
カバリエール:塚田渉、逸見智彦、菊池研、今勇也、中家正博、L.オトゴンニャム
フランスの王子:逸見智彦
スペインの王子:菊地研
インドの王子:中家正博
ロシアの王子:ラグワスレン・オトゴンニャム
金の精:今勇也
銀の精:坂本春香
サファイアの精:坂爪智来
ダイアモンドの精:中川郁
白猫:日高有梨
長靴をはいた猫:ラグワスレン・オトゴンニャム
フロリナ王女:青山季可
ブルーバード:清瀧千晴
赤ずきん:安部里奈
狼:塚田渉

指揮:アンドレイ・アニハーノフ
管弦楽:東京ニューシティ管弦楽団
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コメント
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ボクもね、おんなじ公演を見に行ったんだよ!妖精達がカバリエールにリフトされて登場するのが空を飛んでくるみたいでいいなって思ったの。リラの精のおつきが8人で少なかったけど、ちゃんと結婚式にも出席するしね。だけど他の妖精達はお式に呼ばれなかったのかなあ。妖精達はカタラブットに責任があると気づき、不運な儀典長に怒りをぶつける!? もう春だし、もしかしたらリラの精の魔法で寝過ごしちゃったのかもね。
コレゴワのオーロラ姫は16歳のお誕生日に4人の王子達に引き合わされても、戸惑いも躊躇いも恥じらいもないような感じがしたんだよ。やっぱり現代っ子なのかな。ボクのコルプはね、まだまだ若いって思ったんだけど、なんか、老けたよね。もうフロリモンド王子が見られなくなっちゃうのはさびしいけれど、これで心おきなく奇人変人路線をまっとうしてもらいたいなって思います。
ゲストってマイ・コスチュームを持参するものなの? ボクはねえ、コルプの白いタイツ姿が見たかったんだよ。結婚式なんだから白の、これぞバレエ王子みたいな衣装がよかったの。薄紫のボレロみたいな変な衣装じゃ、やだもん。
2013/03/13 23:22  | URL | シロジャビ #YvEbeA.k[ 編集] ▲ top
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あ、8日でご一緒だったんですね♪
私も初めて牧の眠りを見た時は妖精たちがカバリエールにリフトされて登場してくるシーンがとても素敵だなと思いました。 結婚式には・・・・、5徳の妖精の代わりに宝石の精がいるし、バレエ団の事情で宝石に姿を変えている人もいるしね(笑)。
シロジャビくんもほんとによく見てるんですね~。 コレゴワ、4人の王子に対して全く恥じらいなかったものね。 コルプ王子との出会いでもあまりときめきというのは感じられなかったけど、リラとのマイムのかけあいから始まってそのあたりの演技が上手かったコルプは流石だなと。
コルプの衣装はマリインカの時ですらマイ・コスチュームだから・・・。 最近はどこのバレエ団でもゲストは衣装持参のようですよ。 コルプだからあまり白は期待してなかったけど、私はあの薄紫の3幕の衣装はけっこういいなと思っちゃった。
2013/03/14 22:40  | URL | M #il9tusdg[ 編集] ▲ top
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