メルクーリエフ in リヨン! / シヴァ&エフセーエワ♪
2008/09/30(Tue)
以前ご紹介した9月3日にリヨンで行われたGrand Gala avec des ETOILES de BALLETS RUSSESというガラコンサート関連の記事がサンクト・ペテルブルグ・タイムスに掲載されました。 こちら
芸術関連記事は通常金曜日版なので火曜日に載るのは珍しいです。
このガラには1日に東京でチャリティーガラに参加していたメルクーリエフも無事参加しており、ライターのKevin Ng氏によれば、この日はアンドレイの日!だったようですね(笑)。

マリインスキー、ミハイロフスキー、ボリショイから10名のダンサーが参加して(出演者すべての名前がわからないのが残念ですが)3時間にわたり行われたというこの1晩だけのガラの芸術監督は、なんとマールイのキャラクターダンサーのナタリア・オシポワなんだそうです。 彼女にはそういう才覚があったのですね。

ボリショイから参加のナタリア・オシポワ(マールイのナタリア・オシポワとは無関係ですと注意書きが添えられているのが何とも親切ですね! 知らない人は混同するもの)とイワン・ワシーリエフは「パリの炎」と「ドン・キホーテ」を踊って、まぁ相変わらず凄かったらしい! 「パリの炎」には12人のフランス人のバレエ学校の女の子がコール・ドとして華を添えたようです。

さて、メルクーリエフ、このガラではエカテリーナ・オスモルキナと「シンデレラ」、「ドン・キ」からエスパーダのソロ、エフセーエワと「眠れる森の美女」からグラン・パ・ド・ドゥ(激見たい!!)を踊ったようです。 ケビン氏、メルクーリエフはマリインスキー版の「ドン・キ」において最高のエスパーダでありカリスマ性と純然たる輝き(いいんだろうか?こんな訳で)で彼を超えるダンサーはいないと絶賛しております。
アンドレイを超えるエスパーダか・・・、わたくし的にはかなりいけていると思う俺様なエスパーダを一人知ってますけどね!(笑)
このガラはアドヴァンテージスタジオからDVDでリリースされるそうです。

そしてガラの様子は一部ですが、こちらのサイトのフロントページにある動画で見る事ができます。
どうもこのサイトは使い勝手がよくわからないのだけれど、ランダムに次のような演目が流されるようで・・・。

*ミャスニコフとパートナーの白鳥の湖からグラン・アダージョ
*オクサーナ・クズメンコとパートナーのくるみ割り人形
*男性一人と女性4人の中国のおどり
*11人くらいの縄跳びのトレパック(だったかな?)
*エフせーエワのオデットのソロ(舞台上一人で踊るのは寂しいけれど彼女のオデットという貴重な映像)
*エフセーエワとパートナーのバヤデルカの1幕パ・ド・ドゥ(エフセーエワのニキヤもよさそうだわ!)
*ミャスニコフとオシポワのくるみのスペイン 
*メルクーリエフとコンスタンティンなんとかさん(多分)の二人エスパーダ+ミャスニコフ(彼も一応エスパーダ?)+オシポワ+その他大勢による踊りです。

その後にはいつ撮ったものか?シヴァコフとエフセーエワのカリンカに乗った回転合戦の様子が流れます。 シヴァ(カリンカらしく?足はフレックス!)は最初のピルエットで最後にふったおれてますが、次のピルエットは無事終了、雄叫び(笑)も聞こえます。 エフセーエワは高速で気合十分(笑)、お時間のある方、楽しんでみてください!
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源氏物語ゆかりのあられ!
2008/09/29(Mon)
先日お中日のお墓参りのお茶屋さんへの手土産用に和菓子を物色していた際に見つけたあられの詰め合わせ。
源氏

即決でした♪
京都府宇治市に本店のある宇治式部郷という源氏物語ゆかりのあられ専門店という事で、いろいろな詰め合わせの名前も紫式部の世界だわ・・・。
薫るきみよりは光る君の方がいいとか、むらさき乃君がむらさき芋と黒ごまのせんべいってのは紫の上ファンとしてはちょっと意義あり!とかいろいろありますが・・・(笑)。
今回買った「源氏歌あわせ」は宇治十帖の薫、浮舟、匂宮、中の君が小袋の表紙絵になっていて、それぞれが春夏秋冬のイメージで3種類ずつのあられが入っているセットです。 4袋入り(399円)も売っていて自分のおやつ用に気軽に買えるのも嬉しい。 味もわりとさっぱり系でどれも美味しいです。
ちょっとしたお土産にも使えるし日本文化好きな海外の人へのお土産にもいいかもしれませんね!
そういえば、源氏物語はいろいろな人の訳本や漫画(あさきゆめみし)を貪るように読んだけれど、考えてみれば「あさきゆめみし」以外で宇治十帖を読んだ事あったっけかな?


gremz キーワード : 酸性雨
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ミハイロフスキー劇場10月公演(前半)のキャスト
2008/09/28(Sun)
ミハイロフスキー劇場の10月前半のキャストが発表になりました。 こちら

10月01日   海賊         エカテリーナ・ボルチェンコ、アルテム・プハチョフ   
   03日   白鳥の湖       エカテリーナ・ボルチェンコ、アルテム・プハチョフ
   05日   白鳥の湖       エカテリーナ・ボルチェンコ、ミハイル・シヴァコフ
   08日   くるみ割り人形    アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
                      マラト・シェミウノフ、アレクセイ・クズネツォフ
   11日   スパルタクス     アナスタシア&デニス・マトヴィエンコ、イリーナ・ペレン
                      マラト・シェミウノフ、デニス・モロゾフ
   30日   ロミオとジュリエット
   31日   ロミオとジュリエット


う~~~ん、何と言っていいのやら・・・、最初の3公演。 なんでボルチェンコが3公演も連続で主演するんでしょうね?  たとえボルチェンコがどんなに素晴らしいバレリーナだとしても、メドーラもオデットも立派に主役を務められるバレリーナが他に何人もいるマールイでこのキャスティングは何を意味するのだろう?と思わないではいられないです。
夏に鳥肌が立つほど素晴らしい踊りを見せてくれたステパノワがなぜ踊らない?

気を取り直して・・・。
1日の海賊のアリはプロームのサイトによると彼が踊る予定です。 それと、久しぶりにシヴァコフが主役にキャストされているのがとっても嬉しい。 どうか、このまま変更になりませんように。
スパルタクスはこの順番で名前が出ていたのだけれど、イーラとアナスタシアの役は今までどおりなんでしょうね? アナスタシアがヴァレリアでペレンがサビーナでも面白いと思うけどな! 
月末のロミジュリはやはりヴィノグラードフ版のプレミアのようですが、またぎりぎりまでキャストを発表してくれないのかなぁぁ。
お、もう一つ。 プレイビルのキャストからダンサー個人のページに飛ぶようにリンクがかかりましたよ♪ まだ写真のないダンサーが多いので、早く写真も載っけてね~。
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グリムス キーワードに挑戦(笑)
2008/09/27(Sat)
グリムスが大人の樹に成長して次の発芽を迎える最後の日の写真がこれ。

グリムス0925

この地球から突き抜けちゃう絵がなんとなく好きで(笑)、この日を楽しみにしていましたのさ!
そして今日2本目のグリムスが発芽いたしました♪ また、しっかり水をまかないとね!!

グリムス927

ブログの記事に貼るためにグリムスサイト内のフォトスペースに登録するのですが、いろいろな方のグリムスの写真も載っていて成長した樹の形が本当に様々な事がわかります。 アニメの宇宙都市っぽいものや串団子の塊みたいなのとか、このフォトスペースを見ているだけでも楽しいです。
南国の椰子の樹みたいのもあって、あれいいなぁ、今度あぁいう樹に育たないかなぁ・・・なんて。
で、なんとなくグリムスにお客さんが来てくれる方法(グリムスキーワードってやつで)がわかったみたいなので?さっそく今日から試してみようっと!

gremz キーワード : 地球温暖化
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ロマチェンコワ&プローム World Stars Ballet Gala
2008/09/26(Fri)
ロマチェンコワとプロームのHPにアナウンスされていたのですが、彼らは明日27日にハンガリーのブダペストで行われるWorld stars in Opera - International Ballet Galaに参加する予定です。
二人は今年の3月にブダペストで行われたヌレエフコンクールに出場してロマチェンコワが1位に輝いていますから彼らの踊りを見るのを楽しみにしているお客さんも多いのではないでしょうか。 二人とも25日のミハイロフスキー劇場のガラで「騎兵隊の休息」に出演したはずなので大忙しの移動だろうけれど、是非良いパフォーマンスを見せて下さいね~!
このイベントが初めて開催されたのは1993年の3月16日だそうで、それ以来毎年行われるチャリティーイベントとなっているようですが、今回の公演の収益金の一部は"A Drop of Blood for Blood Supply"基金に寄付されるそうです。 すでに159人のバレエダンサー、60人の民族舞踊ダンサー、25カ国から110人のダンスを学んでいる学生が参加しているとの事。

明日の公演についてオペラハウスのHPで出演者とプログラムが確認できました。 こちら
以下、ダンサーや所属するカンパニーの名前を正しく表記する自信がないのでコピペです・・・。
ロマチェンコワとプロームは「眠りの森の美女」からパ・ド・ドゥと「グラン・パ・クラシック」を踊る予定です。
出演者の中には「黒鳥のパ・ド・ドゥ」と「マノン」に出演予定のアリーナ・コジョカルとヨハン・コボーの名前もありますが、コジョカルの首の怪我の具合が思わしくないようなので大丈夫なのかなぁ? 

