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一年間ありがとうございました
2015/12/31(Thu)
もう間もなく2015年が終わります。
今日は朝からフル回転(笑)。 開店とともにデパートでお正月用品を買って、家に戻って大物の洗濯、窓ふき、煮物を二つ作って、花の手入れをして年賀状を書き終えたらもう年越しそばを食べる時間。 ようやくゆっくりできたのは9時半近くかな?  あいかわらず慌しい大晦日・・・。
今年もいろいろあった一年ですが、バレエだけを振り返れば、とても楽しく幸せな一年でした。 3年ぶりにマールイの正月公演で年が明け、夏には久しぶりにシヴァ、コシェレワ、ロマチェンコワ参加のツアーがあり、ロパートキナとダニーラをバレエフェスとマリインスキーの公演でたっぷり見る事ができましたから♪ 
間もなくやってくる2016年のバレエ鑑賞もマールイの正月公演から始まりますが、来年も心に残る舞台に数多く出会える一年になるといいなぁと。

ブログに遊びに来てくださった皆様、どうもありがとうございました。
新しい年が皆様にとって実り多き一年でありますように。
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アカデミー・バレエ「親子で楽しむ年末バレエ・ガラ・コンサート」 12月26日
2015/12/30(Wed)
26日にサンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエの「親子で楽しむ年末バレエ・ガラ・コンサート」に行って来ました。
いや、なぜか、場所が東京文化会館だからか、3部構成だからか、会場に着くまで親子ガラだという事をすっかり忘れていまして、お子さんの多さに「あ、そうだった・・・」と思い出した次第です。  
プログラムでは3部構成休憩2回で2時間25分となっているのですが、実際は3時間かかってしまったので、4歳以上を対象にする公演としてはちょっと長すぎましたかね? 私はたっぷり楽しめたので嬉しかったですが、おとなりの親子は2部途中からお子さんがぐずり始め、3部は見ずに帰られた模様。


<第1部>
「レ・シルフィード(ショピニアーナ)」
音楽: F.ショパン 振付: M.フォーキン

ノクターン:アーラ・ボチャロワ、エレーナ・チェルノワ、
      オルガ・ミハイロワ、アルチョム・プハチョフ
ワルツ11番:エレーナ・チェルノワ
マズルカ:アーラ・ボチャロワ、アルチョム・プハチョフ
プレリュード:オルガ・ミハイロワ
ワルツ7番:アーラ・ボチャロワ、アルチョム・プハチョフ
サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ


アカデミーのレ・シルフィードは今年舞台美術などが一新されたばかりとの事です。    
幕が開き、目に飛び込んできた白の世界は絵画のように美しくロマンティック。 
今回のツアーのプログラムでは詩人はステファン・デミンとなっていましたが、プーちゃんに変更で、個人的にはサポートだけの白鳥アダージョよりは詩人の方が踊りを見られるのでラッキー♪  プーちゃんのスラリとしたスタイルの良さとエレガントなラインが目を惹きます。 ワルツの終盤でみせた開脚ジャンプでの十分な高さと美しさはプーちゃんならでは。 バレリーナへのサポートも磐石でシルフの美しさを引き立てていました。
3人のバレリーナは皆そつなく。 くるみでもプーちゃんと組んでいるボチャロワはその落ち着いた風情からベテランなのかと思いましたが、2006年のワガノワ卒業生なんですね。 しなやかな動きのミハイロワも良かったです。
コール・ドは身長はバラバラでしたが、揃っていたし丁寧で優雅な腕の動きや上半身はとても綺麗でした。


<第2部>
「白鳥の湖」第1幕2場より アダージョ
音楽: P.チャイコフスキー 振付: M.プティパ、 L.イワノフ

オデット:ダリア・エリマコワ
王子:ステファン・デミン
サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ


やっとダーシャが見られました(ここまでくるみだけの長いツアーなので、自分が見たくるみでもどこかに出ていたのかもしれないけれど、全く分からず)。 彼女がマールイにいる時からオデットを見てみたいと思っていたので、演目チェンジでダーシャが黒鳥から白鳥に変わったのも個人的にはラッキーでした。 身長も高く手足も細く長いので白鳥のチュチュがよく似合いますね。 ダーシャも脚がまっすぐで綺麗! すでにペテルブルグでは「白鳥の湖」全幕の主役を踊っているのである程度の自分のオデットというのもあると思いますが、音楽をしっかり捉えようとしていたし、しっとりと心を込めて踊っていたと思います。 ただ、正面向かって王子にリフトされた状態で開脚を繰り返すところ、少し前のめりになってかっくんばっしーんと、とっても動きが変でした。 なんであれ直させないのだろう? あれを全幕でやられたらいただけなさすぎるけど・・・。
王子のステファン・デミンは身長もあってダーシャとの並びも悪くなく、ダーシャがしっかり踊っていたのでサポートも無難に。 次回はしっかり踊る役で見てみたいものです。
コール・ドの中に、一人異常に足の長い長身ダンサーがいました。上手と下手に一列ずつに分かれた時に上手の一番奥にいたダンサーなんですが・・・。


「くるみ割り人形」第3幕より パ・ド・ドゥ
音楽: P.チャイコフスキー 振付: V.ワイノーネン

マリー:エレーナ・チェルノワ
王子:アレクサンドル・アバトゥーロフ
4人の騎士:ワディム・スモロディン、ヴィクトル・クズネツォフ、
        イーゴリ・ヤチュメネフ、ダレル・ザパロフ


主役2人は19日に見た全幕と同じ。
チェルノワは19日の方が踊りにぶれがなかったように思います。 アバトゥーロフは、ちょっとした表情や仕草がなぜか演歌を連想させる・・・。 ヘアスタイルのせい?? 彼の跳躍は柔らかく高いですね。
2人のコンビネーションはこの日の方が良かったです。


「ゴパック」(“タラス・ブーリバ”より)
音楽: V.ソロヴィヨフ=セドイ 振付: F.ロプホフ

アンドレイ・グドゥマ

上背のあるダンサーによるダイナミックなパフォーマンス。 大味でなくてしっかりコントロールされていて良かったです。


「眠りの森の美女」第3幕より パ・ド・ドゥ
音楽:P.チャイコフスキー 振付: M.プティパ

オーロラ姫:アーラ・ボチャロワ
デジレ王子:セルゲイ・クリュロフ


ボチャロワはけっこう下半身しっかりタイプで、踊りの安定感も半端ないレベルで見せ方も充分すぎるほど心得た落ち着き払ったオーロラ姫でした。 
一方王子のクリュロフは若干いっぱいいっぱいな感じ。 ヴァリエーションは最初は良かったのですが、次第に体力切れなのか失速してしまって最後までもつのかひやひやしました。 たぶん緊張していたのでしょうねぇ。


