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ミハイロフスキー・バレエ「ローレンシア」 1月5日
2016/01/31(Sun)
もうすぐ公演が終わって一ヶ月になってしまいますが、何年か経った時に振り返ってその時の感想が全くなかったりキャストを残しておかなかったりすると淋しいものがあるので、新鮮味は全くありませんが、最近得意の(笑)備忘録として。

ローレンシアはメッセレルが振付家ワフタング・チャブキアーニの生誕100年を記念して復刻し、2010年6月にサンクト・ペテルブルグでプレミア公演が行われました。 ロシアで大好評を得た一ヵ月後の7月にはロンドン公演でも上演し、やはり大成功で観客と関係者に大いに評価されたという作品です。 私はその年の10月、ペテルブルグに行った際にペレン&プローム主演で2度見る事ができました。
その時の物語を追った感想がこちら(1幕)とこちら(2幕)。 さらに現地で一緒に見たうみーしゃさんの2日分の感想がこちらです。 今回はこんなに詳しくストーリーを追いながらの感想は書けませんので、その辺にご興味のある方、よろしければお読み下さい。 


すっかり忘れていましたがオープニングで緞帳にチャブキアーニのローレンシアのフィルムが投影されるのでした。 チャブキアーニへの敬意が込められた作品ですしね。
1幕の舞台の雰囲気はのどかな山村の牧歌メルヘン的とでもいうのか、ジゼルっぽい雰囲気もあるけれど色彩がもっと鮮やかです。
ヴァイオリン弾きのメンゴと村の女の子たち16人の踊りもとっても華やかで舞台上が一段と明るくなりますねぇ。 もうちょっと揃えて踊ってくれると尚よろしいのだけれど音のとり方も首や腕の角度もそれぞれバラバラで各自が自分の踊りたいように踊っているという感じ。 白鳥ですらあれほど揃わないんだから何をか言わんや。 続くメンゴとローレンシアの友人パスクアラの踊りはモロゾフとミリツェワちゃんで息もぴったりに幸福感溢れてます。 ミリツェワちゃん、ヴァリはけっこう難しい振付の踊りだと思うけれど、ここ数回の来日では一番調子がいいのではと思わせるほどの絶好調ぶりでキラキラぶりも半端ない。 年齢とともに衰えちゃうのかな?と思っていたダンサーの見事なまでの復活ぶりを見られるのは本当に嬉しいですね! 彼女は演技も的確で上手いし。
フロンドーソのワシリーエフは新春ガラで免疫ができているので、1幕の黒い衣装では全く違和感なし(笑)。 色の持つ効果って本当に恐ろしいんだわねー。 最初から飛ぶは回るは跳ねるはと飛ばしまくりのダンスです。 ローレンシアのペレンは髪型が可愛い(ローレンシア役のデフォルトのようですが)。 彼女のソロはアップテンポな他の人たちとは違いゆっくりな音楽でエレガントに。 でももうちょっと動きにケレンとか強いアクセントが欲しかった。 で、見た目2人がお似合いのカップルとは言い難いですが、まー、世の中こういう恋人同士もいるよねという感じで、ふたりの演技は良かったです。
そこへ騎士団団長のグズマンが部下の兵士を連れて現れ、平和で楽しい時間に水を差す。 筋金入りの冷徹男というか、ともかく村人の事はどうあしらおうと自分の勝手というようにしか思っていない横暴な男。 ヴェンシコフは役者ですから嫌な役なら徹底的にそこを極めるという感じで見事なもんです。 美しいローレンシアに目を留めて連れ去ろうとするけれど、パスクアラとフロンドーソに邪魔をされてしぶしぶ去って行く。  

第2場の始まりは水場で選択などというさらに長閑なシーンで、2人っきりになったフロンドーソがローレンシアに猛アタック。 それでもローレンシアにとっては決定打とならないのか、はぐらかすんですよねー。 ワシリーエフにはペレンは身長が高すぎますが頭上リフトなども危なげなく、なかなか息の合った踊りでした。 ローレンシアが一人で洗濯をしているところに現れたグズマンが彼女に言い寄り襲い掛かかって万事休す。 そこへフロンドーソが戻って来てボウガンでグズマンを脅しローレンシアを助け出す。 
その後洗濯にやってきた村娘たちは洗濯はそっちの気でなにやら踊りに夢中になっている。 彼女たちにせがまれて踊りの手本を示すパスクアラ。 ミリツェワちゃん、先生目線の踊りも堂に入ったものでした。 そこにハシンタが走ってやって来てグズマンたちに追われている事を告げる。 娘たちは慌てて逃げ出すけれど遅れたハシンタがつかまってしまう。 メンゴが助けようとするけれど殴り倒され、ハシンタはグズマンの手下2人に連れ去られる。 ヴェンちゃんにしろ、ツァルやマスレンニコフだってこんなシーンはありがたくないんだろうけど役に徹するしかないですからね・・・。 そういえば、ツァルはここはちょっと間の抜けた部下という設定にしていたのか、衣装の下にタオルでもまいてた? ちょっと丸く太ってのろまな奴に見えましたが、気のせいかな??(それはそれで問題だけど・・・笑) 
ローレンシアたちが大勢の村人たちを連れて来る。 パスクアラがメンゴを介抱し、ローレンシアはグズマンから自分を救ってくれたフロンドーソに結婚を承諾し、2人を祝福する村人たちとともにあたりは幸福な気分に包まれる。
そこへ・・・、髪は乱れ引き裂かれてズタズタになった衣服のハシンタが放心状態で戻ってくる。 何が起こったのかをすぐに理解した村人たちには彼女にかける言葉もなく、ただその場に佇むしかない。 ハシンタの絶望と怒りと悲しみのダンス。 華奢なソボレワの全身からハシンタの感情が痛いほどに伝わってきた素晴らしい踊りでした。 感情のままの激しい振りだけれど体の軸がしっかりしていて非常にエネルギッシュなんですよね。 ソボレワって折れそうなくらいの細いラインとお顔立ちから薄幸気味のキャラがとても自然に似合う。 
山すその洗濯場でヒロインがあわや強姦されそうになったり、一転恋人からのプロポーズを受け入れたり、果ては陵辱された村の娘の悲劇を目の当たりにしたりと、見ている側としてはなんとも気分の落ち着かない物語の展開です。 