<Part I>
1. J. Kylian – M. Ravel
„UN BALLO”
Group of SND Ballet – Ballet of the Slovakian National Theatre, Bratislava

2. M. Petipa – P. Tchaikovsky
SLEEPING BEAUTY pdd.
Lomachenkova, Anastasia & Ploom, Anton
Mikhailovksy Ballet, St. Petersburg


3. M. Radaèovský – W. A. Mozart
INSPIRATION
Bissonnette, Anik – International Artist, Montréal
Radaèovský, Mario – International Artist, Bratislava

4. L. Bajári – A. Gergely
„POINT”
Krisztina Pazár & Zoltán Oláh
Hungarian National Ballet, Budapest

5. R. Poclitaru – G. B. Pergolesi
WE ARE DANCING PERGOLESI
Terentieva, Cristina & Terentiev, Alexei
Moldavian National Opera, Kishinev

6. M. Petipa – P. Tchaikovsky
SWAN LAKE (BLACK)
Cojocaru, Alina & Kobborg, Johan
Royal Ballet, London


<Part II>
1. W. Eagling – R. Wagner
DUET
Klimentova, Daria – English National Ballet, London
Solymosi, Tamás – International Artist, Budapest

2. V. Gsovsky - D.F.E. Auber
GRAND PAS CLASSIQUE pdd.
Lomachenkova, Anastasia & Ploom, Anton
Mikhailovksy Ballet, St. Petersburg


3. P. Zuska - Ruthenian and Slovak folk ballads
„LYRIC”
Horáková, Eva – Laterna magika - Prague
Zuska, Petr – Czech National Theatre – Prague

4. K. MacMillan – J. Massenet
„MANON”
Cojocaru, Alina & Kobborg, Johan
Royal Ballet, London

5. Hans van Manen – Arvo Pärt
DÉJÁ VU
Won, Jin Young & Van Der POEL ASCENS?O, Roger
Niederlands Dans Theater, Den Haag

6. L. Minkus – M. Petipa
DON QUIJOTE pdd.
Terentieva, Cristina & Terentiev, Alexei
Moldavian National Opera, Kishinev

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マールイ公式サイトにバックステージレポ♪
2008/09/25(Thu)
光藍社さんのマールイ公式サイトのコラムに、前回の来日(2007~2008)でのバックステージレポがアップされています 嬉しいですね~、ありがとうございます!! 
今回は<その1>という事で白鳥の湖の公演が行われた日のレポとなっていますが、いったい何回シリーズなんでしょうね? できれば2009年の公演が始まるまで多くのダンサーのステージ裏での素顔を紹介してもらいたいですね。 
期待してま~~す

今回はマラーホフさん(あったかそうなカーディガン。 シャツのセンスが・・・笑。 あとねー、一瞬ヴァンサン・カッセルかと思いましたよ・・・。)、ハビちゃん、フィルソワと優しそうな衣装さんとロットバルトのマラトの写真(去年は歌舞伎メイクとか言ってましたが、今年のテーマは何だったんだろうか?)。
衣装さんはツアー中大忙しなんですね。 裏方さんは何人くらい来日するんだろう? 
おっと、後姿のフィルソワの前方にちょろっと写っている白シャツの男性は・・・、多分指揮者のぺルノフさんと思われ(笑)。

「ダンサーたちはJRはもちろん、首都圏の電車まで乗りこなします。」と、ありますが、ホント、凄いですよね。 山手線だけなら簡単だろうけど、8月の南浦和の公演にもバスではなく電車で来ていたようですから。 移動の際に土地勘の良い?班長さんなんているんだろうか? 特に初来日の方たち、迷子にならないようにしてくださいね~ 
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DVD新作リリース情報
2008/09/24(Wed)
DVDでーた10月号が出たので、新しいリリース情報など。(先月と重複しているものあり)

9月26日「つぐない」 キーラ・ナイトレイ、ジェイムズ・マカボイ
     「スパイダーウィックの謎」 フレディ・ハイモア、メアリー・ルイーズ・パーカー
     「ポストマン」 長島一茂、北乃きい、原沙知絵      
     「スルース 探偵」 マイケル・ケイン、ジュード・ロウ
     「パラノイドパーク」 ゲイブ・ネバンス、テイラー・モンセン 
     「ハーフェズ ペルシャの詩(うた)」 メヒディ・モラディ、麻生久美子
10月01日「靖国」 刈谷直治、菅原龍憲、高金素梅
   03日「NEXT ネクスト」 ニコラス・ケイジ、ジュリアン・ムーア、ジェシカ・ビール
     「アメリカを売った男」 クリス・クーパー、ライアン・フィリップ
     「ぜんぶ、フィデルのせい」 ニナ・ケルベル、ジュリー・ドバルデュー
   08日「シューテム・アップ」 クライブ・オーウェン、モニカ・ベルッチ
   10日「モンゴル」 浅野忠信、スン・ホンレイ、クーラン・チュラン
   16日「幸せになるための27のドレス」 キャサリン・ヘイグル、エドワード・バーンズ
   24日「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」 トム・ハンクス、ジュリア・ロアーツ
     「ハンティング・パーティー」 リチャード・ギア、ダイアン・クルーガー
11月05日「フールズ・ゴールド カリブ海に沈んだ恋の宝石」 マシュー・マコノヒー
   07日「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」 ハリソン・フォード
      「JUNO ジュノ」 エレン・ペイジ、ジェニファー・ガーナー 
   14日「イースタン・プロミス」 ビゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ
   21日「ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛」 ベン・バーンズ
   26日「スターシップ・トゥルーパーズ3」 キャスパー・バン・ディーン、ジョリーン・ブレイロック
12月05日「カンフー・パンダ」 (声)ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン
   10日「山のあなた 徳市の恋」 草毅
  
「ハーフェズ ペルシャの詩(うた)」 イランで広く知られているペルシャ古典詩人のハーフェズの詩をモチーフにしたラブストーリー。 ハーフェズというのはコーランをそらんじる者に与えられる称号でもあるそうです。
「アメリカを売った男」 ロシア圏にアメリカの国家機密を漏らすというスパイ行為を20年も続け、2001年に逮捕されたFBI捜査官ロバート・ハンセン。 彼の逮捕までの2ヶ月を追ったサスペンス。 渋いクリス・クーパーとどことなく影のあるライアン・フィリップの共演ということで楽しみです。
「スターシップ・トゥルーパーズ3」 昆虫型生命体”バグズ”と人類の戦いを描いたSFアクションシリーズの3作目。 CGとはいえ人体がばらばらになってふっとぶなどの過激描写もあり、あまり進められたものではないのですが、SFならばこういうのも嫌いじゃないので1,2も見ています。 1で活躍の伝説の兵士ジョニー・リコが復活となると俄然惹かれます(笑)。 同じく1にはボンドガールを務めたデニス・リチャーズも出ています。 
「モンゴル」 第80回アカデミー賞外国語映画賞候補となったドイツ、カザフスタン、ロシア、モンゴル合作の2007年の作品。チンギス・ハーンが帝国を築くまでの多難な日々をダイナミックに描いた作品だそうで全編モンゴル語で通しているとの事。 浅野忠信がチンギス・ハーンを演じています。
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東京バレエ団「ジゼル」 9月11日の感想
2008/09/23(Tue)
<1幕>
なぜかこの日のヒラリオンを木村さんと勘違いしていた私は、出てきたヒラリオンを見て、いつもよりオーバーアクション気味な彼に陽気じゃんと思い、ちょっと顔がふっくらした?なんて超間抜けな事を思ってしまったのです。 ごとやんだったんだと気づくまで1分くらいはかかったかも。 

マラーホフ、また少し華奢になったように感じたけれど、この人の脚の美しさは何度みてもため息が出るほどです。 短めの髪のせいか2年前の舞台よりも若々しい気がする。 もう出てきた瞬間から彼の頭と心の中にはジゼルしかないし、目線はすべてジゼルに繋がるものに注がれている感じ。

小出@ジゼルの登場。 飾り気のない普通の村娘でたんぽぽみたいに暖かい感じの可愛らしいジゼルで病弱というイメージはほとんどなし。 けれどもアルブレヒトに寄り添う姿は控えめで恥らいながら慎ましやか。(ただ黒のアイラインで強調しすぎたアイメイクのせいか、照明のあたり具合のせいか時々すごくやつれて見えたのが惜しかった。) ベンチでアルブレヒトに隣に座られると自分の今の気持ちをどうアルブレヒトに返したらよいのか分からないという感じで居心地が悪そうで、恋しい人を目の前に不器用そうにも見えるジゼルの仕草が、何気ない仕草一つとっても優しく洗練されているアルブレヒトとは対照的。 ヒラリオンが戻ってきてひと悶着あり、ジゼルがヒラリオンを拒み、ぶどう狩りの娘たちに混じって大好きな踊りに興じだしたあたりから、ジゼルがアルブレヒトへの思いを素直に心のままに表すようになったように感じた。
小出さんのヴァリは可憐で軽やかで、いつもながら音楽性があってとても良かった。 マラーホフのアルブレヒトはそんなジゼルが愛しくて仕方がないという感じでもう夢中。

ジゼルの母親が家から出てくる。 母親に対してはとびきり甘えん坊のジゼルだわ。 ジゼルが紹介したアルブレヒトを母親の直感で娘から遠ざけようとするベルタ。

狩の一行がやってきてジゼルの母親に飲み物を所望する。 コップをテーブルに置きながらも横目でずっと華やかなバチルダを追っているジゼルの表情が印象的だった。
得意の踊りを披露しようとした時に母親から心臓に悪いから踊ってはいけないと諌められたときの落胆した表情、バチルダから踊りを見たいと言われた時の輝くように嬉しそうな顔。 本当に踊りが好きでたまらない小出ジゼル。 

ぺザントの踊り。 女性は良いのだけれど男性陣は中島&平野の茶色組と松下&長瀬の緑組の差が技術、雰囲気ともにありすぎだった。 古川さんと大島さんの穴は大きいですね。 上半身と腕は中島さん、ジャンプした時の脚は平野さんと二人を交互に見ていたらけっこう目が疲れてしまった(笑) 女性では平野さんと踊っていた吉川さんに目が留まりました。
ジゼルの友人の踊りを見ていて急に大島由賀子さんを思い出し、寂しくなってしまいました。 彼女のあの癒しの踊り、大好きだったんだよな。 この日は西村さんの優雅な踊りが良かったです。 

村人たちに囲まれ幸せそうに寄り添っているジゼルとアルブレヒトの間にヒラリオンが割って入り、ジゼルに向かってアルブレヒトは貴族でおまえは騙されているんだと言い放つ。 ヒラリオンがアルブレヒトから奪い取った剣の紋章を見て、どこか違う人だと思ったけれどまさか貴族とは・・・というような驚いた顔をしていたベルタの表情もなかなか。 
周辺を散策していた貴族たちやジゼルの家から出てくるバチルダを認めたアルブレヒトのうろたえは気の毒なほどだった。 ただアルブレヒトにとってバチルダは家同士が決めた許婚であり結婚は当然の事として受け止めていても、自分が心底愛しているのはジゼルなので、バチルダになんと繕おうというよりもジゼルをどう守ろうといううろたえに見えた。 バチルダの手をとってもジゼルの見ているところでは儀礼的な口づけさえできず、ジゼルが駆け寄るのを待っているようだった。
すべてを知ったジゼルはあまりの事に首飾りをすてて倒れこんでしまう。 悲しみで気を失いそうになりながらもアルブレヒトとの幸せな時間を思い出し、それをかみ締めるように花占いを始めたジゼルの大きく見開いた目が見る見るうちに潤んでいった。  
最後はアルブレヒトに向かって駆け寄ったというより、何かもっと遠いところにあるものに追いつこう、掴もうという感じで高く跳ね上がったところをアルブレヒトに抱きとめられ事切れて倒れた。
ジゼルを亡くしたアルブレヒトの嘆きは凄まじく、第2の狂乱の場が始まるのではないかと思うほどの動揺だった。