「スパルタクス」より アダージョ
音楽: A.ハチャトリアン 振付:L.ヤコブソン

フリーギア:アンナ・イグナツェワ
スパルタクス:セルゲイ・ダヴィドフ


友人によれば私も見ているはずなのだけれど、全く見たという記憶がなかったヤコブソンの「スパルタクス」。 踊りと演劇的表現の融合加減がソ連というか大昔の映画的というか・・・。 とんでもないところで思わず笑ってしまったし・・・。 現代の感覚のダンサーたちが踊るのは逆に大変だろうなぁ。 でも、ロミジュリのラブロフスキー版ではないけれど、こういうベースがあって触発されイメージを膨らませて別の作品へと繋がっていくのかもしれませんね。


「白鳥の湖」第2幕より 黒鳥のパ・ド・ドゥ
音楽: P.チャイコフスキー 振付: M.プティパ、 L.イワノフ

オディール:スヴェトラーナ・スミルノワ
王子:アレクサンドル・アバトゥーロフ


スミルノワは足が細くてめちゃくちゃ長い。 まさか彼女がコール・ドに混ざっていたとは思えないけど、こちらもバランスが悪いほどに長い(笑)。 踊り慣れているなーという感じのオディールで、アラベスクなどのポーズはとても綺麗でした。
またまた演歌な王子様のアバトゥーロフ、溌溂系のバジルとかだとどんな印象なんだろう? 親子ガラとはいえ、王子のヴァリで手拍子が起きたのにはびっくり。


<第3部>
「パキータ」より グラン・パ
音楽: L.ミンクス 振付: M.プティパ

パキータ:ダリア・エリマコワ
リュシアン将校:アルチョム・プハチョフ
ヴァリエーション:倉内七、スヴェトラーナ・スミルノワ
          アナスタシア・デミヤノワ、エレーナ・チェルノワ 


ダーシャはとても落ち着いていて客席とのアイコンタクトもごく自然で、真ん中で踊る事がごく当たり前の事になっているというのが良く分かります。 こういう彼女の姿を見られたのが本当に嬉しいです。 それでもまだ20代半ば、容姿・技術もこのバレエ団のなかでは特に優れているので、これから舞台数をこなす事によって、ますます良いプリンシパルダンサーになるでしょうね。 その成長振りをまた近いうちに見られるといいなと思います。
プーちゃんのプレゼンスが舞台をびしっとほどよくまとめていましたが、もう少し踊りにダイナミックさがあっても良かったかなと贅沢な要求。 充分美しく質の高い踊りでしたけれどね。
コール・ドは最初出てきた4人x2はかなりバラバラでおやおや~~だったのですが、チュチュの色が違ったペアが二人、また二人と登場して、全員揃った踊りの華やかさはやはりロシアのパキータ!という感じで良かったです。 ヴァリエーションはデミヤノワがちょっと弱かったですが、あとの3人は上手かったです。 倉内さんは赤からブルーのチュチュに着替えてのヴァリでしたね♪ 



さてさて終演後、プーちゃんから最近のオーリャの様子を聞く事が出来ました。 こうすけさんからの情報(いつもありがとうございます)も一緒にご報告すると、今は小さな劇場で指導をしていて、そちらに時間を取られるので本人が踊る時間がなかなかとれないとの事。 でもとても元気だそうです。 おふたりのお子さんのディアナちゃん(美少女♪)はもう6歳で来年は小学校に入学ですって。 やはり身長が高く、運動が好きなお嬢さんみたいです。 
すでにバレエ団の皆さんはペテルブルグに戻っていますが、アカデミー・バレエ、時間をおかずまた来日して欲しいです。 
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今年もカレンダーを買いました♪
2015/12/28(Mon)
先日のアカデミー公演の会場で、光藍社卓上カレンダー Ballet calender 2016を買いました。
今年のカレンダーとデザインは同じで値段も同じく良心価格の500円。 

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1月 ライモンダ
2月 白鳥の湖
3月 ジゼル
4月 眠りの森の美女
5月 海賊
6月 ショピニアーナ
7月 ドンキホーテ
8月 海賊
9月 シェヘラザード
10月 ジゼル
11月 白鳥の湖
12月 くるみ割り人形


1月のライモンダの写真はライモンダのペレンに友人のコシェレワとミリツェワ。 2009年の日本公演の写真ですね。 懐かしいぃぃ。 本国でもライモンダは上演しなくなってしまいましたが、本当にもったいない。 舞台美術も美しいし、踊りもたっぷり楽しめる素晴らしい作品なのに・・・。
光藍社さんのサイトでは8日の「海賊」までのキャスト発表に加え、ダンサーのインタビュー記事など、幕開けに向けて公演ムードが高まってますね~♪
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アニちゃん&ロマチェンコワ&プロームのウィンナーワルツの祭典
2015/12/23(Wed)
ぶらあぼの1月号を見ていて見つけたのですが、年明け1月5日(火)に立川市のたましんRISURUホールで行われる「華麗なるウインナーワルツの祭典」という公演は指揮がアニハーノフさんでロマチェンコワとプロームが出演するそうです。 知らなかった!!
2014年の1月にも東京ニューシティーの演奏で同様のコンサートが行われていますが(こちら)、今回のオケは東京オーケストラMIRAI。 今年の春に結成されたオーケストラで、シャンブルウェストや牧阿佐美バレエ団の公演の演奏も担当しています。
しっかし日程が悪すぎるなぁぁぁ。 正月休み明けて平日マチネのみでは、いくらなんでも見に行けない・・・(悲)。 

1月5日(火)14:00 たましんRISURUホール 大ホール (東京都立川市)
1月6日(水)14:00 東金文化会館 大ホール (千葉県東金市)
1月7日(木)14:00 君津市民文化ホール 大ホール (千葉県君津市)


マールイの来日公演と重なっていますが、ロマチェンコワとプロームはこの3日間だけ別行動なのか、バレエ団の公演には出演しないのか、どちらなのでしょう? せっかく日本に来てくれるのだから、バレエ団の公演でも踊って欲しいですよね! 
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サンクトペテルブルグ・アカデミー「くるみ割り人形」 12月19日
2015/12/22(Tue)
ギエムウィークで盛り上がっている上野方面を尻目に、東京国際フォーラムで行われた4年ぶりの来日となるサンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエのくるみ割り人形を見てきました。 国際フォーラムの地下一階には例年通り来年の干支のぬいぐるみツリーが飾られておりました。 

