DANZA 第11号(8月~9月)
2007/07/31(Tue)
マールイ日本公式サイトに紹介されている
DANZAの第11号(8~9月)をもらってきました♪
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ペレンは表紙とカバー・ストーリーに登場。 
2ページにわたるインタビューで、けっこういろいろな話題に触れています。 彼女が初めて「白鳥の湖」に主演したのは入団して2ヶ月後だったんですね。 そりゃー、すんごいオデットだったろうな(笑) 以前シヴァコフも入団して一ヶ月でアリを踊ったと言っていましたから、98年組の入団はマールイにとっては、本当に待たれていた出来事で何かが大きく動き出した年だったのでしょうね。
ペレン本人が好きな役はバヤデルカのニキヤとドン・キのキトリだそうです。 私が好きな彼女の役と彼女自身が好きな役がぴったり同じなのはファンとしてとっても嬉しい! 「白鳥の湖」が今でも一番難しい作品と言っているのも、今後も進化が観られそうで○(笑)
バレエ団の今後に関しては、「劇場の骨格はクラシックにあるけれどその上に新しい演出・振付が肉付けをしてくれればいい」という発言。 ペレンは現代物の中ではナチョ・ドゥアトの作品をとっても踊りたいようです。
そして今は変革の時にあるバレエ団はより良い方向に進んでいくと信じているとも言っていますが、それはあなたたち次第なのよ~、是非頑張ってあなたたちにとって良い方向へ持って行って下さい!とエールを送っておきたいです(笑)

クローズアップ・インタビューはKバレエの橋本直樹さん。 「海賊」の公演中に熊川さんの代役としてアリを踊った時の重圧やプレッシャーなどをありのまま語っています。 その後本人が怪我をしてしまったのだけれど、順調に回復してくれるといいですね。

広告ページにTDKコアから9月26日発売予定の「世界のプリマバレリーナたち」の詳細が載っていました。

Vol.1ヴィシニョーワのヴァリエーション・レッスン 
 「白鳥の湖」よりオデットのヴァリエーション
 「ドン・キホーテ」1幕より キトリのヴァリエーション
 「ジゼル」2幕より ジゼルの登場
 「眠れる森の美女」1幕より オーロラのアントレとヴァリエーション

Vol.2 ロパートキナのヴァリエーション・レッスン
 「ライモンダ」3幕より ライモンダのヴァリエーション
 「ラ・バヤデール」2幕より ニキヤの踊り
 「パキータ」より パキータのヴァリエーション
 「瀕死の白鳥」

いずれも2007年収録、約60分で5,460円です。
ご本人たちの踊りと解説つきという願ってもないDVDですが、「白鳥」と「ジゼル」はヴィシじゃなくてキナにお願いしたいものです・・・。
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マールイ「夏休みバレエまつり」 7月29日の感想
2007/07/30(Mon)
<第1部>
「タリスマン」よりパ・ド・ドゥ 音楽:R.ドリゴ  振付:M.プティパ
オリガ・ステパノワ、アルテム・プハチョフ
ステパノワの衣装は,ワンショルダーではないけれど、去年ペレンが「ディアナとアクティオン」で着ていたようなベージュ色のミニワンピース。
彼女らしくないミスが2度ほどあって、バーレッスンでの元気なさが気になっていたので、どこが調子悪いのかと心配になった。 しっとりとした滑らかな動きのステパノワって初めて見たような気がするけれど、指先まで神経が行き届いていてとても綺麗でした。
プハチョフは衣装(ブルーで左肩が出ているワンショルダー)を除けば(彼のせいじゃないし・・・)すべて素晴らしい! ソロルのパンツみたいなデザインだからタイツ姿の美しいおみあしを拝めなかったのは残念だったけれど、高いジャンプと軸が真っ直ぐな回転に物腰の優雅な美しさ。 理由は言うまいが、彼はバンダナ(ハチマキ?)とか似合いますよね・・・。 ノーブルさと優しさが溢れていたプハチョフ、この日はちょっとロジャー・フェデラー似に見えてしまいましたん♪
恋人同士の初々しい愛情が感じられるようなPDDでした。


「白鳥の湖」よりグラン・アダージョ 音楽:P.チャイコフスキー 振付:L.イワノフ/N.ボヤルチコフ
スヴェトラーナ・ロバノワ、ニコライ・コリパエフ
ロバノワが思っていたよりも柔らかくオデットを踊っていたのに嬉しい驚き。 彼女は特別手足が長いというわけではないけれど、ラインはとても綺麗ですね。 白鳥を踊りこんでいる長身で手足の長いプリマたちがたくさんいる中で、彼女が劇場で全幕を踊れるチャンスを掴むのは容易な事ではないだろうけど、このツアーで一回一回丁寧に心を込めて踊っていって自分の財産にして欲しいです。 
王子役のコリパエフはコール・ドからの抜擢、しかも2005年入団と若いんですね。 若いくせになんだか復刻版の映像を見ているような雰囲気は何だろう??? きちっと分けた髪型のせいだろうか? ロバノワの足を引っ張るまいと一生懸命に踊っていたのは偉かったと思いますが、まだちょっと大変そう。
2004年の夏にコチュビラのパートナーを務めたヴァンシコフあたりでも良かったような・・・。


「白鳥の湖」より4羽の白鳥 音楽:P.チャイコフスキー 振付:L.イワノフ/N.ボヤルチコフ
ラトゥースカヤ、ボルシャコーワ、ドミトレンコ、ジュラヴリョーワ
全幕でも4羽の白鳥をよく踊っているラトゥースカヤ以外は顔も名前も初めてかな?というバレリーナ。 全幕の1軍チームと比べると、動きにバラバラ感はありましたが、ふつうには良かったです。


「ゴパック」 音楽:V.ソロヴィヨフ=セドイ 振付:R.サハロフ
アレクセイ・クズネツォフ
ウクライナの民族衣装という白いシャツに赤いだぶだぶのずぼん。 なんだか空気抵抗が大きそうだけど、この演目の衣装ってどこのバレエ団でもだいたい似てますよね。
出てきて、いきなりのジャンプの高さとバネにはびっくりしました。 


「エスメラルダ」 音楽:C.プーニ 振付:N.ベリョーゾフ/N.ボヤルチコフ
イリーナ・ペレン、マラト・シェミウノフ
まさか、こちらにもエスメラルダがあるとは思わなかった。
マールイのエスメ・・・。 先月買ったDVDを見ましたが、狭そうなスタジオ撮りの作品・・・、細胞分裂が停止しそうなくらい、ある意味衝撃的なものでもあったので(ちなみにDVDではタンバリンの踊りはありません)、あの作品から何を踊るんだろうと恐怖のようなものもありましたが、詩人グレンゴワールと寺院の広場の前で踊るシーンだそう。
凄かったのは衣装! こちらはゴージャスでびっくり。 プログラムに載っていたのはマールイらしい可愛らしい衣装だったけれど、この日彼らが着ていたのはゴールドを基調とした華やかな美しい衣装。 ペレンは膝上くらいのシースルーなプリーツっぽいチュチュでした。 
マラトがレッスンで何度もチェックしていた振りは上手く踊れていました。 とても慎重に丁寧に踊っていたのが、詩人のナイーブさにもとれて良かったと思うけれど、ガラなんだからもう少しテンション上げてもいいかな? 
ペレンはこの役がレパートリーの中に入っていたけれど、どのくらい踊っているんだろうか? 体の表現も顔の表情も豊かでラインが綺麗なメリハリのきいた踊りで調子良さそう。 タンバリンも失敗することなく高々と上げた脚で叩いておりました・・・。 タンバリンにひらひら短いリボンのようなものが付いていたのがとても気に入らなかったんだけど、まーいーか! 
リフトを売り物にしているこのカップルのリフトにはかなり凄いものがありますが、マラトが仰向けに背中をそらせているペレンをシングルハンドで持ち上げたまま歩いたのにはびっくり! しかもペレンの頭は進行方向前方・・・、怖すぎる! 


「ドン・キホーテ」 よりグラン・パ・ド・ドゥ 音楽:P.チャイコフスキー 振付:M.プティパ/N.ボヤルチコフ
アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム、(ヴァリエーション:ステパノワ、ロバノワ)
プローム、少し太った? 顔と腿に肉が付いたような気がしないでもない。 冬の公演でも思ったけれど、一つのPDDで良いところとう~んというところの差があるような感じなんだよな・・・。 少し踊りが重そうに感じたところもあったけれど、ピルエットの連続などは滑らかでとても良かったし、時々、さっと決めるポーズがなんとなくルジに似ているようなところもありました。
ロマチェンコワは本当に上手くなったなぁとしみじみ思います。 ここ数年、見るたびに安定感を増しているようです。 上体がまっすぐ引き上げられていて姿勢が綺麗だし、踊りにいい説得力があるんですよね。
ヴァリで最初に扇子が上手く開かなかったみたいだけど、小気味よい踊りがとても良かった。 フェッテは前半シングル、シングル、ダブルだったかな? 上げる方の脚がピンとしていて綺麗なフェッテです。
二人が視線を合わせて微笑んだりするのもとっても自然な感じで、パートナーシップの良さが伝わって来た1部のトリにふさわしいGPDDでした。
ヴァリエーションがステパノワとロバノワってのも考えてみれば豪華な事です。 ステパノワもここでは調子が戻っていたようだったので一安心。


<第2部>「眠れる森の美女」よりハイライト 
音楽:P.チャイコフスキー 振付:L.イワノフ/N.ボヤルチコフ

リラの精 : オリガ・ステパノワ
ステパノワのリラが見られるとは思っていませんでした。 脚を交互に高く上げながら前に進んでくるところは、ちょっと勢いが良すぎたような気もしますが踊りは安定していました。
 
長靴をはいた猫と白い仔猫 : スヴェトラーナ・ロバノワ、アレクセイ・クズネツォフ
ロバノワの猫はちょっとお高くとまってて、さり気なく気が強そうな可愛い猫でした。 全幕で彼女がこの役を踊るという事はまずないのでしょうから、こういう機会にいつもとは違うキャラを楽しみながら踊るっていうのもいいですよね!
クズネツォフももちろん上手いです。

狼と赤ずきんちゃん : アレクサンドラ・ラトゥースカヤ、ニコライ・コリパエフ
コリパエフはこちらの方が良かったです。 赤ずきんちゃんが怖さのあまり震えながらパ・ド・ブレで後ろに下がりながら籠から花を落としてしまうのだけれど、レヴェランスで出てきた時に一つずつ全部拾って、それを花束のようにまとめて跪いて赤ずきんちゃんに捧げていたのが憎い演出でした(笑)
ラトゥースカヤも全幕でよく踊っているので余裕でした。

フロリナ王女と青い鳥 : アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
プロームはこちらの方が体の動きが軽くて良かった。 アントルシャのジャンプも高く、着地も柔らかで会場からも拍手の嵐。
ロマチェンコワはすごい華やかさがあるわけではないのだけれど、優雅な踊りの中に正統派の気品を漂わせていました。 

オーロラ姫とデジレ王子 : イリーナ・ペレン、マラト・シェミウノフ
なーーんで、鬘かぶって出てくるの?? 全幕じゃないんだしさぁ!
鬘を見た瞬間、がっくり。 しつこいですが、鬘はきらいだー!
マラトは笑顔も出ているし、ラインも綺麗になったし、ペレンとのアイコンタクトもしっかりできているけれど、まだ踊りに余裕がない。 真剣そのもので踊っていましたが、ごまかしの一切きかないプティパの「眠り」を踊るにはやはり無理があると感じてしまいました。 ペレンとのダンサーとしての差も歴然で、見応えのあるGPDDとは言い難かったです。 まー、うだうだ言ってしまいましたが、この演目の感想はたったの一言です。
ペレンとプハチョフで見たかった。  

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マールイ夏まつり班バーレッスン見学
2007/07/29(Sun)
第1部
「タリスマン」よりパ・ド・ドゥ 音楽:R.ドリゴ  振付:M.プティパ
オリガ・ステパノワ、アルテム・プハチョフ

「白鳥の湖」よりグラン・アダージョ 音楽:P.チャイコフスキー 振付:L.イワノフ/N.ボヤルチコフ
スヴェトラーナ・ロバノワ、ニコライ・コリパエフ

「白鳥の湖」より4羽の白鳥 音楽:P.チャイコフスキー 振付:L.イワノフ/N.ボヤルチコフ
ラトゥースカヤ、ボルシャコーワ、ドミトレンコ、ジュラヴリョーワ

「ゴパック」 音楽:V.ソロヴィヨフ=セドイ 振付:R.サハロフ
アレクセイ・クズネツォフ

「エスメラルダ」 音楽:C.プーニ 振付:N.ベリョーゾフ/N.ボヤルチコフ
イリーナ・ペレン、マラト・シェミウノフ

「ドン・キホーテ」 よりグラン・パ・ド・ドゥ 音楽:P.チャイコフスキー 振付:M.プティパ/N.ボヤルチコフ
アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム、(ヴァリエーション:ステパノワ、ロバノワ)

第2部
「眠れる森の美女」よりハイライト 音楽:P.チャイコフスキー 振付:L.イワノフ/N.ボヤルチコフ
リラの精 : オリガ・ステパノワ
長靴をはいた猫と白い仔猫 : スヴェトラーナ・ロバノワ、アレクセイ・クズネツォフ
狼と赤ずきんちゃん : アレクサンドラ・ラトゥースカヤ、ニコライ・コリパエフ
フロリナ王女と青い鳥 : アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
オーロラ姫とデジレ王子 : イリーナ・ペレン、マラト・シェミウノフ


