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新国立劇場バレエ団「コッペリア」 2月24日
2017/02/27(Mon)
新国立劇場の「コッペリア」、プティ版があまり好きではない私は最後に見たのは2007年5月の新国の本島&サラファーノフの公演でした。 10年見ていなかったのね~~。 今回そのプティ版を見に行こうと思ったのはやはり主演が小野&福岡ペアだから。 ダンサーとして絶頂期にありこの2人ならではの舞台を作ることのできる今の2人の公演は可能な限り見ておきたいと思うのですよね。 来期は今まで敬遠していた「白鳥」も行こうと思っています。 さて、10年前の自分の記録を読み返してみたのですが、スワルニダの友人が「湯川麻美子、真忠久美子、厚木三杏、西川貴子、川村真樹、堀口純」だったのですね。 今回も豪華メンバーですがこの時は本当に超豪華!  この頃私は川村さんLoveだったなぁ~~。  

先週の「テーマとヴァリエーション」では久々の唯ちゃんとのペアも新鮮な感じで悪くなかったですが、やっぱり雄大君は絢子ちゃんとのペアが自分にはしっくりきます。
で、この公演、私的にはもう絢子ちゃんにつきました。 登場して壁に寄りかかりながら広場を見つめている時の表情がや~けに艶っぽく憂いまで秘めちゃってこの路線でスワルニダか!と一瞬ドキっとしましたが、その後は表情豊かにお茶目で愛らしく、ユーモラスに色気を振りまく様もとってもキュート! つれないフランツを必死に追いかける姿も可愛いったら。 前回の事はあまり覚えていなかったのですが、スワルニダって本当に踊りっぱなし、動きっぱなしなんですね。 特に2幕はワンマンショー的なダンス量ですが、パワーが落ちる事なく最後まで踊りきった小野さんの体力は凄いです。 踊りは終始軽快で音楽性豊かで安定感抜群。 どこを切り取っても素晴らしかったけれど、特にフレックスなどこの版特有のステップでの脚さばきがクリアで雄弁でした。  雄大君とのパートナーシップは今更言うまでもなく、もうともかく自然に磐石な2人。 2幕のPDDでフランツが体が真横になったスワルニダを投げ上げてくるくるっと二回転させるリフトも二回ともスピーディーに危なげなくさらっとこなしていましたものね。
雄大君もフランツを楽しんでいる感じで踊りも演技も良かったです。 一つ一つの踊りに余裕があって伸びやかで切れもありましたね~。

かな~りお久しぶりのボニーノさんも変らずの存在感で舞台を引き締めプティの精髄を見せてくれたと。 以前ほどの鋭さがなくなったムーブメントは少し落ち着いたキャラクター作りにも自然に繋がっていてより深みが増したというか、今回のコッペリウスの方が好みでした。 

スワルニダの友人の6人も皆踊りも演技もさすがの上手さ。 先週はこの上なく美しいラインでバランシンを見せてくれたダンサーがこれでもかのプティ仕様でお尻振り振り(笑)とってもチャーミングでキュート!  入団早々主役に抜擢されている木村優里ちゃんもこういうポジションを数多くこなしていろいろ吸収し、観客からも周りのダンサーたちからも信頼や賛辞をもらいながら成長していって欲しいですね。 お化粧も良くなったしとっても可愛かった。  細田さんや寺田さんも相変わらず見事!
娘たち・・、ファニーなお化粧をものともしない美人揃いの新国バレリーナたちもブラボーでした。
衛兵たちもファースト・ソリスト含め惜しみないキャスティングで見応えあったのですが、帽子のつばと付け髭で判別がなかなか難しい。 渡辺さんと全身から濃いオーラ放出の木下さんはわかりましたが、現在注目中の浜崎さんはなかなか分からず、最後はもうムキになって端から端までオペグラで覗きまくりましたわ・・・。 一応わかったつもりです(笑) 

プティ版があまり好きではないというのは、ライト版のほんわりとしたエンディングと比べると、心が少し重くなるような切ないエンディングがね・・・・。 
でも、今回は絢子ちゃんの素晴らしいパフォーマンスに酔った余韻か、終演後のカーテンコールでは本当に幸せな気分で拍手をする事ができました。