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(人が写らないようにとばかり気にしていたらしっかりとおトイレ案内が写ってしまった・・・。)

会場は1階席のみの開放。 中央通路より後方は5~6割くらいの入りでしたが、前方はほぼ埋まっていたかと。 ファジェーエフも客席で見ていたようで休憩に入る時にちらっと見かけましたが、あいかわらスーツ姿がかっこいいハンサムガイでありました。



アカデミーのくるみはワイノーネン版の復活バージョンで、2014/15シーズンに初演された時に舞台装置、衣装も一新されたとの事です。  ロシアの卓越した舞台美術家のウラジミール・フィーラと彼の息子のアレクサンダー・フランツォフというデザイナーが担当した舞台美術は、確かに背景画も衣装も古臭さややぼったさのないものでした。 特に背景画は現代的なメルヘン調でしたね。
全3幕となっていますが、通常1幕でシュタールバウム家のパーティーが終わりマリーがクリスマスツリーの前に一人になったところで休憩が入ります。 その後が2幕で3幕は通常の2幕です。 衣装変えなどの都合なのでしょうか?

マリーを踊ったエレーナ・チェルノワは2008年ワガノワ卒。 クルガン生まれと紹介されていますが、クルガンってどこ?と調べたところ、モスクワから2000キロ近く離れたカザフスタンとの国境あたりなんですね。 パッチリした目が印象的なバレリーナで、快活なマリーでした。 踊りは回転系は得意のようで軸ブレもなく綺麗に回っていましたが、アチチュードなどの脚のラインの美しさがもう少し欲しかったところ。

王子はキャスト表にあったステファン・デミンという2009年ペルミ卒の若いダンサーから2002年ペルミ卒のアレクサンドル・アバトゥーロフに変更。 ノーブルな王子タイプではありませんが、ジャンプは高く、跳躍系は良かったかと。 ただチェルノワとの息が合わず、見せ場のサポートでちょっと冷や冷やさせられたのが残念でした。 

個人的に大受けしたのがネズミの王様。 王様以外のネズミたちはネズミの横顔の3分の2くらいの被り物でふつーにネズミに見えるんですが、王様がね・・・。 最高潮に盛り上がった音楽で登場して来た王様は、はしびろこうかペリカンかっ?つー口ばしにしか見えないものを目の下に付けていて、びっくり&心の中で大爆笑。 でもってこの王様すっごい横暴で、くるみ割り人形と戦う前に、「おい、お前」と一匹のネズミ君を捕まえて、そのネズミ君のしっぽで自分の剣を研くんです。 コワ・・。 で、そのネズミ君も戦う王様を見守って控えながら、自分の尻尾を「さっきは酷い目にあったよなぁぁ」とばかりに愛おしそうに触り毛づくろい♪ 芸が細かくて妙に気に入ってしまいました(笑) 
そんな王様もマリーのスリッパの一撃でノックダウン。 マリーってば、かなり至近距離から王様の胸に豪速球ストライクでした。 椅子に逃げて脅えていても、座って近寄ってくるネズミたちにはクッションで凄い勢いで叩いてましたし、こちらもけっこう乱暴者! だからあの椅子、どれだけマリーが暴れても大丈夫なくらい異様に大きくどっしりしてたのだろうか?(笑)。

雪のシーンはコール・ドが16人に雪の精の2人が加わって18人だったと思いますが、とても動きが速くてフォーメーションチェンジも多く、なかなかに見ごたえがありました。 次から次へとフォーメーションを変えていくので非常に揃って見えたり見えなかったりというのはありましたが、総じて足音が静かで良かったです。 雪の精は2人とも上手かったですが、アンナ・スクヴォルツォワの音の取り方が好みでした。

3幕の各国の踊りもすべて好印象。
セルゲイ・クリュロフはアレルキンはいまいちでしたが、中国は良かったです。 4回連続ジャンプの2連荘はいずれも高さがありました。 ちょっぴり丸顔で最初ダーシャかと思ったアラビアを踊ったアンジェリーナ・グリゴレワの涼しやかに妖艶な雰囲気がとっても魅力的。 アンドレイ・グドゥマはドロッセルマイヤー、ネズミの王様も掛け持ちで大忙しですが、ロシアではダイナミックに。 アバトゥーロフが王子に変更となったため、急遽フランスを踊ったイーゴリ・コンタレフはそつなくノーブルな雰囲気でアバトゥーロフよりも王子っぽいかも。 若いし可愛いし♪
そして花のワルツの4人の騎士、密かに期待をしていたのでプーちゃんを見つけた時にはもう嬉しくて♪♪♪ やっぱり周りのダンサーとは佇まいからして違います。 スラリと伸びた脚の美しさも長い腕のエレガントなムーブメントも以前と全く変わらず、立っているだけで王子なんですよね、この人も。 ちょっと立ち位置や足のポジションを直す回数が多かったので、やはり普段はあまり踊る事のない役なのかな?とも思いましたが、GPDDの主役はそっちのけでプハチョフばかりを見ていました。 美しいものには自然に目が惹かれるのです。 プーちゃんの隣に立たざるを得なかったアバトゥーロフが少し気の毒にも思いましたが、こればかりは仕方ない。 
プーちゃんがマールイを退団した事に関しては、現在のマールイの男性主役の顔ぶれ&偏り加減を見るにつけ、今でも残念な気持ちが消えませんが、残りのダンサー生活を楽しんで踊りたい役を踊っていって欲しいと切に思います。 またいつか、オーリャと踊る姿を見られるといいなぁ。
(光藍社さん、来年の夏は現&元マールイシニア祭りにしませんか?)





