私の中のあなた
2010/04/25(Sun)
「私の中のあなた」
原題: MY SISTER'S KEEPER (2009年 米 110分)
監督: ニック・カサベテス
出演: アビゲイル・ブレスリン、キャメロン・ディアス、ソフィア・バジリーバ、ジェイソン・パトリック
鑑賞日: 3月30日 (DVD)

私の中のあなた

11歳の少女アナ(アビゲイル・ブレスリン)は、白血病の姉に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によってこの世に生まれた。母サラ(キャメロン・ディアス)は愛する家族のためなら当然と信じ、アナはこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきた。そんなある日、「もうケイト(ソフィア・バジリーバ)のために手術を受けるのは嫌。私の体は、自分で守りたい」と、アナは突然、両親を相手に訴訟を起こす。しかし、その決断にはある隠された理由があった…。(goo映画より)

映画を見てからずい分経ってしまったけれど、リストにいれるために思いつくまま書きなぐった感想です。

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キャメロン・ディアスがこの作品についてオファーを受けた時の心境、彼女が演じるサラという一人の母についての思いを語っていたのを聞いて、見たいなと思っていた作品でした。

ドナーベビー、遺伝子治療の是非、家族のあり方を考えさせられる重く暗い内容なのかと思っていたのだけれど、意外にもソフトタッチで見終わった後に前を向いて進んでいきたい気持ちが沸いてくるような温かい映画でした。
そう思えたのは、ケイトとアナの強い絆だろうか? おそらく物心がついたと同時に自分がこの世に生を受けたのは姉の命を救うためである事に気づき、何度も自分の体に注射針やメスを入れられて辛い思いをしてきた10歳そこそこの少女が、あれほど姉の事を愛しているという事自体が驚きであると思う。 

キャメロン・ディアスは初めての母親役をこのサラという難しいキャラクターで演じたわけだけれど、彼女らしいエネルギッシュでひたむきな感じが良かったと思いました。 
サラが、2歳の時に難病を発して以来懸命に病気と闘っているケイトを中心に物事を考えてしまうのは、ある意味仕方のない事であり無理もない事だと思うし、そんな状況でケイトより一才年下の弟ジェシーとアナに常に細やかな愛情を注ぐ事なんて無理なのかもしれない。 ただ、ケイトの病状が悪化するにつれ、彼女の延命しか頭になくなったサラの強い意志は、肝心のケイトの心中を察する余裕をなくし、結局ケイトを追い詰めてしまう。
これ以上はケイトのために臓器移植はしたくないと弁護士を雇い両親を訴えたアナの真意に気がつく事もなく突き進むサラは、家族を崩壊一歩手前まで追い込んでしまうのだけれど、それを救ったのが父親のブライアン。 ジェシーからケイトは静かな死を望んでいると聞かされていた彼は、サラの猛反対を押し切り、海が見たいというケイトの願いを叶える。 サラとの言い争いでは離婚も覚悟の勢いだったけれど、夫婦の絆も固い。 親も子供たちから学んだ事は多いのだろうけど、地味な存在に見えたブライアンは実は懐も愛情も深い頼れる人で、見えないところで家族の舵取りをしていたのかもしれない。 ケイトが作っていたアルバムはまさに幸福で仲のいい家族だったもの。
  
ケイトを演じたソフィア・バジリーヴァは多分初見。 ケイトをリアルに演じるために髪を剃り、血の気のないメイクを施しての体当たり演技は凄かった。 
アナ役のアビゲイル・ブレスリンは「リトル・ミス・サンシャイン」(未見)で一躍スターダムに上がった子役だそうだけれど、シャマラン監督の「サイン」でもすでに名子役っぷりを発揮していたのを覚えています。
ジェシーを演じたエヴァン・エリングソンは21歳なんですね。 15歳くらいにしか見えなかったけど・・・。 憂いのある表情が印象的だった。
で、ジェイソン・パトリックはスピード2以来の超お久しぶりと思っていたら「アラモ」でも「告発のとき」でも見てたんだ・・・。 その2作は印象が薄かったけれど、今回はいい味出してたなぁ。 そしてアナが弁護を頼んだ敏腕弁護士のアレック・ボールドウィン、丸くなった顔も体ももう見慣れましたが、往年のハンサムがもったいないなぁぁぁ。

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