6月ミラノスカラ座公演キャスト発表など♪
2007/01/31(Wed)
ご存知の方も多いでしょうが、NBSのHPに6月のスカラ座来日公演の詳細が出ました。 こちら

公演日時&キャスト
6月07日(木)18:30 タマラ・ロホ、ホセ・カレーニョ
6月08日(金)18:30 上野水香、レオニード・サラファーノフ
6月09日(土)13:30 マルタ・ロマーニャ、ミック・ゼーニ
6月09日(土)18:30 タマラ・ロホ、ホセ・カレーニョ
6月10日(日)15:00 上野水香、レオニード・サラファーノフ


入場料
S=\18,000 A=\16,000 B=\14,000 C=\11,000 D=\8,000 E=\5,000
エコノミー券=\4,000

この顔ぶれだけ見たら、とてもスカラ座の来日公演とは、思えないようなキャストですねー。 なんだか、一昔前のマールイ公演のようだな・・・。
せめて、ボッレかムッルが踊ってくれれば、観に行こうかなという気にもなるけれど。 自慢のテクニックが炸裂するであろうサラファーノフのバジルにはとっても惹かれるけれど、パートナーが上野さんかい・・・。 せめて、1日は小出さんと組ませてくれれば迷わず行くのに! 上野さんとだと、見た目のバランスがいまいちだよなー。 まぁ、海賊みたいに上半身裸じゃないから、そんなにおかしくもないかしら? チケット代も高いし・・・、ニーナのグルジア・バレエと同じく、売り出す前から得チケ狙いに走りそうな気が・・・。
でも、日程的には他にバレエの予定がなくて、全幕飢えしている頃だったりもするし。 うーむ。

さてさて、昨日のマールイの「ジゼル」公演はとても良かったようですが、公演をご覧になったうみーしゃさんが、すごく詳しいレポを寄せくださいました。 ありがとうございます♪
1月29日の日記のコメント欄でご覧になれますので、是非お読み下さい。 バレエにも詳しく、マラーホフ&マールイファンのうみーしゃさんならではの視点の素晴らしいレポです!
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ラ・キュベ・ミティーク ハーフボトル
2007/01/30(Tue)


このブログを始めた頃に一度紹介したのですが、私が愛飲しているワインの中に小首を傾げたようなフクロウのラベルがとってもかわいい南仏ラングドック・ルーション地方のラ・キュベ・ミティークというワインがあります。
ラベルのオレンジ色は南仏の豊かな大地をイメージしたテラコッタカラーで、フクロウは、人間に自然との共存を教えた女神ミネルヴァの象徴で、真理と知恵を表しているんだそうです。
この赤ワインにはフルボトルとハーフボトルがあるのだけれど、ハーフボドルは売っているお店が少なくて、新宿の伊勢丹に行った時に地下のワイン売り場で買っていたのですが、昨日、バレンタイン商戦の目玉?としてスーパーでも売られているのを見つけました。 今は上の写真(携帯で急いでとったらぼけまくってますが・・・)のようにギフト用の包装になってますが・・・。 このハーフボトルは1000円弱で、味を考えればとてもリーゾナブル! 縦長の細いボトルが珍しい感じもするので、ちょっとしたプレゼントとしても喜ばれそう! もちろん一人で飲むにもちょうどいい!
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マエストロはいずこに・・・
2007/01/29(Mon)
12月5日に来日したマールイの公演も、残すところあと一週間になってしまいました。
寂しいなぁ・・・。
来日当初は、”マリインスキーの公演後で、なんとなく乗れない!” なんて冷たい事を言っていたのが嘘のように例年通りはまり込み、彼らが日本のどこにいても、今日は誰が主役を踊ってるのかなーとか、今日のオフは皆何をしているのかなーなどと考えて過ごした約2ヶ月でした。
そんなマールイですが、最近ちょっと気になるのが、我が愛するマエストロ。 1月8日の東京での眠りを最後に彼が指揮をしていたという情報が入ってこなくなってしまったのだけれど、ルジの関西でのゲスト公演でさえホリコフさんとバブージンさんが振ったそうだし、昨日の大阪のペレン&シヴァの白鳥もバブージンさんだそうで。 
11月の頭から来日していて、さすがに本拠地でもいろいろ御用があるんだろうから、いったんペテルブルグに帰ったのかしら?  でも、そうだとしても明日からの東京公演は、マエストロが振ってくれると信じているんだけどな・・・。 やっぱり、ほら、「今シーズンは今日で最後ね、今年も素敵な音楽をありがとう。 さよなら、また来年!」って心の中でアニー様に言いたいし!
ダンサー同様、すっごく恋しい人なのですよね。 特に今年は怒涛から入っちゃったし・・・。
そういえば、バブージンさん、神奈川の大爆走が嘘のような、ダンサーフレンドリーな音楽を提供中のようなので嬉しいビックリ。 やっぱりマエストロは日本にいて、彼を厳しくご指導中なのかとも勘ぐったりしてしまう(笑)
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ダンスマガジン3月号
2007/01/28(Sun)
ダンスマガジン3月号を買いました。 お目当てはマリインスキー関連の記事だったのですが、ちょっと昔の出来事という感は否めず。 できれば先月取り上げて欲しかったんだけどね。 
大きい1ページでの写真は、ヴィシの黒鳥、ロパートキナとコルスンツェフのダイヤモンド、テリョーシキナのグラン・パ・クラシック、サラファーノフのエチュード、ロパートキナとゼレンスキーの白鳥の湖、ソーモアとシャクリャーロフのエチュード、ロパートキナとイワンチェンコの黒鳥。 他にも写真満載でけっこう満足。 ヴィシの黒鳥とロパートキナの黒鳥の衣装が全然違うのがよくわかります。 ポイントにしている色合いだけが違うのかと思っていたらデザインからして全く違う。 パブレンコの黒鳥の写真もカラーなんだけど、角度的にチュチュの模様があまりよくわからない。 でも彼女のもデザインが違いますね。 こういうの一つ取ってもとても興味深い。 ティアラも3人3様だし、という事は、テリョーシキナのもまた違うのかしら? オデットの衣装もみんなそれぞれ。
インタビューはサラファーノフ、ファジェーエフ、テリョーシキナ、ソーモア、シャクリャーロフ。 ファジェーエフが息子さんについて、「子供が生まれて自分の根っこの部分が変わって、世界観も価値観も変わって自分が強くなった。 そして息子のパーヴェル君にたくさんの愛情、精神的な豊かさをあげたい」と述べているのですが、言っている本人の純粋さ、まじめさのようなものが伝わってきて、良い人度数がより高まったような感じ。   テリョーシキナが初めて主役として踊ったのは「白鳥の湖」なんですね。 彼女からうけるイメージで「ドン・キホーテ」かな?と勝手に思っていましたが・・・。 時間が取れるときは、マールイの公演を見に行くそうです。 ワガノワ同級生のエフセーエワ、ヴェンシコフ、シェミウノフ、プロームが初役を踊るときにはなるべく駆けつけるようにしているのだそう! こういうの聞くと、友達思いのいい子なのねーって単純に嬉しくなってしまうわ! エフセーエワもすごい勢いで伸びてきているし、この年って10年に一人の逸材が2人もいた年なのですねぇ。 
ロパートキナへのインタビューは三浦氏。 5ページにもわたる長さで彼女の音楽観などを知る事ができて良かったけれど、孤高のバレリーナと言われて久しい彼女にとってのパートナー論を聞きたかったな。
もう一つ興味深かった記事がパリ・オペラ座の「ジゼル」公演レポ。 マチューがマントを羽織い、白百合の花を持っている写真があるのだけれど、凄すぎ!・・・ ビジュアル的にこの人以上に美しい人っていないんじゃないかというほど悩ましく美しいアルブレヒトだわ!
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残念、シャラポワ
2007/01/27(Sat)
全豪オープンテニスの女子決勝、シャラポワ負けちゃいましたね~。 
今、私が応援している女子選手は、シャラポワ、エナン、クライステルシュの3人なのですが、それぞれが調子が良い為に、いつも誰かと誰かの直接対決があって、応援するのに困る事が多かったので、今日のカードはそういう変な迷いがないカードだったんだけどなー。、
すっごく残念だけど、6-1,6-2の完敗だから、今日の試合についてはセリーナに脱帽って感じで、彼女を褒めるしかないですね。 私はWOWOWは見られないのだけれど、中継を見ていた友達曰く、「手も足もでない状態」だったとの事。 セリーナのボディーはまた筋肉がついて一回り大きくなったようにも見えて、この体でよく動けるな・・・と思っていたら、ほとんどストローク戦にはならなかったみたいですね。 強烈なサーブで崩されていいところがなかったそうな・・・。 試合後のインタビューでもそのように語っています。こちら。 この写真のシャラポワ、シンプルな装いがかわいいなー。 でも、この大会、以前と違って、我慢する事ができるようになったみたいだし、その結果劣勢を挽回できるようになったので、確実に成長しているという感じでしたね。 今日の負け試合も一つのステップにして頑張って欲しいな。
さて、明日の男子の決勝はロジャー・フェデラーvsフェルナンド・ゴンザレス。 キング・フェデラー応援でございます。
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この後、BS2で「カルメン」&「若者の死」
2007/01/26(Fri)
今日はこの後NHKBS2のクラシック・ロイヤルシートでバレエの放映がありますね。
いずれも2005年の夏にガルニエ宮で行われた「ローラン・プティの夕べ」から収録したものだそうです。

パリ・オペラ座公演 バレエ「カルメン」
出演: ニコラ・ル・リッシュ、クレールマリ・オスタほか
振付:ローラン・プティ                  
演奏: コロンヌ管弦楽団
指揮:ポール・コネリー
放送日時: 1月27日(土) 01時37分23秒~02時30分23秒 [0時間53分00秒]

パリ・オペラ座公演 バレエ「若者と死」
出演 : ニコラ・ル・リッシュ、マリ・アニエス・ジロほか
振付:ローラン・プティ                  
演奏: コロンヌ管弦楽団
指揮:ポール・コネリー
放送日時: 1月27日(土) 02時32分53秒~02時55分53秒 [0時間23分00秒]

すでにDVDで市販されていますが、お持ちじゃない方は要・録画ですね!
私もすでにセットしてあります。
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新国立劇場バレエ 2007-2008シーズン
2007/01/25(Thu)
新国立劇場の2007/2008シーズンの演目がHPで発表になりました。

牧阿佐美の椿姫 (マルグリット、アルマン、アルマンの父、伯爵、プリュダンス)
 ザハロワ、マトヴィエンコ、イリイン、テューズリー、西川貴子(11/4,6)
 酒井はな、山本隆之、森田健太郎、富川祐樹、湯川麻美子(11/7)
 本島美和、菊池研、イリイン、ガリムーリン、湯川麻美子(11/10)
 田中祐子、テューズリー、森田健太郎、ガリムーリン、厚木三杏(11/11)

くるみ割り人形 (マーシャ、王子)
 ディアナ・ヴィシニョーワ、アンドリアン・ファジェーエフ(12/19、21、23S)
 さいとう美帆、マイレン・トレウバエフ(12/22)
 宮内真理子、山本隆之(12/23M)
 寺田亜沙子、逸見智彦(12/24)
 堀口純、富川祐樹(12/25)

カルメン (カルメン、ホセ、ミカエラ、エスカミーリオ)
 酒井はな、山本隆之、真忠久美子、マイレン・トレウバエフ(3/27)
 湯川麻美子、ガリムーリン、川村真樹、市川透(3/28)
 本島美和、未定、西山裕子、マイレン・トレウバエフ(3/29)
 厚木三杏、貝川鐵夫、酒井麻子、マイレン・トレウバエフ(3/30)

ラ・バヤデール(ニキヤ、ソロル、ガムザッティ)
 スヴェトラーナ・ザハロワ、デニス・マトヴィエンコ、西川貴子(5/18、20,24)
 寺島ひろみ、山本隆之、真忠久美子(5/21)
 本島美和、マイレン・トレウバエフ、西山裕子(5/25)

白鳥の湖(オデット&オディール、王子、ルースカヤ)
 スヴェトラーナ・ザハロワ、アンドレイ・ウヴァーロフ、湯川麻美子(6/24)
 川村真樹、中村誠、寺島まゆみ(6/25)
 スヴェトラーナ・ザハロワ、アンドレイ・ウヴァーロフ、真忠久美子(6/27)
 寺島ひろみ、貝川鐵夫、酒井麻子(6/28)
 酒井はな、山本隆之、丸尾孝子(6/29)



「椿姫」
引用<ヴェルディのオペラで知られる『椿姫』ですが、この度はデュマの原作に立ち返り、ヴェルディの音楽をまったく使わず、デュマと同時代のパリを生きた作曲家ベルリオーズで全曲構成されます。>引用終わり
実は私の新国立劇場デビューが1998年2月の牧阿佐美バレエ団の「椿姫」だったんです。 主演は草刈さん。 プログラムも買わなかったし、座席が1列目だった事くらいしか覚えていないのだけど・・・。  今回は新作という事ですが、覚えていないので比べようもありません・・・。
どういう作品になるのか分からないにしろ、ザハロワのマルグリッドってどうなのかな? 今までに見た事のない彼女の役だから一応興味は沸くけど。 テューズリーを呼んでくれるのはとても嬉しいけれど、伯爵って・・・、うーん・・・、アルマンは観に行かなくては! 厚木さんも出るし!。 菊池研さんて新国立デビューだっけ? 

