「こうすけ」さんのサンクト・ペテルブルグ旅日記⑪
2006/07/31(Mon)
「白鳥の湖」終演後
公演が終わってしまった虚脱感もありますが、それ以上に、サンクトペテルブルグで、ペレンさんとシヴァコフさんという最高のペアの「白鳥の湖」が見られたという満足感で劇場を出ました。劇場の前の広場では、ステパノワさんとプハチョフさんが開演前に約束したとおり待っていてくれました。広場には、公演を見終わってバスや車を待ったりする観客でにぎわっていました。ステパノワさんたちは、フランスから来たという観光客にサインを求められていました。


私は、そのフランス人に、今、パリ・オペラ座は日本に来ていいて、先週、私も東京で白鳥の湖を見たなど、自慢げに話をしました。 プハチョフさんとステパノワさんには、「パ・ド・トロワよかったよ」「ブラボー言いましたよ」と伝えたところ、プハチョフさんは「よく聞こえたよ」と言ってくださいました。 そして、「ホテルまで車で送っていくよ」と言ってくださったので、デマチはしないで、お言葉に甘えて、車に乗せていただくことにしました。 時刻は22時を過ぎていましたが、まだ夕暮れ時でした。プハチョフさんが運転して、助手席にステパノワさん、後部座席に私が乗りました。車内では、公演やレッスン、DVD、そして私の泊まっているホテルの話など、短い間ですが、いろんな事を話ながら行きました。途中から、フォンタンカという運河沿いの道を進みました。夕暮れ時のサンクトペテルブルグの景色がとてもロマンチックで、車で送っていただいている事と、なんとか公演が見られたという満足感と合わせて、とても心地よい気分でした。途中、プハチョフさんから「ワガノワに行ったことある?」と聞かれたので、私は「2000年に近くの劇場には行きました。」と答えところ、「じゃ、ワガノワに行ってみようか」と言ってくださって、途中で右に曲がり運河を横切って、ロッシ通りに入り、ワガノワ・バレエ学校の前まで連れて行ってくれました。車の中から、入口などを見ただけですが、プハチョフさんたちは、「このアカデミーには8年通ったよ」とおっしゃっていました。私のためにホテルまで送っていただけるだけでなく、寄り道までしてくださって、お二人はなんていい方なんだろうと感激しました。 そして、車はほどなくホテルに到着しました。お二人にはとって、このホテルは、結婚したときに泊まったホテルだそうです。だから、お昼にお会いした時も、ホテル名を行っただけで、すぐ来られたわけですね。 車から降りた私は、手を振ってお二人の車を見送りました。
チケットが手に入らないかもと、始めはやきもきしましたが、無事チケットを手に入れる事ができ、また、何人かのダンサーにも実際に会えて、劇場で最高のバレエを楽しみ、ステパノワさんとプハチョフさんに大変よくしていただいた、とても充実した1日でした。 反面、是非ともサンクトペテルブルグでお会いしたいと思っていたガルネツさん、そして、フィルソワさん、レジニチェンコさんの姿が見られなかったのは、ちょっぴり残念でした。

(Mコメント:1幕1場だけの出演とはいえ、プハチョフもステパノワも公演後でお疲れでしょうに、とても親切な方たちですね。 わざわざ寄り道をしてまで見せてくれたワガノワアカデミーも、こうすけさんにとって忘れられない場所の一つになったのではないでしょうか? 私もいつか行ってみたいです)
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「こうすけ」さんのサンクト・ペテルブルグ旅日記⑩
2006/07/30(Sun)
<2幕>
ワクワクしながら、最初の曲を聞きました。そして、幕が上がると城内の舞踏会のシーン。もちろん、日本公演と同じセットで、花嫁選びがはじまりました。シヴァコフさんの浮かぬ顔。そして、ペレンさんとマラトさんの登場。よく考えてみると、冬は韓国に行っていて来日しなかった、マラトさんのこのロットバルトの姿を見るのは、久しぶりなんですね。次はいよいよ、先ほどお会いした、マラーホフさんらによるスペインです。マラーホフさんのスペインはホントにカッコイイですね。そして、グリゴルツァさんがハンガリーで白いコスチューム着て、ポドショーノフさんと真ん中で踊りました。グリゴルツァさんのソロは、日本ではなかなか見られないでしょうが、もちろん、ちゃんと踊っていましたよ。(逆に日本公演では、ある程度、そのパートに実績のある人しかキャスティングされていないという事ですかね。それだけ、このバレエ団が日本公演を重要視していただいているというのであれば、それは嬉しい事ですね。)この日は、スペインをやらなかったモストバヤさんは、タマラ・エフセーエワさんやカミロワさんらとともに、マズルカに出ていました。

再び、主役二人の登場、黒鳥のPDDたまらないっすね。一秒一秒、止まる事なく時が過ぎていく儚さに耐えながら、拝見しました。ペレンさんの妖艶ながらも気品のあるオディールは最高でした。ペレンさんのグラン・フェッテの前のシヴァコフさんのソロは、気のせいかもしれませんが、以前からの見慣れたものとは違っていたような気がしました。ペレンさんのグラン・フェッテは位置が徐々に右にずれてしまったものの、いつものようにダブルを組み入れた、とても美しいものでした。ブラボーの歓声がたくさん上がっていました。もちろん、私もやりました。そして、シヴァコフさんの愛の誓いで、あっと言う間に、第2幕は終わってしまいました。第2幕で過ごした時間にもう戻る事はできないし、次にまた見るには冬まで待たねばならない事を考えると、休憩時間には虚脱感さえ感じました。

<休憩>
さて、2回目の休憩時間には、館内を探索することにしました。2階のロビーはいくつかの飲食コーナーがありました。さらに、この劇場のバレエやオペラに関する資料の展示コーナーもありました。みなさんもこの劇場に行かれたら、のぞいてみてください。
   

<3幕>
いよいよ最後の第3幕です。幕が上がると、黒い白鳥が出てきますけど、この日は日本公演ではいつも出ている、レジニチェンコさんが出ていないのが寂しかったです。私は、曲名は知らないのですが、3幕には私の好きな曲があります。うまく説明できませんが、ジークフリートがオデットを肩に担いで、右足出したり、左足出したりするところです。あの曲を聴くと、胸が少しキュンとします。白鳥のストーリーとは離れてしまいますが、若いダンサーたちが公演の経験を積みながら、徐々に成長して、一人前のダンサーになっていく、そして、われわれからは少し遠い存在になっていく、というような感じがするからです。
そして、第3幕は、日本公演と同じように、ペレンさんとシヴァコフさんが湖に身を投げて、公演は終わりました。

満席の会場からは、たくさんの拍手とブラボーが上がり、カーテン・コールになってからは、手拍子になるなど、会場は大盛り上がりでした。
ステージには、たくさんの花束を抱えた女性が登場して、主役の二人、そしてまわりの何人かのダンサーに花束を渡していました。これは、後でわかったのですが、その時に配られている花束は、(劇場が用意したものがあるのかどうかはわかりませんが、)観客が持参した花束なのです。観客がダンサーに持ってきた花束は、入口で劇場に預けると、カーテン・コールの時に劇場の女性がステージ上で本人に渡してくれるのです。自分の花が確かに本人のもとに届く瞬間が確認できるし、本人が喜ぶ顔も見られるので、いいですね。

という感じで、2006年4月29日(土)にムソルグスキー記念・サンクトペテルブルグ・国立アカデミー・オペラ・バレエ劇場で行われた、ペレンさんとシヴァコフさんの主演による「白鳥の湖」は終わりました。
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「こうすけ」さんのサンクト・ペテルブルグ旅日記⑨
2006/07/29(Sat)
4月29日(土)「白鳥の湖」の感想
開演に先立って、日本と同じように「携帯電話の電源をお切りください」「写真撮影は禁止です」との放送がロシア語、英語、フランス語、ドイツ語で流れます。日本語の放送はないので、日本の団体さんには伝わっていないでしょう。

そして、場内が暗くなったところで、ホリコフさんが出てきて、いよいよスタートです。序曲を聞きながら、日本では年末年始しか見られない、レニングラード国立バレエの白鳥の湖が、ゴールデンウィークのこの時期に見られるなんて、何て幸せなんだろうと、喜びをかみしめました。至福の時間でした。すみません、私だけ。

<1幕1場>
幕が上がりました。もちろん舞台のセットは日本公演の時と同じです。舞台の幅が狭いせいか、国際フォーラムでは両端に見える木の幕も、ここでは袖にほとんど隠れてしまっている感じです。マラーホフさんたちが行進して入ってきました。以前、立川で見た時、舞台が狭くて、演じる方は随分窮屈そうで、気の毒だなと思いましたけど、本拠地も同じくらい狭そうでした。つまり、立川の公演は、皆さんにとってはさほど苦ではなかったということですね。

ほどなく、シヴァコフさん登場、冬の来日公演の時と同じくらい、長めのヘア・スタイルでした。お元気そうでした。(私は、王妃が登場する時のシヴァコフさんの演技が好きです。)そして、コシェレワさん、ステパノワさん、プハチョフさんが登場して、パ・ド・トロワがはじまりました。うまく言えませんが、おおらかで優雅で風格のある演技だったと思います。まず最初に、コシェレワさんのソロが終わったところで、ブラボーを言いました。日本でもドキドキしますが、バレエの聖地に乗り込んでのブラボーは、ちょっと勇気が要りました。もちろん、それに続く、ステパノワさん、プハチョフさんのソロの時と最後3人で踊った時にもブラボーを言いました。

観客の反応で日本公演と違うところは、家庭教師がステパノワさんとコシェレワさんに体を回されて、目が回ってしまうブレグバーゼさんの演技が観客に受けていて、拍手が上がっていたところです。まあ、これは、バレエに特に興味はないけど、コースに入っているから、たまたま見ている団体客にとって、笑えるシーンだったのでしょう。

<1幕2場>
ペレンさんの登場です。最初のところで、首をピクピク動かすところが好きですね。日本で見た時と大きな違いはありませんが、王女の風格たっぷりの、凛とした美しさにあふれていました。
そして、コールドのみなさんの登場です。コールドの先頭は、日本公演と同じ、ナタリア・エゴロワさんが務めていました。そして、コールドの中にはモストバヤさんがいました。小さい白鳥は、残念ながら、ちょっと揃っていなくて、イマイチでしたが、ヴィジェニナさんたちの大きな白鳥は期待どおりでした。ただ、フィルソワさんがいないのが残念でした(あとで、ステパノワさんから聞きましたが、彼女は、腕を骨折したため出ていないとのことです)。主役の二人は息もピッタリで、アダージョが終わった時には、私も含めて、たくさんのプラボーが上がっていました。私としては、この二人がバレエ団最高の白鳥のペアだと思っていますが、期待どおりの演技を見せてくれました。

<休憩>
第一幕が終わり休憩時間になりましたので、席を離れ、通路に出てみました。その通路は、チケットがないと入れないエリアですが、壁には、オペラを含めて、劇場所属のソリストの大きな写真が掲げられています。
      

光藍社のプログラムや先ほど見た主要キャストの写真とはまた別の写真です。ただ、こちらの写真は、なぜか少し怖くて厳めしい顔をしているものが多いです。どうしてなのでしょう。すると、ちょうどその時です。演技を終えて私服に着替えたコシェレワさんがこちらに歩いてくるではありませんか。私は写真を差しながら、「オー、クラシィーバヤ」(美しい)と言いました。コシェレワさんは微笑んでくれました。コシェレワさんは、シヴァコフさんとペレンさんの第2幕を客席から見ようと思って、こちらに来たのでした。客席で空いている席を探していましたが、満席のため、思うようには見つからないようでした。客席のところで、コシェレワさんからは、「どう、この劇場は?」と聞かれたので、「Beautiful !」とまず答え、次に「Small !」と言おうかと思いましたが、ちょっと失礼かもしれないと思って、「Not big 」と言いました。あまり効果はなかったですかね。でも、劇場の大きさについては、本当に感じたことなので、言わずにはいられませんでした。

(Mコメント:こうすけさん、お忙しい中、感想を書き上げていただき本当にありがとうございました。 マールイ劇場は小さいとは聞いていましたが、ステージの大きさがアミュー立川とさほど違わないというのは、かなりの驚きでした。 明日は後半をアップさせていただきますね)

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DVD 新作リリース情報
2006/07/28(Fri)
DVDでーた8月号が出たので、新しいリリース情報など。

8月 2日「アサルト13 要塞警察」 イーサン・ホーク、ローレンス・フィッシュバーン
8月 4日「プレティ・ヘレン」 ケイト・ハドソン
      「パパラッチ」 メル・ギブソン(製作)、コール・ハウザー
      「THE 有頂天ホテル」役所広司、松たか子、佐藤浩市
      「ファイヤー・ウォール」 ハリソン・フォード、ポール・ベタニー
8月18日「ミュンヘン」 エリック・バナ、ダニエル・クレイグ
8月25日「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」 グウィネス・パルトロー、アンソニー・ホプキンズ
      「ホテル・ルワンダ」 ドン・チードル、ソフィー・オコネドー
9月 8日「V フォー・ヴェンデッタ」 ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィービング
9月22日「ブロークバック・マウンテン」 ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール
      「タブロイド」 ジョン・レグイザモ、レオノール・ワトリング 
9月27日「イーオン・フラックス」 シャリーズ・セロン、マートン・ソーカス
      「ピンクパンサー」 ケビン・クライン、ジャン・レノ
9月28日「ニュー・ワールド」 コリン・ファレル、クリスチャン・ベイル
10月6日「迷い婚すべての迷える女性たちへ」 ジェニファー・アニストン
10月12日「インサイド・マン」 デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン
10月13日「トランスポーター2」 ジェイソン・ステイサム、アレッサンドロ・ガスマン

