マールイ夏公演情報♪
2008/02/29(Fri)
コルスンツェフの名古屋での公演のチケット情報をチェックしたついでにチェックしてみました(笑)!
マールイ(関係のと言った方が適切なのかな?)の夏の日本公演についてイープラスに載っていたものをご紹介。 
今年も「親子で楽しむ夏休みバレエまつり」公演が行われるようです。
ただし、今のところ発表になっているメンバーでマールイからの参加はペレンとシェミウノフのみ。 
一方クラシック・ハイライトは今のところこの3件がヒットしています。 多分こちらの公演に草刈さんがゲスト出演する日があるんですよね・・・。
シェスタコワが来るのに夫君のシャドルーヒンがいないとか、プロームが来るのに信頼厚いパートナーのロマチェンコワがいないとか、夏に弱いからかルダコがいないとか、いろいろありますが、近いうちに光藍社さんからも正式予定メンバーが発表されるでしょうから、その間のご参考までという事で・・・。
(親子祭りもタイトルが同じだから光藍社さん扱いでいいのよね? この公演) 
まー、いろいろ事情はあるんだろうけど、これだけ見るとどうしてもペレンとマラトがはみ出しちゃったように見えるよな・・・。


親子で楽しむ夏休みバレエまつり 
7月20日〜8月10日(東京都、千葉県、埼玉県) 
 イリーナ・ペレン(レニングラード国立バレエ)、
 マラト・シェミウノフ(レニングラード国立バレエ)
 アナスタシア・イサエワ(サンクトペテルブルグ・アカデミーバレエ)
 アレクサンドラ・バディナ(サンクトペテルブルグ・アカデミーバレエ) ほか
 
予定プログラム
『くるみ割り人形』第2幕「おとぎの国」よりハイライト
『白鳥の湖』より4羽の白鳥
『眠りの森の美女』よりローズ・アダージョ、
『ドン・キホーテ』よりグラン・パ・ド・ドゥほか


レニングラード国立バレエ 華麗なるクラシックハイライト
8月16日 さいたま市文化センター大ホール
9月2日、3日 ゆうぽうとホール

オクサーナ・シェスタコワ/オルガ・ステパノワ/イリーナ・コシェレワ/タチアナ・ミリツェワ/ミハイル・シヴァコフ/アルチョム・プハチョフ/アントン・プローム/アンドレイ・マスロボエフ/レニングラード国立バレエ

予定プログラム
レ・シルフィード/パキータ 他


いずれの公演もチケットの一般発売は3月28日です。
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マールイ劇場 3月の公演スケジュール
2008/02/28(Thu)
今までになく、マールイ劇場のキャストの発表が遅いです。
もうあさってには3月だというのに、どうしたのかなー。

3月01日 白鳥の湖
  05日 くるみ割り人形   タチアナ・ミリツェワ、 アンドレイ・マスロボエフ
  08日 ジゼル
  09日 ラ・シルフィード
  12日 海賊
  14日 白鳥の湖
  15日 バヤデルカ      デニス・マトヴィエンコ
  16日 チッポリーノ    
  20日 ライモンダ
  22日 くるみ割り人形
  23日 ドン・キホーテ    デニス・マトヴィエンコ

と、デニスの予定となぜか5日のくるみだけ発表されています。
23日を最後に3月はバレエの公演がないようですが、またトルコとか近場にツアーにでも行くのかしら?
それとも公演以外の講習会やら何やら予定されているのかな?

ネタがないからというわけではなく、以前から気になっていたラ・シルフィードの写真。
これって誰と誰? シルフはシェスタコワのように見えるけど、分からないのはジェームズ!
ミャスニコフの若い頃の顔にもむりやり見えない事はないけれど・・・、ツァルでもないかぁぁぁ・・・。(ツァルだったらかっこいーだろうな〜)
で、まーさか、コリッパー君じゃないですよね?
ついでに、ちょっと怖いのがジェームズの左手・・・。 何を修正したのかし忘れたのか・・・?
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Dance Magazine / DDD / Danila Korsuntsev
2008/02/27(Wed)
ダンマガダンスマガジン4月号を買いました。 表紙は眠りの森の美女のピンクのチュチュのシェスタコワ。
今月号は このようなラインナップとなっています。

ダンマガの4月号だけは毎年買うんだよね。 マールイの特集号ですから・・・。
その記事や写真を見ながら、あの時のあのシーンだわ!と嬉しく思ってみたり、この角度だとこう見えるのかと感心してみたり、あーー、もう帰っちゃたんだと淋しくなったりといつも複雑な心境でございます。
マールイの特集記事は草刈さんのインタビューまで入れてちょうど10ページ。 コルプの写真がいっぱいです(笑)  改めて彼の衣装のあれこれを確認できて、それも貴重な感じ(笑)
まぁ、最後の白鳥全幕ですから仕方ないですけど、草刈さん以外にバレエ団の誰か一人くらいインタビューしてくれても良かったのに。 草刈さんも2ページ分しゃべってシヴァコフについて一言も無しってずいぶんじゃん!!

後半の方のPerforming Arts Newsの中に、12月29日に京都会館第2ホールで行われた京都バレエシアター「日本とウクライナの若きアーティスト達プレ2008バレエガラコンサート」というえらい長いタイトルの公演記事がありましたが、寺田宜弘さんの繋がりでエレーナ・フィリピエワ、セルゲイ・シドルスキーなど4人のキエフバレエのダンサーが出演したそうです。
たしかキエフは25日くらいまで公演があったと思うので、長いツアーの後にもかかわらず参加してくれたフィリピエワたちには本当に頭が下がる思いです。

DDDの4月号も今日発売でしたね。 こちらはちょっと立ち読みしただけですが、ルジマトフのインタビューが載っていました。 それほど目新しい内容ではなかったですが、劇場のダンサーについて、「バレリーナは充実している。 シェスタコワ、ペレン、ステパノワ、コシェレワなど」 「男性の若手、コリパエフ、ヤフニューク、プロームはもっと伸びると思う」というような発言がありました。 前者に関しては気になる点が一点、後者に関しては、コリパエフの名前が挙がっている事にちょいびっくり! 監督の目に留まった彼はいったいどう映っているのだろう・・・(笑)
DDDには関係ないけれど、さっき3月のキャストが出たかなーと思ってマールイのプレイビルを見に行ったら、29日の「ライモンダ」がペレンからマトヴィ妻に変わってました。 昨日まではペレンだったんだけど、どーしたんだろ? 合わせる時間が足りなかった??
そういえば23日の「白鳥の湖」もシェスタコワからマトヴィ妻に・・・。 もう消えちゃったけどステパノワとシャドの白鳥の写真の余白に23日の白鳥はアナスタシア&デニス・マトヴィエンコと出てたのよね・・・。 あそこのキャスト、どのくらい確かなんだろうか?

さて!! ダンマガの公演広告にダニーラ・コルスンツェフの名前を見つけてび〜〜〜っくり!
5月18日(日)18:00より愛知県芸術劇場大ホールで行われる、松本道子バレエ団の「白鳥の湖」になんと、コルスンツェフがゲスト出演するようです。
う、うれしい 
こちらのバレエ団に関しては全く知識がございませんが・・・、行くっきゃないよな、日本なんだから! 
まだHPにはお知らせは出ていない模様・・・。
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エルミタージュバレエ米国南部ツアー無事終了 by マラト♪
2008/02/26(Tue)
マールイのマラトから、こうすけさん宛てにアメリカ南部ツアーが無事終了したというメッセージが入りましたのでご紹介。(こうすけさん、いつもありがとうございます!)
2月22日に15日間の超過密スケジュールを終え、翌23日、帰国便を待つアトランタ空港からわざわざ送ってくれたメールのようです。 ありがとー♪

マラトとペレンは、このツアーでは「ディアナとアクティオン」と「エスメラルダ」(ツアー演目として発表されていた中にはありませんでしたが)を踊ったそうです。 エルミタージュ・バレエ団としての今回のツアーも大成功だったようで、疲れている様子など微塵もなかったです。 若いって凄いよな・・・。
彼らが参加したツアーに関心を持ってくれていた日本のファンによろしく!との事でした。

結局公演のレビューを捜す事はできなかったのですが、公演の写真らしきものを少し見つけました。

ペレンとマラトの「ディアナとアクティオン」
コチュビラ(やっぱり参加してたのねー。 マールイのHPのジゼルにキャストされていたままだけど・・・)とセルゲイ・ポポフ(マリインスキー)の「黒鳥のGPDD」
アリョーナ・コロチコワの「瀕死の白鳥」
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DVD新作リリース情報
2008/02/25(Mon)
DVDでーた3月号が出たので、新しいリリース情報など。(先月と重複しているものあり)