マリー:エレーナ・チェルノワ
王子:アレクサンドル・アバトゥーロフ
ドロッセルマイヤー:アンドレイ・グドゥマ
フリッツ/くるみ割り人形:ダリヤ・ベロワ
ネズミの王様:アンドレイ・グドゥマ
コロンビーナ:アナスタシア・デミヤノワ
アルレキン:セルゲイ・クリュロフ
ムーア人:イーゴリ・ヤチュメネフ
シュタールバウム:ウラジスラフ・ミスニク
シュタールバウム夫人:スヴェトラーナ・ゴロブキナ
祖母:ダリヤ・トカレワ
祖父:バイル・タイビノフ
雪の精:アンナ・スクヴォルツォワ、倉内七
スペイン:ダリヤ・トカレワ、イーゴリ・ヤチュメネフ
アラビアの踊り:アンジェリーナ・グリゴレワ
中国の踊り:アナスタシア・デミヤノワ、セルゲイ・クリュロフ
ロシアの踊り:ナタリヤ・イニュシュキナ、ダリヤ・ベロワ、アンドレイ・グドゥマ
フランス:オリガ・ミハイロワ、ベリン・コカボソグル、イーゴリ・コンタレフ
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プーちゃんに会えました~~♪
2015/12/19(Sat)
ロシア国立サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエの「くるみ割り人形」を見てきました。
昨日光藍社さんのサイトにキャストが発表になり、東京初日はプハチョフ!と疑っていなかった私はステファン・デミンという知らないダンサーの名前を見て絶句・・・(本日アレクサンドル・アバトゥーロフに変更)。 しかもダーシャ(ダリア・エリマコワ、2012年にマールイから移籍)の名前もないよ・・・。
って事でちょっとテンション下がっていたのですが、プーちゃん出てました~~(ダーシャは分からず)。 花ワルの4人の騎士の一人でご出演♪ ほぼ5年ぶりです! あの美しいおみあしも健在!! 佇まいもノーブルで、一人別格の存在でございました♪
舞台の感想は明日ささっと書きますが(ねずみの王様が戦う前に剣のお手入れをする場面&その後、必見です。 ねずみちゃん、芸が細か~~い)、購入したプログラムにガラの詳細が出てましたので、まずお知らせ。

第1部
「レ・シルフィード」

第2部
「くるみ割り人形」 第3幕よりパ・ド・ドゥ

「ゴパック」(タラス・ブーリバより)

「眠りの森の美女」 第3幕よりパ・ド・ドゥ

「白鳥の湖」 第1幕第2場よりアダージョ

「スパルタクス」よりアダージョ

「白鳥の湖」 第2幕より黒鳥のパ・ド・ドゥ


第3部
「パキータ」より


プーちゃんは白鳥のアダージョをスヴェトラーナ・スミルノワというファーストソリスト(プーちゃんやダーシャと同じ最上位)と、パキータをエリマコワと踊る予定です。 やったぁぁぁ!  そのダーシャは黒鳥PDDもステファン・デミンというファーストソリストと踊ります。
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チリの美味しいピノ♪
2015/12/18(Fri)
Casas del Bosque Pinot Noir “Early Release” Casablanca Valley 2013 (カサス・デル・ボスケ ピノ・ノワール "アーリー・リリース" カサブランカヴァレー)を飲みました。 

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久々にYANAGIYAで1,382 円で購入。
色は比較的赤みの強い紫色。 最近、ピノを飲む割合が増えたのですが(相変わらず週一ペースでは飲んでおります)、ここのところたまたま続けて飲んでいた2000円台前半のピノがエレガントでバランスのよい美味しさだったため、飲み始めは甘みと酸味が雑に交じり合い、味わいも垢抜けない感じがしたのですが、時間が経つにつれ、バランスも整いパワーアップして美味しくなりました。  やや辛口ですが、飲みやすく、お料理にも合わせやすいと思います。 つまみは鶏肉のワイン煮の余りとモッツァレラチーズ+オリーブオイル&黒胡椒でした。

Casas del Bosqueというワイナリーは1993年にイタリア系移民のクネオ=ソラリ・ファミリーにより設立された比較的新しいワイナリーだそうですが、量産する事よりも品質にこだわるブティック・ワイナリーとの事で、世界90カ国からワインが集まる最大のワインコンペである「インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション」で2014年から3年連続でChilean Wine Producer of the yearを受賞するなど、その実力は確かなようです。
生産しているワインの種類も豊富で赤はピノの他にシラー、カベルネ・ソヴィニョン、カルメネールがあり、クラスも上級品からカジュアルまで6種類ほどあるようなので、機会があったら少し上のカベルネとピノを飲んでみたいなーと。 自分のワインの原点はチリだし!


見た映画は「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」 。 面白かったです。 今回もトム・クルーズはなんでここまで自分でやる?というくらいの壮絶スタントでした。
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マリインスキーバレエ「白鳥の湖」 12月5日マチネ
2015/12/16(Wed)
スコーリクは3年前のガラの海賊でしか見た事がなかったので、彼女の全幕を見るのも白鳥を見るのも今回が初めてでした。 彼女、ちょっと顔立ちがきつく表情が恐いのでどうなんだろーとあまり期待はしていなかったのですが、ほっそりとした首と長い手脚のムーブメントで作り出される白鳥ラインがとても美しく、柔軟性のあるしなやかな踊りがとても良かったです。 時々前後に上げる脚の勢いがよすぎて優雅さや儚さを損なっていたのは残念でしたが、そういうところは今後自然になくなっていくのでしょうね、きっと。
今回は王子との間にあまり愛が感じられなかったので、愛を語れるパートナーと踊れば一つ一つのムーブメントにも感情が自然にこめられて、さらに美しく見えるようになるのだと思います。 表情だってもっと柔らかくなるでしょうし。
イケイケな感じの黒鳥。 オデットでは伏し目がちだった瞳全開でかなりインパクトが強く高慢そうな悪女。 踊りもシャープで勢いがありました。 ヴァリでは最初のピルエットダブルのあとのアチチュード・トゥールもダブルでバランスも崩れなかったですし、グランフェッテも前半ダブルを入れてあまり動く事無く回るなど技術レベルも高いようです。
王子がロットバルトに促されて愛を誓うところでは、さぁさぁさぁと言わんばかりに大きな目むき出しで見つめ、してやったりと高笑いして去って行きましたが、とっても楽しそうで、なんだか可愛かったです(笑) 踊り盛りのバレリーナののりのりのオディールっていいですよね! 