「くるみ割り人形」
ファジェーエフは見たいです! でも、どうせゲスト呼ぶならヴィシじゃなくてオブラツォーワとか可憐なバレリーナが良かったな(ヴィシがそうじゃないというわけでは・・・)。 寺田亜沙子さんと堀口純さんというバレリーナは初めてお名前を聞く方です。

「カルメン」
前回は見送ってしまった演目。 3月って例年バレエ公演少なそうだから今度は行ってみようかな? 厚木さんの日にマイレンも出るしねー♪

「ラ・バヤデール」
新国立のバヤデールは未見なので楽しみです。 この演目が上演されると知ってからソロル役に密かな期待を抱いていたんだけど、アハハ・・、無理だよなー。 ボリショイペアというか、シーズンゲストペアなのですねぇ。 よくよく考えてみれば、私はザハロワのニキヤって2001年のマールイゲスト以来見ていないんだわ・・・。 マトヴィのソロルも見てみたいし、3日間もやるのだから行ってみましょうかね。 ガムザッティーは厚木さんが良かったんだけどなー。
寺島さんのニキヤというのはわかるけど、本島さんのニキヤってキャラクター的に??という感じです。 ついでに西山さんのガムザッティも??で、反対にすればいいのにって感じ。 

「白鳥の湖」
やはりゲストはザハロワ&ウヴァーロフか・・・。 これもねー、オデットは無視して別のジークフリートを願っていたんですが、無理でしたねー。 でもオデットがザハロワならば、見たいジークフリートはゼレなわけで・・・。 しかし、なんと川村真樹さんが白鳥デビューなんですね。 彼女の事は、ザハロワのドン・キで森の女王を踊った時から注目しているので嬉しいです!

来シーズンは5演目なんですね。 希望としては、その倍の10公演ぐらいやって欲しいんだけどなー。 箱持っているんだからさ。 まだ未見のラ・バヤデールが上演されるのはとても嬉しいけれど、「ロミジュリ」でも「マノン」でもいいからマクミランの作品が一つ欲しかったなーって、たしか去年も同じ事言ってたなぁ・・・。 
外国からのゲストも新顔はなしで、お馴染みさんばかりですね。 今まではマトヴィが新国立のダンサーと踊る事があったのにこのシーズンはそれもなし。 ボリショイでも最近組んで踊る事が多くなったザハロワとだけというのもちょっとつまらないな!
新国立のダンサーでは、本島さんの起用が目立つような気がします。新たに主役を演じる方も2人いてめでたい?事ですが、真忠さんと寺島まゆみさんは一度も主演しないのですね。

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マールイ「白鳥の湖」 1月21日の感想
2007/01/24(Wed)
オデット/オディール : イリーナ・ペレン
ジークフリート : ミハイル・シヴァコフ
ロッとバルト : マラト・シェミウノフ
王妃 : ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師 : アンドレイ・ブレブバーゼ
パ・ド・トロワ : アナスタシア・ロマチェンコワ、タチアナ・ミリツェワ、アントン・プローム
スペイン : オリガ・ポリョフコ、ユリア・カミロワ
        ヴィタリー・リャブコフ、アレクセイ・マラーホフ
ハンガリー : エレーナ・フィロソワ、ロマン・ペトゥホフ
マズルカ : エレーナ・モストバヤ、タマラ・エフセーエワ、マリーナ・フィラトワ、ナタリア・グリゴルツァ        
        ミハイル・ヴァンシコフ、アントン・チェスノコフ、ニコライ・コリパエフ、アレクサンドル・オマール
大きい白鳥 : イリーナ・コシェレワ、タチアナ・ミリツェワ、スヴェトラーナ・ロバノワ、ユリア・カミロワ
小さい白鳥 :ナタリア・ニキチナ、アレクサンドラ・ラツスカヤ、マリーナ・ニコラエワ、マリア・リヒテル
2羽の白鳥 : スヴェトラーナ・ロバノワ、マリーナ・バルエワ

<1幕1場>
本日のジークフリートもシヴァコフ! 過密スケジュールでの状態が心配だけれど、彼が出演してくれるのは素直に嬉しい。 何事もなく今日の舞台が終わりますようにと念じながらシヴァの登場を待つ。 実はお恥ずかしい事に、6日の舞台では、王子登場のタイミングをマリインスキーと混同していたので、いきなり家庭教師のブレクバーゼの王子登場を知らせるマイムにびっくりしてしまったのであった・・・。
爽やかな笑顔のシヴァ@ジークフリート登場。 そう思って見るせいか、目の下あたりに疲れが見えるような・・・。 でも、立ち振る舞いは申し分なくエレガント! 王妃登場の前の上着のすそと袖口を整える仕草は、やっぱりもうしない事にしたみたいですね・・・。 いつでもきちんとした身だしなみの立派な王子に成長したって本人も思っているって事なのかな(笑)
パ・ド・トロワはロマチェンコワ、ミリツェワ、プローム。 この辺から今日の演奏のテンポに??という感じだったのだけれど。 ロマチェンコワとミリツェワはそれでもよく合わせて踊っていて感心。 ロマチェンコワの踊りって形容詞が上手く見つからないのだけれど、基本に忠実そうでしっかりした踊りという感じを強く受けています。 来日の度に上手くなっていると思うし。 3人で踊るところもよく揃っていました。 ただ、友人王子に関しては、マリインスキーのシャクリャローフとコルサコフ(映像)の印象が強いため、もうちょっと美しく踊って(特に脚捌き)レベルを上げて欲しいなと思ってしまうのでした。 プロームになら期待できると思うんだけど。
3人の踊りを称えるシヴァ王子。 舞台中央から袖に向かっている途中、床に落ちていたゴミをさり気なく拾いながらもジークフリートだった姿に立派になったなーと妙に感激。 人々が立ち去り、一人になったジークフリート。 憂いを帯びたようにも見える顔が悩ましくもある。 (ってただ疲れてるだけ?)

<1幕2場>
今日のマラト@ロットバルトは大きなジュテ一つのみ。 やはりマネージュはフォーラムA仕様なのかしら? 
湖畔にやって来たジークフリートが何かの気配を感じて姿を隠し、ペレン@オデットの登場。 登場シーンは6日と同じく少し進んだところでアラベスクで静止して大きなジュテ。 音楽に気配りがないのが悲しい。 今年のペレンはともかく踊りが大きい。 自身の長くて美しい手脚を存分に活かした踊りやポーズを常に心がけているように感じる。 シヴァコフの、表情、差し伸べる手、すべてが優しくオデットを包み込み、ペレンはそういうジークフリートの思いを受け止めながら、オデットの悲しさ、寂しさ、何かにすがりたいというような切なさのようなものを心を込めて踊っていた。 そういう感情が腕や何気ない動きから滲み出てくるようになったのは本当に嬉しい。 
コール・ドは最前列の顔が6日とはだいぶ違ったような感じ。 連日の公演だからうまく交替しながら踊っているのでしょうね。 両袖に縦に分かれて踊るところなど、演奏が速すぎてステップなどかなり雑になったところがあってとても残念だった。 
小さな4羽の白鳥は、今日はあまり小さくなくて頭のラインが横一直線には揃ってませんでした。 シシコワもリィコワもいなかったしなー。 それにしてもオケのテンポが速い。 終盤、オデットと王子がコール・ドの後ろから現れるシーンでは、ペレンもシヴァも必死で音楽を追いかけている感じ。 急いでしゃがんで膝を立てるシヴァコフの上にパッとペレンが乗って片足を上げてポーズをとるというなんとも興醒めなラストに怒。 (座席からは指揮者がよく見えたのですが、ここに限らず音楽とシンクロしてポーズを決めるところでほとんど指揮者が舞台を見ないで振っているのがなんとも痛い!)
夜明けとともにオデットと王子が引き裂かれるシーン、2人の切なさがよく伝わって来ました。
 
<2幕>
やはり、この花嫁候補の中にはオデットはいないと分かるなり失望の表情に変わるシヴァコフ@ジークフリート。 ただ、花嫁候補にしても、我こそは!と売り込みにかかっているのは妖しい魅力を振りまくヴィジェニナだけのような気がしないでもない(笑) 綺麗だよなー、ヴィジェ二ナ!
ペレン@オディール登場。 うわっ! やっぱり髪飾りは6日と同じで変! 6日は自信がなかったのだけど、頭の両サイドに黒く渦を巻いたような小さな円状のものが当てられていて、そこから羽根が出ているのかと思ったら、今日は羽は真ん中に立っていたような・・・。 これ以上は説明不可能なり!(来年のプログラムにオディールの写真が載ったら分かると思いいます って1年後) アラベスク、アラベスク、アチチュードと、延ばした脚と視線で王子を誘っているようなオディールの後を思わず追ってしまう王子。
スペインにカミロワがキャストされていたのが嬉しい! ポリョフコ姐さんほど板にはついていないが、なかなか頑張っていました。 優しそうな白い衣装のマラーホフもいつ見ても素敵だ! ハンガリーのペトゥホフはなんだかお久しぶりな感じ。 そしてマズルカは、ダンスじゃなくてダッシュの練習でもしているような信じられない速い演奏に唖然。
オディールとジークフリートのGPDD。 オディールの踊りで一番好きなのが王子に支えられながらのアラベスクを繰り返すシーンなのだけれど、ペレンの腕から脚へのラインがいつ見ても本当に綺麗! それと同時に、1幕の白いチュチュから黒いチュチュに変わった体が一回り細く見える事にいつも驚かされる。 クラシックチュチュの白いバレエって幻想的で美しいけれど、バレリーナにはなんて酷な衣装なのだろうと思ったりする。 シヴァコフのヴァリ、丁寧に破綻なく踊っていたけれど、最後、回転の後に片膝を立てポーズをとるところで前にのめってしまった。 コーダも含めて回転の時の着地の足元がきちんと決まらないとか、踊りのラインもいつもより少しぼやけ気味だった。 庇うわけではないけれど、いくら若いといってもこれだけ主役として舞台に出ずっぱりでは仕方ないと思う。 多分、1日の舞台までには体力も回復してベストな踊りを見せてくれると信じておりまする! ペレンのグラン・フェッテ、シングル・ダブル・シングル・ダブルとずいぶんダブルを入れてかなり暴走系・・・。 彼女が後半にダブルを入れたのは初めて見たけれど、この速いテンポにシングルでは回りきれないと半分ヤケになっているようにも見えました(笑)。 王子がオディールに愛を誓うのをじっと見ているオディールとロットバルト。 王子が高々と右手を上げた瞬間、高笑いはしないまでも、その後の悲劇を思い浮かべるようなしたり顔を見せて去って行った。

<3幕>
1幕では、ばたばたした印象が強かったコール・ドも、3幕は静寂の中でのしっとりと美しい舞だった。 2羽の白鳥のマリーナ・バルエワは多分初めて聞く名前。 少しずつ新顔が増えているのね。 一方のロバノワは昨年と比べると踊りが柔らかになってきたと思う。 この2人、カーテンコールで並んだら、化粧のせいだろうけど顔がよく似ていた。
オデットが戻って来てジークフリートの裏切りを白鳥たちに知らせる。 はじめのうちはただ嘆いていただけだったオデットが、その悲しみの中にあって、毅然にも、白鳥たちの群れに「あなたたちを救えなくてごめんなさい」と言っているような背中に見えたのが、シヴァに続き、ペレンも成長したなーと思った瞬間だった。 本当にそういう気持ちで踊っていたのだなーと・・・。
オデットを追ってきたジークフリート。 シヴァのジュテの着地が乱れてがくっとなったのでヒヤッとしたが大事なし。 シヴァのジュテの着地はいつもちょっと恐い。 オディールに愛を誓ってしまった過ちを心から詫びる王子。 罪の意識で物悲しい表情のシヴァコフが痛々しいわ・・・。 王子への変わらぬ想いを確認したオデットと王子がお互いを求め合いながら踊る姿はとても切なかった。 3幕はここで見せる二人の愛に尽きるという感じです。 ロットバルトの魔の手を逃れるために2人は湖に沈み、ロットバルトも湖上にたった波にのみ込まれていった。

県民ホールのカーテンコールでは、おなじみの主催者さんの花束贈呈がないんだわね。 いつもはあの重い雰囲気は・・・とか、あの帽子は・・・とか言うくせに、ないとなると寂しいもんですね(笑) この日の舞台に満足そうな笑顔のペレンとシヴァコフを見られるのがファン冥利に尽きるというもの。 幸せな時間をありがとう! 
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Kバレエ「海賊」のチケット発売日
2007/01/23(Tue)
Kバレエの「海賊」のチケット発売日はチケットスペースさんのHPによると2月17日(土)だそうです。
という事はその一週間くらい前がチケットスペースさんの電話予約になるのかなぁ??? 「白鳥の湖」の時は、全然電話が繋がらなくて大変でした。 その日はアニハーノフの怒涛コンサートだったので中断も余儀なくされたのだけれど、休憩時間までトライしたのに通じたのは結局終演後の3時半過ぎ、しかも良い席は全く無し。 まぁたった一日の都さんのオデットの日だから仕方ないのだけれど・・・。 今回の「海賊」はそこまで争奪戦も激しくはないでしょうね。 ちなみに「白鳥の湖」は全公演S席、A席完売だそうですわ・・・、すご!
で、チケットスペースさんのキャストの説明によると、メドーラとギュリナーラは姉妹で、しかもギュリナーラがお姉さんなのよね・・・。 あの2人って友人じゃなかったの?? そしてアリは海賊の首領コンラッドの忠実な右腕だそうです!