3月07日「ボーン・アルティメイタム」 マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ
      「ブレイブ ワン」 ジョディー・フォスター、テレンス・ハワード
      「インベージョン」 ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ
  14日「エンドゲーム 大統領最後の日」 キューバ・グッティングJr、アンジー・ハーモン
      「自虐の詩」 中谷美紀、阿部寛
  19日「バイオハザードIII」 ミラ・ジョボビッチ、オデッド・フェール
      「ソウ4」 トビン・ベル、リリク・ベント
      「TOKKO 特攻」 江名武彦、浜園重義、ユージン・ブリック
4月04日「ヘアスプレー」 ジョン・トラボルタ、ニッキー・ブロンスキー
      「マイティ・ハート 愛と絆」 アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン
  11日「ベオウルフ 呪われし勇者」 レイ・ウィンストン、アンジェリーナ・ジョリー
      「勇者たちの戦場」 サミュエル・L・ジャクソン、ジェシカ・ビール
  23日「ボビーZ] ポール・ウォーカー
  25日「ディスタービア」 シャイア・ラブーフ、サラ・ローマー
5月02日「AVP2 エイリアンVSプレデター」 レイコ・エイルスワース、ジョン・オーティス
  15日「グッド・シェパード」 マット・ディモン、アンジェリーナ・ジョリー

「マイティ・ハート 愛と絆」 アンジェリーナ・ジョリーの作品がこの後立て続けに・・・。 テロリストにさらわれた米国人記者の妻の手記を基に作られた映画だけれど、もとはといえば、この映画の企画はジェニファー・アニストンが深くかかわってきたもので、ブラピとの離婚がなければジェニファーが主役を演じるはずだったんですよね・・・。 ジェン好きの私としてはちょっと残念。    
「ベオウルフ 呪われし勇者」 「指輪物語」にも多大な影響を与えたとされる英国最古の英雄叙事詩をロバート・ゼメキス監督が映画化したもの。 CGと実写を融合させた映像でアクションシーンは迫力満点の仕上がりだそう。 
「グッド・シェパード」 ロバード・デ・ニーロが「ブロンクス物語 愛につつまれた街」以来13年ぶりに監督を務めた社会派サスペンス。 マット・デイモンとアンジェリーナ・ジョリーという組み合わせがなんとなくピンと来ない感じはあるけれど、CIA誕生に絡むドラマの内容はかなり興味大。
「エンドゲーム 大統領最後の日」 大統領を目の前で暗殺者に狙撃されたシークレット・サービスの主人公が、事件の陰謀を暴こうとするアクション映画。 
「TOKKO 特攻」 叔父が特攻隊員として訓練を受けていたと知った日系2世の米国人リサ・モリモト監督が、海外では狂信的な行動の象徴とされるカミカゼの真実に迫るドキュメンタリー。 元特攻隊員や特攻隊の攻撃を受けて自艦を失った米国海軍の生還者らにインタビュー。
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マラーホフの贈り物2008(Bプロ) 2月22日の感想
2008/02/24(Sun)
<第1部>
「牧神の午後」
振付:ジェローム・ロビンス 音楽:クロード・ドビュッシー
ウラジーミル・マラーホフ  ポリーナ・セミオノワ

ポリーナが匂やかで美しいわ〜。 彼女を東京バレエ団の「眠りの森の美女」で見て以来、毎年見ているわけですが、本当に綺麗な女性になりましたねー。 
鏡(=客席側)に映る自分の姿の中に美を見つけようとしている彼女の表情がとっても大人っぽく色っぽくて美しい。
ごく自然に作り出されたマラーホフのナルシスティックな表情と踊りもとてもセクシーだった。
鏡越しに相手をみとめていた二人の視線が実際に重なった瞬間にわずかにみせる戸惑いのような表情が特に印象的だった。


「グラン・パ・クラシック」
振付:ヴィクトール・グゾフスキー 音楽:ダニエル・オーベール
ヤーナ・サレンコ  ズデネク・コンヴァリーナ

盛り下がりに一役も二役もかってそうな音楽のせいもあるけど、ちょっとなー、つまらないよなーと思う上演でした。
サレンコはこの演目を踊れるだけの技術は十分持っていると思うけれど、まだ踊りこみが足りなくていっぱいいっぱいの状態じゃないのかな? もともと押し出しの弱いダンサーのようだけれど、この作品を踊るに相応しい風格がないと辛いなぁ・・。 


「ハムレット」
振付:ボリス・エイフマン 音楽:ルードヴィヒ・ベートーヴェン
マリーヤ・アレクサンドロワ  セルゲイ・フィーリン

原題は「ロシアン・ハムレット」。 ロマノフ王朝のエカテリーナ2世とその息子のパーヴェル1世の皇位継承を巡る愛憎劇。
マーシャの舞台を支配する存在感と何者も寄せ付けないくらいの気高さに圧倒される。 女優バレリーナという言い方をされるダンサーは好きではない場合が多いのだけれど、マーシャのように演技力を売り物にするのではなくあくまでも踊り手の表現力としてその作品に相応しい演技ができるダンサーには感服してしまう。 
対するフィーリンもマーシャに引けを取らない役者振りを披露してくれてドラマを感じられたけれど、いかんせん短すぎ・・・。


「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・チャイコフスキー
イリーナ・ドヴォロヴェンコ  マクシム・ベロツェルコフスキー

何と申しましょうか、Aプロのマーシャの黒鳥が凄すぎて、ちょっと分が悪かったみたいです。
ドヴォロヴェンコの上半身のクセはやはり気になるし、腕の動きもちょっとぞんざいな気がしたなー。 ABT流なのだろうか??
マキシムは相変わらず端正な踊り。 マネージュの前の足が高くて綺麗だった。 でもちょっと地味かもです・・・。
大丈夫かなぁ、この二人の白鳥買っちゃったんだよな・・・。


<第2部>
「バレエ・インペリアル」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・チャイコフスキー
ポリーナ・セミオノワ  ウラジーミル・マラーホフ 
田中結子 中島周、横内国弘 ほか東京バレエ団

東バの「バレエ・インペリアル」は10月の上野&高岸ペアに続き2度目ですが、6列目センターというかなり前の席で見た10月と比べて、今日の2階センターの方が、全体の動きがよくわかって良かったです。 
ポリーナちゃん、日本人のコール・ドの中に入ると大きさが目立つなー。 でもって今回ほっそりしてしまった印象のあるマラーホフとのバランスが良くない(苦笑) 不思議なくらい東バのダンサーの中に溶け込みながら、ポリーナ一人を目立たせる事がなかったフォーゲルって凄く貴重な人なのねー。
マラーホフは一人物思いにふけりながら彷徨っているうちに煌びやかな別世界に迷い込んでしまったというような感じに見えました。 そこで眩いばかりに美しい一人の女性に魅せられて・・・、なんだか白鳥の湖の湖畔の出会いのような感じでもあったな・・・。
踊りのほうは一通り普通に踊っていたとは思うけれど、抑えながらというのが伝わってきてしまい、大丈夫かな?という心配モードでの鑑賞でした。 
東バのダンサーに関しては、男性コール・ドが10月の小さい子組でなくてまずホットした。 が、踊りは悪くないけれど田中さんに華がなさすぎなのが残念だった。 何なんだろなー? 目力が足りない??


<第3部>
「シンデレラ」
振付:ロスチスラフ・ザハーロフ 音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
マリーヤ・アレクサンドロワ  セルゲイ・フィーリン

エカテリーナとはうって変わり、長い髪を後ろで一本の三つ編みにしているマーシャがなんとも可愛らしい。
フィーリンは胸をはだけた白いブラウスに白いタイツで、そのままロミオも演じられそうな感じ!
いや、ほんとに音楽もプロコフィエフだしね(笑) まるで初恋のような初々しい恋心を演じた二人がとても素敵だったので、是非全幕を見てみたいです。


「アポロ」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
イリーナ・ドヴォロヴェンコ  マクシム・ベロツェルコフスキー

この二人、いつもマーシャとフィーリンの後なんだよな・・・。
やはりプロポーション的に見劣り感があるのは否めないんですよね、どうしても。
もう少し身体的に恵まれたダンサーに思う存分体で歌って欲しいような・・・。
二人のパートナーシップは流石なのですが、それぞれアポロとテレプシコールに見えなかったなぁ。


「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ 音楽:レオン・ミンクス
ヤーナ・サレンコ  ズデネク・コンヴァリーナ

コンヴァリーナは私が見たパフォーマンスの中ではこの日のドン・キが一番良かったと思う。 回転は得意なようでAプロの初日から安定していたけれど、今ひとつと思っていた跳躍も今日は最後のマネージュがスピードもあって良かったし、サポートはとても安心してみていられる。
サレンコに関しては、このガラで踊った演目が実は現時点では彼女向きではないんだろうなと。 踊りは丁寧で好感が持てるし、確かに脚は強い方だと思うしテクニックもあるけれど、シャープで切れ味の良いダンサーというタイプではないと思うので、今後、マラーホフが彼女をどういう方向に持っていくか次第のような気がする。 キエフ時代から考えれば舞台数はそれなりにこなしているとは思うけれど、もっと見せるという意識をもってステージにたたないとダメだと思う。


