ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団コンサート
2013/02/04(Mon)
1月31日にサントリーホールで行われたロッテルダム・フィルのコンサートを聴いて来ました。
庄司紗矢香さんのコンチェルトとブラームスが聴きたくて取ったチケットです。

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
指揮 :ヤニック・ネゼ=セガン

シューマン:歌劇『ゲノフェーファ』序曲 Op.81
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 Op.63 (ヴァイオリン:庄司紗矢香)

--- 休憩  ---

ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 Op.98

<アンコール>
庄司紗矢香:J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調からアダージョ
オーケストラ:ブラームス セレナード第1番からスケルツォ



ヤニック・ネゼ=セガンは1975年モントリオール生まれの37歳という若い指揮者ですが、すでに数多くの世界中の一流のオーケストラと共演しており、現在はロッテルダム・フィルハーモニーの音楽監督、ロンドン・フィルハーモニーの主席客演指揮者、フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めている多忙を極める指揮者だそうです。

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団はオランダではアムステルダム・コンセルトヘボー管弦楽団に次ぐ第2のオーケストラと評価されているそうですが、2008年にネゼ・セガンが音楽監督に就任するまではゲルギエフが1995年から長い間主席指揮者を務めていたオーケストラです。 ゲルギエフは名誉指揮者というポジションで今も携わっているみたいですね。
オーケストラの公式サイトには日本ツアーのブログも作成されています。 オランダ語ですが、サントリーホールでのリハーサルの写真や美味しそうなお刺身とお鮨の写真が(笑)。


「ゲノフェーファ」はシューマンが完成させた唯一のオペラで、4幕ものだそうですが、あまり良い評価を得られず、現在ではこの序曲だけが演奏されているとの事です。
シューマンって馴染みがあるのはピアノを習っていた頃に弾いた子供の情景くらいで、手持ちのCDで聞くのもピアノコンチェルトくらいなので、この曲は初めて聴きましたが、叙情的で綺麗な曲でした。 オーケストラの音もクリアで透明感がありました。

プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲も今まで聴いた事がなかったので、このコンサートに行くにあたりCDを購入しました。 1番(秋に大進君が弾く予定)2番のカップリングで999円と安価だったのでこちらを購入。
プロコ
<ヴァイオリン> ダヴィッド・オイストラフ
第1番:ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮、ロンドン交響楽団
第2番:アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団

自分の耳にはかろうじて許容範囲の不協和音が少なからず含まれているけれど、哀愁ある美しいメロディーやカスタネットの響きにスペインの開放感を思わせる3楽章など、聴きこむにつれて、とても気に入ってしまった曲。
お目当ての紗矢香ちゃん、ベアトップの赤いロングドレス姿の彼女は、まるでバレリーナかと思うほどの華奢な体で、こんなに細かったっけ?と思わずびっくりで、比較的短い曲ながら体力は大丈夫なのかとちょっと心配に(もちろん、全くの杞憂でした)。
ピチカートが若干弱いような気がしたけれど、伸びやかで艶やかな音は非常に美しく、最後まで力強く凜とした演奏でした。 ただオケとのコンビネーションは初日という事で音量のバランスや対話がまだ完璧ではないような気も。
アンコールのバッハはしっとりとした歌い上げが見事でした。

ブラームスの交響曲4番になって初めて気がついたのですが、指揮者のネゼ=セガンは譜面を持ち込まずに暗譜でした。 前半はそれほど指揮者に注目していなかったので全く気がつかなかったけれど、やはり暗譜だったのでしょうか? アンコールも譜面なしだったし。
1楽章の出だし、とても澄み切った美しい音色が自分の持っているカラヤン&ベルリンフィルの演奏を思い出させました。 上がる音と下がる音の優しい会話のようなこの出だしはとても好きなフレーズです。 ゆったりとたっぷり歌っていた2楽章とは対照的に、3楽章、4楽章は情熱的に激しく、音の塊がうねりのように押し寄せていたのが印象的。 
やっぱりブラームスの交響曲は素晴らしい!!と思わせてくれる良き演奏でしたが、ブラームスにしては明るく、指揮者の勢いと若さがそのまま反映したような4番でした。
アンコールのセレナーデもどことなくドヴォルザークのような明快さが溢れていたように思います。


弦楽器の配置はシューマンとブラームスは第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが対向配置で間にヴィオラとチェロ。 コントラバスは中央奥に8台。 プロコフィエフは全体的に人数が減ってコントラバスは6台に。
こちらのオケ、第1ヴァイオリンはほとんどが女性で、第2ヴァイオリンも女性が多かったのですが、やはり女性と男性では腕力などの力の差で奏でる音にある程度の違いって出るものなのでしょうか? 全体的な弦の音が柔らかくて重量感があまりなかったように感じたのでなんとなくそんな事を考えてしまいました。 
団員の方たちの服装ですが、男性は普通でしたが、コンミス始め女性は個性的でややカジュアル度高めな方が多かった気がします。 極個人的な意見として、ソワレのコンサート、しかもサントリーホール!なのでもう少しフォーマルな装いの方が良かったです。 そしてさすがオランダ、身長の高い方が多かったですね。 
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