<2幕>
ミルタの井脇さんのパ・ド・ブーレは相変わらず床を滑るような細かさと速さ。彼女の登場とともに薄気味悪い森の空気がいっぺんに冷気を帯びるような気がする。
ウィリたちの踊りは以前と比べると足音も小さくなったけれど、初日のせいかばたついている感は否めなかった。
ウィリになった小出さん、復活の旋回も無事にこなし空気を優しく切りながらの柔らかな踊り。

百合の花束を抱きかかえ、ジゼルの墓を探すアルブレヒトは憔悴しきっていて彼女のお墓にたどりつく前に倒れてしまうのではないかと思うほどで悲愴感が漂っていた。 

ジゼルとアルブレヒトの踊りは1幕とは打って変わって幻想的で静かな情熱が感じられる。 それぞれの伸びやかでラインの綺麗な踊りは素晴らしく、またマラーホフの磐石のサポートを受けて小出さんがたゆたう様は全く体重を感じさせずまさしく精霊だった。

ジゼルとアルブレヒトが姿を消すと、ウィリたちが捕らえたヒラリオンをミルタの前に連れて来る。 彼は俺は何にも悪いことはしていない。 悪いのは全部あいつじゃないかと必死にミルタに訴えながらも自暴自棄なヒラリオン。 なんというか後藤さんの踊りはわりと重い感じなのですが、その重めな感じが苦しいのに無理やり踊らされてる感じをよりリアルにしていたような・・・。 命乞いも空しくヒラリオンは二人のウィリに両脇を抱えられ沼へ突き落とされる。 
ミルタがジュテを繰り返し袖に消え、ドゥ・ウィリも冷ややかな表情で消えて行き、その他のウィリたちが次々に後に続いて下手に消えていく。 ここもウィリたちが本当に冷淡でなかなか怖いなと思うのだけれど、全員が消えたと思いきや踵を返すごとく次の獲物であるアルブレヒトを取り囲んで舞台に戻ってくるところが異様に恐ろしい。

ジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥ。
小出さんの踊りはまるで彼女の体が旋律を生み出しているようで、その音楽性が一層際立っていたと思う。 一方のマラーホフは跳躍も高く、彼らしい背中の柔らかな反りも健在で優雅で美しい。 それでも踊り終わって倒れ込む時はもうこれ以上踊る力は残っていないというほど激しく倒れこむので頭を打つのではないかと冷や冷やするほど。 ミルタに吸い寄せられるように速度を上げていくブリゼは見事で、自身の命乞いではなく、どうかこのままジゼルと自分を2人だけにして放っておいて欲しいと懇願しているようだった。

夜明けを告げる鐘がなってもジゼルはこれでアルブレヒトの命が助かったのだという事に思い至らないのかにわかには表情が変わらないけれど、ようやくアルブレヒトを守り抜いた、自分のするべき役割は終わったというような安堵の表情を見せる。 その微妙な表情の変化が素晴らしかった。
倒れているアルブレヒトの肩を優しく抱きかかえるジゼルは、彼の温もりを感じ、アルブレヒトへの想いを残しながら永遠の別れを告げているように見えた。
ジゼルの気配を感じる事のできなくなったアルブレヒトの表情がどんどん悲痛さを増し、まるでジゼルを求めてすがるように墓に手を滑らせながら立ち上がり、腕にかき集めた百合の花を、ほとんど生気もないままに一厘ずつ落としながら後ずさりし力なく倒れこむ。
これほどまでにジゼルを失った悲しみと苦しみに打ちのめされ、心を壊してしまったアルブレヒトを見たのは初めてで、しばらくはこちらも放心してしまいました。


2年前にヴィシニョーワと見た時には繊細で激情的なマラーホフのアルブレヒトは好みではないとまで書いていた自分が信じられません・・・。 しかもその舞台の後、ジゼルを全く見ていなかったので、2年の月日を挟んでいるとは言えマラーホフのアルブレヒトを連続で見ていることになります・・・。
彼の描きあげるアルブレヒトは変わっていないはずなのに、今回なぜこんなに感動したのか・・・。 パートナーに酔い自分に酔う陶酔度が若干低くなり、毒気と感じられていたようなものが小出さんに上手く吸収されたのか、自分に微妙な変化があるのか理由はわかりませんが、また是非彼のアルブレヒトが見たいと思った舞台でした。 舞台って本当に不思議で素晴らしいものだなと・・、これだから止められないんですよね。
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ライモンダ ショック・・・
2008/09/22(Mon)
新国立劇場・情報誌 ジ・アトレ10月号が届きました。
今号の特集はオペラ「ラインの黄金」と「ワルキューレ」なのですが、ページをぱらぱらめくっていると、本島美和が語る「ライモンダ」ここが見どころなんていう特集もあって、あれ、ライモンダ、会員用のチケットの郵送受付もまだなのに特集なんだ・・なんて思いながらさらにチケットインフォメーションまでたどり着き、ライモンダのチケットが会員販売期間と一般発売日しか記載されていないのに気づいて「えぇぇ~~~~!」と驚いた私です。
8月下旬に届いたのに開封すらしないでほったらかしにしてあった9月号を見つけて大ショック!!
9月5日締め切りだったライモンダの郵送受付を申し込み損ねてしまいました。 今までこんな失敗なかったのにな・・・。 
お・ち・こ・む・・・ へ・こ・む・ぜ・・・
マトヴィ~~~~!!  18日から受付開始の会員販売でがんばらねば・・・。 デニスが出演するのは3日あるから平日ならそこそこの席が残っているかしら・・・・。 ハンブルグ・バレエの東京公演とかぶる12日が狙い目だろうか?? おっと、川村さんのライモンダデビューの日を買うのも忘れないようにしなければ
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イタリア、ラ・ヴィス社のワイン 
2008/09/21(Sun)
20080915メルロ


イタリア、トレンティーノ・アルト・アディージェ州(Trentino Alto Adige)にあるラ・ヴィス社のワインを飲みました。 品種はメルローで2006年のもの。
5月にワイン・マーケットで1,785円で購入。 暑くなるとカベルネやシラーのようにパワフルでリッチなものよりミディアム系のおとなしめのワインが飲みたくなる事が多いのでそれに備えるためと、エチケットの美しさに惹かれて購入。 TANAKA-YAさんというワインショップのサイトに紹介されていましたが、創立50周年を記念して地元のパオラ・デ・マニコールさんという女性の画家に、メルロー、シャルドネ、ピノ・ネッロの3種用に3つのラベルのデザインを頼んだのだそうです。 こちらでその3種類のエチケットが見られます。 どれも暖かい色調で素敵ですね。
他のシリーズのワインに関しても、絵画調でお洒落なエチケットばかりです。

肝心の味の方ですが、メルローにしては若干濃厚な気もしましたがバランスの取れたフルーティーな味わいの美味しいワインでした。

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「リトル・ダンサー」を地で行く?
2008/09/20(Sat)
9月14日の朝日新聞朝刊に『英に「リトル・ダンサー」一家』という小さな記事が載っていました。
何百人もの受験者の中からBRBと提携関係にあるエルムハースト舞踊学校に入学が決まった、イギリス、ウェールズに住むドミニク・ハンドフォード君という11歳の少年一家のお話。
見事に入学が決まったもののトラック運転手のお父さんには年間約430万円の授業料を卒業まで7年間払うことができないと、自宅を売り払ってまで資金をやりくりしてドミニク君を入学させたという、映画「リトル・ダンサー」を地で行く話なのですが・・・。 asahi.comのこちらに記事がでています。
ご両親とお姉ちゃんと弟はおばあさんの家で暮らしているそうです。 確かにメディアが報じているように感動的な話ではあるけれど、なんかほんとに凄いですね・・。 ドミニク君は「ぼくの両親は世界一」と喜んでいるそうですが、自分に託されたものの大きさや引き換えにされたものの大きさなんていまいちわかっていないんだろうなぁぁぁ。 まぁともかく、あの映画のように立派なダンサーとなって両親や姉弟に恩返しができる日がやってくるといいですね。
しかし、今はロシアでもバレエ学校に入ろうとする子供が少なくて大変な問題になっているそうですが、何百人という受験者というのも年間430万円という授業料にもただただびっくりです。 
「リトル・ダンサー」でとても印象深いのは、劇中バレエシーンとは関係ないところで流れる「白鳥の湖」とバレエ学校に入学する際の兄との別れのシーンかな? また近いうちに見てみたくなりました。 可愛かったジェイミー・ベルも今は立派な青年になっちゃいましたねー。 時が経つのは早いなぁ。
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あと二つ!
2008/09/19(Fri)
というエントリータイトルにと来た方はほとんどいらっしゃらないかと(笑)
超久々のプロ野球ネタ!
セ・リーグは今日から首位攻防戦なのですが、第1戦は見事ジャイアンツがものにして首位阪神とのゲーム差が2つとなりました♪
一時は興味も喪失、軽く10ゲーム以上離れていた両チームのゲーム差がここまで縮まるとはいくらなんでも思いませんでした。 あの頃のタイガースは何をやっても吉と出るという感じでぶっちぎりでしたからねぇー。
しかしですね、何が言いたいかというと、それでもプロ野球がつまらない!という事なんです。
「クライマックス・シリーズ」ってのが良くない!
去年のジャイアンツのようにセ・リーグの覇者でもクライマックス・シリーズで負けてしまえば半年間のシーズンは何だったのか・・・という感じで日本シリーズにも出られず、翌年球場にはためくチャンピョンフラッグも虚しいわけです・・。
以前のようにペナントの覇者=日本シリーズ出場チームとなれば、今頃思いもかけなかった優勝が見えてきたジャイアンツと、今年はいただき!と思っていたものがやばくなってきたタイガースはそれぞれ必死の形相だし、両チームのファンは落ち着いてテレビの試合なんて見ていられる状況じゃないんですよね! これから先しばらくは一戦一戦ドキドキハラハライライラ大変な心労なわけです・・・。 おまけに我が家なんて家の中で巨人ー阪神戦ですからね・・・、容赦なしです。
なのに今はペナントはクライマックスシリーズ出場の3チームを決める長~~い予選みたいなのでどうしたって緊張感が薄れます。 もちろんホームで戦えるというアドヴァンテージがあるから優勝するに越したことはないですが・・・。
このシステムって野球を面白くしてプロ野球の人気回復のために取り入れたシステムだったんですよね・・・。 人気選手がメジャーに活躍の場を移し続けるなか、日本のプロ野球はどうやって生き残っていけばいいんでしょうね?
って冷めているのは自分だけだろうか?