そんな1幕の重暗いエンディングにはお構い無しに明るく華やかに開ける2幕はローレンシアとフロンドーソの婚礼の宴。 まぁ、それなりの時間が経ったと思いましょう・・・。  
祝宴は、すでに出来上がっているようなローレンシアとフロンドーソのお父さんたちの踊りから。 ペトゥホフは白鳥でも家庭教師役でしたが、クズネツォフももうこういう役を任されるようなベテランになっちゃったんだなぁぁと。 短いけれど、ご機嫌な酔っ払いぶりもさまになった楽しいダンスでした。
フラメンコダンスのオマールとカシャネンコのラテン系(←踊りです)鉄板ペアは、ほんと、かっこいいです。 動きも大きく情熱的でラインも綺麗だし。 セミョーノワも魅力たっぷり! そしてカスタネットダンスのマラさんの変わらぬクラシックラインの美しさ。 特に腕のラインがどんな時でも本当にエレガントで美しい。  
主役登場のパ・ド・シス。 やはり、白い衣装もお顔も爽やかにエレガントラインのヤフニュークとレベデフが両隣にいると、ワシリーエフからは自然と目が離れてしまいます。 ザパスニコワとオガンネシアンは安定した出来でサポートを受けてのピルエットも気持ちのいい速さでした。 ペレンももう少し切れよく回ってくれるともっと雰囲気が盛り上がった気がしますが・・・。 ただ、存在感というか華やかさはやはり別格のものがありますね。
パスクアラのソロ。 絶好調のミリツェワちゃんがここでもキラキラ。 レベデフとヤフニュークは高い跳躍でのザンレールが2人とも綺麗でまさしく目の保養。 レベデフは身長が伸びたのかなとなんとなく感じましたが衣装による目の錯覚かなぁ?
続くワシリーエフは観客の視線をいっぺんにかっさらってしまうような圧巻のソロ。 以前よりもさらに肉が付いて膨張色の白い衣装の彼は決して美しくは見えませんが、自分のダンススタイルの真骨頂を見せるんだとばかりに高いジャンプ、切れがある高速の回転、540など、場に相応しいパフォーマンスを見せてくれて大盛り上がり。 お父さんたちの踊りをぐびぐびお酒を飲みながら見ているフロンドーソはちょっと品がなさすぎ・・・と思ったりもしましたが、こういう真面目で一生懸命な姿を見ると嫌いになれないダンサーだよなと改めて。
ペレンはキックジュテとピルエットの連続が見事でした。 高さが十分にある跳躍で後ろ足が頭につきそうなくらいの柔らかさ、そして着地がとても滑らかで静か。 
そんな祝宴ムードも最高潮のところへ、グズマンと部下が現れ、力づくでフロンドーソとローレンシアを連れ去る。 2人を助けたくともグズマンが恐ろしく何もできない村人たち。

夜になり、村人たちが一人2人と集まって来る。 娘と息子が心配でならないエステヴァンとファンの姿も。 それぞれが斧や鎌を隠し持ち、グズマンたちを倒してローレンシアとフロンドーソを助けに行くべきだと気持ちを奮い立たせようとするけれど、いざ城の側まで来ると恐ろしさに躊躇してしまう。 そこへ汚れてずたずたにされたウエディングドレス姿のローレンシアがよろけながら戻ってくる。 屈辱と悔しさと悲しみで気が狂う寸前のような彼女だったけれど、村人たちが怯えて躊躇している様子を嘲笑っているうちにこみ上げてきた怒りにまかせて彼らに決起するよう促す。 女たちも集まってきて村人たちはついに意を決して城へ向かう。 ガンガン鳴り響く勇壮な音楽に押されるように、何かがのりうつったような鋭い目つきで民衆を煽り続けるペレンの踊りが迫力十二分で凄かった。
場面転換の間、下ろされた緞帳にチャブキアーニの作品で村人達が城内に雪崩れ込んでいく様子が映し出されます。
武器を振りかざしながら勢いよく城内に走りこんで来た村人たちはあっという間に城を占拠しフロンドーソを救い出す。 グズマンは財宝を渡すから見逃してくれとローレンシアに頼むも拒絶され、フロンドーソと剣を交えるうちに男達に囲まれあっけなく殺される。
勝利を祝うフロンドーソの踊りもジャンプありピルエットありマネージュありで最後の最後まで見せ場が続き、ダンサー冥利につきるのかもしれませんが、つくづく体力的にキツイ役。 ワシリーエフはこれっぽっちも疲れを見せずさすがのパフォーマンスでした。  ペレンも最後にピルエットの見せ場をしっかりと、そしてその後に全員を先導するようにして踊る勝利のダンスも気迫十分。 力強く上げられた腕に自由と平和を得た喜びをこめたローレンシアの姿が自由の女神ばりにかっこ良かったです。


物語的には不快感なしでは見られない内容ですが、主役、準主役が踊りまくり、魅力的なディヴェルティスマンもあり、大団円的に盛り上がるラストもあり、マールイの大勢のダンサーたちがその実力を発揮できる演目である事は確かです。 そして1回だけの公演のために舞台セット一式を持って来て上演してくれたバレエ団にはやはり感謝です!