「ラ・ヴィータ・ヌォーヴァ」
振付:ロナルド・ザコヴィッチ 音楽:クラウス・ノミ、ロン・ジョンソン
ウラジーミル・マラーホフ

モダン作品を初めて観る場合、どのような作品でどのように展開していくのかとか、その作品自体を自分が気に入るかとか少し構えた見方をしてしまうので、2度目の今日の方がじっくり落ち着いてみる事ができたように思う。
マラーホフの一つ一つの動きが音楽と一体となっていて、その表情とともにとても素晴らしかった。 ただ、黒いシースルーの上下から抜け出て新しいものとなった後もまだ苦悩が続いていたような気がしたけれど・・・。
本音を言えば本来Bプロで予定されていた「アリア」が見られなかったのは残念だった。 マラーホフが踊るあの作品、とても好きなので、是非次回はお願いしますね♪

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マラーホフ最終日、可愛いサプライズ!/ノイマイヤーのアフタートーク
2008/02/23(Sat)
今日も素敵な贈り物をもらって帰ってきました。
出演者がそれぞれ素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた後に、和やかなカーテンコールが待っていて、マラーホフのあの優しい笑顔に本当に幸せな気持ちになります。
ガラ公演もいろいろあるけど、帰り道に自然に顔がほころんでしまうのはこの公演くらいかもしれないな。 (あと、マールイね!)

カーテンコールでマーシャがなぜか下手の袖を気にしているので、何だろう? 誰がいるんだろう?と気になって・・・、次はおいでおいでと手招きするし・・・、なんとなく目線が下向きに見えたので(今日は2階席)、まさか動物?!と思ってしまった私(アホ!)。
何度か目に幕が上がると、なんとフィーリンが小さな男の子を抱っこしていました! か〜〜わいい! ツアー中、ずっとお子さん連れだったのかしら? それともBプロの東京に合わせてやって来たの? もう一度降りた幕がまた上がると今度はマーシャに抱っこされ、みんなと一緒にバイバーイと手を振ってました。
今日は最終日だったので最後に紙テープが落ちてきたのだけど、マーシャったら、一人でテープを巻きつけて遊んでました。
あたくしにとってはマーシャ&フィーリンLove! なAプロ&Bプロでございました。
感想は明日以降〜。

ところで、今日のキャスト表の裏側にこんなお知らせが。
「時節の色」終演後に、振付家ジョン・ノイマイヤーのアフター・トーク決定!
だそうですが、3月22日の公演を観た人のみ、三浦雅士氏とノイマイヤー氏の対談に参加できるとの事。 ありがたい企画だとは思いますが、23日だけにしか行けなくて対談を聞きたい方もいるでしょうにね・・・。
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アメリカン ギャングスター
2008/02/21(Thu)
「アメリカン ギャングスター」
原題 : American Gangstar (2007年 米 157分)
監督 : リドリー・スコット
出演 : デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ、キウェテル・イジョフォー、キューバ・グッディングJr.
鑑賞日 : 2月15日 (新宿プラザ)
ギャング1

1968年、フランク・ルーカスは長年仕えたハーレムの黒人ギャングのボスの死後、独自の麻薬ビジネスを展開する。やがて大物マフィアをも出し抜く成功を手にするが、目立たないことを信条にする彼の素顔はベールに包まれたままだった。一方、汚職がはびこる警察組織の中で正義を貫こうとする刑事リッチー・ロバーツは新設された麻薬捜査チームのリーダーに任命され、ドラッグ市場を牛耳る謎の人物に迫って行くのだった。(goo映画)

1970年代の米国が舞台とは言え、麻薬ビジネス、汚職警官、軍の腐敗など現在も尚蔓延っているような問題を、存命している実在の人物をモデルに描くというのもかなり度胸のいる試みかと・・・。
ギャング


黒人ギャングのカリスマ的存在だったバンピーに長年仕えてきたフランクは、バンピーの死後、彼を追い詰めた、仲介マージンを省き質の良い外国製品を扱う大型店舗の新しい商売をヒントに、自分の進んでいくべき道を麻薬ビジネスの中に見出す。 
家族に向ける優しい眼差しと深い愛情、ビジネスマンとしての嗅覚の良さと紳士的な振る舞い。 スーツ姿もびしっと決まっているデンゼルがあの調子で演じると、どうしても憎むべき罪人として見られず、自分の信念を貫くためには人も殺すし暴力的で威圧的な態度にも出るフランクに違和感すら覚えてしまう。
知略に優れているだけでなく、危険を顧みずタイ奥地に自ら大麻を買い付けにいくという大胆さも兼ね備えている彼は魅力たっぷりに描かれているけれど、決して許されてはならない人物。
大物と知れ渡り、マフィアや警察側からマークされないように目立つ行動を極力避けていたフランクが、リッチーの知る存在となってしまったのも妻エヴァへの思いやりゆえに油断をしたというのがなんとも皮肉・・・。

一方リッチーはプライベートでは離婚した妻と子供の親権を巡る裁判の只中にあり、女性関係にはかなりだらしがなさそうで、 カジュアルもフォーマルもさり気なく着こなしているフランクとは対照的に、ぼさぼさ頭でなりふりなどかまわないメタポな刑事。 まさしく麻薬にも賄賂にも手を出していそうなみてくれなのだけれど、捜査中に見つけた100万ドルという大金を横領することなくそっくりそのまま署へ持ち帰るという、悪事に手を染める事だけは絶対にしないという正義感の塊のような男。

全く違う人生を歩んでいるこの2人の生き様が交互に挿入される演出が、始めのうちは煩わしく効果的だとは感じなかったのだけれど、気がつくとフランクとリッチーのどちらにも魅せられ、どちらかに加担するという事も無く見られたような気がする。 それだけ2人の俳優が素晴らしかったのでしょうね。

デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの文字どおりの共演シーンは終盤のたったの30分ほど。 その2人の出逢いのシーンとして用意された、教会の扉の前で立ちすくむフランクをリッチーが待ち受ける映像は、言葉では言い尽くせないほど圧倒的。 特に相手を意識していただけ、リッチーのフランクをみつめる何ともいえない表情が印象深い。 
バックに流れるアメイジング・グレイスもこの曲をおいて他にはないだろうと思うほど心に染み入った。

フランクとリッチーが対峙するシーンは、2本の支流が一つになり悠々と流れる大河のような静かな迫力と、お互いがどこか惹かれあうような和やかさが漂っていてともかく秀逸。

脇役も味のある役者ばかりで固められていたと思うけれど、大勢の家族の心のよりどころであるフランクの母親を演じたルビー・ディーが、地味ながらも芯の強い存在感のある老婦人を好演していたと思う。

そして、この映画、一番のサープライズはエンドクレジットの後に・・・(笑)。
やはり映画はエンドクレジットが終わって客席が明るくなるまでは席を立ってはいけないですね!
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熊川さん、白鳥で復帰?
2008/02/20(Wed)
熊川さんがいよいよ舞台に復帰するようですね。 5月8日から始まるKバレエ「白鳥の湖」にキャストされています。 こちら
昨年の5月に右膝の前十字靭帯を損傷してちょうど一年で舞台復帰なのですね。 5〜6月の公演数も怪我復帰後のダンサーにはちょっと多いような気がするけれど大丈夫なんだろうか?

実はわたくし、12月半ばに急に首が痛くなって、前後左右の全方向に動かす事ができなくなってしまった事があり、つい最近まで整骨院に通って首の骨の矯正をしていたのです。 治療に関していろいろ話をする際に、バレエを頻繁に見に行く時期(マールイ三昧)なので長時間じっと椅子に据わっている事が多いというような事を担当医に告げたら、間髪入れずに「熊川哲也ですか?」と言われました(苦笑)。
バレエを観たことはなくても熊川さんの名前は知っている・・・という例に漏れず・・・。
職業柄、スポーツ選手などの怪我のニュースには敏感なので、熊川さんが前十字靭帯を痛めた事は知っていて大変な怪我だなぁと気になっていたとの事。 やはり完治にはかなり時間を要するし、前十字靭帯は動作の停止にかかわるパーツだそうで、熊川さんのジャンプの着地を心配していました。
テニススクールも首の痛みとバレエ鑑賞で休みっぱなしだったのですが、私の不在が話題になった際にクラスメートの一人が事情を話してくれたら、いかにも「バレエなんて・・ケッ」という感じのコーチが速攻で「熊川ですか?」と聞いたそうです(笑)
日本におけるバレエ=熊川哲也という固着観念の凄さに驚くとともに、彼に代わる男性スターダンサーはいつ出てくるのだろうと思ったことでした。

