ワールドカップ2007
2007/10/31(Wed)
4年に1回開催されるバレーボールのワールドカップが11月2日(金)の女子の試合から始まります。
男女ともに12チームずつが参加し、上位3チームに北京オリンピックの出場権が与えられる大会です。

女子大会             
第1ラウンド: 11月 2日(金)- 4日(日) 東京都/静岡県(浜松市)
第2ラウンド: 11月 6日(火)- 7日(水) 大阪府(大阪市)/宮城県(仙台市)
第3ラウンド: 11月 9日(金)-11日(日) 北海道(札幌市)/熊本県(熊本市)
第4ラウンド: 11月14日(水)-16日(金) 愛知県(名古屋市)/愛知県(小牧市)

男子大会             
第1ラウンド: 11月18日(日)-20日(火) 埼玉県(さいたま市)/長野県(松本市)
第2ラウンド: 11月22日(木)-23日(金) 広島県(広島市)/富山県(富山市)
第3ラウンド: 11月25日(日)-27日(火) 福岡県(福岡市)/岡山県(岡山市)
第4ラウンド: 11月30日(金)-12月2日(日) 東京都/東京都

はっきり言ってしまえば結果を期待しながら見られるのは女子のみだと思いますが(それでも十分きつい闘いでしょうが)、これから一ヶ月楽しみが続くというのは嬉しいもんですねー♪
男子バレーは、今大会こそ? どこかのチームからイケ面を発掘しなくては!(笑) 昔はけっこういたのになぁ・・・。 

一回戦総当り戦(シングル・ラウンド・ロビン方式)で行われる女子の参加チームは韓国、セルビア、イタリア、タイ、キューバ、ケニア、ペルー、アメリカ、日本、ドミニカ共和国、ブラジル、ポーランドの12カ国です。 簡単に勝てそうなチームはないですねー。 あれ、ロシアがいない! どうしたんだろう?
そして男子の参加12カ国はオーストラリア、韓国、アルゼンチン、ロシア、日本、チュニジア、エジプト、プエルトリコ、ブルガリア、スペイン、ブラジル、アメリカです。 こちらはイタリアが入ってないな・・・。

大会出場の12人のメンバーも発表になって、今回久々に大山加奈選手が復帰しメグ・カナコンビが復活! 長身のエースが2人いてくれるのはなんたって心強い! 特に大山選手には重たいスパイクを相手コートにガンガン打ち込んで欲しいなり! 
センタープレーヤーに杉山選手も無事選ばれて良かった良かった。 シャープな移動攻撃に期待大!
多治見選手も選ばれたんですねー。 ブロックをバンバン決めて欲しいぞ!

今日、通りかかったのですが、新宿駅地下の東口から西口への通路の柱に、男女の選手の等身大のポスターが貼られています。 何人分(=何本)あったか分からないけど、選手の写真の脇に本人の身長が分かるようにメジャーがついていました。 みんな大きい~~~!
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ペテルブルグのアラ・オシペンコ ガラ
2007/10/30(Tue)
10月26日にペテルブルグのアレクサンドリンスキー劇場で行われたアラ・オシペンコのガラ公演の写真が上がっているとR-DEPOTさんで教えてもらいました。 こちらのページ

出演者がとても魅力的で、ペテルブルグがもっと近いところにあったらいいのに!とつくづく思ってしまいます。 せめて直行便で5,6時間で行ける所だったらなぁぁぁ。

ロシア語のガラの題名でいろいろ検索してみたのですが、出てきた記事は公演日以前に出た記事ばかりで、出演者もロパートキナやルジマトフの名前が出ているものなんですよね。 公演後の記事は見つける事ができませんでした。 なんたってわけのわからないロシア語での検索だから、目隠しされてくるくる回されたすいか割り以下のヒット確率です・・・。


ソフィア・グーメロワ&ダニーラ・コルスンツェフ 
衣装から察して「ダイヤモンド」ですね。 去年のロパートキナとコルスンツェフの写真を何度見たことか・・・。 生ダニーラが見たいよぉぉぉぉぉ。

サビーナ・ヤパロヴァ&アンドレイ・ヤヌーク?
(Sabina Yapparova and Andrei Yahnyuk)
この演目は何だろう? 衣装はマールイ的には「グラン・パ・クラシック」っぽいです。
マールイ的・・・、そのわけはのちほど。

イリーナ・ペレン&マラト・シェミウノフ
う~~~~ん、これはさっぱり分からず。 このようなガラで踊るのだから彼らのオリジナルではないでしょうけど、マラトが出演するのだから、リフトなどが多用される演目でしょうね。 でも「ディアナとアクティオン」ではないし、ポーズ的には「タリスマン」かとも思いますが、マラトの衣装は夏にプハチョフが着ていたワンショルダーの青い衣装とは全然違うし何なんだ、あれ?
このガラは26日ですから、ペレンは無事、24日にルダコとの「ロミジュリ」を終えたんですね(笑)
それにしても、こんな豪華なメンバーの凄いガラに2人で出演できたなんてとっても嬉しいでしょうね♪

ヴィクトリア・テリョーシキナ&イーゴリ・ゼレンスキー
「マノン」の寝室のPDDですね!  この2人は、以前他のガラ公演でもこの演目を踊ってましたよね。 自分の頭の中でイメージを捉えやすい2人ではないのだけれど、とっても見てみたいです。
まじかで見ていたペレンもさぞかし羨ましかった事でしょうね。

ディアナ・ヴィシニョーワ&イーゴリ・コルプ
ヴィシが踊りたいと言っていた「愛の伝説」ですよね!
なんかすっご~く濃厚な感じではあるけれど、やはり見てみたいです♪

それぞれの写真にはダンサーの名前と所属劇場が記載されているのですが、初めて名前を聞いたサビーナ・ヤパロヴァ&アンドレイ・ヤヌークの2人はミハイロフスキー劇場のソリストという紹介になっています。
検索してみたところ、2人ともタッチキン(ST Petersburg Ballet Theatre)のダンサーとして名前が上がっています。
マールイに移籍したのか、単なる誤植なのかはわかりませんが、ロシア語でしっかりミハイロフスキー劇場と書かれているので・・・。
この2人はわりと最近結婚したばかりのご夫婦だそうで、タッチキンのイギリス公演などでのレビューを読む限り好評なものが多く、サビーナ・ヤパロヴァはウファ(Ufa、ペルミの400キロ南)のルドルフ・ヌレエフ スクール卒業で「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「眠りの森の美女」などで主演しているダンサーのようです。
タッチキンのHPも見てみましたが(けっこう立派)、彼ら2人の名前は今はありません。
で、ついでに見つけたのがファースト・ソリストのウラジーミル・イズノフ。 って誰? とお思いでしょうが、多分以前マールイに在籍していて2002年の日本公演でシンデレラの王子役を踊ったダンサーではないかと。 まぁ、今更どうでもいいですが・・・。

さて、いよいよ?明日の夜はイーゴリ・コルプがマールイ劇場に初ゲスト出演の「海賊」です。 見たいよぉ~~~!
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トスカーナのワイン「NEMORINO 2006」
2007/10/29(Mon)
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イタリア、トスカーナ地方I Giusti & ZanzaというワイナリーのNEMORINO 2006という赤ワインを飲みました。
トスカーナ地方の北西部で海からさほど離れていない地域にある小さなワイナリーだそうです。

ナショナル麻布マーケットで2、380円で購入。 
私の場合、イタリアワインはほとんどエチケット買いなのですが、今回も例外ではなく、この一風変わった、それでいて一度気になったらどうしても無視できない(笑)デザインに惹かれて買ってしまいました。
シラー60%、サンジョベーゼ30%、メルロー10%というあまり飲んだ事のない構成のワインです。
色は綺麗なヴァイオレットで、花のような果物のような甘い香りがしました。 グラスに1センチくらいついだ1杯目はかなり酸味が強く感じられましたが、だんだん柔らかく丸みがでてきて味も少し甘くなりました。 
サンジョベーゼというイタリアでもっとも一般的な品種の特徴として、涼しい夏の年は酸味とタンニンが強いという事なので2006年の夏ってわりと涼しめだったのでしょうか? 
シラーが割合的には多くてもそれほど濃厚な感じはなかったです。

このワイナリーのBELCORE(サンジョベーゼ80%、メルロー20%)はもう味は覚えていませんが、以前飲んだ事があります。
DULCAMARA(カベルネ70%、メルロー30%)というワインのエチケットも魅力的なので今度見つけたら買うつもりです。
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うさぎのカレンダーと国民の休日
2007/10/28(Sun)
毎年10月になるといろいろな来年のカレンダーが店頭に並びますよね。
うちでは、会社の取引先の電気メーカー2社の世界の風景を集めた月めくりのカレンダーを愛用していますが、自分で買うのは大好きなうさぎのカレンダー♪
昨日ダンスマガジンを買いに行った書店にダンマガがなかったものだから、代わりに(笑)来年用にこんなカレンダーを買ってしまいました。
calendar2008_t_rabb.jpg    calendar2008_t_rabb04.jpg

毎月ネザーランドドワーフやロップイヤーや雑種君たちの愛らしい写真が一杯で癒されそうだわ~~~。

それで、パラパラめくっていて5月の祝日でびっくり。 2008年は3日憲法記念日が土曜、4日みどりの日が日曜、5日子供の日が月曜日で、3連休で短いよなーと思っていたら、6日の火曜日が振替休日で休みになってるんです。
今まではそんな事はなかったから間違いじゃないのかと思って日めくりカレンダー.comなるところで確認したところやっぱり振替休日になってました♪

これってよく知らなかったのですが、2005年5月の改正で、5月4日が祝日と祝日に挟まれた単なる国民の休日から「みどりの日」という祝日に変わったために、2008年の5月6日が4日の祝日の振替休日という扱いになったのですね。 こちらのページに詳しく説明されていました。

で、2008年のカレンダーの最後のページには2009年の年間カレンダーが載っていまして、それによると2009年の9月は21日(月)が敬老の日、23日(水)が秋分の日という事で祝日にはさまれた22日(火)が国民の休日になっています。 という事で19日(土)~23日(水)が5連休なんですね。 鬼が笑うどころの話ではありませんが、なんだか嬉しいびっくりです! 
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新国立劇場「椿姫」詳細キャスト
2007/10/27(Sat)
11月4日に初日を迎える新国立劇場の「椿姫」の主役以外のキャストも発表になったようです。 こちら

ジプシー、メヌエット、アラブ、チャルダッシュ、タランテラなどはどんな感じで挿入されるんだろう? 興味ありますね。 
「椿姫」の本もずっと前に読んだきりなので、バレエを見るまでに読み直そうと古本屋さんで文庫を見つけてきました。 自分が思い描く椿姫の世界と牧版「椿姫」とどのくらい違うものなんだろうか?(笑)

