マールイ「バヤデルカ」 28日の感想
2006/01/31(Tue)
明日はマールイ、今シーズン最後の公演「ドン・キホーテ」です。その前になんとか28日のペレン、ルジマトル、シェスタコワの「バヤデルカ」だけでも・・・

1幕
ルジマトフのソロルの何が嫌いってあのトラ模様の腰巻が嫌いなんだけど、マールイダンサーだったらソロルの登場の衣装ってどんな具合なんでしょうね。 ルジマトフはいつも通り立ち姿が美しい。 一番好きなのはさっと差し出す彼の魔法の腕だったりする。バラの精を見て以来ルジの腕を私は魔法の腕と呼んででいます。 
大僧正のブレクバーゼは登場の瞬間から威厳に溢れているが、苦悩を感じさせる表情。今日こそはニキヤに思い切って告白してしまおうという切羽詰った表情にも見える。 
ペレンのニキヤ、ちょっと艶やかすぎる感じ。 私は1幕のこの衣装をつけたペレンがとても好きなんだけど、出のシーンはもう少し巫女の神聖さが欲しい。 大僧正に告白されると「まぁ、この方はなんて事をおっしゃるの」とややびっくり気味に困惑した後に「困ります」とパキっと拒絶。 このシーンはとても好きよ♪ ルジマトフとの逢瀬のシーンも2年前より上手くなって、相手を見つめたり視線を外したり、その辺のやりとりが自然になった。(あー、これでソロルがシヴァだったら・・・と深い溜息)
ドゥグマンタの屋敷内。この日のジャンペーはヴィジェニナとカミロワ。ベールを上手く使ってにこやかに踊る姿が2人ともとてもいい! ガムザッティのシェスタコワはもはや姫の威厳たっぷり。婚約者としてソロルの絵を見せられた時もただ喜ぶのではなくて「このくらいの男なら、まずまず私に釣り合いそうね」とでも言いたそうな高慢な表情がツボ。 ガムザッティを紹介されたルジ@ソロルの心情はイマイチ掴めませんでした。 お祝いの踊りにやって来たニキヤの踊りをニキヤに気づかれないように下を向きながら神妙な面持ちでやり過ごすソロル。 ペレンとシャドルーヒンのペアってここでしか観た事のない貴重な組み合わせなんですよね。サポートはさすがの安定感です。ソロルとニキヤが愛し合っているという事を知ってしまったガムザッティが、アイヤにニキヤを呼びに行かせているほんのちょっとの間、ソロルの絵の下でテーブルに肘をつき俯きながらため息をつく、ここだけがガムザッティが見せた唯一の弱気なシーンだったような気がする。 そしてニキヤとガムザッティの対決場面。 ここも以前より迫力を増したような気がします。2人とも大柄だからそれだけでも十分な迫力があるし、何がなにやらわからない展開に狼狽するペレンのニキヤも、領主の娘として舞姫などに負けるわけにはいかないというプライドに震えたつようなシェスタコワのガムザッティも共に良かったです。

2幕
ガムザッティとソロルの婚約式。 前半は色彩も豊かにいろいろな踊りが繰り広げられて楽しいです。楽しみにしていた太鼓の踊りというかインドの踊りなのね・・・ 念願かなってポリョフコでした。彼女は大柄だからスピーディーで動きの激しいこの踊りは結構大変だと思うけど、今回ちょっと動きが悪かったかな? でも好きなんだな、彼女! 対する男性はマスロボエフでちょっとびっくりなキャスティング。一生懸命飛ばしてたけど、彼の路線ってどーいう路線なんだろう?
そして、ガムザッティとソロルのパ・ド・ドゥ。 このシーン、コシェレワ、ミリツェワ、コチュビラ、カミロワという4人が脇を固めているので、センターの2人だけでなくこちらも観たいと思ってしまう布陣です。コシェレワはいつも通りの清々しいきちんとした踊りで目が和む。一方、音楽の最初の音をきちんと取って早めに次に移る右端のミリツェワと最後の音まで引っ張る左端のコチュビラの踊りの違いが面白かった。 結局センターあまり見てなかったけどシェスタコワのソロはどうどうとした安定感のある踊りで良かったです。
祝いの儀式で踊らなければならない舞姫ニキヤの踊り。 悲しみと絶望を隠せないままの悲痛な踊り。ペレンのここの踊りはニキヤの哀れさが感じられてとてもいいと思う。 深い深い悲しみのうねりがソロルに届くようにと言わんばかりに両手を上にあげポワントで長~く立っていたのは良かったけれど、その後のポーズに持っていくのにつらそうでぐらぐらしたのが惜しかった。そして渡された花かごを、ソロルからの贈り物と勘違いした輝くようなニキヤの笑顔が観ていてとても切ない・・・花かごに隠された蛇に咽をかまれ、最後の望みをかけてソロルの愛を求めるけれど、目をそらしたソロルに、「なぜ、アナタは もう私を愛してくれないの、なぜ?何故?」と問いかけているうちに小瓶が手から落ち絶命してしまったように見えた。 ここでも落ち着き払ったガムザッティは恐かったです・・・ 

3幕
幻影の場。 ゆっくりとした音楽も詩情たっぷりで幻想的な世界へと導いてくれる。 一人一人の影たちが 坂道に姿を現し下ってくる姿は本当に美しい。 先頭から2番目のコチュビラのラインは文句無く綺麗だけど、一人だけ脚が跳ね上がりすぎていて逆に変に目立っていたような・・・ 3番目のロバノワのラインが脚の高さも音楽とのタイミングもよくて好みだった。 今回のペレンは、彼女の表情が少し柔和になった事から勝手に感じただけかもしれないけれど、以前の、ソロルへの愛もなければ許しもしないというニキヤではなかったような気がする。 ソロルを許しはしないけれど心のどこかで愛していた頃の事を想い出しているような、そんな風にも見えました。 ルジマトフの踊りはいつものように美しかったです。 

ガムザッティとソロルの結婚式。 ニキヤの亡霊が現れトロワ。 わりとあっさりだったな。 もうちょっとニキヤの邪魔が激しかったような気がしていたのはただの気のせいか??? ニキヤの亡霊の戯れですべてを察したソロルに、ニキヤが「あの人たちが私を殺し・・・・」と必死になってソロルに訴える姿にニキヤのソロルに対する未練を感じました。 怨念ではなかったよなー。 2年前に観たときはこういう風には感じなかった。 そして寺院崩壊・・・となるはずだったのに、装置に不備があり何がなんだか分からないただの混乱状態に・・・ ニキヤのスカーフがヒューっとすごい勢いで上がって行き大僧正がなんとか必死にそれを追いかけている途中で幕が降りてしまいました。 サイテー。 余韻も何もありゃしない、すごく無情ながらけっこう感動的な幕切れなのにね・・・

