fc2ブログ
2006~2007マールイ公演を振り返って(2)
2007/03/07(Wed)
マールイ思い出総括男性ダンサー編

ドミトリー・シャドルーヒン 
えー、終わってみて気がついたのですが、今シーズン、一度も見ていませんでした。 その分、夏に期待!  来年はシェスタコワをルジに取られる回数が減ればいいですね・・・(笑)

アルテム・プハチョフ
くるみのカバリエ、眠りのデジレ王子、白鳥のトロワと3回だけでしたが、いずれも白タイツの美脚を堪能いたしました。 やはり彼がマールイのナンバー1 ダンスール・ノーブルなのだろうなと思います。 あの溜息もののアントルラッセの美しさは今も目に鮮やかに焼きついています。 白鳥のトロワでは、シヴァコフよりも王子だったし、デジレ王子はいう事なしでした!  コンラッドを踊った海賊が大阪公演で見られなかったのがとっても残念!

ドミトリー・ルダチェンコ
くるみのカバリエ、眠りのデジレ王子、白鳥のトロワ・・・、えっ? プハチョフと全く同じなのね・・・(今、気づいた)。 う~~~む。 舞台で踊っている時に、これだけ毎回毎回ハラハラ心配しながら見ているダンサーもルダコ以外にはいないわ! 全幕よりもヨタヨタなトロワというのも困ったものですが、まずは体力をつけて欲しいです(←毎年言っているような・・・)。 高くて綺麗な跳躍をもっているのだし、容姿にも恵まれているんだからもっと上手くなって欲しいです。 彼がシャド・プハ・シヴァと並んで4本柱になれば、充実しているバレリーナたちと、もっとバリエーションに富んだ組み合わせが可能になるのだし。 がんばれ、ルダコ!!

アンドレイ・マスロボエフ
海賊のアフメッド、眠りの青い鳥、バヤデルカの太鼓の踊りなど、コール・ドとしても大活躍でした。 特に太鼓の踊りの切れのある踊りと弾けっぷりは立派なキャラクテールダンサーなみの出来でハラショー!って感じでした。 来期あたり白鳥のトロワに期待できるかも!

デニス・モロゾフ
眠りの4人の王子、海賊のアフメッドの他、やはりコール・ドで舞台に立つことが多かったモロゾフ。 今年は久しぶりにハビちゃんのパートナーとしてくるみの王子も踊っていたんですよね。 アフメッドでのコミカルな演技が意外にはまっていたのにびっくり! 4人の王子も去年よりは自己主張度(笑)が少し上がったし、今年は近年になく良いシーズンだったのではないのかしら? 

アントン・プローム
眠りの青い鳥、白鳥のトロワのみだったのが残念。 改めて気がつきましたが、プロームも名前がつかない役での舞台出演が少ない人なんですね(出演しているのに気づかなかっただけかもしれませんが・・・)。 首脳陣からの期待も高いのでしょうね。 青い鳥の高くて柔らかい跳躍は素晴らしかったし、ロマチェンコワとミリツェワとの間に立つ雰囲気も堂々として来てさまになっていたし、今後も要注目ですね。 あー、でも、アフメッド見たかったなぁ!

マラト・シェミウノフ
男性ダンサーの中でかなり成長したダンサーの一人ではないでしょうか? 昨シーズンは来日しなかったけれど、一昨年の夏と比べるとずいぶん体が絞れたし、動きが柔らかく綺麗になったと思いました。 彼は凄く体の柔らかい人なんですね。 あれだけ長い手脚をコントロールするのは大変だとは思うけれど、王子役を踊るのならばもっと上手くなって欲しいです。 華は十分あるので、テクニックがもっと向上したら(あっ、舞台マナーもね!)、主役を張るにふさわしいダンサーになるだろうと思います。

ウラジミール・ツァル
コール・ドで出演している事が多かったですが、昨年のロットバルト(今年は見逃した)に続き、コンラッドでもその魅力を発揮。 踊れる人だと思うし、容姿には恵まれているし、もっとレパートリーを増やしていって欲しいなぁ。 ボヤルチコフ版でなかったら、ロミジュリのティボルトなんかも非常~に見てみたい。 ドン・キのエスパーダなんかもいけるはず!

アンドレイ・クリギン
眠りの4人の王子、狼、海賊の奴隷市場の客その1でしか見ることができませんでした。 今年の王子はクリギンとしてはおとなしめだった気がして物足りないような・・・(笑)。 そして、どうやら今シーズンがダンサー・クリギンの見納めだったようです。 昨シーズン(だったとおもいます)から務めているステージ・ディレクターとして今後も来日はしてくれるので、どこかで姿を見かける機会はあるかもしれませんし、後継者には事欠かないとは思いますが、寂しいなぁ・・・。 私としては一度もネズミの王様を見る事ができなかったのが、大きな大きな心残りです。

マクシム・ポドショーノフ
今年もキャラクテールダンサーとして、幅広い活躍をしてくれたと思います。 なかでも、シヴァがアリを踊った海賊の日は、ビルバンドの仲間として弾けまくってましたっけ(笑) 彼のアフメッドを見てみたいです。 きっとやらかしてくれると思う(笑) 彼も舞台に出る日が多かったと思いますが、疲れを見せず、いつも一生懸命踊ってくれるので大好きなダンサーです。

ラシッド・マミン
バヤデルカの苦行僧(マグダウィア)はやはり彼でなくては! 大僧正とソロルへの忠誠心、それゆえに苦悩するマグダウィアをあれだけ素晴らしく演じられる人もいないと思います。 心打たれるものがありました。 至芸であるくるみ割り人形は封印して後進に譲ってしまったのですね。 何度か見る機会に恵まれましたが、とても残念です。

アレクセイ・マラーホフ
くるみのネズミの王様、白鳥のスペイン、海賊のパシャ、バヤデルカのラジャなどなど、多くの公演でその姿を見る事ができてとても嬉しかったです。 パシャもラジャもとってもカッコよいけれど、メイクでハンサムな素顔が見えないのは残念です! 

アンドレイ・ブレクバーゼ
やっぱり何といっても芸域が広いのはこの方をおいて他にはいない・・・。 海賊の仕官、白鳥の家庭教師、眠りのカラボス、式典長、バヤデルカの大僧正、超大活躍でした。 暴れまくっていた海賊の仕官には目が点だったし、大僧正とはいえ生身の人間であるという事を痛いほど感じさせられたバヤデルカにはジンときたし、素晴らしい役者ですよね。 一番公演数の多い白鳥の家庭教師がシングルキャストだったので、とても大変だったのではないかと思います。 今更ですが、本当にお疲れ様でした!

アントン・チェスノコフ
演技が分かりやすかったカラボスがとても良かった。 長身で容姿に恵まれている人なので、もっと上手くなってどんどんレパートリーを増やしていって欲しいです。 来年はドン・キの宿屋の兄ちゃんがまた見られたらいいなー。 ロットバルトなんかもどうだろうか?
この記事のURL | バレエ | CM(2) | TB(0) | ▲ top
| メイン |