11月4日&6日
マルグリット : スヴェトラーナ・ザハロワ
アルマン :   デニス・マトヴィエンコ
アルマンの父: ゲンナーディ・イリイン
伯爵 :    ロバート・テューズリー
プリュダンス : 西川貴子
ガストン :   イルギス・ガリムーリン
ナニーヌ(召使):神部ゆみ子
ジプシー :  川村真樹
メヌエット :  マイレン・トレウバエフ、八幡顕光
アラブ :    真忠久美子(4)、中村誠(4)/寺島まゆみ(6)、富川祐樹(6)
チャルダッシュ: 遠藤睦子、西山裕子、丸尾孝子
タランテラ :  高橋有里、吉本泰久、江本拓
村人 :    小野絢子、井倉真未、福田圭吾

11月7日
マルグリット : 酒井はな
アルマン :   山本隆之
アルマンの父: 森田健太郎
伯爵 :    富川祐樹
プリュダンス : 湯川麻美子
ガストン :   中村誠
ナニーヌ(召使):堀岡美香
ジプシー :  寺島ひろみ
メヌエット :  マイレン・トレウバエフ、吉本泰久
アラブ :    寺島まゆみ、イルギス・ガリムーリン
チャルダッシュ: 遠藤睦子、西山裕子、丸尾孝子
タランテラ :  さいとう美帆、グリゴリー・バリノフ、福田圭吾
村人 :    高橋有里。さいとう美帆、八幡顕光

11月10日
マルグリット : 本島美和
アルマン :   菊池研
アルマンの父: ゲンナーディ・イリイン
伯爵 :    イルギス・ガリムーリン
プリュダンス : 湯川麻美子
ガストン :   中村誠
ナニーヌ(召使):堀岡美香
ジプシー :  寺島ひろみ
メヌエット :  マイレン・トレウバエフ、吉本泰久
アラブ :    寺島まゆみ、富川祐樹
チャルダッシュ: 遠藤睦子、西山裕子、丸尾孝子
タランテラ :  さいとう美帆、グリゴリー・バリノフ、福田圭吾
村人 :    高橋有里。さいとう美帆、八幡顕光

11月11日
マルグリット : 田中祐子
アルマン :   ロバート・テューズリー
アルマンの父: 森田健太郎
伯爵 :    イルギス・ガリムーリン
プリュダンス : 厚木三杏
ガストン :   富川祐樹
ナニーヌ(召使):神部ゆみ子
ジプシー :  川村真樹
メヌエット :  マイレン・トレウバエフ、八幡顕光
アラブ :    真忠久美子、中村誠
チャルダッシュ: 遠藤睦子、西山裕子、丸尾孝子
タランテラ :  高橋有里、吉本泰久、江本拓
村人 :    小野絢子、井倉真未、福田圭吾

酒井はなさんがDANZA10&11月号のインタビューで「椿姫」についても触れていたので抜粋でご紹介。
「ベルリオーズの音楽のとても柔らかいところを意識して作られているが、音楽の中に織り込まれている振付はとても細かくリフトもたくさんある。 ダンサーとして一つ一つのステップにどう言葉を語らせていくのかが楽しみな挑戦。 素直で優しさと品格も持っている女性の姿を表現したい。 お互いに感覚で分かり合えるまでになっているアルマン役の山本さんと作品を一緒に創り上げていく事ができるのを楽しみにしている」

私はザハロワのマルグリットとテューズリーのアルマンが見たいので6日と11日に行く予定ですが、新国立のダンサーも数多く見られるし、ご贔屓の川村さん、厚木さん、西山さんが見られるのはとても嬉しいです♪
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キャスト発表! 国立モスクワ音楽歌劇場バレエ
2007/10/26(Fri)
国立モスクワ音楽歌劇場バレエのオフィシャルホームページに12月の来日公演のキャストが発表になりました。

くるみ割り人形 マーシャ くるみ割り人形・王子
12/22 (土)   14:30 ナターリヤ・クラピーヴィナ ゲオルギー・スミレフスキ
         18:30 ナターリヤ・レドフスカヤ ミハイル・プーホフ
12/23 (日・祝) 12:30 オクサーナ・クジメンコ スタニスラフ・ブハラエフ
         16:30 ナターリヤ・クラピーヴィナ ゲオルギー・スミレフスキ
12/24 (月・休) 12:30 ナターリヤ・レドフスカヤ ミハイル・プーホフ
         16:30 オクサーナ・クジメンコ スタニスラフ・ブハラエフ

白鳥の湖 オデット・オディール ジークフリート王子
12/27 (木) 18:30 タチヤーナ・チェルノブロフキナ ゲオルギー・スミレフスキ
12/28 (金) 12:30 ナターリヤ・クラピーヴィナ スタニスラフ・ブハラエフ
       17:30 ナターリヤ・ソーモワ ミハイル・プーホフ
12/29 (土) 12:30 タチヤーナ・チェルノブロフキナ ゲオルギー・スミレフスキ
       17:30 オクサーナ・クジメンコ スタニスラフ・ブハラエフ
12/30 (日) 12:30 ナターリヤ・ソーモワ ミハイル・プーホフ

今、気がついたのですが、今回の来日キャストにはナターリアさんがレドフスカヤ、クラピーヴィナ、ソーモアと3人もいるんですねぇ・・・。 間違えそうだ・・・。

うふふ、くるみ=レドフスカヤ狙い、白鳥=チェルノブロフキナ狙いでそれぞれ一日ずつとってあったチケットは見事両方当たりました! 嬉しいぃぃ。
レドフスカヤと踊るミハイル・プーホフは今回始めて見るダンサーですが、期待の新星らしいので楽しみにしてみます。
一方チェルノブロフキナのパートナーのスミレフスキーは2006年のバレエの美神でレドフスカヤとの「ロミオとジュリエット」と「幻想舞踏会」を見ていますが、その時の私の感想がこれです。
「パートナーのスミレフスキーはプログラムの写真なんかより実物の方が全然ハンサムです(笑) スラッとした長身でノーブル系で清楚な雰囲気がこのショパンの曲にとても合っている感じ。なんたって美脚!!」
確か、グレーのタイツ姿がとっても素敵だったのではなかったかしら??
チェルノブロフキナとの美男美女カップルがどんな白鳥のドラマを紡いでくれるのか今からとっても楽しみで待ち遠しいです。
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小出&後藤の「真夏の夜の夢」♪
2007/10/25(Thu)
東京バレエ団、「真夏の夜の夢」のマチネ公演に行ってきました。

オペグラもいらないほどの前方の良席で舞台を満喫、とても楽しかったです~♪
今回、真夏の衣装&舞台美術は英国ロイヤルバレエのものを借りているそうで、とっても素敵でした。
総合芸術としてのバレエにおいて、衣装やセットの果たす役割の大きさをつくづく感じたような気がします。 見た目だけの問題じゃなくて、古川さんのブログによると、とても踊りやすい衣装だとの事。
余談ですが、2年前の上演の時に借りたバーミンガム・ロイヤルの衣装は少し違うそうですが、この前DVDで見たABTの美術は本家ロイヤルとほぼ同じじゃないでしょうか。

「真夏の夜の夢」はこのバレエ団にとっても合っている演目だと思います。
芸達者が多いのでコミカルな雰囲気も良く出ていたし、ソリストたちの踊りも良かったのでとても楽しく見る事ができました。
で、なんと言ってもやっぱり小出ちゃんです!!
女王然としたものはあまりなかったけれど、と~~~っても愛らしくて、そんな中にも時折艶っぽい表情も見えたりして魅力的でした。 
「眠り」「ドン・キ」同様、初役とは思えないほどの舞台度胸としっかりとした踊りに感心しきり・・・。
後藤さんとの息もぴったりで、最後のPDDは2人して物語と音楽の中に溶けていってしまいそうな感じでした。
ゴトやんは、踊りの方はやや体が流れ気味なところもありましたが、体躯を活かした大きな所作でマイムがとても雄弁だったので、物語を的確に観客に伝えていたと思います。
もう一人、とっても良かったなと思うのがハーミアを演じた西村さん。 一緒に寝たがるライサンダーにあなたはあっちよと言って遠ざけておきながら、むごいほどの悩殺お休み投げキッス!(笑) 彼女の全身から溢れる健康的なお色気オーラが凄かった♪
パックの松下さんもボトムの氷室さんも注文をつけたいところがあるにはあるけれど、役になりきって溌剌としていて良かったと思います。

「バレエ・インペリアル」は初見でした。 
バランシンという感じがあまりなかったような・・・。
ソリストの奈良さんは華がありますね。 真ん中で踊るのもどんどん慣れて様になってきているように思います。
ミズカちゃんは、表情と踊りが硬かった気がしますが、もしかしたらあまり状態が良くなかったのかな?

詳しくはまた後日。 

以下、本日のキャストです

「バレエ・インペリアル」
音楽 : ピョートル・I・チャイコフスキー
振付 : ジョージ・バランシン

上野水香‐高岸直樹
奈良春夏
長瀬直義‐横内国弘 佐伯知香‐吉川留衣

「真夏の夜の夢」
音楽 : フェリックス・メンデルスゾーン
振付 : フレデリック・アシュトン

タイターニア:小出領子
オベロン:後藤晴雄

パック:松下裕次
ボトム:氷室友
ハーミア:西村真由美
ライサンダー:平野玲
ヘレナ:田中結子
デミトリアス:野辺誠治
村人:高橋竜太、鈴木淳矢、小笠原亮、宮本祐宣、山口優
エンドウの花の精:高村順子
蜘蛛の精:長谷川智佳子
カラシナの精:乾友子
蛾の精:佐伯知香

指揮:デヴィッド・ガーフォース
オーケストラ:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:志田明子 (「バレエ・インペリアル」)
合唱:TOKYO FM 少年合唱団 (「真夏の夜の夢」)
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リーピング
2007/10/24(Wed)
「リーピング」
原題:THE REAPING (2007年 米 99分)
監督:スティーブン・ホプキンズ
出演:ヒラリー・スワンク、デビッド・モリッシー、イドリス・エルバ、アナソフィア・ロブ
鑑賞日:10月13日 (DVD) 


“奇跡”の真相を暴く第一人者である大学教授のキャサリン(ヒラリー・スワンク)。彼女は「川の水が血に変わった」という現象を調査するため、相棒のベン(イドリス・エルバ)とともに小さな街・ヘイブンへとやってきた。ヘイブンで教師をするダグ(デビッド・モリッシー)とともに早速川を調べるキャサリンたちだが、いきなり大量の蛙が降ってくる不可解な現象に見舞われる。その時キャサリンは一人の謎めいた少女-街の人々が災いの元凶と恐れるローレン(アナソフィア・ロブ)と出会い……。(goo映画より)