ローレンシア(エステヴァンの娘): イリーナ・ペレン
フロンドーソ(ファンの息子): イワン・ワシリーエフ
ドン・フェルナン・ゴメス・ド・グズマン(カラトラヴァ騎士団の団長):ミハイル・ヴェンシコフ
パスクアラ(ローレンシアの友人):タチアナ・ミリツェワ
ハシンタ(村の娘):アナスタシア・ソボレワ
メンゴ(ヴァイオリン弾きの農民):デニス・モロゾフ
エステヴァン(フエンテ・オヴェフナ村の議長):アレクセイ・クズネツォフ
フアン(フエンテ・オヴェフナ村の議長):ロマン・ペトゥホフ
フロレス(騎士団の兵士):パーヴェル・マスレンニコフ
オルトゥノ(騎士団の兵士):ウラジーミル・ツァル
パ・ド・シス:イリーナ・ペレン、イワン・ワシリーエフ
       ワレーリア・ザパスニコワ、アスティク・オガンネシアン
       アンドレイ・ヤフニューク、ヴィクトル・レベデフ
カスタネット・ダンス:マリアム・ウグレケリーゼ、アレクセイ・マラーホフ
フラメンコ:オリガ・セミョーノワ
       アレクサンドル・オマール、アンドレイ・カシャネンコ
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ワガノワ・バレエ・アカデミー「くるみ割り人形」 1月22日
2016/01/24(Sun)
22日の金曜日にロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーの「くるみ割り人形」を見てきました。
ラブリーで微笑ましくてとても楽しい公演でした。  非常に美しくて凝っている舞台装置と衣装はほぼマリインカと同じデザインですよね? 
以下、殴り書きで感想行きます!(笑)

誰が一番印象に残ったかと言えば、それはもぉー、少女マーシャのアンナ・シャローワちゃん♪  何年生なんでしょうねー? (キャスト表、学年も一緒に記載して欲しかったなー) 舞台に乗って観客の視線を集めている時間がダントツに長いわけですが、緊張感を切らさないで、常に指先や爪先をきちんと意識して、演技もしっかりし続けているってのが凄いです。 1幕1場のパーティーで話がどんどん進んでいく場よりも、2場でおもちゃの兵隊たちとねずみたちの闘いのシーンでの椅子に座って一喜一憂しながらの演技なんかはほんとに大変だと思うのですが、頑張ってましたね。 
公演チラシに小さいマーシャ候補としての彼女のインタビューが載っているのですが、先生からは「バレエであっても自然に動くように、自然に感情を表現するように」というアドバイスをもらったそうです。 「マーシャを踊りたいという気持ちが一番大切だと思います」という抜擢されるよう願っていた本人の強い思いも語られています。

1幕1場では低学年の生徒たちもたくさん出演していますが、一人ひとりが本当にシュタールバウム家のクリスマスパーティーを楽しんでいる子供になりきっていて、みんな驚くほど演技が達者ですねー。 表情も生き生きしている!  
ドロッセルマイヤーだけは先生が演じていましたが、大人の役は上級生たち。 おじいさま&おばあさまの踊りはなかなか大変ですね!
道化、人形、ムーア人はまずまずの踊りでしたが、人形のスミルノーワのピノキオなみに細い脚にはちょっとびっくり。 もうちょっと筋肉がつくといいけれど・・・。
2場のおもちゃの兵隊たちとねずみの戦いも楽しくて良かった! ここのネズミの王様も子分のしっぽで剣を研いてましたけど、子分の芝居はなくって残念(笑)。 王様は3幕に出てこなかったところを見ると、くるみ割り人形のあの一撃でやられちゃったんですねー。 
ようやく登場の大人のマーシャと王子。 セヴェナルドは美人ですがちょっとお化粧が濃い。 もっとナチュラルでいいのに。 踊りはしなやかに体を十分使っていて良かったです。 オスタペンコは少年っぽさもまだ残っていますが、なかなか落ち着いた雰囲気でノーブル。
雪のコール・ドはけっこう揃っていましたが、同じ振りのため個人個人の差が歴然としてしまうところでもありますね。 ジュテなどのジャンプの着地でドスンという豪快な音を出していたのはちょっと気になりました。 

2幕の各国の踊りは皆良かったです。 特に印象が強かったのがアラブのダリア・ボシュコーワ。 しっかり体をコントロールしながら生徒とは思えない妖艶さで踊りきりました。 ムーア人も踊ったティムル・ディムチコフの高い連続ジャンプも見事。 
パ・ド・トロワはどうしてもチビプハチョフ&ミリツェワちゃんの映像がちらつくんですが、キラキラな女の子2人はしっかり踊っていたし、その2人をきっちりサポートしていた男の子も立派♪

花のワルツでは、4組のワルツの女の子たちがけっこうしっかりとアピールしながら踊っていて、なかなか華やかな感じでした。 
プリンセスと王子のPDD。 2人とも長身の部類ではないと思うのですが、二人の身長さのバランスはとてもよく、息もよく合っていました。 オスタペンコは上半身がわりと厚く脚が長く、なんとなくシクリャローフの体型に似ているような。 物腰がエレガントで王子らしいダンサーです。 サポートも安定しているし、セヴェナルドをサポートしている時の自身のラインにもとても意識が行き届いていて綺麗だったのは感心。 踊りは技術はしっかりしていたけれど、ちょっと重いのか硬いのか、しなやかさに欠けていたように感じました。 力が入りすぎていたのかな?
セヴェナルドは長い腕の動きのせいか踊っていると身長よりも大きく感じます。 ピルエットは速さを意識して乱れる事もありましたが、総じて余裕のあるメリハリのきいた踊りには好感が持てました。 何よりも主役に相応しい華があるのがいいですね。


夢に向かってまっすぐに進んでいる只中である生徒たちの一生懸命でひたむきな姿からはプロの舞台とはまた違った感動をもらったような気がします。 なんかね、心が洗われて、とっても気持ちよくリフレッシュできたような感じです♪ 
 




