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ロイヤルバレエ「マノン」 7月17日 ロホ&テューズリー
2005/07/23(Sat)
15日はバッセルを観たかったマノンで、17日はテューズリー観たさに急遽行ってしまったマノン。
ロバート・テューズリーというダンサーを知ったのはわずか2年前、バレエを頻繁に観るようになったのと同時期で、何かの雑誌で写真を見かけて、涼しげでハンサムな顔立ちに興味を持ってしまったのがきっかけ。運良くその年の秋の新国立劇場の「マノン」で初めて舞台を観る事ができ、正統派2枚目ぶりに陥落しそれ以来かなりお気に入りのダンサーです。

彼は去年の秋以来、フリーランスになっているので状態が不安だったけれど、結果、2年前にフェリと踊った時とは雲泥の差の良い出来だった。あのマクミランの困難な動きを指先、脚先にまで神経を行き届かせて、誠実に丁寧に踊っていた彼は美しかった。

テューズリーのデ・グリューは分別があり自分をしっかり持っている青年で、一目で恋に落ちたマノンを切ないほど一途に愛している。
寝室のPDD。射るような眼差しで熱くマノンを見つめ、差し伸ばす手、伸びやかな体全身でマノン愛をかたりかけていた姿にノックアウト状態。
2幕のブレスレットのPDD。ブレスレットに執着心を見せるマノンに対して、この期に及んでも物欲を捨てられないのかと悲痛な表情で見つめながらも、切々と諭すように踊る姿からは悲壮感が漂っていた(彼、ノーと打ち消すように顔を横に振りながら踊っていた)。迫真の演技にさらにノックアウト。
3幕では、ともかく最後までマノンを守り抜くという男らしさに溢れていてとても魅力的だった。マノンが死に至る沼地のPDDは素晴らしい熱演で、マノンを失った時の声無き慟哭には、その痛ましさに涙が溢れた。
二人の迫真の演技に吸い込まれるように観入っていたので、幕後はこちらもけっこう放心状態になってしまった。

ロホは、目力の強い小悪魔的なマノンで、レスコーとムッシューGMとのトロワでムッシューGMに向ける視線がすでにかなり挑発的だった。娼館でデ・グリューと再会した時もバッセルとは違い少しもうろたえずに微笑を見せる余裕。どんな時にもひるまないような強さで、まさにファム・ファタールそのものだった。でも、私にはデ・グリューへの強い愛があまり感じられなかったのよね・・・ 多分、容姿や醸し出す雰囲気が、私の好みが思い切りバッセルだったせいで、ロホのマノンにはあまり気持ちが入っていけなかったからなんだと思う。それに、テューズリーの一挙手一投足を見過ごすまいとオペラグラスを握り締めていたから、ロホが視界からはみ出しちゃっている事がけっこうあったし・・・ところで、彼女のロンドンでのデ・グリューは誰なんだろう? と思っていたらアコスタらしいですね。

この日のレスコーはホセ・マルティンで踊りも演技も上手く、同じスペイン出身でロホとの兄妹ぶりも自然だった。愛人のマーラ・ガレアッツィとのやりとりもあうんの呼吸で楽しかった。こうじゃなくちゃね! ガレアッツィも踊りと役柄の捕らえ方がさすがプリンシパルでしっかり魅せてくれた。

本日のムッシューGMタケットさんも、看守のギャリー・エイヴィス氏も見事な役者だった。凄すぎるよなぁ・・・

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