もちろん、他にも日本、韓国、中国映画などあるのですが、M的気になる映画という事で、いつもの通りその辺の映画は除外しております。 さらに先月とダブっている映画もあります。
ハリウッドに復讐の銃弾が乱れ飛ぶ!!というキャッチコピーのサスペンス・アクション、メル・ギブソン監督の「パパラッチ」ってどんな映画なんだろう? 「ファイヤー・ウォール」はお久しぶりのハリソン・フォードも嬉しいけれど、なんといっても”シラス”のポール・ベタニーが見たい! 「V フォー・ヴェンデッタ」のナタリーも、「イーオン・フラックス」のシャリーズも好きな女優なので楽しみ! 映画はイマイチ当たりの出ないジェニファー・アニストンだけど、好きなんだよな・・・全くブラピったら・・・ ケビン・コスナーが共演しています。 「インサイド・マン」も早々10月に登場です!
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バレエ夏の陣、前半終了!
2006/07/27(Thu)
私のマールイの夏が終わりました・・・。
夏祭り班は3回観る事ができましたが、ハイライト班が1回だけだったのがつくづく心残り。しかも、ゲスト付公演だったしね・・・。 できればハイライト班で締めたかったです。
今日の新宿公演は11時半、14時半というダブルヘッダーでしたが、私が行った14時半からの公演は、先日の府中と比べるとみんな少し疲れているように見えました。 この強行軍に、ろくに休み時間もないようなダブルヘッダーはちょっと辛いかも。 特にミャスニコフはけっこうきてたなか? こういう夏のツアーにベテランは大変ですよね。 黒鳥とジゼルのパートナーをきちんと務められる若手男性ダンサーはいないのでしょうか? おととし、コチュビラと白鳥の湖畔を踊ったヴァンシコフとかダメなのかな? モロゾフはどうしたのかな? 1演目ずつでも誰かいないんだろうか? ステップアップにもなると思うのですけれどね。 ロットバルトをやっていたツァルとかもどーだろうか?? オディールなら扱いなれてるでしょーが(笑)

公演の出来は府中の方が良かったように思うので、今日は個人的に印象に残った事の報告だけ。 あ~でも、相変わらず暴走オディールのコチュビラは今日も髪型でちょっとやらかしてくれた! 後ろに束ねた髪がうまく納まっていなかった? 横から見るとちょっと尻尾みたいだったわよ~~(午前の部ではちゃんとしていたそうです・笑) でも、フェッテは今日が一番良かったかな?
そのコチュビラとペレンが、足の基本ポーズのお手本を見せるコーナーは、今日は1番と2番だけでした。そしてレヴェランスでお仕舞い! ナレーションの方は、今日は原稿を持たずににこやかに登場! 「ばらの精」と「アレルキナーダ」をしっかり覚えこんで説明しておりました! さすがプロフェッショナル! まっ、その後は原稿持って出てきたけどね! 
どっちの公演か忘れてしまったけれど、「ファンタジー」はダンサーの希望だか意向だか(都合じゃなかったよな・・・)で「いとしい人」に変更になりましたとの張り紙が・・・。 うーん、どういう事だ? 軽く読み飛ばす事ができない一文でありました(笑)。という事でペレンとマラトのモダンは2公演とも「いとしい人」。
フィナーレは府中と同じでしたが、プハチョフとマラトが2人ピルエットを始めるころから、気のせいかもしれないけれど、なんだかペレンとステパノワがコチョコチョやっていたように思ったら、今日は2人でフェッテをする前にペレンの弓とステパノワの扇をぽーんと投げ合って交換して前に進み出て参りました・・・。意味があるかどうかは別として、そうやっていろいろ楽しませてくれる気持ちが嬉しいね! これってこの回初めてやったのかな? マラトが何か半分びっくり半分呆れたように笑ってたけど・・・?

8月6日まで、まだ残っている公演の数の方が多いですが、体の調子と怪我に気をつけながら頑張ってくださいね! そしてまた12月に会えるのを楽しみに待っています。

来週からはバレエ夏の陣後半、みやこさんの「くるみわり人形」から始まります!
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マールイあれこれ・・・
2006/07/26(Wed)
マールイのハイライト組は、今日明日が休養日で金曜日から残り5公演となりました。 大雨の九州公演も無事終わったのでしょう・・・ 何事もなくて本当に良かったです。 この2日でできるだけ休んで体調を整えてくれれば良いけれど。 あと5公演、怪我などアクシデントがありませんように! しかし、毎年来ている彼らにしても、日本の蒸し暑い夏より、今年のようなうっとおしい大雨続きの天候の中の移動は本当に大変だったでしょうね・・・。 行った先で美味しいものを食べられたかな? せめてあと少し、スカッとした天候に恵まれますように!

つい先日、単券のDMではチケット買えないなぁとぼやいていた私ですが、祭組みの公演を目にしたせいか? やはり勝手な予測のもとにバヤデルカを1日買ってしまいました・・・。 アニーの「聴け! 怒涛のロシア音楽!」をその強引なタイトルに引きずり込まれるように買ってしまいましたのさ! で、なんとなく1演目じゃ寂しいなーなんて思っているうちにバヤデルカを書いてファックスしてしまいました。 チャイコの4番も好きだし、アニーの「ダッタン人」を聞いたらいち早くマールイモードに突入になっちゃうよな~~。 クリギンとポドショーノフとエフセーエワが恋しくなるだろうなぁ。
冬のマールイは12月6日の水戸のくるみからスタートですね。 夏の公演のプログラムでだいたいのところの日程は分かったけれど、1月9日~17日がまだ未定。 ルジの東京公演前に、どこかでマールイキャストだけでの「ジゼル」か「バヤデルカ」なんてやらないよね・・・。

明日は、諸事情により(笑)、新宿文化センターに最後の夏祭りを観に行くことになりました。 23日の公演が良かったからとても楽しみです! でもそれで最後だと思うと寂しいよぉ!
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マールイ 「夏祭り班」 7月21日&23日の感想<第2部>
2006/07/25(Tue)
<第2部>

「せむしの子馬」
スヴェトラーナ・ロバノワ、ユリヤ・アヴェロチキナ
マリーナ・ニコラエワ、エレーナ・シリャコワ
この演目も初めて観ました。 メンバーの中で顔が分かるのはロバノワだけですが、あとの3人は多分プログラムに乗っていたダンサーなのだろうと思っています。 4人がそれぞれにソロパートもあるし、楽しそうに踊っていたのが良かったです。 衣装はスカートが色違いなんだけど、ピンクは濃淡と2種類なのに、黄色は多分同じ色だよなー。 なにか意味はあるのかな・・・という疑問が残ってます(笑)  

「眠りの森の美女」より結婚式のPDD
アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
ロマチェンコワは2日間とも上手だったと思います。 動きの一つ一つ、表情から、指先までとても神経を使って踊っていたのではないでしょうか。 今更失礼ながら、彼女もきちんと踊れる人なんだと改めて感心してしまった。 ただ、個性というとどう言っていいのかはよく分からないけど。 男前な踊りと言ってもなんだかねー、褒めてないみたいだし・・・。シェネ(で、いいのかな?)がスピードもあってとっても綺麗だったと思います。 プロームも「ばらの精」よりは全然良かった。王子ぶりも板についてきたし、衣装もこちらの方が似合うかな。 特にソロの前半は溌剌としていながら美しく、初日の後半で細かいミスが目立ったのは惜しかったけれど23日は概ねオーケーかと。 両日ともフィッシュダイブで少しよろけてタイミングが決まらなかったのは残念だったな。 ロマチェンコワが全幕でのオーロラデビューを果たした時のデジレはプロームだったのかな? それともミャスニコフあたりで手堅くいったのだろうか?

「ジゼル」第2幕よりPDD
エレーナ・コチュビラ、キリル・ミャスニコフ
コチュビラはロマンティックチュチュがよく似合いますね。 マールイでジゼルを踊るバレリーナの中では多分彼女が一番この衣装が似合うのではないかしら? 他のダンサーはけっこう肩ががっしりしてるんだよねー。 この演目も21日より23日の方が良かったと思います。 コチュビラはポアントの音も消しているし、体重を感じさせない動きでふわりふわりと宙を漂っている感じも幻想的でとてもいいです。 ジゼルは、彼女なりのしっかりとしたジゼル像ができあがっているようで自信のようなものも感じられました。 ミャスニコフも多少取ってつけた感はあったけれど、限られた時間の中でアルブレヒトの苦悩を出そうと演技していたと思います。 踊りはこちらの方が俄然安定してました。 コチュビラ&プハチョフで全幕が観たいです。 ミルタはコシェレワがいいかな? それともステパノワ?

「ディアナとアクティオン
イリーナ・ペレン、マラト・シェミウノフ
21日はペレンがワンショルダー風に見える赤い短いワンピース?でマラトがワンショルダーにアニマル柄の腰巻。 23日はペレンが白で、マラトが赤いワンショルダーの短い衣装を腰のところで金のベルトで締めている。 初日のマラトの踊りを観てちょっと嬉しいびっくり! 去年の夏は体も動きももっさりしていて、冬は来日していないので本当にアクティオンを踊れるのかと疑っていたのだけど・・・ 腕の動きなど綺麗になって、テクニックも安定した気がします。 ペレンのチュチュ姿が今回見られないのはとても残念だけれど、彼女のラインは綺麗ですねぇ! 真っ直ぐ伸びた脚はいつ観ても溜息物です。 初日は少しまったりした感じもあったけれど、マラトの肩に片手だけ置いて逆立ちしているような、おっそろしいくらいのアクロバティックなポーズを笑顔で決めていました。 23日は2人とも動きがずっと良くなって、楽しそうに笑みを交わしながら踊っていてとってもグッド! マラトが両腕・両足を目いっぱい広げたらいったい何メートルくらいなのかな?? 彼のマネージュは凄い迫力がありました。 勢い余ってどこかに飛んでいってしまうのではないかと思ったくらい(笑) ペレンも思い切りよく伸びやかに全身を使い、難しそうなパもきちんと決めてとても美しい月の神でした。 

「ドン・キホーテ」より3幕、結婚式のGPDD
オリガ・ステパノワ、アルテム・プハチョフ
この2人によるドン・キのPDDも初見です。 プハチョフの身長がちょうどマイ・ベスト男性ダンサーです!(もちろん、シヴァも♪) ベストの襟がセーラーカラーっぽいのが気になるけれど、真っ直ぐ伸びた白いタイツのおみあしが美しい! 彼の踊りはどうしてもノーブル色が強いので、ガラでのバジルとしては少し物足りない気がしました。 踊りはきちっとしているので文句はないのだけれど、彼独自のアドリブがないのでところどころポジションを決めて音楽を待つような場面があったのが残念といえば残念。 ガラなんだから爆発しちゃって良かったのに! でも、ステパノワを持ち上げた長~~シングルハンドでのリフトは凄かった! 愛だよね!  
キトリの友人のヴァリ、一人目はロマチェンコワ。 ここでコール・ド・ダンサーではなくて、ロマチェンコワが踊るのがマールイの素晴らしいところ! ここの彼女も手堅い踊りで良かった。 初日はもしかして、2人目はペレン?なんて期待しちゃって・・・ だって、ステパノワがキトリで友人がロマチェンコワとペレンだったらウッソみたいなキャストだし、全幕じゃ有り得ないでしょ! しかし、流石にそれじゃペレンの着替えがフィナーレに間に合わないよね。 という事で2人目は全幕でも踊っているロバノワ。 
ステパノワは初日も23日も安定した踊りが素晴らしかったけれど、23日はかなりご機嫌のように見えました。 今日は何でもできちゃうし、やっちゃうわよ!って目が語っていた(笑) 特に長くて微動だにしないバランスが素晴らしかったです。 で、彼女の場合、適度なお色気があるから、ヴァリはとってもいい感じ! グラン・フェッテもシングル・シングル・ダブルでダブルの時に扇を開いて扇ぎながら余裕で回っていました。 コーダのプハチョフのピルエット、ステパノワの舞台上手奥からの高速回転、2人とも素晴らしく、大トリらしく盛り上がりました。