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ミハイロフスキー劇場3月公演主要キャスト
2017/02/23(Thu)
ミハイロフスキー劇場の3月の主要キャストが発表になっています。
「パリの炎」の10日と11日のソワレのジャンナ役はノヴォシビルスク劇場のダンサーがゲスト出演するようです。 アンナはソリスト、エレーナはプリンシパルだそうです。 また11日のマチネではまだコール・ドのジャロフスカヤを抜擢。 彼女は日本公演で白鳥のトロワなどにキャストされていましたよね。 マールイのダンサーのキャスティングを見ると、ペリソンとマッケイが順調に活躍の場を増やしているという感じです。 私たちに馴染みのあるダンサーたちのキャスティングは減る一方で淋しい限りですが、冷静に考えると時間は確実に過ぎているのですものねぇ。 自分の中での5~6年前くらい前までのの記憶が鮮明で、なおかつそこで止まっちゃっているのがいけないんだよなぁぁぁ。 でも、ともかくバレエ団に来日して欲しい!! 来年のお正月はキエフですが、なんとか再来年に!!!

3月01日 白鳥の湖
      オデット&オディール:エカテリーナ・ボルチェンコ
      ジークフリート:レオニード・サラファーノフ
3月02日 白鳥の湖
      オデット&オディール:スヴェトラーナ・ベドネンコ
      ジークフリート:ヴィクトル・レベデフ
3月04日 白鳥の湖
      オデット&オディール:エカテリーナ・ボルチェンコ
      ジークフリート:レオニード・サラファーノフ
3月05日 白鳥の湖
      オデット&オディール:アナスタシア・ソボレワ
      ジークフリート:ヴィクトル・レベデフ
3月07日 ラ・シルフィード
      シルフィード:エラ・ペリソン
      ジェームズ:ヴィクトル・レベデフ
3月08日M ラ・シルフィード
       シルフィード:ヴェロニカ・イグナツェワ
       ジェームズ:ジュリアン・マッケイ
3月08日S ラ・シルフィード
       シルフィード:アナスタシア・ソボレワ
       ジェームズ:レオニード・サラファーノフ
3月10日 パリの炎
       ジャンナ:Anna・Germizeeva
       フィリップ:イワン・ワシリーエフ
       ミレイユ:エラ・ペリソン
       ミストラル:ヴィクトル・レベデフ
3月11日M パリの炎
       ジャンナ:イリーナ・ジャロフスカヤ
       フィリップ:ジュリアン・マッケイ
       ミレイユ:エカテリーナ・ボルチェンコ
       ミストラル:ヴィクトル・レベデフ
3月11日S パリの炎
       ジャンナ:Elena・Lytkina
       フィリップ:レオニード・サラファーノフ
       ミレイユ:エラ・ペリソン
       ミストラル:ヴィクトル・レベデフ
3月15日 ロミオとジュリエット
       ロミオ:レオニード・サラファーノフ
       ジュリエット:ワレリア・ザパスニコワ
3月16日 ロミオとジュリエット
       ロミオ:未定
       ジュリエット:未定
3月17日 ロミオとジュリエット
       ロミオ:レオニード・サラファーノフ
       ジュリエット:ワレリア・ザパスニコワ
3月19日M チッポリーノ
       チッポリーノ:アンドレイ・ヤフニューク
       ラディショーシュカ:アンナ・クリギナ
       マグノリア:スヴェトラーナ・ベドネンコ
       さくらんぼ伯爵:ジュリアン・マッケイ
3月19日S チッポリーノ
       チッポリーノ:アレクセイ・クズネツォフ
       ラディショーシュカ:サビーナ・ヤパーロワ
       マグノリア:アナスタシア・ソボレワ
       さくらんぼ伯爵:ヴィクトル・レベデフ
3月22日 バッハへのオマージュ
       レオニード・サラファーノフ
3月23日 バッハへのオマージュ
3月24日 バッハへのオマージュ
       レオニード・サラファーノフ
3月26日M ジゼル
       ジゼル:アナスタシア・ソボレワ
       アルベルト:ヴィクトル・レベデフ
       ミルタ:エカテリーナ・ボルチェンコ
3月26日S ジゼル
       ジゼル:エラ・ペリソン
       アルベルト:レオニード・サラファーノフ
       ミルタ:エカテリーナ・ボルチェンコ
3月29日 海賊
       メドーラ:エカテリーナ・ボルチェンコ
       コンラッド:レオニード・サラファーノフ
       ギュリナーラ:ヴェロニカ・イグナツェワ
       奴隷のPDD:イリーナ・ジャロフスカヤ、ヴィクトル・レベデフ
       ビルバンド:アンドレイ・カシャネンコ
3月30日 海賊
       メドーラ:未定
       コンラッド:未定
       ギュリナーラ:未定
       奴隷のPDD:未定
       ビルバンド:未定
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新国立劇場バレエ団 ヴァレンタイン・バレエ
2017/02/19(Sun)
<第1部> 
テーマとヴァリエーション
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:ジョージ・バランシン
米沢 唯、福岡雄大