実は、白鳥の時、都さんの公演日のチケットが入手しやすいようにファンクラブに入会しようかとも考えたのだけれど、Kバレエフレンズって4月~3月が1シーズンとなっていて、途中入会しても3月までで有効期限が切れてしまって4月には一斉に更新になるそうなので、年会費がもったいないと思ってやめてしまったのでした。 初年度は7000円なんだもの!
まー、という事で、今回もチケットスペース、イープラス、ぴあでなんとかゲットしようと思います。 問題はどの公演日を選ぶかだよなー・・・。
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南仏ワイン 「白い狼」
2007/01/22(Mon)
日頃よくワインを購入するお店の一つにエノテカさんがあるのですが、エノテカさんからちょっと面白いワインのお知らせがあったので紹介してみます。

南仏のラングドック・ルーション地方に「LOUP BALNC」(ルー・ブラン=白い狼)という名前のワインの造り手があるんだそうです。
今回のお勧めというのが 「ヴァン・ド・ペイ・ドゥ・ヴァレ・ド・セス ソワフ・ドゥ・ルー」(渇いた狼のためのワイン)と「ミネルヴォワ・ル・レガル・デュ・ルー」(狼のご馳走)という一風変わった名前のワインです。

ラベルも個性的な 「ヴァン・ド・ペイ・ドゥ・ヴァレ・ド・セス ソワフ・ドゥ・ルー」はテンプラニーリョ36%+シュナンソン64%というブレンドで比較的軽めで飲みやすそう。




一方「ミネルヴォワ・ル・レガル・デュ・ルー」はタンニンが豊富な黒葡萄のカリニャン50%+グルナッシュ30%+サンソー10%+シラー10%というフルボディー系のワインですね。 値段も1500円と2280円と手ごろなので、近いうちオーダーしてみようと思います。
エノテカさんのこちらのページに商品の詳しい説明があります。
南仏ワイン12本セットもとても魅力的!


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マールイ横浜「白鳥の湖」雑感
2007/01/21(Sun)
本日、神奈川県民ホールでのマールイの「白鳥の湖」に行って来ました! キャストは以下の通り。

オデット/オディール : イリーナ・ペレン
ジークフリート : ミハイル・シヴァコフ
ロッとバルト : マラト・シェミウノフ
王妃 : ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師 : アンドレイ・ブレブバーゼ
パ・ド・トロワ : アナスタシア・ロマチェンコワ、タチアナ・ミリツェワ、アントン・プローム
スペイン : オリガ・ポリョフコ、ユリア・カミロワ
        ヴィタリー・リャブコフ、アレクセイ・マラーホフ
ハンガリー : エレーナ・フィロソワ、ロマン・ペトゥホフ
マズルカ : エレーナ・モストバヤ、タマラ・エフセーエワ、マリーナ・フィラトワ、ナタリア・グリゴルツァ        
        ミハイル・ヴァンシコフ、アントン・チェスノコフ、ニコライ・コリパエフ、アレクサンドル・オマール
大きい白鳥 : イリーナ・コシェレワ、タチアナ・ミリツェワ、スヴェトラーナ・ロバノワ、ユリア・カミロワ
小さい白鳥 :ナタリア・ニキチナ、アレクサンドラ・ラツスカヤ、マリーナ・ニコラエワ、マリア・リヒテル
2羽の白鳥 : スヴェトラーナ・ロバノワ、マリーナ・バルエワ

舞台の全体的な出来としては1月6日の方が勝っていたとは思いますが、今日もダンサーたちの踊りには満足のできる公演でした。
ペレンは今日も良かったと思います。 1幕2場の湖畔では丁寧に情感を込めて踊っていましたし、踊りは最後まで安定していました。 2幕のグラン・フェッテでは、最初から最後までかなりのダブルを入れていて、勢いがあったのは良いけれど、ちょっと雑。 音楽もテンポが速かったですね。
シヴァコフはさすがに連投の疲れが見えていて本調子ではありませんでした。 10日から今日までの公演で、私が知っているだけでも5回ジークフリートを踊っています。 もし、今までの草刈さんのパートナーをすべて務めているとしたら、7回です。 全部シヴァが踊るの?  新春公演で踊っているシャドルーヒンと分担してないのかしら? あさっての岐阜の公演もシヴァコフの名前があがっているようですが、彼の過密スケジュールがとても心配です。 あさってくらいシャドルーヒンに踊ってもらうわけにはいかないんだろうか? 
トロワの3人は息も合っていて、見ていて気持ちの良い踊りでした。 今日のキャスト表、すっごくドキドキしながら確認したのはもちろん王子のシヴァだけれど、意味は違えど同じくかな~りドキドキしたのがトロワのキャスト。 6日と同じだったら暴れたかも(笑) プロームの踊りは年末の青い鳥ほどの冴えがなかったような気がするけれど、ともかく彼には青~いアイシャドーの付けすぎをどうにかして欲しい。 
カミロワのスペインを初めて見ました。 まだ、ちょっと雰囲気が完璧ではないような感じだけれど、好きだからそんなのいいのだわ♪ マラーホフにエスコートされてニコッと笑うカミロワの笑顔、癒されますわ~。

さて、苦言編。
今日の指揮者はミハイル・パブージンさん。 今年のプログラムには紹介がありませんが、去年のプログラムには写真入で載っております。
今日はこの方の指揮が問題でありました!
肝心なところでは、もっと舞台をみて振って欲しい。 1幕2場の湖畔の終盤、コール・ドが揃っているところにオデットとジークフリートが出てきて、たて膝の王子の腿にオデットが登り、片脚をあげてポーズをとるところ、音楽だけどんどん先に行ってしまって、2人とも大慌てだった。 萎えましたねー・・・。 指揮者はそのシーン、全然2人を見ていない。 また、音楽が速すぎてコール・ドの動きがかなり雑になった場面もいくつかあった。 2幕のマズルカも前半は運動会かと思ったよ! それに、いくらなんでも、今日の打楽器は煩すぎ!
自分の音楽に酔わないで、もう少しダンサーを見て、ダンサーのための音楽を作って欲しいと思いました。 マールイなんだから!
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DVD新作リリース情報
2007/01/20(Sat)
DVDでーた2月号が出たので、新しいリリース情報など。(先月と重複しているものあり)

1月26日「レディ・イン・ザ・ウォーター」 ポール・ジアマッティ、ジェフリー・ライト
       「カサノバ」 ヒース・レジャー 、シエナ・ミラー
1月27日「トランスアメリカ」 フェリシティー・ハフマン、ケビン・ゼガーズ
2月 2日「マッチポイント」 ジョナサン・リース・マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン
      「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランド
      「16ブロック」 ブルース・ウイルス、、モス・デフ
      「サムサッカー」 ルー・プッチ、キアヌ・リーブス、ティルダ・スウィントン
      「ルムンバの叫び」 エリック・エブアニー、アレックス・デスカス
      「ゴーストライト」 デミ・ムーア、ヘンズ・マザーソン
2月 9日「イルマーレ」 キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック
      「恋するレシピ」 マシュー・マコノヒー、サラ・ジェシカ・パーカー
2月14日「デスノート 前編」 藤原竜也、松山ケンイチ、瀬戸朝香
2月23日「ワールド・トレード・センター」 ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ
3月14日「デスノート the last name」 藤原竜也、松山ケンイチ
3月16日「カポーティ」 フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー
      「フラガール」 松雪泰子、豊川悦司
3月21日「トゥモロー・ワールド」 クライブ・オーウェン、ジュリアン・ムーア
      「地下鉄(メトロ)に乗って」 
3月23日「記憶の棘」 ニコール・キッドマン

今回、新たに分かったリリースの中には、おお!待ってました! というような映画はほとんどなかったですが・・・

「トランスアメリカ」 性同一性生涯の男と、彼を自分の父親とは知らない息子との米国横断の旅での触れ合いを描く。
「ルムンバの叫び」 1960年にベルギーから独立したコンゴ民主共和国の初代首相となり、志半ばで暗殺されたパトリス・ルムンバの生涯
「恋するレシピ」 35歳になっても親元で気ままに暮らす男と恋愛カウンセラーの女性のラブ・コメディー
「カポーティ」 カンザス州の一家惨殺事件の犯人ペリーに真相を話して欲しいと面会を重ねたカポーティーの傑作「冷血」誕生秘話
「トゥモロー・ワールド」 子供が誕生しない近未来、生命を宿した少女を守れというアルフォンソ・キュアロン監督(「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の監督)

気になる続編映画・・・、「パイレーツ・オブ・カリビアン、ワールド・エンド」は5月25日公開でキース・リチャーズがジャックの父親役で出演するもよう。 「スパイダーマン3」は5月5日、「ダイハード4.0」(←4.0って何?)は夏公開の予定だそうです。
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バレエのDVD
2007/01/19(Fri)
e+チェックから来ていたメールに、2月1日に発売される「白鳥の湖」のDVD情報があったのですが、アマゾンのページを開いても、出演がベーン(指揮者)となっているだけで、どこのバレエ団の「白鳥の湖」かも、出演しているダンサーの名前もないのです。 これだけの情報で物を売るって、ちと、ランボーだなぁ・・・
でも、まぁ、多くの方がご存知みたいですが、2005年に収録されたパリオペラ座のヌレエフ版「白鳥の湖」なんだそうですね。
HMVだとこんな感じで紹介されています。
主演のルテステュ、マルティネズではなくて、家庭教師&ロットバルトのパケット目当てで注文してしまいました♪ 4月の来日で見たとき、とってもカッコよかったんだもの(笑) これでルテステュじゃなくてジロだったら、あの時の幻のキャストなんだけどなー。
「白鳥の湖」はロシアじゃなくちゃ!と思いつつ、老後の楽しみ?に様々なバージョンの映像を集めてみようかなと最近思うようになったりして・・・(笑)。 
で、強引に持っていくとですね・・・。
様々なバージョンの一つであろう?ボヤルチコフ版の「白鳥」も、そろそろ今のマールイの旬のダンサーでDVDを制作して売ってくれませんか? 光藍社さん! ルジさんのがあるけれど、ビデオだし・・・。
マールイの映像ももっと欲しいです。
2月の「バヤデルカ」も収録してくれないかなぁ・・・。 ペレン+ルジマトフ+シェスタコワの「バヤデルカ」って、もう5、6年の歴史があって、去年の舞台なんかはかな~り完成度の高い見応えのある公演だったと思うので、それを残さないっていうのはもったいないと思いません? それに、マエストロの怒涛のミンクスがいつでも聴けるっていうのは一つで二つ美味しいという事ですよね! わー、絶対欲しいなぁ!!
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47℃の猛暑って経験あります?
2007/01/18(Thu)
すっかり忘れているうちに15日からテニスの全豪オープンが始まっていました・・・。
16日の試合後にヘロヘロになって記者会見をしているシャラポワを見て、どーしたのかとびっくりしましたが、尋常じゃない暑さだったのですね・・・。 コート上の気温が47℃だったそうで、そんな中、3時間も試合をしていたなんて、まじ、信じられない。 何事もなくてよかったけれど、よく熱中症にならなかったなぁ・・・。 2回戦の今日はそこまで暑くなく、ワンサイドゲームで終わったようで良かったわ!

もう10年近く前になるけれど、野生のイルカを見たくて、西オーストラリアのパースから、7~800キロ北上したモンキーマイアという所に夜行バスで行った事があるのです。 その時、帰りに寄ったあるドライブイン近辺の気温が、ドライバー曰く47℃。 いったいどんなものやらとしばらく外に立っていたのだけど、3時間どころか3分くらいでボーっとしてきて、思考能力があっという間になくなっていく感じでした。 そこで何か脳を働かせてみようと思って、掛け算九九をつぶやいてみましたが、9x9=81まではもたなかった(笑) 結局10分もたたずにバスの中に逃げ込みました。

そして、これももう5,6年前の話。 真夏に屋外でテニスをしていた時、35~6度だったかな? メンバーの一人が、急に脚に痙攣を起こしたと思ったら、あっという間に全身に痙攣が広がってきて、救急車騒ぎになってしまったことがありました。 幸い、すぐに病院に運ばれて点滴をうって一晩で退院したけれど、今思い出しても怖いです。 水分は十分取っていたのだけれど、炎天下にいた時間が長すぎたんでしょうね。
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光藍社さん、ありがとうございます♪
2007/01/17(Wed)
光藍社さんのHPのニュースがすでに更新されていますが、2月1日の「白鳥の湖」のジークフリート王子は当初の発表どおり、我らが!(笑) ミハイル・シヴァコフが主演する事が確認されました。
と~~~~~~っても嬉しいです!!
誤解のないように言っておきますが、プハチョフがどーのこーのじゃないんですよ! プハチョフも立派なダンスールノーブルの実力があるダンサーです。(眠りの感想を読んでいただければ・・・) でも、プハチョフだったら、やはりベスト・パートナーのステパノワのオデット&オディールで見たい。
と、同様にペレンだったら、特に「白鳥の湖」という演目だけに、やはりずっと踊ってきているベスト・パートナーのシヴァコフで見たいんです。 単純にシヴァが見たいというのも、当然ありますが(だって、ファンだもの・笑)、6日の2人の舞台が素晴らしく、あぁいう舞台だったらまた何度でも見たいと思いましたし。
ともかく嬉しいよ~~~♪

バレエ団の都合という事での変更でしたが、一度発表したキャスト変更を撤回するという事は、光藍社さんとしても大変なご決断だったのではないでしょうか? ファンの願いを真摯に受け止めてくださった光藍社さんには感謝の気持ちで一杯です! 本当にどうもありがとうございました。 
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マールイ「眠りの森の美女」 1月8日の感想
2007/01/16(Tue)
オーロラ姫 : イリーナ・ペレン
デジレ王子 : アルチョム・プハチョフ
リラの精 : イリーナ・コシェレワ
カラボス : アントン・チェスノコフ
優しさの精 : アナスタシア・ガブリレンコワ
元気の精 : スヴェトラーナ・ロバノワ
鷹揚の精 : ナタリア・リコワ
呑気の精 : ユリア・アヴェロチキナ
勇気の精 : アリョーナ・ヴィジェニナ
4人の王子 : ミハイル・シヴァコフ、アンドレイ・クリギン、ヴィタリー・リャブコフ、デニス・モロゾフ
フロリナ王女 : タチアナ・ミリツェワ
青い鳥 : アンドレイ・マスロボエフ
ダイヤモンド : オリガ・ステパノワ
金・銀・サファイヤ : エレーナ・カシチューワ、アンナ・スホワ、ユリア・カミロワ
白い猫 : ヴィクトリア・シシコワ
長靴をはいた猫 : アレクセイ・クズネツォフ
赤頭巾ちゃん : ナタリア・ニキチナ
狼 : アンドレイ・クリギン

<プロローグ>
暮れの東京文化より舞台が広いので、ダンサーたちが次々に舞台に現れてもゆとりを感じる。 フォーラムAの利点と言ったらそれくらいしかないんだろーな。
5人の妖精はガブリレンコワ、ロバノワ、リィコワ、アヴェロチキナ、ヴィジェニナと身長・体格がバラバラ。 もうちょっと揃っていると見た目すっきりするかしら? 目力が魅力的なヴィジェ二ナのスカッとした踊りと可愛らしいリィコワが良かった。 今日のキャストで主役同様に楽しみにしていたリラの精のコシェレワ。 彼女もヴァイオレットの鮮やかなチュチュがとてもよく似合う。 落ち着いて堂々としてそれでいて温かみのあるリラ。 踊りも丁寧で安定していました。
カラボスはチェスノコフ。 ブレクバーゼと比べると線が細いので、どことなく神経質そうな魔女に見えるけれど、マイムがとても分かり易く、その他のダンサー役の時とは違い、カラボスとしての演技に集中していてとても好感が持てた。 今回ジゼルではハンスにキャストされているんだよなー。 なんとなく見に行きたい感じがしてきた(笑) クリギンも村人その2くらいで出ないかしら???