こちらの精神状態に問題はあったものの良い舞台だったと思います。

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マールイ「バヤデルカ」 28日・29日キャストとちょこっと感想
2006/01/29(Sun)
1月28、29日とマールイの「バヤデルカ」を観て来ました。以下、両日のキャストです。

28日
ニキヤ    : イリーナ・ペレン
ソロル    : ファルフ・ルジマトフ(両日)
ガムザッティ : オクサーナ・シェスタコワ
大僧正    : アンドレイ・ブレクバーゼ(両日)
ドゥグマンタ : アレクセイ・マラーホフ(両日)
マグダウィア : ラシッド・マミン(両日)
黄金の偶像  : デニス・トルマチョフ
奴隷     : ドミトリー・シャドルーヒン
インドの踊り : オリガ・ポリョフコ、アンドレイ・マスロボエフ
太鼓の踊り  : アレクセイ・クズネツォフ
壷の踊り   : ヴィクトリア・シシコワ
アイヤ    : ナタリア・オシポワ(両日)
幻影のトリオ : オリガ・ステパノワ、イリーナ・コシェレワ、
          タチアナ・ミリツェワ(全員両日)
ジャンペー  : アリョーナ・ヴィジェニナ、ユリア・カミロワ
2人の男性  : パヴェル・ノヴォショーロフ、アレクサンドル・オマール(両人両日)

29日
ニキヤ    : オクサーナ・シェスタコワ
ガムザッティ : エレーナ・エフセーエワ
黄金の偶像  : アレクセイ・クズネツォフ
奴隷     : イーゴリ・フィリモーノフ
インドの踊り : エカテリーナ・ガルネツ、マクシム・ポドショーノフ
太鼓の踊り  : デニス・トルマチョフ
壷の踊り   : ナタリア・リィコワ
ジャンペー  : オリガ・ポリョフコ、エレーナ・コチュビラ

なんとなく予感はあったのですが、思った以上に22日の「ペレン&シヴァコフ ドン・キ」ロスが激しくて、28日は「バヤデルカ」を観るには非常にまずい精神状態でした。なんつーか好きな演目であるはずの「バヤデルカ」が観られるんだ!というワクワクした気持ちになれなくて、どーにもなりませんでした。舞台にペレンがいなければまだ良かったのだけれど、ペレンがいるのにシヴァがいない・・・みたいな変な気持ちが・・・おまけにシヴァコフが客席で舞台を観ていたものだから、みーだれる、乱れる頭の中・・・・
ペレン+ルジ+シェスタコワのバヤデルカは2年前に1度だけ観ていますが、ペレンもシェスタコワもさらにそれぞれの役を磨いて来たという感じでした。2人がドゥグマンタの屋敷内でソロルを巡って対立するシーンはかなり迫力があって良かったなー。 あの2人の並びはやはり他を圧倒するものがありますね。
さすがに今日の舞台は普通に観ることができました(ホッ) 初めての組み合わせとなるシェスタコワ+ルジ+エフセーエワがどのような舞台を見せるのかがとても楽しみだったのですが、これも想像以上でした。 特に興味があったエフセーエワのガムザッティですが、シェスタコワのガムザよりある意味心底恐い部分があってすごかったです・・・踊りも完璧でしたし舞台度胸も大したものです。
それから、昨日は舞台装置に不備のために最後の王国の崩壊のシーンが初めてみる人には??だったと思うのですが、今日はきちんと機能してました。建物が崩れるのも良く分かったし、最後は一人生き残った大僧正がニキヤのスカーフを追いながら坂を登って行って聖なる火の前で幕でしたから。
詳しくはまた後日(ファジェーエフドン・キの前までには今度は絶対ムリだ・・・)書きたいと思います。 今シーズンここまでマールイの公演を観て来て、凄いバレエ団になったなぁ・・・というのが実感です。主役級のダンサー達が皆それぞれ著しい成長を遂げていますね(一人、夏からず~~~~~っと心配な人がいますが)。みんなどこまでいくんだろうと嬉しいドキドキ状態です! ただ、淋しい面も。 今シーズンは98年組の面々が「あっ、こんなところに出演してくれている」というような役をことごとく降りてしまっているようです。 バヤデルカにしても、黄色い衣装のソロルの部下にもいなかったし、オウムの踊りにロマチェンコワもいなかったし・・・ まぁ、彼らも立派な中堅だしなぁ・・・
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22日 マールイ「ドン・キホーテ」 3幕の感想
2006/01/28(Sat)
3幕
ポドショーノフ@ガマーシュとドン・キホーテの決闘のシーンから。 一応騎士の格好はしたものの、ガマーシュは決闘などしたくもなく、恐さのあまり膝の震えが止まらないっていうジェスチャー。 ドン・キホーテが方膝をついているその脚の上に乗ろうとしたガマーシュは、脚を踏み外して思い切りこけてました。兜から見えるポドショーノフの目が思い切り笑っていたので、間違いなくあれはアクシデントだと思うんだけど、けっこう受けてしまいました。 エスパーダとメルセデスの踊り。1幕、2幕とそれぞれ笑いをとった2人の仕上げの踊り?は良かったです(笑) 続いてファンダンゴ! この曲は大好きだし、コール・ドの踊りも見事。 モストバヤの衣装がとても素敵でダンスも雰囲気が出ていて上手かったです。 こういう役者に事欠かないなぁ・・・マールイは。

そして、いよいよペレンとシヴァのGPDD。2人とも表情がとてもいい。 踊り始めから二人の息はピッタリで、この2人の身長のバランス、お互いの醸し出す雰囲気もとても合っていてペアとしてのオーラを感じた。 ペレンの一つ一つの動きがもう少しシャープでも良かったような気はするけれど、これが彼女のキトリなんだからと十分納得のいく踊り。 シヴァコフの片手リフトはここでも高く安定していて素晴らしかった。 ペレンが片脚を水平に上げたまま回転して上体を下に向けてアラベスクする時、彼女の長い脚にぶつからないようにスペースをとっておいてさっと後ろに回ってサポートするシヴァがこれまた涙モンの優しさ! キトリが上手奥にいて、バジルが下手手前からキトリの方へ進む途中にセンターで片脚をちょっと後ろに蹴り上げるような(名前が分かれば簡単なのに!!)ジャンプをしますよね! シヴァのそれが物凄く高いジャンプと長い滞空時間で見事だったのです。 彼の体がすごく大きく見えて思わず客席で「おおっ!」っと声を漏らしてしまいました。 アダージョ最後のフィッシュダイブも丁寧でバッチシ決まった!