親子で楽しむ夏休みバレエまつりのマチネに行って来ました。
会場は満席で本当に親子連れが多かったです。 小さいお子さんもたくさんいて、そのわりにはそれほどうるさくなかったですし、逆に素直な感性でブラボーなんて可愛い声が飛んでいて和やかな雰囲気でした。

今日は、公演の前に伊勢丹アイカードのバーレッスン見学チケットでレッスンを見る事が出来ました。
舞台上にはバーが3本あり、上手側のバーはレッスン参加のお子さんチーム。 マールイの先生が子供たち用に「イチ、ニー、サン、シ」と日本語で言ってくれてました。 優しいですね! 
下手のバーは、バーを挟んでプロームとロマチェンコワが先頭。 センターのバーはステパノワとペレンが先頭で、バーの両端に鏡が置かれていました。 マラトはプハチョフの後ろにいても頭一つ出てる感じでホントに大きいです(笑) 客席から見ると、ロバノワの色の白さが目立ちました。 エフセーエワ並み?
ダンサーはそれぞれ思い思いのレッスン着で個性が出ていて興味深いですね。 私はけっこうステパノワのセンスに注目しているのですが、席がステージからちょっと遠かったので自信がないけれど、臙脂と黒?の切り替えがアシメトリーになっているシックなレッスンウエアでした。
男性陣はちょっと~というダンサーが多かったけど(笑)、さすがにイルカの調教師(友人談)はいなかったな!
ペレンもステパノワも背中の筋肉が綺麗についているんですね。 2人とも脚は軽々高く上がるし、ラインがとても綺麗でした。 ちょっとステパノワが元気なさげだったのが気になっていたのですが、舞台では
後半は良かったので大事無いかな?と思います。 ペレンはトレーニングパンツを腰骨の辺りまで落として鏡を見ながらチェックしたり、スパッツを上げたり下げたりとけっこう忙しかったですね(笑)
予定では30分間だったのですが、バーレッスン終了後もセンターレッスンが終了するまで約1時間もじっくり見せてもらう事ができて、まるで1公演みたくらいの充実感がありました。
ロマチェンコワがドン・キのフェッテを練習していましたが、ダブルを最後まで挟んだ綺麗なフェッテでした。 彼女のシェネは絶品ですねー。 上手奥から斜めに移動したシェネの美しい事!
一番最後までやっていたのがマラトで、エスメラルダと眠りのヴァリの部分を真剣な顔で練習。 何か自分で納得できないところがあったようです。 その甲斐あって、本番では上手くいったと思います。
2人とも舞台から客席後方にあるミキシングルームのスタッフに向かって、大声で曲のリクエストをしていたので彼らの肉声が聞けました(笑)

パンフレットは夏祭り班単独のパンフレットで1,000円です。 
素顔のダンサーというページがあって、多分去年の夏の来日で撮ったのでしょうが、ペレン、ステパノワ、プハチョフ、マラトの4人で東京タワー(何十年前のホットスポットだ!・・・)に遊びに行った時の写真がたくさんありました。 ホントに普段から仲が良さそうな4人です。
でもねー、マラト君たち、休みの日にあんまりはしゃぎすぎるなよー!
この公演用にペテルブルグで撮った写真には、意味不明ながらペレンの愛犬のポメラニアンも登場! とっても可愛い!


今日は日曜なのに朝早かったのでこの辺で。 感想は明日にでも。
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カリフォルニア、ナパ「TULOCAY PINOT NOIR」
2007/07/28(Sat)
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カリフォルニア、ナパ「TULOCAY PINOT NOIR(トロケイ、ピノ・ノワール)」を飲みました。
例によってYANAGIYAさんで4月始めに1,890円で購入。
暑くなってくると「カベルネ」や「シラーズ」などの濃い系よりも、少しライトなものを飲みたくなる事が増えますが、この日もそんな気分でした。
ここ最近飲んだワインは同じカリフォルニアでも老舗のワイナリーのものでしたが、このトロケイは1975年創設という比較的新しいワイナリーのようです。
インポーターの希望小売価格が3,870円だったところを半値近い価格で売り出したのであっという間に700本完売してしまったようですが・・・。 現地価格は24ドル。
一口目に感じたのはミディアム・ボディーのワインの濃さにあったほどよい甘さ。 舌触りも滑らかでとても飲みやすいワイン。
トマトとピーマンと鶏肉をワインとコンソメで煮詰めたものとパンで飲みました。

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ダイ・ハード4.0とダンスマガジン(笑)
2007/07/28(Sat)
「ダイ・ハード 4.0」を見て来ました♪
面白かった~~~! いかにもジョン・マクレーンらしい、有り得なさが随所に散りばめられていて、誰が犯人?なんていう謎解きなんてこれっぽちもない、ヒーローと犯罪者の対決。
3作目(12年も前だったんですねぇ・・・)がイマイチで消化不良っぽい記憶が残っていただけに、その分まで発散できた感じです! ブルース・ウィリス、スキンヘッドが似合うよなー!

映画の前に本屋でちらっと立ち読みしたダンスマガジン9月号。
先日の「ルジマトフのすべて」の公演記事がありました。 嬉しかったのは、ほとんどの参加者の写真があった事。 スペイン組の写真はロサリオさんだけだったような気がするけれど(違ってたらごめんです)ヴィジェニナもちゃんとドン・キのヴァリの写真が載っていたし。
欲を言えば、マハリナはルジとのシェヘラザード(大きく1ページ)と牧神の黒いドレスの背中が空いた後姿がさり気なく載っているんだけど、ゾベイダは体が反っていて顔がほとんど写っていないのが残念。
それに、小さくてもいいから「道」のあのオレンジの衣装で微笑む写真が見たかったなー。
ルジのインタビューでは、マールイの新作についても語られていて、10月に「ジゼル」の改訂版を上演するそうです。 さらに来年の5月にはコフトン振付の「スパルタクス」を初演する予定だとか・・・。 男性陣もそれだけ充実してきたって事ですね。
いろいろ観たい演目がめじろ押しで、やっぱり年1回の全幕ツアーでは足らないですねぇー。 夏も、ダンサーに負担のかからない範囲で何とか考えてほしいなぁ。
尚、ソリスト、コール・ドともに、さらなるレベルアップを目指して人材を集めているとの事でした。
いきなりバレエ団の体質を変えるという事は大きなリスクも伴う事だから、少しずつ新風を吹き込んでみんなが良い意味で切磋琢磨できるようになればいいとは思います。
ボヤルチコフ氏の現況についても話が及んでいましたが、きちんとした事は覚え切れなかったのでまた後日チェックだわ!
他にもいろいろな記事満載でしたが、ザハロワがインタビューで「ぬいぐるみが好き」と言っていたのがちょっと意外だった。 築地のお寿司が好きとか、素の彼女っていーなーと思うこの頃です。  
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ここまで来て・・・(涙、涙、涙)
2007/07/26(Thu)
夕べは今日から始まったマールイのDM会員先行予約の事で頭が一杯で、ネットサーフィンする余裕もなかったのだけれど、ルグリ公演でまたまた出演者変更なんですね。
しかも一番見たくなかった名前だった・・・。
ヤン・サイズがここまで来て怪我するなんて・・・。 明日から公演が始まるからもう安心しきっていたところに悲しいお知らせでした、ハー、がっかり・・・。 
でも、日本に来てから怪我をしてしまった本人は一番ショックでしょうね。 リハーサル中にふくらはぎを痛めたという事ですが、怪我の程度が軽い事を心から祈ります。 
ヤン君のロットバルトを観るためだけに17日のチケットは取ったのに・・・、痛すぎるわ! 
しかし、いくらなんでも怪我人多すぎるよね、パリオペ。

そんなパリオペとは対称的に日本公演を見ている限り怪我という言葉にはあまり縁がないようなマールイの冬公演
キャスト発表がないのは非常に残念ですが、各セット券に特典付きとマールイファンには嬉しいプレゼントですね。 思わず触手が伸びるわ(笑)
ソリスト5人の写真もペレン、シェスタコワ、エフセーエワの他は誰だろう? サイトの写真はイメージとの事ですが、鬘かぶった写真はいやだよぉ~(笑)
もちろんビジネスの手段としてはわかるのですが、公演まじかで残ったチケットを捌くためにおまけをつけて売るというより、半年先であろうがもっと先であろうが、待ってましたとチケットに飛びつくコアなファンにそういうプチプレゼントをつけてくれるのがホントに嬉しいです!
あとは、キャスト発表のみです!!!! 1日も早くお願いしますです。
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Kバレエ「ドン・キホーテ」 7月20日の感想(2)
2007/07/25(Wed)
<3幕>
酒場
セットは1幕のセットを使って屋外の酒場風にしてある。
キトリとバジルがジプシーの野営地から戻ってきて、二人の踊り。 1幕同様、出だし都さんとキャシディーの動きがちょっとずれてしまい、ここを綺麗なユニゾンで見たい私としてはちょっとだけ不満(笑) 
キャシディーに飛び込む都さんのダイブも軽やかだし、キャシディーのキャッチも全く危なげなし。
続いてエスパーダとメルセデスの踊り、ビャンバ・バットボルトの印象は1幕と同じだけれど、踊りはなかなか切れがあってエスパーダらしくて良かったです。 メルセデスはもうちょっと動きにねっとり感というか音を生かして引っ張った感じが欲しかったけれど、経験の問題ですよね。
みんながほろ酔い加減で和やかムード満点なところへガマーシュとドンたちがやって来た。
ガマーシュの着ているベストが物凄い悪臭を放っているらしく、皆思わず後ずさり・・・。  キトリも思わず鼻をつまんで大拒絶反応! 都さん、可愛すぎ!
懲りずに口論を繰り返す2人はついに決闘する事になる。 ユーモア溢れるとっても愉快な決闘シーンだったけれど、結局は騎士のプライドにかけて負けるわけにはいかないドンの勝ち! 剣をはらわれて倒れてしまったガマーシューに気遣いをみせる優しいキトリ。
黒いマントを羽織ったバジルは、ガマーシュに手を差し伸べていたキトリに一言二言文句を言いながらナイフを取り出す。 マントを床に敷き、倒れる時に目が合ったドンに、人差し指を口にあてて「シー(内緒だよ)!」というバジルに「えっ、えっ、シーって・・・・」と困惑のドン(笑)
このシーン、キャシディーの演技が非情に上手くてまるでシェイクスピアのドタバタ喜劇を見ているようだった。  死んでしまったはずのバジルが足をかけてサンチョを躓かせるのを見てしまったガマーシュが一人で騒ぎ立ててバジルの足をつかんで上げてみる。 キトリがドンにお願いし・・・というお決まりの流れを経て、晴れて二人はロレンツォから結婚を許される。

斜幕がおり、場面転換の間、客席を楽しませてくれるのは、お酒も入ってどうやら和解したらしい(笑)ガマーシュとドン。 2人でさしつさされつ、酔っ払ってしまったドンをガマーシュが労りながら、幕の前を歩いて行きました。

結婚式
場面変わって1幕1場の広場に戻る。 サンチョが胴上げされるのはここでした。
Kバレエの結婚式には大好きなファンダンゴがないのが残念だけれど、1幕に登場した街の女の子や闘牛士たちがそのまま出てきてここでも踊る。
びっくりしたのは、美輪さまも真っ青な妖艶さのガマーシュのマイムとそれに続くダンス。 ちょうちんブルマみたいな衣装で脚も綺麗に伸びたマネージュまで見せてくれました。  
花売り娘の踊りと第1ヴァリ、第4ヴァリは、やはり長田さんの上手さが目立っていたかな。 ピケターンがとても綺麗だった。

キトリとバジルのGPDD。 アダージョは2人の動きがよく揃っていた。 キャシディーのバジルに関しては、ウヴァーロフとマトヴィエンコを見た後だけに、ジャンプの低さや開脚の弱さやスピードなどテクニック的には少し劣ったところを感じてしまったけれど、ポーズは美しかったし、魅せ方はやはり上手いですね。
都さんは上体、腕の動きはとても柔らかく、脚腰はしっかりとというような感じでとても落ち着いた踊り。 踊っていますという意識がないような、呼吸をするように自然で美しい動き。
音にぴったり合った扇子を使ったヴァリは程よい色気を匂わせながらも本当に可愛らしい。
32回転はシングル・シングル・ダブルが基本で、綺麗な形を保ちながら簡単にあっという間に回ってしまった・・・。
少し記憶が妖しいけれど、都さんのフェッテの後にガマーシュ、エスパーダ、メルセデスのダンスが少しずつ入ったような気がします。 うっとぉしかった事だけ覚えてる!
音楽がPDDに戻り、スピードもあって軸がぶれない、キャシディーの見事なグラン・ピルエット。 都さんの上手奥からのピルエットもスピードがあって素晴らしく、盛り上がったコーダでした。

舞台は、また街の喧騒に包まれる。 そこに道にでも迷ったようなヴェールを被った女性が現れ、 またもと来た方へ戻っていく。 その様子を見ていたドンは、現実の世界の中に見つけたドルシネアを追いかけて広場を去っていく。
ふと見ると、ロレンツォの宿屋の前でバジルがロレンツォ(そうだったと・・・)の髭を剃っている。
<THE END>

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今までとはかなり違う印象のドン・キでしたが、ともかく楽しい舞台に満足です。
ただ、ちょっと気になった事を・・・。
舞台装置や小道具の使い方などは素晴らしかったと思いますが、衣装のセンスはあまり好みではなかったです。 特に夢の場のコール・ドの衣装は日本人の体格に似合わない。
今日の舞台を盛り上げ、深みのあるストーリーに仕上げる事に一役も二役もかっていたガマーシュとドン。 この先も、上演の度にロイヤル関係の方のゲスト出演に頼っていくのでしょうか?