<1幕>
編み物をしていた娘たちに激怒した王様を、王妃がなんとか収める場面、暮れの公演よりもさらに4人の王子のテンションは低め。 少し控えるようにとボヤ様あたりから警告(笑)があったのだろうか? いくらテンションが下がってもシヴァとクリの距離が離れると、見ている私は辛いのよ・・・。
ペレンのオーロラはちょっとだけおすましの可憐な姫。 エフセーエワと比べると地毛の髪周りがゴージャスな気がする(本当にエフセーエワの鬘、なんとかしてあげて下さい!)。 長い手脚がよりいっそう長く見えるような伸びやかでラインのはっきりした踊り。 4人の王子ではシヴァコフがオーロラのエスコート役だったので、2人の並びが大好きな私としてはウフフ♪だったのだけれど、珍しくシヴァがちょっともたついた。 帽子が邪魔だったとか?  ペレンは、ローズアダージョも高く上げた脚をキープしたまま余裕を感じさせる出来。
コール・ド・ダンサーが下手から登場してきた時に、上手袖で王様を囲み、他の王子たちと語らっていたシヴァはちょっと邪魔だったようで、一番上手よりのダンサーに何か言われていた。(多分、どいて!と言われたのでしょ・・・、全く) あぁいう時、ダンサーってけっこう大きな声を出すのですね・笑。 (私の席はわりと前の方でしたが)
その後もペレンは絶好調のようで音を上手く捕らえての大きな踊りが冴えていました。
毒針で指を刺し倒れたオーロラ。 舞台奥の中央にしゃがんでいたカラボスが、毒が体に回るような手つきをしていて、話が本当に分かりやすかったわ♪
悲しみ嘆く人々の前にリラの精が現れ、城と人々を100年の眠りにつかせる。

<2幕>
4人の王子は衣装を変えて貴族で登場。 ここは男女5カップルで5色の衣装になっていて、ポリョフコとシヴァはすみれ色。 シヴァは真ん中で村人たち?が踊っている時に、ポリョフコ姐さんと楽しそうにリズムを取っていた。 
プハチョフ@デジレ王子の登場。 うわっ、素敵! 王子らしい落ち着いた品があるのだよね。 ヴァリも素晴らしい。 高くて余裕のある美しい跳躍に思わず、おぉぉ! シヴァのノーブルとは全く違う、典型的なダンスールノーブルなダンサーですね。 
リラの精のコシェレワは薄いヴァイオレットのロングドレスもよく似合う。 艶っぽいコシェレワと物静かで聡明そうなプハチョフの並びというのもとても好きな並び。
オーロラのペレン、丁寧に柔らかく伸びやかに踊っておりました。 一糸乱れないコール・ドとペレンの一つ一つの動きが、まさに幻影という美しさを作りだしていた。 ここのコール・ドはいつ見ても本当によく揃っていて、さすが、世界一のコール・ドと思わせてくれる。(白鳥は最近???が多いんだけど・・・) ペレンが最後のソロで見せる笑顔は、100年の眠りが、この王子の出現で、今ようやく終わりを告げようとしているのを感じた安堵と喜びの笑顔なのだろうか?
この日の間奏曲もアニハーノフさんの手とヴァイオリンを堪能。 フォーラムだったのが惜しかったが・・・。  城の前で待ち構えるカラボスたちを蹴散らすデジレ。 こういうちょっとした動きでも、プハチョフはちゃんと王子モードで美しい。 
光が戻り、目覚めていく城。 シヴァ王子はオーロラのベッドの脇に座っていた。 他の王子は立っていたので眠った時には婿へ一番手だったのかしら???(笑)
デジレ王子のキスでオーロラが目覚め、人々も皆永い眠りを終える。

<3幕>
結婚式。
諦めてはいましたが、今年も鬘・・・。 
コシェレワのきっちりとした踊りは安心して見ていられます。
ダイヤモンドのステパノワ、年が明けてようやく会えた♪ あーステパノワだ!という大きくて快活な踊り。 サファイアのカミロワも上手くなったなーと思う。 ともかく私は彼女の踊っている時の表情が大好き。 青い鳥とフロリナ王女はふつうに良かった。
今日の結婚式で一番凄かったのが、極めに極めぬいたシシコワの白い猫。 長靴をはいた猫の頭を叩く、あの電光石火の勢いはやや衰えたものの、声をあげての熱演。 これじゃー、他の猫では満足できなくなるよね(笑)。 狼のクリギン、頭は狼でも所作がクリギン! 被り物の中の形相も、容易に想像がつきますです(笑)。 
オーロラとデジレのGPDD。 ペレンのチュチュはマールイでは初めて見る衣装。 胸元は横に真っ直ぐなラインで、よくある肌色のVの部分が無く、シルバーグレーのレースの飾りが付いていたような・・・。 衣装が白、髪もホワイトシルバーなので、口紅の色を、真っ赤からもう少しトーンを落とした色にしてくれるといいのだけど・・・。でなければ、あまり歯を見せないようにするとか・・・、ここは個人的に結構気になるのです。 踊りは2人ともとても良かったです。 ペレンの脚を90度より少し上に上げたアティテュードはとても好き! プハチョフはザンレール?での着地の足のポジションが正確でとても美しかった。 匂い立つばかりの姫オーラと爽やかな王子オーラ溢れる若々しい正統派ワガノワカップルという感じでとても良かったです。
皆の祝福に包まれ楽しく踊りながらの大団円。

新年の幕開け4連荘の最後を飾るにふさわしい幸せ一杯の舞台でした。
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シヴァコフ騒動の間に・・・
2007/01/15(Mon)
いやいや、シヴァコフの件で週末振り回されている間に、Kバレエの「海賊」のスケジュールが発表になっていたのですね。
もう、皆さんご存知でしょうが、とりあえず、こちらのページ
この演目だと都さんと熊さんが同じ舞台に立つわけで、もしかして、さらにチケット代が高くなる?なんて恐れていましたが、さすがにそれはなかったようで一安心(笑)。 今回、都さん以外に見たかったのが荒井さんなのだけれど、2人は同じ公演には出演しないのですね・・・。 チケットがもう少し安ければ2公演見られるのにな。 で、都さんの日で文化会館なのは初日だけなんだわね・・・。 オーチャードでは見たくないが、初演の初日ってのも、まだこなれていないだろうし・・・・。 いろいろ悩みどころが多いやね! 松岡さんと荒井さんの日も熊さん外してくれたら良かったのにな(笑)
しかし、「海賊」なんていう演目をわずか半年の間にマリインスキー、マールイ、Kバレエと3回も見られるなんて珍しいですよねー。

シヴァコフの件に戻りますが、光藍社さんのHPにはバレエ団の都合でキャスト変更と注意書きがついたけれど、う~~む・・なままです。
シヴァコフは今や、看板ダンサーなわけだし、11月1日に主演キャストとしてシヴァコフの名前も発表してチケットを売って来たのだから、彼の降板というのはできれば避けて欲しかったと思います。 バレエ団もシヴァの人気の大きさをわかっていないんじゃないかと・・・・。 バレエ団の都合って何なのだろうと勝手な想像が膨らむばかりの私です(笑)。
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マールイ「白鳥の湖」 1月6日の感想
2007/01/14(Sun)
オデット/オディール : イリーナ・ペレン
ジークフリート : ミハイル・シヴァコフ
ロッとバルト : マラト・シェミウノフ
王妃 : ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師 : アンドレイ・ブレブバーゼ
パ・ド・トロワ : エルビラ・ハビブリナ、アリョーナ・ヴィジェニナ、ドミトリー・ルダチェンコ
スペイン : オリガ・ポリョフコ、ナタリア・オシポワ
        ヴィタリー・リャブコフ、アレクセイ・マラーホフ
ハンガリー : エカテリーナ・ガルネツ、マクシム・ポトショーノフ
マズルカ : エレーナ・フィルソワ、タマラ・エフセーエワ、マリーナ・フィラトワ、オリガ・ラブリネンコ        
        ミハイル・ヴァンシコフ、アントン・チェスノコフ、ニコライ・コリパエフ、イリy・アルヒプツォフ
大きい白鳥 : エレーナ・フィルソワ、タチアナ・ミリツェワ、スヴェトラーナ・ロバノワ、ユリア・カミロワ
小さい白鳥 : ヴィクトリア・シシコワ、ユリア・アヴァロチキナ、エレーナ・ニキフォロワ、ナタリア・リィコワ
2羽の白鳥 : スヴェトラーナ・ロバノワ、マリーナ・イリーナ

<1幕1場>
ボヤルチコフ版の幕開きは好きではないけれど、マラーホフ、ツァル、チェスコノフなど、バレエ団のハンサム・長身・美脚の男性ダンサーが勢ぞろいするのでヴィジュアル的には満足だったりする(笑)
シヴァコフ@ジークフリート登場。 均整の取れたスタイルが美しい。 1年経つと顔もさらに大人っぽく端正になったような気がする。 ただ、そろそろ襟足あたりが跳ねて煩くなってきたので、髪はカット時かもね(笑)。 今年は王妃様が出てくる前の、上着のすそと袖口を整える仕草をしなかったのがつまらない。 結構好きだったのに。 家庭教師に「どこもおかしくない?」と聞いただけで終わりだった。
パ・ド・トロワはハビブリナ、ヴィジェニナ、ルダチェンコというわりと珍しい組み合わせに思える、私にとって初めてのキャスト。 で、至上最悪のトロワでした・・・。 ハビちゃんとヴィジェニナには問題はなし。 大盛りで問題を抱えていたのがルダコ・・・。 3人一緒に踊っていてもルダチェンコだけが音に遅れている。 ヴィジェニナとアントルシャをするユニゾンも見事に時間差攻撃で美しくない。 サポートは必死。 ヴァリエーションも着地がふらついたり、脚や腕の止めができていなくて、ラインが乱れがちだったのが、トロワを踊る男性ダンサーとしてはいかがなものかと思います。 素質は持っている人だと思うのですが、なんでなんだろうーな? その後、ハビちゃんとヴィジェニナが家庭教師を踊りに誘っているシーンでは、シヴァコフと談笑していてルダチェンコの声がよく聞こえましたが、今回のマールイ公演、袖のダンサーの話し声がいつもより目立つような気がします。 
村人や王子の友人たちが去り、一人残ったジークフリート。 若々しく明るい表情から、憂鬱そうで、どことなく不安げな表情に変わる。

<1幕2場>
マラトのロットバルトは2年ぶり。 登場シーンから以前よりも身のこなしが綺麗になった気がする。 そして長い手脚を思い切り伸ばしたマネージュは、速くて綺麗で豪快だった。 
舞台に走りこんでくるジークフリート。 何かの気配を感じて姿を隠す。
ペレン@オデットの登場。 2,3歩進んだところで綺麗なアラベスクで静止した後、大きなジュテ。 そして羽づくろい。 恵まれた美しいラインを最大限に活かした、とてもインパクトのある出のシーンだった。 王子の出現に驚くものの、その美しい青年の姿に、心の動揺を隠せないようなオデットだった。 追う王子の手に触れられてはその手を払って逃げていたオデットがついに王子と見つめ合う。 この辺の2人の演技も上手くなった。 ロットバルトが2人を引き放してコール・ドの登場。 ここで気付くというのも間の抜けた話だけれど、ペレンは最初のジュテ以降、ポワントの音をかなり消していたのね・・・。 二人に引き込まれてそんな事、気付く余裕もなかった・・・。 コール・ド、消音のマリインスキーと比べるとやや音が煩いような気がする。 登場のシーンはダンサー達の動きがよく合っていて、24羽が舞台に並んだ姿はやはり美しい。 ただ、やはり、えっ?というスタイルの方が散見されるのはちと辛い・・・。 
オデットとジークフリートのグラン・アダージョ。 シヴァコフのサポートは今日も安定していて、ペレンを安心して踊らせている。 昨年も感じた、男性として、パートナーとしての包容力も感じられて、オデットを労り、それが次第に愛しく思う気持ちになってくるのが感じられるようなシヴァコフの表情だった。 そして自身の姿も美しい。 ペレンも悲しい境遇ではあるけれど、それに負けまいとしていたような凛とした強さがあり、また白鳥の群れを率いる女王としての落ち着きと温かみのようなものも感じられた。 指先まで全身に神経を行き届かせた姿は本当に美しい白鳥で、情感が体全体から感じられるような踊りができるようになったのが嬉しい。 
大きい白鳥はまぁまぁだったが、小さい白鳥がいつも通り動きや顔の向きが揃っていてとても良かった。 マリインスキーと違って本当に小さいし!(笑) シシコワとリィコワを一緒に見られたのも嬉しい。
シヴァは今年もオデットのソロはエスコートして出てきてしばらく見守っている。 ここはシヴァオリジナルでとっても好き。
夜明けがやって来て引き裂かれるオデットとジークフリート。 袖に下がっていくペレンが、2度途中で立ち止まり、愛しそうにそして悲しそうに王子に手を差し伸べたのが物悲しかった。

