バトル・イン・シアトル
2009/07/23(Thu)
「バトル・イン・シアトル」
原題: BATTLE IN SEATTLE (2007年 米・加・独 99分)
監督: スチュアート・タウンゼント
出演: マーティン・ヘンダーソン、シャリーズ・セロン、ウディ・ハレルソン、レイ・リオッタ
鑑賞日: 7月3日 (DVD)

バトル

1999年11月、シアトル。
WTO(世界貿易機関)の閣僚会議が予定される中、 地球温暖化や発展途上国での低賃金労働を懸念した活動家たちによる、 大規模な非暴力デモが行われた。 市長が市民と武力行使を行わないことを約束していたが、突如街中のウィンドウガラスが割られ、テレビでは警察がデモ隊に催涙ガス弾を撃つ、 衝撃的なニュースが流れた。 避難勧告が発令され、道はデモ隊と警官隊との衝突で塞がれ、街中が荒れ始めて行く。 そしてシアトルは戦場と化す――。
平和的に始まったデモ行進が騒乱へと至る5日間を、活動家、ニュースキャスター、警官とその妻、市長、そして会議に参加したアフリカ代表と学者など、 さまざまな視点を通して再現した群像劇。 (amazonより)

バトル2


シアトル市が米国内の他の都市と争った末に漸く成功したWTO会議の誘致が思わぬ負の遺産を市と市民に与えた。 この作品で映し出されるシアトル市内のさまざまなシーンはとてもリアルで、当時、テレビの画面に映し出される防護服に身を固めた警官たちが無防備なデモ隊や一般市民に警棒を振りかざして襲い掛かっていく様子や店のガラスが投石などで割られる様子を見て、シアトルは仕事上でも関わりがあった身近な都市であり、アメリカの中でも最も住みやすい街の一つと聞いていたせいもあって本当にシアトルなの?とかなり驚いた事を鮮明に思い出した。

本作は実際に起きた出来事をベースに一部のカメラワークなどドキュメンタリー的な印象も与えながら、さまざまな人々のWTO閣僚会議へのかかわりあいを描いているのだけれど、99分という時間の中に少し多くのものを詰め込みすぎなのではないかと感じる。 それぞれの思惑で抗議活動を続ける活動家たちの対立や団結、何かに扇動されて抑制の効かなくなった群集の恐ろしさ、警察官の夫を持つ妻が夫の仲間の警官による暴力で流産をしてしまった事によって試される夫婦の絆、戒厳令を出すまでに至った市長や警察側の対応などなど物語の語り手の対象が多すぎて、WTO自体の問題はそれほど掘り下げないこの映画を見終わった後には逆に焦点のぼけた物足りなさを感じてしまった。

それでもシャリーズ・セロン、ウディ・ハレルソン、レイ・リオッタなど、出演していた役者たちはなかなか豪華なメンバーでそれぞれ良かったと思います。 ミッシェル・ロドリゲスは相変わらずこういう鼻っ柱の強い男勝りな役がよくお似合い。  活動家のリーダー、ジェイを演じたマーティン・ヘンダーソンはニュージーランド出身の期待の新人との事。 ニュースキャスター役の女優はコニー・ニールセンなんですね。 グラディエーターでの名演が懐かしい。
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コメント
- まるで -
内戦状態のどっかの国みたいでしたよねぇ。
Mさんはシアトルの街とお仕事で関係があったんですね。
私もシアトルは安全な街、というイメージがあったので、
こんなことが実際に起きてたなんて、知らなかったし、ビックリしました。
でも、これはシアトルの街の人がどうの・・とかではなくて、世界中から?反戦じゃないけど、こういう運動をしてる人、活動家などが集まってのこの事件だったと思うので、街の人たち、街自体はやはり安全で良い街なのかもしれないですね。

仰るとおり、ちょっとWTOのことについても、それぞれの人についても、掘り下げが足りなかったかなぁって思いました。せっかく良い題材だったので、もうちょっとなんとかならなかったかな、と残念。
でも、俳優さんたちは良かったですよね。
Mさんの記事で初めて、あ~あのキャスターはコニー・ニールセンだったんだ~!と初めて気づきました(^_^;)
2009/07/25 07:39  | URL | メル #mQop/nM.[ 編集]
-  -
メルさん、こんばんは☆

シアトル市としては国際会議を誘致することによってシアトルという美しい街の名前が世界的にさらに有名になって観光客がさらに増えることなどを期待していたのでしょうが、逆にとんでもない映像を配信する事になってしまって相当ショックだったのでしょうね。

この映画はスチュアート・タウンゼントの監督デビュー作品なのですよね? これだけの俳優さんたちが集まるというのも凄いですよね。 彼も今後は俳優と監督の二束のわらじでいくのでしょうか?
2009/07/25 22:57  | URL | M #il9tusdg[ 編集]
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「バトル・イン・シアトル」
こんな事が、1999年にあったんですね~ …
2009/07/25 07:30  心の栄養♪映画と英語のジョーク
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