あとですね・・・。
私は特に熊川さんのファンではないので、そういう観客としての意見ですが、カーテンコールには熊川さんに出てきて欲しくはなかったです。
たしかに熊川哲也のバジルで売り出したチケットでしたけれど、海賊の時のように、このプロダクションで怪我をしたわけではないし、チケットの払い戻しも可能だった公演なので、この日の舞台を盛り上げたダンサー達への賞賛のカーテンコールで盛り上がっているところに、彼が出てきて場内の空気を変えてしまったのはあまり面白いものではありませんでした。
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Kバレエ「ドン・キホーテ」 7月20日の感想(1)
2007/07/24(Tue)
キトリ : 吉田都
バジル : スチュアート・キャシディ
ドン・キホーテ : ルーク・ヘイドン
ガマーシュ : サー・アンソニー・ダウエル
サンチョ・パンサ : ピエトロ・ペリッチア
メルセデス : 浅川紫織
エスパーダ : ビャンバ・バットボルト
ロレンツォ : デイヴィッド・スケルトン
花売り娘 : 長田佳世、東野泰子
ドルシネア : 天野裕子
妖精の女王 : 浅川紫織
キューピッド : 副智美
3幕第1ヴァリエーション : 長田佳世
3幕第4ヴァリエーション : 東野泰子


<1幕>
ドン・キホーテが書斎のような部屋で騎士物語を読んでいるところにキューピッドがホワイトアイボリーのウェディングドレスのようなものを着たドルシネア姫を連れて現れ、ドン・キホーテの胸に弓を射る。 という少し変わったプロローグ。 まー、分かりやすいですけどね。

紗幕があがりバルセロナの広場。
舞台美術は、舞台奥に作られた下がアーチ型になっている眼鏡橋(のようなもの)、ロレンツォの宿屋などの建物がアイボリーの石造りとなっていてとてもお洒落で落ち着いた感じを醸し出していてとっても好みなんだけれど、街の女の子たちの衣装が黒基調なのがドン・キの舞台としては若干重苦しく感じなくもない。

舞台上手手前からヴァイオレットピンクの衣装の都さん@キトリの登場! ふわっとしたジュテを見ただけで言いようのない幸福感に満たされてしまう、と同時に楽しいドラマなのにうるうるきてしまう都さん病な私。 彼女は出だしからとても軽快な踊りで、音符と一緒に踊っているように見えるのはいつもの事。
ギターをかかえて凛々しいキャシディー@バジル登場。 思ってたよりも絞れている体に嬉しい驚き。
大人の恋人同士という雰囲気で、今更恋の駆け引きなんてという感じではあったけれど、大きな心で優しく見守るバジルとお茶目でかわいらしいキトリ。
2人の踊りは、最初の方でユニゾンになって欲しいところでキャシディーが早めになってしまったのと片手リフトの2回目に少し歩いてしまったのを除けば息も合っていて良かったし、演技においては文句なしのあうんの呼吸なカップルでした。
ダウエル卿@ガマーシュは、服のセンスは悪いけれど、物腰はお上品、でもってお金持ちなのを鼻に掛けている。 キトリを巡って争っているのか、なんとなく虫の好かない奴という感じでライバル心を顕にしているのかわからないヘイドン@ドン・キホーテとのやり取りが面白かった。 ロイヤル仕込み役者魂の競演?
エスパーダはビャンバ・バットボルト。 踊りそのものはとても良かったと思うのだけれど、いかんせん、エスパーダとしては身長が低いよなー。 あとは表情がちょっとギラギラしすぎでその辺も好みじゃなかった。 もちろんただの好みの問題です、念のため・・・。
Kバレエは大道の踊り子がいなくてメルセデスが1幕から大活躍。 浅川さんはギラギラのバットボルトとは対照的にわりと淡白系にも感じたが、踊りはそつなくまとまっていたと思います。 ただ、上手奥にスカートをつまんで走っていくときの走り方が多少バタバタだったようにも・・・。
花売り娘は、長田さんの客席とアイコンタクトを取りながらのアクセントのある大きな踊りが良かったです。 東野さんも悪くはなかったですが、少しおとなしめだったので、もうちょっとアピールが欲しかったところ。
都さんは1幕を通じて安定した踊り、難しそうなパや回転を事ともせず笑顔でこなしてしまう。 アチチュードのバランスなどもたっぷりキープして見せてくれて、ポアントの強さを感じました。 柔らかい動きから高速のピルエットをするときもギアチェンジ無しにさり気なく笑顔のまま。 加えてキャシディーのサポートが万全なので安心しきって踊っているように見えました。


<2幕>
幕が開くと舞台中央にヴァイオレットブルーの衣装に着替えストールを羽織った都さんが立っている。
いわゆるジプシーの野営地なのだけれど、ここのセットが凝っている。
上手には3台の幌馬車。 舞台奥には頑丈そうで立派な風車、その背後には満天の星空。 下手には石の階段。 いやー、変なところで感動感動!

階段を駆け下りてきたバジルに微笑むキトリ。 駆け落ち中というより、まるでハネムーンに来ているようなしっとりとした大人なPDD。 バジルのソロ。 キャシディーは一つ一つの動きを大事にしながら綺麗に踊り、優しげな表情がとてもいい。 続く都さんのソロ。 下手に腰を降ろしているバジルに優しい視線を投げかけながら可愛らしく踊っていた。
ジプシーたちがやってくる気配を感じてキトリとバジルは馬車の中に隠れるけれど、すぐに見つかってしまい、しつこく追い回される。
そこにドン・キホーテとサンチョが現れ、ドンが長い槍を振り回してジプシーたちを蹴散らし2人を助ける。 その後、ドンと一人の女ジプシーの剣での決闘もどきがあったりしたけれど、キトリたちの事情も分かったところで、仲直りに?ジプシーダンスを披露。
男性たちの踊りはザンレールなどを多用したスピーディーで見応えのある踊りだったけれど、余裕でこなせるだけのレベルじゃないと怪我しそうだな・・・という気も。
急に木枯らしのような強い風が吹き出し、寒がるキトリは馬車の中へ。 同時にドンは急に落ち着きがなくなり風車に向かって突進する。 風車に跳ね飛ばされたドンは地面に倒れ気絶する。

夢の場はそのまま風車と星空の下で。
キューピッドがドレス姿(プロローグと同じ)のドルシネアを連れて来たのを見て、ドンは恋心をかき立てられていたドルシネアとキトリは違う人物だと悟る。 それはそれでいいんだけど、じゃぁ、夢の場での都さんは誰なのよ・・・。
キューピッドの副さんの踊りは柔らかくてとてもキュートだし、180度以上に開いたジュテは見事。
コール・ドの衣装の色はシルバー?、八重咲きのチューリップを逆さにしたようなランプ型の膝より少し上までのスカート。 都さんと妖精の女王のスカートはやや短め。
妖精の女王とメルセデスが同じダンサーなのはKバレエのドン・キのお決まりなのだろうか? キトリ同様に全くタイプの違う2役を踊らせる事を売りにしているのかな? でも、そういうのは主役の一人だけで良いと思うけれど。 それよりプリンシパルクラスの別のダンサーが見られた方がありがたいしお得だわ!
最後の方のキトリとキューピッドのヴァリは曲のスピードが少し速すぎたように感じた。 大柄なダンサーではなかったから踊りが雑になる事もなかったのでまだ良かったけれど・・・。
夢の場のエンディングの前に都さんは姿を消し、その変わりに?ドルシネアが三度ドン・キホーテの前に現れて消えてゆく。

暗転。
ジプシーの野営地のセット。 
2幕始めの衣装に戻っている都さんに介抱されていたドンの意識が戻る。 夢の場は気絶していたドンの夢だったのだという事が、あらすじを知らない人にもすぐに理解できる展開ですね。
ガマーシュとロレンツォが後を追って来たのに気づいたドンやジプシーたちの計らいでキトリとバジルは幌馬車に乗って逃げていく。 この辺の道具使いも心憎いですねー! あっ、念のため、馬はいませんよ(笑)
顔を合わせれば、なんとなくいちゃもんをつけたくなるドンとガマーシュがここでまた一もめ。 
ガマーシュこそ我々のカモ!とばかりにジプシーたちに取り込まれたガマーシュは金目の物を剥ぎ取られ、代わりにくっさそ~なベストを着せられる・・・。
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DVD新作リリース情報
2007/07/23(Mon)
DVDでーた8月号が出たので、新しいリリース情報など。(先月と重複しているものあり)

7月25日「フリーダムランド」 ジュリアン・ムーア、サミュエル・L・ジャクソン
     「アンフィニッシュ・ライフ」 ロバート・レッドフォード、ジョシュ・ルーカス
8月03日「デジャブ」 デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン
     「ボビー」 シャロン・ストーン、デミ・ムーア
     「ナイト・ミュージアム」 ベン・ステイラー、ロビン・ウィリアムス
     「上海の伯爵夫人」 レイフ・ファインズ、ナターシャ・リチャードソン
     「ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト」 ニコール・キッドマン
9月07日「ブラッド・ダイヤモンド」 レオナルド・ディカプリオ、ジャイモン・フンスー
     「ラブソングができるまで」 ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア
     「パヒュームある人殺しの物語」 ベン・ウィショー、レイチェル・ハード・ウッド
     「サンキュー・スモーキング」 アーロン・エッカート、マリア・ベロ
  13日「スモーキン・エース」 ベン・アフレック、アンディ・ガルシア
  19日「こわれゆく世界の中で」 ジュード・ロウ、ロビン・ライト・ペン
  26日「オール・ザ・キングスメン」 ショーン・ペン、ジュード・ロウ
10月05日「ロッキー・ザ・ファイナル」 シルベスター・スタローン、バート・ヤング
      「ラストキング・オブ・スコットランド」 フォレスト・ウイテカー、ジリアン・アンダーソン
      「ツォツィ」 プレスリー・チュエニヤハエ、テリー・ペート
   12日「リーピング」 ヒラリー・スワンク、デビット・モーリシー
   
「アンフィニッシュ・ライフ」 ロバート・レッドフォード、モーガン・フリーマン、ジェニファー・ロペスという役者が出演しているのに、なぜか日本未公開だった2005年の映画。 見たくて見たくてたまらなかったのは、もちろんジョシュ・ルーカスが出ているからなのだけれど(笑)  夫を事故で失った女性とその娘が、疎遠になっていた牧場を営む義父と同居を始める「許し」をテーマにしたラッセ・ハルストレム監督の人間ドラマ。  
「上海の伯爵夫人」 1936年のロシア革命後、多くの移民が住む上海の租界。 盲目の元米外交官役のレイフ・ファインズの演技が素晴らしかったという作品です。 真田広之も出演。
「オール・ザ・キングスメン」 ピューリッツアー賞に輝いたロバート・ベン・ウォーレンの小説の映画化。 ショーン・ペン、ジュード・ロウの他に、ケイト・ウィンスレット、アンソニー・ホプキンズも出ています。 汚職政治を糾弾する出納官が州知事に当選。 5年後にはスキャンダルにまみれた悪徳知事と化した本人が糾弾される立場に・・・。
「ラストキング・オブ・スコットランド」 人食い大統領と呼ばれたウガンダ大統領を熱演したウイテカーが第79回アカデミー賞主演男優賞を取った政治サスペンス。 役どころはわからないけれど、X-ファイルのジリアン・アンダーソンが出ているのが嬉しい! ジリアン、好きだったのだ!
「リーピング」 ヒラリー・スワンク主演のオカルト映画だそうで、なんというかスワンクには合っていそうな気がします・・・。
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カリフォルニアワイン”EVERETT RIDGE”のSYRAH
2007/07/22(Sun)
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カリフォルニア、SONOMA VALLEYにある、創業が19世紀末の老舗のワイナリー EVERETT RIDGEの ”SYRAH NUNS CANYON VINEYARD 2000”を飲みました。
YANAGIYAさんで1,850円で購入。 
カリフォルニア州のコンペで多数のゴールドメダルを受賞しているワインのようです。
なんとなく濃いタイプのワインが飲みたかったのでシラーを開けたのですが、オーストラリアのこっくりどっしりタイプのシラーとは違い、シラーのわりには軽くて飲み安い美味しいワインでした。  フルボディーではなくミディアムボディークラスですね。 オーク樽とタンニンの味わいが強かったのが特徴かな?
現地価格が24ドルということなので、もし店頭で2000円台で購入できればとてもお買い得で美味しいワインだと思います。 
YANAGIYAさんではシラーは完売ですが、シラー以上にお薦めのカベルネソーヴィニヨンはまだ在庫があるようです。
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トリスタンとイゾルデ
2007/07/21(Sat)
「トリスタンとイゾルデ」
原題 :TRISTAN+ISOLDE  (2006年 米・独・チェコ・英 126分)
監督 :ケビン・レイノルズ
出演 :ジェイムズ・フランコ、ソフィア・マイルズ、ルーファス・シーウェル
鑑賞日 :7月7日 (DVD)


ローマ帝国の崩壊後、イギリスは事実上、アイルランド王の権力下にあった。各地に割拠する部族長の1人・マーク候(ルーファス・シーウェル)は、幼いトリスタン(トーマス・サングスター)の命を救い、孤児となった彼を大切に育てる。9年後、立派に成長したトリスタン(ジェイムズ・フランコ)は戦いで負った傷から瀕死に陥り、葬船に乗せられ海に流される。やがてアイルランドの海岸に流れ着いたトリスタンは、薬の知識を持つ王の娘イゾルデ(ソフィア・マイルズ)に救われる。若い2人は間もなく深い仲になるが、葬船がアイルランド軍に発見されたトリスタンは、この地を去らねばならなくなる。こうして引き離された2人は、思わぬ形で再会することに。イゾルデがトリスタンの恩人であるマーク候と、政略結婚することになったのだ。トリスタンは忠義心と愛情の間で苦しみながらも、イゾルデと密会を重ねるが……。(goo映画より)
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ケルトの伝説として誕生したこの物語が「ロミオとジュリエット」のベースになったという事で、そういう関係の主人公を思い描いていたのだけれど、私の中ではロミジュリには結びつかない。
どちらかといえば、少しずつ事情は違えど光源氏と藤壷の宮と桐壺帝を思い起こさせる。

「麦の穂をゆらす風」「マイケル・コリンズ」と20世紀初頭に英国がアイルランドを支配下においていた頃のアイルランド視線の映画を2本見たあとで、今度は中世にアイルランドが、諸国に分裂していた英国を支配していた時代の英国側を舞台にした物語を見る事になると、長い歴史の中における栄枯盛衰を改めて感じる。

出だしの大地の映像が綺麗だったな・・・。
おまけに嬉しいサプライズだったのが、主人公トリスタンの子供時代を演じた子役のトーマス・サングスター。 「ラブ・アクチュアリー」のリーアム・ニーソンの義理の息子のあの子だったのだ! くるくる巻き毛に意志の強そうな目は健在! やっぱりシヴァコフ(バレエファンしかわかりませんが)に似ているわ!!