<2幕>
シヴァコフの花嫁候補との憂鬱そうで気のない踊りはいつも通り(笑)。
2度目のファンファーレが鳴りロットバルトご一行様が登場。 大きなマラトが真ん中にいるとやはり迫力が違いますねー。 
オディールのペレンが王子を誘うような強い目線でアラベスクを2回、最後にアティチュードで長くバランスをとったまま左袖に消えていく。 追うジークフリート。 ここがとても素敵だった。
スペインのマラーホフ、タイツ姿が美しい! この人はいつみても素敵だわ! マールイのスペインとなればポリョフコの背中の反りなくしては! この日も満足。
ハンガリーのガルネツとポドショーノフも上手くて楽しそうでとってもいい! マズルカはクリギンがいなくて淋しかったけれど、弟子のチェスノコフがしっかりとあの踊りを継ぎ、ヴァンシコフなど長身ハンサムが揃っていて相変わらず美味しい踊り!
オディールとジークフリートのGPDD。 ペレンの髪飾り、今まで真ん中につけていた羽を両サイドにつけて煩い感じ・・・。 ロパートキナの真似では?という話もチラホラ・・・。 2人の息も完璧で、オディールが王子に手をとられてアラベスクを繰り返すシーンはペレンのラインがすっばらしく美しい。 そして今回の彼女のオディールはプチ悪女系でジークフリートの事を欺いて楽しんでいる感じだった。 シヴァコフのヴァリ、跳躍も高くてラインが綺麗、舞台中央奥からザンレール?の繰り返しも回転の軸も真っ直ぐ着地もぐらつかず上手かったです。 シヴァのジュテ(でいいのか? 大きく跳躍するところ)は、あぁいうクセなのかな? もっと先に着地すれば美しいと思うのだけれど、なんだか真下に降りちゃうようで、その度にグキッと見える着地の足が心配になる。 マネージュは伸ばした脚先まで美しく、スピードもありとても良かった。 オディールのグラン・フェッテ、前半のみシングル・シングル・ダブルでダブルの時に片腕を上げるパターン。 コーダの2人の踊りもスピード感があってフィニッシュに向けて盛り上がりました。  ジークフリートがまんまと騙されて、王妃に「僕、決めたよ!」と歩み寄っている時のロットバルトとオディールの視線の交換が凄い! 親子の悪巧み大成功にご満悦の様子。 2人に騙された事を知ったジークフリートの嘆き。 いつもながら、本当にかわいそうになっちゃうシヴァの表情であった。

<3幕>
湖畔に佇むロットバルト。 マラトの手の動きがとても柔らかで綺麗だった。
ジークフリートがオディールに愛を誓ってしまった事を、嘆きながら白鳥たちに知らせるオデット。 ロットバルトはまるで自分の勝利を誇示するかのようにオデットと白鳥たちを翻弄しているように見える。 そこへオデットを裏切ってしまった罪を詫びようとジークフリートが走りこんで来る。 救われる事のない運命に絶望していたオデットも、王子の必死の様子に心を打たれ、静かに彼に歩み寄る。 王子の顔のそばにそっと自分の顔を近づけ、愛しそうな表情を浮かべ、優しくジークフリートを許したオデット。 ほんの一瞬でしたが、とてもジンと来るシーンでした。 ロットバルトは2人を引き離そうとするけれども、白鳥たちがそれぞれ二人を守る。 2人は永遠の愛を誓って湖に沈んで行く。 ロットバルトも2人の死とともに滅び、湖畔にはオデットとジークフリートの死を嘆く白鳥たちだけが残されて幕。
相変わらず、ボヤルチコフ版の3幕は感動を与えるには難しい演出だけれども、オデットとジークフリートの間に愛を感じられた幕だったので悪くはありませんでした。

カーテンコールでは、マラトがいきなりジュテで飛び出したらしく(キャスト表をおとしてしまって拾っていたら見逃した・・・)会場もわっと沸きました。 ペレンもシヴァコフもとても満足そうな笑顔で何度も出てきては客席ににこやかに挨拶をしていました。 アニハーノフも嬉し恥ずかしそうでいつもと同じご様子(笑)。 美しい音楽に包まれた、とても良い公演でした。
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シヴァコフは元気なようです♪
2007/01/14(Sun)
今日シンフォニア岩国コンサートホールで公演されている、マールイの「白鳥の湖」にキャストされていたシヴァコフは、予定通りに出演しているようです。(ホールに確認してみました) 
あーー、良かった! 怪我をしたわけではなかったのですね。 それがわかっただけで本当に安心しました。 ちなみにオデット/オディールはコシェレワだそうです。
昨日なんて、シヴァの事が気になって一日中何も手につかないような状態だったし・・・(笑) そうなると2月1日のジークフリート降板の理由がまたわからなくなりますが、それは光藍社さんが事情を説明してくれる事を信じて待つとしましょう。 できれば、何かの誤情報だったりするとありがたいのだけれどな(笑)
このツアーでは、通常のマールイの白鳥公演の王子を、シヴァコフ、プハチョフ、シャドルーヒンの3人で回しているので、3人ともとても大変だと思いますが、怪我なく無事に乗り切ってくれることを願うばかりです。 もちろん、ダンサーの方、すべて怪我などないように願っていますが。

シヴァが踊れる状態だと分かって安心したので、6日の感想の続きも書けるような精神状態になりました。 なんて単純な精神構造なのだろう・・・(笑) 今日の夜にはアップしたいと思います。
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2月1日 「白鳥」 シヴァコフ降板
2007/01/13(Sat)
今朝、光藍社さんのHPで2月1日の「白鳥の湖」のジークフリート王子役がシヴァコフからプハチョフにキャスト変更されているのを確認して以降、くら~~~く、理由が分からないので落ち着きません。

つい一週間前にペレンとシヴァコフの素晴らしい「白鳥の湖」を観て感動し、8日には4人の王子、その他で舞台に出まくるシヴァを、目を細めて見ていたばかりだというのに、どーしたのでしょうか? 2月1日までのその他のキャストは一部しかわからないし・・・。 10日以降の舞台か練習中に怪我でもしたのではないかとただただ心配です。
(光藍社さん、できればキャスト変更の理由も載せていただけませんか?) 

変わったプハチョフも、シヴァコフと並ぶ、というか、ダンスールノーブルとしてはシヴァコフ以上のダンサーですが、やっぱり組み合わせってあるし、演目での相性もあるし、ペレンはここ5シーズンの来日公演では、白鳥はシヴァコフとしか踊っていない・・・。 なので、そういうキャスト変更に、いったいシヴァに何があったのだろうと、より一層不安になるわけですよ・・・。 

今日は書きかけだった6日の公演の感想を書き上げてアップしようと思っていたのですが、あれが今シーズン最後のシヴァのジークフリート? と思ったら悲しくて、思い出しながらの感想なんて書けない・・・。
つい1ヶ月ほど前の、ロパートキナの最高のパートナーであろうコルスンツェフのジークフリート降板と同じか、理由が分からない分、それ以上に不安でショックな出来事です。 あの一件からも、ようやく立ち直ったのに・・・(トホホ)
あー、ともかく理由が知りたい!
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Dance Cube VOL.49
2007/01/12(Fri)
Dance Cubeさんが更新されているのですねー、知人宅で知りました♪
今号は私的にとても読み応えのある内容で嬉しい! 
英国ダンスロイヤルシートでは、11月の最終週にサドラーズ・ウェルズ劇場で行われたダーシー・バッセルとイーゴリ・ゼレンスキーの公演と、都さんが初日を飾ったロイヤルバレエのピーター・ライト版「くるみ割り人形」などをとりあげています。
バッセルとゼレの公演は、オンタイムであまりよくない批評を読んじゃったのだけれど、彼ら自身のパフォーマンスが良くなかったのではなくて、構成に面白みが欠けたというのが何とも残念ですね。 2人が一緒に踊ったのが「若者と死」だけというのは、実際大いに物足りないですよね! でも、プロモの写真かな?2人の写真はとっても素敵! 
パリからの便りはオペラ座の「ジゼル」、二コラの写真が多いです。
そしてそして、アプローズ・ダンス!EASTはマリインスキーの公演の様子がたっぷりと! うふふー、(見た写真が多いが)ロパートキナとコルスンツェフのダイヤモンドの写真がたくさん載っているわ♪ 白鳥の湖の写真は全部ロパートキナ! あーでも、評はゼレとの白鳥なのに、なんでたくさん写っているジークフリートが全部イワンチェンコなんだよ!! なんでゼレが一枚もないのー(悲)  むーー、それに、もしキャスト変更がなかったらジークフリートの写真は全部コルスンツェフだったって事~?? と、イワンチェンコに何も罪はないのだが、損な役回りの人だ。 でも、仕立てているのは自分(笑)
離れて5ページ目には海賊の舞台の写真があります。 が!ここにもゼレの写真がないのよ・・・。 なんでー? 
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ペテルブルグに行きたい・・・
2007/01/11(Thu)
そもそもは、ジャパンアーツ・ぴあからのメールに7月のニーナ・アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエのお知らせがあった事。 もう各サイトさんでいろいろ話題になっていますが、とりあえず↓

 7/21(土)6:00PM 「白鳥の湖」 アナニアシヴィリ&ウヴァーロフ
 7/22(日)6:00PM 「白鳥の湖」 アナニアシヴィリ&ウヴァーロフ
 7/26(木)6:30PM 「ドン・キホーテ」 ジュリアーニ&コレーラ
 7/27(金)6:30PM 「ドン・キホーテ」 アナニアシヴィリ&ウヴァーロフ
 7/28(土)2:00PM 「ドン・キホーテ」 ジュリアーニ&コレーラ
 会場 : 東京文化会館
 入場料 : S\18,000 A\15,000 B\12,000 C\9,000 D\6,000 E\4,000
       青少年のための学生席\3,000
 発売 : 2月3日(土) 10時

ジャパンアーツのHPでは、こちらのページ
(しかし、チケット高すぎませんか? 白鳥の湖はコール・ドがどうなのかなーというのもあるし、ドン・キは見たいとは思うけど、チケット代で考えてしまう・・・。 それにマールイのハイライト班の日程がわからないと買えないや!)

ジャパンアーツのトップページにアクセスしたら、What`s New のマリインスキー・バレエ ブログの更新のお知らせ。 一番新しいニュースとしてはクララ2月号の「めざせ!素敵なバレリーナ」の特集がアリーナ・ソーモワだという事と、12月中に東京新聞と日経新聞にマリインスキーの公演の評論が掲載されましたというお知らせ。 (そのうち二つは西暦間違っているけど) でも、記事のリンクがないので、今さらなぁ・・・。

クリスマスにはマリインスキーからカードが届いていたのですねー。 
すっかりマリインスキー・モードに戻って劇場の公演スケジュールを覘いてみました。
早い話がコルスンツェフが舞台に戻った事を確認したくて・・・。
無事にカムバックのようですねー♪ (ロシア語のページでも確認♪)
16日にパブレンコと白鳥の湖。 うー、ジークフリート見たかったよ~。
で、なんと、27日と31日にロパートキナと「ライモンダ」に出演予定です。(アブデラクマンはプハチョフ兄さん!) わ~~~ん、見たいよ~!! ペテルブルグ行きたいよ~~~ 
ロパートキナが、ガラのライモンダで見せた、パ・ド・ブーレの美しさが今でも目に焼きついているのですわ。 パ・ド・ブーレで鳥肌が立つなんて思ってもいなかったのでした。
あー、ほんとに見たい、ペテルブルグに飛んで行きたい・・・・・。 
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マールイ「海賊」 1月5日マチネの感想
2007/01/10(Wed)
キャストはこちら

<プロローグ>
今にも波にのまれようとしている小船(笑)に必死にしがみついているシヴァコフ@アリが見える。 待ちに待ったシヴァコフのアリだ!!(喜) シヴァってば、最初から羽飾り付きなのね。