寺田亜沙子、奥田花純、細田千晶、飯野萌子
貝川鐵夫、木下嘉人、小柴富久修、浜崎恵二郎



<第2部 パ・ド・ドゥ集>
「ドン・キホーテ」グラン・パ・ド・ドゥ
音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー
柴山紗帆、井澤 駿

ソワレ・ド・バレエ
音楽:アレクサンドル・グラズノフ
振付:深川秀夫
米沢 唯、奥村康祐

タランテラ
音楽:ルイス・モロー・ゴットシャルク、ハーシー・ケイ
振付:ジョージ・バランシン
小野絢子、八幡顕光


<第3部>
トロイ・ゲーム
音楽:ボブ・ダウンズ、バトゥカーダ
振付:ロバート・ノース
福田圭吾、中家正博、池田武志、小口邦明、原 健太、福田紘也、宝満直也、髙橋一輝


最近では珍しい雄大君と唯ちゃんのペア。 始めのうちはなんとなくお互い硬いような、特に唯ちゃんが緊張しているようにも見えましたが、ソロあたりからはそんな感じもなくなったように思います。 難易度の高い振り付けを音楽にきちんと合わせてさらっと踊ってしまう二人はさすが。 雄大君は12月のシンデレラと比べると若干踊りが重いような気もしましたが、相手が誰でもサポートに落ち着きが出て来ましたね。 ま、唯ちゃんはサポートいらないようなものだけれど・・
4組のカップルも皆上手く、一人ひとりをもっとじっくり見たかったなぁ。 個人的には細田さんの描く美しいラインが好みでした。 男性ではシンデレラでのまるで王子な雰囲気に気になるダンサーとなった浜崎さんが、アーティストながら抜擢されていてやはり思わず目が行ってしまいました。 コッペリアではどんな役で見られるかしら?
そして、作品をより格調高いものにしたのがコール・ド。 ほっそり長身とスタイルもよく踊りも端正で、チャイコフスキーの音楽とバランシンの振付をこれ以上ないほどに美しく表現していると思いました。 さすが、新国のコール・ドです!!

ドンキPDDの柴山さんは今まであまりソロで見た事がなかったのですが、音取りも良いし、技術のしっかりしたバレリーナなんですね。 体の軸が安定していて回転もとても綺麗です。 32回転は後半にもダブルをいれていて最後ちょっと落ちかけたのが残念でしたけど、後半をシングルで纏めていれば完璧に綺麗に回れたと思います。 
井澤さんも怪我も治ってダイナミックでしたね。 ただ、ちょ~~~っとだけプレパレーションが長くて流れが切れる感じもするので、もっと自然に動きが繋がればいいなぁと。