とりあえず、頑張れジャイアンツ!
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ミハイロフスキー劇場ガラコンサートのプログラム
2008/09/18(Thu)
10月末に予定されているマールイのロミオとジュリエットについて何かわからないかなと思って検索していたら、今夜のガラ・コンサートのプログラムを見つけました♪ 昨日も少し探してみたのですが空振りだったのに!(笑)

「パキータ」
エカテリーナ・ボルチェンコ、マラト・シェミウノフ

「人形の精」よりパ・ド・トロワ
サビーナ・ヤパーロワ、マキシム・ポドショーノフ、マキシム・エレメーエフ

「ロミオとジュリエット」よりパ・ド・ドゥ
アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ

「エスメラルダ」より
エカテリーナ・ボルチェンコ、ニコライ・コリパエフ

「バクチ」
ファルフ・ルジマトフ、ヴィクトリア・クテポワ

「春の水」
イリーナ・ペレン、マラト・シェミウノフ

「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ


マトヴィエンコ夫妻のロミジュリのみ振付が記載されていなかったのですが、誰が振付けたものを踊るのでしょうね? デニスにはブラウスに空気をためまくって情熱的なマクミランロミオを踊って欲しいなぁ! 新国で見たのはもう何年前になるんだろう・・・。
バレエ祭りで見たばかりの「人形の精」、エレメーエフがどんなキャラでどんな踊りをするダンサーなのかがわからないけれど、ポドショーノフならどっちでもできちゃうわね!  泣き虫メイクも似合いそうだ!(笑)  ヤパーロワちゃんはさぞ可愛いだろうなー!

この公演の指揮も翌日のジゼルと同じアンドレイ・ダニロフさんのようです。
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ミハイロフスキー劇場 第176シーズン明日開幕
2008/09/17(Wed)
マールイの新シーズンがいよいよ明日開幕です
当初は16日にオペラの新作「エフゲニー・オネーギン」で開幕の予定でしたが、先週、アフィーシャが突然変わり18日のバレエのガラコンサートで幕を開けることになりました。
9月の演目は未発表だったキャストもすべて発表になっています。

9月18日   ガラ・コンサート   ルジマトフ、アナスタシア&デニス・マトヴィエンコ、
                     E・ボルチェンコ、ペレン、シェミウノフ、ヤパーロワ、
                     ポドショーノフ、エレメーエフ、コリパエフ、ヤフニューク、
                     ジュラヴリョーワ
  19日    ジゼル        イリーナ・ペレン、セルゲイ・チューディン
  21日 マチネ  チッポリーノ  サビーナ・ヤパーロワ、アレクセイ・クズネツォフ     
  21日 ソワレ  チッポリーノ  サビーナ・ヤパーロワ、レオニード・サラファーノフ    
  25日    コリオグラフィー名作集   ペレン、A・マトヴィエンコ、E・ボルチェンコ、
                          プローム、シェミウノフ
  26日    スパルタクス    ペレン、A・マトヴィエンコ、シェミウノフ、D・マトヴィエンコ
  27日    スパルタクス    アルブーソワ、ペレン、マスロボエフ、Turko、カスヤネンコ


一瞬ですが、ドキ~~~っとしたのがジゼルの指揮者でした。Андрей Данилов  アンドレイ!?!? 和解?? なんて一瞬心臓がバクバクしたのですがファミリーネームが違うぞということでアンドレイ・ダニロフさんと変換されました。 誰でしょうね? 指揮者名がでているのはあとはスパルタクスでお馴染みカレン・ドゥルガリヤンだけなので、全幕初日だしそれなりに気合の入った抜擢?なんでしょうか??
で、サイトの指揮者の名簿から今度はぺルノフさんがいなくなりました。アニちゃんで大騒ぎをした時には載っていたんですけどね。 変わりにアレクセイ・Nyagaさんという名前があります。 日本公演はパブージンの他にいったいどなたが振るんでしょうね? こーいっちゃなんだが、パブージンのライモンダってちょっと頭痛いよ。 頑張ってね!
ガラコンサートはメンバーから見て、ロンドンでの最終日と似たような演目になるんじゃないでしょうかね?
注目の公演?だったサラファーノフがゲストのチッポリーノはヤパーロワちゃんがお相手なんですね。 でも、マチソワ連荘で大丈夫かいな? 
ペレンは開幕早々大忙しですが、26日、27日のスパルタクスはロンドンでのファースト・キャスト&セカンド・キャストでいくんですね。 マラトが一回踊っているけど、そろそろもう一人、自前のスパルタクスを誕生させて下さいよ! あとは、カスヤネンコ君、ロンドンで観客をハラハラさせたというリフト、しっかりやって下さいね。 ペレンを落とすなよ!!


10月01日   海賊   
   03日   白鳥の湖
   05日   白鳥の湖     
   08日   くるみ割り人形   アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム  
   11日   スパルタクス
   30日   ロミオとジュリエット
   31日   ロミオとジュリエット


10月の演目はその後も追加などはありませんし、サイトではキャストが発表になっていませんが、ロマチェンコワとプロームのサイトに彼らが主演すると出ていました。 そこにはミハイロフスキー劇場でボヤルチコフ版くるみ割り人形が見られる最後の公演と添えられていました。 最新のダンスマガジンでのルジマトフのインタビューでは2月に海賊を改訂とありましたが、確かくるみ割り人形には触れられていなかったと思うので、生き延びたのかな?とも思っていたのですが、残念です。
ということは、月末のロミジュリも以前アフィーシャに発表になっていた通りのボヤルチコフ版のさよなら公演なのかな? と思って今確認してきました。 う~~む、こちらはオレグ・ヴィノグラードフ振付と変更になっていましたわ・・・。
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東バ「ジゼル」最終日
2008/09/17(Wed)
舞台というのは不思議なものだなぁとつくづく感じさせられた今夜の公演でした。
終わってみれば「ジゼル」の物語としてはきちんと成り立っていて、主役の二人は観客を圧倒する素晴らしいパフォーマンスだったのですが、琴線に触れないとかそういうのではなく、すうっと自然に自分の心の中に入ってきたマラーホフとの舞台とは違っていたのです。
圧倒されても感動はなかったんだよな・・・。
カーテンコールで迎えにいった小出ちゃんにソトニコフさんが優しい顔でかなり多くの言葉をかけてあげていたようで、それを見てうるっときてしまった自分はちょっと変かもしれませんが・・・。
ソトニコフさんは7公演を一人で指揮されたんですよね。 ありがとうございました。 そして本当にお疲れ様でした。

ルグリのアルブレヒトは2年前のコジョカルとの舞台よりもプレイボーイ度が少し高めな気がする。 遊びという言葉は彼にはふさわしくないのだけれど、決してジゼルを自分の恋人として心から愛しているわけではない。 それはジゼルが死んでしまった後でも変わらない。
小出ちゃんのアプローチはマラーホフとの時と基本的には変わらないと思うけれど気持ち積極的だったように感じる。 
ルグリの踊りはアルブレヒトとしてはけっこう派手ですねぇぇぇ。 バットマンや跳躍や差し伸べる腕の動きなどすべてがダイナミックです。 小出ちゃんの踊りも部分的にですが、初日よりもアクセントが強い大きな踊りに感じられました。
実際に舞台を見る前は小出ちゃんにはルグリの方が合うだろうと思っていたら、私にはマラーホフの方が今回の彼女のアプローチにしっくり来ていた様に感じました。 演目が違い互いの役柄が違えば印象が違って見えるのもある意味当たり前ですよね。

こんな暴言吐いてはならないのだけれど(笑)、ヴィシとの舞台を見たときは胃がもたれそうでそれぞれのジゼルはもういいやと思い、もとからルグリと小出ちゃんの舞台が用意されていたら今回マラーホフの舞台は見なかったかもしれないのに。 不思議なものですね、純粋で一途にジゼルを思ってくれる彼のアルブレヒトがまた見たくなりました。
その他いろいろはまた今度。


ジゼル: 小出領子
アルブレヒト: マニュエル・ルグリ
ヒラリオン: 木村和夫
バチルド姫: 井脇幸江
公爵: 後藤晴雄
ウィルフリード: 野辺誠治
ジゼルの母: 橘静子
ベザントの踊り: 西村真由美 - 横内国弘、乾友子 - 宮本祐宜
阪井麻美 - 梅澤紘貴、河合眞里 - 小笠原亮
ジゼルの友人: 高木綾、奈良春夏、田中結子、吉川留衣、矢島まい、渡辺理恵
ミルタ: 高木綾
ドゥ・ウィリ: 奈良春夏、田中結子
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グリムスが大人の樹になりました~♪
2008/09/15(Mon)
myグリムスが大人の樹に成長しました~

大人グリムス


ユニークな形の樹も多いのですが、第1本目はかな~り普通の、誰もが描きそうな形の樹だったのでちょっとつまらないかな!(笑) しか~し、なんとなく寒さをイメージさせる樹だなぁ。
発芽が7月12日だったので65日で大人の樹になったことになります。 毎日ブログを更新したとして通常2~4ヶ月で大人の樹に成長するとされているのでわりと成長が早い樹でしたね。 ただ、成長するまでの期間になんで2ヶ月の差があるのか? 一応「成長スピードはブログエントリー数、頻度、記事内容によって変化します。毎エントリー変化するのではなく、ある一定の条件クリアによって次のステップへ成長します。なお、一日何度もブログエントリーしても、回数に加算されません。」という条件があるらしいのだけど、なぜ自分の樹の成長が早かったのかは皆目分からず・・・。 通常の成長にプラスして特別な効果をもたらすというグリムスキーワードに関してもなんだかよく分からないしね。 人様のグリムスの写真を見ると可愛いかたつむりや蝶、リスやふくろうなんてものまで名札のところにとまっていたりするんだけど。 あれはどうやったらうちの樹にも来てくれるのだろう?

無事に育ったこの樹は植林に向けてスタンバイ状態になるそうですが、いつどこに植えられるのか楽しみです!
現在のところ中国とアフリカ地域がメインだそうですが、第1回目は2008年4月で内モンゴル地区に300本のポブラを植えたそうです。 第2回目は2008年7月アフリカのブルキナファソへニームとユーカリとあわせた300本を。 ニームという木は知らなかったのですが、インド原産のインドセンダンという植物の英名だそうで、俗に害虫を防ぐ「虫除けの木」と言われているのだそうです。 続く8月には3回目として内モンゴル地区に200本のニレの木を植えたそうです。

こうやって少しずつ植林されていった木々が、現地の人たちの手で大きく育ち、彼らのオアシスになってくれればいいなと思います。
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君の涙ドナウに流れ ハンガリー1956
2008/09/14(Sun)
「君の涙ドナウに流れ ハンガリー1956」
原題:SZABADSAG,ZERELEM (2006年 ハンガリー 120分)
監督:クリスティナ・ゴダ
出演:イバーン・フェニェー、カタ・ドボー、シャーンドル・チャーニ、カーロイ・ゲステシ
鑑賞日:8月30日 (DVD)

君の涙

1956年、ソ連支配の共産主義政権下にあったハンガリーの首都ブダペストで、改革を求め学生運動に身を投じる女子学生ヴィキ(カタ・ドボー)と、メルボルン・オリンピック出場を目前にした水球チームの花形選手カルチ(イバーン・フェニェー)が出会う。それまで政治に無関心だったカルチも、秘密警察AVOや軍の横暴に傍観者ではいられなくなる。同時にヴィキを愛するようになったカルチはオリンピックよりも彼女の傍にいることを決意するのだが…。(goo映画より)