で、肝心のKバレエの「白鳥の湖」ですが、熊川さんのお相手は荒井祐子さんと東野泰子さんで、プリンシパルの松岡さんは宮尾さんと踊る1公演のみなのですね。 彼女もまだ怪我あけできついのかな? 
この公演はオデットとオディールを一人のバレリーナが踊るようですが、どういう理由での変更なんだろう? バレリーナたちがそれぞれの役を踊りなれたから? と言う事は、4幕でオデットと白鳥たちを甚振るオディールという演出ではなくなるんですねー(笑)。 4幕後半は、オデット、王子、ロットバルト、オディールの4人が絡んでごっちゃごちゃでリリシズムに浸るという感じじゃなかったし、改訂されるのは良いかもです。
しかし、熊川さんの出演しない公演もS席が12000円から15000円に上がってしまったのは痛いわ! なんつーか、12000円なら、マールイの通常公演より安いけど、15000円ってルジ価格じゃん!という、ただの3000円の差ではない変な基準が私の中にあるもんで・・・。
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カリフォルニアワイン 「Big House Red 2004」
2008/02/19(Tue)



カリフォルニア Santa CruzにあるBIG HOUSE WINEというワイナリーの「BIG HOUSE RED 2004」というワインを飲みました。 伊勢丹で1,800円にて購入。

ワインスペクテイターで85ポイントを獲得したワインのようです。
聞くところによると、10品種の葡萄を使っているらしく、単一種のワインよりも複雑な味わいがあり、多くの料理にマッチするからという理由らしいです。

口に含んだ瞬間は甘さが広がったけれど、その後、酸味と渋味が追いかけてきたような感じ。
私は酸味が気になったけれど、同居人は渋味が強いと言っていたので、自分がセンシティブな感覚を持つ部分に反応したような感じ。
30分くらいすると、尖った感じも落ち着いて、若干スパイシーだけれどもフルーティーでとても飲みやすくなった。
このワインもエチケット買いだったけれど、意外にコストパフォーマンスの高いワイン。
チーズを切らしていたので、ポテコのうま塩味がつまみでした。

エチケット同様、このワイナリーのHPはとってもユニークですが、慣れないとちと文字が読みにくいな・・・。
エチケットのBIG HOUSEは刑務所らしい。
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エルミタージュバレエ団のアメリカ南部ツアー
2008/02/18(Mon)
サンクト・ペテルブルグのエルミタージュ・バレエ劇場が2月8日から22日までの予定でアメリカ南部ツアーを行っていますが、そのツアーにイリーナ・ペレンマラト・シェミウノフが参加しています。
日程はこんな感じ。

2月8日(金) Savannah Civic Center (サババンナ、ジョージア州)
  9日(土)  Municipal Auditorium (アルバニー、ジョージア州)
 10日(日)  Florida Theater (ジャックソンビル、フロリダ州)
 11日(月)  Mobile Civic Center (モービル、アラバマ州)
 12日(火)  Atlanta Civic Center (アトランタ、ジョージア州)
 13日(水)  Macon City Auditorium (メーコン、ジョージア州)
 14日(木)  Davis Theater (モンゴメリー、アラバマ州)
 15日(金)  Alabama Theater (バーミンガム、アラバマ州)
 16日(土)  Spartanbutg Memorial Auditorium (スパータンバーグ、サウスキャロライナ州)
 17日(日)  North Charleston Performing Arts Center (サウスキャロライナ州)
 18日(月)  Ovens Auditorium (シャーロッテ、ノースキャロライナ州)
 19日(火)  Township Auditorium (コロンビア、サウスキャロライナ州)
 20日(水)  Classic Center Theater (アセンズ、ジョージア州)
 21日(木)  Atlanta Civic Center (アトランタ、ジョージア州)
 22日(金)  William B. Bell Auditorium (オーガスタ、ジョージア州)

マールイの日本ツアーよりハードな感じで休日なしってのはどーなんでしょうねぇぇぇ。
メンバー間でローテーションを組んで休みの日を作っているってことなのかな?
ノースキャロライナ、サウスキャロライナ、フロリダ、ジョージア、アラバマの5州で隣り合っているとはいえ、だだっ広いアメリカですからねー。 移動も並大抵の距離じゃないですね。

参加メンバーとして他に名前があがっているのは、イルマ・ニオラーゼ、タチアナ・トカチェンコ、アナスタシア・コレゴワ、アリョーナ・コロチコワ、イルミラ・バガーディノーバ?、ドミトリー・ドミトリエフ、セルゲイ・ポボフ、オレグ・ハルツキンですが、ニオラーゼが本当に参加しているのだろうか? 期間中マリインスキーで「ライモンダ」と「フォーキン・プロ」にキャストされているんですよね。以前マールイに在籍していたコロチコワは今、エルミタージュバレエ団の専属ソリストとなっているようですね。

ガラコンサートの演目は「白鳥の湖」「眠りの森の美女」「くるみ割り人形」「ジゼル」「ドン・キホーテ」「海賊」「瀕死の白鳥」などとなっています。 こちらの記事。

1月13日のアルバニーヘラルドに通訳を通して電話でペレンにインタビューした記事が載っています。 こちら。 ほんまかいな?と思う発言もなきにしもあらずですが(笑)、ペレンはあこがれのバレリーナとしてマイヤ・プリセツカヤの名前を挙げています。 バレエの美神で同じ舞台にたち、彼女の踊りを目の前で見る事ができた事はとても思い出深く素晴らしい経験だったのでしょうね。 アメリカ南部料理をトライする事も楽しみのようですが、ジャンバラヤとかガンボスープかしら? 他にもいろいろ独特なものがありますよね。

すでにツアーの折り返し地点は過ぎているこの時期ならレビューと一緒に紹介できるかなと思い、今日までレビューを探していたのですが、調べ方が悪いのか気合が足りないのか見つからず・・・。 舞台後にレセプションなどもいくつか予定されているみたいなので、疲れがどっとたまらないといいのだけれど・・・。 無事にツアーを終え、ピーテルに戻ってくださいねー♪
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マールイ「白鳥の湖」 1月18日の感想
2008/02/15(Fri)
初めて見たステパノワの「白鳥の湖」、すでに一ヶ月近くが経ってしまいましたが、とても素敵だったし、メモはとってあったので、書けるだけの感想を書いてみました。

練馬文化のセンターN列で見ましたが、ステージは若干狭い気がしますが(それでも湖畔の白鳥コール・ドは24人体制がとれたので、18人しか乗れなかった平塚よりはだいぶ広いと)、前の列との段差がけっこうあったのでとても見やすいホールでした。
緞帳は10羽くらいの丹頂鶴が飛んでいる柄、これが白鳥ならナイスなのに!などと思いながら(笑)パブージンの前奏曲を聴いておりました。 バヤの演奏を思い出しながら彼も去年と比べると落ち着いてとても良くなったなぁと。 そしてアニちゃんのバレエ舞台を愛する指揮を学び取っているようで、それが何より嬉しいです。

<1幕1場>
コール・ドが大分入れ替わった今ツアーの「白鳥の湖」も今日で観るのが3回目。 来日初日の12月21日の舞台と比べるとずい分揃ってきたように思う。 隣の人の振りを横目でチェックしながら踊っているダンサーも少なくなった。
マールイにタッチキンから移籍してきたヤパーロワは本当に大活躍。 ダンスはいつも安定しているし、コール・ドで踊っている時も常ににこやかな表情で踊っていて、今日はお疲れ?と思わせたことが一度もない。 あんなに毎日舞台に出ていて疲れないわけがないのに、彼女の舞台に臨む姿には本当に感心しきりです。 マールイに来てくれてありがとう!
来年はチッポリーノでエフセーエワとともに彼女の主役の舞台を見てみたい!