マーシャ/プリンセス:エレオノーラ・セヴェナルド
くるみ割り人形/王子:パヴェル・オスタペンコ
少女マーシャ:アンナ・シャローワ
フリッツ:ニキータ・ザハロフ
ドロッセルマイヤ-:ワディム・シローチン
ネズミの王様:セルゲイ・オスミンキン
道化:マルコ・ユリウス・ピェタリ・ユセラ
人形:アンナ・スミルノーワ
ムーア人:ティムル・ディムチコフ
雪の精:ヴラダ・ボロデュリナ、ユリア・ゾロティフ
スペインの踊り:クセーニャ・リング、ローレンス・ジェイムス・ランバート
アラブの踊り:ダリア・ボシュコーワ
中国の踊り:アンナ・スミルノーワ、
トレパック:アリーナ・スホルキフ、マリア・トゥルエフツェヴァ
       イリア・モギフニコフ、ステパン・コロレフ
パ・ド・トロワ:ポリーナ・ザイツェワ、ソフィア・ヴァリウリーナ、ヤン・ベーギシェフ
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英国ロイヤル・バレエ日本公演主演キャスト
2016/01/20(Wed)
NBSから6月の英国ロイヤル・バレエ団公演の祭典会員用案内が届きました。
キャストは以下の通りです。
(まだHPでは発表になっていませんが、間もなくアップされるものと思います。)
ボネッリがロミジュリとジゼルの両方にキャストされています♪ 嬉しい~~♪♪
S席25,000円とかなりお高い料金設定になっているので、あれもこれもというわけには行きませんが、サラ・ラムのジュリエットは見たいのでロミジュリは追加しようかなー。

ロミオとジュリエット
 6月16日(木)18:30 ローレン・カスバートソン、フェデリコ・ボネッリ
 6月17日(金)18:30 ナターリヤ・オシポワ、マシュー・ゴールディング 
 6月18日(土)13:00 サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフ 
 6月18日(土)18:00 マリアネラ・ヌニェス、ディアゴ・ソアレス
 6月19日(日)13:00 ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー


ジゼル
 6月22日(水)19:00 マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
 6月24日(金)19:00 ナターリヤ・オシポワ、マシュー・ゴールディング 
 6月25日(土)14:00 サラ・ラム、スティーヴン・マックレー 
 6月26日(日)14:00 ローレン・カスバートソン、フェデリコ・ボネッリ

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ミハイロフスキー劇場1月公演 主要キャスト
2016/01/19(Tue)
12日に日本公演を終えて翌日ペテルブルグに帰国したミハイロフスキーバレエのペテルブルグでの公演は、ほとんど休む間もなく15日から再開されています。
1月にこんなにくるみばかりやらなくてもなぁぁぁと私なんぞは思ってしまいますが・・・。
くるみのキャストには新顔はありませんが、29日のジゼルのタイトルロールはもしかしたらデビューかもしれません。 やはり来日公演があると新しいダンサーを覚える事ができますし、そのダンサーの名前をピーテルでのプレイビルに見つけるとなんとなく親しみを感じますよね。
エラ・ペリソンは10日の白鳥でトロワを踊ったダンサーです。 花嫁候補にもキャストされていましたが、ほっそりとしていてい柔らかい踊りをするダンサーでした。 正直それほど傑出した印象はありませんでしたが、主役を与えられるという事は期待されているダンサーなのでしょうね。 怖さはどうなのかな?とも思いますが、ひょろひょろっと霊っぽいラザコワのミルタも見てみたい! ラブラドールもピーテルでは時々主演をしているので、日本でも白鳥のトロワあたりのピンで見たかったなぁ。


1月15日 くるみ割り人形
     マーシャ:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
     くるみ割り人形&王子:レオニード・サラファーノフ
1月16日M くるみ割り人形
     マーシャ:ヴァレリア・ザパスニコワ
     くるみ割り人形&王子:ヴィクトル・レベデフ
1月16日S くるみ割り人形
     マーシャ:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
     くるみ割り人形&王子:レオニード・サラファーノフ
1月17日M くるみ割り人
     マーシャ:ヴァレリア・ザパスニコワ
     くるみ割り人形&王子:イワン・ザイツェフ
1月17日S くるみ割り人形
     マーシャ:イリーナ・ペレン
     くるみ割り人形&王子:ヴィクトル・レベデフ
1月20日 くるみ割り人
     マーシャ:イリーナ・ペレン
     くるみ割り人形&王子:ヴィクトル・レベデフ
1月21日 くるみ割り人形
     マーシャ:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
     くるみ割り人形&王子:レオニード・サラファーノフ
1月23日M くるみ割り人形
     マーシャ:ヴァレリア・ザパスニコワ
     くるみ割り人形&王子:イワン・ザイツェフ
1月23日S くるみ割り人形
     マーシャ:イリーナ・ペレン
     くるみ割り人形&王子:ヴィクトル・レベデフ
1月24日M くるみ割り人形
     マーシャ:ヴァレリア・ザパスニコワ
     くるみ割り人形&王子:イワン・ザイツェフ
1月24日S くるみ割り人形
     マーシャ:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
     くるみ割り人形&王子:レオニード・サラファーノフ
1月28日 ジゼル
     ジゼル:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
     アルベルト:レオニード・サラファーノフ
     ミルタ:アリッサ・ソドレワ
1月29日 ジゼル
     ジゼル:エラ・ペリソン
     アルベルト:マリオ・ラブラドール
     ミルタ:アンドレア・ラザコワ
1月31日M チッポリーノ
     チッポリーノ:イワン・ザイツェフ
     ラディショーシュカ:サビーナ・ヤパーロワ
     マグノリア:イリーナ・コシェレワ
     さくらんぼ伯爵:マリオ・ラブラドール
1月31日S チッポリーノ
     チッポリーノ:アレクセイ・クズネツォフ
     ラディショーシュカ:アンナ・クリギナ
     マグノリア:アナスタシア・ソボレワ
     さくらんぼ伯爵:ヴィクトル・レベデフ
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新国立劇場バレエ 2016/2017シーズン ラインナップ
2016/01/16(Sat)
新国立劇場の2016~17シーズンのバレエラインナップが発表になりましたね。 こちら