ドナウ1


<いつも以上にまとまりのない記事になっております・・。ただ一人でも多くの人に見て欲しい映画です。>
アメリカなどでは「Children of Glory」という題名で公開されているようだけれど、邦題しかり、いかにも好んで用いられそうな題名だなぁ。
原題のSZABADSAGはFreedomという意味らしいです。 ZERELEMの方はわからないのですが(愛?)。 この時代のハンガリーの国民にとって自由というのは、この世の中で一番尊いもので、手の届かないものだった。 それを1956年のハンガリー動乱を舞台に一組の若い男女の悲恋を絡ませて描いているのが本作品です。

その自由を阻むものとして駐留ソ連軍同様に恐ろしかったのが秘密警察AVOの存在。 独裁政権下や他国の支配を受けている政権の下で不穏分子を排除するために設けられるこの恐ろしい機関に常に見張られているという恐怖はいかばかりだろう。
「硫黄島からの手紙」でもその非道ぶりが少し描かれていたけれど、日本にも第2次世界大戦が終結するまでは特別高等警察という組織があったのですよね。

ドナウ


デモ隊と秘密警察の衝突や、ソ連軍と民衆の激しい銃撃戦など混乱を極めた末に改革派の指導者ナジ・イムレが首相に復職し、ハンガリー中立宣言、ソ連軍の完全撤退、AVOの廃止などを表明、実現していきハンガリーにもようやく平和が訪れたかのように思えた。
水球選手としてオリンピックに出場する夢を捨てヴィキと共に生きる決心をしたカルチに、戦争は終わったのだから今はオリンピックに出て夢をかなえて欲しいとメルボルン行きを諭すヴィキ。 お互いをいつも感じていられるようにヴィキの母親の形見のネックレスとカルチの幸福の時計を取替え、再会を信じてカルチはチームに戻りメルボルンへ向かう。

しかし平穏はつかの間、ソ連軍がまたしてもブダペスト侵攻、市民に砲撃を加え街を占拠する。 ソ連軍の容赦ない攻撃は、一時でも引き上げた不本意さをあたりちらすかのようにも見えた。
この状況下で学生連盟本部でも、勝ち目のない戦いで無駄に命を落とすよりは、今は逃げて生き延びて新たな機会を待つという意見も生まれたが、リーダーが数日すればアメリカ軍の支援が得られると主張し、ヴィキやその他のメンバーの多くもそれに従う。
結局アメリカを始め国連や西側諸国からの支援はなく状況はさらに悪化し、ヴィキも秘密警察に捕らえられてしまう。 西側諸国からの援軍についての信憑性はわからないけれど、この西側に対するわずかな期待さえなければもう少し多くの命が助かったのではないかと思うと痛ましい。

捕らえられた秘密警察の留置所で、ヴィキはフェリおじさんと名乗る最高幹部から武器や食料を提供していた者や仲間の学生の名前を教えれば自由にすると甘い言葉をかけられるが、最後まで正義を貫き同士を守り通す。 同士の名前の変わりにスターリン、フルシチョフ、フェリおじさんなどと書いた紙を渡したために、彼の怒りをかい、処刑される事となってしまう。

処刑場に向かう彼女は涙をこらえ、カルチから預かった幸運の時計を握り締めてハンガリー国家を歌いだす。 ヴィキの顔に、オリンピックで金メダルを獲った水球チームのメダル授与式で掲げられたハンガリー国旗が重なり国家が流れる。
「長きに渡り不幸に追われたる民に喜びの日々を与えたまえ。 過去から未来にいたるすべての罪を背負いし我らに。」
カルチもまた手にヴィキから渡されたネックレスをしっかり握り締め国家を口ずさむが、ブダペストの凄惨な状況とヴィキを思う彼の目からは涙が溢れて止まらなかった。
そして引き続き流されるマライ・シャーンドルの”天使のうた”
「理解の及ばぬものを前に人は立ち尽くす。 暴動の末、平穏が訪れた。 でも私たちは忘れない。 自由を求めどれほどの血が流されたかを。 自由の国に生まれた物には理解も及ぶまい。  だが私たちは何度でも繰り返しかみ締める。 自由がすべてに勝る贈り物であることを。」
この映画のメッセージでもあるこの詩、自由の国に生きている自分にもずっしりと響いてくる言葉です。 歴史上、世界のいたるところで考えられないほどの多くの人たちが流した血と、痛み、絶望、無念の涙のうえに今の自分の生命と自由な生活があるのだと、人の命、自分の命、人の人生、自分の人生、すべて大切にしなければならないものだと、痛切に感じます。


映画の核の一つである迫力ある水球シーンには撮影当事オリンピック2大会連続金メダルの実際のハンガリー代表が参加していたそうです。 ハンガリーは先日の北京オリンピックでも金メダルに輝き、3連覇という偉業を成し遂げていますが、ハンガリーにとって水球というスポーツは今でも特別な意味のある競技なのでしょうね。

カルチを演じたイバーン・フェニェーは79年生まれの新進気鋭のハンガリー人の役者だそうですが、すでに「ジャーヘッド」のピンコ役でハリウッド・デビューも果たしているハリウッドでも注目の若手だそうです。 ちゃらちゃらしたプレイボーイ気取りのカルチもなかなかいけてましたが(笑) ヴィキと本当の恋に落ちた後で彼女を見つめるあの優しい目がたまらなかったですね!
カルチという一人の男性がヴィキと出会うことによって短時間で自らの人生観が全く変わってしまうという役どころを不自然さを感じさせることなく見せてくれたのもイバーンの持つ魅力あってのものかもしれません。

ヴィキ役のカタ・ドボーも目を惹かれる知的な美人で、やや激情的で意志の強い活動家を魅力的に演じていたと思います。


イバーン・フェニェーのインタビューをこちらで読むことができます。
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マーシャのインタビュー 第2弾
2008/09/13(Sat)
ジャパンアーツのボリショイ・ブログにマリーヤ・アレクサンドロワのインタビュー第2弾がアップされています♪ こちら
マーシャの話はどれもこれも興味深いのだけれど、彼女の言葉の中でいい表現だなぁと印象的だったのが、
『バレエは「魂の芸術」ですから・・・。思い浮かんだイメージに魂を吹き込んで、作品に昇華させていく・・・。「役を生きる」ということが重要だと思います。』
ストーリーのほんの一部を切り取って見せてくれるガラの踊りですら彼女が役を生きているというのはしっかり伝わってきていますよね。
マーシャにとってバレエは天から与えられたもので、今は別のものを考える必要も余地もなくバレエに精進する毎日を送っているのだそうです。 
私的にマーシャ祭りとなっている12月の来日公演、彼女がオディールも含めて4役をどんな風に生きてくれるか、とっても楽しみです。
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カリフォルニアのうさぎのワイン♪
2008/09/12(Fri)
rabbitridge.jpg


カリフォルニアのワイナリー、Rabbit Ridgeの「ZINFANDEL 2006 CENTRAL COAST」を飲みました。 
5月に恵比寿のワインマーケットで2,100円で購入。

このワインは、ワインにはまって少し経った10年前、私のエチケットコレクションの第1ページを飾った記念すべきワインなんです。 うさぎ好きとしては納得のチョイス!(笑) その時のワインは1996年もの。 やはりジンファンデルでした。 
Rabbit Ridge という名前は、オーナーのエリック・ラッセル氏の大学時代のニックネームから取っているそうです。 氏はワールドクラスのランナーだったそうで、きっとウサギのようにすばやかったのでしょうが、チーターじゃないあたりがミソなのかな?(笑) 

今回飲んだワインはライト・ボディとミディアム・ボディの中間くらいの口当たりの良い軽さ。 フルーティーな甘さのなかに始めのうちは少しくせのあるスパイスを感じました。 時間が経つにつれ、慣れてしまったせいかスパイシーな味わいはそれほど感じなくなり、心地よい甘みを楽しみました。

こちらのワイナリーのホームページにはそれぞれのコンテンツに写真がたくさん紹介されていますが、Photo Albumには、ワイナリーのティスティングルームでうさぎの耳をつけながらワインを楽しむワイン愛好家たちのパーティーの写真も載っています。 
トレードマークのうさぎをあしらったグッズもいっぱいあって、私などはいいかもになってしまいそうだわ!
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小出ちゃんとマラーホフの「ジゼル」
2008/09/11(Thu)
東京バレエ団の「ジゼル」初日に行ってきました~。
とっても感動的な舞台でした。 ジゼルでこれだけ感動したのも久しぶりだなぁ。
マラーホフが文句なしなのはおいておいて(笑)、小出さんのジゼルが踊り、演技ともにとても初役とは思えない素晴らしさでした。 オーロラ、キトリ、タイターニアと彼女の主役デビューを見るたびに素晴らしい!と思いましたが、今回のジゼルは軽くそれらを飛び越えています。 踊りはいつも以上に音楽性を感じる全身の動き、まるで彼女が音楽そのもののようでした。 アルブレヒトの正体が分かった時、自分の信じていたものが壊れてしまったことに対する悲しみに、今にも錯乱しそうな自分を必死に押さえ込むようにがっちり開いたジゼルの目がどんどん潤んでくるようでこちらも思わず落涙。 あぁいう表情のジゼルは初めて見たような気がしますが、迫真の演技でした。 ウィリとなってからの踊りも軽やかでしなやかで本当に素晴らしかった。
マラーホフもかなり好調のようで踊りに勢いがありました。 2幕、下手奥から足を細かく打ちつけてミルタの前にすすんでくるところなど年齢の事など忘れそうなくらい素晴らしかったです。
その他、印象に残ったのはぺザントの中島さんのアームスの美しさとジゼルの友人とドゥ・ウィリーを踊った西村さんの上半身の優雅さ。 愛情溢れすぎのごとやん@ヒラリオンも良かったです。
感想はいずれまた。

ジゼル: 小出領子
アルブレヒト: ウラジーミル・マラーホフ
ヒラリオン:後藤晴雄
バチルド姫: 川島麻実子
公爵:木村和夫
ウィルフリード: 野辺誠治
ジゼルの母:橘静子
ベザントの踊り: 高村順子‐中島周、乾友子‐長瀬直義
佐伯知香‐松下裕次、吉川留衣‐平野玲
ジゼルの友人:西村真由美、高木綾、奈良春夏、田中結子、矢島まい、渡辺理恵
ミルタ:井脇幸江
ドゥ・ウィリー:西村真由美、乾友子
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マールイ「華麗なるクラシックバレエ・ハイライト」9月3日の感想
2008/09/10(Wed)
<第1部>
「レ・シルフィード」 音楽:F・ショパン/A・グラズノフ編曲 振付:M・フォーキン
草刈民代、イーゴリ・コルプ、
オリガ・ステパノワ、タチアナ・ミリツェワ、レニングラード国立バレエ