王子シャドルーヒンの登場! 彼のジークフリートを見るのも初めてですが、やはり鬘をつけていました。 プハチョフのものよりナチュラルな気がしたけど、やはりこの方が若々しく見えますね。 鬘着用がバレエ団の強制ならば、本人の髪の色にあったもうちょっと質の良いものを用意してあげて欲しいです。

今シーズンからパ・ド・トロワの3人は踊りを披露する前にも王妃さまの登場に合わせて姿を見せるようになった(今までは出て来なかったよね?)けれど、一度袖に下がる時、プロームが気を抜くのが早すぎた。 客席から見えるところではしっかり役のままでいるようにね。
王子の成人式のお祝いに集まっている若者たちは王妃様がちょっと疎ましい様子で居心地が悪そう(笑)。

ロマチェンコワ、エフセーエワ、プロームというトロワは初見。 
ロマチェンコワはポワントの音もほとんどさせないし、回転の軸が全くぶれずにとても美しい。
エフセーエワ・・・、なんとなく見た目に違和感を感じるのは金髪で真っ白な肌に黒いラインで眉を描くからなのかな??? カツカツと響くポワントの音以外、踊りは申し分無いけれど、ロマチェンコワへのアイコンタクトが少なくて、なんとなく一人で踊っているという印象を受けた。 家庭教師と3人で踊った後に、2人で回転しながら下手に移動していくときは、2人の回転の速度がかなり違い、バラバラに見えて美しくなかった。 13日のペレン&ステパノワのあまりにもぴったり揃った踊りを見た後だっただけに余計に気になったのかもしれない。
プロームはザンレールの回転も綺麗で5番でぴたっと着地。 ヴァリの最後だけよろけたのが残念。 ジャンプの滞空時間がもう少し長くなってポーズをキープできればもっと綺麗に見えると思う。 

<1幕2場>
ロットバルトはツァル。 マラトを見慣れた目には長身のツァルでさえ小柄な悪魔に見えてしまうのは困ったもんだ・・・。 踊りはシャープでとてもいい!
ステパノワのオデット登場。 
腕も脚も細くて長くてアラベスクなどのポーズがどれも綺麗なのに加え、手首から指先の柔らかな動きが非常に美しかった。
グラン・アダージョはしっとりと切な気に踊り、優しさ溢れるシャドルーヒン王子との雰囲気もとてもいい。 ただ、後半はやや元気目な踊りで、跳躍などは小気味が良すぎたかもしれない。 ポワントの音も響き渡っていたし・・・。
シャドルーヒンはオデットの身の上話をとても親身に聞いているし、常にオデットを優しい眼差しで見つめている。 サポートも万全だし、理想のジークフリートかも。 リフトも全く危なげがなく、ステパノワがシャドルーヒンの頭上で180度に開いた脚を回転させる動きも大きくゆったりとしていて見応えがあった。
小さな白鳥は首の動き、方向、脚の動きと何から何まで揃っていて本当に素晴らしかった。
一方、大きな4羽は音に遅れたりと相変わらず揃わない・・・。
夜明けを待っていたロットバルトにオデットは王子から引き離される。 舞台の3分の2ほどの距離を小刻みなパ・ド・ブレで進み上手に消えていったオデット。

<2幕>
ナポリ、リコワとヤパーロワの笑顔がとっても可愛らしい。 ポドショーノフの笑顔も好きだ。
ハンガリーのオシポワは・・・、彼女独特な不思議ワールドがこの役ではちょっと気になる。 ヴェンシコフはハンサムだし脚も綺麗なのね。
スペイン、モストバヤの踊りがとても魅力的。 背中の反りもすっばらしぃ! カミロワはひたすらかわいいからいいのだけれど(お気に入り!)、踊りは音楽に遅れがち。 男性二人は、まだまだこれから・・・、経験積まないとね。 

黒鳥のPDD。
ステパノワは時々足運びに細かいミスがあったのは彼女らしくなく残念だったけれど、アラベスクやアチチュードがともかく美しく動きがシャープで気持ち良い。 オデットでは、やや踊りが小さい気もしたけれど、オディールは空間を大きく使ったダイナミックな踊り。 グラン・フェッテは一点から動くことなく、シングル・シングル・ダブルでダブルの時に片手を上に上げるパターン。 中盤減速してしまったけれど、後半の高速シングルでの盛り返し方が流石。
オディールのグラン・フェッテを上手奥で見守る王子は初めて見た。 一時もオディールから目が離せないという事なのかしら? 彼の踊りはとても柔らかく端正だったけれど、あとちょっと確実性が高まれば尚いいと思う。
オディールに騙されたとわかった後は一目散に王妃に駆け寄り抱きついて泣いていた・・。
意外だったけど、マールイの中で一番マザコン王子かも!

<3幕>
騙されて傷ついたジークフリート王子が湖畔に戻ってくる。 シャドルーヒンはここは走りこんでくるだけで、ジュテはしないのね。 シヴァの時はいつもここのジャンプの着地が恐い! 王子は自分の過ちをただオデットに詫びたいという悲痛な面持ち。 今でも心からオデットを愛しく思っているのが優しい物腰と真剣な表情から伝わってくる。 そんな王子に寄り添い傷ついたお互いを労りあうようにステパノワもしっとりと情感豊かに踊っていて見事だった。 2人の間の感応が感じられました。
再びオデットと王子を引き裂きにかかるロットバルト。 ツァルのザンレールが速くてとても綺麗だった。 ここでのステパノワの振りは他のオデットたちと違っていて、マリインスキーのようにアラベスクで後退していく振付に変わっていた。 上手後ろにいるロットバルトに引き寄せられるという感じが良く出ていたし、また彼女にあっていたと思う。
執拗に2人を追い回すロットバルトに引き裂かれまいとしてオデットと王子は湖に沈む。 
踊り手の間に愛が感じられると、このラストも自分の心に余韻を残してくれる自然な成り行きに感じられる。


見る前はステパノワの白鳥もシャドルーヒンの王子も初めてだし、この2人ってどうよ?という思いがあったのですが、とって〜〜〜も良かったです。
ステパノワの白鳥は今度は是非プハチョフパートナーで見てみたいし、シャドルーヒンはどのオデットと踊ってもバレリーナを引き立て、オデットを優しく包みこむジークフリートを見せてくれるだろうと思いました。


オデット/オディール : オリガ・ステパノワ
ジークフリート : ドミトリー・シャドルーヒン
ロッとバルト : ウラジーミル・ツァル
王妃 : ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師 : パーヴエル・ノヴォショーロフ 
パ・ド・トロワ : アナスタシア・ロマチェンコワ、エレーナ・エフセーエワ、アントン・プローム
スペイン : エレーナ・モストヴァーヤ、ユリア・カミロワ、アントン・チェスノコフ、ニキータ・クリギン
ハンガリー : ナタリア・オシポワ、ミハイル・ヴェンシコフ
大きい白鳥 : タチアナ・ミリツェワ、エルビラ・ハビブリナ、ユリア・カミロワ、ディアナ・マディシェワ
小さい白鳥 : マリーナ・ニコラエワ、エレーナ・ニキフォロワ、アレクサンドラ・ラトゥースカヤ、サビーナ・ヤパーロワ
2羽の白鳥 : タチアナ・ミリツェワ、エレーナ・コチュビラ
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ABT&ボリショイ チケット届く! /  グラスフラワー
2008/02/14(Thu)
昨日と今日ウェブと電話で予約したABTとボリショイのチケットが届きました。
はっや〜〜〜い!
今回ABTとボリショイ同日発売という事で、まず発売日の10時にネットが繋がるんだろうかとかなり不安でしたが、意外なほどすんなり繋がりました。 平日だし席も選べないから、無理だったり敬遠した人が多かったのかしら? そういや、昨年の合同ガラも問題なく繋がったっけ!
わずかな時間で良席はなくなるだろうからどっちから攻めるべきか!(笑)、とりあえずマーシャのボリショイを優先させてチケットを取りましたが、ボリショイは好みの席がとれました。 ABTもボリショイほどではないけれど満足度の高い席。 あとは自分の前にマラトみたいに座高の高い人が来ない事を願うのみ!(笑)

私がウェブで取ったのは、マーシャ&フィーリンの「ドン・キ」と「明るい小川」、迷った挙句のザハロワの「白鳥」、ニーナの「海賊」、ドヴォロベンコの「白鳥」です。
これだけにするはずだったんですけどね・・・、翌日のマラーホフ公演でのマーシャの黒鳥見ちゃったら、此れを見ずしては・・・という事で、10日に電話でマーシャ&フィーリンの「白鳥」も取ってしまいました。 ま、全幕であれほどのノリで来るかはわかりませんが。 でも、オディールにも2年前とは全然違う匂やかな色香を感じたので、オデットはどうなんだろう? 多分男前だけのオデットではないだろう。 やっぱり見てみたい!という欲望に負けたのであります。
ウェブだと、列的には良かったのだけど端っこの方しか出てこなかったので、電話にしてみました。 突っ込んで聞いたわけではないけれど、あの時点ではWEB用と電話用に席を割り振っているようでした。 つーことで、ボリショイはマーシャ&フィーリン祭りになっているので、お2人とも怪我&病気なく、無事に来日して踊ってね〜!