<フィナーレ>
初日はなんとなく段取りが悪く、出演者が一度ずつ挨拶をして、あとはみんなで挨拶して幕が降りてしまったしょぼいフィナーレだったのですが、23日は違いました。 プログラム進行中のナレーションがだいぶ削られて時間に余裕を持たせたおかげで、こちらに時間が取れて、それぞれのペアのパフォーマンスが増えました。 コチュビラ&ミャスニコフペアまで終わって、あぁもうすぐ本当に最後だな・・と思っていると、プハチョフとマラトがニヤニヤしながら一緒に前に進み出て、いきなりハイタッチ! 何を始めるのかと思いきや、2人でピルエットを披露。 プハチョフ相手にマラトがとても頑張っていて負けじと真剣な顔で回っていたのが可愛いかった。 ちょうど二人の回転の方向が反対だったので対称図を描き出しているようで綺麗でした。 そして最後はペレンとステパノワが2人でフェッテ。 強靭な脚力のステパノワ相手にペレンも頑張って綺麗に回っておりました。 この2人の並びは大好きなので眼福だったわ~~。 舞台の真ん中に位置しているのはペレンだけれど、プログラムのトリを飾ったのはステパノワだから、2人が座長よ!ってな感じで締めたのかな♪  
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マールイ 「夏祭り班」 7月21日&23日の感想<第1部>
2006/07/24(Mon)
<第1部>

「ばらの精」
アナスタシア・ロマチェンコワ、アントン・プローム
 
1月に観た「騎兵隊の休息」で成長著しいところを見せてくれたプロームに期待していたのだけれど、ちょっと期待はずれだったかな・・・。 ダイナミックさが少々かけた「ばらの精」の登場の跳躍から始まって、全体的に不完全燃焼気味であった。 アントルシャやトゥール・ザン・レールなどの美しさとは裏腹にジュテが低くて着地が少し不安定なのが意外に感じました。 腕の動きもまだあまり美しくないし、要練習ですね。 あとは、ちょっと色気が足りないかな? ロマチェンコワは白いドレスもよく似合って可憐な少女の感じが良く出ていて良かったです。

「アレルキナーダ」よりPDD
ナタリア・リィコワ、クズネツォフ
この演目は初見でした。 クズネツォフは黒い仮面(マスカレードで目の周りだけを覆うような小さな物)で表情がわからないので、身体を動かす事だけでコミカルなストーリーを表現。 彼はくるみ割り人形で、いつも目の覚めるようなピルエットを見せてくれるのですが、そんなクズネツォフが回転や跳躍など実力を如何なく発揮した作品でした。 リィコワも細かいステップや難しい回転技をさり気なくこなし、持ち味の愛らしさが生きていてとても良かったと思いました。 2人とも初日よりも3日目の府中の方が踊りが安定していて切れもあり、また是非観てみたいと思わせるほどの出来だったと思います。 全幕で主役を張るダンサーではないソリストのダンサーが、このような活躍の場を与えられるのもマールイの夏ガラならではかな! 

「白鳥の湖」より黒鳥のPDD
エレーナ・コチュビラ、キリル・ミャスニコフ
コチュビラが今年のアラベスク2006(ペルミ)で銀メダルを取った時にも踊った演目だったので、とても楽しみにしていた演目。 一言で言えば、踊りも演技も雑でした。 冬の公演の時にも感じたことだけれど、彼女は脚を高く上げることを過剰に意識しているのではないのかしら? アダージョの最初の突き刺すようなアラベスクのポーズは大好きなポーズなんだけれど、初日は上げた脚が頭を越えてしまいそうに反り上がっていて、ラインが滅茶苦茶でした。 せっかくあんなに綺麗な体のラインを持っているんだからもったいないよ。 この演目に限ってはテクニック的にもかなり不安な部分が見られました。 一方のミャスニコフは初日は技術的な衰えを感じずにはいられなかったけれど、物腰や腕の動きはとても優雅で、サポートは万全でした。 23日はとても動きが良くなっていたので一安心です。 しかし、コチュビラ・・・ペルミではルダコのサポートでどんなオディールを踊ったのだろうか? 

「ファンタジー」(7月21日)
イリーナ・ペレン、マラト・シェミウノフ
もう一本の「いとしい人」しかり、うーむという選択ではあるけれど、モダンにも積極的に挑戦したいというペレンが夏ガラで見せたかったのでしょうね! あーしかし、これは「深い森に住む少女が、青年と出会い、恋に落ちるが、二人はそれぞれ異なる世界に生きている」というストーリーらしいけど、それを読んでも良くわからない上に、ボヤルチコフ節が渋く爆発した振り付けは、意味が皆目分からず・・・。 おまけに2人のパジャマのような、クラウンが着るような衣装も??で、良かったのはシューマンの曲だけか?

「いとしい人」(7月23日)
イリーナ・ペレン、マラト・シェミウノフ
フィンランドの古い民謡にR・ヴァガーボフという方が振付た、「どんな試練にも耐えうる力のある女性の強い愛」がテーマの作品だそうです。 ペレンの衣装は茶系のコットンぽい風合いのブラウスにスカート、マラトはむき出しの上半身(笑)に、5分丈の濃紺(に見えた)のパンツ姿でとてもカッコ良かった! 見ていて恐いポーズもありますが、ペレンがマラトのサポートに安心しきって踊っているのが良いですね。 大柄の彼らならではの魅力も感じられる作品なので、もう少しメリハリをつけて踊りこんでみたら、もっと良い作品になるかもです。 

「バヤデルカ」2幕よりガムザッティとソロルの婚約式のPDD
オリガ・ステパノワ、アルテム・プハチョフ
2日間とも安定感のある堅実な舞台を見せてくれました。 特に1日目はわけのわからないナレーションや「ファンタジー」で首をひねった後だったので、本当に救われたような気持ちだった(笑)。 23日は、出だしだけ、2人のステップ等のタイミングがずれていたけれど、彼らでもこんな事があるのね・・・。 考えてみればマールイのダンサーのソロルの衣装を見る事が出来たのは初めてなのよねーと気がついて無性に感激・・・ プハは白い衣装だったけど、良くお似合いでした! エレガントな身のこなしがさすがプハチョフ!という感じです。 ステパノワは、いつ観ても安心していられるダンサー。 なんといっても彼女の魅力は強靭な脚力ですよね。 回転軸は気持ちがいいほど真っ直ぐで絶対ぶれない。 23日の府中の広い舞台では空間を大きく使って伸び伸びと気持ち良さそうに(笑)ダイナミックに踊っておりました。 2回観たら、やはりマールイのダンサーだけの「バヤデルカ」が観たくなりました。 1組はシェスタコワ、プハチョフ、ステパノワ。 もう一組はペレン、シヴァコフ、エフセーエワ。 どーでしょう? 光藍社さま!!! 
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マールイ「夏祭り」 府中の森
2006/07/23(Sun)
マールイの「親子で楽しむ夏休みバレエ祭り」の府中の森に行って来ました。
会場に着くや、タイトル通りの親子連れ、それも小っちゃい子連れの母子、家族が半数くらいを占めるのではないかという、いつも見慣れない光景にかなりビビッてしまいました。
公演中、おしゃべりするんだろうな・・・とか、席で立ったり座ったり、もしかして退屈で通路とか走り出しちゃったらどうしよう・・・などいろいろな事を勝手に想像して、非常にテンション低い状態での幕開きでした。
しか~~し、終わってみれば、それらの心配事はほとんどが杞憂に終わり一昨日の公演よりも素晴らしいものだったのでホッとして嬉しい気持ちで帰って来ました。

舞台が品川よりも広いのでダンサーも安心して踊れているようでしたし、皆、初日よりもかなり良い出来でした。
初日のなぐりがき感想で触れるのを忘れてしまった(ごめんねー)「アレルキナーダ」よりのPDDを踊ったのは、「眠りの森の美女」の赤頭巾ちゃんや、「ドン・キ夢の場」のキューピットなどでキュートな魅力を振りまいてくれたリィコワと、くるみわり人形役でいつも素晴らしい回転技を見せてくれるクズネツォフなのですが、2人ともコミカルな演技も上手で、小柄なダンサーならではの敏捷性や得意の回転系のテクニックも存分に見せてくれて、また来年もガラで持って来てもらいたいなと思わせてくれる出来でした。
見ている間中混乱に落ち入っていた(苦笑)ペレンとマラトのモダンは、今日はもう一本の「いとしい人」でした。 プログラムの解説によればフィンランドの古い民謡にR・ヴァガーボフという方が振付た、「どんな試練にも耐えうる力のある女性の強い愛」がテーマの作品だそうです。 そう見えたか?というと、どーだろーという気もしますが、少なくてもマラトにとっては、こちらの作品の方が10倍は魅力的でした。 ずり落ちそうな5分丈パンツはなんとかして欲しいところですが・・・
 
その他、やっぱりもうちょっと見直しなり踊りこみが必要と思われたのは、プロームの「バラの精」とコチュビラの「黒鳥」かな? プロームは同じ場所に着地するジャンプに関しては柔らかいし綺麗なんだけれど、ジュテ系があまり得意ではないのかな? あと、腕の動きにも問題はあるけれど、腕の長さの問題でもあるかもしれない。 オデットを踊るダンサーは腕が長いほうが向いている・・・みたいな。 でも、期待できる若手ダンサーなので頑張って欲しいです!

「ジゼル」「ディアナとアクティオン」「ドン・キホーテ」は、今日のほうがより良かったと思います。 ミャスニコフは今日の方が踊りが安定していたし、美しくも儚く悲しい物語をコチュビラと熱演。 コチュビラのジゼルはとてもいいねー。
マラトのアクティオンも今日はとても良かった! はやり舞台が広いっていうのは彼にとって一番重要なことなんじゃないでしょうかね。 だって両手、両足をめいっぱい伸ばしたマネージュなんて2回くらいで舞台の端から端まで使ってしまいそうなんだもん! ペレンを大事に優しく一生懸命サポートしていたのも好感度大! そしてペレンも今日は体を思いきりよく動かせていたと思います。 ヴァリも上手かった! 
トリを飾ったドン・キのステパノワも広い舞台でのびのび思いっきり踊っていました。今日の彼女はとてもノリノリに見えたな! 相変わらず軸はこれっぽっちもぶれないし、彼女ほど踊りを安心してみていられるダンサーはいないような気がする。

フィナーレは初日とだいぶ変わっておりました。 というか時間が長くなってダンサーのパフォーマンスも増えました。 なんといっても眼福なのはステパノワ、ペレン、ロマチェンコワという98年3人娘の並びでした。 98年組をこよなく愛する私にはプレゼントのようなもの。 最後にプハチョフとマラトが2人で前に進み出てハイタッチ! 何が始まるのかと思ったら、二人でグラン・ピルエット。 タイミングもよく合っていたし、2人の回転の方向が違うので見た目にもとても綺麗でした。 さらに! ペレンとステパノワが2人で同時にフェッテ! これも見事でした。 みんなのファンサービスに大感謝です!
きちんとした感想はまた、後日。
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光藍社さんからDMが来た!
2006/07/22(Sat)
あ~やっとアクセスできた! 今日は夕方からパソコンが立ち上がらなくなってしまったのでした・・・。

光藍社さんからDMが届きました。 今回はマールイの冬の公演の単券の申し込みができます。
DM用の写真入り、解説入りの新しいチラシを期待していたけど、冬公演に関してはそれほど気合は入ってなくて、すでに他公演で配っている三つ折りのチラシが入っているだけだったのでちょっとつまらなかった(笑)
3年位前までは、「セット券」なんて誰が買うのかしら~~なんて思っていたから単券DM勝負だったんだけど、今では誰が買うのかしら~というセット券は私が買っています(笑)。 しかもプラス1,2,3くらいで!
まだ、ジゼルもバヤデルカもバレリーナがわからないから買えないよなー。 ヤマをはってみた方がいいのかしらね? う~~む。

ところで世界バレエフェスティバルの出演者と演目に変更があったそうです。
アンドレイ・ウヴァーロフとマリア・アイシュヴァルトは怪我のため、来日することができなくなったそうで、その代役で、アンドレイ・メルクリエフとエレーナ・テンチコワが出演するそうです。 メルクリエフもついにボリショイのダンサーとなるわけですね・・・
そのダンサーの変更に伴って演目も変更になっています。 こちら
私としては、ドヴォロヴェンコの黒鳥(黒いチョー・・・このギャグは昨日品川にいた人じゃないとわかんないね・苦笑)のPDDが見られることになったのが何よりも嬉しいです。ポリーナの黒鳥もまた見られるのね! しかも今度はフォーゲルとだし、こちらもわくわく! 
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マールイ 夏祭り 1日目
2006/07/22(Sat)
マールイの「親子で楽しむ夏休みバレエ祭り」の初日に行ってきました。 4歳以上のお子さんから入場できるということで、いつもは会場でお見かけしない小さい子供達がたくさんいました。 ソワレなんで、そんなに子供づれはいないのではないかと思ったらそうでもないのですね(笑)。 早々にチケットは完売していたので会場も多くの人で賑やかでした。 客層も微妙にいつもと違ったし・・・
この企画は4才以上から入場できるというだけでなく、多くの人にバレエのことをいろいろ知ってもらおうという趣旨なので、プログラムの進行係りの方がいらっしゃって、演目や、ダンサーについて簡単な説明をしてくれました。 途中、ペレンとコチュビラが舞台に出てきて、進行係を手伝って1~5の基本のポーズの見本を示したり、バレエのお辞儀をやってくれたりと大サービスでした。 その他、バレエ誕生の歴史や、レニングラード国立バレエの冬公演の宣伝など(笑)、盛りだくさんでしたが・・・。 このツアー中1度しか観ない方には、なかなか良い企画だと思いますが、2度3度観る身には、ちょっと・・・ハハハです。 せっかくいろいろ説明してくれるのなら、バレエ鑑賞マナー(客席内で飲み食いしない、しゃべらない、身を乗り出して見ないなど)についても教えてくれれば良かったのになと思います。 これって何より大事な事ですよね!