ホラーレーベルのダーク・キャッスルの映画なのでこれもホラー、しかもB級ホラーなんだろうけれど、オカルト色も濃くけっこう面白かったです。 
サタンや天使を絡め、おち?というか、そう来たかというエンディングも悪くはなかった(笑)

アカデミー賞を2度も受賞しているわりにはヒラリー・スワンクって出演する映画を選ばないというか・・・、「11:14」(ゴーストのパトリック・スウェイジが老け役というか、老けたなぁ・・・)というわけのわからない映画でのちょっと頭のいかれた変なねーちゃん役で出演していたのはさすがにどうかと思ったけれど・・・彼女的に演じる価値があると思えばそれでいいのでしょうね。

キリスト教徒でもなく無宗教な人間にとってはこのストーリーには恐さはほとんど感じないと思う。
旧約聖書の「十の災い」を知っていれば、映画の中でその通りに順を追って起きる事も特にびっくりするわけではないけれど、真っ赤に染まった川やイナゴの大群などの映像はVFXを駆使して映像化しているだけに迫力満点。
その映像のリアリティーも素晴らしいけれど、フラッシュバック的に挿入されていたキャサリンの追憶や幻想のようなシーンもとても印象的だった。

旧約聖書、出エジプト記の「10の災い」は
 1.水を血に変える
 2.蛙を放つ
 3.ぶよを放つ
 4.虻を放つ
 5.疫病を流行らせる
 6.腫れ物を生じさせる
 7.雹を降らせる
 8.イナゴを放つ
 9.暗闇でエジプトを覆う
10.長子を皆殺しする

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「ブラック・ダリア」のスワンクは彼女の雰囲気と役柄の設定とのギャップが気になっていまいちすんなりくるものがなかったけれど、今回のキャサリン役の彼女は、自然体でとても綺麗だったと思う。 見る者を引き込む彼女の演技力はやはり凄いです。

キャサリンとなんとなくいい感じだったダグ役のデビッド・モリッシーはカットによってはジョシュ・ルーカスに似ていて(もち、ジョシュの方がいい男♪)、最初のうちはジョシュが良かった・・なんて思って見ていたけれど、やっぱりジョシュが演じるべき役ではないわ!(笑)

少女ローレンを演じたアナソフィア・ロブの無実を主張する意志の強そうな目がとても良かったです。
オカルトやホラー映画で子役が重要な役を演じているのを見るたびに、オンとオフの精神的なバランスをどうやってとっているのかと気になってしまうけど、まぁ、撮影現場にイナゴやカエルが飛びまくっていたり、川が真っ赤に染まっているわけではないので、実際にないものを相手に演技をしているその演技力に感心すべきなのでしょうね。

聖書というととっつきにくい感じもしますが、こんなマンガの旧約、新約聖書もあるのでけっこう重宝しています。
マンガ聖書物語<旧約篇>&<新約篇>
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パートナーシップ
2007/10/23(Tue)
いよいよ明日から東バの「真夏の夜の夢」が始まりますね。
オペロンを踊る予定だったヨハン・コボーが怪我のために降板となり、同じくロイヤル・バレエ団のスティーブン・マックレイというダンサーがダウエル卿の推薦のもとにオベロンを踊る事になったのですね。 つー事は、かなり実力もあって期待されているダンサーなんでしょうね。
NBSサイトのお知らせで17日に出た写真22日に出た写真があまりにも違うのでちょっとびっくり。 前者は学校を卒業して入団したての頃なのかな? 少年っぽさが思いっきり残っていて、海パンとサーフボードが似合いそうなシドニーっ子という感じなのに、昨日の写真はもうちゃんとした青年!(笑) で、パッと見、ほんとに最初の一瞬だけ、アダム・クーパーに似て見えてしまった。(生アダムもずいぶん見ていないなぁー)

彼のインタビューに2005年の日本公演に来ていたとあったのでプログラムを取り出してきて何を踊ったのだろうと調べてみたのだけれど、「シンデレラ」と「マノン」のキャストの中には名前はありませんでした。 ダンサー名簿の中のアーティスト(コール・ドですよね)にはきちんと載っていましたが。 
コジョカルとパートナーを組むくらいだからそんなに飛びぬけて身長は高くないのかな?
以前、何かで読んだコボーのインタビューで、彼が自分が引退した後のコジョカルのパートナーについてとても心配だと話していたのを思い出しました。 自分ほど彼女を理解して上手く踊らせてあげられるようなダンサーはいないというような内容だったと記憶していますが。
確かに2人のパートナーシップは素晴らしいものがあるのですが、特に年齢の離れたカップルの場合はそういう問題は避けて通れないわけで、パートナーを残して離れていかなければならない方も、自分の半身のように感じていたパートナーに去られて新しいものを育てなければならない方も、もの凄く大変な思いがあるのでしょうね・・・。
ここ3,4年くらい、ダンサーのパートナーシップという事にとても関心があるのですが、舞台の上で最高に分かり合えてお互いの良いところを引き出しあえるパートナーに誰もが必ずしもめぐり合えるわけではないし・・・。 歩み寄る努力というのも必要なのだろうし・・・。
 
身近なところで?、ペレンとシヴァコフがこの先どういうペアになっていくのか? 新体制の中でペア解消になってしまうのか? ロパートキナはここしばらくはコズロフとしか踊る事はないのかしら?とか・・・、まーいろいろ勝手に意味もなく考えたりするんですわ・・・。

そんなわけで(笑)、スティーブン・マックレイ君もコジョカルにとって良いパートナーの一人となればいいですねーと乱暴な結びであります♪
来年のロイヤルの来日ではきっと大きな役で見る事ができるんでしょうね。
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チリワイン La Mision Cabernet Sauvignon
2007/10/22(Mon)


チリのマイポ・バレーにあるWILLIAM FEVREというワイナリーの「La Mision Cabernet Sauvignon 2005 reserva」を飲みました。

ナショナル麻布マーケットで1600円(定価1,785円)で購入。
フレンチオーク樽で8ヶ月熟成後に瓶詰め。 
スロースターターなワインというか・・・、最初はぼんやりとしていて酸味の主張が一番強かったように思います。 30分、1時間と経つに連れてだんだん開いてきましたが、チリカベのわりにはさっぱりとした味わいのフルーティーなワインでした。
グラスにつく脚はけっこうあったのですが、ミディアム・ボディというよりライト・ボディに近い感じです。
パワフルなチリカベが飲みたいという方にはお薦めではありませんが、もしかしたら完全に開くまでにものすご~~く時間のかかるワインなのかもしれません。
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DVD新作リリース情報
2007/10/21(Sun)
DVDでーた11月号が出たので、新しいリリース情報など。(先月と重複しているものあり)

10月24日「クィーン」 ヘレン・ミレン、マイケル・シーン
       「約束の旅路」 モシェ・アガザイ、モシェ・アベベ
11月02日「バベル」 ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット
       「ラッキー・ユー」 エリック・バナ、ドリュー・バリモア
       「ドレスデン、運命の日」 フェリシタス・ポール、ジョン・ライト
   07日「ダイ・ハード4.0」 ブルース・ウィリス、ティモシー・オリファント
       「敬愛なるベートーヴェン」 エド・ハリス、ダイアン・クルーガー
   14日「レミーのおいしいレストラン」 (声)ルー・ロマーノ
   21日「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント
12月05日「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」 ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム 
   19日「トランスフォーマー」 シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス
       「オーシャンズ13」 ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット
01月01日「プレステージ」 ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル
       「ボルベール(帰郷)」 ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ

    
「約束の旅路」 1980年代に行われたエチオピア系ユダヤ人をイスラエルに移送する「モーセ作戦」という史実を背景に、スーダンの難民キャンプからユダヤ人と偽ってイスラエルにやって来て、優しいユダヤ人家庭の養子となった少年の苦悩を描いた作品。
「トランスフォーマー」 この映画は日本の玩具から発想を得たアニメ版が日米で人気となったSFアクションをスティーブン・スピルバーグが制作総指揮、マイケル・ベイが監督したもの。 車や携帯電話から高速変型したロボットが地球侵略を狙うという奇想天外なストーリー。 
「敬愛なるベートーヴェン」 ”第九”誕生の舞台裏、ベートーヴェンと作曲家の楽譜を清書する写譜師として雇われたアンナとの心の交流をつづった音楽ドラマ。 エド・ハリスのベートーヴェンってとっても興味あるキャスティングだな。  
「ラッキー・ユー」 攻撃的な勝負を得意とするポーカーの名手と新米歌手のラブストーリー。 「ラブソングができるまで」でもなかなかの歌い手っぷりを披露していたドリューが今度は新米歌手で登場。 どのくらい歌うシーンがあるんだろう? 主人公の父、伝説のポーカー・チャンピョン役でロバート・デユバルが出演。
「ドレスデン、運命の日」 第2次大戦末期の2月、英国軍の空襲を受けたドレスデンの病院で働く看護婦が、負傷したイギリス兵を発見しひそかに彼を看病するようになったことから芽生えた禁断の愛の行方。 彼らの目を通して戦争の悲惨さが映し出される。
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フェリとイーサンで”真夏”の予習♪
2007/10/20(Sat)
もうすぐ東京バレエ団の「真夏の夜の夢」の公演ですね。
私は小出&後藤組を見に行く予定です。 午後半するのできっちり仕事を終わらせねば・・・!
本で読んだのは気が遠くなるくらい昔だし、映画を見たのもかなり前なので、今日はストーリーを思い出すためとアシュトン版の予習をかねて、ずっと前に録画したまま見ていなかったABTの舞台を見てみました。
アレッサンドラ・フェリがタイターニア、イーサン・スティーフィルがオベロンを踊った、カリフォルニアのオレンジカウンティーで行われた2003年の公演です。
 
