こうすけさん便り第2弾 マールイ4月30日「バヤデルカ」!!
2009/05/03(Sun)
こうすけさんの今回のバレエ鑑賞の旅のハイライトの一つ、コシェレワ主演の「バヤデルカ」のレポートも早々にいただきました。 本当にありがとうございます。




2009年4月30日 ミハイロフスキー劇場 バヤデルカ

鑑賞2日目にして、いきなり今回の旅のメインイベントを迎えてしまいました。踊りの内容の豊富さで、私のいちばん好きな演目のバヤデルカであるだけでなく、コシェレワがニキヤを踊るバヤデルカですから、それはわざわざ日本から見に来る価値が私にはありました。

また、この日の公演は、亡くなられたエカテリーナ・マクシモーワさんを追悼する公演という形をとっていました。開演前にその旨が放送されました。

ソロルは、この公演でデビューするアイドス・ザカンというダンサーでした。 ガムザッティは、ロマチェンコワがやるとネットで表示されていましたが、直前になってペレンへの変更が発表されたようで、わざわざ日本にいるMさんから携帯にメールをいただきました。 もうロマチェンコワのために文学カフェの花屋で花束を買い、劇場の係員に渡すところだったので、唖然としました。 まあ、代わりがペレンなんですから、それはそれで楽屋の同部屋対決(今はわかりませんが、3年前の時点では)から、イリーナ対決へと、新たな期待に変わりました。 ミハイロフスキー劇場の席は、1階のいちばん後ろの中央部です。私の前は通路で席がなかったので、よく見えました。斜め前には、エカテリーナ・パブロワ先生が座られました。 

公演は、まずエキストラの行進からはじまりました。興ざめする日本とは違いダンサーがやるのかと思いましたが、こちらもダンサーらしからぬ人たちでしたので、こちらでもエキストラなのでしょうか。

 セットは日本の公演と同じだと思います。ソロル登場、アイドス君とはどんな人なのかと思っていたら、日本人っぽいんですよ。 あとで、男性ダンサーのイリヤさんから紹介いただきましたが、ルジ監督がコンクールとかで注目して引っ張ってきた人らしく、入団して3か月くらいの21歳とか言っていました。 出身はカザフスタン、少しおとなしめの感じで、踊っている時は熊川さんのように見えます。 あるいは韓流スターっぽいですね。 残念ながら背はあまり高くなく、踊っているときは、ペレンやコシェレワと同じくらいに見えてしまいます。日本にも2回来たことがあるそうです。

大僧正はマラト、この背の高さがぴったりの役に彼自身がしてしまった感じです。 いつもと同じように水色の衣装を着た舞姫(フィルソワ、マルチナなどはいましたが、モストバヤはいなかった)が踊ったあと、ヴェールをかぶったコシェレワ登場、特に拍手なく、私もすっかりするのを忘れていて、今は後悔しています。 コシェレワのニキヤは、実は映像で少し見せていただいたことがあったので、全く初めて見たときほどのトキメキを感じられなかったのが少しもったいなかったです。 なお、コシェレワにとっては、2年ぶりだけど4回めのニキヤだそうです。

そのあと、場面がかわり、ペレン登場。 ペレンはスターなんですね、こちらには拍手がありました。 コシェレワがあまりに細身なのか、ペレンのおなかがふっくらみえました。 ペレンの気高い雰囲気がガムザッティにぴったりで、特に胸をはって堂々としているところはよかったですよ。 そして、コシェレワを呼びつけ、顔をそむけるコシェレワのあごに手をやり、自分の方を見させ、身につていた飾りを渡そうとしているところなどを見たとき、私の気持ちは一気に高揚しました。

2幕の婚約の儀式では、ソロルのアイドス君がソロを踊るとき、率先してパブロワ先生が拍手をしていました。 先生もお気に入りなのでしょう。 また、ペレンのソロも、イタリアンフェッテ、ダブル入りフェッテを披露して、とても華やかな雰囲気を出し、観客からもたくさんの拍手とブラボーをもらっていました。 今日の公演の主役はこっちなのかと思わせるくらい。

