牧阿佐美バレエ団「ドン・キホーテ」 6月14日の感想
2008/06/22(Sun)
キトリ : 青山季可
バジル : 菊池研
ドン・キホーテ : 保坂アントン慶
サンチョ・パンサ : 上原大也
街の踊り子 : 田中祐子
エスパーダ : ミハイル・シヴァコフ
ガマーシュ : 坂爪智来
キトリの友人 : 小橋美矢子、伊藤友季子
酒場の踊り子 : 笠井裕子
ジプシーの首領 : 塚田渉
ジプシーの女 :  田中祐子
森の女王 :  伊藤友季子
キューピッド : 小松見帆
ヴァリエーション : 小橋美矢子、竹下陽子
ボレロ : 笠井裕子、中島哲也

菊池さんはピルエットやシェネや回転系が得意なのでしょうか? カスタネットのソロでもシェネ?で綺麗に回っていたし、居酒屋でもキトリのダイブ寸前まで軸も真っ直ぐに回転し続けていました。
青山さんは初見です。 キトリタイプというのとも違うでしょうが、菊池さんとの息もぴったりでナチュラルで明るくて魅力的なキトリだったと思います。 
8回あったリフトもすべてほぼ問題なく成功し、青山さんはしっかりポーズを決めて静止していました。
夢の場でのドルシネアも文句なしですが、もうちょっとたおやかさが欲しいような気はしました。

エスパーダのシヴァコフと街の踊り子の田中さんについては、こちらを(笑)

伊藤さんは今日のキトリの友人や森の女王などのほうが、今の彼女の魅力が活かされていていいと思いました。 テクニック的にはまだ若干不安定な感じはありますが・・・。 牧売出し中の若手2人を夢の場で一緒に見られたのも贅沢なのかな?

前日は気がつかなかったのだけれど、ジプシーの踊りで一人ピンクのバンダナを巻いていたダンサーの踊りがダイナミックかつ綺麗で良かった。 暗いし本人の顔をしっかり覚えていないので自信はないけれど清瀧さんなのかな?

個人的にツボにはまったのが上原さんのサンチョ・パンサ。
化粧のし過ぎや太鼓腹を強調した衣装でのスローモーでちょっと抜けた感じの演技にわざとらしさを感じる事が多いのだけれど、この日の上原さんはそういう点で全く嫌味のない可愛いサンチョでとっても気に入りました。 恒例のトランポリンでのジャンプが非常に高くて、空中でも可能な限り手足をバタバタ動かしているのが凄かったです! 

ボレロを踊った笠井裕子さんと中島哲也さんも良かったです。 酒場の踊り子も演じていた笠井さんは膝下がまっすぐで細くて綺麗ですね。 チュチュでも魅せてくれたけど、こういう踊りでも雰囲気があって素敵。 

3幕のキトリとバジルのGPDD。
菊池さんは実はもっとオレを見ろオーラ出しまくりで迫ってくるのかと思っていたら、アダージョはほど良く端正な踊り。 な〜んだ!つまらないと思っていたらヴァリでやってくれました。 踊り終わった後に髪をかき上げてニマっと・・・。 でも、ほんの5%くらい躊躇が入っていたかしら(笑)
し〜かし3幕のあの衣装は何なんでしょうね? 見た瞬間ぎょっとしました。 ボレロの下のシャツの胸がUの字にはだけ過ぎ! あれを翌日の逸見さんも着たのだろうか?
青山さんのグランフェッテは非常に安定していて綺麗でしたが、例によって?後半は音楽の速度がかなりあがったために少しきつそうでした。 なんであんなに速くするんだろう?
この日は青山さんのはけ方が早かったので菊池さんのグラン・ピルエットがいい感じで始まり、フィニッシュに向けて、観客の拍手とブラボーの中、青山さんも菊池さんもテンションをあげ続け素晴らしい盛り上がりでした。



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二日間ともに大変楽しい舞台ながら両日気になったのが、パブージンの指揮。
とても一生懸命なのはわかるのですが、舞台をおいていってないですか? 特に14日の3幕のGPDDのラスト、歓声や拍手でかき消されていたので気にならない人は全く気にならなかったと思いますが、ダンサーの踊りと音楽が一体になっていませんでした。 厳しい事を言うようですが彼はマールイの指揮者だから、こちらも要求がめちゃくちゃ高いのです。 1月の来日公演では舞台を大事にする指揮を心がけていたように見えて良かっただけに今回は少し残念です。
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