ストーリーとしてはトリスタンとイゾルデのラブストーリーというよりも、史劇的な要素も強く、国の存亡をかけた騎士たちの生き様を描いているように感じました。
ラブストーリー的に楽しめたのは、前半、解毒の知識のあるイゾルデの必死の看病でトリスタンが治癒し海辺の小屋をささやかな愛の巣としている間くらいだった。

成人したトリスタンを演じたジェイムズ・フランコが良かった。
政略結婚で他人のものとなってしまった恋人イゾルデへの狂おしいほどの想いとそのイゾルデを娶った、自分の育ての親であり心底敬愛していたマーク王への忠義心と罪悪感の狭間で苦しみ傷つく青年のあの悩ましい目が切なく美しかったですね~。
マーク王もまた、非の打ち所のないような高潔で慈悲深い王でトリスタン以上に魅力的な人物。 ルーファス・シーウェルのキャスティングも良かったと思う。
そんな2人に比べると、私的にはイゾルデがイマイチでした。
アイルランドでの彼女は初々しく可愛らしいのだけれど、魅力的な2人の男性から愛され、一国を破滅寸前まで追い込んだヒロインとしてはちと物足りない。 マークや家臣の目を盗んで逢引しながら、トリスタンに「私の前に愛した人はどれくらい? 私の後に愛した人は・・」というような台詞が似合うヒロインには思えなかった。 あくまでも好みの問題だけれど、パイレーツ・オブ・カリビアンの一作目でキーラが見せたような絶対的な煌きが欲しかったなぁ・・・。

マーク王は、トリスタンとイゾルデの関係を知った時には、自分がそれぞれ宝物のように思っている2人に裏切られた事で激怒したものの、2人の出逢いが自分がイゾルデを娶る前だったという事実を知ると身を引こうとする。 イゾルデのためというよりも息子同然に愛情を注いできたトリスタンを苦しめてしまった事への深い後悔と懺悔のようにも感じた。 そのトリスタンへの溺愛が災いして、マーク王の甥でトリスタンとも兄弟同然のメロートの悲劇が起こってしまったのだと思う。
マーク王に認められたい、ただそれだけの願いが叶わない無念さを心に抱きながら死んでいったメロートが哀れだった。 物語の前半でメロートにトリスタンの戦死を告げられたマーク王の嘆きの様を見つめていた彼の訝しげな困惑の表情が伏線でもあるのね。
という事で、ラブストーリーというよりは、時代の大きな流れの中で翻弄される暗黒時代のイングランドにおける一つの領国の悲劇という歴史ドラマに思えました。

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都さんのドン・キとマールイ夏祭り班♪
2007/07/21(Sat)
Kバレエ、都さんとキャシディーのドン・キを見てきました。
とっても楽しかったです。 もう、1幕で都さんが出てきて、あのふんわりしたジュテを見た瞬間から幸せな気持ちになってしまった。 彼女のキトリはとってもお茶目でスゥィートなキトリでした。 ともかく都さんは素晴らしかったわけですが、功労者だと思ったのはキャシディーでした。 体もけっこう絞れていてタイツ姿もさまになっていたし、さすがにウヴァーロフやマトヴィのように華々しさや凄いテクニックがあるわけではないですが、舞台に臨む真摯な姿を感じたし、都さんへのサポートと演技は抜群。 立派な主役だったと思いました。
あとは、キホーテのルーク・ヘイドンとガマーシュのダウエル卿の存在感かな? ここのガマーシュはけっこう踊りが多く、マネージュなんかも披露してくれました。 この2人がストーリー自体も盛り上げていたのだけれど、初演の時は誰が演じたのだろう? それにこれからもこの二役はゲストに頼っていくのだろうか? とそんな事をふと思ってしまいましたが・・・。 感想はまた後日。


マールイのオフィシャル・サイトに夏祭り班からプハチョフのメッセージがアップされました。 こちら
プログラムも載っているのですが、これがまた・・・微妙だ・・・。 ロバノワと白鳥のグランアダージョを踊るコリパエフというダンサーは冬のパンフレットではコール・ドとして名前が載っていますが、顔はわからず。 どんなダンサーなんだろうと思ってキャスト表を見てみたら、白鳥の湖のマズルカやくるみのピエロを踊っていたようです。
ちょっとびっくりしたのが、眠りのオーロラとデジレ。 間違いなくペレンとプハチョフだと思っていたら、ダブルキャストでペレン&マラト、ステパノワ&プハチョフなんですね・・・。 そういえば以前、ステパノワがインタビューでオーロラを踊りたいと言っていましたね。 全幕ではちょっとキャラが違うよなぁと思ってしまいますが、こういうガラならいいですね!  でも、オーロラを踊らない日はペレンは2部には出ないの? リラを踊ればいいのに! 
しかしプライベート重視の夏祭り班とプライベート無視のクラシック班というのもなんたる両極端!
ただ、ペレンとマラトの眠りに関しては2人のHPを見て、「まさか、もしや?」という予感はありました。 この写真。 マラトの脚が美しい・・・。 脚だけならプハチョフといい勝負かも・・・。 ちなみにマルゴはこちらです。

クラシック班の方は、草刈さんが背中を痛めたという事で、23日の公演まではプログラムの変更があるそうです。
湖畔はコシェレワが踊り、草刈さんは「瀕死の白鳥」を追加して「エスメラルダ」はそのまま踊るそうです。
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エフセーエワからのメッセージ / ルグリ公演追加チケット / Kバレエ橋本さん降板
2007/07/19(Thu)
光藍社さんのマールイのサイトにエフセーエワからのメッセージがアップされています。
彼女、本当に大人っぽくなってデビューした頃の面影がだんだんなくなってくるなぁ・・・。 夏の公演では「海賊」のPDDと「ファウスト(ワルプルギスの夜)」を踊るそうです!

イープラスから「ルグリと輝ける仲間たち」東京公演 追加券入荷のお知らせメールが届きました。
主催者のNBSから若干枚数の追加チケットを入手とのことです。
Aプロは初日の8月7日のチケットがかなり少ない他はそれなりに用意されているようです。 
イレールの出演が急遽決まった注目のBプロは、13日の最終日がS席△ですが、土日の11日、12日はS席は○になっています。
全幕の「白鳥の湖」公演は中日17日のみS席を除いた席種に残券があるようです。
いずれにしても若干枚数という事ですからご希望の方はお早めに♪

17日から始まっているKバレエの「ドン・キホーテ」公演ですが、今日バジルデビューの予定だった橋本直樹さんがリハーサル中に左膝前十字靭帯を怪我したために降板との事です。 こちら。 う~~~む、熊川さんに続き橋本さんも怪我、しかも同じ靭帯という事で長引かないといいですけれど・・・。 海賊のハードスケジュールを見事にこなした橋本さんのバジルデビューを楽しみにしていた方も多いでしょうから本当に残念ですね。
ただ、Kバレエ、↑のパリオペと同じくらい怪我人が多いバレエ団というイメージが固まりつつあるような・・・。
橋本さんの代役は9月の新シリーズからKバレエに移籍予定だった清水健太さんというダンサーだそうです。 清水さんはマイアミ・シティ・バレエのプリンシパル・ソリストだったそうで、康村和恵さんとは以前にも踊っているみたいですね。
私は明日、都さんのキトリを観に行きます。 熊川さんの降板による戻りチケットを手に入れたわけですが、不謹慎かもしれませんが思いもかけず都さんのキトリが見られるのはとっても嬉しいです。 メドーラ見られなかったし・・・。
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オーストラリア・バレエ「白鳥の湖」 7月13日の感想(3)
2007/07/18(Wed)
<4幕>
伯爵たちが湖畔までオデットを探しに来るが見つからず王子を残して立ち去る。
下手手前に張り出したバルコニーのような所にウェディングドレス姿のオデットが現れる。 再会した喜びよりも何か切なそうな2人のPDD。 王子がひざまづいたオデットのドレスのトレインをたぐってオデットを抱き寄せたのが印象的。 王子がドレスを脱がせると(片方の袖がなかなか脱げないアクシデント、曲がかわるギリギリのところでオデットの腕が抜けたけれど、とんだところでシヴァとミリツェワのヴェール事件を思い出してしまった・・・)オデットは2幕と色違いの黒い衣装をつけている。
ベッドの下からわらわらと現れたマシュー・ボーンの「スワンレイク」を思い起こさせるように黒鳥たちが円盤から次々と降りてくる。 
黒鳥たちは2人を引き離そうとするけれどもオデットと王子はお互いを求め合い愛を確かめあってその場に倒れこむ。 王子の温もりを感じながら倒れているオデットの顔は安らいでいるように見える。 
そこにロットバルト男爵夫人が現れ、王子を取り戻そうと必死ですがりつくけれども王子は振り払おうとする。 
やがて気づいて立ち上がったオデットが隙をついて王子に飛び込む。 王子は夫人に見せつけるかのようにオデットを高々とリフトしてこの3人の関係に終止符が打たれた事を示す。 
夫人と黒鳥たちがいなくなり、2人を隔てるものがなくなってもオデットは王子と共に生きる人生は選べない。 湖にもどり、王子に愛を誓い、それに応えて永遠の愛を誓う王子の姿を目に焼き付けてそのまま湖の底に沈んでいく。 
オデットを失った王子は一人悲しみと絶望に天を仰ぐ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
英国王室でのスキャンダルがもとになっているとはいっても毒舌過ぎることもなく、エンターテイメント性の高い良い作品だと思いました。  この作品を見た直後は、王子の事をアルブレヒトとソロルを足したなんて酷い奴と思いましたが、恋愛や人の心の移ろいってけっこう残酷な面もありますよね。 王子の心変わりが不自然だとも、ロットバルト男爵夫人主催の夜会に出向いて夫を取り戻そうとする強さと情熱があったオデットなら、勝ち取った王子の愛を捨てたりしないで幸せを信じてみればいいのにともつっこみを入れたい気持ちもあります(笑)。けれども死を選んだオデットや、あるいはオデットの死後は誰も愛する事なく彼女を悼んで暮らしたという王子の変貌ぶりもそうかもしれませんが、ある一つの出来事が心の奥深くに、大きく癒えることのない傷や前に踏み出す事のできない痛みを作ってしまう事があるのですよね。

カーテンコールでは王子のウェルチが中央に立ち両手に花状態でした。 女性の指揮者という事もあってかウェルチが指揮者の二コレット・フレイヨンを迎え、マーティンがこの版の振付家であるグレアム・マーフィーを迎えるという演出で、会場は大いに盛り上がりました。
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オーストラリア・バレエ「白鳥の湖」 7月13日の感想(2)
2007/07/18(Wed)
<2幕>
白いサナトリウムの一室の窓辺に膝を抱えて体を揺すりながらうずくまっているオデット。 2人のナースがやってきて彼女にシャワーを浴びさせるとほどなく王子が面会に来る。 義務感でオデットを見舞っているだけにしか見えない王子と怯えながら体を硬直させて王子を拒絶しているオデットとの残酷とも思えるPDD。 虚しい踊りの後、窓越しにはロットバルト夫人と去っていく王子の姿が見える。