「ソワレ・ド・バレエ」は初めてみましたが、グラズノフの甘くロマンティックな旋律にのった星空の下のダンス。 可愛らしい雰囲気の中にも大人のしっとり感もしっかり漂わせている唯ちゃんは、こちらの作品の方が生き生きとしていて断然魅力的! 
奥村君は身のこなしが軽やかで、しなやかできっちりした踊りが気持ちいいですね。 2人のコンビネーションも良かったです。

「タランテラ」って本当に運動量が半端じゃないですね・・・。 絢子ちゃん、コミカルな役も何気に似合っていてチェーミングでした。 久しぶりの八幡さんとの息も合っていて2人ともアレグロの音楽に軽快に乗って楽しそうに涼しい顔して超絶技巧♪  タンバリンのたたきっぷりも豪快で気持ち良かったな! 

男性8人による「トロイ・ゲーム」も初見。 舞台写真もしっかり見た事なかったようで、上半身ほぼ裸に超短パン+レッグウォーマー?な格好にちょいとビックリしました。  ギリシャ風の衣装なんだそうですが・・・。
自己陶酔?な8人の戦士?によるエネルギッシュでユーモラスな作品。 軽快なサンバのリズムを多く使っているのもいいですね! 舞台上を思い切り走ったりジャンプしたり、ソロでテクニックを見せつけたり、また武術のような動きもあったりと男性ダンサー的には踊り甲斐のある演目じゃないでしょうか。 それぞれ個性豊かに芸達者で良かったです。 中家さん、クールに決めてましたね♪


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キノコでフレンチ
2017/02/18(Sat)
フェドセーエフさん指揮のコンサートは自分にとってはSpecial eventなので、その後のディナーもちょっぴりスペシャルに以前から興味を持っていた恵比寿にある「マッシュルーム」というフレンチレストランに行って来ました。
このお店はシェフがキノコ好きという事で、お料理に他の店ではお目にかかれないいろいろな天然キノコが使われていて、キノコずくしのおまかせコースなんていうのも用意されているのです♪ 今回は迷ったのですが、キノココースは次回トライで5000円のディナーコースにして10種類のキノコのソテーを追加でいただきました。 
いつも、どこかに食事に行っても始めの二皿くらいまでは写真を撮ったりするんですが、後は忘れてお料理が出てくるとすぐ食べちゃうんですよねー。 今回はキノコという事もあり気合を入れました!(笑)

四角いテーブルナプキンもこんな風に折れるんですね!
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メニューの表紙イラストだってもちろんキノコ♪
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<アミューズ>
蕗の薹ときのこの揚げ物
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きのこは香茸だったっけ? しっかり覚えたつもりが忘れてしまったんですが旨みがじわっと出てくる感じで美味しかった。 蕗の薹はやっぱりちょっと苦い。

<前菜>
旬の有機野菜のグリエ ラヴィゴットソース 黒毛和牛のブレザオラ(生ハム)とジャンボマッシュルームを添えて
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マッシュルームがほんとにジャンボ! 両端生ハムが乗っているのでわかりにくいですが、10センチ以上はありましたよ♪ しっかりしたコクのある味。

キノコのドライフルーツマリネと旬の魚貝類 桜海老ドレッシング 愛媛産甘平添え
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10種類のきのこのソテー
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すべてえのきや椎茸、しめじに見えるんですが・・・、時計回りに全部名前を言ってもらいましたがどれも知らない名前ばかりで当然覚えられるわけもなく。  ちゃんとメモすれば良かった!
さっぱりなものから濃厚なものまで味も食感もさまざまでしたが、みんな美味しい。 土や木の匂いがするわけじゃないけれどイメージできると言うか・・・。

<主菜>
野生猪ばら肉の煮込み 軽い燻煙 泥牛蒡とマデラ酒のソース 黒胡椒ムース 
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猪はとても美味しかったけれども思った以上に油が多かったとの事。 ソースに使われた牛蒡の風味がなんともいえず美味だったとか。

阿波尾鶏と原木椎茸のグリエ ガルムソース
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ほどほどに油はのっているものの比較的さっぱりした味の阿波尾鶏にからめるガルムソース(魚醤)が絶品!! 思わずパン(自家製でこちらも美味しい!)をおかわりしてソースは残す事無くいただきました。