 ロミオとジュリエット    10月29日~11月5日 6公演
 シンデレラ         12月17日~12月25日 7公演
 ヴァレンタイン・バレエ   2月17日・18日
 コッペリア          2月24日~26日 4公演
 眠れる森の美女      5月5日~5月13日 5公演
 ジゼル            6月24日~7月1日 5公演


う~~~んんんん。 
行けなかった新春バレエで上演されたライモンダとシルヴィアを期待していたのでとっても残念!!
ロミジュリは6公演あるけれど、ジュリエットは小野さんと米沢さん2人で3回ずつなんですね。 もう一人抜擢しても良かったように思うけど。 
しっかし絢子ちゃんは全部雄大君とのペアなんですねー。 鉄壁鉄板ペアだし、2人とも好きだし、2人で踊るのを見るのも好きだから個人的にはいいんですけど、ちょいとマンネリしすぎで2人とも新しい魅力や意外な触発みたいなものを見せることができなくなっちゃいませんか?
ムンタギロフも米沢さんばかりでつまらない・・・。 一度くらい長田さんと組んでくれたらなぁ!

ダンスの方は正直あまり興味がないので見には行かないと思うのですが、中村恩恵x新国立劇場バレエ団の
ベートーヴェンの音楽に喚起されるイメージと聴覚を失いつつも創作を続けた彼自身の生き方にインスピレーションを得たという「ベートーヴェン・ソナタ」という新作にはちょっと好奇心をそそられます。  どの音楽を使ってどんなストーリーをダンスで語るんだろう。
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ミハイロフスキー・バレエ「白鳥の湖」 1月3日
2016/01/16(Sat)
ペレンのパートナーがレベデフからサラファーノフに変ったときには本当にこの2人で踊るのかなとちょっと疑ってました。 というのも昨年の日本公演以降、キャストが組まれていても変更になったりと2人でクラシックの主演はしていなかったはずなので。 それもあってか、少しかみあわないようなところもありましたかね・・・。

4人の男性貴族はモロゾフ、マスロボエフ、ニキータ、ナザロフだったと思いますが、ニキータはニコニコ笑顔で好感は持てますが、相変わらず頭と上半身揺らしすぎ。 もうこれが自分の踊りになっているのでしょうが、4人並ぶと目立つんだよな。 
過去には主役を務める舞台もあったモロゾフとマスロボエフは、今はセカンドソリストとコリフェという違いはあれど、ほとんどの演目で同じポジションを担い息の長い活躍をしているダンサー。 踊る場を求めて移籍をしたプハチョフやバレエ学校での指導も始めたシヴァコフ、移籍したタッチキン内でやはり指導的役割が増えているというルダチェンコなど、同い年のそれぞれのダンサーの今を思うにつけ、いつの間にか長い時間が流れたのだなぁとしみじみしながら目の前のこの2人にいつまでもマールイでその踊る姿を見せてね!とエールを送らずにはいられなくなりました。 ほんとーに心から!!

トロワはキャスト表のザパスニコワからイリーナ・ジャロフスカヤ(初見)に変更。 
ミリツェワちゃんはしっとりした大人っぽい雰囲気の中にもキラキラ感があり、踊りも軽快で心身ともに調子が良さそうな感じ。 ジャロフスカヤは細面の美人で踊りもそつなくこなしていました。 
準主役系でしか見られなくなったヤフニュークですが、安定感があって力強さもありながらしっかりノーブルな彼の踊りは今も健在。 彼の王子もまた見たいなぁ。

道化もクズネツォフからトルマチョフに変更。 昨日のくるみ割りでなんとなく本調子ではないように感じたので体調不良だったりするのかとちょい心配。 トルマチョフは道化を万全のテクニックで踊るのはもうきつい年齢だと思いますが、ソフトに品良くベテランの味を出してくれました。
ペトゥホフも品のいい温厚そうな家庭教師で道化のあしらいも優しかったですね。

サラファーノフは所作も踊りも非常にエレガントで端正な正統派王子。 友人や臣下の人たちとも自然に打ち解けているソフトなムードの中にも少し距離を置いているような身分の違いがさり気なく感じられるのもいい。 二十歳の祝いに弓を贈られても、結婚の話を出されても大袈裟な感情表現をするわけではなくとても落ち着いた王子。 オデットと出会って彼女と恋に落ちていく過程もそのままの流れで静かにゆっくりと。 
ペレンは丁寧に踊っているけれど、以前ほどタメを作らず輪郭もはっきりしなくなっているように感じました。 伝わってくる気持ちも以前よりやや弱かったように思いますが、抑え気味な演技のサラファーノフとのバランスは取れていたような。

コール・ドは揃っていなかったです。 同じポーズをとったときの顔、腕、足の角度が不揃いだし、ムーブメントのタイミングもそれぞれ。 この版のフォーメーションでは仕方ないのかもしれませんが、コール・ドが一定の形を取った時に身長差を考慮せずかなりでこぼこなラインになる事が多いので、それだけでも雑然とした感じを受けてしまいます。

3幕のディベルティスマンは皆さん素晴らしかった。
ナポリのニキータの笑顔、明るくて楽しそうでいいよねー。 オスマノワとのコンビもばっちり。 ハンガリーのセミョーノワとヴェンシコフももう鉄板で、ハンガリアンな雰囲気漂いリズミカル。 ポーランドも長身のダンサーたちの踊りが大人なニュアンスで美しく。
スペインは切れのあるオマールと長身ラインが綺麗なカシャネンコの2人ともかっこよくて、どうしても男性二人ばかりに目がいっちゃうんだな。
貴族役でマスロボエフ、ミリツェワ、モロゾフ、アンナさんが下手奥にいて、上手奥にはヤフニュークもいたりしてなんて贅沢な布陣! みんな、お上品に歓談しているんだけど、舞踏会の様子に反応するような振りして別の事話してたりして(笑) 

