12月22日 キエフ・バレエ「くるみ割り人形」
2012/12/25(Tue)
午前中にマールイのネット中継を見たので、マチネくるみ2本立てになってしまいました。 それがキエフのくるみの鑑賞中にいろいろなところで感心させてくれたり邪魔してくれたり・・・(笑)。
キエフにはあまり知っているダンサーがいないので、今回の来日メンバーに前回まで重要な役どころで活躍していたオリガ・キフィヤク、テチアナ・ロゾワ、ユリア・トランダシル、田北さんの名前がないのがちょっと淋しいです。
しかし、いつも思うのですが女性でカテリーナという名前が多いですね~。 ウクライナで一番多いくらいの名前なのでしょうか?
以下、備忘録的なつぶやきです。


<1幕>
フィリピエワのクララは可愛らしく賢くて慎ましげな少女。  彼女は年齢を重ねるにつれ可愛らしさが増すような感じがするのが凄いですね~。 クララを演じていてもその愛らしさは本当に自然でこれっぽっちも違和感がありません。
 
キエフのくるみ割り人形は女の子が演じるのですよね。 で、悪がきボーイズも女の子なので、なんとなく舞台上の空気が優しいというか・・・。 特に午前中にマールイの悪がきたち(マスロボエフがまだ頑張ってました~)を見た後だったから余計にそう感じたのかもしれません。 でもなぁ、ねずみたちとの戦闘の時にちょっと温い感じがしないでもないので、やっぱりくるみ割り人形は男性ダンサーの方がいいかも。

ねずみの王様は見かけはシャグマみたいな頭で長いコートを羽織って偉そうで勇ましいなりなのだけれど、ちょこちょこと歩幅狭く、胸の前で手首を下に向けて折っているのがちゃんとねずみちゃんでなんか可愛くて・・・。 

赤い軍服の上着に白タイツ姿がとても美しいシドルスキーの王子。 スター然としている人ではないけれど、クララがときめきを覚え、夢中になっていく夢の世界の王子様として十分な気品と魅力がありますよね。 フィリピエワとの並びもいいし、ダンスの息もぴったり。 

雪の精たちの衣装はブルーの背景に合わせてか白にブルーの刺繍が施されているチュチュなのだけれど、好みとしては純白のチュチュで幻想的な銀世界というのがいいな。 などと思いながら見ていたキエフの女の子たちは、みな背が高いという記憶があったのですが(記憶違いか?)、今回来日しているコール・ドはそれほど高くないというかほどほどの身長ですね。 白鳥はどんな感じなのかなぁ? 初日のわりには乱れる事無く足音も静かで良かったです。


<2幕>
そのままドンキが踊れそうな衣装のスペイン。 ステパンチェンコが最後に滑ったのか転倒したのが残念でしたが、怪我もなさそうで良かったです。 たまたまでしょうが、秋に新シーズンが始まって以降、けっこうあちこちの舞台で転倒を目撃しているような・・・。
東洋のカザチェンコはお化粧がちょっと・・・でしたが、体のラインのとても綺麗なダンサーで踊りは良かったです。 で、キエフの東洋といえば、前回はヤン・ヴァーニャにやられてしまったわけですが(笑 & なので今回の王子役にはちょっとびっくりです )、この日のセルギイ・クリヴォコンも長身スリムで精悍な顔立ち(そう見えました)で怪しくセクシーでした。 ひょっとしてロットバルトあたりにキャストされていないかとプログラムを確認してみましたが、まだ踊り的にそこまでは役がつかないダンサーなのかな。
中国の寺田さんは手堅く。 
ロシアは女の子のぼわ~~んとしたスカートが可愛い。 マクシム・コフトゥンはジャンプが柔らかく音楽にも綺麗に合わせていてとても良かったと。
フランスはスタイルの良い男女二組のカップルなのですが、これがまた見事に合ってなくて・・・。 ソコロワを除いてプログラムにもソリストとして紹介されているダンサーなのでもうちょっとしっかり美しく見せて欲しかった気もします。

クララと王子のPDD. 
フィリピエワの踊りは全くぶれがなく、お手本のように綺麗で一つ一つの動きに気持ちが込められていて丁寧。 他を圧倒する存在感がありながらも王子と交わす微笑みや音楽と戯れるように踊る姿に優しさと温かさを漂わせていて、見ているこちらまで心優しい気持ちになって幸福感で満たされます。 役によって差はあるでしょうけれど、踊りって本当にその人が出るんだなぁとつくづく感じてしまいます。
シドルスキーはリフトを含めたサポートは万全、ジャンプは軽快でマネージュの真っ直ぐ伸びた脚が美しかったです。

夢から覚め、両手で掲げたくるみ割り人形をみつめるフィリピエワの笑顔のなんとも輝かしい事! あ~良かった~、楽しかった~と心から思える素敵な舞台でした。 
そしてキエフの公演はいつもオーケストラがいいですね~。 この日のくるみも情感豊かな演奏が素晴らしく、また舞台上のダンサーとの一体感も感じられてさらにhappyな気分に♪ 






クララ: エレーナ・フィリピエワ
王子:セルギイ・シドルスキー
ドロッセルマイヤー: ロマン・ザヴゴロドニー
フリッツ: マリヤ・ドブリャコワ
ねずみの王様: イーゴリ・ブリチョフ
くるみ割り人形: カテリーナ・カルチェンコ
コロンビーナ: マリーナ・ステパンチェンコ
アルレキン: イーゴリ・コステンコ
サラセン人: アンナ・ボガティル、ミハイロ・ドゥロボト
シュタールバウム: ドミトロ・ルキヤネッツ
シュタールバウム夫人: リュドミーラ・メーリニク
スペイン: マリーナ・ステパンチェンコ、ヘンナージィ・ペトロフスキー
東洋: カテリーナ・カザチェンコ、セルギイ・クリヴォコン
中国: カテリーナ・ディデンコ、寺田 宜弘
ロシア: カテリーナ・タラソワ、マクシム・コフトゥン
フランス: エリザヴェータ・チェプラソワ、テチヤナ・ソコロワ
      アンドレイ・ピサレフ、イワン・ボイコ

指揮:ミコラ・ジャジューラ
管弦楽:ウクライナ国立歌劇場管弦楽団

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