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今年もお世話になりました
2014/12/31(Wed)
今年もあと2時間を切りました。
年々、一年が過ぎるのが早くなるような気がしますが、やらなくちゃ!、やりたい!!と思っている事はたくさんあったのに(舞台の感想とか・・・苦笑)手もつけられないままに慌しく日々が過ぎてしまったように思います。 もっと自分で上手く時間を使わなくてはいけないのだけど、ともかく今年は仕事が忙しすぎる一年でした。 バレエを見に行ってもその前後に仕事しなくちゃいけないのは、本当もうヤダなぁ!
とまぁ、ぐちぐち言うのもほどほどにして、来年も良い舞台を見て好きな音楽を聴いて興味のある本を読んで美味しいものを食べてワインもたくさん飲んで友達ともいろいろ喋って映画も見てスポーツもして、元気に一年過ごしていきたいです♪  365回前進していくための活力ですよね!

ブログを読んで下さった方々、一年間ありがとうございました。
新しい年が皆様にとって実り多き一年でありますように。
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東京駅限定のミニジャムセット
2014/12/30(Tue)
23日にキエフのくるみを見に行った帰り、東京駅の丸の内坂側グランスタで少しフラフラと。 店内かなりの混雑に加え、多くの人がキャリーバッグを持っているものだから歩きにくくて、やっぱり帰ろうと思ったのですが、サンクゼールの可愛らしいジャムの小瓶が目に留まったのでそこだけ寄って来ました。
平日は会社近辺で朝食を取るので、朝を家で食べるのは土日だけなんですが、大のおコメ党にもかかわらず、土日の朝はめんどうなのでパンなんです。 食パンをトーストしてジャムでいただくのがほとんどですが、大瓶のジャムだと2~3週間で使い切るのが難しいので小瓶のジャムが重宝するんですよねー。 で、いろんな種類も試せるし♪

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東京駅丸の内駅舎がデザインされた細長い箱に小さなジャム(30グラム)が5つ入って1080円。 イチジク、ブルーベリー、東京駅限定のアップル、ストロベリー、ユズの5種類です。 帰省のお土産にも喜ばれそう。 瓶もね、ちょっと高級っぽく見える(笑) ちょっと前に宮崎県の物産展で買ったパパイヤジャムを開けたばかりなのでまだどれも試していないんですが、どれから食べようかな~~。  
なかなか素敵でしょー。 マールイの新春スペシャルガラのついでにいかがですか~~(笑)  
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ざざっとキエフ・バレエ 
2014/12/29(Mon)
23日はキエフ・バレエの「くるみ割り人形」を見て来ました。 
去年の来日ではくるみだけ行かなかったので2年ぶりですが、セットと衣装が少し変っていたかな。 特にオープニング、以前はマールイと同じで街並みの背景幕の前をパーティーに向かう親子連れが横切っていったと思うのですが、今回その背景幕がシュタールバウム家になっていて真ん中に開けられた入り口の中に入っていくというように変えられていました。  オープニングが変るとちょっとドキドキうきうきしますよね(笑) 
肝心の舞台の印象は、今回はちょっとこじんまりとまとまっちゃたかな?という感じでした。 全部で5公演(23日は一般発売はされていないソワレがあったようなので実際は6公演のようです)の3作品だったので、ぎりぎりの人数に絞ったのでしょうし、馴染みのあるソリストも少なかったからなぁ。 
主演はユリア・クリクとセルギィ・クリーチャンで冬公演の主演は2人とも初めてかな? クリクは夏の緊張していたオーロラよりは良かったです。 落ち着いた雰囲気の優しげなクララで、音楽をきれいに使ったていねいな踊り。 当初予定されていたオレクサンドル・ストヤノフが劇場の都合で来日しなくなったという事で代役となったクリャーチンは長身で手も足も長いダンサーですが、シドルスキーやニェダクなどと比べるとまだまだ・・・な感じ。 他のダンサーたちは良かったのですが、主役2人の牽引力が弱かったのでキエフの舞台としては少し残念。
ですが、オケは各楽器の演奏もアンサンブルとしての響きもとても良かったです。 いつものことながら舞台をしっかりと見てくれているミコラ・ジャジューラさんの指揮での舞台は、ダンサーとオケとの一体感があってとてもいいですね。