いやいや、そんなことはありません。コシェレワだって、けなげなニキヤをしっかりと踊っていましたよ。 また、この祝いの儀式でのニキヤの踊りは、切なさと無力さ、一時のささやかな喜び、そして絶望、ソロルへの一途な思いを、ガムザッティとは対照的に表現していました。

なお、インドの踊りは、今春の来日公演で新たに多くの役を任されたオリガ・セミョーノワとオマール。 客席は踊りの迫力に圧倒され、盛り上がりました。 そして、私にとってどことなく哀愁すら感じさせる曲の黄金の踊りは、普段からわれわれに多くの情報を提供してくれているアントン・プローム。 何か、私の歓迎のためにキャストを決めてくれているのかと勘違いしたくなる状況です。 プロームは黄金の踊りの格好をしてしまうと、プロームであることが私にはほとんどわかりません。でも、パブロワ先生にプロームであることを確認しました。

3幕の幻影の場。 上手から下手に向かって斜面を降り、下手から上手に降りて、床にたどり着きます。 隊長はフィルソワ。 最初の3人は床に降りるころまで、踊りが揃っていなかったので、心配になりましたが、それ以降は大丈夫でした。キャスト表にthree shadesにコシェレワの名前がありますが、間違えでしょうかね。 クテポワらしきおでこの広いダンサーは確かに3人の真ん中にいました。

コシェレワ、髪飾りはネックレス状の2本の飾りで、頭上からみると() のようになっていて、額には小さな宝石をぶら下げていました。 衣装は純白で、胸のⅤのラインのふちに宝石を縫いつけたものでした。 アイドス君との練習も十分行ったようで、安心して見ていられました。 そして、結婚式では日本公演と同じように、建物が崩壊して公演が終わりました。 もちろん、大きな拍手とブラボーで客席は盛り上がりました。

この劇場は、左右に分かれる幕ではないからでしょうか、カーテンコールで数人ずつ出てくるということはありませんで、何度か幕の上げ下げがあったあとは、そのまま終わってしまいました。

公演後、愕然とすることが・・・・、公演前に、係員に、オレンジと白の花束はコシェレワに、黄色とピンクの花束はペレン(買ったときはロマチェンコワをイメージしていた)にと言って託したのに、ペレンがオレンジと白の花束を持っているではありませんか。 こちらの方を若干大きめにしておいたのに、すでにペレンが持っているのに、いまから替えてともいえず・・・、ロシア人のいいかげんさ(?)にショックを受けるとともに、コシェレワさんには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 これからは、口で言うのではなく、宛て先をカードにはっきりと書いて花束に貼りつけたいと思います。

ニキヤ: イリーナ・コシェレワ
ドゥグマンタ: アンドレイ・ブレクバーゼ
ガムザッティ:イリーナ・ペレン
ソロル: アイドス・ザカン (デビュー)
大僧正: マラト・シェミウノフ
奴隷: ウラジミール・ツァル
アイヤ: エカテリーナ・ナウモワ
マグダウィア: アントン・アパシキン(デビュー)
ジャンペー: ヴァレリア・ジュブラリョーワ、ヴィクトリア・ザリポワ(デビュー)
グラン・パ: ユリア・カミロワ、ヴァレリア・ジュブラリョーワ、オリガ・グローモワ、マリア・グルクホワ
        アンナ・クリギナ、マリア・ドミトリエンコ、エレーナ・ニキフォロワ、エレーナ・シリャコワ  
        デニス・モロゾフ、ニコライ・コリパエフ
インドの踊り: オリガ・セミョーノワ、アレクサンドル・オマール
黄金の偶像: アントン・プローム
太鼓の踊り: アレクセイ・クズネツォフ
壷の踊り: ナタリア・クズメンコ
隊長: ミハイル・ヴェンシコフ
幻影のトリオ: アンナ・Mikheykina、イリーナ・コシェレワ(誤植)、ヴィクトリア・クテポワ
指揮: パヴェル・ブベルニコフ