上演時間は1時間弱の1幕もの。 フェリもスティーフィルも素敵でしたが、バックを踊ったヘルマン・コルネホというダンサーのバネの効いた踊りに目が留まりました。 まるでトランポリンでも使ってジャンプしているみたいに柔らかくて高いジャンプが素晴らしい。 表情豊かでコミカルな演技も良かったし。
25日のマチネ公演ではタイターニアとオベロン以外はどういうキャストを組んでくるんだろうな~。 井脇さんは見られるかしら? バックは特に気になるし、ロバのボトムもね。
踊りももちろん重要だけど、ダンサーたちがコミカルな要素をいかに上手く出せるかというのもポイントになるだろうなー。
最後のタイターニアとオベロンの愛のPDDはいいですねー。 小出ちゃんとゴトやんにとっても合いそうだけど、ゴトやん膝の具合は完璧なのだろうか? 全編通してソロの踊りは大変そうだし・・・。 う~ん、でもと~~っても楽しみになってきた!
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ラストキング・オブ・スコットランド
2007/10/19(Fri)
「ラストキング・オブ・スコットランド」
原題 : THE LAST KING OF SCOTLAND (2006年 英 123分)
監督 : ケビン・マクドナルド
出演 : フォレスト・ウイテカー、ジェイムズ・マカボイ、ジリアン・アンダーソン、ケリー・ワシントン
鑑賞日 : 10月6日 (DVD)


スコットランドの医学校を卒業したニコラス・ギャリガン(ジェイムズ・マカボイ)は、志を胸に、ウガンダにある診療所で働く道を選んだ。時は1971年。軍事クーデターによってオボテ政権が倒れ、イギリスの支援を受けたイディ・アミン(フォレスト・ウイテカー)が、新ウガンダ大統領の座についた直後のことだ。軍隊のヒーローであるアミンは、国民の期待を一身に集める希望の星だ。そんな彼が、診療所の近くで演説すると聞き、興味を抱いて出かけて行くニコラス。熱弁をふるうアミンのカリスマ性にニコラスは、集まった多くの民衆と同様に強くひきつけられるのを感じる。そんなニコラスとアミンの運命がひとつに交わる出来事が、演説会の直後に起こった…(goo映画より)。
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<大いにネタばれです~>
「人食い大統領」の異名をとった実在のウガンダ大統領イディ・アミンをどういう切り口で描くのかによってこの映画の意味合いが全く違ったものになったと思う。
元アフリカボクシングヘビー級チャンピョンで2メートルを越える巨漢だったというイディ・アミン。
アミンを演じたフォレスト・ウイテカーも、その巨体と眼光だけで十分な威圧感を感じさせていた。

この映画のもう一人の主人公である架空の人物ニコラスのキャラクターの設定も良かったのではないかと思う。 ニコラスの言動が招く結果がアミンの持つ善と悪の二つの本質を観客に見せていくことになる。

医学校を卒業したばかりではあるけれど、医師としての自分の能力を役立てようと未知の世界であるウガンダを選んだニコラスは、青年らしいひたむきさと純粋さは持っているものの、やや短慮で流されやすく、女性に対しても奔放な世間知らずの若者。
そんなニコラスだから、カリスマ性たっぷりにウガンダの理想の未来を熱く語るアミンに惹かれて、彼の中に救世主的なヒーロー像を見て取るのも、偶然にも演説後に怪我をしたアミンの手当てをした際の臆する事のない言動にも納得がいく。

ニコラスの言動に新鮮な痛快さを感じ、また彼がスコットランド人というのが気に入ったアミンは彼を自分専属の医者として迎える。 ニコラスは、植民地時代のスコットランド軍に属し、キルトスカートを纏うなどスコットランドに傾倒して自らを「最後の王」と称したというアミンの心に郷愁のようなものを呼び覚ましたのかもしれない。

ウガンダ大統領として堅実な政権運営をしているように思えたアミンと、アミンの側近として発言権を持ち、贅沢な暮らしを提供されて意気軒昂だったニコラスに転機が訪れたのは、空港へ向かう二人が乗った車が銃撃に合い、命を落としかけた時だった。
内密の行動予定が外部に漏れていた事に怒りと恐怖を感じたアミンは、自分の敵となりうるすべての粛清を強化する。 
彼自身もクーデターによって大統領の任についた身であり、あの時代の情勢不安定な国内において猜疑心が強くなっていくのも無理のない事だったのかもしれない。

ニコラスの誤解から、第1の腹心に疑いを持ち処刑してしまったあたりから不安が疑心暗鬼を呼び、猜疑心が狂気へと変わり、彼の精神的な崩壊は止まるところを知らなくなってくる。
ウイテカーの迫力のある演技が凄まじく、彼の大きなアクション一つ一つや鋭い眼光から言葉以上の緊迫感が伝わってきた。

善良なる大統領アミンの真の姿を知ってしまったニコラスが、職を辞し国へ帰ろうとするも時すでに遅く、周辺のイギリス人たちと距離を置いていたのもあだになり孤立無援の状態となった彼は、軽率にもアミンの第2夫人と関係を持ち、彼女を妊娠させてしまい、さらに境地に立たされる。

国外への脱出の最後の手段としてアミン毒殺を謀るけれども発覚して失敗に終わり、空港で捉えられて拷問に掛けられ瀕死状態のニコラス。 彼の脱出劇のために、パレスチナ解放戦線によりハイジャックされウガンダのエンテベ国際空港に着陸させられたエール・フランス機ハイジャック事件(ハイジャック犯はアミン大統領の援護を受けていたといわれている)という史実が持ち出されている。 ウガンダ軍の見守る中、別の飛行機で出国できる事になったイスラエル人以外の乗客たちに紛れ、ニコラスが待合室から出て飛行機に搭乗して離陸するまでのシーンは非常にスリリングだった。
この青年が命拾いをするに足る人物とはとうてい思えないけれど、自らの身の危険も顧みずにニコラスを逃がしたウガンダ人医師の悲痛な思いを忘れることなく、帰国後は彼のすべき事をし、正しい人生の選択をして欲しいと思わずにはいられなかった。

この映画でウイテカーは第79回アカデミー賞主演男優賞を受賞していますが、彼はスワヒリ語を学び、アミンの肉声テープを研究しつつただの物まねにならぬよう、伝えられている彼のイメージに捕らわれることなくアミンの本質をつかもうと努力したとの事です。
この映画の中でのアミンに、ただの残虐な独裁者ではなく一人の弱い人間という面が垣間見えたのも、そういったウイテカーのアプローチのおかげなのだと思う。

アミン大統領は、反体制派のウガンダ民族解放戦線の攻撃により1979年に失脚した後はサウジアラビアに亡命し、2003年に80才で病死したそうです。
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ウガンダに到着したニコラスを出迎えた診療所の医師の妻サラ役はX-File・スカリー捜査官のジリアン・アンダーソン。 彼女が出演していると言うのがこの映画を見る楽しみの一つでもあったのだけれど、かまわないうちに伸びてしまったような髪と少しやつれたような感じのこのキャラクター仕様なジリアンに少しだけ年を感じた。 でも、どんな状況でも凛として自分を見失わないクールなサラはやはりジリアンならでは! ジリアン、とっても好きなのです。

尚、作品やアミン大統領について語っているウイテカーのインタビューがこちらで取り上げられています。
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日ハム日本シリーズ進出おめでとう!
2007/10/18(Thu)
プロ野球パシフィック・リーグのクライマックス・シリーズは日本ハム・ファイターズの優勝で幕を閉じました。 おめでとう! ファイターズ
スコアは6-2でしたが、最後の最後まで熱いゲームを見せてくれた両チームにありがとう♪

私自身は筋金入りのジャイアンツファンなので、セ・リーグはすべてがジャイアンツを中心に回っているから雑念などこれっぽっちもないのだけれど、パ・リーグの場合は、6球団のうち好きな3チームと嫌いor無関心の3チームに分かれてしまっているのですご~く複雑なのです。
そして、今年のクライマックス・シリーズはその好きな3球団が揃って出てきてしまったので困った困った・・・。
もし、ジャイアンツが負ければ日本シリーズはこの中のどのチームでも応援しましたです、ハイ。
ピッチャー陣に興味のあるソフトバンクには、王さんに今年こそ!と思うし、ロッテはバレンタイン監督はじめチームが好きだし、小笠原と新庄が抜けてもリーグ優勝した日ハムにも同じ思いがあるし、ヒルマン監督に有終の美を!と思ってしまうし・・・・。
3チームともペナント中もこれぞプロという野球を見せてくれるし、地元に根ざし、ファンと選手の一体感には感動すら覚える。
そんなわけで、ソフトバンクvsロッテ、ロッテvs日ハムとどのチームを特に応援する事もできず、ともかく最多ケースの8試合やってくれ~と思ってずっと見てきました。
結果、その通りになり、ペナントの覇者が日本シリーズに進んだという事で一番納得のいく形だったのかもしれません。

しか~し、このシリーズ、何がむかついたかってテレビ朝日! 試合を多数最後まで放映してくれたのには感謝なのですが、なんで解説が全部野村と東尾なのよ!!! こんなすっばらしい試合の数々をあの野村のぼやきモードの解説で聞かなければならなかったのは地獄だぞ~~~! 確かに言っている事はごもっともなんだけど、その場に臨めばセオリー通りにはいかないし、そんなあんたのチームは4位だろ!!と暴言を吐きたくなること数知れず・・・。 今日だって6-0になったときに「ロッテに戦意喪失だけはしないように願いたいですねー」なんて言うものだから、「あんたに言われなくたってロッテに限ってそんな事ないわい!」とテレビに向かってつい・・・。 野球見てる時ってオヤジ丸出しなのよねぇ・・・。 チャンネル違いだけど、掛布と牛島あたりに解説して欲しかったです・・・。

さて、肝心のジャイアンツ、今日は大事な初戦を落としてしまいました・・・。 日ハムvsロッテに釘付けだったので今日はほとんど見てなかったけど、明日から3連勝で決めておくれ!
急逝された長嶋終身名誉監督夫人のためにも、何が何でもという気持ちで頑張ってください。 
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熊川哲也氏、熊川版「海賊」を語る♪
2007/10/17(Wed)
K-BALLET FRIENDSからOfficial fan club communication paper「Pirouette」が届きました。 
熊川さんからのメッセージ、今回は5月に初演を迎えた「海賊」について多く語ってくれています。
「海賊」という作品は、熊川さんが全幕の演出にかかわり始めた当初からいつか手掛けたいと思っていた作品の一つだったそうです。
この作品を上演する条件として、バレリーナはもちろん、何よりも男性ダンサーの充実が待たれたようです。 というのも熊川さんが作りたかった「海賊」が、恋愛物語とは一線を画した「男たちの」海賊アドベンチャーだったからだそうです。 うん、確かにその通りでした。 コンラッド、ビルバンド、ランケデムを中心とした男の野望が渦巻く(笑)ドラマでしたからね。 だから、ひたすらコンラッドに忠誠心を注ぐアリが一人だけとてもピュアに感じられたのですよ。
この「海賊」のストーリーを熊川さんは、従来はあまり明確に浮かび上がってこなかった人物像や登場人物の関係を彼なりに整理しながら紡いでいったそうですが、次々と湧き出てくるアイディアの中、唯一、演出的な迷いが生じた場面があるとすれば、ラストにアリに起る事だそうです。
ラストにアリに起る事・・・、言っちゃいますからね、知りたくない人はこの先を読まないで下さいね。
それは、ラストにアリに訪れる「死」です。 壮大な男のロマンの落としどころとして、またアリの絶対的忠誠心というものをまっとうさせる意味でも、この結末しか考えられなかったし、この結末を気に入っているとの事です。 熊川さん自身、熊川版「海賊」のサブタイトルに「美しきアリ」と付けたいくらいなんですって。 ロマンチストだわね・・・。