クララ :ユリヤ・クリク
王子: セルギイ・クリャーチン
ドロッセルマイヤー: コスチャンチン・ポジャルニツキー
フリッツ: エリザヴェータ・ゴギードゼ
ネズミの王様: セルギイ・リトヴィネンコ
くるみ割り人形: テチヤナ・ソコロワ
コロンビーナ :アンナ・ムロムツェワ
アルレキン: セルギイ・リトヴィネンコ
サラセン人: マリーナ・ステパンチェンコ、ヴィタリー・ネトルネンコ
シュタールバウム氏: ヴラディスラフ・イワシチェンコ
シュタールバウム夫人: オレシア・ヴォロトニュク
スペイン: マリア・ラブロネンコ、ドミトロ・チェボタル
東洋: オルガ・スクリャプチェンコ、セルギイ・クリヴォコン
中国: カテリーナ・ディデンコ、オレクサンドル・スクルキン
ロシア: カテリーナ・カルチェンコ、ヴィヤチェスラフ・ステリマフ
フランス: アンナ・ムロムツェワ、テチヤナ・ソコロワ
      コスチャンチン・ポジャルニツキー、ミハイル・シニャフスキ―




27日はバレエ・リュスの祭典と題した「レ・シルフィード」と「シェヘラザード」を見て来ました。

青白い照明の下、白いロマンティックチュチュのシルフたちが美しい。 
くるみの王子同様、レ・シルの詩人役もストヤノフからの変更でこちらはヴァーニャ。 今回はヴァーニャは見られないと思っていたのでちょっと嬉しかったです。 男性は一人だけなので、まぁ、舞台上で異次元の背の高さだこと・・・。 長身で線が細いとゆったりした動きで綺麗なラインで見せるのは難しいのかなとも思いますが、頑張っていますよね。 ジャンプなど少し抑え気味だったようにも思いますが、レ・シルの雰囲気を損なわないよう配慮したものですよね。 
シルフの3人も良かったです。 クリクはクララよりこちらの方が合っている感じで優雅でした。 彼女、甲高で足先が綺麗ですね。 ゴリャコワは久しぶりです。 自分の中では彼女はシルフのイメージじゃないんだけど、ベテランプリマらしい安定した踊り。 ムロムツェワはひたすら可憐。 
コール・ドも綺麗で、幻想的な世界を堪能。 しっかし、この演目に限ったことではないけれど、ポーズをとったまま静止している時間の長いコール・ドって本当に大変ですよね。