サラサラヘアーでハンサムなパリッシュはいかにもバレエの王子様なのだけれど、まだ王子らしい気品やオーラが少なく、大勢の中にいると意外に目を惹きません。 立ち姿、歩き方などもう少し美しくなるといいですが・・・。 舞台の数をこなしていないのでしょうからこの辺は仕方ないと思いますが、まだ間違えないように演技をしてしっかりパートナーをサポートしてと、それだけで精一杯な様子でした。 自分を役の中に落としパートナーと語り合って物語を紡いでいくというのはこれからですね。 踊りはロミジュリよりは良かったです。 マネージュも普通だったし、ジャンプもそこそこ高さがあったし。 そういえば、パリッシュにはオディールが投げ捨てた花は届かなかったのか、花を見つめるシーンはなくてちょいと残念♪ 

スメカロフのロットバルトは期待を裏切る正統派(笑)。 充分カッコ良く迫力もありましたが、もう少し荒々しくて濃いロットバルトを勝手に想像してました。 まぁ王子とのバランスもあるし、変に悪目立ちしないのも流石ですね。 スコーリクのサポートも万全でした。 そんなかっこいいロットバルトが3幕で息絶えた後、起き上がったスコーリク@オデットに、これっぽっちも存在を意識される事なく視線すら落としてもらえなかった(ように見えた)のは気の毒でしたねー。 
スコーリクちゃん、今まで自分を苦しめて来た悪魔が死んで横たわっているのだから、何か感じるところあるでしょー? 強すぎませんか・・・あなた。 スコーリク、なんだか気に入っちゃったなぁ(笑) 次は違う王子で見たいけれど、見たい王子がいな・・・。 あ、でもセルゲーエフが組めるのならセルゲーエフで見たいし、ズヴェレフも一応レパートリーにしてはいるんですよね。 でも次回はいつになるんだろう?? 

コール・ドは足音が少し気になり、揃いっぷりもソワレと比べるとイマイチのように思いましたが、ソワレは自分自身がそういう事は気にならない神経集中状態だったので実際には変わらなかったのかもしれません。 小さい4羽は若干乱れがありましたが、大きな4羽の印象はソワレと変わらず。

そして他のダンサーたち。
1幕1場は最初は余裕たっぷりにいろいろなダンサーを見ていたのですが、次第にチュチュンニックばかり追いかけるようになってしまいました(笑) ソワレの感想でも書きましたが、ロミジュリのジプシーを見ているうちにシヴァに似ていると思い始めて・・・、そうなったら気になって気になって・・・。 時折すごくまじめくさった表情をするところまで似てる(笑)。 次はソロで踊ってね~~♪
トロワのラティポフは脚が綺麗でした。 王子はちょっと無理というくらいの身長なのかと思っていたらパリッシュと並ぶとほとんど身長が変わらないんですよね。 パリッシュは頭が小さいので、実際より高く感じるのかな? ラティポフは脚捌きが綺麗でなかなか端正な踊りだったかと。
ゴンチャールの踊りはちょっとパキッパキッと流れが止まりすぎるのが好みではなかったですが、クラスノクーツカヤはポール・ド・ブラがとても優雅で柔らかく上品な踊りが素敵でした。
道化のバイボルディンは道化らしい道化というか、愛嬌があって可愛くて良かったです。 ア・ラ・スゴンドもけっこうなスピードで回っていました。 1幕1場の後のカーテンコールでカーテンからひょこっと顔を出して様子を伺うように出てきたのがかーわいい♪ 2幕でオディールたちがやって来た時も、怖い人たちが来たよ~~と騒いでましたし、道化の雰囲気がマチネとソワレでこれだけ違うのも珍しいかも。
2幕のディベルティスマンはソワレとほぼ同じ。 皆さんマチソワでお疲れ様&ありがとう!


そんなこんなでソワレとは比べ物にならないほどにリラックスした観賞でしたが、スコーリクの予想以上の出来に満足した公演でした。 
テリョーシキナ、コンダウーロワ、ソーモア、スコーリクと、プリンシパルだけでも4人、さらにシャプラン、コレゴワ、マトヴィエンコなどを加えれば、白鳥の踊り手は困らないほど揃っているマリインカ。 問題なのは王子ですよね・・。 どんなにオデットが美しく舞い、切ない思いと愛を語ったとしても、同じ技術レベルの美しさでオデットに寄り添い同じ世界観を作り出せる王子なくしては、マリインスキーの素晴らしい白鳥の舞台にはならないのだから。 
ロパートキナにはゼレがいてダニーラ&イワンチェンコがいて。 テクニックに若干の不安が出てくる一方で芸術性が円熟を見せるキャリアの集大成の時期に、長年ずっと一緒に踊って来てクラシック作品でのベストパートナーと言われる同年齢のダニーラがいるというのは彼女にとっても観客にとっても幸せな事ですよね。 
そのダニーラも今は指導に回る時間が増えているという事なので、次代の王子候補を遠慮なくびしびし鍛えて、誰もがマリインスキーの伝統的なスタイルを受け継ぐ王子と認めるような後継者を育てて欲しいです。



オデット/オディール:オクサーナ・スコーリク
ジークフリート王子:ザンダー・パリッシュ
王妃 (王子の母) :エカテリーナ・ミハイロフツェーワ
王子の家庭教師:ソスラン・クラエフの
道化:ヤロフラフ・バイボルディン
悪魔ロットバルト:ユーリー・スメカロフ
王子の友人たち:ヴィクトリア・クラスノクーツカヤ/ナデージダ・ゴンチャール
           エルネスト・ラティポフ
小さな白鳥:アナスタシア・アサベン/オクサーナ・マルチュク
        アレクサンドラ・ランピカ/スヴェトラーナ・イワノワ
大きな白鳥:ヴィクトリア・ブリリョーワ/ディアナ・スミルノワ
        エカテリーナ・チェブキナ/ズラータ・ヤリニチ
2羽の白鳥:クセーニャ・オストレイコーフスカヤ/ナデージダ・ゴンチャール
スペインの踊り:アナスタシア・ペトゥシュコーワ/マリーヤ・シェヴャコーワ
          アレクセイ・クズミンローマン・ベリャコフ
ナポリの踊り:アンナ・ラヴリネンコ/アレクセイ・ネドヴィガ
ハンガリーの踊り:オリガ・ベリク/ボリス・ジュリーロフ
マズルカ:クセーニャ・ドゥブローヴィナ/エレーナ・アンドローソワ
      ナターリヤ・ドゥゼヴーリスカヤ/ズラータ・ヤリニチ
      アンドレイ・ソロヴィヨフ/ドミートリー・プィハチョーフ
      アレクセイ・チュチュンニック/エフゲニー・ジェリャービン
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低速ジューサーの人参レシピ♪
2015/12/13(Sun)
もう2ヶ月くらい前ですが、野菜や果物の栄養素や食物酵素を壊さないジューサーという事で以前から気になっていた低速ジューサーを購入しました。 食物酵素は熱に弱いので一般的な高速回転ジューサーでは摩擦熱によって酵素が死んでしまうのだそうですが、低速ジューサーは熱を出さない圧縮搾りのため栄養素が壊れる事はないのだそうです。 葉物野菜も栄養素を壊さずにジュースに出来るという事で、濃い緑色の葉物野菜が苦手な家人と私にはそこもポイント高しでした。 