コルプを中央に草刈さんとステパノワが彼に寄り添い、ミリツェワが足元に寝そべっている。 コルプの表情が・・・。 すでに幻想の森を一人で彷徨い出しているかのようにいってしまっている目と口元。 大丈夫だろうか?
さいたま公演に続き、ステパノワは磐石。 旋律に乗って少しひんやりとした空気を纏いながら凛とした踊り。 ミリツェワちゃんは優しげに軽やかな踊り。
お互いに手探り状態のような感じの草刈さんとコルプはなんとなくしっくりこない。 リフトなどのタイミングを計るのも難しいのか、コルプのブラウスのリボンはほどけちゃうし、持ち上げる姿も辛そうだし。 彼の踊りのしなやかさは流石と思うけれど、好調とは言いがたいかな? 来日直後に襲われたら誰でも具合悪くなりそうな超不快な蒸し暑さでしたからね。
コール・ドは・・・、ちょっとショックでした。 さいたま公演は20列目のセンターで見ていて、舞台から遠いせいもあってそれなりにまとまっているように見えたのだけれど、この日はオペラグラスがなくても表情までわかる7列目、アームスの動かし方や足の運びが乱れているのがけっこう気になりました。 まとまりがないのは踊りではなくて気持ちなのかもしれない・・・・。 
今年の1月の公演で初来日だったメンバーがちゃんと定着してくれると良いのだけれど。
来年の東京公演は1月7日のジゼルから12日の白鳥まで6日で8公演という厳しいスケジュールも組まれているので、大変でしょうけれど、マールイのコール・ドとしての真価を発揮してくれますように。
この日はシシコワは真っ先に見つけました♪ で、ご贔屓の癒し系カミロワがバッチリきりリメイクでちょっと別人みたいだったよぉぉぉ。

「ルースカヤ」 音楽:P・チャイコフスキー 振付:A・ゴルスキー
イリーナ・コシェレワ
ロシアの民族衣装のロング丈のスカートにココシュニックをつけたコシェレワがと~っても可愛い。
いかにもコシェレワらしい端正な腕の動きや足捌きからも、今までには感じた事のない内から静かに燃え上がるような感情が見えたように思う。 それでいながら大地のような大らかさも感じられて本当に魅力的だった。 この作品、4分強?を一人で踊るとかなりタフな踊りですよね。
バレエ団からの期待に応えて結果を残しながら地道に歩んできた彼女が、花開いてキラキラしていますね。
是非、1月のミハイロフスキー劇場ガラでも踊って欲しい。 

「ライモンダ」よりパ・ド・ドゥ  音楽:A・グラズノフ 振付:M・プティパ/K・セルゲーエフ/F・ロプホフ
オクサーナ・シェスタコワ、ドミトリー・シャドルーヒン
シャドルーヒンの髪がさいたまからはかなり伸びて刈り上げ君を無事卒業!(笑) ボリショイ組を見た後だとやっぱりシャドにマントが欲しいかな! 
シェスタコワは良かったと思うけれど、シャドルーヒンが少しお疲れなのか、サポートは万全なもののヴァリに精彩がなく、彼には珍しくアームスの動きがぞんざいだったけれど、2人寄り添う雰囲気は本当に幸福感に溢れていますね。


<第2部>
「海賊」よりパ・ド・ドゥ  音楽:R・ドリゴ 振付:M・プティパ/V・チャブキアーニ
イリーナ・コシェレワ、 ミハイル・シヴァコフ
この日のシヴァはいつものブルーのパンツに羽つき(さいたまは臙脂がかった深紅のパンツで羽無し)。 コシェレワも今日はブルーかと思いきや、変わらずピンクのチュチュでした。
コシェレワのメドーラは清楚な中にも匂やかな色香があってキラキラしてました。 踊りの方はルースカヤからあまり時間が経っていないせいか、少し足元が定まらなかったかな? グランフェッテはかなり動いてしまったけれど、そんな事より途中から起こった手拍子が嫌でした。 東京公演で手拍子とは思わなかったな・・・。
シヴァコフは優しさ溢れるアリ。 ちょっとソフトすぎて昔の少し不敵なアリが懐かしくもあったけど、マネージュとジャンプのコンビネーションはとても良かったと思います。 ただ、コーダが若干ぬるかったかな? 上手奥から斜めに進みながらジャンプを入れてくるところ、あそこはもう少し俺様顔でシャープに決めないと・・・、ね!

「瀕死の白鳥」 音楽:C・サン=サーンス 振付:M・フォーキン
草刈民代
草刈さんは観客に背を向けて腕を波打たせながらのご登場。 
仕方がないのでしょうが、膝がかなり割れてしまいますね・・・。 途中、苦痛の表現がオーロラやジゼルのような感じであまり瀕死の白鳥の世界に入り込めませんでした。

「ワルプルギスの夜」  音楽:C・グノー 振付:G・コフトゥン
タチアナ・ミリツェワ、ドミトリー・シャドルーヒン、アンドレイ・マスロボエフ
ツアー途中では短縮バージョンで上演される日もあったとの事で東京公演はどうなるのだろうかとちょっと気をもんでいましたが、通常バージョンでの上演で嬉しかったです。
初日と比べるとリフトに安定感が出て、ハラハラする部分はなくなりました。 その分、それぞれのキャラクターを楽しみながら演じている感が強くなって作品としてもとても良くなった。 ミリツェワは妖艶な悪魔だわね。
ただ3人3様しっかりとキャラが立っていたエフセーエワ、シャド、フィリモーノフという絶妙トリオと比べるとパンチが弱いのが残念。
レヴェランスではミリツェワとマスロボエフが去った後にシャドルーヒンが一人で出てきて愛嬌をふりまいていました。 この役のシャドルーヒンって大好きだわ!

「サタネラ」よりパ・ド・ドゥ 音楽:C・ブーニ 振付: M・プティパ
サビーナ・ヤパーロワ、アンドレイ・ヤフニューク
ヤパーロワちゃん、さらにキュート度アップでキラキラしてます。 彼女は瞳と口元をゆっくりめに動かすのかなぁ? 自分でも嬉しさをかみ締めながら微笑んでいるように見える! 音を上手にとりながらきびきびとした思い切りの良い踊りがとてもいい。
ヤフニュークはさいたまよりもこの日の方が踊りが柔らかで安定していたと思います。 相変わらずチークは位置と色が変だけど(笑)。 あとは演技とサポートをこれからみっちり特訓かな? ヤパーロワちゃんに抱きつくラストがスローな動きとまじめなお顔で少々がっかり・・・。 あまり身長が高くないので、基本的にはロマチェンコワやミリツェワが限界だろうと思うけれど(本当にペレンと組ませるんですか??)ノーブル路線の良いダンサーが一人増えてヴァラエティー豊かになりますね。

「パキータ」より  音楽:L・ミンクス 振付: M・プティパ
草刈民代、イーゴリ・コルプ、
ステパノワ、コシェレワ、ミリツェワ、ジュラヴリョーワ、レニングラード国立バレエ

コール・ドはこちらもあまり踊りなれていないような・・・、といってもツアー中ずっとあったわけだし・・・。
コシェレワとステパノワの並びに心から幸福感を感じます。 今回のツアーは私的にはこの2人。
リュシアン@コルプの登場。 鮮やかな赤い上着が目に眩しい!! で、草刈さんに近づき妖しく官能的ムードたっぷりにいきなり肩にキス・・・。 おいおい、お貴族さま・・・。
そういえば、先日の朝日新聞に載っていましたが、草刈さんはさいたま公演のパキータのコーダの前は本当にいっぱいいっぱいだったらしいのです。 それでなんとか立て直そうと思ってスタッフにアンモニアを持って来てもらって、その匂いを気付け薬に最後のピケターンを周り切ったのだそうですが、この日のコルプのキスは気付け薬どころではなかろうよ・・・。
あれってアドリブだと思うのですが(前日もやったのだろうか?)、それを平然と受け止めて微笑みを返した草刈さんは凄い!
コルプのヴァリは素晴らしかったです。 しなやかで伸びやかで、かつダイナミックで美しいライン。 今回はコルプらしい美しさを見られないのかと思いましたが、ここでようやく!
女性のヴァリエーションはコシェレワ、ジュラヴリョーワ、ステパノワ、ミリツェワ。 さいたまでは踊らなかったミリツェワの彼女らしいきっちりした踊りを見られて良かった。 コシェレワとステパノワも本当に堂々としていて素晴らしい踊りでした。 ジュラヴリョーワは、まだ一人で一生懸命踊っているという段階で、キューピッドのヴァリだけに、やはりシシコワに踊ってもらいたかったです。


カーテンコールはコルプが加わった東京仕様なのかな? あっさりしていたさいたまよりもエキサイティングでした。
順番は忘れましたがシェスタコワ&シャドルーヒン、ヤパーロワ&ヤフニューク、ミリツェワ&マスロボエフ、コシェレワ&シヴァコフがそれぞれの演目の衣装でペアで登場。 地方ではずっと一人だったかもしれないコシェレワをにこにこしながらエスコートするシヴァが可愛い♪  が、今回はオーリャが一人だったのが淋しかった・・・。 諸事情があるにせよ、2日間の東京公演にプハチョフが出られないというプログラムはやはり納得いかないな! 
ひととおりレヴェランスが終わったところで、一度はけて今度はジュテ、ピルエット、フェッテ合戦。 和やかなフィナーレでのパフォーマンスとは思えないオーリャの鉄壁なフェッテと挑むような目つき(ちょうどオーリャの正面だった)がとても印象的だった。 さいたま、東京の2公演で、ステパノワの持っている卓越したテクニック、的確な表現力、どんな状況でもバレエに対してまじめにひたむきに向かい合う彼女の人となりに改めて感心させられた気がします。
そして!、またみんなに再会できる日を楽しみに待ってま~す♪
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祝! フェデラー USオープン5連覇達成!!
2008/09/09(Tue)
全米オープンテニス、ロジャー・フェデラーがアンディ・マリーを6─2、7─5、6─2のストレートで下し、見事大会5連覇を成し遂げました!!
フェデラー


と~~~~~っても嬉しい♪
毎年USオープンの前になるとwowowに最短期間で入ろうかという思いが頭をよぎるんだけど、時差の関係でライブで見るのは難しいし、録画したものって結局見ないからなーと思っていつもスルーしちゃうんですが、今年はかなり後悔。 今日みたいな完璧な試合だったら結果がわかった後でもゆったり気分で見たかったな。
この大会、フェデラーには珍しく感情を顕にして雄たけびをあげる事も多かったようですが、決勝まではナダルとあたらないこのトーナメントで絶対に負けるわけにはいかないという思いがいつも以上に強かったんでしょうね。 そうやって勝ち進んだ決勝の相手がナダルではなく、4大大会ファイナル初進出のマリーだった事で終始ゲームの主導権を握れたんだろうなぁ。 マリーがナダルを破った勢いと若さで実力以上のものを出してくるかとも思ったのですが、やはりファイナルってそんなに甘いもんじゃないですね。
フェデラー5連覇関係の記事をけっこう読み漁りましたが、wowowテニスオンラインに出ていた試合後のインタビューがとても読み応えがありました。 ニューヨーカーたちを味方につけたようで彼への応援はかなり熱烈だったようなのですが、それに関連したこのQ&Aがとても印象的です。

Q:初日の夜のパレードの時、すごい喝采を浴びたね。大会中ずっとファンはあなたをすごく応援してた。今日もすごかった、試合の後でもあなたを放そうとしなかった。この街のうるさくて変わり者のニューヨーカー達と、洗練されたヨーロッパのスイス人であるあなたと、どう結びついてるの?