現在、彼はリハビリに励む日々を送っているようですが、1日も早い復帰を目指してはいるけれど、まだ踊り続けていきたい彼としては、慎重かつ綿密に取り組んでいるとの事。 
演出家としての評価をもらうのも嬉しいけれど、舞台上で一人のダンサーとしてカーテンコールを迎える事以上の喜びはないという本音も吐露してくれています。

こちらはKバレエのHPからの情報ですが、10月22日(月)の23:00~23:29、NHK総合の「英語でしゃべらナイト」に都さんが出演するとの事。
また、23日に発売される「美的」12月号の「舞台で輝く女性達」に松岡梨絵さんのインタビューと写真が掲載されるようです。
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サウス・オーストラリア州のシラーズ
2007/10/16(Tue)
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オーストラリア、サウス・オーストラリア州のアデレードの南部にあるMcLaren ValeのAustralian Domaine Wines 「Alliance Shiraz 2004」を飲みました。 YANAGIYAさんで1,650円で購入。

若いシラーなので、やはり飲む前に2時間ほどデカンタージュしてから飲みました。
最初のうちはセメダインのような匂いが少し気になったけれど、しだいに甘みの方が勝ってきて美味しく感じられるようになり、フルーティーな味わいも強くなったかな。 まだ若いせいなのか、シラーのすごいパワーというよりはふくよかな感じ。
カマンベールを一口かじるとワインの甘みが一層増しました。

オーク樽で約20ヶ月熟成させたこのワインは、今飲んでも美味しいですが、さらに3年から6年くらい寝かせておくとさらに色も深まり甘みもましてより複雑な味わいを楽しめるとの事です。

デカンタージュはワインを空気に触れさせることによって酸化を進ませ、味や香りを開かせるためなので、デカンタは表面積の広い形のものが一番理想的なのだろうけれど、こういうデカンタは洗うのが大変だし買うのももったいないので、うちでは
bodum008.jpg←このティーポットの本体のみをデカンタとして使っています。
デカンタージュするのを忘れてしまったというような時には、ワインをグラスに注ぐだけでデカンタージュ効果があるという、こんなキャップもあるみたいです。 これは便利そうなので今度買ってみようかな?



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マールイ劇場 最新プレイビル
2007/10/15(Mon)
10月16日8時チェック
11月17日 ジゼル(復活)       キャスト未定
11月24日 ライモンダ(復活)     エレーナ・エフセーエワ、アルテム・プハチョフ
11月25日 くるみ割り人形(復活)  タチアナ・ミリツェワ、アンドレイ・マスロボエフ
11月28日 白鳥の湖          キャスト未定

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

10月15日22時チェック
10月18日 白鳥の湖    アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ
10月24日 ロミオとジュリエット  イリーナ・ペレン、ドミトリー・ルダチェンコ 

11月09日 オペレッタに演目変更
11月11日 リーズの結婚  タチアナ・ミリツェワ、アンドレイ・マスロボエフ
11月22日 海賊(復活)   アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

またまた、変わっておりますですね~。
どうしてそうなるのか日本人的感覚で考えるとよくわかりませんが、この際徹底的に追いかけるぞ!というチャレンジングな心境(笑)

10月13日9時チェック
10月14日 くるみ割り人形 オクサーナ・シェスタコワ、アルテム・プハチョフ

11月04日 ジゼル    イリーナ・ペレン、ドミトリー・グダーノフ
11月07日 ジゼル      イリーナ・コシェレワ、イーゴリ・コルプ
11月10日 ジゼル      オクサーナ・シェスタコワ、デニス・マトヴィエンコ

ペレンのパートナーのグダーノフってボリショイの? う~~ん。なんでかな? ペレンには小さいぞ! それにこう言っては失礼ですが、華のあるダンサーには見えないし(だったらまだヴィジュアルのいいシュピレフスキーの方がいい・・・)、合同ガラの時の印象が良くないしな。 まー、これだけ変更続きですからね、どーなる事やら。
しかし、結局4回あるジゼル公演でマールイのアルベルトはいないのね(怒)         

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ペテルブルグのマールイ劇場の公演スケジュールに振り回されておりますが(笑)、今朝ほとんどなくなってしまっていたキャストが復活していました。
(今朝のチェック状況は9日の記事に追記してあります。)
新体制がスタートした事だし、日々どういう事が起こっていたのかという事を後から振り返れるように、これから毎日劇場HPのバレエ公演&キャストをチェックして変更点などを記録してみようと思います。
自分のためと日本国内津々浦々のマールイファンのために!(笑)

10月11日22時チェック
10月18日 白鳥の湖   イリーナ・ペレン、デニス・マトヴィエンコ
10月21日 公演予定なし
10月24日 リーズの結婚 アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
10月27日 公演予定なし
10月28日 公演予定なし

11月07日 ジゼル    イリーナ・ペレン、未定
11月17日以降公演予定なし

なんだかんだ言って、スリリングな雰囲気を味わいたいのかも・・・って嘘ですが、☆印の下に掲載しているオリジナル?のスケジュールと変更のあるものが上記です。
10月14日の「くるみ割り人形」のキャストはロマチェンコワとプロームのままですが、この日、彼らはまだシンガポールに滞在予定なので、キャスト変更になるのでしょうね。
という事から考えて、このキャストってどれくらい確実性のあるものなんだろう?(笑)
でも、それでも、今までのようにキャストが一切発表されていないプレイビルより全然いいわ! 

実はペレンは24日にジュリエット・デビューだったらしいのですよ。 
また先延ばしになっちゃったのね~。 
つーことは、コシェレワのオーロラ・デビューも、ペレンのジュリエット・デビューもルダコに任せていたのか・・・。 無謀!(笑)
ペレンのジゼルのパートナー、ゲストでなくていいですから、シヴァと踊らせて!
ライモンダのシェスタコワのパートナーも気になるなぁ・・・。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

10月11日 眠りの森の美女   イリーナ・コシェレワ、ドミトリー・ルダチェンコ
10月13日 バヤデルカ      アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ、エレーナ・エフセーエワ 
10月14日 くるみ割り人形    アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
10月18日 白鳥の湖       アナスタシア・マトヴィエンコ、イーゴリ・コルプ 
10月21日 リーズの結婚     タチアナ・ミリツェワ、アンドレイ・マスロボエフ
10月24日 ロミオとジュリエット  イリーナ・ペレン、ドミトリー・ルダチェンコ 
10月25日 ドン・キホーテ     オクサーナ・シェスタコワ、ミハイル・シヴァコフ 
10月27日 白鳥の湖       スヴェトラーナ・ギリョワ、アルテム・プハチョフ 
10月28日 くるみ割り人形    アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム 
10月31日 海賊          イリーナ・ペレン、イーゴリ・コルプ
<9月26日付け>

11月03日 ジゼル       ディアナ・ヴィシニョーワ、セルゲイ・フィーリン
11月07日 ジゼル       イリーナ・ペレン、アルテム・シュプレフスキー
11月09日 ライモンダ     オクサーナ・シェスタコワ、未定
11月10日 ジゼル       エレーナ・エフセーエワ、イーゴリ・コルプ   
11月11日 リーズの結婚   アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
11月14日 ドン・キホーテ   アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ
11月17日 ジゼル       未定
11月22日 海賊         アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ
11月24日 ライモンダ     エレーナ・エフセーエワ、アルテム・プハチョフ
11月25日 くるみ割り人形  タチアナ・ミリツェワ、アンドレイ・マスロボエフ
11月28日 リーズの結婚   アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
11月30日 白鳥の湖     アナスタシア・コレゴワ、アントン・プローム  
<10月9日付け>
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ロパートキナのヴァリエーション・レッスン(その2)
2007/10/15(Mon)
☆パキータ☆
パキータは上品な会話の踊りとの事でした。
ロパートキナの全身で音楽を包み込むように踊る姿がとても美しかった。
ピアノの脇に立ち、上半身と腕だけで踊ってみせた時のポール・ド・ブラは言葉にならないくらい美しく、カメラに向かって穏やかに且つ確固たる様子で話す彼女の言葉には、ただただ聞き入ってしまうばかりでした。

☆瀕死の白鳥☆
手と腕の動きが大切な作品。 
その白鳥が強いのか弱いのか、倒れたのか死を待っているのかというように、どのような白鳥なのかによって腕の動きは変わるのだそうです。
そして踊り手の腕は白鳥が感じる事を表す生き物であると。
この作品は、踊り手によって自由な解釈が許されている作品で、演奏される楽器によっても踊りは変わるし、毎回違う白鳥にならなくてはいけないとの事。
夏の合同ガラでロパートキナの瀕死の白鳥を3回見ることができましたが、羽ばたきの強さ、死に行く姿は毎回違いました。
そして合同ガラでの彼女もこのDVDの映像の彼女も、膝から足首、トゥへと波打つように動かされる細かい脚の動きは本当に素晴らしく、感動的といっていいほど美しい。

ロパートキナが自分のレパートリーで一番好きなのは「愛の伝説」のメフメネ・バヌーだそうです。その理由はバヌーが御伽噺の主人公ではなく、普通の人間に近い、いろいろな感情を感じさせる人間なので親しみを感じるからという事でした。
これから踊りたい役に関しては、実現できた時に喜ぶのが好きだから秘密にしておきましょうと、子供のように目をきらきらさせながら話していました。
舞台では近寄りがたい気高さを感じさせる彼女ですが、インタビューでは人当たりの良さそうな暖かさを感じました。 それに合同ガラでも印象的だったけど、彼女って笑うととっても可愛いんですよね。
DVDのエンディングは、様々な役で繋がれたグラン・フェッテとレヴェランスの数々。 華やかなグラン・フェッテですが、ここまで格調高く進んできたプログラムの〆としてはちょっと通俗的な気もしました・・・。
舞台裏からのショットの、彼女と手をつないで舞台に出て行くコルスンツェフの後姿にドキッとしたりとか(笑)、本当に宝物的価値のある一本でした。
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ロパートキナのヴァリエーション・レッスン
2007/10/14(Sun)
20070918203208.jpgロパートキナのヴァリエーション・レッスンをじっくりとみて彼女の魅力と素晴らしさにいっそう惹かれてしまった気がします。
レッスンビデオとしては、かなり上級者向けのように思いましたが、彼女のその役柄への思い入れと解釈を実技とともに披露してくれるなんてこんな素晴らしい企画はないですよね。
見るだけで踊らないバレエファンにとってもとてもためになる一本です。
彼女の話し振りや表情から、このDVDが彼女の意図の下、練りに練り上げられて作られている事と、彼女の頭脳明晰さと感受性の豊かさが伝わってきました。
本当に惹きつけられる人だな・・・。
どの演目も非情に興味深く見ましたが、特に個人的に大好きな演目である「バヤデルカ」のニキヤの2幕での舞いについての説明には深く聞き入ってしまいました。
彼女のニキヤの全幕を是非生の舞台で見たいです。