黒鳥のPDD。 ペレンは綺麗には見せているけれどなんとなくパからパへの繋ぎに神経が行き届いてないようなところもあり踊りにも切れがなく物足りなさが残る。 どうしたのかなー? 32回転は前半はダブルを入れていましたが少し不安定でした。 サラファーノフは特に凄いというほどでもなかったですが、さすがのパフォーマンス。 

そして迎えた最終幕。 
マールイのこの版の最終幕ってこんなにドラマティックな演出でしたっけ? まず、舞踏会で王子をまんまと騙して愉悦に浸ったロットバルトが、お前の運命を思い知ったかと言わんばかりの勢いでオデットを恫喝し、抱きかかえて旋回させる。 怒りと勝利宣言のような旋回。 ツァルの体中から発せられるロットバルトの矜持のようなものも凄かった。 
力なく倒れたオデットのそばに王子がかけつけオデットを起こし許しを請う。 深く傷ついたオデットに誠心誠意謝る王子。 許して欲しいというよりも今はそばにいさせて欲しいというような思いに見えた王子でした。 オデットが王子を許すまでの二人の静かなやり取りがとても切なく美しく、寄り添っては離れてを繰り返す2人の心情がひたひたと伝わってきて自分で驚くほど妙に心打たれました。 3幕までのペレンの物足りなさも一気にチャラになった感じ(笑)。 ロットバルトに立ち向かう二人の強さも十分感じられ、オデットに襲い掛かろうとするロットバルトに捨て身で挑み羽をむしりとる王子の姿も雄雄しく、なかなかに感動的なラストでした。 ツァルの激しい身もだえも見応えあり(笑)。





オデット/オディール: イリーナ・ペレン
ジークフリート王子 :レオニード・サラファーノフ
悪魔ロットバルト :ウラジーミル・ツァル
道化: デニス・トルマチョフ
王妃: ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師: ロマン・ペトゥホフ
パ・ド・トロワ:タチアナ・ミリツェワ、イリーナ・ジャロフスカヤ
        アンドレイ・ヤフニューク
小さい白鳥:アンナ・クリギナ、エレーナ・ニキフォロワ
        ヴェロニカ・イグナツェワ、ナイリア・ラトゥポワ
大きい白鳥:アスティク・オガンネシアン、スヴェトラーナ・ベドネンコ
        アンドレア・ラザコヴァ
スペイン:クリスティーナ・マフヴィラーゼ、マリアム・ウグレケリーゼ
      アレクサンドル・オマール、アンドレイ・カシャネンコ
ハンガリー:オリガ・セミョーノワ、ミハイル・ヴェンシコフ
ポーランド:アーラ・マトヴェーエワ、アンドレア・ラザコヴァ
       アレクセイ・マラーホフ、アルチョム・マルコフ
イタリア:ニーナ・オスマノワ、ニキータ・クリギン
花嫁候補:アナスタシア・ロマノワ、デボラ・ダヴィス、ユリア・バラグロワ
       アナスタシア・トルスタヤ、エレーナ・トゥルシナ、エラ・ペリソン
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チリ、7年熟成のハイコスパワイン
2016/01/13(Wed)
ESCUDO ROJO VINTAGE COLLECTION [BOX] / BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD MAIPO CHILE 2008 (エスクード・ロホ・ヴィンテージ・コレクション/ バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド・マイポ・チリ)を飲みました。
エノテカで3,000円で購入。 7年の熟成を経てリリースされた特別な一本という事で特製ボックス入り。

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「シャトー・ムートン・ロートシルト」を手がけるバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが1997年からチリのマイポ・バレーで生産しているワインの中でもフラッグシップ的ワイン。 エスクードはスペイン語で「盾」だそうでエチケットに描かれている通りの「赤い盾」。

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セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン41%、カルメネール38%、カベルネ・フラン5%、シラー16%
とてもクリアな赤紫色。しっかりとパワフルながら、渋みや酸味の主張が控えめで上品な味わいのエレガントのワインです。 このバランスの絶妙さと美味しさがやはりロスチャイルドの伝統技術ならではなのでしょうか。 そしてチリならではのコストパフォーマンスの高さは言うまでも無く。

おつまみはローストビーフと椎茸、まいたけ、ブロッコリーをオリーブオイルでいためてニンニク・塩・胡椒・醤油で味付けしたもの。
見た映画は「キングスマン」 。 これ、シリアスな普通のスパイ映画だと思っていたので、有名作品のパロディ&オマージュ込みの思わぬおふざけ色に「話が違う~~~」状態でしたが、コリン・ファースもマーク・ストロングも好きだし、そう割り切ってみれば面白かったので、まずまずでした。
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マールイ終了(悲)
2016/01/11(Mon)
ミハイロフスキー・バレエの来日公演が終了しました(バレエ団は明日の学校公演が最終公演ですが)。 2日に始まって今日11日まで、ほんと、駆け足ですよね・・・。 9日の「白鳥の湖」以外、チケットを取っていた8公演を無事見る事ができましたが、もーヘロヘロです。 ダンサーもきついと思いますが、こちらもきついです~~(笑)。
今回の公演はシヴァとコシェレワが来日しなかったり、ちょっと悲しく思う事があったりと、去年ほどウキウキ&ハッピーという感じではなかったのですが、それでも彼らからしかもらうことのできない特別な時間を過ごす事ができたのは本当に幸せな事♪
明日からはしばらく残業に終われる日々となりそうですが、公演の備忘録はできる限り残したいなと思っています。
さて、次に気になるのは夏の公演(メンバー)ですが、ダンスマガジン2月号(P45)によれば、恒例のクラシックバレエ・ハイライト(7~8月)はキエフバレエのようです。  という事は、シヴァやコシェレワを期待するのは無理ですかね・・・。 でも、ペレンとマラトには夏も会えそうな感じですよ♪
そして、とってもとっても気になる来年の正月公演、どーか、またマールイが来日してくれますように!!!
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ミハイロフスキー・バレエ「新春特別バレエ」 1月2日
2016/01/04(Mon)
今年もマールイが来てくれました!!
1月2日に見てきた「新春特別バレエ」の感想をささっといきます。