<デセール>
こんなキノコ型のボードに本日のデザートメニューが貼られているんです。 とことんどこまでもキノコ!
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あ、でもデザートにはさすがにキノコメニューはなしなのね・・・。

栗のしっとりケーキ 和栗のアイスを添えて
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私は栗を使った和菓子や洋菓子が大好きなので迷わずこちらをチョイス。 口の中でケーキがシューンと小さくなる感じもgood! 
アイスは甘さ控えめでケーキとの相性もとてもいいです。

赤いルバーブのコンポートと生姜のアイス 
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ルバーブの酸味と生姜の辛味の組み合わせが面白かったそうな。 ルバーブってジャムを見た事はあったけど食べたのは初めてかも。

<プティフール>  
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キノコ型のクッキーはお土産用に販売してほしいなぁ。

ワインセラーにはたくさんのボトルがストックされていましたが、今回はグラスでピノ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニヨンの2種を。 そうそう、お料理が映えるようにお皿はプティフールを除いてすべて白でしたが、デザインが凝っているんですよね。 食べやすく機能的でもありました。


店内のインテリアにもキノコがあちこちに飾られていたのですが、お店の入り口にはたくさんのキノコのフィギュアがぎっしりと飾られたショーケースがあって帰りにじっくり見ようと思ったのだけれど、お店の方が外まで見送ってくれたのでそのまま写真を撮るのを忘れて帰って来てしまいました。 次回は写真を撮ってから入店しようっと!
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パリ・オペラ座来日公演 キャスト変更
2017/02/16(Thu)
2週間後に迫ったパリ・オペラ座バレエ団日本公演に大幅なキャスト変更が出ています。 こちら

「バレエ・スプリーム」の演目について追加情報は出ないかとここのところ頻繁にNBSのサイトをチェックしていてたのですが、アンケートを郵送し終わった事もあり昨日はアクセスしなかったところ、パリ・オペラ座キャスト変更という郵便が家に届いていてとっても嫌な予感が!

エルベとマチューが怪我のために公演に出演できなくなったとの事でしたが、それに伴うキャスト変更の多さにびっくりというか大いに不満というか・・・。
2人については状態がちょっと深刻のようなので一日も早く回復して舞台に復帰できるようにと思わずにはいられませんが、当初の配役から大きく変わらないようにというNBSのリクエストに対して、「リハーサルの時間や芸術上の観点から」という理由でこのような大幅なキャスト変更をしてきた事には納得しかねます。 「芸術上の観点」と言われて、ごもっともと納得するにはチケット代も高すぎる・・・。 
前回のバーミンガムの「白鳥の湖」でジェンナ・ロバーツの来日後の怪我の際に、マシューはたった一日のリハーサルで代役の平田さんと踊りましたしね。 ゲストのマシューができるのだから、同じバレエ団で2週間以上の時間があったのならできない事もないでしょうにと思ってしまいます。

話は変わりますが、光藍社さんの夏の公演のWEB先行が昨日から始まっています。 こちら。 ハイライトは関西だけなんですねぇぇ。 東京でも見たいんだけどなぁ!! 半分半分にはできないのかしら??  わたし、もうお話聞かなくても大丈夫だし!(笑)
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2月4日 N響オーチャード定期 2016/2017シリーズ 第92回
2017/02/12(Sun)
フェドセーエフさんでこのプログラムという事で凄~く楽しみにしていたコンサート。 今年85歳を迎えられるフェドセーエフさんが元気に来日して下さって本当に嬉しい。
日本で数多く公演しているものの、東日本大震災以降に東北でコンサートを行う事が出来ていない事を気にされていて何かできる事があればとずっと思われていたフェドセーエフさん、今回の福島県いわき市での公演を心待ちにしていたのだそうです。

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NHK交響楽団
指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ
会場:オーチャード・ホール
男性合唱:東京混声合唱団
児童合唱:いわき市立高坂小学校、いわき市立平第三小学校合唱部

ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編):交響詩「はげ山の一夜」
ハチャトゥリヤン:組曲「仮面舞踏会」