☆ライモンダ 3幕ライモンダのヴァリエーション☆
ロパートキナがこのヴァリでのライモンダの踊りに対して一貫して言っていたのが「上品」に踊るという事でした。
一見簡単そうに思えるこの振付はハンガリーの民族舞踊の動きをクラシックバレエ的に上品に美しく見せるような振付になっていて非情に難しいと言っていました。
や、全然簡単そうには見えないですけどね(笑)
振付から読み取っているライモンダの性格づけも非情に細かく、前半は教養があって穏やかな性格で、礼儀正しく人との会話が上手という解釈で、後半の少しアップテンポな部分は勇気があり情熱的な性格を感じるという分析。
ライモンダの3幕のヴァリは全幕やガラで何人かのバレリーナによる踊りを見ていますが、それぞれどのようなライモンダとして踊っていたのだろう?
昨年末の彼女のガラのライモンダの上演でこのヴァリを見ていた時は、ひたすら彼女のラインの美しさ、パ・ド・ブレの素晴らしさに感動しながら見ていましたが、その踊りの中にこのような思いが込められていたのですね。

☆バヤデルカ 2幕ニキヤのヴァリエーション☆
ロパートキナ自身、もっとも好きな役の一つとの事です。
このヴァリエーションの前半は様々な苦しみ、ソロルに愛を告白できない苦悩を表現している。 失われた愛を取り戻せない苦しみの表現、戻ってこない恋人に向ける愛の叫びとも言っています。
花かごはソロルのニキヤに対する愛の証で、花かごを受け取った事で、それまで精神的に死んだ状態だったニキヤが生まれ変わる。
けれども花かごの踊りは喜びの踊りではなく、ソロルを取り戻せはしない事への最後の絶望の叫びなのだそうです。
確かにここのニキヤのヴァリは前半よりも後半の方が捉え方が難しいですよね。
この花かごはソロルからと言って渡されるだけで、実際はソロルがニキヤに贈ったものではないのですよね。(違いましたっけ?)
でも、もちろんニキヤはソロルからの愛の贈り物だと信じて疑わない。
ガムザッティの婚約者ではあっても、ソロルの心の中にいるのは自分なのだという「勝利」の喜びの踊り、もしくは、やはり愛されているのだと確信した幸せな気持ちが抑えられない踊りという解釈もあるのですよね。
このDVDのロパートキナのニキヤからは、孤高とか、威圧的なものは感じられないけれど、やはり気高い舞姫かな・・・。 自分の中で情念と理性が戦っているような辛さと潔さのようなものを感じた。
2005年の映像(多分、ソロルはコルスンツェフ)をヤフーかなにかで見たことがありますが、その時の彼女のニキヤとこのDVDのニキヤ(今年の春、アレクサンドロワ、ツィスカリーゼと共演した時のものだと思います)では肢体から滲み出てくる感情がだいぶ違ったように思いました。
パートナーが違うからというより、彼女自身のここ数年での表現力の高まりや深まりに著しいものがあるのではないかと感じました。 彼女にしてこのような進化&深化の余地があるのだから芸術って計り知れない可能性を持っているのですね。
 
<続く>
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クララ11月号 大好き♪ バレエ音楽
2007/10/13(Sat)
クララ11月号を買いました。
「大好き♪ バレエ音楽」という特集で、草刈民代、吉岡美佳、イリーナ・ペレン、伊藤友季子、山本隆之がそれぞれのおすすめのバレエ音楽を、曲への思いやエピソードなどを添えて紹介しています。

その5人が5曲ずつ選んだ中からさらに12曲を厳選した(笑)「ダンサーズ・セレクション☆クララのバレエ名曲集」というCDが付録としてついています。
5人のインタビューもふ~んとなかなか面白かったし、ドン・キの1幕の曲が入っているこういうオムニバスも珍しかったので買ってしまった。 今回ダンマガの11月号を買ってないから、価格的にDDD+クララでちゃらなかなぁ~(笑)
付録CDの曲目は・・・

1、「ドン・キホーテ」より 第1幕キトリの登場 <吉岡>
2、「ドン・キホーテ」より 第1幕キトリのヴァリアシオン <ペレン>
3、「ライモンダ」より 第2幕コーダ <草刈>
4、「眠れる森の美女」より 第2幕オーロラのヴァリアシオン <伊藤>
5、「くるみ割り人形」より 第1幕序曲 <山本>
6、「くるみ割り人形」より 第1幕マーシャと王子のアダージョ <草刈・吉岡>
7、「ロミオとジュリエット」より 第1幕バルコニー <吉岡・ペレン・伊藤>
8、「ジゼル」より 第2幕アルブレヒトの登場 <山本>
9、「ジゼル」より 第2幕パ・ド・ドゥ <伊藤・山本>
10、「白鳥の湖」より 第1幕2場情景 <ペレン>
11、「白鳥の湖」より 第1幕2場オデットと王子のアダージョ <吉岡・山本>
12、「瀕死の白鳥」 <草刈>


いずれも新書館ダンスCDからの抜粋で45分強。 BGMとしてはなかなかかな?(笑)

ペレンは上記2,7,10の他に、「バヤデルカ」2幕のニキヤの花かごの踊りと、チャイコフスキーの「セレナーデ」を上げていました。
ニキヤの花かごの踊りについては今更言うまでもないでしょうが、「セレナーデ」に関しては今最も興味を持っている作品の一つだそうです。 普段からじっくり音楽を聴くのが好きなようですが、彼女のインタビューで何が一番びっくりしたかって「今年の夏に来日したときには好きな曲をiPodに入れてきて・・・」というところでした(笑)
わ、すごい、iPod持ってるんだ・・・。 私、持ってないのに・・・(笑) そんなデジタルな音楽生活を送っているとは思いもしませんで、やー、失礼しました・・・。
美佳さんにとっては「白鳥の湖」のオデットと王子のアダージョが一番大切な曲だそうで、コール・ド時代に脚を手術してバレエを止めようかと思っていたときに、ギエムが来日するまでの代役に選ばれたというように、「白鳥の湖」という作品がいつもターニング・ポイントになっていたからだそうです。 
唯一の男性ダンサーの山本さんが選んだアルブレヒトの登場は、この場面、歩くだけでアルブレヒトの心情を表現しなくてはならず、つま先の出し方一つとっても難しいとのことでした。
本当に5人の話すべてが興味深く、面白い特集だなと思いました。
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ロパートキナのガラにロマチェンコワとプロームが参加♪
2007/10/10(Wed)
マールイのアントン・プロームからこうすけさん宛てにメッセージが届きましたのでご紹介。

プロームとロマチェンコワは、10月13日にシンガポールでEsplanade Theatreでda:ns festival 2007の一環として行われるStars of Russian Ballet - Ballet Gala with Prima Ballerina of Mariinsky (Kirov) Ballet, Ulyana Lopatkinaというガラコンサートに、マリインスキーのダンサーたちと共に出演し、「騎兵隊の休息」と「ドン・キホーテ」からのパ・ド・ドゥを踊るのだそうです。
すご~~~い!
その他の演目としては「白鳥の湖」「ロミオとジュリエット」「くるみ割り人形」からのパ・ド・ドゥやコンテンポラリーの作品が予定されています。
どんなメンバーたちと一緒に舞台にたつのか非常に興味のあるところですが、ロパートキナのガラに出演できるなんて素晴らしい事ですね。 彼らも光栄に思っているだろうし、ますます自信がつくと思います。
マールイ劇場のHPで発表になっている10月11月のスケジュールで、従来のペアが壊されつつ(笑)ある中、彼らは手付かずですからね(笑)
私は今年の夏に「バレエ祭り」を3回も見たわけですが(笑)、プハチョフとステパノワは、あうんの呼吸ながら「タリスマン」しか見られなかったし、ペレンとマラトはクラシックのパートナーとしてはやはり無理があったので、互いに信頼しあい、力量的にも釣り合っているプロームとロマチェンコワのパートナーシップの成熟ぶりに目を見張りました。

プロームは「Russian Golden Autumn」と題して写真も何枚か送ってくれました。
秋が深まりつつあるペテルブルグの今ですね♪ エルミタージュ美術館前のプロームはけっこう薄着だわね。
(私のブログでの写真の掲載については許可をもらっていますが、いかなる場合であっても複製・送信・配布・改変などの行為は禁止致します。)
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マールイ劇場、(驚愕の・・)新11月公演スケジュール
2007/10/09(Tue)
10月9日にお知らせした(下記)マールイ劇場のバレエ公演のキャストがほとんど白紙にもどっております(10月11日8時チェック)。

10月のスケジュールは13日の「バヤデルカ」のマトヴィ夫妻(これは変更なし)、18日の「白鳥の湖」がマトヴィ妻&コルプからペレン&マトヴィエンコに変更になっている以外、今日の「眠りの森の美女」からすべてキャストが消えています。
11月に関しても、「ジゼル」のプレミア公演以外はすべてキャストが白紙状態、公演スケジュールも16日以降がすべて消えております。

なんなんでしょうねぇ~~~?
これじゃぁ、うかつにピーテル詣でを計画できないですね(悲)   <10月11日追記>

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マールイ劇場の11月のスケジュールの追加公演が発表になりました。
かなりビックリな内容になっています・・・。 こちら

新版「ジゼル」のプレミアは以前の予定通り11月3日のようです。
しかもキャストはディアナ・ヴィシニョーワとセルゲイ・フィーリン!
Сергей Филин という名前に自信がなかったので翻訳ソフトにかけてみてびっく~~~り!
ヴィシとフィーリンって過去に一緒に踊った事ってあるのでしょうか??