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第1 部「くるみ割り人形」より第2 幕 ~おとぎの国~
マーシャ: アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
王子: ヴィクトル・レベデフ
ドロッセルマイヤー:アレクセイ・マラーホフ
くるみ割り人形:アレクセイ・クズネツォフ
ネズミの王様:ミハイル・ヴェンシコフ
コロンビーナ:タチアナ・ミリツェワ
ピエロ:マクシム・ポドショーノフ
スペイン人形:ワレーリア・ザパスニコワ、アレクサンドル・オマール
アラビアの人形:オリガ・セミョーノワ
中国の人形:ロマン・ヴォルコフ、エレーナ・ニキフォロワ
パストラル:アンナ・クリギナ、エカテリーナ・ホメンコ、アンドレイ・ラプシャノフ
トレパック(ロシアの人形):アンドレア・ラザコヴァ、アーラ・マトヴェーエワ
                ニコライ・アルジャエフ、パーヴェル・マスレンニコフ
ワルツ:ユリア・カミロワ、エラ・ペリソン、
     スヴェトラーナ・ベドネンコ、アスティク・オガンネシアン
     デニス・モロゾフ、アンドレイ・マスロボエフ、
     ニキータ・ナザロフ、アンドレイ・カシャネンコ 

一年ぶりのマールイのくるみですが、ダンサーにとっても一年ぶりのたった1回だけのボヤルチコフ版「くるみ」になるんですよね・・・。 それでもこの版に慣れ親しんでいるダンサーたちの踊りからはそんな事はこれっぽっちも感じられません。
マラさん、相変わらず綺麗なプロポーションでドロッセルマイヤーを怪しく美しく踊ります。 体も良く動いているなぁ。 クズネツォフはちょっと本調子ではなかったかも。 しかしまぁ、しっかりネズミの王様踏みつけていましたねー。 ヴェンシコフも踏みつけられるためだけに出てきてくれてご苦労様です♪ 
ミリツェワのコロンビーヌも変らず愛らしく、ポドちゃんとのコンビも息はぴったり。
オマールのスペインは切れがあるけど柔らかい。 
アラビアのセミョーノワは少し体に丸みが出たような気もしましたが、しっとりとした妖艶さがあって良かったです。 おつきの4人、アンナさん、スヒフ、マルチナさんともう一人は誰だろう? 
中国のコンビは初めての2人かな? 2人とも上手かったです。 特にニキフォロワちゃんのきびきびとした動き、高い跳躍が良かった。 そういえば、昨年中国を踊っていたチーカが退団してしまったようですね・・・。 数ヶ月前にバレエ団のリストから名前が消えているのに気づきました。  
パストラルの3人も安定感抜群。 ただ、ラプシャノフは去年の方がもっと踊りが冴えてたな。
トレパックは去年より音楽が若干遅かったのか?4人とも余裕をもって踊っていたような気がします。マトヴェーエワ、相変わらず綺麗だわ♪
と、ここまでは磐石の出来で良かったのですが、花ワルがちょっとマールイらしくなかったというか・・・。
コール・ドのメンバーもかなり変っているのでボヤルチコフ版を踊った事のないダンサーもいるせいか、纏まりがないというかぎこちなさが垣間見えるというか、なんとなく目にしっくりこないんですよね。
主役の二人もまた然りで、おそらくレベデフはボヤルチコフ版の王子は踊っていないと思うし、ヴォロンツォーワも踊っていない。 ましてやペテルブルグでもこの2人はふだんペアを組んで踊っていないので、パートナリングがいまいち。 レベデフが一度ヴォロンツォーワを上げ損なって瞬時に諦めた潔いほどのリフト失敗なんてのもありましたし。 でも2人それぞれの踊りは良かったです。 ヴォロンツォーワはマーシャらしい可愛らしさと安定感があり、レベデフは柔らかさと美しさがあってともかく上手い。 ヴァリエーションも難度の高そうなパをさらっと決めていましたしね。 ただヴォロンツォーワの踊りが周りのダンサーたちとは違うせいもあって、花ワル全体が一つの綺麗な流れではなく、なんとなく違うパーツパーツを無理やり繋ぎ合わせたような感じに見えました。
好きだった作品が全く見られなくなってしまうのは言うまでもなく悲しい事ですが、今回のように何か違う・・・というような思いで見るというのもそれはそれで複雑な気持ち。


第2 部 「白鳥の湖」より第2 幕 ~オデットと王子、湖畔の出会い~
オデット: アナスタシア・ソボレワ
ジークフリート王子: ファルフ・ルジマトフ
悪魔ロットバルト:ウラジーミル・ツァル
小さい白鳥:アンナ・クリギナ、エレーナ・ニキフォロワ
       ヴェロニカ・イグナツェワ、ナイリア・ラトゥポワ
大きい白鳥:アスティク・オガンネシアン、スヴェトラーナ・ベドネンコ、アンドレア・ラザコヴァ

ソボレワは昨年の日本公演後、ペテルブルグで何度も白鳥の湖の全幕を踊って来ているのでとても落ち着いていて、シーンに応じた感情表現も自然だったし、ルジとの共演という事にそれほど臆することなく踊っていたと思います。 相変わらず腕+手が長すぎるくらい長くてほっそりしたプロポーションは白鳥向きです。
王子のルジは年齢を考えると信じられないほどしまった身体をキープ。 ですが、あまりに自己の世界に没入しているため一人浮きまくっているように見えました。 
ツァルは体がよく動いていて凄みもあって良かったです。
コール・ドはかなりばらばらに見えました。 ゴルスキー版は湖畔でも白鳥たちの動きがもともと忙しないのでもう少し揃えて欲しいです。