フィリピエワのゾベイダは2010年のバレエの神髄のルジマトフとの舞台以来2度目ですが、役作りはほぼ同じ。  気位が高く毅然とした美しさをもったゾベイダで、シャリアール王が狩りに出かけるのを知った時の不敵な笑みも同じ(笑)。 そういえばあの時は赤のハーレムパンツに新鮮な印象をもった覚えがありますが、今回はブルーでした。 
オダリスクの女の子たちはほっそくてスタイルがいい。 なかでも一番華奢なムロムツェワは踊りに切れがあり、跳ね上がる脚の高い事! 女奴隷たちが寄ってたかって宦官長から鍵を盗もうとするのを見ながら、男奴隷たちの部屋はどこにしつらえてあるのだろうと思っていました。 背景画が宮殿の外の風景だったので、場面転換で背景幕が上がりそこに奴隷達の部屋がという展開には無理があるし・・・。  果たして、上手と下手の奥で鍵を開ける仕草を合図に上手からは若い奴隷たち、下手からは金の奴隷が出てくるという。 鍵を奪い取るのにあれだけ苦労したんだから、マリインカみたいにもうちょっと舞台セットがしっかり作られていると良かったのにな。 ゾベイダが金の奴隷のいる部屋の鍵を開け扉を開く劇的な瞬間、その高揚をどう演じるのかというのもとても興味深いのですよ。 ま、今回、全体的に超シンプルなセットでしたからね。
キエフの6人の奴隷たちはかなり長身でスリムなダンサーばかりでなかなかに眼福でした。 が、それだけにプトロフの小柄なのが目立ってしまいバランスが悪かった。 プトロフの踊りは切れもあり良かったのですが、あまりにきびきび弾力のある動きが少年のようでもあり、あまりエロティシズムは感じられず、フィリピエワ演じる妖艶で情熱的なゾベイダが狂おしいほどに求める金の奴隷としてはちょっと物足りなかったです。 あの音楽を持ってしてもシェヘラザードの世界観がさほどなく、どうせならプトロフが詩人でヴァーニャが金の奴隷を踊ればよかったのに・・・などと思いながら最後まで見ていたわたくしでした。 
シャリアール王一行が戻ってきてからは、逃げ惑う奴隷たちや彼らに切りかかる王の家臣の人数が少なかったり、金の奴隷も簡単に殺されてしまったりと少しスリリングな盛り上がりに欠けた気もしますが、ラストのフィリピエワは圧巻。 王から奪った短剣を自分に向けて自害するわよと王に迫った時の一瞬の狂気とも思える表情にはゾクっとしたし、死に向き合うわずかな瞬間に見せた毅然とした表情には思わず息をのんでしまいました。 
余談ですが、長身のシャリアール王は誰だったのだろうと思ってキャストを確認したところ、くるみでアレルキンを踊っていたダンサーだったなんて! ブーツを履いているとはいえ、あんなに大柄だったっけ? にしても役者ですねぇ!!


「レ・シルフィード」(全1幕)
詩人: ヤン・ヴァーニャ
マズルカ: ユリヤ・クリク
ワルツ: テチヤナ・ゴリャコワ
プレリュード: アンナ・ムロムツェワ
ワルツ: ユリヤ・クリク
シルフィードたち キエフ・バレエ

「シェヘラザード」(全1幕)
ゾベイダ: エレーナ・フィリピエワ
金の奴隷: イヴァン・プトロフ
シャリアール王: セルギイ・リトヴィネンコ
シャザーマン(王の弟): ヴラディスラフ・イワシチェンコ
宦官長: ヴィタリー・ネトルネンコ
オダリスク: マリア・ラヴロネンコ、アンナ・ムロムツェワ、オレシア・ヴォロトニュク
奴隷、兵士、妻たち キエフ・バレエ

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ちょっとほっこりと♪
2014/12/24(Wed)
Merry Christmas !

平日のクリスマス・イヴ、ケーキもチキンもなく特別な事など何もない夜ですが、今年の慌しい12月はこのニッセの女の子とサンタに心癒されましたです。 ひとつひとつハンドメイドなので、同じお人形でも表情が微妙に違っていてとっても可愛くて、たくさん集めたいんだけどけっこういいお値段なんですよね・・・。 また来年仲間を少し増やそうと思います。
(座った状態で足から帽子のボンボンまで15センチくらい)

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夏にロマチェンコワ、コシェレワ、プローム!!
2014/12/23(Tue)
本日、キエフ・バレエの「くるみ割り人形」を見て来ました。 会場でもらったチラシの中に来年の夏のバレエ公演の東京公演のチラシがありました。

親子で楽しむ夏休みバレエまつり
 8月1日(土)12:30 文京シビックホール
 8月1日(土)15:30 文京シビックホール
 <出演予定者>
  アンドレイ・バターロフ(マリインスキー劇場、サンクトペテルブルグ・シティ・バレエ芸術監督)
  アナスタシア・ロマチェンコワ(ミハイロフスキー劇場)
  イリーナ・コシェレワ(ミハイロフスキー劇場)
  アントン・プローム(ミハイロフスキー劇場)
  サンクトペテルブルグ・シティ・バレエ
 <予定プログラム>
  「白鳥の湖」第1幕2場より
  「くるみ割り人形」第2幕より
  「ドン・キホーテ」より他