で、ですね、それと同じくらいびっくりなのが、11月7日の「ジゼル」のキャストがペレンとアルテム・・・・・シュプレフスキー(Артем Шпилевский)となっている事です。
マールイのトップバッターがペレンというのも?ですが、アルテムのファミリーネームがプハチョフじゃなくて、読めなかったのでこれも翻訳ソフトにかけてビックリ仰天! この2人はとりあえず、ワガノワの同級生ですよね。

9日には「ライモンダ」が上演されるようですが、ライモンダ役のシェスタコワの名前しかありません。 ジャンは?? この日もゲスト?

10日の「ジゼル」も驚きのキャストで、エフセーエワとイーゴリ・コルプです。

17日にも「ジゼル」が上演されますが、キャストは未定です。

22日に「海賊」が追加となり、こちらはマトヴィエンコ夫妻の主演。

24日は再び「ライモンダ」、エフセーエワのライモンダデビューのパートナーはプハチョフです。
エフセーエワ、おめでとう! あ、ジゼルもデビューなのかな?

30日の「白鳥の湖」のアナスタシア・コレゴワのパートナーは、なんと、プロームです。


11月03日 ジゼル       ディアナ・ヴィシニョーワ、セルゲイ・フィーリン
11月07日 ジゼル       イリーナ・ペレン、アルテム・シュプレフスキー
11月09日 ライモンダ     オクサーナ・シェスタコワ、未定
11月10日 ジゼル       エレーナ・エフセーエワ、イーゴリ・コルプ   
11月11日 リーズの結婚   アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
11月14日 ドン・キホーテ   アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ
11月17日 ジゼル       未定
11月22日 海賊         アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ
11月24日 ライモンダ     エレーナ・エフセーエワ、アルテム・プハチョフ
11月25日 くるみ割り人形  タチアナ・ミリツェワ、アンドレイ・マスロボエフ
11月28日 リーズの結婚   アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
11月30日 白鳥の湖     アナスタシア・コレゴワ、アントン・プローム 
 

え~と、いろいろ言いたい事があるのですが、ちょっと今日は頭を冷やそうと思います。
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なんとか一勝!!
2007/10/08(Mon)
崖っぷちのヤンキースがようやく1勝で今日のところでの地区シリーズ敗退をなんとかくい止めた。
今日の松井は7番・指名打者。 このシリーズはずっと指名打者でいくのかな・・・。
松井自身、打撃はほとんど問題ないけれど、守備は思いもかけない動きによっての負担が大きいと言っていたから、かなり膝の状態に不安があるのでしょうね・・・。
それでも今日は松井も2安打3得点と大活躍だったので嬉しいし一安心。
デーモンの逆転スリーランの時にベンチから飛び出してきて、「入れ、入れ!」というジェスチャーの後、すごい勢いでガッツポーズをしていた松井。 まさにゴジラの雄叫びって感じでしたが、あんな松井を見るのも久しぶりだな・・・。 気合十分だね!
ともかくあと2勝してリーグ優勝決定戦に進んでね!
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南アフリカのワイン「Okha」
2007/10/07(Sun)
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昨夜は「ラストキング・オブ・スコットランド」というウガンダのアミン大統領の映画を見ながらアフリカ大陸繋がりで、南アフリカ、Western Capeの「Okha Cabernet Sauvignon 2005」というワインを飲みました。
ナショナル麻布マーケットで1,080円で購入したもの。
エチケットの右上のゴールドの象に惹かれて買ってみたのですが、なかなかコストパフォーマンスの高いワインで大満足でした。
カベルネだったのでとりあえず2時間ほどデカンタージュ。
一杯目をグラスに注いだときには葡萄の香りがしたけれど、その後はベリー系の香り。
色も若いわりには落ち着いたルビーで、グラスに脚もたくさん残っていました。
味は最初のうち少しだけ酸味を感じたけれど、その後は適度な甘みが酸を包むような感じでミディアムボディらしく飲みやすいワインでした。
南アフリカからだと赤道を越えて運ばれてくるわけですが、1000円のワインでも、きちんと温度設定されているリーファーコンテナで輸入されているようです。

南アフリカはヴィネクスポという世界最大の見本市にも出展するなどワイン作りにとても力を入れている国です。
乾燥した空気と昼夜の寒暖差が大きい事が葡萄の栽培に適しているのだそうです。

このOkhaは取り扱っていませんが南アフリカのワインを数多く扱っているネットショップを見つけました。 こちら。  
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神の雫
2007/10/06(Sat)
9月の2度目の3連休からどっぷりはまってしまったコミックがあるのです。
「神の雫」って知ってます? ワインにまつわるこんなストーリーです。


神咲雫は世界的に有名なワイン評論家、神咲豊多香の一人息子であるけれど、父への反発からワインを避けビール会社の営業をしていた。
けれども急逝した父親が残した遺産相続に関する遺言が彼の運命を変えていく。
その遺言とは、父が選んだ12本の偉大なワイン「十二の使徒」とその頂点に立つ最上の1本の「神の雫」というワインのヴィンテージと銘柄を、父の言葉で描かれているワインの描写をヒントにあてるというもの。
実はワインど素人の主人公、雫のみが神咲豊多香の息子ではなく、彼にはもう一人、養子縁組をした若手ワイン評論家の遠峰一青という息子がいたためにこのワインのプロと争わなくてはならないという話。

このマンガは講談社の「週間モーニング」に2004年から連載されていて、コミックは現在12巻まで発売されていて、11月に13巻目が出る予定です。
1~9巻までは古本屋でまとめ買いし、どうしても見つけられなかった10~12は我慢しきれなくなったので(笑)普通に本屋さんで買って一気に読んでしまいました♪
「十二使徒」を捜しあてる話ばかりではなく、いろいろなエピソードが挿入されていて、そのたびにいろんなワインが出てきてとても興味深いし、登場人物の設定も良くてとても面白いです。 さらにオキモト・シュウという漫画家の絵があくのないすっきりした綺麗な絵なので私好み。
韓国ではこの本がきっかけでワインブームが起きたそうだし、ブルゴーニュの生産者協同組合でも知られているそうです。
マンガで紹介されるワインはフランスとイタリアが多いので、そちら方面に疎い私にはいい参考書となっています。
ここに出ていたワインの中から気に入ったワインを自分でもいろいろ調べた上で少しずつ飲んでみようと思っています♪
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ルワンダの涙
2007/10/05(Fri)
「ルワンダの涙」
原題 : SHOOTING DOGS (2005年 英・独 115分)
監督 : マイケル・ケイトン・ジョーンズ
出演 : ヒュー・ダンシー、ジョン・ハート、クレア・ホープ・アシティ
鑑賞日 : 9月23日 (DVD)


ルワンダの首都・キガリ。イギリス人のジョー(ヒュー・ダンシー)は、クリストファー神父(ジョン・ハート)の運営する技術学校で英語教師として働いていた。ツチ族の少女マリー(クレア・ホープ・アシティ)をはじめ、生徒たちと触れ合いながら日々を送るジョー。しかし彼はBBCのレイチェル(ニコラ・ウォーカー)から、フツ族がツチ族を虐殺している事を耳にする。そしてある夜、事態は急変。フツ族の大統領機墜落を機に、フツ族がツチ族の大量虐殺を始めたのだ。怯えるツチ族の人々は学校へ避難してくるが…。(goo映画より)

この作品は1994年当時、記者として現地で取材したデビッド・ベルトンの体験がもとになっていて、ホテルルワンダが南アフリカで南アフリカ人を使って撮影されたのと違い、ルワンダ現地で撮影し、虐殺を生きぬいたツチ族の人がスタッフとして映画制作に加わっている。
また多くのルワンダ人がエキストラとして映画に出演しているそうだけれど、虐殺する側とされる側にどの部族がどのように別れて撮ったものなのか、ルワンダの人たちの勇気に感心させられる一方、昔の感情が蘇ってこないものなのかと、後で考えるとなんだか恐ろしくなってしまった。

映画の冒頭、マリー(クレア=ホープ・アシティ)のランニングの様子をまるで実況中継のアナウンサーのように伝えるジョー。 彼のまわりに集まって来てマリーのゴールに盛り上がる生徒たちの輝いている姿は、ごくありふれた風景だった。 
ルワンダでもそんな日常が繰り返されていたのに、大統領機撃墜事件がルワンダの社会を一変させてしまう。
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それは、93年の和平合意後もくすぶっていたフツ族のツチ族への憎しみを一気に扇動する都合のいい引き金だったような気がする。
人口的な比でさえ、8割以上がフツ族だったと聞くルワンダでのツチ族の人たちの恐怖と言ったらどれほどのものだったのだろう。 技術学校に避難することすらできなかった人たちの恐怖と絶望。
ついこの前までは部族の違いを気にする事無く一緒に日常を送っていたように思える隣人たちが、まるで虫でも殺すように罪悪感もなく虐殺する側とただ無力に逃げ回るしかない側に別れてしまう状況に気が遠くなるような、自分の感情がなくなっていくような感覚を覚えた。

BBCのレイチェルをはじめ、報道機関に携わっていた白人たちは、最初こそはこの惨劇を全世界に知らしめてなんとか悲劇を回避したいと奔走する。 それでも彼らの頭のどこかでは、自分たちはまず狙われないし、窮地に陥ればこの惨状から逃げる術があると思っているのだろう。
レイチェルがジョーに語った「1年前のボスニアの時は毎日泣いてばかりいた。 白人女性の死体をみるとそれが母だったら・・・と思った。 それなのにここでは涙すら出ない。 殺されているのはただのアフリカ人。 結局自分たちは自分勝手なのよ。」という台詞はあまりにも痛烈だけれど、これこそが白人の本音であり、先進国の本音なのだと思う。
そして、それは言い悪いの問題ではない。

国際社会の足並みが揃わないのは、ルワンダから10年以上経った今でも変わらない。 つい先日のミャンマーでの出来事も、中国やロシアが軍事政権とのそれぞれの関係のために積極的介入に否定的な姿勢を示した。  ルワンダの虐殺の影にもフツ族側に武器などを輸出してバックアップしていた国々がいて国連は十分な機能を果たせなかったと聞く。
途上国と、その資源を自国の利益のために利用する先進国という構図が変わらない限りこのような事の繰り返しは避けられないのだろう。
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この映画は英・独の共作で原題は「SHOOTING DOGS」だけれども、アメリカで封切られた際のタイトルは「Beyond the Gates」。 分かりやすいタイトルではあるけれど、クリストファー神父がデロン大尉(ドミニク・ホロウィッツ)に対して「あなた方が攻撃されない限り、銃撃は認められていないのでしょう。 犬があなた方を襲ってきたのか」とPKOのあり方を皮肉ったニュアンスが伝わって来ない。