サナトリウムの窓が開き、オデットが一歩外にでると、そこには氷に閉ざされた別世界が広がっている。 斜めに立てかけたような大きな円盤状の湖面に白鳥たちが羽を休めて身をかがめている。  白鳥たちの衣装は白で少しローウェストめに切り替えた膝上たけのスカート。 スカートは羽を幾重にも合わせたように見えてふわっとしている。 オデットも同じ衣装だけれど、白鳥たちが白い髪飾りをしているのに対し、オデットは髪飾りなし。
オデットのソロも白鳥たちの群舞もイワノフ版をうっすらベースに置きながら独自のアレンジをしてある感じ。 コール・ドはもう少し揃っていたら良かったと思うが、オデットのソロは儚げで美しかった。
小さい4羽の踊りは、ステップを変えるとか隊形をちょっと変えて可能な限り振付をアレンジしようと試みたものの、あの基本は壊せないという感じがありありと伝わってきて、かえってかなり中途半端な気がした。 通常大きな4羽で踊られる曲は2羽の長身の白鳥によって踊られた。 2人の踊りは少し揃わないところもあったけれど、力強い踊りと高く跳躍しピンと脚の開いたジュテが見事だった。
オデットの前に王子が現れ、PDDを踊る。 難易度の高そうな王子のリフトが多いけれど、ダミアン・ウェルチのリフトは危なげが全くなく安心してみていられた。 ソロを踊る技量よりリフトの確実性の方が王子役に求められるところなのかしら? リフトされたマーフィーのポーズも美しかった。
オデットも王子も始めのうちは何も求めず感情を押し殺して踊っているように見えたけれど、次第に心を通わせて愛しく思う気持ちを全身で表現していたと思う。 気持ちの高まりにまかせて王子がオデットに口づけをしようとした瞬間、4羽の白鳥が2人の間に入り込み2人を引き裂いてしまう。 切なくも美しいオデットと王子の2人だけの世界にいきなり終わりの瞬間が訪れたとても悲しいシーンだった。
やがて王子も白鳥たちも姿を消し(というか、どうなっていったか思い出せないのです・・・)、一人残されたオデットはサナトリウムの部屋に戻っていく。 

再び窓べで体をすぼめながら、窓の外をみやると王子とロットバルト夫人がサナトリウムを後にする姿が見える。 氷の世界での出来事はほんの一瞬のオデットの夢想だったのだ。


<3幕>
ロットバルト男爵夫人の家で夜会が開かれている。
照明もややダークトーンだけれど、暗さの中にゴールドが意味ありげに効いていて、マノンの娼館とはいかないまでもなんとなく退廃的なムードが漂う。 
1幕の結婚式に招かれていた主だった人物たちが次々に現れ踊りに興ずる。 たいがいが男女のカップルなのに、伯爵とイケメン侍従は女性連れではない! ここでやっとこの2人がゲイだった事に気がつくなんともまぁまぬけな私。 やっぱりゲイは付き物なのかしら? 2人の踊りの息はぴったりで、やはり侍従の踊りが上手いです!
花嫁候補の踊りの曲で王子とロットバルト夫人が踊っていたような・・・。 また、この曲でこの人たちを踊らせる?!と思った記憶がある・・・。
通常はオディール&ロットバルト一行の到着を知らせる最後のファンファーレが鳴るが、上手奥の大きくて立派な扉からは誰も入って来ない。 ちょっとした静寂の中、舞台奥中央の隠し扉が開き、白いヴェールにロングドレスのオデットが姿を現す。 
周囲の人たちは驚き疎ましそうにオデットを見ているが、皇太子妃らしい気高さと威厳に、艶やかさまでも持ち合わせているオデットはその様子を気にする風でもなく、ごく自然に振舞っている。 一人二人と男も女も次第にオデットに魅了され彼女のそばに近づいていく。 周りのダンサーたちの演技も相変わらず細かい。
オデットの踊りも、か弱さのかけらもなく別人のように自信に溢れている。 舞台中央で男性たちが彼らの手を階段のように差し出して、オデットはそれを登っていく。 ここでもマノンを思い出してしまうけれど、不健全な香りはなく、凛としたオデットの支配が感じられる。
周囲の人々同様に、王子はオデットに惹かれ心を奪われ始める。
NBSのストーリー解説によれば「王子はオデットの淑やかさ、混じりけのない純粋さに惹かれ」とあるけれど、それならばよっぽど1幕の最初の頃のオデットだろうと思ってしまう。 オデットはサナトリウムで数ヶ月過ごしたあとに精神的に回復し、夫人の情夫となっている我が夫ジークフリートを取り戻しに来たのだそうだから、捨て身で女の闘いに来たわけだし、復讐心も打算もあるのだろうし、私には妖艶なオデットの魔力のようにも見えた。 要は、やっぱりオディールなのだ。 
オデットと王子の踊りはチャイコフスキー・パ・ド・ドゥ。 そう来ましたか・・・。 そう来られちゃって、清清しいバランシンのチャイパ・ドとのギャップにちょっと違和感を覚えてしまった。 オデットと王子の踊りとしては良かったと思ったのだけど、なぜか記憶にほとんど残っていない。
それよりも、他の者には目もくれずに踊っている二人への嫉妬と動揺を隠そうにも隠せずに、なんとか理性だけは保とうと部屋の中を歩き回っていた夫人の姿の方が印象に残っている。
曲がルースカヤ(ロシアの踊り)に変わり、夫人が気丈に踊り出す。 この踊りがド迫力。 ここまでの彼女のソロでも、体のコントロールが素晴らしく、技術がしっかりしていて上手いダンサーだと思ったけれど、力強くメリハリのある彼女の踊りの個性をより引き立てるような踊り。 真正面を見据えて手をパンっとならし歩幅をあけ、ポアントで伸び上がって立つ姿がとてもかっこいい。 なぜかグラチョーワのエスメラルダのヴァリを思い出してしまった。
どんなに王子を求めようとも冷たい視線を返されるだけの夫人は、再びサナトリウムの宮廷医を呼びオデットをこの場から追い出そうとするが、それに気づいたオデットはあっという間に隠し扉から姿を消してしまう。
王子は伯爵たちにオデットを探しに行かせ、他の人たちも帰ってゆく。 一人になった夫人が大きな扉にもたれ愕然たる思いで崩れ落ちる。
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オーストラリア・バレエ「白鳥の湖」 7月13日の感想(1)
2007/07/17(Tue)
キャストはこちらです。

忘れないうちにメモ書きしていた部分もありますが、それでも記憶違いや勘違い、順番違いがあるかもしれません。 そのあたりはご容赦くださいませ(最近、いつも言っている気がする・・・)。

<プロローグ>
白いドレス姿のオデットが背を向けて自分の体の前でクロスした腕を白鳥の羽ばたきを連想させるように動かしながら立っている。 オデットが姿を消すと、誰かを捜しているような上半身裸でサスペンダーにスラックス姿のジークフリートが現れる。 カーテンに包まるように隠れてい女性(ロットバルト男爵夫人)を見つけた王子はオデットではないその女性を抱きしめる。 上手におかれたベッドで情事に耽る2人。

<1幕>
オデットとジークフリート王子の結婚式。 
舞台はアイボリーを基調に全体的に柔らかな色のトーンでまとめられていて上品で美しい。
舞台下手手前にしつらえられたバルコニーにウエディングドレスに身を包んだ幸せそうなオデットと王子が姿を現しゲストからの祝福を受けている。 
オデットのカーティス・マーティンは長身でスリムで手足の長いダンサー、ジークフリートのダミアン・ウェルチも長身でかなりがっちりとした体格。 ゲストに見守られながら王子と踊るオデット、リフトが多い振付で長いトレインの美しさが活かされ、いかにも皇太子妃のウェディングドレスという趣で素敵です。 王侯貴族や、ゲストたちの踊りも華やいだ雰囲気。
伯爵と伯爵の侍従の男性二人の踊りもスピード感に溢れていて見応えがありました。 侍従役のマシュー・ドネリーがなかなかすっきり系のイケメンでして、踊りも体の軸がしっかりしていて上手かったので、以降主役そっちのけでチラチラ見てしまうはめになりました(笑)
最初の方で舞台上のダンサーの動きががスローモーションのようになった部分があったけど、多分意味があったのだろうけど、どこだったか忘れてしまった。 

パーティーにはロットバルト男爵夫人も招かれていて、ジークフリートと親しげに話をしている。 その2人の様子になんとなく不安を覚えるオデット。
ロットバルト男爵夫人の合図で上手奥の桟橋のゲートからダンサー2人が登場し、その後コール・ドも加わってチャルダッシュの踊りが始まる。 黒に金を効かせた衣装で、女性のスカートの裏地は赤で舞台上でそこだけがヴィヴィッドでエネルギッシュ、まるでロットバルト夫人の胸の内の野心と情熱を映しているようだった。 1幕で思ってもいなかったチャルダッシュが披露され、この先どれほどのオリジナリティーに彩られるのか少し不安になった。 リードしていたカップルの男性ダンサーがこちらも美青年で踊りも切れが良かったです。

続く王子のソロ。 オデットとの結婚に喜びを感じていない王子のメランコリックなソロ。
照明が少し落ちオデット、王子、夫人のパ・ド・トロワ。 祝福のパ・ド・トロワをこの3人の踊りに使うこのアイディアには驚きました。 ここで周囲の人たちの動きが止り、3人をのぞき時間が止っていて、見てはいけないものを見せられている感じでした。
前半は王子と夫人がやや濃厚に踊り、オデットは一人で取り残される。 何度も2人の間に割って入ろうとするが2人を引き裂けず不安と不信感を募らせている。 ようやく王子の手をとって踊る事ができても王子は心を通わせて踊ろうとはしない。 ウェディングドレスから白いレースのスレンダーなドレスに着替え、王子にすがるように力なく踊るオデットが痛々しかった。 すぐに夫人が加わり踊りが終わる。 最後にオデットと夫人が二人揃ってジャンプするような振付があったのだけれど、その辺はう~~んという感じでした。

舞台が再び明るくなり軍服姿のゲストの踊り。 
オデットは下手のバルコニーに一人取り残される。 ジークフリートを捜す視線の先に見つけたものは目と目で妖しく会話をしながらグラスを傾けあうジークフリートとロットバルト夫人。 夫の裏切りを確信し、オデットは嫉妬に狂い始め、心は乱れ壊れていく。
黒鳥のPDDの曲がかかり、舞台中央にいたオデットはグレーのタキシードを着た若い青年の一人にいきなりキスをし、王子へのあてつけに次から次へとタキシード姿の若者たちと淫らに踊り、見苦しい振る舞いをしてしまう。 このシーンは、「マノン」の娼館で男たちが彼女を弄ぶようにリフトしていたシーンを思い出させたが、マノンでは男たちが悦楽していたけれど、ここでは困った若者達がさっさと自分の手から他の相手にオデットを渡してしまいたいというようなリフトだった。 最初にキスされた青年が自分は被害者ですよと訴えるような眼差しで王子に謝っていた姿が強く残っている。
その間、上手の玉座で一部始終を眺めていた女王のあきれ果てたような怒りの表情の演技も細かくて・・・。 ともかく舞台にいるダンサーすべてが、どんな時にもきちんとそのキャラとしての芝居を怠っていなかったのが立派です。

オデットはその淫らな振る舞いを女王からも叱責される。 自暴自棄になったオデットは王子と夫人の関係はもうわかったのよと言わんばかりに、自分と王子の晴れの舞台だったバルコニーに2人を押し上げようとする。 狂気と絶望に自らの体をつき動されているかのようにフェッテを始めたオデット。 その異常な様と彼女の勢いに周りの者はオデットから離れ遠巻きにしている。 あげく、衝動的に湖に飛び込もうとするが止められてしまう。 その場のすべての人から見捨てられたようなオデットを一人気遣うのが公爵の婚約者。 それまでも奔放で明るい踊りを見せ、事あるごとにオデットを気にしていたけれど、さしずめセーラ・ファーガソンというところか?
夫人の提案を女王が聞き入れたのか、宮廷医が現れ、オデットをサナトリウムに隔離するべく連れ去る。 宮廷医に抱きかかえられ観念したとも救いを見出したとも思えるような表情をしていたオデットがあまりにも可哀相だった。
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マリインスキー、レッスン動画&グルジア国立バレエ
2007/07/16(Mon)
ジャパンアーツのボリショイ、マリインスキー合同ガラのブログに6月に撮影されたマリインスキーのソリストのクラスレッスンとフロアレッスンの動画があがっています。 こちら
私にはテリョーシキナとゴールプしか判別がつかないのですが、シクリャローフ、オブラスツォーワ、ノーヴィコワも映っているそうです。
テリョーシキナの脚のラインが綺麗ですねー。

皮切りの横須賀公演が14日に行われたグルジア国立バレエの「白鳥の湖」の公演レポと写真付きのゲネプロレポが、グルジア国立バレエのブログにアップされています。 こちら
先日、新国のドン・キで元気な姿を見せてくれたウヴァーロフも好調を維持しているもよう。
ただですね・・・。 自分が今回行かないので全く気にも留めていなかったのですが、グルジア国立の「白鳥の湖」ってファジェーチェフ改訂振付版で、まるっきりのクラシックではないんですね。 横須賀公演の様子を知らせてくださった方のメールを読んで!!と思ってHPのあらすじを初めて読んだ次第なんですが。
ニーナの前回の来日の時にハイライトバージョンとして披露してくれた、バレエカンパニーのジークフリート役のダンサーが練習に疲れ果てて床で寝込んでしまうというものの完全版のようです。 あの作品はハイライト用のアイディアかと思っていたんですが、全幕で古典なのか現代的アレンジなのかどっちつかずというタイプは好きではないな・・・。
ニーナの指導でコール・ドのレベルもかなり上がったと聞いているので、なんだかもったいない感じ。 見にも行かない者があーだこーだ言うことでもないですが・・・。
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オーパスワンの隣のNAPA WINE COMPANY
2007/07/15(Sun)
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創業1877年という130年もの歴史を持つ老舗NAPA WINE COMPANYのCABERNET SAUVIGNON 2001年を飲みました。

YANAGIYAさんで2,850円で購入。 デイリーワインとしてはちょっと高めですが、2001年はカリフォルニアのカベルネにとっては2000年以降の最高の当たり年で、「オーパス・ワンの隣人」というキャッチにも惹かれて迷うことなく注文してしまったのでした。