<1幕1場>
海岸にたどり着いたアリが、辺りの安全を確認してコンラッドとビルバンドを呼ぶ場面。 パンパン!と響くはずだった手の音がほとんど聞こえなくて、緊張大か?とちょっと心配。 シヴァのアリはルジのようなサスペンダーはなし。 パンツの色は臙脂色でマリインスキーと一緒。 なんたって、マールイのアリ全幕は日本初公開だから、何から何まで目新しい!
ギュリナーラはロバノワ。 昨年のバヤデルカの幻影で、先頭から3番目で綺麗なアラベスクをしていた彼女は、前々からちょっと期待している若手バレリーナ。 
メドーラはコシェレワ、実はシヴァコフよりも心配していた彼女だったが、やはりそうとう緊張している様子。 海岸での踊りはロバノワのラインの方が綺麗に見えて、どうもメドーラが霞んでしまう。 おまけに昨日、美しいラインのペレン@メドーラを見ているだけに、正直なところちょっと辛い・・・。  それでも、岩場に倒れているコンラッドとビルバンドを見つけた時のコシェレワ@メドーラのちょっとはにかんだ困惑ぶりがとても可愛い。
コンラッドはツァル! 昨年はロットバルトやドン・キの闘牛士で力強い跳躍や恵まれたプロポーションを堪能しましたが(笑)、けっこういいんじゃないかと期待していたら、と~ってもカッコ良くてびっくり! 正義感溢れる(でも、海賊だよな・・・)男らしいコンラッド。
ふと気付くと舞台下手手前で狂ったようにムチを叩きまくっている仕官のブレクバーゼに目が吸い込まれる。 え、えーー! どーしちゃったの?ってくらいすんごいアクションだ(笑) アフメットのモロゾフがなんとなく孫悟空チックに見えたのは私だけかな・・・。 顔、ちっちゃいんだよね。 だからパーツがやたら真ん中に集まってるみたいで、目のあたりのメークのせいもあってそう見えたのよ・・・。 トルコ軍の兵隊も加わり、メドーラたちは捕まってしまい下手奥に追い込まれていく。 マールイ版海賊の好きなシーン。 ここまで厚みのない演奏をしていたオケ、いきなり目覚めたパーカッションが思いっきり浮いてしまった・・・。

<1幕2場>
奴隷市場。 どうやら昨日とは違う市場に来た様で奴隷買いの商人たちの熱気が異様・・・。 下手の落ちつきがないチェスノコフと、上手のクリギンの他の方たちも、今日はやたら動き回るよーな。 市場の喧騒という雰囲気が色濃く伝わってくる。
ロバノワとモロゾフの奴隷のPDD。 ロバノワの開脚の脚も、その後のリフトされての空中でのポーズも綺麗に決まっていたけれど、ヴァリは少し緊張気味で踊りが急に小さくなったような気がした。 モロゾフも無難にこなしていたと思うけれど、このヴァリはもう少し躍動感が欲しい。 モロゾフは芝居がなかなか良かった。 昨日のどうしても悪には成りきれなさそうなマスロボエフよりは、この家業での経験を、それなりに積んでいそうだった(笑) そして、こちらの組もヴェールに問題なく終わって○。
メドーラの競り。 丸い台の上で踊っていた時は、コシェレワ自身がおろおろと困り果てているようだったけれども、台を降りてのジュテは大きくて良かったし、その後の演技も控えめながら、コシェレワらしくて好感が持てた。
姿を変えたコンラッド、アリも市場に現れて、状況を見守る。 しかし、シヴァ! オレンジの布を纏って海賊パンツは隠していても、正体バレバレな、そのピッキーンとした羽飾りはそのまんまかい?(笑) 海賊たちが衣服を脱ぎ捨て正体を現してパシャの従者たちとの争いが始まるなか、アリは、・・・ アリは、自分に巻きつけていた布に絡まって、参戦できない状態ってどういう事???? よく、パシャに打ち殺されなかったよね・・・、全く。 ようやく布から開放された時には、すでにコンラッドがメドーラを救い出し、立ち去る寸前。 シヴァは、じゃない、アリは、徐に2丁の拳銃を取り出し、しんがりを務めるが、迫力ないったら・・・。 良かったね、君がコンラッドじゃなくてさ!

<2幕>
ビルバンド役のイリヤ・アルヒプツォフは、初めて聞く名前だったので、プログラムで調べてみたらコール・ド・ダンサーなのですね。 今回、大抜擢なのかしら? 海賊らしい荒くれさと、アクのある風貌が良かったし、踊りも上手かった。 海賊ダンスも、昨日よりも確実にヒートアップ! いつもは人の良さそうな笑顔ですぐにわかるポドショーノフの目が、今日はらんらんと光っている。 すっかりオレ様な海賊になった存在感抜群のマラトとは違うけれど、ツァルのコンラッドは凛とした迫力があってこちらはこちらで魅力的。
パ・ド・トロワ。 神経は研ぎ澄ませているのだろうけれど落ちついた表情のシヴァコフ。 慎重気味ではあったけれど一つ一つのポーズが丁寧で綺麗だった。 ジャンプも高くて、軸が真っ直ぐなザンレールも余裕で美しく素晴らしかったし、アレンジを効かせたピルエットも上手かった。 ただ、ここの踊りとしては、少し柔らかすぎたのではないかと思う。 好みとしては、もう少し勢いがあって自己主張しても良かったように思う。 コシェレワもブルーのチュチュが良く似合って可憐だった。 多少、下手にずれたけれど、グラン・フェッテも片手を腰に当てたまま回っていて、この舞台に臨む彼女の意気込みを感じたような気がした。 フェッテはあまり得意じゃないみたいだし。
トロワの後のビルバンド一味の反発。 反乱軍の勢いもかなり凄いが、ツァルのコンラッドも負けてはいない。 で、一番働いていないのがシヴァのアリ・・・。 やっぱり全く働いていなかったぜレンスキーのアリを客席から見ていたのがまずかったのか・・・(笑)、ともかくメドーラを守る事に専心。 
コンラッドのやり方にどうしても納得できないビルバンドたちが、策を企てていると、捕えられていたアフメッドがやってきて眠り薬を勧める。 モロゾフのコミカルな演技も良かったし、弾けまくるポドショーノフの悪ノリ度も凄かった。
洞窟のPDD。 遠慮がちに恥らいながら、それでも幸福感に包まれている初々しさを二人が見事に演じていたと思う。 特にコシェレワの柔らかく優しさたっぷりの踊りが良かったです。

<3幕>
パシャの船のデッキ。
ロバノワのギュリナーラもパシャと一緒で楽しそうだ(笑) メドーラとの再会を喜んだ後、やはり、パシャに自分一人いれば十分なのでメドーラはいらないでしょ!と言って逃がす。 3幕でのロバノワの踊りは1幕よりも緊張感も和らいだらしく、いつもの溌剌とした輪郭のはっきりした踊りでとても良かったです。 そしてここからのロバノワ@ギュリナーラがさいっこおに可愛かった!!  例によって「私にセクハラをするのよ!」とアフメットを陥れようとパシャに必死の訴え。 一度でダメなら同じ事をもう一回!とまたまたパシャに全身を震わせて訴える。 これがメッチャクチャ可愛くて、次に海賊を見るときもロバノワのギュリナーラは外せないな!と思ったことでした(笑) モロゾフはやられっぱなしで気の毒でしたが、演技はとても上手かった。
僧の一行が現れる。 昨日はルジのアリがフードをとってギュリナーラに正体を明かしていたけれど、この日はコンラッドのツァルがやっていた・・・。 なーんだ、つまらない! でも、アリとギュリナーラは面識はないのだから、これが当たり前なんだよな、普通・・・。 
クラシックトリオの登場。 あれっ? パシャのお付きのエスコート付き? 昨日はなかったような??? この日も真ん中の黒髪妖艶美女のヴィジェニナが目を惹きました。
花園。 ロバノワのくっきりな踊りがいいなー。 コシェレワも丁寧に、でも堂々と踊っていて良かったと思います。主役のオーラは足りないと思うけれど、彼女の周りには温かみが漂っていて私は好きでした。
ピチカットのナタリアコンビも可愛らしくて良かった。 でも、リィコワは夏と比べると少しふっくらしたかな? 2人の踊りは昨日と同じオリガ・ポリョフコ、ユリア・カミロワ。 この2人、身長の関係で並んで踊る事が多いけど、大好きだわ~ ♪
再び船上に戻り、正体を現したコンラッドと仲間の海賊たちがパシャ軍と戦いを始める。 シヴァはフード付きコートは脱いで出てきちゃったから(笑)、トラブルもなく参戦。 でも、コンラッドとビルバンドの決闘では、剣を渡すだけで何もしない。 まるでフェイントをかけているみたいに左へ右へ、優雅に揺れていただけだわ・・・。 ここでもツァルがカッコよかった! ビルバンドをやっつけたコンラッドがメドーラを、アリがギュリナーラを伴い、海賊たちは船出する。

ともかく、主役3人と共にみんなが一致団結して大盛り上がりに盛り上がって、大成功に終わった公演でした。
ゲスト有り、無しの両公演を見て、改めてマールイというバレエ団の素晴らしさを感じました。 ルジマトフというゲストを迎えての舞台は、ゲストをたて、ゲストが気持ちよく踊れるようにそれぞれが役目を果たし、ゲストがいない舞台では、各自が自分の役を楽しみながら熱演し、主役を凄い勢いで盛り上げてマールイの結束力と底力を見せてくれる。 本当に素晴らしいし、素敵な愛すべきバレエ団です。 
そう! うちのバレエ団!!

カーテンコールでは、遠慮がちな真ん中のコシェレワを気遣うように、シヴァコフが周りを引っ張っておりました。 もちろん、当人は「今日は、俺が主役」と思っていたでしょうから、それで良いのですけどね(笑)。
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ミラノ・スカラ座 6月日本公演
2007/01/09(Tue)
正月早々、4公演も見られたのはとても幸せな事なんだけど、感想書くのが大変だ・・・仕事もたまってるしなぁー。 でも、1日たてば、2倍忘れる・・・(笑)

ところで、マールイの公演の時にもらったチラシの中に、NBSNEWSが入っていて、6月に招聘するミラノ・スカラ座バレエ団の案内がありましたのでご紹介します。
このバレエ団の来日は7年ぶりなんですね。

6月 7日(木)18:30 
   8日(金)18:30
   9日(土)13:30
   9日(土)18:30
  10日(日)15:00

場所はいずれも東京文化会館で、演目はヌレエフ版「ドン・キホーテ」。
チケットは3月上旬発売予定で、入場料、出演者に関しては追って発表だそうです。
ヌレエフ版のドン・キはパリオペのオーレリ&ルグリの映像を観た事がありますが、本当に辛そうな踊り(笑)の連続ですよね!
スカラ座といえば、フェリとボッレとムッルしか知らない状態なのですが・・・。 う~む、とりあえず、NBSの発表を楽しみに待つことにしようっと! 
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素晴らしい舞台でした~~♪ ペレン&プハチョフ
2007/01/08(Mon)
ペレンとプハチョフの眠りを観て来ました~♪ 
いや~~、主役の2人がめっちゃくちゃ素晴らしかったです。 
そして指揮はアニハーノフで言う事なし! 12月の公演に引き続き、今日も素晴らしい間奏曲を聞く事ができて幸せでした♪

今日のキャスト。

指揮 : アンドレイ・アニハーノフ

オーロラ姫 : イリーナ・ペレン
デジレ王子 : アルチョム・プハチョフ
リラの精 : イリーナ・コシェレワ
カラボス : アントン・チェスノコフ
優しさの精 : アナスタシア・ガブリレンコワ
元気の精 : スヴェトラーナ・ロバノワ
鷹揚の精 : ナタリア・リコワ
呑気の精 : ユリア・アヴェロチキナ
勇気の精 : アリョーナ・ヴィジェニナ
4人の王子 : ミハイル・シヴァコフ、アンドレイ・クリギン、ヴィタリー・リャブコフ、デニス・モロゾフ
フロリナ王女 : タチアナ・ミリツェワ
青い鳥 : アンドレイ・マスロボエフ
ダイヤモンド : オリガ・ステパノワ
金・銀・サファイヤ : エレーナ・カシチューワ、アンナ・スホワ、ユリア・カミロワ
白い猫 : ヴィクトリア・シシコワ
長靴をはいた猫 : アレクセイ・クズネツォフ
赤頭巾ちゃん : ナタリア・ニキチナ
狼 : アンドレイ・クリギン

オーロラのペレンは、1月2日の新春特別バレエから始まって、全幕の主役が4日、6日、8日と1日おきの出ずっぱりだったので、今日はコンディションがかなり心配でした。 が、全くの杞憂に終わり嬉しかったです。
去年の大宮公演とは雲泥の差で、1幕から踊り演技ともに冴え渡り、終始彼女の美しいラインを堪能する事が出来ました。 特に2幕のしっとりした踊りは溜息ものだったなー、ファンとしては! 難しいパもけっこうあったと思うのですが、さり気なく何気なく滑らかに踊っていて感激。 3幕のズラが、やはり不満ではありました。 あのホワイトシルバーのズラをつける時は、せめて真っ赤な口紅はやめて欲しい・・・。 それ以外は不満はありません(笑)。
3日間見て感じた事は、踊りを大きく輪郭をくっきりというテーマを持っているのだろうという事です。 特にバランス系は見事というしかありません。
デジレ王子のプハチョフは、立ち振る舞いはノーブルだし、踊りは大きく美しく丁寧で正確、サポートもしっかりしていて、ともかく素晴らしい。 2幕で登場した時からあまりにノーブルで美しいプハチョフを見ていたら、急にエフセーエワがかわいそうになってしまった。 彼女のパートナーは、もっと彼女の実力に合ったダンサーに変えてあげて欲しいです。 
コシェレワの温かみたっぷりのリラの精も、マイムが分かりやすかったチェスノコフのカラボスも良かった。
4人の王子は、クリ5、シヴァ3、モロゾフ2.5、リャブコフ1.5という感じでしょうか? 過激演技点の事です。
2幕のコール・ドは、今日も揃っていて美しく、見ていてちょっとウルッとくるほどの出来でした。

今日のツボ1はシシコワの白い猫! 猫としての気合入りまくりで、最初っからテンション高すぎ。 長靴をはいた猫を威嚇するときにシューという摩擦音を出してみたり、頭を思いっきり叩かれた後は「ウォー」(だったか?すでに忘れた・笑)っと怒りの声を上げてみたり、いや、凄かった・・・。
ツボ2は、置いてきぼりのシヴァ(笑)。 1幕が終わり、紗幕の前に4人の王子とペレンが出てきて一度レヴェランス。 ペレンが下手袖に引っ込んだ後、王子たちがもう一度ペレンを呼んだもののペレンは出てこず、リャブコフ、モロゾフはすぐに下がり、続いて諦めたクリギンも下手に歩き出したところで本幕が降り始め、全くその状況がわかっていなかったシヴァが一人ボーっと残されたまま幕が降りたという超大笑いなカーテンコールでした。 シヴァ、結局、幕が下がりきるまで動かなかったみたいね。 恥ずかしかったのかな? ドジ!