演目についての詳しい感想は、あさっての府中を見てからまとめて書きたいと思うので、今日はなぐり書き(笑)

「ばらの精」のプロームはもっといけると思います。今日は初日という事もあるのかあまり良い出来ではなかったような。つーか、これも昨年のコルプの残像がまだ鮮明にあって・・・
「黒鳥のPDD」のコチュビラは、まず髪飾りをなんとかして下さいませ! 極楽鳥が羽を広げたような黒い飾りが、前から見るとお饅頭のように見えてとても変よ~~。 全体の演技は構成を考え直した方がよろしいのでは・・・踊りも今日は不調なのかな? ミャスニコフは少しお疲れか?踊るのが大変そうに見えてしまいました。
「ファンタジー」 予想はしていましたが、内容がよくわかりませんでした。 この演目こそもっと詳しく説明してください! マラトの化粧が変すぎてかわいそすぎ・・・
「バヤデルカ」ここでようやく一息。 プハチョフ、踊りが安定していて美しい。 ステパノワも上手いですね! この方は大きく外す事は絶対無いから安心してみていられます。 回転するときの軸がいつでも全くぶれずに真っ直ぐなのが見ていてとても気持ちがいい! ありがとう! お二人さん!!
「眠りのGPDD」 ロマチェンコワとプロームだから青い鳥とフロリナかと思っていたら結婚式のPDDでした。この2人のは初見。 プロームのソロは出だしはとても好調でばらより安定していたけれど、多分あまり踊っていないのか途中何回か乱れたのが惜しかった。 ロマチェンコワは彼女らしいそつのない踊り。
「ジゼル」 コチュビラもミャスニコフもこちらの方が良かったです。コチュビラは本当に重力を感じさせないふわふわっとしたウィリ。 
「ディアナとアクティオン」 思ったより良かったです。 2人ともややまったり感はあるけれど、それでもペレンのラインはやはり特別に美しいし、マラトもとても頑張っていて、あの長身でのマネージュはすんごい迫力でした。 マラトの高さを恐がらずにアクロバティックなポーズを綺麗に決めるペレンも立派!
「ドン・キ」 この2人はやはり良いですね~~~。 安心する。 でも、プハチョフのベストの襟がなんだかセーラーカラーみたいでちょっと変! ステパノワの扇を使いながらのフェッテも見事。

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いよいよ明日、夏祭り開幕!
2006/07/20(Thu)
さて、しつこいようですが(笑)、マールイ夏祭り組の公演が明日の「きゅりあん」から始まります。
みんなの調子はどうだろうか? 楽しみなり!なのですが、しばらく天気が悪そうですね・・・
気温的には涼しいから、ペテルブルグから来たばかりの彼らにはちょうどいいのかもしれませんが、会場に足を運ぶ人にとっては雨降りはいろいろうっとおしいですよね・・・
一方、シヴァ組は今日の公演は甲斐市で、明日は富山。 甲信地方は大雨に見舞われて土砂くずれなんかもおきてるし、その近辺の方たちも心配ですが、シヴァたちのバスでの移動も心配です。   

そういえば、今回のマールイの公演はチケットの色が3種類なんですよね。 こんな感じ! 


可愛らしいので携帯で撮ってみたものの、古い写メールだから映りが良くないわ・・・

では、明日、初日を観てまいります!
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新国立劇場の「シンデレラ」と大阪初の「ライモンダ」
2006/07/19(Wed)
新国立劇場会員誌のジ・アトレ8月号が届きました。 12月に予定されているアシュトン版「シンデレラ」の記事がありました。 ゲストのアリーナ・コジョカルは、今度こそ本当に来日して新国立劇場で踊ってくれるのでしょうかね? 3度目の正直になるのか? 2度ある事は3度あるなどという恐ろしい事になるのか・・・。 彼女のパートナーのフェデリコ・ボネッリは昨年のロイヤル来日の際に都さんとのシンデレラで観ましたが、なかなかキュートな王子様でした♪ また観られれば嬉しいわ! 彼らの公演予定は3回ありますが、そのうち12月19日(火)は平日なのに公演が14時からなんですね。 何でだろ? なんか、また団体さんとか?? 
ゲスト以外で主役を踊る新国立劇場のダンサーも楽しみなダンサーばかりです。 特に宮内真理子さんがこの公演で全幕復活で山本さんとトリを飾るのは本当におめでとう!という感じです。 あとは、さいとう美帆さんーマイレン、酒井はなさんー山本隆之さん、本島美和さんー中村誠さんという組み合わせ。 マイレンは、5月の「こうもり」での好調だった舞台が記憶に新しいし、本島さんも、新しい役に次々に挑戦していて、誰の日を選ぶか迷いますね~。
「シンデレラ」の解説記事にあったのですが、アグリー・シスターズが誕生したのはアクシデントによるものなのですって!
元々は女性ダンサーに振付けていたのに、一人が怪我をしたために、急遽アシュトンとロバート・ヘルプマンというダンサーが踊ったそうです。 ダンサーの名前がヘルプマン(Helpman?)って冗談みたいな話ですよね・・・。 
クリスマスシーズンに「くるみ」ではなくて「シンデレラ」の魔法の世界を楽しむのもいいですね! 一般発売日は10月7日(土)だそうです。

それから、関西地区の方に朗報! 「ライモンダ」の公演があるそうです。 場所は梅田芸術劇場のメインホールで、10月15日(日)の16時開演との事。
マトヴィエンコ&チェルネンコご夫妻が主演で、アブデラクマンが、なんと山本さんだそうです! え~~?という事は、東京のそのキャストの日も山本さんがアブデラクマンなのかしら? 東京公演のアブデラクマンについてはキャストの発表はまだないですが・・・。 この公演についての問い合わせは新国立劇場ではなく、梅田芸術劇場(06-6377-3800)となっています。 

話は変わりますが、あさってから始まるマールイの「親子で楽しむ夏休みバレエまつり」の27日(木)の新宿文化センターでの11:30からの公演に行ってみようかな~なんて、漠然と思っていらっしゃる方はいらっしゃいませんか? 都合が悪くなった方が泣く泣くチケットを手放されるようなので、もしどなたかおいででしたら、この記事のコメント欄に非公開コメント(管理人の私以外は読むことができません)でお知らせいただければ幸いです。(または、18日の日記のコメント欄をご覧下さい。)
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次は夏祭り(笑)
2006/07/18(Tue)
まだまだ小平でのシヴァコフの舞台の余韻に浸っていたいところですが、もう3日後にはお祭グループ(笑)の公演が始まるのですね~。 私は初日のきゅりあんから観るのですが、もうメンバーは来日しているのではないでしょうか。 光藍社さんのHPにも、メンバーの変更などのお知らせはないので、先発隊同様、予定通りのメンバーが予定通りの演目を見せてくれるのでしょうね! 楽しみです。 
個人的にかなり期待をもっているのが、プロームの「バラの精」。 跳躍がとても美しい彼がどんな踊りを見せてくれるのか! もう一つがステパノワとプハチョフによる「バヤデルカ」のガムザッティとソロルの婚約式のPDD。 プハチョフには端正でエレガントなヴァリ、ステパノワには正確で豪快で魅力的なヴァリを期待しています。 4人のバレリーナが踊る「せむしの仔馬」も初見なので楽しみ! 
でもって、非常に不安なのがペレンとシェミ君の「ディアナとアクティオン」・・・。 心配なのはシェミなんだけど・・・。今年の冬は来日しなかったので去年の夏以来、丸1年ぶりの彼。 去年はちょっと「う~~む」だったのよね、踊りも体型も。 今年は体が絞れていて切れのある踊りを期待してるよ! おととい購入したプログラムに、シェミが片手でペレンの胴を支え、ペレンは左手一本をシェミの肩に乗せ右手と右足を高く上げているアクロバティックな2人の写真が載っているのだけれどすんごいポーズだな・・・ ペレン、恐くないの???と、とても気になったものだから、ルジマトフとレジェニナの「ディアナとアクティオン」の映像を見てみたのだけれど、そんなアクロバティックなポーズはなかった・・・。 振付家にはワガノワの名前しかないですけどねー。 まぁ、当日のお楽しみって感じです!

そうだ、光藍社さんのHPが更新されていて、20日(木)より、マールイの冬のツアーの単券のWeb先行予約が始まるそうです! DMも近々届くという事ですよね♪ ジゼルとバヤデルカのルジのパートナーと、他の演目のマールイの男性パートナーはまだ発表にならないのかな? 
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マールイ「華麗なるクラシック・ハイライト」 7月16日の感想
2006/07/17(Mon)
昨日(16日)のルネこだいらの公演に行って来ました。
とっても良い公演で、楽しい時間を過ごせました。 シヴァコフの成長ぶりがまたまた素晴らしく、昨日は実質の座長だったので、カーテンコールでも皆をリードする落ち着いた彼の姿も見ることができ、ファンとしては大感激の公演でした。 バレリーナたちのパフォーマンスもそれぞれ良かったですが、エフセーエワの上手さ、素晴らしさにびっくりさせられました。


<第1部>

「白鳥の湖」より1幕2場(湖畔)
コシェレワ、シャドルーヒン、フィリモーノフ

フィリモーノフのロットバルトは、初めて見ましたが、ペテルブルグでは踊っているのかな? もともと身体能力の高い人だから、出番は短いながら、なかなか堂々としたロットバルトでした。
シャドルーヒンのジークフリートも初見。 彼は絵に描いたようなノーブルな王子様ですね。 彼の踊りは堅実だし、サポートも安定しているからバレリーナも安心して踊る事ができますよね。 
コシェレワのオデットも今まで全幕で見逃しているので実は初見です。 体の動き、腕の使い方、一つ一つの表情がとても丁寧で優しいオデットという感じでした。 落ち着いた感じのシャドルーヒンとの相性も良いのではないかと思いました。 ただ、コシェレワの場合、もの悲しそうな表情を見せてもどこか微笑んでいるように見えてしまうのが残念です。 
大きい4羽の白鳥の中に、異様に肌の白いバレリーナがいると思ったらエフセーエワでした。 少人数のせいとはいえ、彼女までがコール・ドを務めるのだから贅沢といえばすごい贅沢な舞台。 ミリツェワもヴィジェニナも入っていました。 春に腕を骨折したと聞いていたフィロソワも今回参加していました。 怪我が治って良かったですね! 私の好きなカミロワもいました。 


「竹取物語~月から来た姫~」よりアダージョ
草刈民代、シヴァコフ

昨年の11月にペレンとシヴァコフで披露したパートより少し前から始まったようです。2人とも打ちかけ?のような衣装を着ていました。 シヴァ、また一回り大きくなったような・・・ 体も雰囲気も、という感じです。 昨年、今回と続けてみたせいもあって、やはり全幕を一度は観たいなと思いました。 もちろん、かぐや姫はペレンでね! 草刈さんの踊りは、どう見てもペレンと同じ作品を踊っているとは思えなかった・・・


<第2部>

「眠りの森の美女」よりフロリナ王女と青い鳥のGPDD
ミリツェワ、マスロボエフ

青い鳥の被り物はあのしょぼい去年のままで可哀想だったけど、マスロボエフは今年は好調そうでした。 体も重くなくて跳躍が軽く、アントルシャも余裕があって綺麗でした。 ミリツェワはこの役もずいぶん踊りこんだという感じが出てきて、いつも通りの安定した踊り。 大きい目で表情豊か、かな~り艶っぽい王女でした。


「春の声」
エフセーエワ、シャドルーヒン

ヨハン・シュトラウス2世作曲の「春の声」にガルキナという方の振付。 ピンクのロングドレスのエフセーエワに白シャツに黒の帽子、ベスト、スラックス、ステッキ姿のシャドルーヒン。 くるみのマーシャさながらの明るく愛らしいエフセーエワが帽子やステッキをシャドルーヒンから取り上げて、ちょっとふざけながら踊る姿がとても可愛かったです。 踊りも文句なく上手。 対するシャドルーヒンはノーブル王子様の印象とはうって変わり、エフセーエワに恋して骨抜きにされた男の役をコミカルに好演! 少し遠慮がちには見えたけれど、彼の新しい一面が見られました。