眠りの森の美女 キエフ・クラシック・バレエ
 8月2日(日)13:30 文京シビックホール


バレエ祭りにロマチェンコワ、コシェレワ、プロームの名前が!! 
嬉しい~~~~、でもコシェレワが来るのにシヴァは来ないの???
光藍社さん、是非是非シヴァコフも呼んで下さい~~。

そして! 会場では様々なグッズが売られていましたが、今日のお買い上げはこちら、Ballet Calender 2015 卓上カレンダーです。

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マールイとキエフの舞台写真が盛り沢山! 書き込みが出来る表は小さ目の、裏は全面が写真です♪ お値段も500円というお安さ。 さすが光藍社さん!って感じです。 


さて、国際フォーラムのB1、有楽町カフェ&ダイニングの前に可愛らしいクリスマスツリーが飾られていました。 来年の干支の未のぬいぐるみがひしめきあってる!

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ブラームス・シンフォニック・クロノロジー (3) 12月13日
2014/12/21(Sun)
ブラームス
大学祝典序曲
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 (ピアノ:ラルス・フォークト)

   ----- 休憩 -----

交響曲第3番 ヘ短調

<アンコール>
フォークト:ショパン ノクターン嬰ハ短調(遺作)
オーケストラ:ブラームス ハンガリー舞曲第10番ヘ長調
               ハンガリー舞曲第6番ニ長調


3日目は1880年ブラームス47歳で作曲した大学祝典序曲、48歳の時のピアノ協奏曲第2番、50歳での交響曲第3番


大学祝典序曲
ブラームスが1879年にブレスラウ(今はポーランドのヴロツワフ)の大学から名誉博士号を贈られた返礼として書かれた序曲で、ドイツの様々な学生歌を埋め込んだものなのだそうです。
切れが良くて明るく、晴れやかな祝典をイメージさせる格調の高さも感じられる10分ほどの曲。 管楽器の鳴らすラジオで流れていたメロディーが懐かしかった。


ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
素晴らしい演奏でした。 フォークトはダイナミックでオケを寄せ付けないような強靭なタッチを聞かせたかと思えば他の楽器に寄り添うように静かに優しく音を紡ぎ出したり、その表現力の多彩さは感動的なほど。 1楽章のペダル使いも印象的だった。 そしてリズムやテンポなどに独特なものがあって、演奏スタイルはヤルヴィ顔負けなほど思いのままのフリースタイル。 1番の時と同様オケの演奏に聞き入ったり観客の方を見すえたりリズムを刻んだりと演奏していない時も思うがまま。 特に3楽章のテツラフのチェロの独奏の時はぐっと身を乗り出すようにして彼女の演奏に耳を傾けていました。 トリオを組んでいる身近な存在ですしね。 
そのターニャ・テツラフのチェロは深く柔らかく優美な音色が本当に美しく、3楽章はピアノがチェロを引き立てていたようにも聞えました。 ぱっちりした目が印象的な美人のターニャの演奏する姿を見ているだけでもうっとりします。 3楽章は中間部で弦楽器が悲しげにすすり泣くようにピアノに語りかけるようなあのメロディーが大好きなんですよねぇ。 
4楽章はフォークトとオケの丁々発止の渡り合いが見事でした。 互いに負けじとしているのではなくその掛け合いを楽しむように音楽に没頭している奏者たちの姿には感動させられるものがありました。

フォークトのこの日のアンコールはブラームスではなくショパン。 くら~く切なく哀しい曲ですね。 フォークトの豹変振りも凄いです・・・。


交響曲第3番 ヘ短調
あまりにも素晴らしかった2日目の演奏を聴きながら、ヤルヴィさん+カンマー・フィルの音楽は麻薬だなと。 一度その音楽に魅せられちゃうと中毒になりそうな、魔力のようなものがあるんですよね・・・。 そしてそんな中毒患者の欲望をさらに満たしてくれたこの日のピアノ協奏曲2番の後にはどんな3番が続くのだろうと、わくわくと期待を膨らませて待っていたのです。
が、ちょっと肩透かしをくった感じの普通な演奏でした。 もちろん演奏は情熱的で表情豊か、オーボエ、クラリネット、ホルンなどの管楽器の音色も美しかったのですが、なんとなく刺激が少なかったかな?(笑)  

