3月11日 プラハ・フィルハーモニア管弦楽団コンサート
2012/03/13(Tue)
11日は母とサントリーホールにプラハ・フィルハーモニア管弦楽団のコンサートを聴きに行って来ました。
プログラムがとても魅力的だったのと、16歳の2009年にハノーファー国際コンクールで優勝したヴァイオリニスト、三浦文彰さんの演奏を聴いてみたかったので早々にチケットを取ったコンサートです。
S席11,000円と海外オケの公演としてはかなり低価格設定でしたが、生き生きとした音色が美しいびっくりするほどの素晴らしい演奏でした。


プラハ・フィルハーモニア管弦楽団(指揮/ヤクブ・フルシャ)

ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95より「ラルゴ」

            ************

ドヴォルザーク:セレナード ホ長調 作品22
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
  ヴァイオリン:三浦文彰

            *** 休憩 ***

ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88


***アンコール***
<三浦文彰ソロ>
J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826より サラバンド
<オーケストラ>
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番 ハ長調 op.46-1



冒頭、東京都交響楽団のゲスト・プリンシパル指揮者でもあるフルシャさんの追悼の言葉があり、当初のプログラムに加え、震災からまさに一年となる3月11日、この日のサントリーホールでの演奏会を記憶に残るものにしたいという彼の強い希望で「ラルゴ」が追加演奏されました。 その後一分間の黙祷。

プラハ・フィルハーモニア管弦楽団は、指揮者イルジー・ビエロフラーヴェクが1994年に創立したオーケストラで、団員は約50名、平均年齢は30代半ば、ウィーン古典派時代のオーケストラのタイプに基づき、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンなどを中心にブラームス、ドヴォルザークを得意とする”室内楽的なオーケストラ”との事です。 2011年のグラモフォン誌において巨匠となる可能性の高い10人の若手指揮者の一人に名前が挙っているフルシャ氏(1981年生まれ)は2008年に音楽監督に就任。


ドヴォルザーク:セレナード ホ長調 作品22
昨年のギエム・オンステージの「スプリング・アンド・フォール」で初めて聞いて瞬時に好きになってしまった曲。 弦の音色は膨よかなのに張りがあって美しい。 優しく会話をしているようなあのメロディーがとても繊細なアンサンブルとなっていて素晴らしかった。 


チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
三浦文彰さんのヴァイオリン、気に入りました!
出だしにちょっと音が割れて粗いように感じたところもあったけれど、その後はどんどん調子に乗ってきて若々しく潔く旋律を奏で、音色も美しい。 カデンツァも良かったし、盛り上がりまくる1楽章のラストも素晴らしかった。 1楽章終わったところで客席からかなりの拍手が出てしまったのには驚きましたが、拍手したくなる気持ちも十分わかる演奏でした。 だいたいチャイコンの1楽章は20分くらいあって長いし、フィナーレはドラマティックすぎ!(笑)。 
ソリストに寄り添い伴奏に徹していたかと思えば、競い合うような音を仕掛けてくるオケもまた素晴らしく、聴き応え十分なコンチェルトでした。 大満足♪
ガラっと雰囲気が変った三浦さんのアンコールのパルティータも良かったです。 


ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88
メランコリックな旋律が非常に美しい第3楽章が大好きなドボ8。
特別プログラム「ラルゴ」のイングリッシュホルンの音色も美しかったけれど、この8番でも出だしから、ホルン、クラリネット、チェロの哀愁を帯びたメロディーがとても美しかった。 全楽章を通して鮮やかで美しい音色の木管楽器、メリハリとパンチ力のあるトランペットなどの金管楽器の演奏が素晴らしく、弦・管・打楽器のアンサンブルは曲の細部にわたって豊かな表情を持っていたように思います。 のどかで清清しい自然の風景や森の生き物たちの営みみたいなイメージが膨らんだりもしました。
アンコールのスラブ舞曲も楽しかった。 次回はプログラムに組み込んで欲しいです。


そしてこの素晴らしい演奏を引き出したのがフルシャさんの指揮。 特に奇をてらったところもなく、素人にも分かりやすい正統派タイプの指揮者だと思うのですが、すべての楽器の音を大事にしながら調和をとりつつ熱い思いをたっぷりと曲に注ぎ込んでいるという印象でした。
また三浦さんや、重要なパートを担ったソリストへの賞賛も非常に温かく、楽員たちの間を歩き回ってあんなに多くの楽員と握手をする指揮者も初めて見ましたが、それが本当に嫌味がなくて、オケにとっても満足のできる演奏であったのなら、それは観客にとってもとても幸せな事だし、本当に微笑ましい光景でした。
何度も繰り返されたコールの後、楽員たちがみな退場するまで拍手を送り続けていたら、最後にまたフルシャさんが出てきて手を振ってお辞儀をして袖に戻って行きました。 ルイジさんのウィーン響の時もこんなだったなぁ。(ルイジさんwithウィーン響、来年5月に来日予定です! しかも紗矢香ちゃんゲスト、うれし~~♪ )
生きている音の魅力を改めて感じさせてくれたプラハ・フィルハーモニア管弦楽団、次回の来日公演が待ち遠しい。

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