    -----  休憩 -----

チャイコフスキー :幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
チャイコフスキー :序曲「1812年」

<アンコール>
チャイコフスキー:組曲第4番「モーツァルティーナ」より『祈り』
 


「はげ山の一夜」も「ロメジュリ」も好きな曲ながら生演奏で聞くのは前回が思い出せないくらい久しぶり。 「はげ山の一夜」は鳴らすところは鳴らしているけれど、爆音という感じではなく分厚い音も統制が取れて綺麗に聞こえました。

続く「仮面舞踏会」は生で聞くのは初めてです。 第1曲のワルツは憂いを帯びどことなく暗く妖しげなメロディーに真央ちゃんのフリーの演技が蘇る。 どっしりとした音量に気持ちよく揺さぶられました。 第2曲のノクターンでのコンマスのヴァイオリンの音はとても美しいけれど少し線が細くて若干他の楽器に押されがち(自分の席が前方下手すぎたせいかもしれません)な気も。 第3曲のマズルカは華やかでもあり、グロッケンシュピールの音色に癒されすぎて眠りの世界に導かれそうでもあり(笑)。 第4曲のロマンスはともかく旋律が美しく、特に弦の音が魅惑的に美しい。 最後のトランペットの堂々として朗々とした響きも耳に残ります。 オケのアンコールでも時々演奏される第5曲のギャロップは軽快で賑やかで楽しいのですが、とことんN響のサウンドには重量感がありますねぇ。 

「ロメオとジュリエット」を振るフェドセーエフさん、恋人達の愛のテーマではご自身もすっかり物語のロマンスの世界に入り込んでいるような表情と手の動き。 役を生きているバレリーナが腕や指先で心情を表現しているようというか。  20分足らずの曲に織り込まれているさまざまなシーンを滋味あふれた音色でドラマティックに作り上げたフェドセーエフさんとそれに応えたN響、素晴らしいです。 

そして本日の白眉だった序曲「1812年」。 始めはなぜこのプログラムに合唱団が記載されているのだろうと不思議に思ったのですが、フェドセーエフさんの意向でこの作品が被災地の子供達の合唱付きになったとの事です。
ロシア正教の聖歌から取られたという冒頭の旋律が男性合唱で歌われるとなんと厳かに感動的に響く事か。 ペテルブルグのアレクサンドル・ネフスキー修道院で聞いた聖歌の男性の厚みのある穏やかな声を思い出しました。  子供達はラ・マルセイエーズに対抗するロシア民謡をロシア語の合唱で。 必死に国を守ろうとするロシアの人たちの姿が見えるような真に迫る熱唱で涙が出ました。 人の声の力は凄い! 
オケはバンダとして上手と下手袖にトランペットとトロンボーンを3人ずつ置き管楽器増員でかなりの音量。 合唱と拮抗する渾身の演奏で特にラストの盛り上がりは華々しく爽快なものがありました。 合唱、オケ、打ち鳴らされる鐘の音が多少混濁気味な感はありましたが、感動的な圧巻のフィナーレで、本当にこのコンサートを聴きに行って良かったと心から思える素晴らしい序曲「1812年」でした。  
(いわき市の合唱部の子供達のこの日の様子がこちらのサイトでわかります。)

そんな圧巻で感動的な曲の後に選曲されたアンコールの「モーツァルティーナ」からの『祈り』。 優しく穏やかな弦の美しい弱音が心に浸み入りました。


フェドセーエフさんは5月にも来日されて二つのプログラムでN響と共演します。 すでにチケットを取った5月24日の公演では「フランチェスカ・ダ・リミニ」が聞けるのが個人的にはとっても楽しみ。 そして11月にはチャイコフスキー・シンフォニック・オーケストラとの来日も予定されていて、今年はフェドセーエフイヤーです♪ サモイロフさんにも会えますよねー、嬉しい!!!
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1月25日 ベルリン・フィル八重奏団コンサート
2017/02/05(Sun)
前回杉並にベルリン・フィル八重奏団を聴きに行って大感動したのは2年前だと思っていたら、2014年の1月でした。 時の経つのがあまりに早く、3年なんて本当にあっという間・・・。