アンコールはハンガリー舞曲の10番と6番。 1日目も2日目もそうでしたが、ハンガリー舞曲になるとヤルヴィさんの体の動きが何気に艶かしいんです(笑)。 6番、緩急つけまくりのヤルヴィさんの指揮をものともせずぴたっとついてくるオケの神業的な演奏でした。  
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ブラームス・シンフォニック・クロノロジー (2) 12月11日
2014/12/20(Sat)
ブラームス
ハイドンの主題による変奏曲
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(ヴァイオリン:クリスティアン・テツラフ)

   ----- 休憩 -----

交響曲第2番 ニ長調

<アンコール>
テツラフ:バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番よりラルゴ
オーケストラ:ブラームス ハンガリー舞曲第3番ヘ長調
                ハンガリー舞曲第5番ト短調



二日目は1877年、ブラームス44歳の時に完成した「交響曲第2番 ニ長調」と翌年45歳の作品「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」。 ちなみに「ハイドンの主題による変奏曲」は40歳の時に書かれた曲。


ハイドンの主題による変奏曲
曲の雰囲気はがらりと変りながらも美しいメロディーが多く、フィナーレは打楽器と弦楽器が壮麗に歌い上げ、スケールも大きくて序曲を思わせるような曲ですね。


ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
ソリストのクリスティアン・テツラフさんの演奏を初めて聴いたのは2012年5月の北ドイツ放送交響楽団とのメンコンですが、それ以来になります。 25分弱で疾風のごとく弾き抜けた?これがメンコン!?というくらいの情熱的で現代的な演奏が印象的なヴァイオリニストなのですが、昨日のカンマーフィルのブラームスを聴き終わって、絶対にオケと相性が良いに違いないと妙な自信がありました(笑)。
果たして・・・。 痺れましたです、ハイ。 オケの演奏は昨日の2曲同様やはりやや速めだったと思いますが、そこに空気を引き裂くかのように切れ味するどく入ってきたヴァイオリンソロの鮮烈な響きに思わず背筋がピンとなる感じでした。 テツラフさんの音は常にシャープでクリーンで、オケの音にかき消されることはありません。 緊張感を保った速いテンポであっても聴かせるところはしっかりと歌いカデンツァも素晴らしかった。
2楽章、表情豊かな演奏者の多いこのオケの中にあってもその表情付けが際立っているオーボエ奏者主席なんですが、出だしの大らかで優しい響きが良かったです。 ヴァイオリンの高音も綺麗だった。
3楽章は最初から躍動感溢れ、ヴァイオリンとオケが互いを挑発しあうようにどんどんと勢いを増していき、ラストの小気味よいメロディーでの盛り上がりも半端なく、素晴らしく熱い演奏でした。

アンコールはバッハ。 昨日はフォークトさんもオケもブラームスだったので、このチクルスはアンコール含めてすべてがブラームスなんだと勝手に決め込んでいましたが、そういうお決まりごとでもなかったらしい。 厳かに奏でられる旋律に繊細さと柔らかさがあってとても美しかったです。


交響曲第2番 ニ長調 
交響曲1番が構想から完成までに21年をかけて書かれたのとは対照的に、1番完成の翌年にわずか数ヶ月ほどで書き上げてしまったという第2番。 1楽章の牧歌的な響きから、ブラームスの田園交響曲などと呼ばれたりもするようですが、確かに牧歌的にのどかで明るい雰囲気のある曲だけれど、この日のカンマー・フィルの演奏はそれだけではなかったです。 それぞれ違った顔を持つ楽章の音楽はどれもとても魅力的で聴かせどころも多いことに改めて気づきました。 そして4楽章はこんなにヒートアップする曲だったかと驚くほどで、激烈に演奏されたフィナーレには、爽快感を伴った興奮を覚えました。 魂揺さぶられた~~。 

