大いなる陰謀 |
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2008/06/03(Tue)
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「大いなる陰謀」
原題 : Lions for Lambs (2007年 米 92分) 監督 : ロバート・レッドフォード 出演 : トム・クルーズ、メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード、アンドリュー・ガーフィールド 鑑賞日 : 5月9日 (新宿プラザ) ![]() ベテラン・ジャーナリスト、ジャニーン・ロス(メリル・ストリープ)は、未来の大統領候補と目されるジャスパー・アーヴィング上院議員(トム・クルーズ)の独占インタビューに赴き、対テロ戦争の新作戦について知らされる。同じ時刻、カリフォルニア大学の歴史学教授マレー(ロバート・レッドフォード)は、優秀であるのに勉学に身が入らない学生トッド(アンドリュー・ガーフィールド)を呼び出し、志願兵となった教え子2人の話を始める。 そして、アフガニスタンでは志し高い2人の若き兵士が最前線に送られていた。(goo映画より) この「大いなる陰謀」というタイトルは、客を映画館に引っ張り込むための配給会社の「陰謀」といいましょうか「ささやかな抵抗」といいましょうか・・・。 この邦題につられて、スケールの大きいポリティカルサスペンスストーリーを期待していた人にはけっこう辛い映画だったのではないでしょうか? 現在のアメリカが対外的、対内的にかかえる社会的、政治的、倫理的な問題を描いて、見る者に問いかけ何かを考えるきっかけを与えるという若干リスキーなスタイルの映画だった。 対テロ戦争の新作戦、を自分に好意的なジャーナリストであるはずのジャニーンに独占取材させる事によって、自分が未来の米国大統領に相応しい人物であるというプロパガンダを含め、作戦に対する米国民からの支持を得ようと画策するアーヴィング上院議員。 ナルシシスティックで自信と野心に満ちたアーヴィング役をトム・クルーズが熱演していたと思う。 ファンの方には怒られそうだけど、トム・クルーズって、こういう役が一番はまるような気がする。 対テロ作戦が現場を全く知らないようなこのような人物によって生み出されるというのを印象付ける事にも成功していると思うし。 そのトム・クルーズに、経験と知性に満ちた敏腕ジャーナリストという雰囲気で対しているメリル・ストリープもとても素晴らしい。 しかし、この2人の会話のシーンは長く、息が詰まりそうだった。 ![]() この映画の登場人物で、一番理解しやすそうでしにくかったのがレッドフォード演ずるマレー教授。 彼の優秀な教え子であるアーネスト(マイケル・ペーニャ)とアーリアン(デレク・ルーク)の二人が、自分の授業で取り扱ったテーマである「参加することの重要性」に感化されて志願兵となりアフガンの最前線に行ってしまった事をずっと引きずっている彼とトッドのかみ合わない会話は聞いていてかなり疲れた。 あと、どうでもいい事ながら、ポスターのレッドフォードの目つきがなんとなくウィリアム・デフォーに似て見えてしまって悲しかった・・・(デフォーはデフォーで好きだけど)。 見ていたテレビ番組が芸能ネタから政治ネタに変わったとたんにチャンネルを変えてしまう友人の隣に座っていたトッドの困惑の表情で終わるラストもそれほど効果的ではないような気がする。 この映画で何よりも賢い選択だったのは上映時間が1時間半だった事なのではないだろうか・・・。 トッド役のアンドリュー・ガーフィールドは、何も深く考えることなく何不自由なく暮らしている金持ちの息子というイメージにぴったりだったけれど、今後ブレイクが予想される俳優である!と思う。 Lions for Lambsというタイトルの意味は、第一次世界大戦の英仏連合軍対独軍のソンムの戦いで、勇敢に戦って死んでいったイギリスの若い兵士たちを「イギリス兵たちはライオンのように雄々しく戦った。 だが勇敢な彼らがロバのように無能な指揮官の下に戦ったのも事実だ」とドイツ人の将軍たちが称えたというエピソードに基づいているそうです。 |
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