シヴァのヴァリも最高の出来。ジャンプもマネージュもすべてが綺麗なのにけっこう豪快で本当に素敵だったのです。今まで全幕でバジルを披露できなかった分をここで全部吐き出しているかのような爆発力でした。 ペレンのヴァリも、去年より扇の使い方や脚の使い方など上手くなって良かったです。もう少しお色気が加わればもっといいと思う。コーダでもシヴァの勢いは止らず、それに負けまいと応じるようなペレンのグラン・フェッテがまたびっくりするような出来だった。会場からは早々に手拍子が起きてしまったのだけど、それに後押しされるようにシングル・シングル・ダブルで加速しながら回っていく。その間、扇を頭上や胸の前で自由自在に開閉させて回転軸もほとんどぶれない。その後に続くシヴァコフのグラン・ピルエットもその勢いのまま。2人の間のエネルギーの流れが一瞬とも止らないような素晴らしいコーダでした。 間で入ったステパノワのヴァリも彼女らしいしっかりした隙の無い踊りでそれは素晴らしかったです。

ドン・キホーテとサンチョ・パンサを見送り、フィナーレが近づいてくる。 キトリがロレンツォのもとにかけより父娘の抱擁。 そのときシヴァはちょっと離れたところでじっとその様子を見ているんだけれど、ブレクバーゼ@ロレンツォに「ほら、お前もこっちへ来い」と呼ばれたとたんにすっ飛んで行く。 この演出、去年はなかったです。 まぁルジじゃできないか・・・ 幸せな幸せなエンディングでした。

舞台挨拶でも出演者、皆笑顔。 会場からの拍手も大きく温かかったです。 ペレンとシヴァコフももちろん、これ以上はないという良い笑顔をしていました。 シヴァは最初から客席に向かって手を振りっぱなしだし、ものすごく納得し、満足できた舞台だったのでしょう。 全幕を通じてシヴァコフのペレンに対するいろんな意味での優しさと男らしさ、頼もしさを見せてもらった感動の舞台でした。 ペレンについても、弾けるようなキトリが好きな方から見れば物足りなかったキトリかもしれませんが、彼女のキトリをシヴァのバジルとともに演じきった、こういうキトリによる物語もありだよなと感じさせてくれる舞台だったと思います。 
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22日 マールイ「ドン・キホーテ」 2幕の感想
2006/01/26(Thu)
だんだん記憶が怪しくなってきましたが2幕の感想です。なんとかバヤデルカの前に終わらせないと・・・

2幕1場
バジルとキトリが寄り添いながらラブラブモードで登場後、パ・ド・ドゥ・・・。 チュチュをつけたオデットと王子なら見慣れているのに、衣装を着けているとは言え、素でそのままキトリとバジルという若者のカップルになれそうな二人を見ていると舞台なのか現実なのかちょっとドキドキしてしまいました。(普通の人はしないと思いますが、妄想です!) シヴァがマントを大きく広げその向こう側からペレンがひょこっと顔を出したりするのが可愛かった。 このシーンは去年のルジとの公演ではなかったからびっくり!&感激! 2人が入り込んだ場所はジプシーたちの野営地で眠りから覚めたジプシーたちがキトリとバジルを踊りで歓迎する。 ジプシーの女はお気に入りのポリョフコ♪ こういう民族舞踊を躍らせたら色気があって力強くて、ポリョフコはぴか一です!(バヤデルカの太鼓の踊りももうすぐ見られますね!) フィリモーノフと他のジプシーたちのダンスも迫力で(マールイのこういうダンスは本当に上手い!)素晴らしいのに、舞台上手手前に2人で腰をおろしてそのダンスを見ているペレンとシヴァが、時々顔を見合わせて何かを話しているから、そっちが気になって思わずオペラグラス覗いちゃったりするものでダンスもしっかり見られずすみません! (去年のペレンとルジマトフの時は2人の周りだけ得体の知れない重苦しい空気が澱んでいたのよねー)
ダンスが終わったところにドン・キホーテがサンチョ・パンサと共にやって来る。 それに気づいて恭しく挨拶をするキトリが気にくわないシヴァ@バジル。「なーんだよ、あのじいさん。ここまで来たのかよ。キトリもなんでわざわざ挨拶するんだよ! もうやってられないよ!」って感じでかわいいのです。 ジプシーたちは彼らに人形劇を見るように勧め、ドン・キホーテをキトリの側に近づけまいとするバジルがマントを広げ邪魔をしている間にペレン@キトリはドルシネア姫に変身する為に退場。
人形劇に出てくる貴婦人が気になって落ち着かないドン・キホーテに、バジルが「まぁまぁ落ち着いて・・」とか「座って見ましょうよ」とか下手の端でやってるもんだから、今度もそっちが気になって、またまた人形劇をいい加減にしか見られず・・・と、ドン・キホーテが剣をかざして暴れだし、周りが止めるのも聞かずに風車に突進して行き一枚の羽にひっかかり振り落とされ気を失う。
幕が下りた手前でサンチョ・パンサとバジルがドン・キホーテを心配してあたふたやっているが、結局バジルはキトリを探さなくちゃとキホーテを置き逃げ。こらっ!