アンコールは1日目に続きハンガリー舞曲から。 ちょっとユーモラスな旋律が印象的な3番も、誰でも1回くらいは聴いた事があるだろうという5番も色彩豊かで聴いていてとても楽しかったです。 弦の音も深みと艶がありましたねぇ。


音楽の授業でいやいや聞かされたクラシック音楽は苦痛以外のなにものでもなかった人でも、テツラフさんとカンマー・フィルのこのカッコいいヴァイオリンコンチェルトや圧倒的な素晴らしさだった交響曲2番に出会ったら、絶対に衝撃を受けるんじゃないか、そんな風に思わずにはいられないこの日のコンサートでした。
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チクルス終了
2014/12/14(Sun)
4公演に渡るブラームスチクルスが終了しました。 いろいろ放り出したり後回しにしたりしましたが、全公演を聴きに行って本当に良かったです。 
毎日毎日驚きと興奮と幸せな気持ちで家路に着けたというのも素晴らしく、またありがたい事! すべての曲に手を抜かず日々熱演、あんなにエネルギーを注ぎ込みながら楽しそうに演奏するオーケストラってそうはないと思います。 結束力は徒ならず、指揮者とも仲間たちとも揺ぎ無い信頼関係で結ばれている感じです。
ともかく一番好きな作曲家であるブラームスの中でも大好きな交響曲や協奏曲のイメージが少し変わったというか、かくありきと思い込んでいたものに別の顔を教えてもらったというか・・・。 そして改めてそれぞれの曲の素晴らしさと美しさを感じさせてもらいました。
すっごくいいと思ったのが2番で、2番ってこんなに素敵で熱狂的な曲だった!?と。 この日の演奏を収録しておいて欲しかったなぁ。 初日の公演は2月15日にNHKEテレ「クラシック音楽館」で放送される予定なのですが、2日目以降も全部撮って欲しかったなぁぁぁ。 残念!! 近い将来、カンマーフィルが今回の8作品のCDを出してくれることを切望します。 是非同じソリストで! 

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ブラームス・シンフォニック・クロノロジー (1) 12月10日
2014/12/13(Sat)
ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

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ブラームス
ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 (ピアノ:ラルス・フォークト)

   ----- 休憩 -----

交響曲第1番 ハ短調

<アンコール>
フォークト:ブラームス ワルツNO.15変イ長調
オーケストラ:ブラームス ハンガリー舞曲第10番ヘ長調
               ハンガリー舞曲第1番ト短調



パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルの「ブラームス・シンフォニック・クロノロジー(偉大なる交響曲4つに、壮大なスケールの協奏曲を併せ、創作順に追いつつブラームスの深化を体感する4日間)」」の1日目は、1857年ブラームス24歳の時に完成したピアノ協奏曲第1番と1876年43歳の時にようやく完成をみた交響曲第1番。 


ピアノ協奏曲第1番 ニ短調
ソリストのラルス・フォークトは1970年ドイツ、デューレン生まれ。 ピアニストとして多彩なレパートリーを持っているだけでなく、2014年に音楽監督に就任したイギリスのノーザン・シンフォニアでは指揮、弾き振りもこなしているそうです。 だからなのかな? オーケストラだけの演奏の時にはオケの方を振り返って演奏を聴いたりもしていました。
オーケストラは第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンの対抗配置で第1ヴァイオリンが10人、第2ヴァイオリンがたぶん8人でコントラバスが左奥に4人。 チェロとヴィオラは何人なのかわからず。
出だししばらくは音がもの凄くこもって聞え、アンサンブルが合っていなくて濁っていたようにも聞えて驚きましたがピアノソロが入る頃にはクリアになりました。 休憩中に隣の方もそんな話をしていたのですが、あれはどうしてだったのだろう? そして出だしから畳み掛けるように速いテンポで力強い演奏。 フォークトもタッチが力強く一音一音がはっきりしている。 それでも1楽章はやはり普段よく聞く大編成の弦の音よりは、音の塊の中に隙間があるような感じと何かいつもは弦の音に消されて聞えない音を聞いたような気がしました。 低音もやや弱かったような。
2楽章はメロディーが本当に美しい。 1楽章とは全く違うフォークトの優しく繊細な音色は鎮魂のようでも慈愛のようでもあるような響きで、いつまでも聴き入っていたいほどに美しくロマンティックな演奏でした。 
その心地よさを一挙に打ち破るように始まった3楽章はピアノもオケもエネルギッシュ。 お互いを挑発するような掛け合いの中での弦の美しい響き、ピアノの骨太で鮮烈な音が印象的でした。 