「グラン・パ・クラシック」
シェスタコワ、シヴァコフ

今回の日本公演のために、新たにレパートリーに加えてくれたのだそうです。 そういう思いに感謝ですね!
シェスタコワの濃いブルーの衣装がとても色鮮やかで美しかったです。 きっぱりした踊り方の彼女はバランスも見事でさすがでした。 一方のシヴァコフはあの衣装の色が似合っていたかというと私的にはイマイチな感じもしましたが・・・ シヴァコフは本当に主役を踊るダンサーとして望ましい体型になりました。 今年の冬もそうだったけど、体だけではなく、踊りがとても柔らかく美しくなったので、跳躍しても回転しても舞台上でとても映えます。 またまた惚れ直してしまいました。 ただ、踊りこみの問題でしょうが、サポートにまわるときの表情に余裕がなかったのがちょっと残念だったかな。 


「瀕死の白鳥」
コシェレワ

考えてみればコシェレワは今回2演目とも白鳥で、ちょっとつまらないかな? このツアーが白鳥特訓コースのようになってしまいますね(笑)。 私はオデットよりもこちらの方が好みでした。 儚さはそれほどないけれども、必死で生きようとする姿がコシェレワらしくって・・・ いや・・・しかし・・・思わぬ落とし穴が待っていたのでした。 彼女には全然関係ないんだけど、私の頭の中でサンサーンスの「白鳥」=コルプ(イーゴリ・コルプですぅ)になってしまっていたのです。 自分でも自分の反応にビックリしてしまって、後半はコシェレワごめん!って状態でした。 去年のルジすべで3回観ちゃったからね~、あれを! もう私はバレリーナの「瀕死の白鳥」は堪能できないのかしら? 困った・・・


「海賊」よりGPDD
ヴィジェニナ、ルダチェンコ

ある意味、本日のメイン・イベントだったこの演目・・・。 というのも一昨年の夏から栄養失調気味の?ルダコがヴィジェニナをちゃんとリフトして最後のグラン・ピルエットまで踊りきれるのかというのがすごく心配だったので。 すっごく肩がこりましたが、なんとか無事に終えてくれて良かった良かった・・・って、こんな感想でいいのか? ルダコはちょっと細すぎるかな? あばらが全開だったし・・・ もうちょっと体中に筋肉がつかないときびしいですね。 でも、本人のバレエへの取り組みがいたって真剣であるという事がわかったので、俄然応援モードが強くなりました! この日の舞台も跳躍は綺麗だったし、苦手な部分に力を入れて練習すればルダコ復活の日も近い? ヴィジェニナのメドーラは初見(ルダコのアリもです)。 派手目な顔立ちの美人さんにあのブルーの衣装と髪飾りがとっても似合っていてヴィジュアル的には申し分なし! 踊りも頑張っていたけれど、つめはこれからですね!

   

「ワルプルギスの夜」
エフセーエワ、シャドルーヒン、フィリモーノフ

凄くインパクトのある作品。 ついでにマールイ的な衣装もインパクトあり過ぎ・・・(苦笑) エフセーエワ、すご過ぎ! 先ほどの愛らしい少女とは全然ちがって小悪魔的な魅力。 彼女はどんなにテンポが速い動きでも正確でシャープに踊る事ができるダンサーなのですね。 リフトされてそっくりかえっている状態でパッと凄い速さの開脚などなど、本当に素晴らしかったです。 男性二人の踊りも演技も冴えていて楽しい作品でした。 フィリモーノフは床に足と手をついて反り身になっているところをシャドに手を取られたエフセーエワに踏まれてしまうの。 2、3歩だけど・・・けっこうしんどいだろうーね(笑)


「パキータ」より
草刈民代、シヴァコフ

パリオペのパキータを見た後でも、例え一人一人のダンサーの技量がパリオペのダンサーの方が上だろうが、なお、マールイのパキータの方が美しいし、素晴らしいと思う私です。
が、しかし、この日のとりの「パキータ」。 とっても複雑な思いで観ていた「パキータ」・・・ 真ん中を踊るバレリーナ・・・ちょっと・・・顔だけ作ってもダメだわよ~~~。 という事でシヴァの「パキータ」でした(笑)。
ヴァリエーションを踊ったのは、ガヴリレンコワ、シシコワ、ミリツェワともう一人。 3人目のバレリーナが誰なのかわからなかった。 けっこうパキパキ踊る人で好きなタイプだったんだけど誰なんだろう?
シヴァコフはグランパより、こちらの方が良かったと思います。 この人こんなに踊る姿が柔らかく美しかったかなと嬉しい驚きでした。 何もかも良かったけれど、マネージュが特に綺麗で良かったな。 一人パキータで可哀想ではあったが・・・ブラボーでした! グランパも観ての感想なのだけれど、やっぱりシヴァにはペレンが似合うと思う。 特別なケミストリーというほどではないのだけど、お互いの良いところがすごく輝きあって、2人で作り出す雰囲気も何とも言えない華やぎがあると思うのです。(ファン馬鹿は重々承知) グランパかパキータ、どっちでもいいから今度はペレン&シヴァで見せてください~~~~~!

この夏、たった1回きりのシヴァコフでしたが、その成長振りにとても満足して幸せな思いで一杯になりました。 自分が座長役を務めた1回きりの東京公演が満員御礼で、客席からのこの日の公演に対する温かい空気や、各ダンサーに対する熱い思いも彼に十分伝わったのではないでしょうか? ダンサーと観客が一体になって生み出すマールイ公演の独特な温かさの中、彼がダンサーとしての幸福感を味わってくれていたら、こちらとしてもこの上なく幸せに思います。
どうか、残りの公演を皆怪我などせずに、無事終えてくれますように!
そして、また12月に大好きなダンサーの面々と再会できますように!
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ダン・ブラウンの「天使と悪魔」
2006/07/15(Sat)
          

映画の「ダ・ヴィンチ・コード」がとても面白かったので、原作を読んだら登場人物のバックグラウンドなど、さらに詳しい事がわかってもっと面白いにちがいないと思い、原作を読んでみました。 シラスと執事の人物像、サー・リーと執事の関係などは映画よりも良くわかったけれど、あとは思ったほどの大差はありませんでした。 2時間半という時間の中で、よく原作のストーリーを壊さないで忠実に映画化したなと感心しました。
映画を観てから本を読んだわりには、トム・ハンクスもオドレイ・トトゥもあまりちらつかなかったけれど、シラスはやっぱりあのポール・ベタニーが頭の中を駆け巡っておりました・・・(笑)。 あとはジョン・レノかな? 結局この2人の印象が私の中では相当強かったようです。
そして、ロバート・ラングドン主人公の第1作目である「天使と悪魔」を今日、読み終わりました。 
舞台はヴァチカン市国とローマです。 こちらも映画化が決まったそうですが、「ダ・ヴィンチ・コード」の撮影にルーブルが協力してくれたようにヴァチカンが協力してくれるとは思えないなぁ・・・
私が唯一旅行をした事のあるヨーロッパの国がイタリアで、ローマでは丸2日自由時間が取れたので、ヴァチカン美術館はほぼ1日かけて見ることができました。 圧倒されそうなほど、現実ではないと思うほど素晴らしい世界です。
物語はとても面白かったのですが、原作を忠実に映画化したら間違いなくR指定かPG-12になるんじゃないかと思われる描写がかなりありました。
ロバート・ラングドン役にトム・ハンクスが決まったという話はまだ聞いていないけれど、トトゥが演じたソフィーのようにラングドンと行動を共にする事になるイタリア人女性、シラスのような犯罪者、ファーシュ警部みたいな隊長など、物語の核になる登場人物のキャスティングが凄く楽しみです。 「え~~~っ」なんていう人選がなければいいけどな!
尚、作者のダン・ブラウン氏は現在、ロバート・ラングドン主人公の第3弾を執筆中だそうです。
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ダイヤモンド・イン・パラダイス
2006/07/14(Fri)
「ダイヤモンド・イン・パラダイス」 
原題 : AFTER THE SUNSET (2004年 米 98分)
監督 : ブレット・ラトナー
出演 : ピアース・ブロスナン、サルマ・ハエック、ウディ・ハレスソン
鑑賞日: 7月8日(DVD)


ナポレオンが持っていたという、3つの「ナポレオン・ダイヤモンド」の内、2つを手に入れたマックス(ピアース・ブロスナン)は、これを最後に泥棒家業から足を洗い、仕事のパートナー兼恋人のローラ(サルマ・ハエック)とカリブ海の島で優雅な隠居生活を送り始める。 しかし、その島に3つ目のダイヤモンドを展示した豪華客船が1週間停泊する事を、二つ目のダイヤをマックスにまんまと奪われ、彼への復讐に燃えるFBI捜査官スタン(ウディ・ハレルソン)から聞かされるとマックスの心は再び・・・

いや~、思った以上に面白かったです。 というか? こんなにコミカルタッチの強い映画だとは、思っていなかったので、ダイヤを狙う大泥棒の巧妙な手口と、その宿敵であるFBI捜査官の追撃のスリル満点のマットウバトルなんていうのを期待していたとしたら大ハズレです!
舞台はカリブ海のリゾート。 海好きの私にはたまらないロケーションです。あんなところで1ヶ月くらい俗世を忘れて、好きな音楽を聴き、映画を観、好きなお酒を飲んでゆっくりできたら、これぞまさしく極楽だろうなぁ~~~。
ローラ役のサルマ・ハエックが惜しみなくナイス・バディーを披露してくれるのだけれど、一番最初に海に飛び込んでいったシーンは、「007・ダイ・アナザー・デイ」でハル・ベリーが海から上がってくるシーンをパロッているような気がしないでもなかったけど、考えすぎか・・・

マックスとスタンの掛け合いはもう面白すぎ! (この2人を見て、ルパン3世と銭形警部を思い浮かべる人もきっと何人かいるはず! もちろん銭形ほどの愛はないけれど・・・)ピアースはそれほど2枚目路線をくずすほどではないけれど、ウディ・ハレルソンの方は大爆発! 成り行きで2人でボートの上で裸の体に日焼け止めを塗り合うとか、一つのベッドで一夜を過ごす?とか・・・ ハレルソンの貢献度大です! 「スタンドアップ」でのクールな弁護士役がまだ記憶に新しいだけにギャップの大きさにびっくり!  しかしなぁ、私にとってのFBI捜査官というのはモルダー&スカリーだけに、そっちの方もメチャクチャにしてくれたよなぁ!

そんなドタバタの中にも、征服欲を満たしてきた泥棒稼業への未練とローラとの約束の狭間で揺れるマックスの葛藤なども描かれているのだけれど、その辺は付け足し程度の描写かな?

でも、決して観て損のない映画です。 疲れている時に、自家製トロピカルドリンクでも飲みながらどーぞ!
レンタルDVDは何の特典もなかったけれど、NG集が見てみたいです。 多分たくさんナイス・カットがあるのでは!(笑)
あー、それにしても、ピアース! まだまだボンドイケルのに!!

ピアースは、「華麗なる賭け」のリメイクである「トーマス・クラウン・アフェア」でも、泥棒を趣味とする主人公を演じていますが、そちらの方がスリリングだし、ジェームズ・ボンドなみの彼の麗しいスーツ姿を拝む事もできます。 映画自体もとてもお洒落な感じで、私の好きなルネ・ロッソが共演していて、まさにゴージャス・カップルという感じです。 まだ観た事がないという方にはお薦めの一本です!
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マールイの「ライモンダ」
2006/07/13(Thu)
マールイの「ライモンダ」のペテルブルグでのプレミアスケジュールが発表になりました。
11月16、18、19日と3公演続けて行われるようです。 マールイのHPのプレイビルで確認ができます。 という事はトリプルキャストなのかしらん? ダンマガのインタビューでペレンがライモンダを楽しみにしていると言っていましたから、きっと彼女はタイトルロールを踊るのでしょうね。 多分シェスタコワもでしょう。 あと一人は誰だろう? コシェレワが踊りたいと言っていたけれど彼女なのかなぁ? それともコチュビラ? いやいや、ハビちゃんかな? 女っぽくなってきたエフセーエワだってありだよね! う~~ん、本当にマールイもプリマが増えましたね!!
ジャンとアブデラーマンもそれぞれ誰がキャストされているのかな~? 知りたい事だらけです。
ただ、ちょっと気になるのが、上演時間が15分の休憩を一回挟んで2時間の2幕仕立てで短いという事・・・・
振付だけでなく、ストーリーもボヤルチコフ版なんだろーか? ボリショイのセメニャカのDVDは140分強だし、新国立のも休憩は2回入ったけれど3時間弱だったような気がするし、どんな感じに仕上がっているのだろう??? 楽しみだけど不安・・・でも早く観たい!
2007~8シーズンで持って来てくれますように!! 