香りは特に特徴はなく、ほのかにフルーティーな香り。 色は若干黒味がかった紫色でグラスにはしっかりした脚が何本も残りました。
味は、なんというかどっしりした力強さのあるカベルネで、タンニンの強さがほどよく効いていてとても美味しいワインでした。 2001年は捜すのは難しいと思いますが、別のヴィンテージを見つけたらまた買ってみようと思います。 皆様も是非!
つまみはモッツアレラチーズをそのままで。

2001年というグレイトヴィンテージについて、さらにこのワインの素晴らしさについてはイナムラてんちょのテイスティング・ノートもご参考にされてください。 あつ~く語っておられます(笑) てんちょさんによれば、このワインが最高に美味しくなるのはコルクを抜いて2日半という事ですが、開けちゃったらそんなに待っていられませんよ(笑)

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ちょこっとマールイ近況情報♪
2007/07/14(Sat)
こうすけさんから伺ったマールイダンサーの近況をご報告♪

マールイのプレイビルは、確か7月11日と12日が「バレエの夕べ」となっていたと思うのですが、(マールイのプレイビルは過去の公演が残っていないので、すでに消えてしまって確認できないのがちょっと・・・)12日の公演でプロームとロマチェンコワが「白鳥の湖」デビューを果たしたようです。
彼のメッセージは「明日、初めて白鳥の湖をロマチェンコワと踊ります」だったので、ガラでPDDを踊るという意味ではないと思うのですが、なにせプレイビルの方もバレエの夕べというタイトルなのでちょびっとだけ気になりますが・・・。
彼らはこの半年で、ライモンダ、眠りの森の美女、白鳥の湖と次々にデビューを果たしているので、今、ノリにのっているペアなのかしら? 今年の冬の来日公演でも踊るチャンスがあればいいですね!
しっかりしたテクニックを持っていてちょっと男前な踊りのロマチェンコワがどんなオデットを踊るのか、光藍社さんならどんなキャッチをつけるのか(笑)、自分の目で確かめてみたいです。

ライモンダはこれまでに5ペアがデビューしたようですが、もう一組のコシェレワ&シヴァコフは4月26日が初舞台だったそうです。 アブデラーマンは誰だったのかなぁ? 

夏の公演はクラシック班が19日、祭班が21日からなのでもうそろそろ来日ですね。 彼らのことだから、予定メンバーに変更もなく、みんなで元気に来日してくれる事と思います。
ほんとにこれって素晴らしい事で、ありがたい事なんですよね!
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大満足! オーストラリア・バレエ「白鳥の湖」
2007/07/14(Sat)
オーストラリア・バレエ団の「白鳥の湖」初日に行って来ました!
と~~~っても面白かったです。 妙にツボにはまってしまいました。
今日の会場には日本に住んでいるオーストラリア(多分)の方がけっこう来ていました。 バレエ会場のロビーであれだけの外国人を見たのは初めてだったような気がします。

主なキャストは以下のとおり。

オデット:カーティス・マーティン
ジークフリート王子:ダミアン・ウェルチ
ロットバルト男爵夫人:ルシンダ・ダン
女王:シェーン・キャロル
女王の夫:ロバート・オルプ
第一王女:ゲイリーン・カンマーフィールド
第一王女の夫:藤野暢央
公爵:アダム・スーロウ
公爵の若い婚約者:カミラ・ヴァーゴティス
伯爵:ティモシー・ハーバー
伯爵の侍従:マシュー・ドネリー
提督:コリン・ピアズレー
侯爵:マーク・ケイ
男爵夫人の夫:フランク・レオ
宮廷医:ベン・デイヴィス

オデット、ジークフリート、ロットバルト男爵夫人の主役3人がそれぞれ良かったと思います。
特にルシンダ・ダンのロットバルト夫人が踊り、演技ともに素晴らしかった。 彼女を昨年のバレエフェスのオーロラで見たときには、オーロラらしい初々しさや優雅さがなくて好きではなかったのですが、この役は適役だと思いました。 お芝居も達者なダンサーのようだし、踊りの上手さを改めて感じました。 はっきりした力強い踊りがオーロラのときより何倍も素敵に感じました。
オデットのカーティス・マーティンは長身で手足の長いダンサーで、お化粧した顔はなんとなく日本人から見ても馴染みやすいような雰囲気のダンサー。 体が柔らかく踊りもしなやかで、振付の感じからも柳の枝が少し風にそよいでいるようなそんな印象を持ちました。 でも芯はしっかりしてる。
王子のダミアン・ウェルチはパッと見、ジョージ・クルー二とアダム・クーパーを足して割ったような感じにも見えた(笑) 今日の衣装はずっとスラックスでしたが、タイツ姿はちょっときついかも・・・という体格でしたがハンサムではあります! 踊りは無難でしたし、リフトの安定感は抜群。 しかし、こいつがソロルとアルブレヒトを足したような困った男ですから、チャールズ皇太子はどう思ったことでしょうね! ダンサーの中にカミラという名前のダンサーがいたのも偶然でしょうが笑えます。
白鳥が出てくるシーンはとても素敵でしたよ~。
あと、全体に曲の使われ方はかなり順番がめちゃくちゃですが、古典じゃないので気にしませんでした。 3幕(通常の舞踏会)にチャイパドとルースカヤがあったのが嬉しかったな! ルースカヤを踊ったルシンダがほんとに見事でした。
1幕と3幕に男性二人で踊っていた背の高い方のダンサーが超好みのイケメンで、しょっぱなに見つけちゃったもんだから、そのダンサーばかり見てしまった・・・(笑)。 そのダンサーの役名が定かじゃないんだけど伯爵なのか侍従の方なのか? 提督なのか公爵なのか??? 名前が知りたい!

キャスト表には21:35終演となっていましたが、実際には10分ほど早く終わりました。 今日は客席内、ちょっと涼しめでした。 冷房が苦手な方は何か一枚持っていったほうがいいかもしれません。

以前、私がとりあげたこのバレエ団の「白鳥の湖」の記事はこちらです。 よろしければどうぞ!
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オーレリ、怪我でルグリ公演不参加・・・
2007/07/12(Thu)
NBSのHPにお知らせがでましたが、オーレリ・デュポンもリハーサル中に爪先を骨折して、全治6週間という事でルグリ公演に出演できなくなったそうです。 
私はパリオペのバレリーナでは彼女が一番好きだし、ルグリとの「扉は必ず・・・」と「ソナチネ」を楽しみにしていたのでとっても残念だわ・・・。
代わりにローラン・イレール、アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネスが参加との事です。
アニエスは、7月29日の島根公演から、東京公演のAプロ(8月10日)まで、ジョゼは、7月30日の大阪公演から東京公演Aプロ(8月10日)まで。 
イレールは東京公演のBプロのみの参加だそうです。 イレールが出演するなら是非見たいというファンもいるのではないかと思いますが、先ほどぴあとイープラスを見てみましたが、Bプロのチケットはぴあの13日(月)のS席のみが残りわずかで残っていましたが、イープラスは全日完売のようです。
演目の変更はBプロはルグリとイレールの「さすらう若者の歌」が「ソナチネ」に変わっただけですが、Aプロは「扉は必ず」をアバニャートが踊る事による連鎖的な変更がちらほら・・・。
オーレリの「ソロ」の代わりがジョゼの「三角帽子」のようです。
全国公演は7月27日から始まるので、あとちょうど2週間。 これ以上、参加者の変更が出ない事を心から願うのみです。
来日後のスケジュールも、マールイ並のハードなスケジュールが真夏の沖縄を含めて組まれていますので、ダンサーの方たちはコンディションの調整が大変だと思いますが、どうか今発表されているメンバーが皆無事に来日して何事もなく帰国してくれますように!

明日は、オーストラリア・バレエ団の「白鳥の湖」初日に行ってまいります。
だいたいストーリーは把握しましたが、実際の舞台はどんな感じなのか楽しみです!
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「ルジマトフのすべて」 中日&最終日の感想(2)
2007/07/11(Wed)
<第2部>

「道」 ユリア・マハリナ 
(音楽:T.アルビノーニ、振付:D.メドヴェージェフ)

柿色のような渋みと深みのある橙のホールターネックのドレス。 マハリナはちょっとエラがはっていて首が長いからかホールターネックが本当に良く似合う。 この色ってそう簡単に着こなせる色ではないし、この作品のテーマにも通じるような気もする。 道というのは、今まで歩んできた道なのだろうけど、平坦ではなかったそこまでの道のりに思いをはせては懐かしんでいる感じ。 内には様々な思いを隠しつつ、凛としていて可愛らしいマハリナの笑顔がとても印象的でした。
曲の半分くらいで作品は終わりでしたが、これでフルバージョンなんですかね?
音楽は女性のヴォーカルが入っていますが、サラ・ブライトマン? 初めてこのアダージョをヴォーカルで聞いたのは、サラ・ブライトマンではなくて、セリーヌ・ディオンに声質が似ているララ・ファビアンなのですが、当初はとても斬新に感じました。 あちこちでカバーされちゃうと新鮮味がないけれど。


「海賊」よりGPDD イリーナ・ペレン、イーゴリ・コルプ
(音楽:R.ドリゴ、振付:M.プティパ/V.チャブキアーニ)

こんな「海賊」のGPDDをこの先観る機会があるのだろうか?という貴重な舞台でした!
コルプは臙脂色のハーレムパンツに頭には黒い羽と、意表をついたアリ。 
ペレンは出てきた瞬間、顔がスッキリしたなーと思ったら、いつもの濃~~いチークがないのはいいけれど、眉毛があるかなしかで短すぎる・・・。 
コルプの踊りは逞しく且つしなやかですねぇ・・・。 どんな動きのときにもきちんと自分の体のコントロールができていてポーズが綺麗。 サポートも万全でリフトも難なくこなしていました。
30日は、2人のアダージョが奴隷商人ランケデムとメドーラの怪しい踊りに見えて困ってしまった。 コルプは、よくアリ役のダンサーがメドーラを眩しそうにみつめるような表情はしない。 表面上は恭しく振舞っているものの値踏みをしているような・・・。 そんな不気味なアリとは踊った事のないペレン@メドーラは、どうやって答えながら踊ってよいかわからない困惑の中でひたすら健気に美しく踊りまくる・・・。 ひじょ~に妙な空気が漂っていました。
2日は両者ともに濃くなっていたような気がします。 コルプの眼球の怪しくて妖しい光はただものではなかったですし、ヴァリの最後、下手前方で腰と片手を床について客席の方を見やっていたシーンなぞ、こちらの体がうずきそうでした(笑) ペレンからも緊張感は感じられなかったし、普通に愛らしい笑顔と冷ややかな笑顔が微妙に混在していて負けてはいなかったですね・・・って何が。
彼女の踊りは冬に続き、ラインがくっきり大きく見えるような踊り。 ガムザッティの曲でのヴァリを披露したのも、多分日本では初めてだと思いますが、跳躍も高く脚も綺麗に開いていて良かったです。
コルプの、作品においてのパフォーマンスにはただただあっけにとられるだけでしたが、レヴェランスにおいては、一度袖に下がらせたペレンをもう一度呼んで、客席からの拍手に答えさせるという気遣いをしてくれるなど、そのマナーにはいたく感心させられました。 カーテンコールでもジェントルマンだったし、さすがはマリインスキーのプリンシパルです。 コルプには迷惑な話かもしれないけれど、また、ペレンと何か踊ってくれないかしら?(笑)


「阿修羅」 ファルフ・ルジマトフ
(音楽:籐舎名生、振付:岩田守弘)

阿修羅と題された作品、東洋的な雰囲気も持っているルジマトフにはぴったりはまるようなイメージだけれども、あまり阿修羅という人物像と重ねあわずに見ていた。 ストイックという言葉を連想させずにはおかないルジマトフの引き締まった体は、それだけでも何か神秘的。 能の舞台を思い起こさせる音楽とルジマトフの踊りが調和していたのかというとあまりそうは思わないのだけれど、踊り始めの、左右対称に形どられていく手や腕の動きがとても綺麗だった。
後半、ステージ奥に映し出された「阿修羅」という文字は、2月のペテルブルグでの公演の様子を写真で見たときに、海外公演用に東洋的な雰囲気を出す為の演出かと思っていたのだけれど、ルジマトフが、その文字を見ておののくような仕草をしていたので単なる舞台美術ではなく意味を持つものなのですね。 岩田さんの意図は何?
岩田さんがルジに重ねたストーリーはわからないけれど、振付はルジマトフにとても合っていたと思います。

 
<第3部>

「ブレリア」 ロサリオ&リカルド&ホセ・カストロ・ロメロ
(音楽:P.ガルシア、振付:R.C.ロメロ)

ロサリオさんの肉感的な踊りに圧倒される・・・。 
ともかく情熱的なスペイン舞踊を食い入るように見ておりました。
こちらの3人様、皆ご姉弟?? 

