ニューヨーク・シティ・バレエ Bプロ 10月9日の感想
2009/10/12(Mon)
金曜日に見てきたNYCBのBプロの感想・・・というか呟きです。 プログラムは買わなかったので振付家の意図する作品の内容は全く分からないうえに、すでに記憶がかなり薄れてますんで・・・。 

<第1部>
コンチェルトDSCH
音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィチ、振付:アレクセイ・ラトマンスキー
ピアノ:エレイン・シェルトン
ウェンディ・ウィーラン、エイドリアン・ダンチグ=ワーリング、アナ・ソフィア・シラー、ホアキン・デ・ルース、ゴンザロ・ガルシア

主役の薄い若草色の衣装のペア(今回の公演チラシのスカートの裾と袖のフリンジ部分がピンクのあの衣装です。)がウェンディ・ウィーランとエイドリアン・ダンチグ=ワーリング。 ブルーの衣装のアナ・ソフィア・シラー、ホアキン・デ・ルース、ゴンザロ・ガルシアの小柄トリオがしっとり系(だったと思うんだけど)の主役とコントラストを見せるような躍動的な踊り。 特にホアキン・デ・ルースのテクニックが秀でていました。 
コール・ドが入った時のヴァリエーションに富んだフォーメーションもとても素敵だったと。 
面白いなと思ったのが、ここ。 トリオで踊っているところにエイドリアン・ダンチグ=ワーリングが現れるとアナ・ソフィア・シラーが彼に吸い寄せられるように近づいてしばらく二人で踊る。 するとウェンディ・ウィーランが「何よ!」ってな表情で現れあっという間にエイドリアンを奪い返すシーン。 第1楽章ではひたすら叙情的に踊っていた彼女の一瞬の表情がとても鮮明な印象を残したというか・・・。 ラトマンスキーはこの作品をどんなイメージで作ったのだろう?

<第2部>
バーバー・ヴァイオリン・コンチェルト
音楽:サニュエル・バーバー、振付:ピーター・マーティンス
ヴァイオリン:カート・ニッカネン
ミーガン・フェアチャイルド、サラ・マーンズ、ジャード・アングル、アスク・ラ・クール

白い衣装のクラシックカップルがミーガン・フェアチャイルドとジャード・アングルで、上半身裸のタイツの男性と衣装の色すら覚えていない女性のモダンカップルがサラ・マーンズとアスク・ラ・クール。 こちらも二人とも白だったっけ?? 
第1楽章はクラシックカップルとモダンカップルが普通に組んで交互に踊ったり4人で踊ったり。
第2楽章はクラシックの女性とモダンの男性による、ここが作品の一番の見せ所ではないかと思わせるPDD。 音楽も美しく切ない感じなのだけれど、う~~んと、やや小柄なアスク・ラ・クールとぽっちゃりとちと重く見えるミーガン・フェアチャイルドの組み合わせは正直に言うと辛い。 ミーガンの体のこなしはとても柔らかくて良かったのだけれど、リフトも完璧に持ち上がっていなかったし、こういう作品でそれは駄目なんじゃないかと。 
途中で束ねていた髪を解くのだけれど、床に寝そべった状態の時に必死になってゴムをはずしているのが見えてしまって、自分で髪を振りほどくジゼルを目撃しちゃったみたいな感じ。
第3楽章はクラシックの男性とモダンの女性。 出だしは女性が男性に背後から脇からと纏わり付くようなコミカルな踊り。 サラ・マーンズの細かい足裁きがとても見事でした。 どこかでアポロみたいに4人が一体になってポーズを作るところもあったけど1楽章だったか3楽章だったか忘れたなぁ・・・。 

タランテラ
音楽:ルイス・モロー・ゴトシャルク、振付:ジョージ・バランシン
ピアノ:ナンシー・マクディル
タイラー・ペック、ダニエル・ウルブリクト

多分初めて見た作品ですが、と~~っても素晴らしかったです。 二人とも音楽にぴったりでテクニックが強くてアレグロでもすべてのステップに雑な感じは全くないのが凄い。 二人が手を繋いだ状態で体の向きを変えたりする事も多く、あの速さだとちょっとでも二人の息が合わないと腕を痛めそうだと感じたほどでした。 そんな、きちんと踊るきるだけでも大変そうな作品なのに、随所にエンターティナーぶりも発揮する余裕ぶり。 ダニエル・ウルブリクトはプリンシパルダンサーだそうですが、弾むような跳躍と超高速マネージュには客席からほぉぉ~~っと感嘆の声が漏れていました。 個人的に気に入ったのは音符から全くずれないタイミングでのタンバリンの叩きっぷり。 青あざできてないかなぁと心配になるくらいの勢いでしたが本当に気持ちよかった! 
12月のマリインスキー・ガラでテリョーシキナとサラファーノフがタランテラを踊るのですよね。 あの二人だとどんな感じになるのか、今から楽しみです。 

<第3部>
チャイコフスキー・ピアノ・コンチェルト第2番
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー、振付:ジョージ・バランシン
ピアノ:キャメロン・グラント
アシュレイ・ボーダー、テレス・レイクレン、ジョナサン・スタフォード

この作品は1度だけ2年前に東バの公演で見ています。 なので、白いチュチュなのか・・・と思っていたのですが、女性はややクリーム色がかった膝丈くらいまでのスリップドレスのような衣装。 男性は宮廷風な白のブラウスとタイツ。 NYCBの女性ダンサーの体型を考えればこういう衣装の方が良いのですが、バレリーナがチュチュをつけていた方が厳粛な感じになるかなぁ。
アシュレイ・ボーダーは7月のコー・スターで見た時に感じたとおり、全身で音を表現する事のできる音楽性に富んだ柔らかな踊りがとても素晴らしかったです。 準主役のテレス・レイクレンもきっちり音はとっていたのですが、音に合わせるという事と音楽を表現するというのは全く違うことなのだと思いました。 それでもレイクレンはロシア人のようなスリムな長身ダンサーなのでスタイルの良さは際立っていました。 一方、悪くはないのですがジョナサン・スタフォードは踊りがちょっといっぱいいっぱいだったかな? アシュレイと互角には見えなかったのが残念。 コー・スターの時のパートナーのサイモン・ジョシュア・ボールとは息もぴったりだったしドラマも感じられたのだけれど、今回はそういうのはなかったです。
コール・ドはかな~りバラバラな気がしましたが、それぞれ好きなように音を感じて踊っているといったらよいのか・・・。 合わせる必要なんてないわよねという雰囲気でした。
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コメント
- Aプログラム -
12日のAプロに行ってきました。シロウト目にもあんまり揃ってない感じで、これがデフォの振付かなと思ってました(笑)
照明、衣装と音楽が素晴らしかったです。
2009/10/24 13:29  | URL | b_flat7 #ies1LsUc[ 編集]
- NoTitle -
b flat7さん、こんばんは。

Aプロをご覧になったのですね♪
バランシン作品が多かったのでこちらにも興味があったのですが、ウエスト・サイド・ストーリーは前回見たのでBプロを選びました。
それぞれのダンサーが自分の感覚で音を表現しているので、揃えるという事はそれほど要求されている事ではないのかもしれないですね。
2009/10/24 23:01  | URL | M #il9tusdg[ 編集]
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