西本智実 バレエ音楽&オペラティックコンサート
2011/08/13(Sat)
9月1日(木)に文京シビックホールにおいて、西本智実&ロイヤルメトロポリタン管弦楽団 バレエ音楽&オペラティックコンサートというチケット売上金の一部を東日本大震災の被災者救済と復興支援活動などの資金にあてるコンサートが開催されます。 こちら

プログラムは
 チャイコフスキー 「白鳥の湖」全曲版より抜粋
 ヴェルディ 「椿姫」より「乾杯の歌」
 プッチーニ 「トスカ」より「歌いに生き恋に生き」「妙なる調和」「愛の二重唱」ほか


このコンサートの事は知っていましたが、司会進行役の話が入るという事でな~んとなくうざい(笑)かなと思ってスルーしていたのですが、先日もらってきたぶらあぼ8月号に西村さんのインタビューが載っていまして、その中にバレエ音楽に対するとても興味深い事が書かれていたので俄然興味が沸いてきてしまいました・・・。

彼女はバレエ音楽を踊りの伴奏にしたくないという思いが強く隠されたモティーフを損なわれないようにしたいそうで、今回の白鳥の湖も組曲ではなく、物語を運ぶ上で大事な部分を抜かさないようにした彼女の抜粋になるのだそうです。
以下抜書きですが、

”「白鳥の湖」はハッピーエンドではない”という原作にこだわっています。 「あちらの世界で二人は結ばれる」のが舞台のラストですが、チャイコフスキーの音楽自体は「朝日がいつものように昇っても、そこには湖の波紋しか残っていない」という現実を描いている。 その点を打ち出したいと思っています。

例えば白鳥と黒鳥を関連付けたライト・モティーフなどが用いられていますし、第1幕から第3幕までは、踊りの曲が♭系、ドラマを語る曲が♯系の音楽になっていながら、第3幕最後で王子が裏切った瞬間に逆転し、第4幕は♭系に終始します。調性関係でドラマを理解させる。 これはすごく重要なこと。 踊りの伴奏だったバレエ音楽が総合芸術に成り得た初の作品といえます。


ふむふむ・・・。 どの部分を抜粋して一つの物語に仕上げるのかがとても気になります。 音楽家の立場からバレエの曲の成り立ち、作曲者の意図をこのように解説してもらえるのってとてもありがたいですね。 コンサートでは他にどんなところを解説してくれるのでしょうね?? 個人的にはグランアダージョのオデットの心理描写的な部分に触れて欲しいなぁ。 1幕2場と3幕の湖畔に関しては、指揮者のみならず実際に踊るダンサーがどんな解釈で何を表現しようと舞台にたっているのかが非情に興味のあるところです。
そして・・・、ボヤルチコフ版(レニングラード国立バレエのお馴染みの版)を西村さんの指揮で見られたらどんなにいいでしょうねぇぇぇ。
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