フォークトのアンコールはブラームスのワルツから。 柔らかで優しいタッチ。 2楽章の音色に聴きほれたように、爆演ではなくこちらが本領なのではないでしょうか? 


交響曲第1番 ハ短調
パーヴォさんはソリストがいない時は指揮台にたってオケの方を向くなりまさしく振り向きざまに演奏を始めるという事をすっかり忘れていた。 ある程度予想はしていたけれど、それを上回るテンポの速さ。 自分の席が上手ブロックだったので、ステージ右に位置するティンパニー奏者がよく見えて音もストレートに伝わってくる感じ。 刻みも速く音も大きくて弦の音を凌いでいる。 流れるようにというより疾風のごとくな演奏でフレージングも少し長いように感じる。 音が湧き立つ感じがまた凄い。
オーボエ、クラリネット、ヴァイオリンソロと美しい音が紡がれていった2楽章は秀逸でした。 さすがにここは少しテンポが落ちるのでゆったり聞けたし。 ヴァイオリンソロは協奏曲のコンマス(Florian Dondererさん)から代わったコンミス(Sarah christianさん)だったのですが、なんとコンマスは第1ヴァイオリンの一番後方プルトで表情豊かに演奏されてました。 驚いた・・・。 
3楽章からはまた速いテンポに戻り、怒涛の4楽章へ。 どの奏者も体を大きく揺らしながらの渾身の演奏ぶりで、厚みを増した弦・管・打の音が交じり合った旋律の嵐のような流れにただ圧倒されたフィナーレでした。

アンコールのハンガリー舞曲。 2曲ともに表情豊かに音色美しい演奏で素晴らしかった。


昨年のベートーヴェンと同じくそのスピード感と尽きる事ないエネルギーに驚嘆しましたが、ブラームスでもこんな演奏はありなんだろうか・・・。 ブラームス本人が聴いたら顔をしかめるのか絶賛するのか、心底確かめてみたくなったヤルヴィ&カンマーフィルのブラームスチクルス初日でした。 
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明日から
2014/12/09(Tue)
ボリショイの「バヤデルカ」と「ドンキ」の感想、忘れ去る前に何とか書き残したいのに、明日からはずっと心待ちにしていたパーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルの「ブラームス・シンフォニック・クロノロジー(偉大なる交響曲4つに、壮大なスケールの協奏曲を併せ、創作順に追いつつブラームスの深化を体感する4日間)」の公演が始まります。
去年聴いたベートーヴェンの交響曲が本当に素晴らしくて、あんなに感動したのもけっこう久々で・・、こんな企画は2度とないかもしれないし・・、全公演、チケット買ってしまったのです。 いろいろやる事溜まっているんですが、ともかく行ってきます! なんと言っても大好きなブラームスチクルスですから!! ブラームスの交響曲は100人くらいの大型オーケストラの分厚い音色で聴く事が多いですが、カンマーフィルはその半分くらいです。 ブラームスの時代の編成に近い人数で演奏される交響曲がどんな響になるのかもとっても楽しみ。
この公演に臨むパーヴォさんのインタビューがこちらです。
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マーシャ!! 
2014/12/06(Sat)
私のボリショイ祭りは今日のマチネ・ドンキがラストとなりました。
そのドンキ、もう本当に最高でした。 
ノリノリで楽しそうでラブラブなマーシャ@キトリとラントラートフ@バジルに乗せられて、脇をかためるエスパーダ、ファニータ、ピッキリア、キャラクテールダンサーたちすべてが舞台を盛り上げた素晴らしい公演でした。 
マーシャの明るさ、可愛らしさ、パッション、エネルギー、すべて堪能させてもらいました。 
今日の舞台、マーシャがどれだけ日本で踊るのが好きで、どれだけ日本の観客を愛してくれているかという事が痛いほど伝わって来ました。 そんなマーシャの気持ちに応えた観客の熱い思いもきっと伝わったかと。 
ありがとう、マーシャ!!  
ソロルではちょっと影の薄かったラントラートフもめちゃくちゃかっこ良かったです。 
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英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団公演詳細
2014/12/05(Fri)
来年4月末に来日予定のバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の公演詳細が発表されました。 こちら
キャストは以下の通りです。