A:初日の夜の喝采には本当に感動したよ。マディソン・スクエア・ガーデンでのピートとの試合もやって良かったと思ってる。それでニューヨークに僕のファンが増えて、あの特別な夜になったと思う。全米オープンに来てずっとニューヨーカー達が応援してくれたことは本当に嬉しかった。僕はファンをつかむために何かするようなタイプじゃないから、自然にファンができるなら、それは選手にとって最大の賛辞だと思う。それが僕がここニューヨークだけじゃなく世界中でやってこれたことだと思う。


もうしばらくしたら決勝のハイライトも動画で見られると思うので楽しみです♪
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マールイ兵庫公演のチケット発売は今週末!
2008/09/08(Mon)
今週の事なので自分で忘れないための念押しなのですが、来年1月のマールイの兵庫県立芸術文化センターでの3公演のチケットの売り出しが今週末です。
兵庫県立芸術文化センターのHPにもスケジュールがアップされました(こちら)が、やはりまだ男性ダンサーの発表はありません。

「白鳥の湖」  
1月24日(土) 開演13:00、開場12:15 (主演予定:エカテリーナ・ボルチェンコ)
1月24日(土) 開演17:30、開場16:45 (主演予定:イリーナ・ペレン)
「ジゼル」  
1月25日(日) 開演14:00、開場13:15 (主演予定:草刈民代)

料金 A席12,000、B席10,000、C席8,000、D席6,000、E席4,000円
チケット発売日 
 9月12日(金)午前10時より会員先行電話予約、ネット先行予約受付開始
 9月14日(日)午前10時より一般電話予約開始(窓口での販売は15日より)
チケットオフィス 0798-68-0255


東京でのペレン&プハチョフの白鳥も神奈川での草刈さん&シヴァコフのジゼルも見に行くので、今までに経験したこともないようなハードスケジュールになるであろう来年の1月にあって、ちょうど息抜きできそうなこの週末にわざわざ西宮まで出かけるのを躊躇しない事はないのだけれど、送られてきたチラシの予定ソリストの中にはちゃんとシヴァの名前があったし(みんな載っていましたが、シェスタコワの名前だけがなかった)、大阪に住んでいる大親友に1年に1度会えるいい機会でもあるんですよね・・・。 も~~~~しかしたらペレンとシヴァの白鳥かもしれないし(と言いつつほとんど草刈さんとのジゼルだろうと思ってる・・・)、次の年というものが以前ほど確かなものでもなさそうだし、やっぱり行こうかな!
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全米テニス、フェデラー決勝進出!!
2008/09/07(Sun)
テニスのUS OPENも大詰め。 ロジャー・フェデラーがセルビアのノバク・ジョコビッチを3-1で破り決勝進出を決めました! 良かった良かった!! 激戦となったウィンブルドンの決勝を落として以来調子が上向かず、フェデラーらしくないテニスが続いていたのでとても不安だったのだけれど、ようやく王者フェデラーの顔を取り戻したような感じ。 
決勝の相手は勢いに乗っているマリーになるのかナダルになるのか・・。 昨日の雨天順延が2セットを続けざまに落としたナダルにどう出るのでしょうね。
男子シングルス決勝は8日に変更です。 どちらが出てきてもロジャーの最高のテニスで是非5連覇を!!

さて、この大会、錦織圭選手が71年ぶりに16強入りしてテニススクールでもエア・ケイの話題で持ちきりでした。 昨日のレッスンではジャンピング・ショットの練習でもしましょうか・・・なんてかなりまじでその気になってましたが(笑)、下手に真似するとどこか体を痛める事間違いなしです。 あれはハンドボールのジャンピングシュートの感覚ですね。 
錦織選手には痙攣ぐせを直してどんどん強くなって伸びていって欲しいです。
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中越沖地震チャリティーバレエガラ 9月1日(新宿公演)第2部の感想
2008/09/06(Sat)
<第二部>

「アダージョ」
アンドレイ・メルクーリエフ
公式ブログによれば、振付:アレックス・ミロシュンチェンコ ,音楽:J.S.バッハで、TOSHIの歌にインスパイアされたメルクーリエフ が桶川公演から急遽プログラムに追加した作品だそうです。 TOSHIの歌を聞いていないので果たしてどんな部分に感銘を受けたのか気になるところ・・・。
透け感のある白っぽいTシャツみたいな上衣にサッラサラの金髪をなびかせて、それだけでも反則ですね!(笑) 音楽を纏いながら伸びやかに踊っていて素敵でした。

「マタハリ」 
ユリヤ・マハリナ、イリヤ・クズネツォフ
このガラを共催しているJIC旅行センター関係のPerforming Artsさんのブログによれば、「この作品は第一次世界大戦時にパリで活躍した伝説的な女スパイ、マタ=ハリを主役に、彼女に魅せられた二人の将校との三角関係を描いた作品」だそうで、そこからの1シーンですね。
こちらもその美貌で男たちを惑わせた女性の役ですが、ゾベイダより冷ややかでしたたかな感じ。 クズネツォフは切ない愛に満ちておりました・・・。 濃いときは特濃厚、でも役によっては純白になれるこの人は本当に役者さんですね。 来年のマリインカの来日では何を踊ってくれるんだろう?

「海賊」 より奴隷のパ・ド・ドゥ
寺島 まゆみ、芳賀望
まゆみさんの踊りは思い切りが良くて見ていて気持がいい。 ギュリナーラのこの振付が彼女の踊りの質にとても合っているのではないでしょうか? 売られちゃうのに笑みだったのはちょっと気になったけど、ガラの時は仏頂面よりはいいのかもしれませんね(笑)。
芳賀さんは思ったより身長があったなぁ。 まゆみさんを売り飛ばす気満々の演技がとても良かったです。 踊りも熊川仕込といいますか・・・、しっかりしていますよね。 
アリがマイレンで、ランケデムが芳賀さんで、メドーラもギュリナーラもたくさんいそうだから、問題はコンラッドだな! 新国で是非「海賊」を!! 
 
「IL PREUT」
松崎 えり、大嶋 正樹
どうも、こういうダンスは得意ではないのですが、眠気には襲われませんでした。 もちっと短いとありがたいかも・・・。
5月の松本バレエ団の白鳥でも降板せざるを得なかった大嶋さんが見事にカムバックして調子も良さそうで良かったです。

「カルメン」
アンナ・パシコワ、イリヤ・クズネツォフ
パシコワはこういう情熱的な踊りが得意なんですかね? 2年前にロシア・インペリアル・バレエがルジマトフと一緒に公演したときに「ダッタン人の踊り」のチャガと「ワルプル」のニンフで見ているのですが、エネルギッシュでとても良かった記憶があります。
ただ、カルメンは何と言っても悩殺する足がすべて!だと思うので、極上の足(私にとってはパリオペのシオラヴォラ)に巡り合うのはなかなか簡単な事ではないですね。 イリヤッチはお疲れ様!という感じです。

「ロミオとジュリエット」 よりバルコニーのパ・ド・ドゥ
オクサーナ・クチェルク、イーゴリ・イェブラ
2年半ぶりに見るクチュルクは相変わらず可憐な美人。 お化粧や雰囲気もフランスに行っていっそう洗練された気がします。 前方へ、後方へと細かく速いステップを刻みながらはにかむ様子は、少女が初めて経験する自分でも驚くほどの鼓動の高まりに戸惑いながらもロミオと至福の時を過ごしている喜びを十分に表現していて素晴らしかったです。 そのジュリエットの思いを受け止めるイェブラのロミオも若々しく爽やかで、なんといってもジュリエットを見つめる瞳が愛に溢れていて優しい。 パフスリープのブラウス姿もとても似合って魅力的なロミオでした。
今日一番のキラキラな二人! 二人を主役にボルドーバレエ団がロミジュリを持って来日してくれないかなあ! 
あと、ミハリョフは元気かしら?
番外編ですが、クチェルクが登場した瞬間から前方に座っていたマールイ軍団の落ち着きが急になくなってきまして、ブラボーの声もかなり大きめ!(笑) みんなも久々の再会で嬉しかったんだろうな!

「瀕死の白鳥」
ユリヤ・マハリナ
近年よくみた瀕死は、観客に背中を見せて流れるような腕の動きを見せて登場してくるものが多かったので、今回のマハリナのように横を向いて腕を体の前でクロスさせて出てくる白鳥はすごく久しぶりに見た気がして新鮮だった。
死を目前にしても匂やかなマハリナの白鳥は、必死になって生きようとしているようには見えないけれど、死を受け入れないというような毅然さを貫きながら事切れていったように感じた。 とても素晴らしかったです。

「ドン・キホーテ(組曲)」
ガリーナ・ステパネンコ、アントン・コルサコフ、アンドレイ・メルクリエフ、イリヤ・クズネツォフ、イーゴリ・イェブラ、エレーナ・コレスニチェンコ、アンナ・パシコワ、&ゲジミナス・タランダ、長澤美絵、小川恵瑚
もう、めちゃくちゃ楽しかったです。
居酒屋のシーンから始まって結婚式のGPDDへと繋がっていくのですが、ここまでダンサーたちが自由に楽しそうに踊って演技をしていると、4公演のフィナーレ兼アトラクションみたいで、もう好きなように気の済むまで楽しんでください!という感じでした(笑)
一番の収穫はマールイにいた時に見ることはできなかったメルクーリエフのあの伝説のエスパーダを見られた事かな? 凄いジャンプの高さでしたね! 
で、彼のエスパーダを一番夢中になって見ていたのは多分シヴァコフではないかと! 後ろのお客さんには迷惑にならない席でしたが、思いっきり前に身を乗り出してかぶりつき状態でしたから(笑) 
コルサコフの不調による脚本変更か? ステパネンコ演じるキトリを男性陣が取り合うようにしてサポートしていたのも面白かったです。 コレスニチェンコとパシコワの女の闘いもブラボーでした。 あれは大道の踊り子とメルセデスか?(笑) そして大ラスには芸術監督のタランダがガウチョを披露して舞台をさらに盛り上げてくれました。 かなり恰幅がよくなっていましたが、どうしてどうして見事な足捌きでした。 タランダの足技を見ながらブレクバーゼとっつぁんの騎兵隊を思い出したのは私だけだろうか? いつかとっつぁんのガウチョも見たいなぁ!
そうそう、Tシャツに着替えたクズネツォフは最後に芋虫ダンスを見せてくれましたっけ! あれも大笑いだった。