2幕2場
幕が上がるとそこはドン・キホーテの夢の中の森。 このシーンは綺麗ですねぇ・・・ マールイご自慢のコール・ド、白鳥では今回イマイチだったけれど、眠りの2幕とかここは揃っていてとても綺麗でした。 中央に森の女王のミリツェワ! 彼女、一段と輝きと存在感が増した気がします。 堂々たる女王の貫禄を感じました。 踊りもパキッと決まっていたし、去年の海賊でのギュリナーラ役ではやらなかったイタリアンフェッテも見事にこなし、ちょっと感動。 ぴんと脚が伸びていて綺麗でした。 今年は行けなかったけど、来シーズンは絶対にミリツェワ全幕主役公演を観に行くぞ! ペレン@ドルネシアの衣装はチュチュの部分が結構大きいなぁ・・・ 踊りは普通に良かったです。 今シーズンのペレンは、まるで箍が外れたように笑顔を振りまいていて(笑)、このシーンでも微笑が見られ、最後にキューピットに「にこっ」と笑ったのが妙に印象的でした。 そのキューピットのリィコワはとっても華奢で小さくてポワントで立ったデカいペレンに肩に手を置かれてそのまま潰されそうだったよ・・・。 踊りも可愛らしくて良かったです。 4人の踊りにはコシェレワとコチュビラがいました。 コチュビラは作り出すラインがいつ見ても綺麗ですね。 3人の踊りにはさりげなくロマチェンコワとロバノワも。 ロバノワはこの後すぐキトリの友人になるわけで、夏のミリツェワといい皆早変わりが得意なのかしらん?

2幕3場
酒場にキトリの友人達、エスパーダやメルセデス、キトリ、バジルが続々と現れる。駆け落ち中のキトリはお召し替えで上が紺で下が白のティアードスカート。この衣装はとっても好き! 一方衣装がないのか(笑)バジルはそのままだ・・・(去年ルジは着替えたぞ!)
キトリとバジルの踊り。この2人の踊りは大好きです。キトリが上手奥で5回転くらいして下手手前に走ってきてバジルにダイブ! うーん、ここがいいのよねぇ!! シヴァも危なげなくペレンをキャッチ! ここのシークエンスだったかな? アニハーノフが凄く2人に合わせて振ってくれていた。感謝! そしてエスパーダのソロ。 ミャスニコフ、1幕目のラストの腰巻の動揺も無く(笑)ビシッと決めて踊ってました。 でも、途中から黄闘牛士(クリギン)、橙闘牛士(マスロボエフ)が加わると当然視線はクリギンばかりを追うわけで・・・ エスパーニャ版クリギンを堪能いたしました。 今日のメルセデスはナタリア・オシポワ。 彼女の踊りや演技はいいと思うんだけど、どーにもあの、両目の周りに殴られて黒あざができてるみたいな化粧が苦手なんだよなー。 だからせっかくミャスニコフ@エスパーダが雰囲気出しているのになー。 なんか惜しい! 下手の端ではキトリ達が踊りを見ながら好き勝手にお酒を飲んでいます。ジョッキを差し出して、「空になっちゃったの、ついでよ!」と言っているように見えたペレンに、脇に立っていたシヴァがピッチャーではなくジョッキを掴んで「かんぱ~い」と合わせたもんだからつい噴出してしまった。 変なところで笑わせてくれるなよ・・・
 でもなんかその最中に舞台上手でメルセデスにトラブル発生だったらしい・・・ふと気がついたら台に上り損ねたのか、そばにいたダンサーが助けの手を差し伸べていたような??? エスパーダ、どうした?! なんだか今日は笑えるハプニングが多いな・・・(予告編! 3幕にもありました・笑) 
そこにロレンツォが現れ、キトリとガマーシュを強引に結び付けようとする。マントに身を包み血相を変えてバジルが人混みを割って入ってきた。キトリとの結婚を認めてくれなければ僕は死ぬ! と言っていきなりナイフ(折りたたみの小さな鉈みたい・・・)を取り出し突き刺すシヴァ。 みんなが一斉に両手で顔を覆い後ろを向いている隙に、シヴァは床にマントをきちんと敷いてキトリに投げキスしながらゆっくり身を横たえる。 可愛すぎるぞ、シヴァぁあああ  ぺレン@キトリの芝居はあまり大袈裟ではなくてちょっとつまらなかった。 ドン・キホーテにバジルと結婚したいのと助けを求め、彼に諭されたロレンツォはついに渋々2人の仲を許す。 シヴァの起き上がるのの速いこと! バネでも付いてるようだった(笑) そしてあの満面の笑み! バジルというよりシヴァの素の少年笑顔だけど、もう何でもオーケーという感じでした! みんなの踊りの輪の中でバジルの肩に担がれたキトリ。 2人とも幸せそうな良い笑顔で幕。
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22日 マールイ「ドン・キホーテ」 1幕の感想
2006/01/24(Tue)
始めに・・ ペレンとシヴァコフという私の大大大好きなペアによる日本初披露の「ドン・キホーテ」、いろいろな事情により観劇に気合入りまくった公演だったので感想は長いですし、しょーもないファンモード炸裂です。 思い込みはありますが捏造はございません(笑) いっぺんに書くのは到底ムリなので1幕ずつアップしていきたいと思います。
 
プロローグ
今年のドン・キホーテはシェミウノフじゃなくて芝居巧者なマラーホフ。 今日のサンチョ・パンサはトルマチョフ、うーむマミンを外してしまったか!
この場面、前の席の人が身を乗り出してみていて半分くらい見えなかった。 (さすがに1幕は、こんな肝心な公演で我慢するわけにいかず、声をかけて止めてもらいました。) いろんな人が見に来てくれるのは嬉しいけれど、キャスト表と一緒に「こういう行為は止めましょう!」ってな注意書きも渡して欲しいな。効果の程はわかりませんが・・・
 