ロサリオとホセが次の「ボレロ」の準備のために消えた後、一人残ったリカルドによる魂のサパテアードはとてつもなく素晴らしかったです。 どんどん加速していくステップの尋常ではない速さには目を疑いたくなる。 スペイン舞踊家の血が踊らせているのね・・・。

 
「ボレロ」 ファルフ・ルジマトフ、ロサリオ&リカルド・カストロ・ロメロ他4名 
(音楽:M.ラヴェル、振付:R.C.ロメロ) 

ダンスマガジンの6月号によれば、「ルジマトフが人身牛頭のミノタウロスで、ロサリオがラ・ルナ(月)。 ミノタウロスが、川の鏡で髪を梳くルナに魅せられ、ルナは彼への愛に身をゆだねる。 しかしルナは月に戻らなければならない運命。」 それをミノタウロスへの愛のために躊躇しているので、夜とフラメンコの妖しい精霊であるリカルドが、ルナを月に戻す為にミノタウロスを殺してしまおうとしたという感じなんでしょうかね?
大きな月を背景に垂れ下がった白い布を纏いながら身もだえするように踊るロサリオと黒尽くめのルジの絡みがなかなかエロティックでした。 でも、シェヘラザードからずっとそんな感じだったので、早くもここにきてこの系統が食傷気味だった私。
作品としては悪くないと思いますが、別に音楽に「ボレロ」をあえて使わなくてもいいんじゃないかとも思ってしまいました。 あの最後の2小節しか違わない二つのリズムをわざわざ使わなくてもね・・・。
最後、ミノタウロスを殺す為の短剣を、リカルドは隠しもしないでずっと手に持ったまま踊るのだけれど、これってベルトのところにでも挟んで最後まで見えなくすればいいのに・・・。 2日のアンコールでは短剣を床から拾い上げたときには腰のところに差していたのに、やっぱり途中から手に持って踊り出しちゃったのでそういう演出なんでしょうけどね。
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「マールイ日本公演のオフィシャル・サイト」 ついにオープン!
2007/07/10(Tue)
予告どおり、光藍社さんのHPの中に「レニングラード国立バレエ日本公演のオフィシャル・サイト」がオープンしました!
とても充実した綺麗なサイトですね。 こちらです。
私も速攻でリンク欄にマールイ オフィシャル・サイト(光藍社版)という形で追加しました。

楽しみにしていたダンサーのインタビューは、まだありませんが、ダンサー紹介や演目紹介にペテルブルグの街、劇場内の紹介など盛りだくさんな内容に数多く写真が添えられていてとても嬉しいです。
女性11名、男性10名のソリストは個々の詳細ページがあって、レパートリーとする演目の写真が載っています。
今まで見たことあるものや初めて見るものなど、わくわくしながら見てしまいました。 それに光藍社さんらしいダンサーのキャッチコピーも!
演目紹介のページでは、チャイコ3大バレエと「ドン・キホーテ」、「バヤデルカ」の5演目のみですが、写真付きの詳しい解説が見られます。 こちらも初めて見る写真がチラホラ。 ドン・キのルジとペレンの写真、写真を見る限りでは、あの悪夢の舞台とは思えないんだけどね・・・(苦笑)
「劇場を知る」のページの中のダンサーの生活、レッスン&リハーサルリポート、スタッフの活躍と舞台裏はどれも非常に興味深いです。 ダンサーたちのレッスン時のウェアも個性様々ですねー。 シヴァの着ているレッスンウエアはちょっと笑っちゃう! 小道具の間の、協力:クリギンっていうのもいいでしょ!
ふ~む、本番前やメンテなど、衣装さんの仕事って思ってた以上に大変なんですね。
 
光藍社さんもライモンダのチケットの件などで忙しいところに夏の公演が始まってしまい大変だとは思いますが、この素敵なサイト、これからもどんどん充実させていって下さいね~♪
来日してからの日本での様子も、どんなことでもいいのでレポートして欲しいです! ファンからのリクエストは尽きないですよ、きっと(笑)
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「ルジマトフのすべて」 中日&最終日の感想(1)
2007/07/09(Mon)
<第1部>

「ドン・キホーテ」よりGPDD エレーナ・エフセーエワ、ミハイル・シヴァコフ
(音楽:L.ミンクス、振付:M.プティパ)

前々日、前日と観た新国の「ドン・キ」はアニハーノフに挑戦かと思うほど音楽が速かったので、いきなりのスローテンポなテープにちょっと拒絶反応気味。
30日はエフセーエワの化粧と髪型が本人に似合っていなかったように思います。 2日は自分が見慣れたのか改善されたのか気にはなりませんでした。 まーそれはともかく、彼女の踊りは、やや安定感を欠くフェッテ以外はとても良かったと思います。  力むことなくスッと上がる足の動きが気持ち良く、シャープで溌剌とした彼女らしい踊りに観客へのアピールをしっかりしながら魅せてくれました。 エフセーエワはここ2年くらいで体が絞れて華奢な体型になってきたのでチュチュもよく似合うし、技術に加え、バレリーナとしての自信が持てるようになったのでしょうね。 キラキラしてますね! バジルは誰でとは言いがたいのだけど、全幕を見せて欲しいです。 誰が合うと思います?
2日はヴィジェニナのヴァリが入りました。 (30日は黒鳥が控えてましたからね・・・)衣装も似合って遜色のない踊りだけれど、お祝いっぽい華やかさがあるともっといいと思う。
さて、シヴァ。 ウヴァとマトヴィとこのスローモードでかなり分が悪い・・・。 くるくる巻き毛の裾がやや長め。 私はもう少し短い方が好きだけれど、彫刻のように美しい横顔と爽やかな笑顔は健在! でも、体にはびみょーに肉のたるみを感じるぞ。 そろそろ私的限界なのでよろしくね(笑)! 
ヴァリはピルエットやマネージュも綺麗で良かったけれど、エフセーエワの回転をサポートする時にでっちりになって腰が引けるのが気になります。 おまけに表情もいきなり真剣モードだからね・・・。 エフセーエワともう少し踊りこんで彼女のスピードを的確に掴んでください。
もっとオレオレのバジルで全幕をまた是非見たいです。 もちろん、キトリはペレンで!


「シェヘラザード」よりアダージョ ユリア・マハリナ、ファルフ・ルジマトフ
(音楽:N.リムスキー=コルサコフ、振付:M.フォーキン)

マハリナのゾベイダがまた見られるなんて思ってもいなかったので、とっても嬉しいサプライズでした。
音楽がぶつ切りだったので、30日はえっ?と肩透かしを食わされた感もありましたが、それでも、いつでもどこのシーンからでも劇中に入っていけるというような感覚の2人の世界を堪能する事ができました。 そういえば、以前何かのインタビューで、ルジマトフが「シェヘラザードはマハリナとだったらリハーサルなしで踊れる」と言っていたっけ。
ほとんどマハリナを見ていたような気がしますが、愛欲におぼれながらも自分の運命を悟っているような表情を時折見せるゾベイダでした。


「マラキ」 イーゴリ・コルプ 
(音楽:J・ボック、振付:D・ピモノフ)

参ってしまいました・・・(笑)。
「マラキ」とはヘブライの預言者の名前でヘブライ語で神の使者という意味だそうですが、舞台が夕焼けが落ちる最後の最後の時のような色になり、舞台上手奥から雲海をイメージしたのかドライアイスの煙のようなものが漂い始め・・・ 何が起こるのか、そして背中に羽つきのコートを着て登場したあなたは誰? 
白鳥に続き、今回もコートなんですよね。 瞬間、ちょっとした期待と不安が同時に膨らみましたが、コートの下は普通のスラックスにベストにシャツ(でしたよね・・・)という出で立ちでございました。
どんなコスチュームであろうとも、コルプの精悍で美しくしなやかな踊りは変わらないのですね。 彼は踊るととても大きく見える。 
途中からはメガネを取り出し、振り付けも少しコミカルに色を変えていくのですが、振付家の言わんとするところが何なのかは分からないけれど、どんどんコルプの作り出す世界に引き込まれて行った事は確かです。 本当に何にでも化け、自分のエッセンスを巧みに効かせるダンサーですね。


「白鳥の湖」より黒鳥のGPDD 
アリョーナ・ヴィジェニナ(30日)、ヴィクトリア・クテポワ(2日)、アルテム・プハチョフ

(音楽:P.チャイコフスキー、振付:M.プティパ、L.イワノフ)

ヴィジェニナのオディールは初めて見ましたが、妖艶で美しいオディールでした。 全幕では踊った事ないのかな? まだ自分のオディールはない様だし、踊りが少し重たいのだけれど、プハチョフにも観客にもしっかりアピールしようとしているのは分かりました。 夏のハイライトではチラシの通りだとすると、彼女が黒鳥のPDDを踊るのでしょうから、しっかり何かを掴んで欲しいです。
ただ、王子が誰なのか、ちょっと気になるところ・・・・ルダっ??
クテポワは、長身で細身のダンサーで白鳥向きの体型ではありますが、まだこういう舞台で踊るレベルのダンサーではないと思います。 振り付けどおりに間違えないように踊るのが精一杯で時々観客の存在を思い出す・・・みたいな感じでした。 
プハチョフは、はっきりいって自分の事どころではなかったと・・・。
ヴィジェニナにはおいおい・・くらいで済んでも、クテポワ相手には冷や汗隠して真剣勝負だったでしょうから。 それでもパートナーに対して笑みを絶やさず、常に優しくリードして、オディールに落ちていく演技もきちんとして、なんて健気なのかしら! (シヴァじゃむりだろーなー)
ヴァリでは、彼の美脚と美しい踊りのライン、アントルラッセの高く上がる後ろ脚に満足させていただきました。
本当にお疲れ様でした!


「牧神の午後」(「ニジンスキーの肖像」より) ユリア・マハリナ、ファルフ・ルジマトフ
(音楽:C.ドビュッシー、改訂振付・演出:F.ルジマトフ)

舞台がスポットライトに照らされて明るくなると、黒いドレスに身を包んだマハリナと黒いスーツを見に纏ったルジマトフが背中合わせに座っている。 これだけでも、はっとするくらい絵になっていますね。
そして立ち上がった2人。 ルジは白いシャツがはだけているし、マハリナのホールターネックのドレスはシースルーでインナーが透けて見えて2人とも異常にセクシーです。 淫らな感じはないけれど大人の色濃いセクシーさ。
踊りにはところどころにオリジナルの振りと同じようなポーズがありましたが、これはもうルジマトフ版といった方が正しい全くの別バージョンですよね。 半獣半人でもないし・・・(笑) 
オリジナルのストーリーが単純なのに対し、こちらはどういうストーリーなのか・・・。 プログラムも買っていないし、私なんぞには理解不明ですが、真剣な顔でマハリナのホールターネックのフックを外していたルジの顔の残像が・・・。
でも、とてもクールでお洒落な作品でしたね。
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新国立劇場バレエ団への独り言・・・
2007/07/08(Sun)
新国立劇場バレエ団は、その差にはかなりの開きがありますが、私がマールイについで数多く見ているバレエ団です。
今回の寺島さんとマトヴィの公演は素晴らしくて楽しくて、見に行って本当に良かったと心から思っているわけですが、そのせいでずっと新国立劇場バレエ団に持っているディレンマのようなものが改めてフツフツと・・・。
新国立劇場バレエ団は、才能があり今後もさらに成長するであろうバレリーナに恵まれていると思います。 まっさきに浮かぶのは寺島姉妹や川村さんですが、残念な事に彼女達の実力と拮抗するだけの力がある自前の男性ダンサーが少ない。 主役を踊るだけの技術と表現力を持ち舞台全体を引っ張る力のあるダンサーが・・・。
だから彼女達には海外からのゲストダンサーと踊ってその魅力を余すことなく発揮してもらいたい、でもそうすると新国の男性ダンサーがいつまでたっても育たない。
わかっちゃいるんだけど・・・・、寺島さんの白鳥やバヤデルカ、川村さんの白鳥も見たいのだけど、狭量な私は魅力を感じないパートナーとの公演に足を運ぶ気にはなれないんですわ・・・。
 
来シーズンはゲストダンサーが新国立のバレリーナと組んで踊るという演目が一つもないのですよね。
シーズンゲストダンサーのマトヴィエンコって、そういうところを補ってくれる役どころのダンサーだと思っていたのだけれど、来シーズンはザハロワとしか踊らないのね。 今回のドン・キみたいに同じバレリーナと2回踊ってくれると、バレリーナにとっては何より素晴らしい経験になるんだろうけどな・・・。 
一つの演目に対して、海外からのゲストペア一組、新国のバレリーナのゲストパートナーを一人、新国同士のペアを数組というような組み合わせにしてもらえたら嬉しいなぁ・・・と独り言。 マトヴィと寺島さんのバヤとかマトヴィと川村さんの白鳥とか見てみたいって我ままですかね・・・?  まぁ、マトヴィじゃなくてもいいんですけどね。
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マリインスキーのガラ演目・出演者決定!/ ルグリ出演者変更
2007/07/07(Sat)
「ボリショイ・マリインスキー合同ガラ」の未定だったマリインスキーの方の演目と出演者が決定しました(除ロパートキナのBプロ)。  ジャパンアーツさんのHPのこちらにアップデートされています。
嬉しいやら、がっかりやら、複雑・・・。 
ロパートキナの演目とパートナーが気になっていたのですが、なかなか発表にならないうちに、自分の中ではイン・ザ・ミドルはロパートキナとコルプに違いないと思い込んでいたので、かなりがっかり。 コルプが踊ってくれるのは嬉しいけどねー。 ロパートキナとコルプという組み合わせを見てみたかったので。 
その上、もしかしたらコルスンツェフが参加して彼女と何かを踊るかも・・・との淡い期待も叶わなかったわず。 彼女のパートナーはエイフマンバレエのダンサー。 でも、まぁ、今の彼女が見せたい、踊りたい演目のために選ばれしパートナーという事なんでしょうね。 
その代わり、生では無理だろうなと思っていた「瀕死の白鳥」を両プロで見られるのはありがたい事です!
その他では、テリョーシキナのグラン・パを再び見られるのが嬉しい。 が、今回はパートナーがコールサコフ君、プロフィの写真を見ると、一人違う業界の方が紛れ込んでいるように思えるのが心配だ・・・。 体、絞ってきてよねー!