さてさて、実は昨年の8月から休職中(失業中とも言う)だった同居人の再就職がようやく決まりました。 暇をしている間、小遣い稼ぎになるようにアフリエイトでも研究してよ!と私に言われた彼が、ではブログに慣れるためにという口実で全く関係ない趣味のブログを始めたのですが、それを就職祝いに(笑)リンクリストに加えてみました! こちら
ジャンルを問わずに本&マンガが好きだという方、興味があれば覘いてみて下さい。 新撰組が好きな方は迷わずどーぞ! そして、半年以上一人で家計を支えた健気なアタクシ(笑)は、自分へのご褒美にグラスブーケを買いました。 
Image064.jpg

500円でグラス入りでなかなかゴージャスで気に入りました! もっと豪華なブーケは奴の初任給で買わせてやる!! ふわっはっは
小さくても花があると部屋が明るくなった感じがあるし、ちょこちょこと花を見るたびになんとなく幸せな気持ちになります。 
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DANCE CUBE
2008/02/13(Wed)
DANCE CUBEが更新されています。

英国ダンスロイヤルシートで紹介されている”大人の観客が楽しむ「ベアトリクス・ポターの世界」”に興味をひかれました。 
うさぎ好きである私にとって「ピーター・ラビット」はやはり特別なキャラクターなのですが、特にピーターだけが主役ではないこの作品も、生の舞台を一度は見てみたい作品なのです。 でも、この着ぐるみのピーターはうさぎというよりろばみたいな顔だな・・・。りすの方が可愛いなぁ。 ふくろうはとってもリアルでかーわいいけど、お、踊れないっすよね、この足じゃ! 
で、やはり、着ぐるみ状態で踊るために怪我をするダンサーが多いんですね・・・。 重いだろうし、バランス悪いし、何より視界が狭いですものね。
10年前にはキツネ役をアダム・クーパーが踊っていたなんて! アダムは今どんなプロジェクトに関っているのやら。 また日本に来て踊ってくださいねー! 
日本だとこういう作品は子供向けとなるところを、イギリスでは大人が楽しむ作品であると説明されているその背景も興味深い。

パリは燃えているか?では1月にガルニエ宮で行われたボリショイのツアーが取り上げられています。 マトヴィエンコの、甘いマスクと極めて線の細い身体が仇になっているのだろうか?というコンラッド評にふ〜〜む。

アプローズ・ダンス! EASTは以下の通り盛りだくさんの内容ですが、期待していたマールイの記事もちゃんとありました!
コルプが出演した「バヤデルカ」「白鳥の湖」「ドン・キホーテ」の3公演が写真とともに紹介されています。 コルプとシェスタコワの後ろの白鳥たちの微妙な乱れ具合が気になるな・・・。 

* 『くるみ割り人形』は花ざかり
* モスクワ音楽劇場バレエ団
* 新国立劇場ニューイヤー オペラパレス ガラ
* レニングラード国立バレエ団
* 東京シティ・バレエ団『白鳥の湖』
* 首藤康之出演『空白に落ちた男』
* ニブロール『ロミオ OR ジュリエット』
* 芙二三枝子舞踊団
* 「日本昔ばなしのダンス」
* 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
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ゲスト(こうすけさん)レポ マールイ「眠りの森の美女」1月30日大阪公演
2008/02/12(Tue)
こうすけさんよりマールイ「眠りの森の美女」大阪公演のレポートをいただきましたので皆さんにご紹介。
まぁ、よくこんなに細かいところまで・・・というこうすけさんならではの素晴らしいレポートですし、見られなかったのが本当に残念でならなかったコシェレワのオーロラ日本デビューの舞台の様子がわかって本当に嬉しいです。
とってもびっくりしたのが1幕でのリラの精のイタリアン・フェッテ。今までマールイのリラでは見た事がありませんが、ここもマリインスキー仕様に変わったのでしょうか?? 見たかったなー、ペレンのイタリアン・フェッテ!


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こうすけは、1月30日、大阪にマールイの「眠りの森の美女」を見に行ってきましたので、簡単に私なりの報告をさせていただきます。

コシェレワとペレンへの花を買い込んで、東京駅で出発間際に乗った新幹線は、12時33分発の「のぞみ87号」。途中、買ってきたチューリップの花が車内で満開になってしまい、びっくりしたのですが、Mさんから、暗くなれば元に戻るとの情報をいただき、ホッとしました。

新大阪には3時過ぎに着き、少し寄り道をしたところで、偶然、「今いくよ・くるよ」と「間寛平」がロケをしているのを見かけ、そのあと「ねぎ焼き」を食べて、大阪気分を少し味わってから、フェスティバルホールに向かいました。私にとっては、2003年にマリインスキーの「くるみ」と昨年のステパノワの「海賊」を見たところです。

私は今シーズン、新春特別バレエの1回を含め4回目の「眠り」。「眠り」はペテルプルグでも見ることができた演目なので、少し思い入れがありました。ましてや、コシェレワさんが以前から踊りたいと言っていたオーロラ姫を、昨年の夏に、10月に現地で踊るとほのめかしてくれ、プロームさんからは、いち早くコシェレワさんがそれを大阪で踊る予定であることを知らせてくれた公演ですから、シーズンが終わるのはいやですが、この日が来るのはずっと楽しみにしていました。でも、今シーズン、コシェレワさんにはじめてお会いしたとき、足を痛めていると言っていたので、最悪、キャスト変更もあるかなと心配していたのですが、何とかこの日を迎えられてよかったです。

この日のキャストですが、キャスト変更の放送や館内の掲示はなかったですが、携帯で速報として送ったもののうち、宝石の精がエフセーエワからスホワに変更になっていました。キャストをあらためて見ると次のとおりになります。

オーロラ姫:コシェレワ、デジレ王子:プハチョフ
王: マラト、王妃: オシポワ、式典長: フィリーモノフ、従者: マラーホフ
優しさの精: ロマチェンコワ、元気の精: ハビブリナ、鷹揚の精: ミリツェワ、呑気の精: ヤパーロワ、勇気の精: ステパノワ
4人の王子: シヴァコフ、モロゾフ、ヴェンシコフ、コリパエフ
子供たち: 畑節子バレエフォーラム、畑節子ジュニアバレエ(東京公演とは違うところ)
ファランドール: ニキフォロワ、ニキータ・クリギン
フロリナ王女: コチュビラ、青い鳥:マスロボエフ
ダイヤモンド: ミリツェワ、金: スホワ、銀: ハビブリナ、サファイヤ: カミロワ
白い猫: ラトゥースカヤ、長靴をはいた猫: ヴィノグラードフ(どなたかわかりません)
赤頭巾ちゃん: ニキフォロワ、狼: マラーホフ
指揮: アニハーノフ



公演がはじまってまず感じたことは、フェスティバルホールの舞台が広いことです。見える床のマットを数えたら13枚ありました。踊りに使うのは11枚ですが、たくさんのダンサーが登場しても窮屈な感じがしませんでした。センターまでの距離が違うとしたら、登場のタイミングは少し早めにしなくてはなりませんね。

プロローグで印象に残ったのは、やはりペレンのリラの精です。額に下がった飾りがより美しさを増す一方で、カラボスごときは大したものではないと言わんばかりの、堂々として風格のある、そして余裕の感じられるリラの精でした。そして、ペレンが披露してくれたイタリアン・フェッテは、途中から拍手が上がるほど、ブラボーでした。ハビブリナをはじめ、他の妖精たちもいつものとおり素敵な踊りを見せてくれました。

舞台の位置取りがいつもと違うのでしょうか、カラボスが登場するとき、カラボスの車を引っ張る「醜い小姓」と、下手に移動しようとしていた式典長が接触してしまいました。その衝撃でカラボスが車から放り出されでもしたら、ストーリー上は面白かったけど、そこまでには至らずに二人の接触だけで済みました。

1幕で、紡錘の踊りは、フィルソワ、フィラトワ、スホワ、ノボショーロワの4人でした。紡錘を見つけたときの王(マラト)の怒りがこの日は人一倍強かったですね。眠りの最後だからより演技に力を込めたのでしょうか(マラトは、今シーズン、いろいろ創意工夫してわれわれを楽しませてくれましたね)。そして、いよいよコシェレワの登場、衣装はほのかなピンク色でした(私が買ってきた花の色と合っていてよかったと思いました)。
080130 コシェレワさんへの花


オーロラ姫というと、私にはエフセーエワの印象が強く、楽しくて楽しくて仕方がないと言わんばかりの、はじけそうなイメージがオーロラ姫にはあるのですが、コシェレワは、緊張しているのかわかりませんが、ほとんど無表情でした。どんな気持ちであるにせよ、もう少し気持ちを表情に表してほしいところでした。まあ、おとなしくて控えめなオーロラ姫ということにしましょう。花婿候補との踊り、アティチュードでひとりの男性と握った手を次の男性に替えていくところで、王子から手を離したときに、その手をちょっと高く挙げたりしますが、コシェレワは少し余裕がなかったのが残念です(ピタッと静止するところとかも見せてほしかったけど、普段からそういうのやらないダンサーですからね)。その曲のところは、主にシヴァコフのサボートでうまくまとめることができました。ブラボーです。そのあとのソロもコシェレワらしく丁寧に踊っていました。