1幕
バルセロナの広場にジュテで元気よく登場したペレン@キトリ。 彼女の衣装は上下赤で、去年は「えー、ちょっとセンス無い衣装だよ」と思ったけれど見慣れたせいか、今年はあまり気にならなかった。 キトリ・リベンジマッチの開幕ですが、やはり硬さが見られる(それでも去年のように凍りついてはいませんが)。 扇を床に打ちつけるあのソロは、音楽とは気が遠ーくなるほど合っていないがあれが彼女のディフォルトなわけ? 2人の友人と挨拶を交わし、バジルはどこ?と探しているところにシヴァコフ@バジルが颯爽と登場! きゃ~~~可愛いいいい! 飾りつきの赤のベストに膝下までの黒のスパッツ。 スタイル抜群! キトリを見つめる一途な眼差しに早くもノックアウト状態。 そして2人の踊り。 ペレンと違ってシヴァは始めから落ち着いてます。 2人の息もピッタリで、ペレンもだんだん表情が柔らかになり本調子の良い笑顔に変わって来て体の動きも良くなってきた。 キトリの父ロレンツォ(ブレクバーゼ)に2人の仲を認めてもらおうとあれこれやっている時の真剣なシヴァの表情がまた可愛い! そこへ、ロレンツォがキトリと結婚させたがっている金持ちポドショーノフ@ガマーシュがやって来る。 ポドショーノフは2004ルジすべの「ダッタン人の踊り」以来のお気に入り。 彼のガマーシュはマラーホフよりコミカル色が強い変な人(笑)。 ペレン@キトリは「な~に あの変な人!」って感じで面白そうに眺めているけれど、父親から「お前の婿に」と言われて「とーんでもない!」と相手にはしない。 ついには闘牛士みたいな真似をしてガマーシュを下手に追い込んでジュテで消えていったのがおかしかった。 これはポドショーノフのアイディアかな?
大道の踊り子とエスパーダ率いる闘牛士たちの登場。 エスパーダのミャスニコフは長年マールイの王子様だっただけにノーブルさが抜け切れません。 凄く頑張っているけれど、切れとか迫力がイマイチで顔だけでエスパーダしている感じ。 闘牛士達が乱れ舞う中で一人凄いジュテをしてるぞと思ったらロットバルトのツァルでした(笑)。 当然ロットバルトの衣装より似合っていてなかなかカッコいい! 大道の踊り子は艶やかなコシェレワでチュチュを付けている時より細く見える。 抑えきれない色香が漂っていて、ミャスニコフと大人の味! 
さっきから気になっているのがロレンツォの店の店員。 長身で金髪で多分ハンサムで演技もけっこう派手でつい目がいってしまう。誰なんだろう?
広場にドン・キホーテとサンチョ・パンサがやって来る。 お決まりの大きな布をみんなが持ってサンチョ・パンサを投げ上げるシーン、空中での動きの派手さがちょっと足りなくて惜しい!
キトリの友人はガルネツとロバノワ。 同じくらいの背格好で踊りもなかなか良いです・・・ でもあの方が・・・黄色い衣装の熱~~い闘牛士が気になってしまう(笑) クリギンはロバノワの手をとりながらうっとりムードで手にキスなんかしてみたり、「ハッ」とか気合も入れたりして踊ってました。 もう一方のオレンジ組・ガルネツ&マスロボエフはほとんど見てませんでした・・・ まーいつもの事だ! 許して!
再びペレンとシヴァ登場。 脚を蹴り上げながらジャンプするペレンの長くて細い脚がとても綺麗でした。 膝丈のスカートに隠れている脚がフワッと広がったスカートから見えた瞬間の脚の表情は強いインパクトを持ってますね。 出だしでキトリがスカートをつまんでバジルを脚でからかうシーンも好きだなぁ・・
ドン・キホーテがキトリを騎士物語の中の貴婦人と思い込んで歩み寄って挨拶をする。 バジルは面白くない! キトリから渡された花をちょーむかつき顔で反対側に投げ捨てたシヴァコフの動作がかわいーのなんのって! キトリを取り返し、2人のアダージョ。 良かったけど、ペレンの腕や脚の動かし方がちょっと優雅すぎる気がしないでもなかったし、シヴァがペレンの腰を支えて回転させる時ももっとスピードが欲しかったな。 白鳥の時のほうが速かったもの・・・
ドン・キホーテ、ガマーシュ、キトリの友人と6人での踊りでも、キトリとバジルは互いにそらぞらしくしては焼きもちをやいて・・・ついに怒ってふてくされたバジルの頬にキトリがキス! ペレン、けっこうマジでやっていたので大きな音が・・・そしてそのキス一つですーぐ機嫌が直ってはにかみ少年笑顔のシヴァ。 見てる方はこの辺あたりでもうメロメロにやられてしまいます(笑)
バジルとキトリの友人のトロワ。真ん中のシヴァコフは存在感たっぷりで・・・・。 それが、どーした事か、この後の踊りを全然覚えていないのです。なんでだろう・・・去年メタメタだった次のペレンのカスタネットのソロが気になっていたのかも? 笑顔でカスタネットを鳴らしながら登場してきたキトリ、ジャンプして反りかえりながら後ろに上げる脚も高く、上手奥からの下手手前への高速回転も切れがあって(もちろんクチュルクみたいには速くない・笑)良い出来でした。 そして最後のキトリとバジルの踊り。 キーロフなんかだとタンバリンだけどマールイはカスタネットのまま。 私、ここの音楽はいつも一緒に手を叩きたくなって困ります。 シヴァコフの片手リフトは思い切り高く、ペレンも余裕でカスタネットを鳴らしていましたが、最後の片手リフトがハンパじゃなく凄く高くて長くて、アクロバティックなペレンのポーズがイマイチ意味不明だったけれど大迫力でした。 シヴァコフ凄過ぎ! カッコ良過ぎ!!
最後は全員が舞台上に出てきて・・・ここでエスパーダにハプニング(苦笑)。 腰に何を巻きつけたまま出てきたの?? アップ用の上着かい??? 最後で思わぬ人がやらかしてくれましたが、広場で皆が賑やかに踊る中、キトリとバジルは駆け落ちの旅に・・・・ 幕。

1幕を見終わってペレンとシヴァそれぞれに対して思った事。
ペレンは、まず表情が豊かになって視線の使い方も上手くなったしキトリとしての芝居がちゃんと出来ていた(当たり前なんだけど)。 扇の使い方も上手くなってキトリらしい仕草が良くなった! この扇使用のマスターが後ほど凄い結果となって出てくるわけです!
シヴァコフは、頼もしく素晴らし~~いダンサーになった。 バジルとしての演技、ダンスに入り込みながら、あのスピーディーな展開の中でパートナーを思いやり、サポートする時はさりげない表情のまま安定したサポートに徹して、また、自分の踊りや演技に戻っていく。 これって彼の成長の証だと思うのです。 もう泣けてくるくらいの成長! 実際、最後は泣けてしまいました・・・
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22日マールイ「ドン・キホーテ」 行ってきました&キャスト
2006/01/23(Mon)
昨日は兵庫県芸術文化センターまで遠征してマールイの「ドン・キホーテ」を観て来ました。本当に行って来て良かったと心から思える良い舞台でした。  
キトリ役のペレンはちょうど1年前、自身2度目のキトリ役をルジマトフと踊り全く彼女らしさを出す事ができずに終わってしまった経緯があります。 それから1年の間にどれだけキトリを踊る機会があったかはわかりませんが、とりあえず、日本でのキトリ・リベンジだったわけです。 対してバジル役のシヴァコフは98年に入団してすぐにバジル役でデビューしたものの、日本では今まで全幕を踊る機会がなく今回初お披露目でした。
結果、2人のキトリ&バジルは等身大のとても若々しいカップルで、じらしてはやきもちを焼かせあう2人のコンビネーションも抜群で、マールイの舞台はみんなで作るというモットー通り、その他の役の人たちの熱演に助けられて素晴らしい舞台になりました。 公演が終わって出口に向かっている時、「今日みたいな舞台観ちゃったら次見れないねー」と、ゲスト無しのマールイ色100%の公演を褒めてもらっている話し声が聞こえて来て、マールイファン冥利につきました。 尚、クリギンは昨年同様、黄色の濃~~い闘牛士でご出演。 最初からノリノリでした。 ペアを組んでいた薄~~いマスロボエフとの差がこれもまた激しい(笑)
会場の皆さんのノリもよかったですね。三幕のGPDDのグラン・フェッテでは最初っからいきなり凄い手拍子! 全幕での手拍子は好きではないんだけれど、わりと自然な感じでした(笑) って事は前日の黒鳥のグラン・フェッテの時もそうだったのかな? 
完成したばかりのホールは美しく荘厳な感じで、まだ木の香りがしていました。 舞台は観やすいし、すっごく気に入ってしまったのだけれど、東京からそうホイホイ行ける場所じゃないのが残念です。
 
