マールイ「白鳥の湖」 1月9日の感想
2012/01/31(Tue)
神奈川県民ホール : 一階9列25番

オデット/オディール:エカテリーナ・ボルチェンコ
ジークフリート:マラト・シェミウノフ
ロットバルト:ウラジーミル・ツァル
道化:アレクセイ・クズネツォフ
王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師:イーゴリ・フィリモーノフ
パ・ド・トロワ:ヴァレリア・ザパスニコワ、エカテリーナ・クラシューク、アンドレイ・ヤフニューク
小さい白鳥:アンナ・クリギナ、エカテリーナ・ホメンコ、マリーナ・ニコラエワ、ヴェロニカ・イグナツェワ
大きい白鳥:ヴァレリア・ザパスニコワ、マリア・グルホワ、アステリーク・オハネシアン
イタリア(ナポリ):ナタリア・クズメンコ、ニキータ・クリギン
ハンガリー(チャルダシュ):アンナ・ノヴォショーロワ、ミハイル・ヴェンシコフ
ポーランド(マズルカ):オリガ・ラヴリネンコ、アーラ・マトヴェーエワ、
              アレクセイ・マラーホフ、フィリップ・パルハチョフ
スペイン: オリガ・セミョーノワ、クリスティーナ・マフヴィラーゼ
      デニス・モロゾフ、アレクサンドル・オマール


とりあえず、覚えている範囲で残しておきたいので、つらつら書き連ねます。で、尻窄みです(笑)

ボルチェンコは2年前からかなりの進歩。 当時よりも体が見違えるくらい絞れていて身体そのものが綺麗で、硬質な透明感もいいですね。 あまり思いが伝わってこなかった踊りも気持ちがよく見えるようになったと思います。 2幕のオデットは表情や体の使い方などずいぶんと嘆きの強いオデットだった。
テクニック的には2幕は細かいステップが止められなくて流れてしまったりしてやや不安定なところもありましたが、3幕以降はとても安定していてフォルムも美しかったです。 これは2009年もそうでしたが、彼女のシェネは流れるようでとても綺麗ですね。 彼女は下あごをくいしばってしまう癖があるようで、口元が少し苦しく見えるので、それがなくなれば一層いいかと。
オディールは、冷たさの中に気性の激しさと邪悪さを滲ませているような感じで良かったです。 ヴァリはバレリーナによっていろいろなんですね。 ペレンとはけっこう違ってました。 途中で見せたランベルセのラインがきれいだったな。 あと、向きも逆。 32回転は下手から現れ、最後にアチチュードを繰り返すところも下手奥から上手手前でした。 あまりいないような? そうでもないのかな?? 32回転は曲調が変るところで1回ダブルを入れていましたが、あれ、知らないで見るとけっこうびっくりします。 回転自体は上げた足がピッとしていて綺麗でした。

コール・ドは次第に揃ってきているような気がします。 煩いのは振付のせいなので仕方ないですが、揃ってくると余計に前の版だったらなと思ってしまうし(苦笑)。 これは初日からですが、足音が以前より静かになったような気がします。 ポアント変えたりしたのかな? それとも床??
ただ、4羽は微妙に乱れて、3羽は相変わらず・・・でした。 何で、ダーシャ踊らせないのさ!

マラトの王子は・・・。  コール・ドの男性はかなり長身ダンサーが増えたので特に目立っていなかったけれど、トロワの3人と絡むシーンでは、思いっきりガリバーだったな(笑)。 
サポートはいつもながらに安定感抜群。 バレリーナを美しく見せるためのサポートという意味でもとても良くなったし、歩き方も以前よりは神経が行き届くようになったと思います。 ただ、踊りに関しては、一つ一つ、自分ができる範囲できっちり踊るというレベルなので、物語が一瞬止まってしまう感じになったりと、観客が満足できるものではないですが、もともとボルチェンコとの体格的なバランスを考えただけで抜擢されたであろう役なので、仕方ないですね。 でも、そんなのは劇場側の一方的な事情なので、通じないっちゃ通じませんが。
花嫁候補の場面では、彼女たちを見る気持ちにもなれなくて悲しそうな顔をしてうつむく王子。 哀愁漂っちゃってましたが・・・。 マラトの王子は終始、心優しくちょっとナイーブな王子でしたね。 
終わるまでヒヤヒヤものだったGPDDのヴァリも、大破する事無くてよかったですが、4幕でボルチェンコを片手リフトしていたのはちょっとNG。 そのテクニック自体は安心して見ていられるけど、そういう技をみせてもよいシーンではないと。 ま、ボルチェンコも、もう一人で十分に踊れるんだから、そろそろマラトの王子は卒業させてあげてもいいと思うんだけど。

ツァルのロットバルトは、もうなんか極めてるよね!という感じです。
4幕でロットバルトがオデットを水平のまま持ちかかえ、ぐるぐると恐いくらいの勢いで回るシーンがあるのですが、さすがのツァルでもボルチェンコを回すのは少し大変そうに見えました。 それを見て、今更ながらボルチェンコって身長が大きいんだよな・・・。 スリムになったからって大丈夫ってもんじゃなくて、コンラッドのルジがリフト満載で踊る相手としてはどう考えてもたっぱがありすぎる・・・と、この時納得しました。

ミリツェワちゃんの脚の具合が思わしくないらしく、この日もトロワで見られず残念。 ひょっとしたらこのツアー、もう見られないかもと一応覚悟する。
ザパスニコワはなんであんなに音トリが早いんだろうな。 ソロパートならまだそんな思いだけですむけれど、デュオ、トロワとなってくると、全体の美しさが損なわれかねないので、もう少し周りをみてくれるといいんだけどな。 それでも8日よりはクラシュークとのタイミングは合ってきていましたが。
クラシュークはボヤルチコフ版の2羽の白鳥できれいなポーズと踊りをする子だなと注目し始めたのですが、やはり動きが優雅で美しいです。 このトロワは踊り始めて日が浅いせいかアピール感などは薄めでしたが、今後はもっと華がでてくるダンサーだと思うし、前の版だったらもっと美しくみえるはず。 新版の振付はあまり良いと思えないなぁ。
ヤフニュークはいつ見ても気品のあるさり気ない動きが本当に美しい。 着地がわずかに決まらなかったりもしましたが、足先までラインが綺麗です。 アントルラッセもジャンプが高く美しかった。 眼福。

道化のクズネツォフは「ハラショー」の一言。 安定感といい、スピード感といい素晴らしかったです。 マールイの道化はそれほど演技面で前に出すぎる部分もないので、自分好みのいい感じの存在感だなぁ。

ナポリは溌剌&キュートなのがいいですが、ちょっと音楽早くないですか?
ハンガリーは下手手前というポジションもいいのですが、どうしても真ん中の二人よりフィルソワとペトゥホフの方に目がいっちゃうんですよね。 
ポーランドのリードの女性はマトヴェーエワが固定でエリマコワとラブリネンコが交替制なんですね。 衣装は多分同じでリボンの色が黒と赤で(確か)違うのかな? 
スペインはこの4人で固定のようですが、ノヴォショーロワさんのスペインを一回くらいは見たかった。

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コメント
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ボクはね、東京でこの二人を見たんだよ。でもね、なんかちょっとガッカリだった。
2012/02/02 23:24  | URL | シロジャビ #YvEbeA.k[ 編集] ▲ top
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東京はまだエンジンがかからなかったのかもしれないですね。 
2012/02/03 23:34  | URL | M #il9tusdg[ 編集] ▲ top
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