さて、それはそうと、マールイの夏ツアーはシヴァコフ班(笑)の明日の前橋公演から開幕です♪ ダンサーの方たちは11日にすでに来日しているそうだし、光藍社さんのHPにも特別変更などのインフォメーションは出ていないから、予定通りのメンバーで予定通りの演目が見られそうですね。 シヴァたちのグループは日本初披露の演目が多いのでとても楽しみです。 来日していきなりのこの蒸し暑さはきついかもしれないけれど、日本の夏も慣れている彼らの事だから、今年もベストな状態で素敵な舞台を見せてくれるのでしょうね。 こちらも気合を入れて!(笑)見に行くぞ!!
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「こうすけ」さんのサンクト・ペテルブルグ旅日記⑧
2006/07/12(Wed)
「こうすけさんのサンクト・ペテルブルグ旅日記・4月29日(土)その8」
18時になったころ、今度は、中庭への通路から、一人の女性が出てきました。この時間に帰るということは、今日は出番がないということですね。私がここにいるのをすでに知っていたかのように、その方は通路から出てきてすぐ、数十メートル先にいる私に気がついてくれて、手を振りながら近づいてきてくれました。そして、ハグして私を迎えてくれました。その方とは、アナスタシア・ロマチェンコワさんです。ロマチェンコワさんは、明日ジゼルをやるとおっしゃっていましたので、今までその練習をしていたのでしょう。
 その後、私が気がついた範囲では、パヴェル・ノヴォショーロフさん、アンナ・スホワさん、タマラ・エフセーエワさん、ユリア・カミロワさんが劇場入りしました。そして、18時30分を過ぎたころ、指揮者のセルゲイ・ホリコフさんが来ました。ということで、今日の指揮者はホリコフさんであることがわかりました。いよいよ気分が盛り上がってきました。
劇場はすでに開場しており、そろそろ入ろうかどうか迷っていたころ、今度はキリル・ミャスニコフさんが通路から出てきました。ミャスニコフさんも尊敬すべき方ですね。以前、日本での夏公演の時でしたか、カーテン・コールの際に、ペアを組んで踊っていたエレーナ・エフセーエワさんに知人が座席から花を贈ったところ、終演後、その知人は、ミャスニコフさんからお礼を言われたそうです。明日は、ジゼルのアルブレヒトをやると教えていただきました。一足先に帰られたロマチェンコワさんと練習していたのでしょう。今晩は、これからsmall concert の仕事があることや、また7月には日本に行くことなどをお話いただきました。
時刻も18時40分と開演まであと、20分になりましたので、私は、劇場の中に入ることにしました。結局、この時点までにお目にかかれたのは、以上の方々であり、例えば、ガルネツさんや今晩のジークフリートのシヴァコフさんなどにはお目にかかれませんでした。ちょっと心残りでした。

館内には、もうかなりの観客がいらっしゃいました。中にはバスで乗り付けた日本の団体さんもいました。ロビーには、バレエのビデオ・DVDの売店やマトリョーシカなどのロシア土産の売店が出ていました。


まず、私はクロークで荷物を預けました。日本と違って無料ではないのです。10ルーブル支払いました。身軽になったところで、そして、プログラムを買いました。ロシア語版は20ルーブルなのに対し、英語版は少し大型ですけど、100ルーブルしました。どんなものだかよくわかりませんでしたが、とりあえず英語版を買いました。


ただ、プログラムといっても、日本公演で光藍社さんが作っているのとはほど遠い、シンプルなものです。まず、カバーの台紙の内側には、この劇場のオペラとバレエのレパートリーが書いてあります。


カバーの中には2枚の白い紙が書いてあって、うち1枚には、演目のストーリーが書いてあって、もう1枚には本日の主要キャストが書いてあります。そう、これだけなんです。写真なんて全然ないんです。ちょっと残念でした。だから、ロビーに当日の主要キャストの写真が掲出されるんですね。後日、ステパノワさんと劇場のプログラムを売っているコーナーに行った時に、劇場の歴史などが書いてある本もちらっと見ましたが、かなり前に作られたものらしく、バレリーナの集合写真は、ステパノワさんが入団する前のものでした。
ここまでは、チケットがなくても入れるところでしたが、いよいよチケットをもぎってもらって客席の方に進みました。中に入った時の第一印象は、「えー、狭い。(芝居)小屋みたい。」というのが、言葉が悪いですが、正直感じたところです。特に舞台の幅が狭い感じがしました。横が20席ほどしかありませんからね。「マールイ」とは、ロシア語でもともと「小さい」という意味ですから、それも当然なのかもしれませんね。装飾については、少し古めかしい感じもしましたが、テレビ番組やビデオで見ていたとおりに美しく、とうとうレニングラード国立バレエの本拠地の劇場に着いたんだなあと、実感しました。
席は1階のアリーナ席でした。他の劇場も同じだと思いますが、座席は木製の大型のイスが1つ1つ並べられている感じです。ただ、床には、傾斜はあるものの、緩やかなため、前に人が座ると、ちょっと見にくくなります。
さて、みなさんの関心のあるその日のキャストですが、キャスト表に記載のある部分で挙げていきますと、次のとおりになります。

オデット/オディール:イリーナ・ペレン
ジークフリート:ミハイル・シヴァコフ
ロットバルト:マラト・シュミウノフ
王   妃:ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師:アンドレイ・ブレグバーゼ
パ・ド・トロワ:コシェレワ、ステパノワ、プハチョフ
スペインの踊り:ポリョフコ、オシポワ、マラーホフ、リャブコフ
ハンガリーの踊り:グリゴルツァ、ポドショーノフ
大きな白鳥:カミロワ、ヴィジェニナ、バルエワ、ロバノワ
小さい白鳥:ニキフォロワ、ソロヴィエワ、アヴェロチキナ、リィコワ

そうこうしている間に、開演の時間が近づいてきました。土曜の夜の、それもペレンが出る白鳥の湖だからでしょうか、客席はほぼ満席になりました。いよいよ開演です。
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インサイド・マン
2006/07/11(Tue)
「インサイド・マン」 
原題 : INSIDE MAN (2006年 米 128分)
監督 : スパイク・リー
出演 : デンゼル・ワシントン、クライブ・オーウェン、ジョディー・フォスター
鑑賞日: 7月1日(立川シネマ・ツー)

マンハッタン信託銀行で白昼、強盗事件が発生。ニューヨーク市警おフレイジャー捜査官(デンゼル・ワシントン)は現場に急行する。だが、頭脳明晰なダルトン(クライブ・オーウェン)に率いられた犯人一味は、人質に自分達と同じ服を着せ、犯人の特定を困難にさせるなど、巧みに捜査をかく乱する。 (DVDでーたより)





デンゼル・ワシントンの映画は全部見るぞ!という私。 そこにジョディー・フォスター、クライブ・オーウェンが出演し、スパイク・リー監督となれば、どんな映画なんだろうと興味をかき立てられる。
が、サスペンスというには、犯人は最初から判っているし、大勢の人質を取った銀行強盗事件だけれど、人質の生死や事件の展開に関してハラハラするのもごく最初のうちだけだったので、スリリングという点ではいささか物足りなかった気はする。 ダルトンの目的が金品強奪でない事は明白だったので、本当の狙いは何なのかという事を匂わすのが、辣腕弁護士マデリーンのジョディー・フォスターとマンハッタン信託銀行会長のクリストファー・プラマーのやり取り。 この人も年をとったらやけに悪役が似合う人相になっちゃったな・・・
完全犯罪のプロットとしては、それなりに良く出来ていて面白かったけれど、この事件がまだ、いくらかの緊迫感を持っていた時点で、時間を進ませて、開放された人質の尋問の様子を入れたのは、私的には一気に緊張感を失わせるものとなって逆効果に感じた。
一番うけたのは、NY市警の警官たちは誰一人、犯人グループが仕掛けた録音テープの言語が何語なのか全く分からなかったので、フレイジャーが信託銀行の周りに集まっている野次馬たちにそのテープを聞かせて言葉を理解できる人間を探したシーン。 NYが人種のルツボである事と、東欧民主化に巻き込まれて政権が不安定なアルバニアを引っ張り出したのもスパイク・リーならではのアイディアなのだろうか? 開放した人質の一人がアラブ系だったためにおこる警官たちのパニックなど、いろいろな社会的問題も詰め込んであるけれど、そういった他要素を詰め込みすぎたせいで、肝心のストーリーがインパクトを失ったのではないかと思う。
それでも、ワシントン、オーウェンのそれぞれのキャラクターの味が出ている演技と表情などはさすがの存在感だった。 それに申し訳ないけれど、ジョディー・フォスターはこういう鼻っ柱の強い傲慢な女性役が様になるんだよなー、フライトプランの母親役より・・・。
というわけで、すっごい秀作を期待してかまえて見るより、軽い気持ちで見たほうが楽しめる映画だと思います。 

デンゼルの魅力がもっともっと光っているお薦めの映画を2本。


サスペンス色濃厚で、動けない状態での演技が素晴らしかったデンゼルと、まだ初々しいアンジェリーナ・ジョリー共演の「ボーン・コレクター」



犯してもいない殺人罪で30年も投獄された実在のチャンピョンボクサー、ルービン・カーターを演じた「ザ・ハリケーン」

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「こうすけ」さんのサンクト・ペテルブルグ旅日記⑦
2006/07/10(Mon)
「こうすけさんのサンクト・ペテルブルグ旅日記・4月29日(土)その7」
劇場前の広場は、駐車場として利用されていて、観客だけでなく、車で来た団員のみなさんもそこに車を停めています。そんな劇場前の広場で最初に目に入ったのが、ヴィタリー・リャブコフさんです。マラーホフさんと同様、白鳥でよくスペインの踊りをされる方です。

そして、17時40分ごろ、いよいよ、プハチョフさんの奥様で、この日、旦那とコシェレワさんとパ・ド・トロワをやることになっていた、オリガ・ステパノワさんがやってきました。今思うと、ネフスキー・プロスペクト駅の方から歩いて来られたので、プハチョフさんとは別に地下鉄で来られたようですね。今回の旅行でいちばんお世話になった方です。私が来ている事はすでにプハチョフさんから聞いてご存知でしょうから、お会いしても驚いてはいらっしゃいませんでしたが、数十メートル先にいる私に気づくと手を振って迎えてくれました。ステパノワさんの写真を撮ろうとしたら、一緒に撮りましょうよと言ってくださり、近くにいたラブリニェンカさん?(正しい名前かどうかわからなくて恐縮です。違ったらすみません。以前、NHKのBSでやった、サンクトペテルブルグからの生放送番組で、その日に結婚式を挙げた花嫁さんとして登場された方です。ステパノワさんも友人として出ていました。メジャー・リーグの番組のあと、たまたま見ていただけだったので、ステパノワさんが出てきた時は、本当に腰を抜かしました。)にシャッターを押すよう頼んでくれました。

そんな事をしていた17時50分ごろの事でしょうか。一人の女性が慌ただしく楽屋入口のある中庭に入っていきました。その女性とは、そう、今日の主役、イリーナ・ペレンさんでした。ペレンさんは、私に気づいてくれて、ニコッと微笑んでくれました。その後、マラト・シュミウノフさんがやって来たので、今日のロットバルトはマラトさんがやるという事がわかりました。私は、マラトさんに「もうかりまっか」「めんそーれ」などの方言を教えたり、日本でのバレエの公演情報を提供したりしていて、顔なじみです。彼も急いでいるようでしたが、私に気づいて、さっそく「もうかりまっか」とあいさつしてくれました。2005-2006の冬公演に来日しなかったから、私の友人がとっても悲しんでいたよ、ということだけは告げました。開演まで1時間ちょっとですが、二人が出るのは、第2場からですから、まだ大丈夫ですかね。
さて、私の目の前にいる、ステパノワさんの出番はもっと早いので、ステパノワさんも「終演後はここで待っていて」との言葉を残し、劇場に入っていきました。
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「こうすけ」さんのサンクト・ペテルブルグ旅日記⑥
2006/07/09(Sun)
「こうすけさんのサンクト・ペテルブルグ旅日記・4月29日(土)その6」
まだ、マラーホフさんやコシェレワさんと話をしている間に、劇場に入っていく二人のバレリーナがいらっしゃいましたので、紹介しておきます。お一人は、エレーナ・ニキフォロワさんです。白鳥では小さい白鳥、くるみでは中国の踊りをよくやる方です。ニッコリ微笑んでくれました。もう一人の方は、スヴェトラーナ・ツェルノさんです。私に気がついた時、日本語で「こんにちは」と言ってくれました。嬉しいですね。
さて、チケット窓口の話に戻りますが、私が買った右側の窓口には、先客がいたので、左側の窓口の女性に恐る恐るチケットを見せました。訳のわからないロシア語でまくし立てられたら、どうしようかと思ったからです。でも、その女性は、チケットをじっくり見ていたものの、私には何も質問することなく、右側の窓口の女性の接客が終わるのを待って、そのチケットを右側の窓口との女性に渡してくれました。私も右側の窓口に移動すると、右側の女性は、「Today?」と聞いてきたので、「Да」(はい)と答えると、「Oh! Sorry, mistake! 」と言って、渡したチケットが間違いだった事を認め、パソコンでチケットの検索をしはじめました。プハチョフさんが「今日の白鳥の湖のチケットはもうない」とおっしゃっていたので、やっぱり、窓口の女性に「Sorry, no ticket, today」と言われてしまうのかなあと、ドキドキしながら待っていると、その女性は、外国人向けの料金表を見せながら、一番高い1,500ルーブルの席ならあると言ってきました。一番高いといっても、日本円にすれば、6,000円ですし、もちろん、それでいいと返事をし、差額を払ってチケットを手に入れました。