公演は5時前に終わり、興奮&と感激しまくって梅田まで戻った後、大学時代の親友と夕食を食べてしばし俗世に引き戻された後、また新幹線の中で余韻に浸って幸せモードで帰って来たけれど、感想はゆっくり思い出しながら書こうと思います。今日は観劇代休?をとったものの午後から用事ができてしまったし・・・

とりあえずキャストです。 場内アナウンスもなく、キャスト変更の案内もおかれていなかったけれど、配られたキャスト表に一部変更があったと思うので、変更後のキャストを記載します。

キトリ      :イリーナ・ペレン
バジル      :ミハイル・シヴァコフ
ドン・キホーテ  :アレクセイ・マラーホフ
サンチョ・パンサ :デニス・トルマチョフ
キトリの父    :アンドレイ・ブレクバーゼ
ガマーシュ    :マクシム・ポドショーノフ
エスパーダ    :キリル・ミャスニコフ
大道の踊り子   :イリーナ・コシェレワ
メルセデス    :ナタリア・オシポワ
森の女王     :タチアナ・ミリツェワ
キューピット   :ナタリア・リィコワ
ファンダンゴ   :エレーナ・モストヴァヤ、ヴィタリー・リャコブ
ジプシー     :オリガ・ポリョフコ、イーゴリ・フィリモーノフ
キトリの友達   :スヴェトラーナ・ロバノワ、エカテリーナ・ガルネツ
ヴァリエーション :オリガ・ステパノワ、オリガ・ポリョフコ
3人の踊り    :アナスタシア・ロマチェンコワ、ロバノワ、
           エレーナ・フィルソワ
4人の踊り    :イリーナ・コシェレワ、エレーナ・コチュビラ、
           ユリア・カミロワ、(1名分からず、ゴメン)
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新国立劇場バレエ団 2006~7シーズン発表
2006/01/21(Sat)
新国立劇場の2006/2007シーズンの演目が発表になりました。
新国のHPのこちらです。演目、ゲスト共にひじょーに微妙だなぁ・・・

ライモンダ
 寺島ひろみ、山本隆之(10/5)
 スヴェトラーナ・ザハロワ、アンドレイ・ウヴァーロフ(10/6、9)
 アナスタシア・チェルネンコ、デニス・マトヴィエンコ(10/7)
 さいとう美帆、新国立劇場バレエ団ダンサー(10/8)
白鳥の湖(新作)
 スヴェトラーナ・ザハロワ、アンドレイ・ウヴァーロフ(11/12、15、17)
 酒井はな、山本隆之(11/18)
 寺島ひろみ、新国立劇場バレエ団ダンサー(11/19)
シンデレラ
 アリーナ・コジョカル、ゲストダンサー(12/15、17、19)
 さいとう美帆、マイレン・トレウバエフ(12/16)
 酒井はな、山本隆之(12/22)
 本島美和、中村 誠(12/23)
 宮内真理子、山本隆之(12/24)
眠れる森の美女
 ゲストダンサー、デニス・マトヴィエンコ(2/1、3)
 川村真樹、貝川鐡夫(2/2)
 真忠久美子、山本隆之(2/4)
オルフェオとエウリディーチェ(ドミニク・ウォルシュ作) 出演者未定(3/21,23,24,25)
コッペリア(ローラン・プティ版) ルシア・ラカッラ、シリル・ピエール(5/13、15、17)
 新国立劇場バレエ団ダンサー(5/18、19、20)
ドン・キホーテ
 スヴェトラーナ・ザハロワ、アンドレイ・ウヴァーロフ(6/28、30)
 新国立劇場バレエ団ダンサー、デニス・マトヴィエンコ(6/29、7/1)

昨日届いた会員誌のジ・アトレによると、このシーズンのテーマが「クール&エレガンス」。現代という時代に合ったスピード感のあるスペクタクルを目指しあくまでエレガントにという事なんだそうです。 
マールイの公演とずらしてくれ~と思っていた「白鳥の湖」は11月になってマリインスキーの公演の前。 セルゲイエフ版を改定した新演出で美術・衣装を一新し、ロシア育ちの舞台にヨーロッパテイストを加えた新国立劇場オリジナルとの事。

「ライモンダ」の再演は嬉しいですが、吉田さんのライモンダをもう一度と思っていたのでちょっとテンション下がるなぁ・・ こうなったらアブデラーマン次第かな? テューズリー!!! ザハ&ウヴァの日にゼレ再キャストというのはあるのかなぁ??? だったら絶対行く!
「白鳥」は新版なので興味はあります。 ザハロワの白鳥は見たい! でもザハ&ウヴァじゃなくて、愛溢れるジークフリートのゼレがいい! 寺島さんのパートナーも気になるところです。
「シンデレラ」は未だ見た事がないので、これは絶対見たい。 コジョカル! 2度あることは3度ある・・・ 今度こそはちゃんと来て踊ってくれるんだろうか? とりあえず第1希望は宮内さん!
「眠り」はマトヴィを見たいのでゲストしだいだけどチェルネンコはやめてね・・・ お気に入りの川村さんも見たい気がしています。
「オルフェトとエウリディーチェ」は「カルメン」に次ぐエメラルドプロジェクトの第2弾だそうですが、どういう内容なのでしょう?
「コッペリア」はプティの現代版でどんな感じなんでしょうか?? 新国のダンサーは未定ですが、プティのミューズであるラカッラは気になります。 
「ドン・キホーテ」はチケットを売り出す時点でまたザハ&ウヴァが見たいという気持ちになっているかどうか?です。 まだ見たことないからマトヴィは見たい! パートナーは新国の誰になるんだろうな? はなちゃんにならないかなぁ??