ヒューロムかシャープか迷いましたが、お手入れが楽で値段の安かったシャープのヘルシオジュースプレッソを購入。

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オレンジ、柿、りんご、人参、ぶどう、キウイ、ほうれん草、小松菜などを試してみましたが、一番のお気に入りはりんごと人参かな? みかんを一つ足すとジュースの量が増えるのでたくさん飲みたい時はそのようにしています。 
でもかたい人参は搾りかすがめっちゃくちゃ多いんです。 粗いみじん切り状態なんですが、捨ててしまうのはどう考えてももったいないので、夕飯のおかずになる人参の搾りかすの簡単なメニューを考えました。
始めの頃はよく作る人参サラダと同じくレンジでチンして、わさび、マヨネーズ、しょうゆであえていたのですが、今のお気に入りは、ごま油ですった生姜と一緒にしっかり炒めて仕上げにしょうゆを適量加えるレシピ。 

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生姜の辛さと人参に熱を加える事によって出てくる甘さと醤油が絶妙のバランスで美味しいんです♪  最近ではこれが食べたいがためにジュースを作ってたりして・・・。  人参好きにはたまらない思いがけない副産物でした(笑)。
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マリインスキーバレエ「白鳥の湖」 12月5日ソワレ
2015/12/12(Sat)
ロパートキナの白鳥全幕を見るのはこの日が8回目でした。 初めて見たのが出産&怪我からの復帰が危ぶまれた2003年の公演だったのでそれから12年ですね。 その内ダニーラとのペアで観たのが5回です。 2006年のダニーラ衝撃降板・・・。 ダニーラ絶好調だった2006年の公演でロパートキナとの白鳥を見られなかったのが心の底から悲しく激しくショックだった事は今でもはっきりと覚えています。 立ち直るのに時間がかかったし、代役のイワンチェンコはもちろん、その後のもの凄~く楽しみにしていたゼレとの舞台ですら空しさ漂いまくりでしたから。 あれからも9年。 時が経つのは本当に早いなぁぁぁ。 2009年からはこれが最後かもと思って二人の舞台を見ていながらも、幸いにも次ぎがありましたが、今回は本当に最後なのでしょうね。 淋しいですが、来る時が来たという感じです。 カーテンコールでの二人の表情、ロパートキナは晴れ晴れと充実感に満ちた笑顔、ダニーラもいつもの優しく穏やかな笑顔でした。 

ダニーラの登場は、こんなに大きな拍手で迎えられた事ってあったかな?というくらいの盛大な拍手でちょっとびっくり(笑)。 私のようにひたすらこの瞬間を待っていたダニーラファンに加えて、ようやくマリインカの正統派王子登場!と思ったマリインカファンが多かったのではないでしょうか? 3年前は体のラインに若干貫禄がつきつつありましたが、フェス同様今回はすっきりしてましたね。
一幕一場では穏やかで落ち着いたジークフリートで、立ち姿も歩く姿も人々と会話を交わす際に差し出す腕の動きも美しくエレガント。 そして王妃をエスコートする姿は風格ありすぎ(笑)。 それでも家庭教師と接する姿にはちゃんと敬意と親しみがありましたねー、何度もお酒を取り上げられて悲しそうでしたが。 そういえば一幕一場の王子のソロは、マチネ同様急に音楽の速度が遅くなって少し踊りにくそうでしたが、柔らかで優雅なアームスの動き堪能。 

ロパートキナのオデットは見るたびに少しずつ少しずつ変わっているように思います。 白鳥の女王としての威厳や気高さはあるけれど、以前強く感じた孤高とか容易には心を許さないというような印象は受けませんでした。 王子の出現に驚き躊躇いながらも、静かにゆっくりとごく自然に王子に惹かれていく出会い。 身の上を語り上手に消えていく時に足をとめ、振り返って王子の様子を伺うオデット。 王子に対して凄く素直に感情を見せているオデットでしたね。
二人のグランアダージョ。 優しく情熱的にオデットを見つめる王子の目線と対照的に、心の動揺を表すように宙を彷徨うような視線と心がほどけるように口元が少しだけ開けられたロパートキナが艶かしくも美しかったです。 王子にしなだれかかり首筋や背中で王子の愛と温もりを感じようとしているような姿も切なく官能的。
チャイコフスキーの甘美で美しい旋律を纏ったロパートキナの典雅な舞いに惹きつけられて呼吸すら忘れてしまいそうになりましたが、彼女の表情や何気ない仕草には温かみがあり、また王子に救いと愛を求めているようにも見えた事に少し驚きました。 今までの彼女の1幕のオデットが誰かに何かを求めるような事はなかったような気がして・・・。 アダージョの終わりだったか、王子との別れが迫った頃だったか、わずかな微笑みを浮かべていた姿も印象的でした。

ロパートキナが踊りやすい距離を取り、丁寧に優しく寄り添う包容力たっぷりなダニーラのサポートもいつもどおりに完璧。  彼自身の動きもやはりエレガントだし、ロパートキナと音楽性も合っているので彼女と二人で作り出すラインの重なりもこの上なく美しく、特にロパートキナのアームスの表情をさらに引き立てているようにも思います。 この日はロパートキナの感情表現がわりとはっきりしていたので、逆に彼はいつもの愛情駄々洩れ状態ではなく大きく包み込む感じでしたかね? 静寂の中で紡がれる二人の世界がともかく美しく崇高で、ずっとずっと見ていたかったです。
夜明けが来て白鳥に戻っていくオデット、別れ際にあれほど王子から目を離さずオデットの辛く悲しい胸の内を訴えるようだったのは初めて見たような気がします。 
 
ロットバルトのズヴェレフは踊りも安定、リフトなども安心して見ていられますが、踊りや演技にもう少し邪気が見えても良かったかなと思います。 メイクは充分すぎるくらい魔物なのにねえ! でも、まぁ、3人のバランスとしてはよく取れていましたよね。 

コール・ドは揃いっぷりという点では新国立などの日本のバレエ団の方がぴたっと揃っていると思いますが、体のラインの綺麗なダンサーばかりが集まった(おや?という人もいましたが)マリインカのコール・ドの醸し出す叙情性や静謐な美しさはやはり特別なものかと。 
小さい白鳥はマチネよりは良かったですが可もなく不可もなく。 大きな4羽も悪くはなかったですが、チェブキナはお化粧のセンスをもちっと磨いて欲しいかなと。