新年早々、4公演も続けざまに見てしまいました。 しかもペレンとシヴァ三昧で幸せです。 この4本合わせ技でロパートキナとコルスンツェフのダイヤモンドにようやく勝ったかな?(笑)。 そういえば、コルスンツェフの足の怪我は大事無かったのでしょうかね?
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マールイ「海賊」 1月4日の感想
2007/01/07(Sun)
キャストはこちら

<プロローグ>
マリインスキーの海賊を見た後に何が一番辛いかって、このプロローグでのちゃっちい船・・・。 嵐が来なくても、奪った金品財宝を積み込んだら沈んじゃいそうだ・・・。 

<1幕1場>
難破船から無事に海岸にたどり着いたルジマトフ@アリ登場。 アリの合図に、傷ついたビルバンドを支えて辛そうなコンラッドが現れるが、見つけた岩場の陰に二人とも倒れこんでしまう。 アリは助けを呼びにその場を去る。
ミリツェワ@ギュリナーラの登場。 明るくて溌剌とした彼女らしい踊り。 他の娘たちも揃ったところにペレン@メドーラが軽快に登場。 いきなりのジュテも大きいジャンプでなかなか良く、伸びやかな手脚が作りだすペレンのラインはとても綺麗。 ひとしきり楽しく踊った後に、メドーラが岩陰に倒れている2人を見つけ、心配そうにコンラッドを抱き起こすが、互いにの姿を認め合った瞬間、恋に落ちた二人(なんて単純・笑)。 195センチのマラトにこのコンラッドの衣装がとっても似合う。 迫力だ・・・。
コンラッドたちを助けたものの、海賊を追ってきたアフメットたちにメドーラたちは捕まってしまう。 アフメットのマスロボエフも念入りなアフメット化粧なんだけど、助けて!と懇願されたら許しちゃいそうにも見えて、イマイチ悪に成りきれてないとこがマスロボエフらしい?

<1幕2場>
奴隷市場で競りが始まる。 最初がアルジェリアで、次がパレスチナなのね・・・。 ノボショーロワもガルネツもそれぞれに雰囲気が出ていたし、体がとても柔らかくて踊りも上手! で、この間、やたらと外野がうるさく、舞台の下手、中央、上手とどこからも目を離せない苦しい時間帯。 上手には、年寄りメークに髭をつけたクリギンがいるし、下手には間違いなくクリギンの後継者である落ち着きのないチェスノコフがいる。 マリインスキーは楽だったよなー・・・、目。
ミリツェワとマスロボエフの奴隷のPDD。 リフトされてパッと180度に開脚したミリツェワの切れはいいのだけれど、その後の形があまり綺麗に見えい。 サポートされての回転もスピードはあったけれど、雑に思えた。 それでも彼女のヴァリは歯切れの良い踊りで良かった。 ヴェールもアフメットが奴隷商人たちに「どーだい旦那、別嬪ですぜ!」と言わんばかりにギュリナーラの顔を見せるまで外れなかったので、このシーンに説得力。 2年前の公演ではミリツェワもロマチェンコワも早々にヴェールが外れてしまったので、この辺、みんなで外れない被り方、巻き方を考えたのかしらん? マスロボエフも音楽にきちんと合わせて、というかアニハーノフが合わせてくれたんだけど、納得の踊り。 体の動きは綺麗だったけれど、もう少し切れが欲しかった。 ギュリナーラはパシャの物となる。
続いてメドーラの競り。 大きく動かす長い手が、何とかしたいと思っても何ともならない状況での悲嘆をよく表していたし、ここでのペレンの踊りも好調だった。 
アラブの高僧に見せかけたコンラッド一行が現れ、パシャと高僧の2人がメドーラを獲得しようとする。 どっちに売られても自分は奴隷の身と絶望するメドーラ。 パシャにメドーラを譲る振りをした高僧が服を脱ぎ捨てると同時に、海賊たちとパシャの従者が争いを始めるが、あっという間にメドーラを奪い一行はその場を去る。 
私的ツボはルジの海賊4回目にして、ようやく、奴隷市場でオレンジの布を羽織って成り行きを見守るルジ@アリを見つけた事! 今までどうしても中央ばかり観ていたので気が付かなかったのだ・・・。  
 
<2幕>
海賊の洞窟に、アフメットを捕まえたビルバンドが遅れて戻ってくる。 実はビルバンドは奴隷市場でパシャに捕まり、海賊の仲間たちを裏切る事を約束させられていた。 そうとは知らないコンラッドから褒美の銃をもらってビルバンドの踊りが始まる。
このスピード感のある勇壮な踊りがとても好き! フィリモーノフのビルバンドも海賊らしい粗野な感じがとてもいい。 クリギンとリャブコフ(多分)と女性二人も加わって、こけたらお仕舞いという細かいステップを交えた踊りは一層激しさを増し、ラスト、コンラッドが中央に位置取っての群舞はエネルギー爆発で本当に圧巻! マールイのここはいいねぇ! マラトも本当に踊りが綺麗になった。
まだ、息が上がったままのマラトの合図でパ・ド・トロワが始まる。 引き締まった体のルジマトフの存在が、熱気がそこら中に飛び散った空気を一瞬にして変える。 この辺がこの人ならではという感じ。 ペレンには鮮やかな水色の衣装がとても映える。 密かに心配していたティアラ(ルジすべでつけていたスポンジケーキの型のようなデカいティアラは勘弁だったので)も普通サイズで安心した。 滑らかで伸びやかな踊りが美しかった。 3人が別々のオーラを放っていても3人の相性も良いようで、とても華やかなトロワでした。 ルジマトフはピルエットで一度軸足がずれたようだったけれど、マネージュはスピードもあって良かったと思います。 ただ、往年の切れというものは、流石になかったかな。 美しかったからそんな事はかまわないけど。 ペレンのグラン・フェッテ、出だしで軸が上手側に大きく傾いたのでゾッとしたけれど、今はそれをすぐ立て直すだけの強さが脚についたようで、その後は問題なく回っていましたが、ダブルを入れるタイミングがよくわからず、見ていて落ち着かないものがありました。
メドーラの願いを聞き入れて、娘たちに強奪品を与えて逃がす事にしたコンラッドにビルバンド一味がもーぜんと反発する。 メドーラを庇い、厳しい顔で立つルジマトフ。 すでに海賊の首領として貫禄十分なデカいマラト(コンラッドか!笑)にビルバンド一味はかなうはずもなく、一旦引き下がる。
メドーラとコンラッドの洞窟のPDD。 まー、ともかくラブラブモード全開で凄いものがありましたが、一応演技だという事にしておこう(笑) ここのペレンの踊りには、ここ1,2年踊るようになったという妖精系の踊りが生きているのかなと思わせる可愛らしさと軽やかさが出ていて良かった。 海賊の一人からメドーラに渡された、眠り薬をふりかけた花束。 メドーラから受け取ったその花束の匂いをかいだとたん、眠気に襲われ気を失うコンラッド。 助けを呼びに行こうと駆け回る先々に現れるビルバンド一味。 観念したメドーラが最後の望みをかけてコンラッドの元に駆け寄り起こそうとしているところをアフメットにさらわれる。 直ぐに目を覚ましたコンラッドが事情に気づき、追っ手をつかわせる。 一人舞台中央にたち、怒りを顕にし、メドーラを奪還する事を誓って幕。 

<3幕>
パシャの船のデッキ。
すっかりパシャとの暮らしに馴染んだギュリナーラがパシャと楽しそうにしているところへ、アフメッドに連れられたメドーラが現れる。 ギュリナーラはメドーラとの再会を喜ぶが、自分がいるのだからとパシャにメドーラを買わせまいとしてメドーラを逃がす。 大きな瞳のミリツェワの凄い説得力(笑) 俄然勢いづいたギュリナーラは?アフメッドへの仕返しとして、彼をセクハラ犯にしたててパシャに訴え、アフメットを追放する事に成功(笑)  ミリツェワちゃん、楽しそうだったわ♪
そこへ白い衣装を纏った僧の一行がやって来る。 パシャは僧をもてなす。
クラシックトリオの踊り、エフセーエワはいつもどおりのパキッとした踊りで上手いけれど、なぜかこの役になると表情を消す・・・。 ヴィジェニナは微笑みながら踊っていて魅力的なのにな・・・。 彼女も夏のハイライトでメドーラを踊って自信をつけたのか、踊りにあまさがとれて上手くなったと思う。 
そして、花園。 ここのコール・ドの衣装は同じピンクでもくるみとは大違いでとても可愛らしくて綺麗。 踊りも揃っていて、あーマールイだという感じ。  ミリツェワの踊りも1幕同様、溌剌としていて気持ちがいい。 ペレンは、やはりここが真骨頂でしょうか? 美しいラインと大きな踊りが素晴らしかった。 しかし、最後、2回あるフェッテの1回目は振りを間違えて、ポーズをとってごまかしていたような気がするが・・・(笑)。
ピチカットのシシコワとアヴェロチキナ、2人の踊りのポリョフコとカミロワの踊りも良かったし、彼女達の顔を見ると無性に嬉しくなってしまうんだよな。
花園の踊りが終わり、再び船のデッキに戻ると、僧のふりをしてパシャと余興を楽しんでいたコンラッドは服を脱ぎ捨て正体を明かす。 仲間の海賊たちもぞくぞくと現れてパシャの兵たちと争いになる。 パシャたちを撃退した後に、コンラッドとビルバンドの一騎打ち。 マラトもフィルモーノフもなかなか真剣な剣の打ち合いで迫力のある闘い。 短剣でビルバンドの手元を指してコンラッドの勝利! 裏切り者を成敗し、再び一致団結した海賊たちの勝利の踊り。 無事助け出したメドーラとギュリナーラを伴い、コンラッドとアリがそっくりそのまま頂戴したパシャの船の舵を取って船出して行く。 


という事で、とても楽しい舞台でした。
ルジマトフは初日テンションで、控えめな存在に感じましたが、彼のオーラが薄くなったというよりは、すっかりコンラッド役が板について自分のものにしたマラトの存在感とペレンの華やかなオーラが強く前面に出ていたからだと思います。 カーテンコールも3人仲良く何度も出てきてくれて、非常に盛り上がりました。 アニハーノフさんも、今年はカーテンコールによく付き合って出てきてくれてとても嬉しいです。 彼の音楽が舞台に与える力というのは本当に大きくて素晴らしいものですね。 まさにマールイの至宝です。
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ペレン&シヴァ「白鳥の湖」 雑感
2007/01/06(Sat)
ペレンとシヴァコフの「白鳥の湖」を観て来ました♪
映像も含めてロパートキナの白鳥を3本も見た後で、この2人によるボヤルチコフ版の白鳥を見たらどうなるのだろうと、正直、少し不安がありましたが、見てしまえば何てことない、いつものファンモードに突入でした(笑)

今日のキャストです。

指揮 : アンドレイ・アニハーノフ

オデット/オディール : イリーナ・ペレン
ジークフリート : ミハイル・シヴァコフ
ロッとバルト : マラト・シェミウノフ
王妃 : ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師 : アンドレイ・ブレブバーゼ
パ・ド・トロワ : エルビラ・ハビブリナ、アリョーナ・ヴィジェニナ、ドミトリー・ルダチェンコ
スペイン : オリガ・ポリョフコ、ナタリア・オシポワ
        ヴィタリー・リャブコフ、アレクセイ・マラーホフ
ハンガリー : エカテリーナ・ガルネツ、マクシム・ポトショーノフ
マズルカ : エレーナ・フィルソワ、タマラ・エフセーエワ、マリーナ・フィラトワ、オリガ・ラブリネンコ        
        ミハイル・ヴァンシコフ、アントン・チェスノコフ、ニコライ・コリパエフ、イリy・アルヒプツォフ
大きい白鳥 : エレーナ・フィルソワ、タチアナ・ミリツェワ、スヴェトラーナ・ロバノワ、ユリア・カミロワ
小さい白鳥 : ヴィクトリア・シシコワ、ユリア・アヴァロチキナ、エレーナ・ニキフォロワ、ナタリア・リィコワ
2羽の白鳥 : スヴェトラーナ・ロバノワ、マリーナ・イリーナ