「白鳥の湖」
4月25日(土) 2:00p.m.
オデット/オディール:ジェンナ・ロバーツ 
ジークフリート王子:マシュー・ゴールディング(ゲスト/英国ロイヤル・バレエ団)

4月26日(日) 2:00p.m.  
オデット/オディール:セリーヌ・ギッテンス 
ジークフリート王子:タイロン・シングルトン

4月27日(月) 6:30p.m. 
オデット/オディール:ジェンナ・ロバーツ 
ジークフリート王子:マシュー・ゴールディング(ゲスト/英国ロイヤル・バレエ団)


「シンデレラ」
5月1日(金) 6:30p.m. 
シンデレラ:エリシャ・ウィリス 
王子:イアン・マッケイ

5月2日(土) 2:00p.m  
シンデレラ:平田桃子 
王子:ジョセフ・ケイリー

5月3日(日・祝) 2:00p.m. 
シンデレラ:エリシャ・ウィリス 
王子:イアン・マッケイ


マシュー・ゴールディングがゲストとして出演するのですねー。 マシューの全幕はまだ見た事がなかったので今回見られるのは嬉しいな。 
シンデレラの主役4人は知っていますが、白鳥のダンサーは初めて聞く名前ばかりなのでちょっと調べてみました。
ジェンナ・ロバーツタイロン・シングルトンはプリンシパルで、シングルトンのパートナーのセリーヌ・ギッテンスはソリストですが、 Peter Wright and Galina Samsova's production(来日公演の作品とは違うのかな???) のオデット・オディールは踊っているようです。 トリニダード・トバゴ出身の愛らしいダンサーです。 
今回は佐久間さんは不参加なのですね。 代わりにって事はありませんが、コレーラバレエカンパニーに在籍していた事もある平田桃子さんが初お目見え。
どちらの演目も楽しみです。 
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モンテス 限界の地のワイン
2014/12/02(Tue)
モンテス社の「MONTES OUTER LIMITS APALTA CGM 2010 RED」を飲みました。

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昨年の夏にエノテカで4750円で購入。 このワイン、昨年の初夏、母が入院して手術した際に、病院から近いからとなにかと面倒をみてくれた従姉へのお礼に買い求めた際に、勢いで自分の分も買ってしまったワインです。 もう1年半も経ってしまったんだなー。 おかげ様で母はピンピンしておりますが。 

OUTER LIMITSはぎりぎりの限界という言葉通り、極限の地域、ラ・フィンカ・デ・アパルタと呼ばれる海岸からわずか7キロ、傾斜が45度の急斜面にあるブドウ畑で作っているワインなのだそうです。 ここより北部になると平均気温が20度を超えるのでワイン造りには適さないそうなのです。

そしてCGMというのはチリでは珍しい葡萄の品種のカリニャンCarignan、グルナッシュ Grenache、ムール・ヴェードル Mourvedreの頭文字を取ったもので、南フランスのスタイルのワインという事を表しているのだそうです。 その3種のブドウの構成はカリニャン 50%、グルナッシュ 30% ムール・ヴェードル 20%。 

赤黒く密度の濃そうなしっかりとした色合いのワインで、香りはフルーティーですが濃厚。  さわやかな酸味が感じられるものの、やはりどっしりくっきりこっくりのフルボディの味わい。 美味しかったです。 鶏肉、ピーマン、トマト、マッシュルームのワイン+コンソメ煮といちじくパン(けっこう好物)をおつまみに。

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