トロワのバトーエワとイワンニコワは二人ともすっきりと綺麗なラインを描いて伸びやかで良かったです。 ロミオで好評を得たスチョーピンは身長がさほどないのが残念だけれど端正な踊りで脚のラインも美しい。 コーダはアントルラッセではなくジャンプし足を2度打ち付けるバージョンでしたが、跳躍に余裕があるので斜めに傾いている空中でのポーズも綺麗でした。 そんな凄業を見せてもさらっと爽やかなスチョーピン、素敵なダンサーです。

道化のポポフ。 気合入りまくりのア・ラ・スゴンドはスピードがもの凄い勢いで加速したため最後少しバランスを失いかけましたが、そこは力技でねじ込んで無事フィニッシュ。 マチネのバイボルディンのような若手も出てきているので、まだまだ自分が第一人者、白鳥の道化という役は分かりきっているというプライドのようなものも感じました。 舞台上での振舞いもちょっと偉そうな感じでしたしね(笑)

ロパートキナの黒鳥はロットバルトとアイコンタクトをとる時だけはうっすらと邪悪さを滲ませていましたが、終始冷ややかにほとんど無表情を装った高貴な黒鳥。 その無表情さゆえに目力に不思議な妖しさがあって、王子はそれに騙されたようにも感じます。 柔らかで消え入るような透明感があったオデットとは対照的にきちっとポーズを決めたラインはとってもシャープ。 32回転はシングルで、少しスピードの落ちた音楽に合わせてゆったりと回っていました。 最後の方はきつそうでしたが、たとえ途中からシェネに切り替えたとしたって、そんな事はどうでもよかったのです。
ダニーラのヴァリは以前と比べればジャンプの高さもマネージュのスピードも落ちましたが、端正なラインは変わらずです。 ダニーラも最後は若干スタミナ切れに見え、先日目の前でシクリャローフの怪我の瞬間を見ているだけに、「飛ばさなくていいからともかく怪我をしないで! ロパートキナを支える人は他にはいないんだから!!」とドキドキしながら見守りました。
冷ややかな薄笑いを顔に浮かべながら王子の愛の誓いを見届け、薔薇の花束を投げつけて去っていったオディール。 掴んだ花を呆然と見つめる王子。 オデットへ捧げたはずの愛が無残にもバラバラになって、今は自分にはそのかけらしか残っていないと思い知らされたように愕然とするこのシーン、かなり好きです。 

スペインは女性はちょろっとしか見ていなかったのですが(あ、他もそうでした)・・・。 男性二人は下手のローマン・ベリャコフの方が動きのラインがすっきりしていて好みでした。 ひょっとして、このダンサーが愛の伝説で気に入った将校の一人だろうか? で、ティボルトを踊った上手のクズミンはやっぱりオーバーアクション気味ですねぇぇ(笑)。 二人とももうちょっとキレが欲しかった気がします。
ロミジュリのベンヴォーリオが好印象だったナポリのネドヴィガは地味といえば地味ですが、目に優しいソフトで端正な踊りをするダンサーですね。
マズルカのチュチュンニックが将校で気に入ったもう一人のダンサーでした。 チュチュンニックはオペラグラスでしっかり見れば違う顔立ちなんですが、客席から普通に見ると、シヴァに似て見えるんです! あごと横を向いたときの上半身がともかくよく似てる!! 背も高くてスタイルもいいしダンスも悪くないので、一日も早くソロの役がつくようなダンサーになって欲しいですねー。 実はマチネの1幕1場は王子にはあまり目が行かずチュチュンニックばかり見てました(笑)。 プーちゃん兄も渋くて素敵。 そして、後から分かった事ですが、一人常に動きが遅くてパリッとしていなかったエフゲニー・ジェリャービンはマールイにちょっと在籍して2012年の公演では西宮でボルチェンコ相手にジークフリートを踊ったデリャビンなんですね! ちょっとがっかりな出来。 

3幕の幕開きは美しいですねぇ。 ちょっぴり客層が違ったマチネではほぉ~~っというため息が辺りから聞こえましたっけ。 
悲しみと失意の表情を浮かべるオデット。 本当に儚げですがそれでも凜としているのがロパートキナらしい。 過ちを詫び許しを請う王子をオデットが許すまでの流れも一途な王子の想いに揺れ動くオデットの感情が痛いほどに伝わってきて心打たれました。 オデットが王子を許し、王子がその喜びをかみしめた瞬間、自分の中でも張り詰めていた緊張感がいっぺんに解けた感じ。 二人の愛の力によってロットバルトを倒し、朝の光の輝きの中、見つめ合い寄り添うオデットと王子の姿は本当に美しく幸せそうでした。  



感慨深く素晴らかった舞台。 幕が降りてしばらくはついに終わってしまったんだなーという淋しさに襲われましたが、何度も何度も笑顔でカーテンコールに答えてくれた二人の姿を見ているうちに、私にとってこれ以上のペアはありえないこの二人の舞台を今まで何度も見られた幸運に感謝したい気持ちになりました。

 