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ニールセン:軽快なセレナード (Cl. Fg. Hrn. Vc. Cb.)
ドヴォルザーク(シェーファー編):5つのバガテル Op. 47(八重奏版)

----- 休憩 -----

シューベルト:八重奏曲 D.803


樫本大進 Daishin Kashimoto (第1ヴァイオリン, 1st Violin)
ロマーノ・トマシーニ Romano Tommasini (第2ヴァイオリン, 2nd Violin)
アミハイ・グロス Amihai Grosz (ヴィオラ, Viola)
クリストフ・イゲルブリンク Christoph Igelbrink (チェロ, Cello)
エスコ・ライネ Esko Laine (コントラバス, Contrabass)
ヴェンツェル・フックス Wenzel Fuchs (クラリネット, Clarinet)
シュテファン・ドール Stefan Dohr (ホルン, Horn)
モル・ビロン Mor Biron (ファゴット, Fagott)



ニールセン:軽快なセレナード
デンマークを代表する作曲家ニールセンのこの曲は1914年に王立劇場のメンバーによるアンサンブルの地方公演用に書かれた曲だそうです。 「軽快なセレナード」という訳題よりも”Serenata in vano”は「甲斐なきセレナード」とした方が、ニールセンがこの曲の説明で「紳士たちがバルコニーに女性を呼び出そうと恭しくセレナードを歌うものの彼女は出てこず、それなら少々物憂い旋律をと歌うもそれも効果なく、結局甲斐がないため自分たちで楽しもうと行進曲で退散する」という内容にあっているとの事。in vano=甲斐がないという意味だそうです。 英語のin vainと同じなのかな?
初めて聴く曲なのにコンサートの前にこの解説を読まなかったので、第1&2ヴァイオリンとヴィオラを除く、チェロ、コントラバス、クラリネット、ホルン、ファゴットの5人で演奏が始まった時には「へー、珍しい・・」くらいにしか思っていなかった自分が情けなく・・・。 紳士たちの心情の変化を表しているだけに、表情の違う旋律を楽しめた曲でした。

ドヴォルザーク(シェーファー編):5つのバガテル
ドヴォルザークの5つのバガテルも初めてですが、バガテルとは本来「ちょっとしたもの」「ささやかなもの」という意味だそうですが、音楽では軽やかで小規模なピースの事を意味するのだそうです。 
ドヴォルザークがある室内楽グループのために書いた曲でオリジナルは二つのヴァイオリン、チェロ、ハーモニウム(リード・オルガン)だそうですが、今回のコンサートで演奏されるのはシュテファン・ドールの知人のクラリネット奏者ウルフ=グイド・シェーファーが八十奏団の来日公演のために編曲した作品で、当然の事ながら世界初演。
ドヴォルザークらしい素朴で美しい旋律と哀愁を帯びた旋律が多く、それを極上のアンサンブルで聴く事ができるというのは幸せ以外の何物でもないですね。 ヴァイオリンとヴィオラが加わって一段と色彩豊かになり、1楽章の変奏曲風の流れや4楽章のカノンの響きは特に美しかったです。 

シューベルト:八重奏曲
シューベルトの八重奏曲を弾くために結成されたベルリン・フィル八重奏団だけに、前回のコンサートに引き続き今回も後半のプログラムとして演奏されました。
前回は3楽章の終わりで大進君の弦が切れるというアクシデントがあったなぁと思い出して今回は大丈夫だろうかと途中勝手にドキドキしたりもしたのですが、何事もなく! 今回の来日中にレコーディングも行ったという八重奏曲は、2013年に一新された今のメンバーにとっても特別な曲であり弾き込んだ曲でもあると思いますが、慣れというような感じは全くなく、曲を楽しみながら弾いているように見えたドヴォルザークとは違って、より緊張感と集中力を持って緻密で絶妙なアンサンブルを奏でていたように思います。 美しい音が変幻自在に音色を変えて響きあうのですよね・・・。 本当に素晴らしかったです。

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