それが写真のチケットです。外国人ゆえ、チケットは2枚つづりになっていて、1枚目は、ロシア人に適用される、もともとの料金の300ルーブル(1,200円)、2枚目が外国人に適用される割増料金の1,200ルーブル(4,800円)です。前述したとおり「Лебединое озеро」は「白鳥の湖」で、「Рад」は「列」、「Место」は「席」を意味しています。そして「Цена」は「価格」で、「р.」が通貨単位の「ルーブル」(約4円)の略です。
 先ほど、プハチョフさんたちに説明したところと席が変わってしまいましたが、ようやく正しい白鳥の湖のチケットを手に入れることができました。せっかくサンクトペテルブルグまで来て、ペレンさんとシヴァコフさんの白鳥の湖が満席で見られなかったら、ホントに悔しいですから、ホッとしました。もし、満席でチケットがなかったら、入口付近で待機して、余ったチケットを持っている方を必死に探そうかと思っていましたし、いざとなったら、シードロフさんに舞台袖からでもいいですから見させてくださいと頼もうか、とまで考えていました。いろいろありましたけど、そこまでせずに、7列目の16番という、いい席のチケットが買えました。
じゃあ、プハチョフさんがおっしゃっていた「今日の白鳥の湖のチケットはもうない」の意味は何なのか、とその時点で考えてみました。恐らく、プハチョフさんがおっしゃっていたチケットとは、関係者やマスコミなどのために、バレエ団が一定数用意している招待席のチケットの事なんだろうと思いました。
チケットを手に入れたところで、まだ17時20分ごろで、19時の開演まで、まだまだ時間があったので、再び劇場の外に出て、どなたか団員に会えないか、劇場の前をうろうろしてみました。

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尚、7月4日掲載分で、一部内容を下記のように訂正してあります。
現地で会った日本の方(その方は、続編で改めて紹介しますが、「小野田みどり」さんとおっしゃいます)に後から聞いたのですが、マラーホフさんは、ワガノワの振付師コースで学び、現在はさらにそのコースの大学院生として勉強を続けていて、さらに、仕事と学業の合間に、ダンサーを使って自ら作ったものの撮影をしたりしているそうです。
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夏のバレエ祭りがもうじき開幕(笑)
2006/07/08(Sat)
NBSからバレエフェスティバルの会員分チケットが届きました。 ABプロは希望通りの日程で、全幕プロも希望したコジョカルとルグリの「ジゼル」が取れていたのはわかっていましたが、果たしてどの辺の席なのかな~とちょっと不安でもありました。 Bプロはかなり前の方でしたが、トイレダッシュ(笑)には都合の良い席なのでまぁ、いいか! 残りの二つはわりと好みの位置だったので良かったです。
お友達サイトさんで知ったのですが、全幕プロの東京バレエ団のキャストが決まったようです。 こちら
今回、私は全幕プロは「ジゼル」2つを取ったのですが、「ドン・キ」のメルセデスの由賀子さん、エスパーダ!の高岸さん、ジプシーの娘の井脇さんは見てみたかったな。 「ジゼル」では、3月の斉藤さんの時に見られなかった由賀子さんのミルタと井脇さんのバチルド姫が見られるのが嬉しいな! 私は東バでは男性ダンサーのご贔屓は残念ながらいないのですが、バレリーナは井脇さん、由賀子さん、小出さんが好きなのです。 3人ともまるっきり個性が違うけど・・・

来週の週末からは、いよいよマールイの夏祭りが始まります。 マールイ3公演を皮切りに都さんのジゼル、バレエフェスが4回と今年の夏もバレエ三昧という感じです。 楽しみだ!! 
同じようなスケジュールをこなされる方も多いと思います。残りの梅雨の時期、梅雨明け後の猛暑(多分)、体調管理を万全にしてバレエ鑑賞に臨みましょう!!
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ポセイドン
2006/07/07(Fri)
 「ポセイドン」  
原題 : POSEIDON (2006年 米 98分)
監督 : ウォルフガング・ペーターセン
出演 : ジョシュ・ルーカス、カート・ラッセル、リチャード・ドライファス、エミー・ロッサム
鑑賞日: 6月24日(新宿ミラノ)

大晦日の夜、豪華客船「ポセイドン号」では、多くの乗客がニュー・イヤーズ・イブのパーティーを楽しんでいた。 しかし、海上では信じられないような巨大な波「ローグ・ウェーブ」が船に迫っていた。 必死に舵を取り船の向きを変えようとするものの、ローグ・ウェーブは船側を襲い、ポセイドンは船底を上に転覆してしまった。 ほとんどの乗客が命を失う大惨事の中、生き残った人々はボール・ルームなら安全という船長の言葉に従い救助を待つ事にしたが、プロギャンブラーのディラン(ジョシュ・ルーカス)はそれが危険な事だと判断し、今は天井に位置している船底をめざし単独行動に出る。 ディランの様子に気づいた元ニュー・ヨーク市長のロバート(カート・ラッセル)と9歳の少年コナー(ジミー・ベネット)と母親のマギー(ジャシンダ・バレット)、ロバートの娘のジェニファー(エミー・ロッサム)、彼女の婚約者のクリスチャン(マイク・ボーゲル)、自殺をするつもりだったリチャード(リチャード・ドライファス)などが加わり、彼らの船からの脱出劇が始まった。

オリジナルの「ポセイドン・アドベンチャー」はテレビで何度か細切れに見た事があるだけで、全編をきちんと見たことはありません。 だからオリジナルのそれぞれのキャラクターの設定の見事さとか、対立、葛藤、成長という人間ドラマ的な面に特に思い入れはないし、比較の対象ともなってはいないので、「ポセイドン」は、次から次へと襲ってくる困難と恐怖に立ち向かい船から脱出するためのサバイバルストーリーとして楽しんで見る事ができました。 観る前は98分とは、パニック映画と言われているわりには短いと思ったけれど、実際、ローグ・ウェーブにのまれて船が転覆してからは、中だるみのない緊張の連続だったので、見ている方もあのくらいの時間が限界かという気もしました。
実際に恐ろしい惨劇に巻き込まれた場合、人間の自然な思考・感情として「まず自分」というのがあるのは当たり前だと思うし、その中で他人を押しのける事もあるだろうし、我を忘れて誰かを一生懸命助ける事もあると思う。 誰もがその両極端な行動のどちらもとる可能性があるのではないでしょうか。 ペーターセンはその辺を適度なバランスで描くことによってリアリティーを持たせ、前作には出来なかったCG効果で視覚的なエンターテイメント性をプラスして重きを置くというアプローチを取ったのだと思います。 


ディランとロバートを先導役とする脱出組は総勢10人。 確かに個々人のキャラの設定は弱いけれど、現実なんてそんなもんだと思う。 それでもディランは何気に元海軍からギャンブラーに転身したわけアリ人物だし、ロバートは元消防士&元ニューヨーク市長という都合の良い設定になっていて、水にはディラン、火にはロバートという専門家を配置(笑)。 
ディランと母子、ロバートとジェ二ファーと婚約者、リチャードとエレナ(ミア・マエストロ)という3つの人間関係が出来上がり、それぞれが生死をかけた状況にぶち当たり、それぞれの結末が待っている。 いずれもジョシュ、カート・ラッセル、リチャード・ドライファスが好演していたのであっさりとした中にも光るものはあったと思います。
なんといってもジョシュがかっこ良すぎ!! あのブルー・アイとちょっとはにかんだような笑顔が最高にいい!
映像的にはかなり満足できると思います。 オープニングでいきなり海洋に浮かぶポセイドンが映り(美しい船だね~~)、船上をジョギングしているディランをカメラが追い、デッキのプールで寛ぐ人たちの様子を捉えた後、船の全形が映し出される。 このシーン、ディラン役のジョシュ以外は全部CGだそうです。 すっごくリアル!

この映画を見て、カート・ラッセルがお気に入りになった方、「テキーラ・サンライズ」という1988年の映画ですが、若かりし日のカート・ラッセル(写真右)のなかなか渋い姿が見られます。 メル・ギブソン、ミッシェル・ファイファー共演です。
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1年経ちました!(BlogPet)
2006/07/07(Fri)
きょうは、シロジャビが俳句を詠んでみようと思うの

 「先日の 達成したる かなりなり」


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「シロジャビ」が書きました。
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1年経ちました!
2006/07/06(Thu)
気が付けばなんと、ブログを始めてから1年が経ってしまいました。
バレエや映画の感想、日々感じた事などを後から振り返れるように書き留めておきたいと思う気持ちが強くなって去年の7月1日から始めたわけですが、あっという間の1年でした。 この間、ブログに遊びに来ていただいた方々、支えてくださった方々に大感謝です! ありがとうございます!! 
バレエの感想は相変わらず素人丸出し感想だし、映画も新しい映画を追いかけるのが精一杯で、昔の映画を引っ張り出してきてお勧めしたいという最初の目的は果たせていませんが、これからもこんな調子でやって行きたいと思いますので今後もよろしくお願いします。

あぁ、それにしても、今年は好きなアスリートの方たちのショックな出来事が多い年です。まだ半分経っただけなのに・・・ 王監督が胃の腫瘍の手術のためにシーズン半ばで現場を離れるという昨夜の第一報を聞いた時は沈みました・・・。 今年はWBCもあったし、かなりの心労があったのですよね。 アメリカから帰って来たときは8キロ体重が減っていたそうですし。 王さん=野球みたいな方が人生そのものである野球の現場から離れなくてはならないのはさぞかし悔しいだろうと思いますが、悪いところを早く治して必ず戻ってきて欲しいです。  仰木さんの訃報、松井の骨折、バレーの吉原の引退、つい先日の中田の引退表明・・・ 中田は、サッカーにそれほど興味の無い私が、この選手のサッカーが好きという唯一の選手だっただけに、本当に残念です。できればもうちょっと違った達成感を味わったうえで引退させてあげたかったなぁ、例え29歳の若さで辞めるとしても。

さて、これから、ウィンブルドンの準決勝、シャラポワvsモーレスモです。何時まで眠くならないで見ていられることやら??? シャラポワ頑張れ!
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「こうすけ」さんのサンクト・ペテルブルグ旅日記⑤
2006/07/06(Thu)
「こうすけさんのサンクト・ペテルブルグ旅日記・4月29日(土)その5」
私がサンクトペテルブルグに来て3番目に会えた方、というか、最初に会えたバレリーナは、イリーナ・コシェレワさんでした。ありがたいことに、コシェレワさんは、私との再会をとても喜んでくれている様子で、私は、コシェレワさんと握手をしました。でも、ホントのことを言うと、私としては、コシェレワさんとはハグして再会のあいさつをしたかったのです。
というのも、今年の1月に東京のある劇場にいた時、近くに新国のマイレン・トレウバエフさんがいたので、私がコシェレワさんに「あちらにトレウバエフさんがいるよ」と教えてあげたところ、コシェレワさんはトレウバエフさんのところへ行って、ハグして再会を心から喜んでいました。もともと同じバレエ団にいたんですもんね。そんなシーンを見ていたので、私もそんな感じで再会したかったのです。
私は、今では、もちろん団員の皆さんのファンですが、何を隠そう、元々はコシェレワさんオンリーのファンだったのです。サンクトペテルブルグに来たからには、会わずに帰れないと最も思うのは、コシェレワさんでしたから、今回の旅行で最初にお目にかかったバレリーナが、コシェレワさんであったのは、私にとって、本当にラッキーなことであり、とてもハッピーでした。この日は、プハチョフさんからすでに聞いていましたけど、コシェレワさんからも、パ・ド・トロワを踊ると教えてもらいました。来日公演でも何度かやっているようですが、私にとって、コシェレワさんのパ・ド・トロワを見るのは、初めてなので、本当にワクワクしました。一方、マラーホフさんは、今日は私の大好きなスペインをやると聞き、とてもうれしく思いました。スペインといえば、あとは、モストバヤさんに加わってもらえれば、最高なのですが。(しかし、残念ながら、その日のスペインの女性パートはモストバヤさんではでありませんでした。)

コシェレワさんにもおみやげを渡した後、私はコシェレワさんと少し話をしながら、ああ、ホントにコシェレワさんは日本ではなくてサンクトペテルブルグにいるんだ、としみじみ思いました。
マラーホフさんとコシェレワさんにも、私のチケットを見せましたけど、二人は首をかしげて、よくわからないとおっしゃっていました。
そして、二人は、そろそろ劇場に入ってメイクをしなければならないとのことでしたので、私は記念に二人の写真を撮らせていただきました。

まるで、カップルであるかのように、仲よく腕を組んでくれました。
二人を見送った後、私は、再び劇場内のチケット販売窓口に行き、持っているチケットを見てもらうことにしました。 

