朝日新聞「イワンと仔馬」の特集記事
2009/10/23(Fri)
10月21日の朝日新聞の夕刊にマリインスキーの「イワンの仔馬」についての特集記事が掲載されたとジャパンアーツのバレエブログにあったので捜してみました。
残念ながら朝日新聞のニュースサイトには載っていないようなので、めちゃくちゃかいつまんでご紹介。

地道に努力を重ねる民衆への賛歌と権力者への揶揄が込められ、今もロシア人の心をくすぐるテーマではあるけれど、ともすれば教訓譚になりがちな作品を物語を織り込んだ美しいタペストリーにまで昇華させた要因には台本も手がけたイサーエフの装置と衣装デザインがあげられるとの事。
背後には三日月から満月までのいくつもの大きな月と真っ赤な壁の前の真四角の緑の玉座。人の顔をあしらい色鮮やかに仕立てた大胆な衣装の数々。 幾何学模様とまばゆい原色を配した美術はマレービチらのシュープレマティスム(至高主義)の抽象絵画に想を得たもので、観客の想像力を刺激してやまないとの事。
その衣装に呼応するように振付もマイムを拝してよどみなくスピーディーに展開し、クラシックの高い技術で山場を作りつつ、ショービジネス的感覚も織り込まれているのだそうです。
すでに何度か王女を演じているソーモアは
「振付家には基本的な事を支持されただけで、残りは自分の想像力を羽ばたかせるしかなかった。<途中省略> 演じるたびに違った王女になっていくのが面白かった」と。
またイワン役のサラファーノフの作品感は
「イワンがお馬鹿さんから王様に上りつめる短い時間の中に人生というものがすべて凝縮されている。半世紀以上前に作られたシチェドリンの音楽がこの振付のために作曲されたものに思えるのは驚き」との事。

そのシチェドリンと奥様のプリセツカヤのインタビューもありました。
シチェドリンがこの作品を作曲することになったのは、彼がモスクワ音楽院で注目を集める学生だったためにバレエ化をもくろむボリショイ劇場から話がきたからなのだそうです。 といっても最初はオーディションの一候補だったらしいのですが、何人もの作曲家が選考から落とされていく中で「一週間で1幕1場を書いて来い」というワイノーネンの無理難題にひるむことなく作り上げた結果、採用に繋がったのだとの事。
そしてシチェドリンは、プリセツカヤが踊ったラドゥンスキーの振付よりもラトマンスキーの新作の振付の方が音楽により沿った形になっているので好きだと言っています。 当のプリセツカヤは現代的な解釈も交えたシャープな構成が気に入っているそうです。
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