ペレンもシヴァコフもそれぞれ海賊の疲れは全く見せず、良い舞台でした! 
ペレンのオデットは、今までで一番情感豊かだったと思います。 いつもどおり指先にまで神経を行き届かせた綺麗な白鳥でしたが、わりと緩急もつけていたように思います。 登場して2,3歩進んだところで綺麗なアラベスク、その後大きなジュテ。 今までこんな大きなジュテはしなかったのですが、この登場のシーンはかなりインパクトがあり、とても良かったです。 オディールの髪飾りとティアラを変えたみたいですが、派手すぎてちょっと気に入らない。 役作りには、今回、少し悪女が入っていました。 踊りは2箇所(同じ振り)気になったところがありましたが、シャープさもあって、とても良かったです。
シヴァコフは、本当に踊りが柔らかで綺麗になりました。 サポートも安定していて危なっかしいところは一つもなかったと思います。 ペレンとの息もピッタリだったし、アダージョではペレンを大事に扱い、溢れる優しさでオデットを包み込んでいました。 2幕のGPDDのヴァリエーション、きちんとした踊りがとても綺麗ですが、私としてはもう少し踊りにアピール感が欲しいと思いました。 そんなに抑えなくていいのにな・・・。 
ロットバルトのマラトがまたとても好印象。 特に1幕の湖畔の出のシーンでのマネージュの綺麗で速くて豪快な事! フォーラムAの舞台の大きさがちょうどマラトサイズなのですね。 思わずブラボー!って言いたくなりました。
家庭教師を見て吹き出しそうになるのも、変な話ですが、昨日、何かが乗り移ったようにムチを叩いていたブレクバーゼが、今日は温厚な(笑)家庭教師で登場。 昨日のソワレのブレクバーゼも気になるところです・・・!
スペインではポリョフコの反り返る背中とマラーホフの真っ直ぐで長い白タイツ姿を堪能! 
シシコワとリィコワを一緒に見られたのもなんだか得した気分、シシコワの方が一回りくらい大きいのね!
最後になりましたが・・・・、トロワのルダコは精彩がなかったです。 彼の事は今でも愛情を持って応援しているんだけど、なんなんだろーなぁー。 腕と脚と、どちらかが必ず乱れてしまって美しくないのだ・・・。 

余談ですが・・・、会場で配られたキャスト表には、大きな白鳥と2羽の白鳥はコシェレワの名前が載っていましたが、キャスト変更になり、昨日主役のメドーラを踊った彼女は今日は1日休養日となったのだと思います。 立派に主役を務めた彼女でも、東京文化会館でのデビューであり、精神的にもそうとう疲れたと思うので、ゆっくり休んで欲しいですね。 8日にはリラの精を踊る予定ですものね。
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ブラボー! シヴァコフ!!
2007/01/05(Fri)
シヴァコフの、アリ日本デビューの「海賊」を観て来ました♪
こちらの心配も杞憂に終わり、シヴァらしい、陽性の素敵なアリでした。 
わずか1ヶ月の間に3人のアリを観られるなんて、ちょっと贅沢! しかもそのうち2人はマリインスキーの大スターですからね!(笑) 用心棒みたいな(着流しに日本刀が似合いそうな・笑)ゼレのアリと、物言わぬ忠実な哲学的下僕(←なんじゃそりゃ?)のルジのアリと、清々しさ溢れるコンラッドとは乳兄弟みたいなシヴァのアリ。

今日の舞台はピュア・マールイという事で、昨日とは全く違う演目(笑)を観ているような楽しい舞台でした。 これだから、ピュア・マールイは止められない! 

今日のキャストです。

メドーラ : イリーナ・コシェレワ
コンラッド : ウラジミール・ツァル
アリ : ミハイル・シヴァコフ
ギュリナーラ : スヴェトラーナ・ロバノワ
奴隷商人アフメッド : デニス・モロゾフ
セイード・パシャ : アレクセイ・マラーホフ
ビルバンド : イリヤ・アルヒプツォフ
フォルバン : マリーナ・フィラトワ
仕官 : アンドレイ・ブレクバーゼ
パレスチナの踊り : ナタリア・オシポワ
アルジェリアの踊り : ズヴェズダナ・マルチナ
クラシック・トリオ : アリョーナ・ビジェニナ、エレーナ・フィルソワ、アナスタシア・ガブリレンコワ
ピチカット : ナタリア・ニキチナ、ナタリア・リィコワ
2人の踊り : オリガ・ポリョフコ、ユリア・カミロワ

何が昨日と違うかって、脇の方たちのパワーが炸裂しすぎ!
まず、1幕奴隷市場、仕官のブレクバーゼが狂ったようにムチを叩きまくる! このシーンを昨日は見逃した? まさか? と思って友人に確認すると、やはり今日は豹変したらしい(笑) もう、目がブレクバーゼに釘付けになり、真ん中のコシェレワたちが霞んでいた・・・・。 何があったんですか? ブレクバーゼさん!
そして、同じく奴隷市場でのクリギン。 いや、なんかもう、歩き回るだけじゃ済まなくなって踊ってる?
もう一人が、2幕洞窟でのポドショーノフ。 アフメッドのモロゾフを囲んでちょっと痛めつけるところ、蹴り入れてたぞ~(笑) ともかくノリノリの大人の悪ガキって感じでした。 ポドショーノフのアフメッドも見てみたいなー。 きっと上手いと思う!

シヴァと同様、心配していたコシェレワも、1幕はちょっと緊張が勝っていて今一つかなと思いましたが、2幕3幕とどんどん良くなったと思います。 トロワも手堅くきちんと踊っていたし、フェッテはシングルのみで少し下手にずれていってしまいましたが、前半は片手を腰にあてたまま回っていましたし、フェッテ一つとっても、ずいぶん練習したのだろうなと感じることが出来ました。
洞窟のコンラッドとの雰囲気もとても良く、ほんわりとした優しさに包まれていて、昨日の超熱愛カップル(笑)とは全く違う初々しさに好感が持てました。
コンラッドのツァルもハンサムで、長身でカッコよかったです。 踊りも安定していたし、初役と思われるわりには落ち着いていました。
シヴァコフは、トロワがとても良かったです。 もう少し、勢いがあってもかまわなかったと思いますが、一つ一つのポーズが丁寧で美しかったです。 ジャンプも高くて、2回転しながらも余裕でしたし、回転軸も真っ直ぐで綺麗でした。 アレンジを効かせたピルエットも上手かった。 踊りは涙が出たくらい素晴らしかったのですが、うくく・・・全く踊っていない演技の部分で激しく笑わせてもらいました。 1幕の奴隷市場、最後に、自分の体を隠すように覆っていた布が上手く自分の体から外せなくて・・・。 1幕ラストの、アリがかっこいいシーンなのに、あそこで笑いを取ってどーするんだ!って感じです。 その後の2丁拳銃姿がうーむ・・・になってしまったよ!(笑) 被り物と布は鬼門なのかしら?
でもね、3幕のラスト、コンラッドがビルバンドをやっつけた時の、あの、やったーという少年笑顔、かないませんね、全く!

その他に関しては、近いうち、感想でまとめます。
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2007年、初バレエに行ってきましたー♪
2007/01/04(Thu)
2007年の初バレエ、マールイの「海賊」を観て来ました♪

今日のキャストです。

メドーラ : イリーナ・ペレン
コンラッド : マラト・シェミウノフ
アリ : ファルフ・ルジマトフ
ギュリナーラ : タチアナ・ミリツェワ
奴隷商人アフメッド : アンドレイ・マスロボエフ
セイード・パシャ : アレクセイ・マラーホフ
ビルバンド : イーゴリ・フィリモーノフ
フォルバン : ナタリア・オシポワ
仕官 : アンドレイ・ブレクバーゼ
パレスチナの踊り : エカテリーナ・ガルネツ
アルジェリアの踊り : アンナ・ノボショーロワ
クラシック・トリオ : エレーナ・エフセーエワ、アリョーナ・ビジェニナ、マリア・リヒテル
ピチカット : ヴィクトリア・シシコワ、ユリア・アヴェロチキナ
2人の踊り : オリガ・ポリョフコ、ユリア・カミロワ

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ダンサーは、皆良かったと思います。
ペレンは、トロワ以外の踊りには、今までよりも少し溌剌感を出そうとしていたような気がしました。 跳躍なども大きくしていたし。 3幕の花園が良かったです。
シェミウノフは踊り、芝居共に上手くなりました。 踊りはとても綺麗になったし、すんごく背中が柔らかいのにはビックリ。 ペレンとシェミの洞窟は、なんだかラブラブモード全開という感じで、おいおい!とも思いましたが、2人とも熱演だったので良しとしよう(笑)。
ルジマトフはピルエットに不安定さを感じましたが、あとはルジだなーと(笑)。 今回、初めて奴隷市場にオレンジの布を巻きつけて立っているルジを発見しました。 なんか、可愛かったぞ、ルジ! いっつも真ん中のパシャ、メドーラ、コンラッドの左右に揺れてる踊りだけを見てるから今まで気が付かなかった。
ミリツェワもいつも通り溌剌としてキラキラしていましたが、いろいろ雑だったかも・・・。 
アフメッドのマスロボエフは初見。 前回のシヴァみたいに、ちょっと見習い系入っていましたが、一生懸命に役になりきろうとして頑張っている姿が○。 踊りも上手くなったと思うし、ミリツェワのパートナーとしてはシヴァよりも安心して見ていられました。 そーだ、今日はギュリナーラのベールが一度も誤って外れることなく、外そうとした時にはきちんと外れ、完璧でした。 ここっていろいろトラブルあるでしょ! 
 
指揮はアニハーノフでした。 
音楽が最初から最後までとても素晴らしかったです。 パーカッションの勢いは11月の怒涛公演を彷彿とさせるほどの気合の入りようで聞いててわくわくしちゃいました(笑)。
私的ツボは1幕の奴隷のPDDのマスロボエフのヴァリ、アニーが彼の踊りにぴったりに振っていた。 思わずジンと来てしまった変な私です。 

そんなわけで、荒唐無稽、とっても楽しい海賊でした。
詳しい感想は後日に!

さー!!!
いよいよ明日はシヴァコフのアリ、コシェレワのメドーラです!
明日のマチネを観に行かれる方、ダンサーの踊りが良かったと思ったら惜しみない拍手をお願いしますね!
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硫黄島からの手紙
2007/01/03(Wed)
「硫黄島からの手紙」
原題 : Letters from Iwo Jima (2006年 米 141分)
監督 : クリント・イーストウッド
出演 : 渡辺謙 二宮和也 伊原剛志 加瀬亮 中村獅童
鑑賞日 : 12月29日 (新宿ミラノ)


戦況が悪化の一途をたどる1944年6月。アメリカ留学の経験を持ち、米軍との戦いの厳しさを誰よりも覚悟していた陸軍中将・栗林(渡辺謙)が硫黄島に降り立った。着任早々、栗林は本土防衛の最期の砦である硫黄島を死守すべく、島中にトンネルを張り巡らせ、地下要塞を築き上げる。そんな栗林の登場に、硫黄島での日々に絶望していた西郷ら兵士たちは希望を見出す。だが、一方で古参の将校たちの間で反発が高まり…。(goo映画より)

ハリウッド映画界の巨匠クリント・イーストウッドが、日本にとっての硫黄島の戦いをどう表現するのかを見たくて映画館に足を運んだ作品。 イーストウッドが伝えたかったのは、圧倒的な軍事力を持つアメリカ軍が、5日ほどで終わると考えていた戦闘を1ヶ月以上もの激戦と変えた指揮官・栗林忠道中将の軍人としての素晴らしさと、その栗林が家族へ宛てた手紙にみせる、極平凡な家族思いの父親としての姿だそうです。


戦闘シーンの激しさは、「父親たちの星条旗」の方が生々しかったように思う。 「硫黄島からの手紙」では、手榴弾による自決シーンなど目を覆いたくなるシーンもあったけれど、それ以上に、将校と兵士たちの絶対服従的な上下関係、 兵士達の士気を鼓舞し、あるいは自決に臨む兵士の最後の言葉となった「天皇陛下万歳」という言葉が、非常に重苦しいものとして自分に伸し掛かって来た。 60年前というわずかに昔、自分の国の人々が負わされていた過酷な状況や運命を、現人神である天皇陛下の下に成り立つ軍国主義の日本という、まるで他国の出来事のように感じてしまう自分の感覚に戸惑う。

先に見た「父親たちの星条旗」での硫黄島におけるシーンが、本作を見ている間中、頭の中でシンクロナイズし、日本側のみにフォーカスされているシーンなのにもかかわらず、その背後の米国がクリアに見えているような気がしたのは、この作品を見るにあたって良かったのか悪かったのかはわからないけれど、映画としてのスケールの大きさを感じることが出来たような気がする。
終戦間際、米国に取られれば本土への攻撃の拠点となってしまう硫黄島を死守するべく戦った2万人以上の日本人兵士たちがいたという事を、反戦というテーマはあるにしても、監督の個人的なメッセージを散りばめる事なく、淡々とした流れの中で、事実を描く事に重きを置いて見せてくれたイーストウッドに感謝したい。

役者陣は、やはり主役の渡辺謙が素晴らしい。 秀でた才を持つ軍人としての栗林と、軍服を脱げば一人の温厚な人間味溢れる人物である栗林を、とても自然に演じていたと思う。 彼が演じた栗林中将の人柄に心打たれ、彼についてもっと知りたい、ひいては、第2次世界大戦当時の日本という国をもっと知りたいと思った人も少なくはないのではないだろうか。
栗林中将の良き理解者だったバロン西を演じた伊原剛志の、誠実さと毅然さも良かったと思う。 二宮和也も、戦争になんか行きたくなかったただのパン屋という役を、等身大の姿で演じていた。 
一つ文句を言わせて貰えば、古参の将校や、西郷に召集令状を届けた人物たちに、もう少し上手い役者を充ててもらいたかった。

イーストウッドは、この映画を制作するにあたり、十分なリサーチを行い、多数の関係者と会ったそうですが、栗林中将の孫である政治家の新藤義孝氏とも会談を持ったそうです。 こちらです。
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