オデット/オディール:ウリヤーナ・ロパートキナ
ジークフリート王子:ダニーラ・コルスンツェフ
王妃 (王子の母) :エカテリーナ・ミハイロフツェーワ
王子の家庭教師:ソスラン・クラエフ
道化:グリゴーリー・ポポフ
悪魔ロットバルト:コンスタンチン・ズヴェレフ
王子の友人たち:エカテリーナ・イワンニコワ
        ナデージダ・バトーエワ
        フィリップ・スチョーピン
小さな白鳥:アナスタシア・アサベン
      オクサーナ・マルチュク
      アレクサンドラ・ランピカ
      スヴェトラーナ・イワノワ
大きな白鳥:ヴィクトリア・ブリリョーワ
      ディアナ・スミルノワ
      エカテリーナ・チェブキナ
      ズラータ・ヤリニチ
2羽の白鳥:クセーニャ・オストレイコーフスカヤ
      ナデージダ・バトーエワ
スペインの踊り:アナスタシア・ペトゥシュコーワ
        マリーヤ・シェヴャコーワ
        アレクセイ・クズミン
        ローマン・ベリャコフ
ナポリの踊り:アンナ・ラヴリネンコ
       アレクセイ・ネドヴィガ
ハンガリーの踊り:オリガ・ベリク
         ボリス・ジュリーロフ
マズルカ:クセーニャ・ドゥブローヴィナ
     エレーナ・アンドローソワ
     ナターリヤ・ドゥゼヴーリスカヤ
     ズラータ・ヤリニチ
     アンドレイ・ソロヴィヨフ
     ドミートリー・プィハチョーフ
     アレクセイ・チュチュンニック
     エフゲニー・ジェリャービン
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JA オールスター・ガラにロパートキナとロブーヒン
2015/12/07(Mon)
来年の7月に予定されているオールスター・ガラ、ウリヤーナ・ロパートキナとミハイル・ロブーヒンの出演が決定したとジャパンアーツのサイトにお知らせが出ました。 こちら
ロブーヒンの出演は5日の会場で、ロパートキナは6日の会場で掲示があったようですが、こうやってバラバラと追加出演ダンサーが小出しにアナウンスされていくのでしょうか?  夏のボリショイロンドン公演が7月25日のドンキで開幕するので、マーシャなどドンキに主演しそうなダンサーは日本には来られないですしね・・・(なのでロブちゃん来るのがちょっと意外)。  このガラのお知らせが最初に出た時には、S席27,000円もするチケットをまさか夢倶楽部の発売時に5人のダンサーしか決まっていない状態で売り出すとは思っていなかったのですが・・・。 総勢何人ほどのダンサーでどういうタイプのガラになるのか、もう少し詳しい内容が発表できる時点で売り出して欲しかったなというのが正直な気持ちです。 
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一安心♪
2015/12/03(Thu)
ジャパンアーツのバレエニュースに昨日のロミオとジュリエット終演後の記念写真が載っています。
昨日の公演はナタリア・マカロワの75歳の誕生日を共に祝うという公演でもあったので、カーテンコールに登場し短いスピーチをしてくれた彼女も主役達と一緒にハイ、チーズ。
で、シャプランとアスケーロフのインタビューの後には多くのダンサーたちとの記念写真。 その写真の最前列、スメカロフの隣にいるのはダニーラですよね!! なにせロパートキナとの白鳥にしか出演しないので、JAからは全く話も聞えてこず、ちゃんと来日してくれているのか気になっていたのですが、これで一安心♪ 良かったぁぁぁ~~。
その「白鳥」、明日のキャストが発表されていますが、ロパートキナ&コルスンツェフの舞台のロットバルトはスメカロフですかね~? エルマコフは4日と6日と言っていたから、5日のもう一人はズヴェレフが踊ってくれるといいなぁ。 この2人のロットバルトが見られればどっちがどっちでもいいですけどね。

4日追記
明日のキャストがでましたね。 ソワレのロットバルトはズヴェレフで3年前のキャストと同じです。 となると、マチネのスメカロフがパリッシュ王子相手にどんなロットバルトを演じるか(笑)とても楽しみ♪

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ロミジュリ ほんのちょっと
2015/12/02(Wed)
マリインカのロミジュリ、1日、2日の公演を見てきました。
わたし、マリインカのロミジュリは生舞台でも映像でも見た事がなかったので(2003年の来日では、ザハロワとゼレのダブル降板ショックでチケット払い戻ししてしまったのでした。 あの当時は払い戻しがあったのですよね)初めてだったのですが、1日はあのティボルトの衣装とオレンジの鬘に愕然としてしまい・・・・、なかなか立ち直れませんでした(笑)。 
テリョーシキナはどんな時でもバレエ的に美しいフォルムだし、踊りは素晴らしく言う事なしだったのですが、いかんせん、ジュリエットという雰囲気ではなく。 始めから貴婦人でした・・・。 パリッシュは小さな頭に長い手足でハンサムで見た目はとってもロミオでしたが、踊りはまだ発展途上なのでしょう、きっと。 
マキューシオ、ティボルトはセルゲーエフとスメカロフの方が断然素晴らしかったせいもあり、私は今日の舞台の方が良かったです。 シャプランも可憐で彼女なりによく考えたジュリエットだったと思うし、アスケロフもサポートはバッチリだし、マネージュやピルエット、アントルラッセでパッと開脚した脚も綺麗だったし(その辺、パリッシュには不満足)、思ったよりも良かったです。
個々の感想は白鳥が終わってからでも書けたらいいなと思いますが・・・。 

よく考えてみれば、秋からの新しいバレエシーズン、1シーズンの間にクランコ、ラヴロフスキー、マクミランとロミジュリ御三家のご本家での公演が見られるんですよね! すっご~~い&なんて贅沢!! 
ロイヤルのロミジュリが6月16日から連続4日5公演と発表になっていますが、問題は現在未発表のキャストです! 見たいのはボネッリなんですが、来て踊ってくれる可能性はあるのだろうか?  発表は年明けかな~???

<12月1日>
ジュリエット:ヴィクトリア・テリョーシキナ
ロミオ:ザンダー・パリッシュ
マキューシオ(ロミオの友人):キミン・キム
ティボルト(キャピュレット卿夫人の甥):アレクセイ・クズミン
パリス(ジュリエットの婚約者):コンスタンチン・ズヴェレフ
ベンヴォーリオ(ロミオの友人):アレクセイ・ネドヴィガ
キャピュレット卿(ジュリエットの父):ソスラン・クラエフ
キャプレット卿夫人:エカテリーナ・ミハイロフツェーエワ
モンタギュー卿(ロミオの父):アンドレイ・ヤコヴレフ
ジュリエットの乳母:リラ・フスラモワ
ロレンス神父:アンドレイ・ヤコヴレフ
ヴェローナの大公:ドミートリー・プィハチョーフ
ジュリエットの友人:ナデージダ・ゴンチャール
吟遊詩人:フィリップ・スチョーピン
道化:ワシーリー・トカチェンコ

<12月2日>
ジュリエット:クリスティーナ・シャプラン
ロミオ:ティムール・アスケロフ
マキューシオ(ロミオの友人):アレクサンドル・セルゲーエフ
ティボルト(キャピュレット卿夫人の甥):ユーリー・スメカロフ
パリス(ジュリエットの婚約者):コンスタンチン・ズヴェレフ
ベンヴォーリオ(ロミオの友人):アレクセイ・ネドヴィガ
キャピュレット卿(ジュリエットの父):ソスラン・クラエフ
キャプレット卿夫人:エカテリーナ・ミハイロフツェーエワ
モンタギュー卿(ロミオの父):アンドレイ・ヤコヴレフ
ジュリエットの乳母:リラ・フスラモワ
ロレンス神父:アンドレイ・ヤコヴレフ
ヴェローナの大公:ドミートリー・プィハチョーフ
ジュリエットの友人:ナデージダ・ゴンチャール
吟遊詩人:フィリップ・スチョーピン
道化:グリゴーリー・ポポフ
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