SP09 194写真をクリックすると大きな文字で見られます。





こうすけさん、素晴らしいレポをありがとうございました。 マールイのバヤデルカですから、感想を読ませていただいただけで自然と音楽が聞こえてきて、衣装を纏ったダンサーたちが自分の中で踊りだしました(笑)。 ただ、肝心のソロルだけが想像できないですが・・・。 一時期YouTubeにマールイの映像が出ていたときにザカンを見ましたが、確かに黒髪とまじめでおとなしそうな面差しが印象的でした。 コシェレワには身長が低いけれどロマチェンコワとならまずまずか・・・と思っていたのですが。 それでも十分にリハの時間が取れたようなコシェレワがニキヤなら、アイドス君も緊張感もミニマムで済んだのではないかと思います。 
プロームのブロンズアイドルもまだ見た事がないので、見ることができたこうすけさんが羨ましいです。 本当にこうすけさんの劇場再訪を歓迎するようなキャストですね。 
バヤデルカ、今度の来日では見られるでしょうか? 毎年見たい演目なので、絶対に持ってきてもらいたいし、最低3公演は異なるキャストで上演して欲しいですね。
お花の手違いはなんと言っていいのやら、残念でしたね・・・。 花を選ぶときってダンサーとその日の役を考えて選ぶから、その時のこうすけさんのショックと落胆はよく分かります。 二人ともイリーナなのでスタッフが勘違いしてしまったのでしょうか? 日本だとたいてい花束受付のところでダンサーの名前を書いて花束に張ってくれますものね。 私が昨年ミハイロフスキー劇場で花を預けた時も、他に並んでいた方たちの持っていた花束は大きく名前を書いた紙やカードをセロファンの内側にしっかりとテープでとめてありました。 私は花屋さんで持っていたメモ用紙に名前を書いてセロテープをもらって(クリップしか持っていませんでした)貼り付けたような記憶があります。
幸いといったらなんですけれど、コシェレワは6日の「ジゼル」でもタイトルロールですから、コシェレワ@ジゼルにぴったりの素敵な花束をプレゼントしてあげてくださいね。
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コメント
- 報告 -
さきほど、マールイの「くるみ割り人形」を見てきました。全幕はひさしぶりでした。終演後、ヴェンシコフさんとマラーホフさんと少し話しました。王子役のプロームさんがホテルまで送ってくださったので、たいへん助かりました。お母様が見に来ていました。
 今日は午前中、マリインスキーの「バチフサライの泉」というのも見ましたが、初めてだったので、よくわからないうちに、いつのまにか終わっていました。もっと予習しておくべきでした。今日は出番ではなかったですが、外でサラファーノフを見かけたので、声をかけてみました。7時間くらい前のことです。今日のくるみの前に、1日にマールイの「ジゼル」を見ていますので、「ジゼル」からのちほど報告します。
2009/05/04 03:56  | URL | こうすけ #-[ 編集] ▲ top
-  -
こうすけさん、

とっても充実した時間を過ごされているようで、こちらとしても大変嬉しいです。 プロームもお母様とこうすけさんを客席に、はりきったのではないでしょうか?

マリインスキーの「バフチサライの泉」に関しては私も不勉強で、いただいているキャストを書き起こすのに時間が必要で今日はご紹介できませんでした。 すみません。 
日本では小林恭バレエ団がレパートリーにしているようですが、なかなか見ることのできない演目なので、それをマリインカで見られたというのは貴重な事ですね。

ジゼル以降の舞台についてですが、本当にお時間がある時でけっこうですので、無理しないで下さいね。
2009/05/04 23:09  | URL | M #il9tusdg[ 編集] ▲ top
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