この人の、自分時間 <熊川哲也>
2010/09/24(Fri)
三菱東京UFJ銀行の季刊誌「Comfo」秋冬号の”この人の、自分時間”というインタビューに熊川哲也さんが登場しています。 
3ページに渡る記事ですが、今の彼の最大の関心事というか、頭の中から離れないのは「自分に続く次代のスターを作る事」のようです。 夏に上演された「New Pieces」はコンテンポラリーへ視野を広げたいという熊川さん自身に振付けてくれる人を捜したかったのと、カンパニーの中で振付に意欲のあるダンサーにもチャンスを与えたいという意図があったそうです(Kバレエからは長島裕輔さんが選ばれています。)。 さらに最近の熊川さんは、「演目に工夫を凝らすだけでなく、熊川哲也という一人のスターではなくバレエそのものに観客の目を向けさせるためには新しい才能が誕生しなくてはならない。 自分を超えるダンサーを自分が作り出さなければならない。」という責務のようなものにも追い立てられているようですね。
彼の後継者に関してはずい分前から悩みの種だそうですが、宝箱からすべてを惜しみなく受け渡したい気持ちはあるけれど、それを自分のものに出来る人材がなかなか現れないというのが現状のようです。 そして「スターは育てるものではなく現れるもので、タイミングと才能と運が必要。」とも述べています。 特に男性ダンサーに関しては、Kバレエのみならず、日本のバレエ界の問題でもあるのかもしれませんね。 さらに「バレエの世界は残酷。 芸術監督の評価次第で舞台にすら立てない。 キャスティングにしても最終的には僕の感覚的なものになる」とも述べていますが、これは本当に重たい言葉だなと。 感覚的という言葉の範疇に収まっていればまだしも、好き嫌いという露骨な判断基準にもなりかねないし、一つ間違えれば秘められた才能が芽吹く事なく潰されてしまうという事にもなりかねないですものね・・・。
熊川さんは、何歳まで踊り続けたいか?という質問に、「僕は、引退宣言は一生しません。 バレエの世界に携わって、子どもたちを預かっている大事な使命もあるし、簡単に背を向けて、別の楽な道を選ぼうとも思いません」と答えています。 引退宣言は一生しない! なかなか聞けない潔くて熱い言葉だなぁ。 そして「夢は自分が丹精を込め、愛情を注いだ作品を、惜しみなく技術を提供した生徒たちがスポットライトを浴びて踊っている姿を見たい。 満席の劇場でね。 そして、やはり、スターが現れることかな」と結んでいます。 
この記事のURL | バレエ | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<マールイ ミッケリ公演「ガラ」プログラム&キャスト | メイン | マールイの新人さんたち♪>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top

トラックバック
トラックバックURL
→http://amlmlmym.blog15.fc2.com/tb.php/2017-e7419780

| メイン |