マールイ「白鳥の湖」 1月8日の感想
2011/02/24(Thu)
ちょっとしたメモしか取っていなかったので、自分用の鑑賞記録として。

この日はフォーラムAの42列のサブセンターで鑑賞しました。
今まで28列目というのがフォーラムのバレエ鑑賞での最後方だったのですが、 いや~、舞台から遠いですね。 音も遠い・・・。 でも遠さよりも不満に感じたのは、こんなに後ろでも前の列との高さの差が十分ではない事。 後ろの後ろまでなだらかな傾斜なんですねぇ、このホールは! 

シーズンに最低一回はツァルのロットバルトを見なくちゃという事で行って来ました。 ジークフリートもマールイのプリンスだしね♪ 12月26日に見たシーズン初日の白鳥(日本でしか上演しないんだろうからほぼ一年ぶりですよね!)ですでにかなり揃っていたコール・ドはこの日も綺麗に纏まって見えました。 オペラグラスで覗いてなんとか表情が確認できるような距離ですから、近くで見たら違うかも知れませんが・・・、念のため。

ジークフリートのプハチョフ。 オーリャと踊った時は生まれ落ちた瞬間からオデットしか眼中にない愛情の源泉のような王子だったけど、この日は節度も理性も備わった王子でした(笑)。 佇まいも踊りも本当に優雅で美しい。 バレリーナを美しく見せるサポートも良かったし、流麗なラインでの完璧なテクニックで見せてくれた2幕のヴァリはうっと~~~りでバレエを見る幸せみたいのまで感じさせてくれて大満足です。 今期のプーちゃんは本当に美麗でありました♪

オデットとしてのラインは好みではないけれど、シェスタコワの踊りはたおやかでゆったり。 悲しげな表情の中に芯の強さを感じさせるオデットでしたが、あまり王子との間に愛は感じられなかった。 プハチョフも上述のようにオーリャとオーリャ以外の差がわりとはっきりしている方なので・・・。
オディールは上品に誘惑する感じだけど踊りは力強く安定していました。 32回転はすべてシングルだったけど、音楽に合わせてほとんど動かない彼女らしいフェッテ。 で、彼女はコーダでは上手後方から斜めにアチチュードを繰り返す振りをしないと聞いた事があったのですが(ルジの時だけ?)、この日はやっていてちょっとびっくり。 というのもなんですが、やっぱりいろいろ使い分けているんですよね。

さて、お目当てのツァル。 空間を大きく使ったダイナミックな踊りがいい! 相変わらずジャンプは高くジュテも綺麗です。 オーバーアクション気味のマラトやヴェンシコフとは対照的に、思い切りのいい動きとちょっとした首や上体の動かし方で感情ではない性質的な悪を前面に出してくるところが好きです。 ツァルを見ていると、新版の白鳥での彼の悪の天才を見てみたい気になるんですが、ペテルブルグ様式が薄れてハッピーエンドなのはなぁぁぁ。

トロワは初めて見る組み合わせ。 ヤパーロワちゃんは溌剌としている踊りが気持ちよくやはり上手いです。 チーカも悪くはないけれど、押し出しが弱いのかなぁ? こじんまり纏まっちゃっている感じ。 コリパエフは年末の鎌倉よりは良かった。 今回は踊りの後もきちんと王子と語らってました。 二人とも真っ直ぐ立っていたと思うけど、コリパエフの方がプーちゃんよりほんの少しだけ身長が高かったように見えて、改めてこの人長身だったのね・・・と思いました(笑)。 舞台上で猫背の時が多いんだよな。

2幕の各国の踊りに関しては記憶が定かでなく、間違いがあるといけないので止めておきますが、いつもは妖艶なセミョーノワが可愛かったのと明るく爽やかだったニキータの印象が強かったかな。 あと、スペインの女性二人はハラショー♪

湖畔の白鳥さんたちは、まだ多少ばらつき感のあった大きい4羽以外は皆良かったです。 2羽のエリマコワもクラシュークもどんどん踊りが洗練されてきて、ここでのクラシュークのラインはとても好きです。 



オデット/オディール:オクサーナ・シェスタコワ
ジークフリート:アルテム・プハチョフ
ロットバルト:ウラジーミル・ツァル
王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師:アレクセイ・マラーホフ
パ・ド・トロワ:サビーナ・ヤパーロワ、ユリア・チーカ、ニコライ・コリパエフ
小さい白鳥:ユリア・チーカ、エカテリーナ・ホメンコ、ナタリア・クズメンコ、マリーナ・ニコラエワ
大きい白鳥:ヴィクトリア・クテポワ、ダリア・エリマコワ、マリア・グルホワ、ユリア・カミロワ
2羽の白鳥:ダリア・エリマコワ、エカテリーナ・クラシューク
スペイン:ユリア・カミロワ、アンナ・ノヴォショーロワ、デニス・モロゾフ、アレクサンドル・オマール
ハンガリー:オリガ・セミョーノワ、ミハイル・ヴェンシコフ
ポーランド:エレーナ・フィルソワ、オリガ・ラヴリネンコ、アーラ・マトヴェーエワ、エレーナ・スヒーフ
       イリヤ・アルヒプツォフ、アルチョム・マルコフ、パーヴェル・マスレンニコフ、ロマン・ペトゥホフ
イタリア:ナタリア・クズメンコ、ニキータ・クリギン

指揮者:パーヴェル・ブベルニコフ

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