演目に大きな不満はないですが、マクミランの「マノン」か「ロミオとジュリエット」を入れて欲しかったです。 ゲストダンサーも、なんというか「おおっ!!」というような、ありがとー新国!っていうキャストがないです。 ザハロワとウヴァーロフもほとんどゲストプリンシパルですね。 都さん呼んで欲しいよぉ!! 
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森下洋子写真集
2006/01/19(Thu)
今日の朝日新聞朝刊の文化総合面に森下洋子さんの写真集の記事がありました。 


カメラマン中嶌英雄さんが、森下さんの舞台を30年間撮り続けた写真をまとめた「森下洋子写真集」が昨年の12月に発売されたそうです。 全然知りませんでした・・・ 「ジゼル」「白鳥の湖」「ロミオとジュリエット」などの175カットが収録され、その中にはルドルフ・ヌレエフとの共演のカットもあるようです。 恥ずかしながら、私は森下さんの舞台を観た事がありません。 3年位前だったかな? テレビ番組の特集で、森下さんがある一つの公演に臨むまでのドキュメンタリーみたいのを見た事があるのですが、非常に体調が悪い時だったらしく体を横たえて静養したりしながら舞台の準備をしていた姿を覚えています。 それに、彼女は食があまりにも細いのですね。 栄養失調で倒れても不思議ではないような体で舞台を勤めあげていたのには、ほとんど驚愕でした。 家の近くのホールで松山バレエ団が公演することも多いので、機会があったら是非、生の舞台を観てみなくては!
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ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ
2006/01/18(Wed)
ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ
原題 : HIDE AND SEEK (2005年 米 101分)
監督 : ジョン・ポルソン
出演 : ロバート・デニーロ、ダコタ・ファニング、ファムケ・ヤンセン、エリザベス・シュー
鑑賞日: 1月7日(DVD)



エミリーは心理学者の父のデビッド(ロバート・デニーロ)と優しい母と幸せな日々を送っていたが、ある日母親が自殺を図ってしまう。ショックを受けたエミリーの心を癒すためにデビッドはニューヨークから郊外の閑静な別荘地へと転居する。 心を閉ざしたままのエイミーにやがてチャーリーという新しい友達ができるが・・・。

ダコタちゃんは大物俳優との共演続きですねぇ・・・ 最近の3本を挙げてみてもデンゼル・ワシントン、トム・クルーズ、ロバート・デニーロですからね。 しかもいつも互角で、トム・クルーズなんかは完全に喰われてましたから。 今回は「恐いダコタ」と米国での評判もすこぶる良かったそうですが、確かに表情がすさんでいたり声のトーンが低かったり恐かったです。 うちの同居人のように「この子はホラー顔!」と言って憚らない奴もいるくらいなので、無垢な少女からミステリアスな役まで芸域が広いのでしょうね(笑)

ここから先、感想のため完璧にネタバレですのでまだ映画を観ていない方は読まないで下さいね。

映画の内容はというと、サスペンスなので中盤からの最大の関心事はチャーリーというエミリーの友達とは何者なのか? 本当にただの空想の人物なのか?という事になってくるわけですが・・・登場人物が少ないだけに途中である程度推測がついてしまいました。 これでチャーリーがエミリーなら全く「シークレット・ウィンドウ」のジョニー・デップと同じだけれど、これだけは有り得ないだろうし・・・となるともうデビッドしかいない。 妻の浮気を目撃してしまった事によってデビッドの中に生まれた嫉妬と怒りがチャーリーという狂気の化身を産んだのだろうが、エミリーは母親を失った心の傷も消えないまま、平常心の父デビッドとその化身のチャーリーと暮らさなくてはならないなんて、なんと酷い事だろうか。 もちろん母親の死の真相も気づいてしまっているのだから。 デニーロとの相乗効果、ダコタちゃんの栗色のカツラとやつれメーク(監督が語っています)が功を奏しているとは言え、そんなとんでもない残酷な状況に置かれたエミリーを、鳥肌が立つほどの演技力で演じたダコタちゃんはやっぱりただ者ではないですね。

その他、ファムケ・ヤンセンエリザベス・シューは2人とも美しく存在感もたっぷり。 ファムケ・ヤンセンを初めてスクリーンで見たのは、愛しのピアース・ブロスナン ジェームズ・ボンド1作目のゴールデン・アイだったのだけど、「すんげーマッチョでデカイ女だな」っていうのが第一印象でした(笑) 
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今後の「白鳥の湖」公演、Kバレエ「ジゼル」公演など
2006/01/16(Mon)
久しぶりにHPのバレエ公演スケジュールをアップデートしようとしたら、ページの転送ができない。ブログにしてもHPにしても、全くその方面に明るくない状態でなんとかやっているので、以前出来た事が出来なくなるともうお手上げです・・・ どーしたものか・・・

という事で、こちらで「白鳥の湖」の公演予定をいくつかご案内。

社団法人 日本バレエ教会 (東京文化会館)
 
 2月28日(火)18時30分 下村由利恵、 李波
 3月01日(水)18時30分 島田衣子、 斉藤拓
 3月02日(木)18時30分 岩田唯起子、 法村圭緒
 
 S=10,000円 A=8,000 B=6,000 C=4,000 D=2,000

こちらは、セルゲイエフ版をナタリヤ・ドゥジンスカヤとアンナ=マリー・ホルムズが再改訂振付したものを、さらに橋浦勇さんという方が再々改訂振付をしているバージョンだそうです。

NBAバレエ団 (ゆうぽうと簡易保険ホール)
 再振付 ガリーナ・サムソヴァ(原振付 プティパ&イワーノフ)
 3月25日(土)18時30分 ナタリア・レドフスカヤ、セルゲイ・サボチェンコ
 3月26日(日)15時00分 ナタリア・レドフスカヤ、セルゲイ・サボチェンコ