ちなみに山吹色の衣装で、カミロワとヴィジェニナ(似ている別人かと思うほど化粧がすごい)がいましたが、ほかの二人は新しい方なのか、私にはわかりませんでした。また、水色の衣装で、リヒテル、ニキフォロワ(背が小さい方なのに)、ドミトリエンコ(マーシャと名乗っていた人なのでこの方だと思う)がいましたが、ほかの方はわからずでした。ヴァイオリン弾きは、ニコラエワ、ラトゥースカヤ、リィーコワ、シャリコワはわかりましたが、やはりほかの方はわかりませんでした。シシコワがいない! 残念です。そして、昨年とダンサーが入れ替わったうえに、舞台が広いせいでしょうか、昨年、花婿候補のシヴァコフが水色の衣装のダンサーから「どいて!」みたいなことを言われていましたが、今回はそんな心配もなく、オーロラ姫が紡錘を受け取り、眠りについて1幕は終わりました。

2幕では、いよいよプーちゃん登場。でも、ルダと同じグレーのタイツ。私はどうも好きになれないです。黒い衣装の付き人はマラーホフ。貴族の女性たちは、マルチナ、スヒーフ、ロパティナ、ノボショーロワ、フィラトワがいました。貴族や王子が矢を投げるところはイマイチですよね。貴族が投げる矢は、力なく矢の先端が途中で回転して後ろに向いてしまったり、王子の投げた矢も的の中心に刺さっているのがよく見えずに終わってしまったり、意味がなかった。王子の投げた矢だから、いつも的の中心に刺さることを言いたいのか、王子といえども、ほんとはいつも外れているけど、王子のご機嫌を取るために中心に刺さったことにしようとしているところを言いたいのかわかりませんが、なんとかならないですかね。それとも観客の嘲笑を誘っているところなのでしょうか。

プーちゃんのソロ、いつものとおりジャンプも高くきれいだけど、床に着地するときのドシンという不快な音がいつもよりも高く、残念ながらブラボーと言えるものではありませんでした。ルダじゃないんだから、お願いしますよ。そして、リラの精が王子にオーロラ姫の幻を見せるところでは、両イーラによるいつもと逆の役で、新鮮な感じですが、ペレンがコシェレワをしっかりと支えてくれました。(花束を預けたときに、光藍社のスタッフの方から、二人は同じ楽屋ですからと言われ、びっくりしました。主役なのに個室じゃないの? そこがマールイなのか。差し入れした2つの花束の花の種類、大きさに差をつけておいてよかったと思いました。)また、白と緑色の衣装のコールドのみなさんは、出たり入ったり忙しいですが、この日もがんばっていましたよ。心からブラボーを言いたかった。それから、幕間の、アニハーノフの指揮による楽団のヴァイオリンの演奏もとても素敵でした。これで聴き納めだと思ってしみじみ聴きました。ブラボーです。(ただ、この時間をただの幕間だと思って、かばんからガサガサ音を立てて飴を取り出してなめていた女性が近くにいたのには、参りました。)

3幕、オーロラ姫も王子も白いかつらを付けて登場。昨年までシンデレラはガルちゃんだったけど、今シーズンはセミオノワがやっていました。3幕での注目は、まずコチュビラのフロリナ王女でしょう。コチュビラも額まで下がった飾りを付けて、とてもかわいらしいフロリナでした。ピタッと静止したりすることはせず、テクニックを見せているという感じはしませんでした。足の上げ方がもう少しスーっとなるとよいのですが、暴走ぎみだった黒鳥を少し思い出させるところもありました。でも、全体的にはとてもかわいらしく、終演後もまわりのお客様の会話から、「かわいかったね」という声が聞こえるほどでした。マスロボエフは、ジャンプしたとき、後ろ足をもっと高く上げたり、ブリゼボレというんですか、足をパタパタさせるやつ、それをもっときちんとやるなど、もっとうまく見せる工夫をしてほしいです。もったいないですね。応援していますから。顔がワイルドなんだから、踊りももっと力強く、ワイルドになってほしいです。マールイのフロリナ&青い鳥は、もっとレベルの高さを見せる踊りになってほしいと思います。

その前の宝石の精では、金の精のスホワが4人で踊ったあと、最後尾で下手の袖に下がるとき、ジャンプして消えたんですけど、その直後にドシンという音が聞こえたので、どうしたのか心配しましたが、少ししてそのまま4人とも出てきたので大したことはなかったのでしょう。上手の前の方に座っていたら、何があったか見えたのかもしれませんが。

白い猫のラトゥースカヤと赤頭巾ちゃんのニキフォロワは、この冬、大活躍でしたね。公演を通じていろいろ成長できたのではないでしょうか。この日は、二人とも演技が生き生きとしていて、とてもよかったです。ブラボーです。白い猫の方はまだシシコワの演技が焼きついていますが、ラトゥースカヤなりにがんばっていましたよ。愛くるしい猫になっていて、とてもよかったです。相手役の男性がポンと音がするほど、白い猫をたたいてあげればいいのにと思いました。

そして、いよいよオーロラ姫と王子のグラン・パ・ド・ドゥ。1幕では少し物足りない感じがしたコシェレワの踊りは3幕ではとてもよかったです。表情はまだ少し物足りないですが、踊りの方は十分に踊り込んでいる感じがして安心して見ていられました。派手さはないですが、きちんと丁寧に踊っていました。プーちゃんもソロを完璧に踊り、会場を盛り上げました。本当にプーちゃんのジャンプは素晴らしい。マールイの宝です。コシェレワとの息も問題なく、最後のポーズもすんなり、バッチリ決めるなど、二人ともうまく踊り終えたと思います。ブラボーです。

コシェレワは、まだまだ本番で踊った回数は少なく、最高の出来とは言えませんが、今後が楽しみなコシェレワの眠りでした。ただ、より多くのファンを魅了したいと思うのなら、もう少しテクニックを「見せる」踊りをしてもいいのかなあと思います。いかがでしょうか。それでも、この冬、コシェレワのオーロラ姫を見ることができて、私はとても満足しています。今後、夏公演でも、時々踊ってくれるとありがたいです。その時はもう少し表情豊かにね。(いや、マールイの夏公演はドンキで日本縦断だったか・・・)

公演全体としては、最終公演でもないし、ハプニングが全くなかったわけでもないので、締まった感じはしませんでしたが、みなさんそれぞれの持ち味を十分発揮できた公演だったと思います。

終演後は、何人かのダンサーに、とてもつらかったですが、今シーズンは今日が最後(パスリェードニー)であることを告げ、夏または1年後の再会を約束しました。思い出せば、最初の平塚公演の時から、私は、これまでとダンサーたちの雰囲気が変わってしまったことに、少し寂しさと戸惑いを感じていました。バレエ団のレベルアップがはかられるのは、われわれにとってもうれしいことですが、マールイの魅力である、チームワークや団結力、アットホームな雰囲気はいつまでも持ち続けてほしい・・・心からそう願いながら、川沿いの道を地下鉄の駅まで歩いて行かれるみなさんを見送りました。私もバレエ団のレベルアップは大歓迎ですから、今後もできる範囲でダンサーのレベルアップに役に立つことをし続けていきたいと思っています。

こうすけは、このあと、大阪の行きつけの飲み屋に顔を出してから、東京行きの夜行列車に乗ってゴロンと寝て、翌日は通常どおり会社に出勤しました。でも、午前中はさすがに眠くてつらかったです。ペレンのかけた魔法が今ごろ効いてきたか、っていう感じでした。
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マラーホフの贈り物2008(Aプロ) 2月9日の感想
2008/02/11(Mon)
<第1部>
「牧神の午後」
振付:ワツラフ・ニジンスキー 音楽:クロード・ドビュッシー
牧神:ウラジーミル・マラーホフ  ニンフ:井脇幸江  ほか東京バレエ団

初挑戦という事が意外に思われるマラーホフのニジンスキー版「牧神」は、強烈な印象はなく、ソフトな感じ。 自分のデフォルトがジュドの雄々しくてエロティックな牧神だけに、ちょっとイメージが違うかなという感じではありました。 最初に岩の上で葡萄をふた房食べるところからしてやはり上品かな? あの葡萄ってちゃんと岩陰に置くところがあってしっかり食べちゃったように見えるのですね。 こんな事に初めて気がついたりしていた私でしたが・・・。
ニンフの井脇さんはジュド様との共演を終えてすっかりこの役が板に付いたようですが、やはり牧神とニンフとの間に漂う空気も妖しさと緊張感がおだやか〜な感じでした。 


「エスメラルダ」
振付:マリウス・プティパ 音楽:チェーザレ・ブーニ
ヤーナ・サレンコ  ズデネク・コンヴァリーナ

サレンコはキエフ出身でキエフバレエから2005年にベルリン国立バレエにソリストとして移籍し、07年にプリンシパルに昇進したマラーホフ期待のダンサー・・・というプロフィールだけに、ちょっと期待しすぎたかもしれないけれど、周りのダンサーに気圧されたのか、十分テクニックはあると思うけれど、なんとなくこじんまり、力を発揮できないで終わってしまったようにも思う。
この演目を踊るのなら、やはりタンバリンは全部きっちり曲に合わせてたたいて欲しいし・・・。
でもポアントでたった状態でぐらつかずにアチチュードに持っていったところなどは素晴らしかった。
パートナーのズデネク・コンヴァリーナはナショナル・バレエ・オブ・カナダのプリンシパルで、前回のバレエフェスにも出場していたそうですが、全く記憶になし。 どこがどう悪いというわけでもないけれど、踊りが重く感じられた。