芸術監督のタランダさん、ダンサーの皆さん、ダンサーを束ねてくれたイリヤッチ、楽しい舞台をありがとう!
公式ブログは公演後もデビルだの天使だのと更新が続いていますが、ダンサーたちにもこの企画は本当に貴重な経験となったようですね。
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中越沖地震チャリティーバレエガラ 9月1日(新宿公演)第1部の感想
2008/09/05(Fri)
<第一部>

「眠れる森の美女」 よりグラン・パ・ド・ドゥ 
寺島 ひろみ、アンドレイ・メルクーリエフ
寺島ひろみさんは新国で何度も見ているので彼女が優秀なバレリーナだという事は十分承知していますが、今回のオーロラ姫は手首の動きと手(指)の形が美しくなく、 ステップにも妙なアクセントが多くて好みではありませんでした。 
メルクーリエフがパの繋ぎが流れるように美しく伸びやかな踊りのキラキラなデジレ王子だっただけに寺島さんにはもう少し成熟したオーロラ姫を普通に踊って欲しかったなぁ。

「薔薇の精」 
さいとう 美帆、アントン・コルサコフ
コルサコフの衣装は臙脂がかった赤。 コルプの鮮やかなローズとも違うしルジマトフの衣装とも違う。 同じマリインスキーでもいろいろなんですね・・・。
最初っから目を開けてにこにこ微笑んでいるさいとうさんからは夢の中でという感じがあまり伝わってこなかったし、 二人とももう少し幻想的でロマンティックな雰囲気が出せると良かったと思う。
キューピッドなバラの精という感じの色白で童顔のコルサコフは背中のテーピングが痛々しいけれど、スポーツ選手ならなんとも思わないテーピングもクラシックバレエのダンサーだと現実に引き戻されるので微妙です。 でもあの衣装じゃなければ分からないんだから彼にはお気の毒でしたね。

「NE ME quittes pas~行かないで」
アンナ・パシコワ 
振り付けとアンナ・パシコワの雰囲気がよく合っていたように思う。
あなたがいなくても大丈夫という強がりの中に隠しながら、行かないでという張り裂けそうな気持ちをぶつけているように見えた。

「白鳥の湖」 よりグラン・アダージョ
ダリヤ・スホルコワ、 シリル・ピエール
スホルコワは2006年のマリインスキーの来日で初めて見たバレリーナで、当時からちょっと儚げで独特の雰囲気を持っていた彼女には白鳥のコール・ドの中でもなんとなく目が行ってしまったのだけれど、まさかオデットを見られるとは思っていませんでした。 このオデットの行く末には絶対幸せはないなという薄幸な空気に包まれていましたが、丁寧に情感たっぷりと踊っていて好ましかったです。
ピエールの衣装はくるみ割り人形なら・・・と思うような軍服系でしたが、優しくて万全なサポートは見ていて気持ちがいいですね。 ラカッラ以外と踊るのは初めて見ましたが、この二人、とても合うような気がする。

「ドン・キホーテ」 よりジプシーの踊り 
高橋晃子
桶川公演のリハーサルで怪我をしたと聞いていたので、なんとなく恐る恐る見ていましたが、大丈夫なようでした。 踊りも演技も上手いと思うのだけれど、東バの全幕公演で美佳さんのジプシーを見たばかりなせいもあり、笑顔の多い高橋さんのジプシーにちと違和感。

「ライモンダ」 第1幕のパ・ド・ドゥよりアダージョ
ガリーナ・ステパネンコ、アンドレイ・メルクーリエフ
やはりアダージョだけでしたね・・・、残念。 
2006年のバレエフェスで二人でライモンダを踊ったときは、メルクーリエフがボリショイに正式移籍する前でステパネンコに対して気後れしているようにも見えたけど、2年経った今では立派なもんです!
ステパネンコはさすがの貫禄だけれど、かわいらしくも見えて素敵なダンサーだなぁぁぁ。

「くるみ割り人形」 より金平糖の精の踊り
アリヤ・タニクパエワ
最後まで日本人だと思って見ていた私・・・。 国籍はわかりませんがウィーン国立歌劇場のダンサーなのですね。 メリハリのある踊りで悪くなかったと思いますが、なんだか場つなぎみたいで・・・。 

「シェヘラザード」
ユリヤ・マハリナ、イリヤ・クズネツォフ
会場でキャスト表をもらったのは第1部の後の休憩時間だったので、マノンではなくシェヘラザードの音楽が流れ出したのにも驚いたし、マハリナが出てきたのにもびっくり! 何度もオペグラで確認してしまった。
マハリナのゾベイダは妖艶で蠱惑的だけれど、自身を解き放つ喜びにも満ちているような彼女からは無邪気で純粋な少女のような可愛いらしさも感じられて、ともかく全身からいろいろな芳香が放たれているようでした。 
一方イリヤッチの奴隷は初めて見ましたが、思っていたより怪しいフェロモンが濃くはなかったです(笑)。 それどころかゾベイダへの忠誠心にも似た愛をとてもまっすぐ真剣に表現していたように感じました。 踊りの切れはそこそこだったかな?
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ミハイロフスキー劇場10月の公演スケジュール
2008/09/04(Thu)
ミハイロフスキー劇場の10月のスケジュールが発表になっています。

10月01日   海賊   
   03日   白鳥の湖
   05日   白鳥の湖     
   08日   くるみ割り人形    
   11日   スパルタクス
   30日   ロミオとジュリエット
   31日   ロミオとジュリエット


新体制になり劇場のHPが一新されて、演目とキャストを追えるようになってから1年が経つんですねぇ~。 あっという間だなぁ。
演目しかわからない旧サイトの時にはキャスト!キャスト!と念仏のように唱えていたけれど、いざキャストがわかるようになると、今までは見えなかったり気がつかなかった事もわかるようになっていろ~んな事に気をもんだ一年でもありました。 もちろん離れていても劇場の様子がわかる事で、彼らが日本にいない、特に日本公演を終えて帰国してしまった直後のロスが軽減された事も事実です♪

さて、シーズン始まったばかりだというのに10月12日から29日まで2週間以上も劇場に公演の予定がありません。 今後、追加になる?
そのローングインターバルの後、30日、31日に予定されているロミオとジュリエットは例のヴィノグラードフ版のプレミア公演なのでしょうか? 演目をクリックして変わる画面にはボヤルチコフ版と記載されているのだけれど、去年の10月24日に上演して以来一度も公演のないボヤルチコフ版を新版がまもなくお披露目されるという時期に上演するのかな?
結局はボヤルチコフ色をことごとく排除しようとしている劇場が、今更、氏へのオマージュなんてね・・。
最後のボヤチーのロミジュリがペレンとルダコってのもなんだかいいんだろうかっていうか、だから最後になっちゃった・・・じゃないといいですが・・。

昨日はマールイのクラシックバレエ・ハイライトの最終日に行ってきました。 さいたまはオーリャとプーちゃんの黒鳥ですっごく盛り上がって、これだー!っといい気持ちだったのですが、昨日は夏のマールイだ!というほっこりうふふんな感じがあまりなかったように思います。 楽しかったですけどね! 感想はまた後日♪
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スペイン 名門トーレス社のワイン
2008/09/02(Tue)
トーレスセレステ


スペインの名門トーレス社のCELESTE 2005を飲みました。
4月に品川アトレのDEAN & DELUCAで3,100円で購入。 デイリーワインとしてはちょっと高めですが、エチケット買い。
海抜850メートルのRiver Duero Valleyにあるワイナリーでできたワイン。
CELESTE とは天空という意味で、このエチケットはリベラ・デル・ドゥエロの夜空をイメージしているそうです。 葡萄の品種はテンプラニーニョですが、この地方ではTinto Finoとして知られているようです。

コルクを抜いた時点でほのかに甘い香りが漂い、グラスに注がれたワインの色は青みがかった濃いルビー。 一口目から口当たりの良い甘みが感じられてとても飲みやすかったです。 時間が経つにつれてわずかにタンニンの主張を感じましたが、最後までフルーティーでデリケートな味わいの美味しいワインでした。 また飲みたい!
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新潟県中越沖地震チャリティーバレエガラコンサート
2008/09/01(Mon)
新宿公演に行ってきました。
公式ブログで発表になっていたプログラムと一部変更がありましたので書き出します。

<第一部>
眠れる森の美女(パ・ド・ドゥ): 寺島 ひろみ、アンドレイ・メルクリエフ
バラの精: さいとう 美帆、アントン・コルサコフ
NE ME quittes pas~行かないで: アンナ・パシコワ 
白鳥の湖(2幕): ダリヤ・スホルコワ、 シリル・ピエール
ジプシー: 高橋晃子
ライモンダ(アダージョ): ガリーナ・ステパネンコ、アンドレイ・メルクリエフ
シェヘラザード: ユリヤ・マハリナ、イリヤ・クズネツォフ


<第二部>
アダージョ: アンドレイ・メルクリエフ
マタハリ: ユリヤ・マハリナ、イリヤ・クズネツォフ
海賊(1幕)ランケデムとギュリナーラ: 寺島 まゆみ、芳賀望
IL PREUT(雨)=松崎 えり、大嶋 正樹
カルメン: アンナ・パシコワ、イリヤ・クズネツォフ
ロミオとジュリエット(バルコニー)=オクサナ・クチェルク、イーゴリ・イェブラ
瀕死の白鳥=ユリヤ・マハリナ
フィナーレ:ドン・キホーテ(組曲)ガリーナ・ステパネンコ、アントン・コルサコフ、アンドレイ・メルクリエフ、エレーナ・コレスニチェンコ、アンナ・パシコワ、&ゲジミナス・タランダ、日本人ダンサー2名他、全員出演予定


<第三部>
TOSHIコンサート
With アンドレイ・メルクリエフ、アンナ・パシコワ、他


となっておりまして、残念なことに楽しみにしていたクチュルク&イェブラのソナチネとスホルコワ&ピエールのアゴン、タニクパエワ&マルティニュク&クズネツォフの「海賊」のトロワを見られませんでした。 その代わり、マハリナを新作のマタハリとシェへラザードで見られたのですが・・・。
いーろいろ、いーろいろ書きたいことはありますが、私的には消灯時間が過ぎているので今日は本日の私的ツボだけ。 (ちなみに第三部は見ずに帰ってきてしまいました。)

ハイ! 本日の私的ツボはアントン・コールサコフでございます♪
あきらかに故障持ちのようで、たびたびルダコさんのようなお疲れモードで小道具に寄りかかっていましたが、いじられキャラのようでもあり、みんなから心配されつつ好かれているのがよくわかりました。 でもあんなに踊ってしまって大丈夫なのというくらい頑張っていて好感度大~~幅アップです。 やっぱり98年組に弱いわたしでありました・・・。

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