(M注:コシェレワとマラーホフの写真の掲載については、ご本人たちのオーケーは取れていませんが、特にマイナスイメージになるような写真ではないという事で掲載しました。ちなみにこのお2人は、アットホームなマールイの先輩・後輩です。
昨夜はブログの具合が良くなくて日記がアップできませんでした。最近ちょっと動きが重いなぁ・・・)
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「こうすけ」さんのサンクト・ペテルブルグ旅日記④
2006/07/04(Tue)
「こうすけさんのサンクトペテルブルグ旅日記・4月29日(土)その4」
この段階では、まだプハチョフさんだけにしかお目にかかっていませんでしたが、17時10 分ごろ、いよいよ次のダンサーにお目にかかる事ができました。その方は、アレクセイ・マラーホフさんです。サングラスをかけていらしたので、すぐにはわかりませんでしたが、中庭に入ってきた人がマラーホフさんだと私が確信を持つ時には、マラーホフさんも私の事に気づいてくれて、とても歓迎してくれました。 今となっては明確には覚えていませんが、日本語で「お元気ですか? お会いできてとてもうれしいです。」などとおっしゃってくださいました。普段、サンクトペテルブルグでどれだけ日本人と話す機会があるのかはわかりませんが、予告なしに突然、私に会って、とっさに日本語が出てくるとは、かなり日本語の練習をしてくださっているのかなと思いました。私としては、そのへんの挨拶をロシア語でしようとがんばって暗記していたので、ちょっと拍子抜けしましたが、そんな事より、日本語で挨拶してくれたことがとても嬉しかったです。さっそく、日本から持ってきたおみやげ(カステラ)をお渡ししました。
もともと私は、マラーホフさんの大ファンなのです。日本で初めてお見かけした時、服装が地味なので、とてもバレエダンサーには見えず、どこかのビジネスマンにしか見えなかったのですが、とても感じがよくて、誠実そうで、また話してみると結構明るい方で、とにかくいい人です。もちろん、バレエも演技もうまいし、バレエ団にとっては貴重な存在ですよね。尊敬しています。
現地で会った日本の方(その方は、続編で改めて紹介しますが、「小野田みどり」さんとおっしゃいます)に後から聞いたのですが、マラーホフさんは、ワガノワの振付師コースで学び、現在はさらにそのコースの大学院生として勉強を続けていて、さらに、仕事と学業の合間に、ダンサーを使って自ら作ったものの撮影をしたりしているそうです。

マラーホフさんと、今回の旅行について英語でいろいろお話している時に、マラーホフさんの後方を通り過ぎて楽屋入口に向かって歩いていく一人の女性が目に入りました。マラーホフさんが死角となって、私はその女性が中庭に入ってきたことに気づきませんでしたし、その方も私がそこにいることに気づかずに劇場に入ろうとしていました。その女性は、やはりサングラスをしていましたが、私はその方の後ろ姿を見て、ほどなく、その方が誰なのか、確信を持てました。というのも、着ていたハーフコートに見覚えがあったからです。でも、そうは言っても、人違いをしたら失礼なので、マラーホフさんに確認したところ、そうだとおっしゃるので、私は「イーラ!」と声をかけました。そう、「イーラ」とは「イリーナ」の愛称です。マラーホフさんも呼び止めてくれました。その女性は、すでに楽屋入口の直前の数段の階段を登り終えていましたが、われわれの声に気づいて振り返ってくれました。私に気づいたその方は、「オ~!」と大きな声をあげながら、サングラスをはずして、また、われわれがいる方に戻って来てくれました。

(M注:文中の小野田みどりさんはバレエについての勉強をなさっている方で、こうすけさんがご本人に実名を出す事の了解を取っていらっしゃいます。)
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「こうすけ」さんのサンクト・ペテルブルグ旅日記③
2006/07/03(Mon)
「こうすけさんのサンクトペテルブルグ旅日記・4月29日(土)その3」
プハチョフさんが劇場に入ると言っていた17時間までは、まだ20分ほどありましたので、劇場の周りを1周してみました。というのも、観客としての劇場の入口はわかったのですが、ダンサーたちが出入りする、いわゆる楽屋入口はどこなのかがまだわからなかったからです。ダンサーたちに会うには、楽屋入口で待つのが確実ですからね。でも、1周しても、それらしき入口は見受けられませんでした。ただ、1か所、建物の中庭に通じる通路がありました。門扉がありましたけど、その時は全部あるいは一部が開いていたような気がします。その時のサンクトペテルブルグは、少し風があり、また風も冷たかったので、私は風から逃れるためにも、とりあえず、中庭のところに入りました。たまに人が通りましたが、特に何もない四方を建物に囲まれた場所でした。
中庭では、とりあえず何もすることがなかったので、私は、先ほど買ったチケットを見てみました。チケットは2枚がホチキス止めされていて、1枚目には「Лебединое озеро」(白鳥の湖)と書いてあったのですが、インク消しで一部座席表示を消してあって、チケット販売の窓口で案内されたブロックの番号が記載されていませんでした。今日は満席だから、普段は販売しない特別な席のチケットなのかと思いました。
次に2枚目のチケットを見たところ「Жизель」(ジゼル)と書いてありました。「ジゼル」は、翌日の演目であったので、割引券か何かなのかと思いました。しかし、その割には席番らしきものが書いてあったりして、変な感じがしました。
その後は、劇場の外側に出たり、中庭に入ったり、うろうろしてみましたが、開演2時間前の17時になっても、ダンサーは一人も見かけませんでした。そして、少し不安に思いかけた17時5分ごろ、中庭にプハチョフさんが入ってきました。少しホッとしました。そしてまた、ここが楽屋入口であることがわかりました。プハチョフさんには、窓口で今日のチケットを買うことができたと報告するとともに、よくわからないチケットを見せて、これは何なのか質問してみました。 プハチョフさんは、チケットを見て、けげんそうな顔をしながら、しばらく考えてくれましたけど、「私にはうまく説明することができない」と、少し申し訳なさそうに劇場に入っていかれました。いずれにしても、私の持っているチケットは、普通のものではないことがわかりました。

(M注:後からこうすけさんに教えてもらったのですが、外国人がチケットを買うと、1枚目がロシア人の料金のチケット、2枚目が外国人の割り増し分を記載したチケットという具合に2枚セットになるそうです。 ただ今回のこうすけさんのように1枚目と2枚目に記載されている演目が異なるのは、何かの手違いだそうです。この件についても後でお話があるみたいですよ! プハチョフが明確な説明をしなかったのは、多分外国人の友人対し、チケットの価格が割り増しになるという事を申し訳なく思ったのではないかという事です。)
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新国立 「ジゼル」 7月1日の感想
2006/07/02(Sun)
ジゼル : 厚木三杏
アルベルト : デニス・マトヴィエンコ
ミルタ : 寺島ひろみ
ハンス : 市川透
村人のPDD : 丸尾孝子、中村誠
ウィルフリード : 陳秀介
バチルド : 楠元郁子
ドゥ・ウィリ : 遠藤睦子、寺島まゆみ

1幕
マントをなびかせアルベルト@マトヴィエンコが颯爽と登場する。 テューズリーやフィーリンのように高貴な家柄を隠せないという風体ではなく、爽やかな一人の青年という感じ。 ジゼルの厚木さんは見事なプロポーションだけれどほっそい。 その細さだけでも十分病弱な感じがする(笑)。 白と青の組み合わせのジゼルの衣装はどこのバレエ団でもわりと似ているけれど、ずいぶんマールイと似ているなぁと思ったら、衣装・美術がマールイのヴァチェスラフ・オークネフなのですね。納得。 マトヴィエンコのアルベルトは、ジゼルに対して、若者らしいごく普通の恋人というような感じで接している。 厚木さんのジゼルは恥じらいながらもどこか芯の強さを漂わせるジゼルだったので、あまり不幸な出来事を目前にした無垢な少女という感じはしなかったです。くっきりと踊るのかなと思っていたら意外にもとても柔らかく丁寧に踊っていました。 ただ彼女はクールビューティー系なのでもう少し、表情が柔和に見えるようなお化粧にした方が良かったんじゃないかな? 
マトヴィは好調。 彼の一つ一つの動きは本当に綺麗だし、ジャンプも柔らかくてうっとりするくらい美しいです。
それにしても新国立の女性コール・ド・ダンサーってなんてプロポーションがいいんでしょうね! 外国のバレエ団にもひけをとらないほどの粒ぞろい。
ハンス役の市川さんも美しいプロポーションですね。 ちょっとびっくりしたくらい! 脚が細くて真っ直ぐで長いです。 ジゼルの事をとても想っているのだけれど、空回りしてしまう自分にちょっと苛立っているような男っぽいハンス。
村人のPDDの丸尾孝子さんは踊りは正確で軸もぶれずに、あぁ上手な人だなぁと思いましたが、上半身とアームスの使い方が今ひとつ好みじゃなかったよーな。 パートナーの中村誠さんは伸びやかで軽やかなジャンプがとても良かったです。細かいステップも音楽とよく合わせていて気持ちの良い踊り!
狂乱の場は、ジゼルとアルベルトの位置がかなり離れているので、目が2人分欲しい・・・ ジゼルの狂乱を目の当たりにしているアルベルトの表情を見逃す事は出来ないもの。 厚木さんのジゼルはそれほど大袈裟に取り乱す事はなく、自分の心と頭の中で大きく葛藤しているような表情が印象的でした。 息絶えたジゼルに駆け寄ったアルベルトは目前の事に動揺しながらもハンスに向かって「お前のせいだ」というような態度を見せる。 ハンスからは「何言ってるんだ、お前が弄んだからだ!」と言い返されると「私が?」というように少し苦笑いをするものの、ジゼルが死んでしまったという事実に対するやりきれなさに心乱れて走り去るといった感じでした。  この、ハンスに言い返されて「私が?」というリアクションを取るのは、3月に観たフィーリンのアルブレヒトと同様なので、この罪の意識のなさってひょっとしてボリショイ仕様なのかしら?

2幕
ミルタの寺島ひろみさんのパ・ド・ブーレの細かい動きの美しい事! 絶品なのではないでしょうか? それに彼女も長身で頭も小さくロマンティックチュチュがとってもよく似合う。 重力を感じさせない軽やかな動きながら、凛とした大きな踊りで素晴らしかったです。 いや、本当に感動しました。
ドゥ・ウィリーには、モンナとジュリマという名前があったのですね。 初めて知りました。 ジュリマが寺島まゆみさんなのですが、モンナの遠藤さんの次に出てきたとき、ミルタのひろみさんかと思い、エッ?っと。 さすが双子(笑) 
2幕の前半の見せ場といえばウィリたちがすれ違うシーンですが、コール・ド・ダンサー達は皆脚のキープ位置も一定で高くて良かったのですが、音楽がもう少しだけ遅く深みのある演奏だったら良かったなと思いました。 ここはぞくぞくしたり、涙が出てきたりする場面でもあるので音楽は大事にして欲しいと思いながら、デフォがアニハーノフで良いのか?とも思ってみる(笑)。
ハンスの市川さんは、長身を活かしたダイナミックな踊りで良かったです。この美しいプロポーションは王子様の誰かで活かして欲しいものです! 
マトヴィエンコは、ここからが本領発揮というか、彼こそがおかしくなってしまうのではないかというほどの痛々しいアルベルトでした。 出のシーンも暗闇の中でジゼルの墓を必死に探しながら一刻も早く懺悔をしたいというような悲壮感が漂っていました。 厚木さんのジゼルは、胸のうちを表情には一切出さず、ただただアルベルトに寄り添い守っているという感じで、そのなんとも表現の出来ない空気につつまれたアルベルトは、悲しみをより一層深くしているように見えました。 厚木さんは本当に空気のように軽く儚い感じで1幕よりも2幕での踊りのほうが素晴らしかったと思います。 マトヴィエンコにリフトされている時も空中を浮遊しているようでした。 リフトがいつも危なっかしいマトヴィですが、今回は万全でした。彼が進歩したのか、厚木さんが軽いのか・・・・? マトヴィエンコは1幕にもまして力強く美しい踊りがもう眼福以外の何物でもないというほど! 夜明けを告げる鐘がなり、ホッとするジゼル。 これで本当にお別れと言わんばかりに優しく温かくアルベルトに寄り添うシーンはジンときました。 ジゼルが墓に消えて行き、一人残されたアルベルトは、ジゼルの墓にすがり、百合の花をかき抱く。 花を一本ずつ落としながら舞台中央まで下がって行き身を引き裂かれそうな悲しみに耐えらず倒れこんで幕。
ウィリとなったジゼルから真の愛情というものを教えられ、その後は成長を遂げるように思われるアルベルトとは違い、マトヴィエンコのアルベルトは、この先どう生きていくのだろうと、観ている者を尚、不安にさせるようなアルベルトでした。

とても素晴らしい舞台だったと思います。主役のダンサーたちや、コール・ド・ダンサーも含めてとてもレベルの高い舞台でした。 カーテンコールでの客席からの拍手もとても大きかったですし、多くの人が感動したのではないでしょうか? マトヴィエンコは何度か厚木さんの手にキスをしていましたし、2人にとっても納得のいく出来の舞台だったのでしょうね。 ちょっと得したなと思ったのが、上手側で寺島ひろみさんとまゆみさんが2人並んでいた事(笑)。 ひろみさんの方が若干身長が高いのかな? 満足そうな笑顔のツインシスターズの2ショットに意味なく喜んだ私でした。
この記事のURL | バレエ鑑賞記 2006年 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
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