ジョー役のヒュー・ダンシーは「ブラックホーク・ダウン」や「キング・アーサー」で見ていたのに覚えがなく、気に留めて見るのは初めてだけれど、魅力ある役者ですね。
映画の序盤、自分の任務にやりがいを感じ生き生きと輝いていたジョーが、大量虐殺の渦中で、自身も危険な状況で恐怖を体験し、何もできない国際社会や自分の無力さに気づき、現実の酷さにショックを受けながら消沈していく様子は痛々しかった。
ルワンダの人々への慈愛に溢れ、冷静沈着なクリストファー神父を演じたジョン・ハートの存在感も素晴らしい。
マリーを演じたクレア=ホープ・アシティは「トゥモロー・ワールド」で人類の未来を託された少女キーを演じていた女優だったんですね。 全然気が付かなかった。

是非一人でも多くの人に見てもらい、何かを感じて欲しい映画の一つだと思います。
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マールイ劇場11月公演スケジュール&キャスト+12月公演
2007/10/04(Thu)
劇場HPに11月の公演スケジュールとキャストが発表になりました。

11月10日 ジゼル    
11月11日 リーズの結婚   アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
11月14日 ドン・キホーテ   アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ
11月25日 くるみ割り人形  タチアナ・ミリツェワ、アンドレイ・マスロボエフ
11月30日 白鳥の湖     アナスタシア・コレゴワ  


12月01日 リーズの結婚
12月02日 竹取物語
12月07日 ジゼル
12月08日 白鳥の湖
12月09日 海賊
12月14日 ジゼル
12月15日 チッポリーノ
12月16日 チッポリーノ (マチネ&ソワレ)

11月の予定はマールイ劇場のHPにアップされているものですが、12月の予定はチケット・オブ・ロシアの情報です。 
11月末から12月の中旬までオペラの日本公演があるせいか、本国では11月はオペラが多くなっていてバレエ公演はたった5公演しかありません。
以前、チケット・オブ・ロシアをチェックした時にはジゼルが4回もあったのですが、だいぶ変更になっていますねぇ・・・。 予定が全くない日も結構あるし・・・。

ジゼルのプレミア公演にはヴィシニョーワをゲストとして招きたいという話があったので、それがまだ確定していないという事なのかな? ジゼルにかなり思い入れがあるようなヴィシがどのような返事をするのでしょうね?

以下、ぼやきになっていますので、そのおつもりで・・・。

たった5回の公演のうち、最多で3公演がゲスト公演になるって事ですよね。 なんで、劇場のダンサーに踊らせないのかなぁ・・・。 
デニスはパートナーが妻だったら出演するというような条件を出しているのでしょうか?
マリインスキーの期待の新星ソリストをなんでマールイで踊らせる必要があるんだろう?
マリインスキーもこれから売り出していこうというダンサーをよくほいほい貸し出してくれますねぇ。 さすが太っ腹というか懐が深いというか・・・。
マールイ劇場では、新シーズンよりチケット代が値上がりしているという事を教えていただきましたが、値上げしたチケットを裁くために営業的ストラテジーとして目玉が必要なのだろうか?
10月のキャストの意外性のあるフレッシュな組み合わせに11月はどんな演目でどんなペアが組まれるのか、そういう事もけっこう楽しみにしていたので残念ですわ・・・。
ロマチェンコワ&プローム、ミリツェワ&マスロボエフというのは、新体制になっても鉄壁なペアなのかしら? 今度の日本公演の「くるみ」もここだけは今までと変わらないような気がします。

11月14日以降は25日までマールイ劇場でのバレエ公演の予定がないので、近場に一週間くらいのツアーにでも行くのかなぁ??
ともかくできるだけたくさんのソリストが踊れますように!

あとちょっと気になるのが10月18日~23日の公演予定がHPからなくなってしまっている事。 どうしたんでしょうねぇ??
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チェルノブロフキナとプーホフのインタビュー
2007/10/03(Wed)
国立モスクワ音楽劇場バレエのタチヤーナ・チェルノブロフキナとミハイル・プーホフが、公演のプロモーションのために来日した際に行ったインタビューが写真と共に公演HPにアップされています。 こちら。 
チェルノブロフキナっていくつになっても清純派美女のままですねー。
今度の来日で上演される「白鳥の湖」と「くるみ割り人形」の魅力を語ってくれています。 
「白鳥」は2幕以外はオリジナリティーあふれる演出振付で、黒鳥が王子を騙す第3幕は特に見所との事です。 テクニックと感情表現についての2人の話はとっても貴重。 テクニックだけに集中するリハーサルと演技面に特化したリハーサルという二種類のリハーサルがあるんだそうです。
「白鳥の湖」はどうしてもチェルノブロフキナで見たいのだけれど、やまをかけて買ってしまった日に彼女が踊るだろうか??? 

さらにこのお2人は日本テレビの「汐留☆イベント部」にゲスト出演し、その様子は2週にわけて放送されるそうで、第1回目は9月26日だったのですでに放送済みですが、第2回目は10月17日(水)深夜1:59~2:14に放送される予定です。

こちらはすでにご存知の方も多いと思いますが、来年3月に来日予定だったタッチキン・バレエの「白鳥の湖」の公演が、プリンシパル・ダンサーのイリーナ・コレスニコヴァの懐妊で、中止になったそうです。 
一般発売はまだでしたが、優先などですでに購入された方は払い戻しの手続きが可能です。 こちら。 
タッチキン・バレエは現在64人のダンサーが所属しているとの事ですが、やはり彼女がいないと6回の日本公演も難しいという事なのですね。 ゲストを呼ぶとなるとコストなど余分な問題も出てくるでしょうからね・・・。 でも、ここのバレエ団、自国よりも海外での公演、しかも「白鳥の湖」が多いと思うので、彼女が踊れないあいだはなんだかとっても大変な事になりそうですね・・・。
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こんなことって・・・
2007/10/02(Tue)
ぇ~~、ショートゴロだぁぁ・・・、
 
え~~~~~!!!!!

っという、全く信じられない棚ボタV奪還の瞬間でした・・・。

ジャイアンツ優勝!

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ジャイアンツの5年ぶりの優勝がかかった今夜の試合は、まずgoo速報で得点を確認してから!と思って見に行ったら4回終わって3-3。 ジャイアンツがリードするまではテレビは絶対つけない!ということにしてまたgoo速報をみたら5回を終わって3-4でリードされていた・・・。 以降チェックするたびにスコアは変わらずイニングだけが進んでいき・・・。
8回が終わったところで何気なくラインアップを見てみると、なんと、ヤクルトのピッチャーの名前がシコースキーではありませんか・・・。 おととしまでジャイアンツにいたあのシコースキー???
好きだったのよ・・・まともな球はストレートくらいだったけどマウンドでぐるぐる腕を回しまくる熱血漢、なのに解雇されちゃって・・・。
でも今シーズン途中からヤクルトに入団した事すら知らなかった。 ふえん・・・。
どうせ負けるんだったらシコースキーを見たいと思ってテレビをつけてしまったのでした(軟弱なわたし・・・)
しか~し、シコースキーは9回は投げず見られなかった・・・。 なんだよーーーとぶつぶつ文句を言いつつもそのまま見ていたら、なんだか風向きが変わってきて、矢野の決死の?ヘッドスライディングで2アウト満塁に。
続く清水に大きな期待を寄せながら、打て~打て~と叫んでいた結末が冒頭なわけです!

いや~、あんな暴投サヨナラ優勝でいいのか・・・。 
宮本もあれは精一杯だったと思うので決して責められるもんじゃないですよ、絶対。
ともかく自分がアウトになってはいけないとヘッドスライディングした清水は、ベースを掴んだときには、自分がアウトにならず1点は入っただろうぐらいにしか状況がわからなかっただろうな。 
ベンチからもバッラバラに飛び出してきたし・・・。 
なんだか劇的なんだけど不思議な幕切れでした。

でも、ともかく

優勝おめでとう!!
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DANZA第12号からメルクーリエフのインタビュー
2007/10/01(Mon)
DANZA第12号(10~11月)をもらって来ました。 
表紙は酒井はなさん。 黒地に白い花と赤い茎と葉が描かれた、シックだけれど華やぎのあるワンピースがとっても良くお似合い。
特集の新国立劇場10周年も、国内バレエ団の中では新国立劇場のダンサーに一番馴染みのある私としてはとても嬉しい企画。

でも、今号で一番「おお~~!」っとありがたく思ったのは3ページにわたるメルクーリエフのインタビュー&フォトでした!
私にとってメルクーリエフはいつになっても元マールイというのが付いてまわるのだけれど、その彼の本音の部分がばんばん聞けた楽しいインタビューでした♪ こういう人、とっても好きだなーって思ったので、著作権云々は忘れた事にして印象的だった彼の話をいくつかご紹介。

「ボリショイに移っての1年の間に17~18の新作を覚えて踊った。 これだけのレパートリーを覚える事ができた自分の脳みそに感謝」ですって(笑)。
マリインスキーからボリショイへの移籍については、「よりよい条件で躍ることができると提示されたから。 自分に対する評価を傷つけずにすむのかという恐怖感で一杯だったけれど、前に進むためにはリスクを負う事も必要。 そしてその決断を正しかったと思っている。」
パートナーに関しては、「ともかく相手を愛する事、たとえそれほどリスペクトできない人とでも。(←正直者♪) 一緒に踊っているときに、(パートナーとして)一生懸命愛そう、助けようと思う気持ちが相手の邪魔になることもあるので相手が何を必要としているか見極めるのも大切」
踊りやすいパートナーは?と聞かれて「なんといっても体重が軽い人」という率直なお答えには思わず笑ってしまいました。 彼曰く、「男性ダンサーは心の中ではみんなそう思っているよ。」 あとは、「自分と踊りたいと思ってくれている、いろんな意味で頭のいい人。」
新シーズンでは念願のアルブレヒトを踊る事ができるそうです。 彼は自分の事を「俳優」と表現しているそうで、演技派メルクーリエフとしては、「どんな役でも舞台で踊る以上は、自分は消えて全身全霊でその役になりきるから、役が好き嫌いではなく、踊らせてもらえるならどんな作品でも踊りたい」との事。
そして日本に関しては、「飛行時間と時差は大変だけれど、日本という国には、それだけの困難をしてもそこで踊りたいと思わせるものがある。個人的に招聘してもらえれば来年のボリショイの来日公演を待たずに踊る事もできる。」と言ってくれています。 で、「いつか僕がすごいアーティストになった暁には、日本で”メルクリーエフ&フレンズ”公演をやりたいと思っている」のだそうです。
そんな公演が将来できるように、どんどん成長していって素晴らしいダンサーになって欲しいですね~。
彼がアルブレヒトを踊る時のジゼルは誰なんだろう??  ボリショイの軽そうなバレリーナって誰?(笑)
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