「カルメン」
振付:アルベルト・アロンソ 音楽:ビゼー、シチェドリン
マリーヤ・アレクサンドロワ  セルゲイ・フィーリン

も〜〜〜〜、マーシャがカッコよすぎで、まじ、しびれてしまいましたよ!
本当にあまりにもかっこよく決まりすぎてるんで、途中でマーシャー!!と叫びたくなるくらい(笑) こちらの興奮と熱狂を客席でじっと隠しておくのが辛かったほど!
強烈だけど可愛らしさも感じさせる視線、脚、腕、あご、肩でのすべての仕草が魅力的で、マーシャのカルメンの世界に引きずり込まれたという感じです。
今までのダイナミックな感じに、幸せに満ち足りている女性の自然な色香のようなものが加わってとてもいいです!
対するホセのフィーリン。 ええっと、前髪をおろしたマッシュルームカットぽい髪型が・・・。 カルメンに翻弄されるどうにも情けない感じのホセでしたが、ノーブルで美しかったです。
 

「くるみ割り人形」
振付:レイフ・イワーノフ 音楽:ピョートル・チャイコフスキー
イリーナ・ドヴォロヴェンコ  マクシム・ベロツェルコフスキー

ドヴォロヴェンコがキラキラ輝いていて美しかったのですが、ここの音楽を聞いていて、しゃちほこを思い浮かべて物足りなさを感じてしまった自分に唖然・・・。 ただ、彼女の踊りって上半身の動きにくせがあるように感じました。 
マクシムは踊りが端正で正確で上手ですねー。 くるみの男性ヴァリがこれだけ素晴らしく感じたのは初めてかもしれない。 


<第2部>
「白鳥の湖」第2幕 〈全編〉
振付:プティパ、イワーノフ 音楽:ピョートル・チャイコフスキー
オデット:ポリーナ・セミオノワ  ジークフリート王子:ウラジーミル・マラーホフ
悪魔ロットバルト:木村和夫 ほか東京バレエ団


ふくろうをイメージさせる東バの2幕のロットバルトの衣装はちょっとお気に入りです。 
4月に初めて木村さんのロットバルトを見たとき、出会ったばかりのオデットと王子を引き離し、王子を袖にうっぱらう時の追い込み方が気合入りまくりでツボだったのに今日はあっさりめでがっかり(笑)
ポリーナの白鳥は、踊りは丁寧で良いのだけれど、マイムがやや通り一遍という気がしないでもない。 彼女のせいというよりマイムが多いバージョンがあまり好きではないという自分の好みなのかもしれないけれど。 昨年のフォーゲルとの時同様、ポリーナの白鳥は湖畔の後半の王子との踊りで幸せそうな微笑を見せるのが印象的。
マラーホフのタイツ姿は本当に美しい。 許されないだろうと思うくらい長くて真っ直ぐな美しい脚。 いつも見るたびにそう思う。 オデットのリフトなどは無難にこなしていたけれど、無理はしていないだろうかとちょっと心配。 演技はいつもよりさらに濃い感じがしてなんとなく自己完結型で、どうしても王子の物語に見えてしまった。


<第3部>
「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・チャイコフスキー
マリーヤ・アレクサンドロワ  セルゲイ・フィーリン

再び、ハラショー! マーシャ!! という感じのアレクサンドロワ全開のパフォーマンスだった。 
夏の合同ガラの時もそうだったけれど、このペアはハイライトなのに全幕から切り取ってきたかのようなドラマを見せてくれるところが素晴らしい。 不機嫌そうな花嫁候補や、満足そうに不敵な笑みを浮かべているロットバルトが二人の周りに見えるような気がする。
マーシャは私たち観客の前でオディールになりきってノリノリで自身も存分に楽しんでいる感じ。 一昨年に同じ黒鳥を見たときには、その男前なダイナミックさに猛禽というイメージだったのだけれど、今回は女らしい艶やかさが勝っていて堂々たる悪の化身の女王というところ。
グラン・フェッテも高速回転で両腕を上げるときに脚を水平にしてゆっくり回ったりとサービスたっぷりだし、コーダで上手奥から斜めに勝利のステップを刻んでいくところでは、進む方向に投げ出す脚の勢いのよさと鋭さにもう言葉もないくらい・・・。 ピケピルエットの速さと美しさも素晴らしく、マーシャが大好きだという日本で、観客に向けてありったけの気持ちを込めて踊ってくれているのがわかって、黒鳥のPDDを見終わって、不覚にも涙が出て来てしまった。 こんな事って初めてでした。
フィーリンはちょっとごまかし気味な(笑)回転の着地があったように思うけど、サポートはしっかりしていたし、物腰が柔らかで悩める王子で素敵でした。
 

「アレス・ワルツ」
振付:レナート・ツァネラ 音楽:ヨハン・シュトラウス2世
ポリーナ・セミオノワ

ウィーン国立歌劇場バレエ団のために創作された1幕もののバレエの冒頭、ウィーンの街を歩いているとき、宮殿から聞こえてくる音楽に耳を傾ける女性の物語を描いているのだそう。
髪を短くまとめたパンツスーツのポリーナちゃん、ハンサムで若い少年のような瑞々しい雰囲気でとても素敵。 現代を意識させた作品をしっかりしたクラシックのテクニックを持っている彼女が踊るからこそ素晴らしく感じられるのだろうな!


「スプレンディッド・アイソレーション」
振付:ジェシカ・ラング 音楽:グスタフ・マーラー
イリーナ・ドヴォロヴェンコ  マクシム・ベロツェルコフスキー

暗い照明の中に舞台中央に立つイリーナの円盤状に大きく広がる白いスカートが鮮やかに浮かび上がる。
男女の関係を知り、その関係のために自らの一部を犠牲にするという事について考えるこの作品は、この大きなスカートが男女の境界線の役割を果たしているのだそうです。
スカートに触れることすらできず、その周りで必死に女性を求めていたマックスと、立ちすくんだまま男性に近づきたい思いと葛藤しているような表情のイリーナ。 イリーナが身をよじる度にスカートに流れが出たのが素敵だったな。
二人の息もぴったり合っていたし、イリーナの気品とマックスの思いたぎる切ない表情がとても良かったけれど、長いスカートを脱ぎ捨てたあたりからなんとなーくトーンダウンしたような・・・・。
振付のジェシカ・ラングって・・・、キングコングで有名な女優さんとただの同姓同名ですよね・・・?


「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ 音楽:レオン・ミンクス
ヤーナ・サレンコ  ズデネク・コンヴァリーナ

う〜〜ん。 初めにバランスありきみたいな印象をうけたアダージョだった。 サレンコがバランスが得意なのはよくわかるけれど、それを見せるために他の部分を踊っているような感じで、振付にアレンジも多くて・・・、エスメラルダでもさんざんバランス見せていただけに、もうちょっと違うアプローチが欲しかった。 
恋仲のキトリとバジルという雰囲気もあまり感じられなかったし、このペアだけ急造ペアで気の毒な気もするけれど、なんとなく気が抜けてしまったドン・キだったな。


「ラ・ヴィータ・ヌォーヴァ」
振付:ロナルド・ザコヴィッチ 音楽:クラウス・ノミ、ロン・ジョンソン
ウラジーミル・マラーホフ

作品のタイトルはイタリアの詩聖ダンテの「新生」から取られているのだそうです。 マラーホフによれば「この作品のアイディアは、天使のようなものが禍々しい部分から生まれるというものです。 ネガティブなことや悪いエネルギーから逃れようと何かを試みる事、それが新生であり新しい人生なのです」との事。
黒っぽい上下でパンツの方はかなりシースルーなので下の白いショートパンツが透けて見え、と言う事は途中で脱ぐんだろうなと・・。 その黒い衣装を脱ぎ捨てて(床を転げながら脱ぐしぐさがなんとなく可愛らしく見えたのはどうなのかな??)白い衣装の天使のようなものになったという事なのかしら?
ジャンプもしなやかでマラーホフの柔らかい身体の使い方が印象的だったけれど、腕の動かし方など、ポリーナのアレスワルツでの動きと通じるところがあるな・・・。


カーテンコールでのマラーホフ、無事に初日が終わってほっとしているようにも見えましたが、
いつもとっても温かいんですよねー。 観客と共演者たちへの彼の心からの感謝の気持ちが伝わってきて、また次も絶対に見に行こう!って思ってしまうんです。
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