第3 部 「ローレンシア」より
ローレンシア: イリーナ・ペレン
フロンドーソ: イワン・ワシリーエフ
パスクアラ(ローレンシアの友人):タチアナ・ミリツェワ
メンゴ(ヴァイオリン弾きの農民):デニス・モロゾフ
エステヴァン(フエンテ・オヴェフナ村の議長):アレクセイ・クズネツォフ
フアン(フエンテ・オヴェフナ村の議長):ロマン・ペトゥホフ
パ・ド・シス:イリーナ・ペレン、イワン・ワシリーエフ
       ワレーリア・ザパスニコワ、アスティク・オガンネシアン
       アンドレイ・ヤフニューク、ヴィクトル・レベデフ
カスタネット・ダンス:マリアム・ウグレケリーゼ、アレクセイ・マラーホフ
フラメンコ:オリガ・セミョーノワ
       アレクサンドル・オマール、アンドレイ・カシャネンコ

第2幕のローレンシアとフロンドーソの結婚式の場面のみを上演。 なので配られたキャスト表の騎士団たちの出演はありませんでした。
結婚式なので明るく楽しい雰囲気なのがいいですね。 結婚する2人と友人たちの白い衣装とは対照的なディベルティスマンの衣装もとても鮮やかで祝宴に華やかさと彩を添えています。 カスタネットとフラメンコは陽気さと熱い情熱というスペイン情緒溢れる踊りが見応えがありました。 そしてゆっくりな動きでも激しいステップでもみんなポーズがとても綺麗に決まって流石のキャラクテールダンス。
パ・ド・シス、男性3人は踊りのスタイルは3人3様ですが豪華なメンバーを揃えてくれて嬉しいです。 特にヤフニュークとレベデフの並び、伸びやかでノーブルなラインは眼福。 レベデフの踊りは自信と責任にしっかり支えられているような踊りですね。 高いレベルの踊りを見せたいというような気持ちを感じます。 最初の数回転を大きくゆっくりとタイミングを取るようにして、その後を高速でぶれなく回るというピルエットが印象的(すみません、これはくるみでの踊りでした 1月5日追記)。 
ワシーリエフはソロで彼らしい豪快さを見せていましたが、白い衣装のせいかもしれないけれどちょっと太りましたかね? ペレンとの並びがあまり良くなくてちょっと残念。 そのペレン、踊りは丁寧でラインも綺麗だし、片方の足が頭につくほどのふわっとしたジュテの連続などは素晴らしかったですが、全体的にもう少し踊りにキレが欲しかったです。  


3演目ともちょっぴり不満が残る文章で〆てしまいましたが、それは自分が欲張りなだけで、十分楽しんで来たのですよー。
なんといっても世界中で一番好きなバレエ団ですから、こうであって欲しい! もっといけるはず!!という気持ちが強いあまりについつい・・・。 新しい年がマールイとともにやって来るという幸せに感謝しないわけがありません♪
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新春
2016/01/01(Fri)
明けましておめでとうございます。

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暖かい元日となりましたね。 週間予報を見ても最高気温が16度と予想されている日もあり、季節はずれな気候を喜んでばかりもいられませんが、1年が今日のように穏やかであれと願います。
本年もよろしくお願い致します。
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鑑賞記2016INDEX
2016/01/01(Fri)
01月02日 新春スペシャル・ガラ  ミハイロフスキー劇場バレエ
01月03日 白鳥の湖         ミハイロフスキー劇場バレエ(ペレン、サラファーノフ) 
01月05日 ローレンシア       ミハイロフスキー劇場バレエ(ペレン、ワシーリエフ)
01月06日 ジゼル          ミハイロフスキー劇場バレエ(ヴォロンツォーワ、サラファーノフ)
01月07日 海賊            ミハイロフスキー劇場バレエ(ペレン、ルジマトフ、レベデフ) 
01月08日 海賊            ミハイロフスキー劇場バレエ(ヴォロンツォーワ、ルジマトフ、サラファーノフ)
01月10日 白鳥の湖         ミハイロフスキー劇場バレエ(ペレン、レベデフ)
01月11日 白鳥の湖         ミハイロフスキー劇場バレエ(ヴォロンツォーワ、レベデフ)
01月22日 くるみ割り人形     ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミー
02月11日 ラ・シルフィード     新国立劇場(小野、福岡)
03月04日 リリオム         ハンブルグ・バレエ団(ユング、コジョカル)
03月11日 真夏の夜の夢     ハンブルグ・バレエ団(ブシェ、レヴァツォフ、アッツォーニ、リアブコ)
05月03日 ドン・キホーテ      新国立劇場(米沢、井澤)
05月08日 ドン・キホーテ      新国立劇場(小野、福岡)
06月11日 アラジン         新国立劇場(小野、福岡)
06月16日 ロミオとジュリエット   英国ロイヤル・バレエ(カスバートソン、ボネッリ)
06月18日 ロミオとジュリエット   英国ロイヤル・バレエ(ラム、ムンタギロフ)
06月26日 ジゼル          英国ロイヤル・バレエ(カスバートソン、ボネッリ)
07月15日 バレエの王子さま
07月23日 オールスター・バレエ・ガラ プログラムA
07月27日 オールスター・バレエ・ガラ プログラムB
08月02日 バレエの巨匠たち Aプログラム
08月03日 バレエの巨匠たち Bプログラム
08月06日 バレエの巨匠たち Cプログラム
09月23日 ドン・キホーテ      ミラノ・スカラ座バレエ団(コチェトコワ、ワシーリエフ)
10月07日 バヤデルカ        法村友井バレエ団(法村、シヴァコフ)
11月04日 ロミオとジュリエット   新国立劇場バレエ団(小野、福岡)
12月23日 シンデレラ         新国立劇場バレエ団(小野、福岡)
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