もう一つ、「ルグリと輝ける仲間たち」では、出演者変更のお知らせ
エルヴェ・モローとジョシュア・オファルトが怪我のため不参加となり、代わりにメラニー・ユレルとマルク・モローが出演するそうです。 エルヴェ、またですか・・・・。 前回の仲間公演も怪我で不参加だったんだよね。 ファンは辛いよなー。
わたしの中ではパリオペ=怪我人集団ってイメージが定着しつつあります・・・。 何でなんでしょうね? すっごく素朴な疑問です。
もー、これ以上、怪我による出演者変更が出ない事を祈るだけですわ・・・。
特にヤン君!! 今度は絶対に来てね~(2005年のルジすべで怪我で不参加)。 君のために上野オデット、アクセプトしたんだから!(あー、言っちまった・・・)
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新国立劇場「ドン・キホーテ」 6月29日の感想
2007/07/07(Sat)
キャストはこちらです♪

寺島ひろみさんを主役で見るのは初めてでした。手足が長くて顔が小さめという日本人としては恵まれたプロポーションの持ち主ですね。
マトヴィエンコは昨年の新国立でのジゼル以来、約1年ぶり。 この間、パリオペラ座の「ドン・キホーテ」に客演し、オーレリと踊ったり、ボリショイではザハロワと組んで踊る事が増えてきたりと彼の活躍ぶりはコンスタントに耳に入ってきていたので、今回のバジルはとっても楽しみにしていました。

<1幕>
キトリとバジルがそれぞれに登場してすぐ、二人が舞台中央で皆に囲まれて踊りながら、キトリがスカートをちょっとつまんで脚を出してバジルをからかうお決まりのシーン。 この辺だけ寺島さんの表情が少し硬くて音楽に若干遅れ気味でした。 マトヴィの動きとも微妙に合っていなかったし。 
ここは、私にはクチュルクのデフォがあるのです。
2006年の2月にファジェーエフと踊ったドン・キでの彼女のここのシーンは、大らかなキトリの飛び切り明るい大人の色気が溢れていてと~っても素晴らしかったの。 このシーンを見る度にクチュルクを思い出してしまいます。

寺島さんは、その後はどんどん良くなってきて、わざとらしくない程度にキュートな視線の使い方で表情も和らいできて、小気味の良い踊りは跳躍や回転に脚の強さを感じました。 寺島さんの衣装は上が黒でスカート部分が赤。
マトヴィエンコは出だしっから好調の模様。 体も軽そうだし、芝居もノリノリ。 ただ、あの髪の色、限りなく黄色に近い金髪? なんとかなりませんかね?

今日のエスパーダはマイレン!
グリースを塗った黒髪と目が妖しくギラギラ光っているわん(笑)!!
真ん中に立つエスパーダとしては、欲を言えばもっと身長が欲しいけど、踊りは文句なし!
前日のエスパーダに文句をつけた事ぜ~んぶクリアしてくれています。目線は強いし、一つ一つの動きにキレがあり背中は反りまくりだし、さっとジャンプして伸ばした時の足先の綺麗さ・・・。 見得きりもいい感じ! あーマイレンだ! 
残念なのは、率いている闘牛士軍団がおとなしそうなお坊ちゃん闘牛士たちなこと・・・。 ぶつかるくらいの勢いでガンガン踊ってくれよぉ!
大道の踊り子の真忠さんは艶っぽいというより可愛らしい感じだけれど、マイレンとの息も合っていて、目線の使い方が上手かったです。 この2人の並びは結構好きだなぁ。
真忠@踊り子が踊り始めたときは彼女一点をみつめ、おともの闘牛士にも、「どうだい、いい女だろ、踊り上手いだろ」てな感じで得意げで言っているように見えて、マイレン@エスパーダは女ったらし系ではないのね! なんて思っていたら、次の瞬間に街の女の子を硬派なふりして色目使ってナンパしてましたね~(笑)

ドン・キホーテとサンチョにわりと目が行かないんだけど、みんなの踊りを見ているときにサンチョはドンの靴をさり気なく磨いてあげてたりしてけっこう小芝居してました。 で、それ以上に目がいかないのがガマーシュ!(笑)

キトリの友人の西山さんとまゆみさんは、2人ともお芝居も踊りもとても良かったです。 2人とも子顔なのでプロポーションがとてもいいですね。

ここからはマトヴィの勢いが止まらないという感じでした。
西山さんとまゆみさんとのトロワでも、カスタネットを鳴らしながら颯爽と楽しそうに踊っていながらもザンレールは軽々と、ラインはいつもながらの美しさ。 ひろみさんのヴァリの時にも舞台下手よりに残ったまま一緒にカスタネットをたたきながら、キトリを見守り、全体の場も盛り上げている感じ。 こういうバジルって初めて見ましたが、僕のバレエ団というノリで完璧にマトヴィが引っ張っていましたね。 それがとっても自然に見えたのがちょっと不思議なくらいでした。 いい奴になったなぁ!
続くキトリのリフトも危なげなく、片手で長いことひろみさんを支えていました。 以前はマトヴィのリフトはちょっと不安要素があったのだけれど、技術も上がったのでしょうし、なんだかずいぶん逞しくなった気がしました。

<2幕>
酒場のシーン。 
ひろみさんは上が黒に白基調ののティアードスカートにお召し替え。 
キトリが上手後方で回転してから下手前方で待つバジルに飛び込んでくるところ、 マトヴィも高速回転をしているので舞台上、どっちを見たらいいのやら・・・。 ともかくのっけからテンション高い!

ギターの踊りは今日は楠元さん、マイレン@エスパーダに憂いを含んだ目で切ない視線を投げかけておりました。
マイレンはここでも、セクシーで美しい踊りを披露。 ぴっと伸びた腕や爪先が美しい事。
メルセデスの西川さんは湯川さんほどの目力はなかったけれど熱演でした。長いドレスの裁き方が上手いですね。 
この場面、この日はセンターだったので、下手で酒盛りしているキトリたちの様子も楽しめました。 西山さんの顔に似合わない飲みっぷりにはびっくり! 普段も大酒のみなんだろうか?(笑)
マトヴィ@バジルもぐいぐい飲んでましたが、途中でちょっとお疲れっぽかったかな?

狂言自殺でバジルが倒れる時に、ひろみさんのキトリは手で顔を覆ってしまうのではなくて、バジルを覗き込んで、「わかった、わかった、後は任して!」というように頷いていました。 こういうキトリって珍しいような・・・。

ジプシーの野営地。
2人のジプシーの踊りはこの日の方がヒートアップしていたように思います。 特に越智さんの気迫十分でワイルドな雰囲気がとっても良かったです。 新国は全体的におとなしめなので、こういうキャラダンで楽しませてくれるダンサーを見つけるととっても嬉しくなりますね。

夢の場。
ひろみさんはキトリとはぐっと雰囲気が変わって、たおやかで優雅、そしてラインの美しさが際立つ踊りでした。 ふわっと浮き上がるようなジュテの連続が印象的。
森の女王の厚木さんは、しっとりした中にも彼女らしくシャープな動き。 女王らしい落ちつきとその場を締める存在感がありました。 
キューピッドの高橋有里さん。 足裁きも見事で柔らかい踊りなのだけれど、ただ愛らしさを漂わせているだけでなく、時に硬質さも感じさせるような凛としているキューピッド。
3人のドリアードには西山さんや真忠さんもいて(ザハロワの日もそうでした)、豪華なメンバーが揃っています。

<3幕>
ボレロは湯川さんと市川さん。 市川さんに関しては昨日のエスパーダと同じ印象。 この手の役の踊り手としては踊りにパンチとメリハリがなさすぎ! 湯川さんは良かっただけに惜しかった・・・。

結婚式のGPDD。
ひろみさんもマトヴィもにこやかに登場。 急造ペアとしてはかなり相性が良いのでしょうね。 2人の動きがとてもスムースに見えました。1幕に続き、マトヴィエンコの片手リフトはここでもきっちり決まりました。 ほんとにリフトが上手くなったなぁ・・・とひたすら感心。 その他のサポートも安定していたのでひろみさんが安心して踊っているようでした。 
ひろみさんのヴァリ、とても可愛らしく初々しい色気の新妻(笑)。 速くなっていく曲に合わせて彼女の足をあげる角度が鋭角に、動きはシャープになっていくところがお見事だった。 グラン・フェッテは前半はダブルを入れてスピードもありましたが、後半はさすがにつかれたのかいっぱいいっぱいになってしまったのは残念でしたが無事廻りきりました。 
マトヴィはもうブラボー!としかいいようがないくらい、ジャンプは高いし回転は速くて綺麗でぶれない。 ラストのグランド・ピルエットもスピード、フォルムともに素晴らしかったです。

というわけで、舞台上のすべてのダンサーと会場が一体となって非常に盛り上がった公演でした。 ひろみさんもキトリデビューとは思えないお芝居の上手さと踊りの正確さでしたが、今日の功労者はやはりマトヴィエンコだと思います。 新国立劇場バレエ団の中に違和感なく溶け込んで、自分の踊りで引っ張ったり、他のダンサーを盛り立てる応援団長役にまわってみたり、休む間もない活躍ぶりでした。 それでもそれが全く嫌味に見えないのは、今まで彼がこのバレエ団の舞台を真剣に務めてきた事による周りのダンサー達との信頼関係なのだろうなと思いました。
彼も間違いなく、今旬なダンサーの一人ですね!

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この下にマールイに関する嬉しいお知らせ記事が一つありますので、マールイファンの方はお見逃しなく(笑)
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マールイの日本公演オフィシャル・サイトまもなく誕生!
2007/07/06(Fri)
光藍社さんから、とっても嬉しいお知らせが!!
「レニングラード国立バレエ日本公演オフィシャル・サイトまもなくオープン!」だそうです。 光藍社さんのHPのこちら

引用させていただくと、
1991年より毎年来日公演を重ね、日本のファンの皆様に親しまれ、愛され続けてきたレニングラード国立バレエ。その日本公演のオフィシャル・サイトが、ついにオープンします!

レニングラード国立バレエの魅力や情報、インタビューや近況などをいち早くお届けしていきます。
公開は7/10(火)を予定しております。どうぞお楽しみに!


という事です!
最近は、バレエ公演をフィーチャーするために、ブログなどでオフィシャル・サイトを立ち上げる事がメジャーになりつつあるので、是非是非マールイの公演に関してもオフィシャル・サイトを立ち上げていただきたいなーとずっと思っていたので、本当に嬉しいです。
どんな感じのサイトになるのか10日が楽しみですね!
サイトを運営されるスタッフの方には新たなご苦労になるでしょうけれど、待ち望んでいるファンも多いですので、是非頑張っていただきたいです!!
これからもマールイと光藍社さんを応援していきま~す!
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ウィンブルドン 2007
2007/07/05(Thu)
6月25日から始まったウィンブルドン選手権も、バレエ三昧でほとんど見られないでいるうちにすでに終盤に! 
この大会、ずいぶんと雨にたたられたようで、予定よりスケジュールが遅れているのね・・・。
ウィンブルドンは天気との闘いをも征さなくてはならないから、選手にとってメンタル、フィジカル、両面でものすごい負担になるんでしょうね。 先日のナダルとソーダーリンの試合なんて中断時間が6時間で実際の試合時間が4時間で合計10時間以上らしいです。 その間ずっと緊張の中にいなくちゃいけないんだから、並大抵の精神力ではやってられないなぁ。

女子では、昨日シャラポワがビーナスに負けてしまって残念! あれだけファーストサービスが入らないとストローク戦では辛いよな・・・。 昨日は典型的な自滅型ですね。 シャラポワも以前よりは我慢できるようになったみたいだけど、ヴィーナスがあれだけ腰を低くして弾道の低い速いボールを返してくると、勝機をつかむのも大変だ。 ヴィーナスの長いリーチの威力にも改めて驚いた。
背中にヒラヒラがついているシャラポワの白いワンピは可愛かったけど、もっとシャープなイメージのウエアの方が好きだなぁ・・・。 USオープンのウェアに期待(笑)

さてっと、これで女子の応援はエナン一本に絞れたわ! エナンは、今日準々決勝でセレナ・ウィリアムスを接戦の末破って準決勝へ進みました!
男子は5連覇のかかるフェデラーサポーターですが、芝のコートでのナダルとの対決を是非見てみたい。 フレンチのリベンジしないとね。 そういえば、少し前までは英国の期待を一身に背負っていたウィンブルドンの顔、ティム・ヘンマンは今回は2回戦で負けてしまったのですね・・・。 いつも応援していたんだけどな。

NHKのウィンブルドンのページドロー表や、試合結果を見る事ができます。
ウィンブルドンの公式サイトはこちらです。
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カリフォルニアワイン「Cycles Gladiator」
2007/07/04(Wed)
Image055.jpg


カリフォルニア、セントラルコーストのCycles Gladiatorというワイナリーの Cabernet Central Coast 2005を飲みました。 YANAGIYAさんで1、550円で購入。
YANAGIYAさんのHPで絶賛していた事もありますが、これはもう、思いっきりエチケット買いです(笑)
1895年にG.Massiasというフランス人画家が描いたのがCycles Gladiatorというこのポスター。 ニンフが羽の生えた自転車に乗っているこの神秘的なイメージが、ワイナリーがあるヒルサイドの優美でオープンな雰囲気に合っているそうな・・・。

香りはほのかな甘さが漂う程度ですが、飲むとかなりむっちりとした甘さ。 酸味が一番弱く、ほどよい渋みが感じられます。 
コルクをあけた時からけっこう開いていた感じだったので、2時間くらいの間には、これといった変化はなかったように思います。

つまみはドリトスのタコス味。 一袋をあっという間に食べてしまいました。
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