 S=9,000円 A=8,000 B=7,000

レドフスカヤがゲストで白鳥を踊るのですねぇ・・ 彼女の白鳥は以前新国立劇場でマトヴィエンコと客演したのを見損なっているのでとても興味があります。う~ん、どうしようかな・・・ 

広東雑技団 アクロバティック 白鳥の湖(オーチャードホール) 
 演出・振付 ジャオ・ミン
 白鳥 : ウ・ジェンダン、王子 : ウェイ・バォ ホァ
 期間 : 7月28日(金)~8月13日(日)
 チケット : S=10,500、A=8,000、B=5,000
 売り出し : 3月12日(日)

マールイの公演を観に行った時にチラシをもらったのですが、白鳥が王子の肩の付け根の盛り上がった筋肉の上で片足ポアントで立っております。チラシを見る限りではどんなストーリーが繰り広げられるのか全くわかりませんが、「アクロバットの中の帽子芸が中国風の赤い衣装に赤いトゥシューズを履いた28人の女性ダンサーによって華麗に披露される」と解説にある通りの写真も載っております。他の写真を見る限りサーカスとか文字通り雑技という印象を受けます。 公演期間中4日ほど休演日がありますが、それ以外は主役はこのお2人で通すようです。観に行くかどうか・・・迷いますねぇ 詳しくはこちらを。


そして、チケットスペースさんからKバレエカンパニーの「ジゼル」公演のお知らせが来ました。 最近Kバレエはご無沙汰しているのですが、「ジゼル」はこのカンパニーの記念すべき全幕プロダクション第1弾だったのですね。東京近郊公演は、
 神奈川県民ホール :5月13日(土)
 東京文化会館   :5月18日(木)~20日(土) 計4公演
 オーチャードホール:6月13日(火)~17日(土) 計5公演
 大宮ソニックシティ:6月11日(日)
その他、愛知、大阪、神戸など全国公演がよていされています。 出演者は熊川哲也、ヴィヴィアナ・デュランテ、康村和恵、荒井祐子、芳賀望、松岡梨絵、スチュワート・キャシディとなっています。 詳しくはKバレエのHPをご覧下さい。 
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バタフライ・エフェクト
2006/01/14(Sat)
バタフライ・エフェクト
原題 : BUTTERFLY EFFECT (2004年 米 114分)
監督 : エリック・ブレス
出演 : アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート、ウィリアム・リー・スコット
鑑賞日: 1月2日(DVD)



エヴァン(アシュトン・カッチャー)は少年時代、頻繁に瞬間的な記憶喪失というブラックアウトに襲われ、その治療のために日記を付けることを勧められた。大学生になったエヴァンは7年間ブラックアウトに襲われていなかったが、ある日昔の日記を読んだことから失われた昔の記憶をたどる事を始める。初恋のケイリー(エイミー・スマート)とは少年の頃、ある事件がきっかけで引越ししなくてはならなかった時、必ず迎えに来ると言い残した切り約束が果たせないでいた。エヴァンはケイリーの居所を探し、彼女に会いに行くが・・・。

バタフライ・エフェクト(Butterfuly effect)とは、初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出すというカオス理論の一つで、ある場所で蝶が羽ばたくと、その空気の振動によって地球の裏側で台風を引き起こす可能性があるという事だそうです。

この物語の中で繰り広げられる出来事がシリアスで暗い内容が多いので、その重苦しさに嫌悪感を抱く人にはお気に召さない映画だと思うけれど、私はかなり気に入りました。 超お勧めです! アシュトン・カッチャーってモデルから俳優に転向した人らしいけれど、デミー・ムーアがブルース・ウィルスと離婚した後に付き合いだした20歳近くも年下の恋人という事で騒がれるまでは全く名前も知らなかった。 売名行為のルックスだけいい奴なんじゃないの?なんて思っていたら、けっこうイケテタんで驚いた。 初恋の人を、希望の無いうらぶれた生活の悲劇から救い出すためだけに過去を何度も書き換えようとする純朴な青年の持つ繊細さや愛情の表現をとても上手く演じていたとなぁ。 仕掛けた伏線が後になってじわっと効果をもたらす脚本も素晴らしいし、全編を通じて問いかけられているテーマが、切ないけれどある意味救われたような気持ちにさせてくれるラストに効いているというのも秀逸。
最後のこのワンショット、

映画の内容を全く知らないで見ていた時と映画の中で幾つもの人生を通り過ぎて来た後では、語りかけてくれている事の重みが全然違いますね~。

ここ何本かは出演している俳優の力量によって持ちこたえているような映画が続いていたので、これぞ映画の醍醐味みたいなものも感じさせてくれた良い作品だったと思います。
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マールイ10日大宮「眠り」 感想
2006/01/13(Fri)
指揮はホリコフでした。今シーズンは今のところ1勝3敗でアニハーノフにあたらない(悲) 先にオペラの公演があったし、今回は若手の指揮者も連れてきていて3人体制ですからね・・ ルジの公演でさえアニハーノフじゃなかったのは意外でした。 去年はアニハーノフで眠りを観ているだけにちょっと物足りないものがありました。 

プロローグ
今年は王様がマラーホフ。シェミウノフと比べて化粧も抑え目、ハンサムな素を生かして気品のある王様でとっても素敵です。
妖精たちの登場。大宮ソニックホールは2500席の比較的大きなホールなので舞台もそこそこ広いのですが、舞台装置がけっこうしっかりしているので、王様やら臣下やらたくさんいるところに、5人の妖精とリラの精がお供を従えて舞台上に揃うとやはり狭いのでしょうね。何度か妖精同士が踊りながらぶつかっていました。5人の中ではヴァリ1番手のガブリレンコワの表情と踊りが硬いのがちょっと気になった。
リラの精のコチュビラは頭が小さいですね~。 ほっそりとしてプロポーションが美しいです。踊りも上手いし、彼女の身体のラインはたぶん今のマールイのバレリーナの中で一番綺麗なんじゃないかな? ただ、母性が強いリラ(コシェレワ的)でも威厳のあるリラ(ペレン的)でもなく、まだ5人の妖精を束ねるという感じには見えませんでした。 そしてコチュビラがいかに素適でも私の視線は妖精の一人のヴィジェニナに吸い込まれる~~! 彼女は本当に華やかな美人ですねぇ~~。 踊りはまだ発展途上ですが笑顔がとても魅力的です。 髪はスプレーでもかけてあるのか黒髪ではありませんでした。 
カラボスのアントン・チェスノコフは確か去年のジゼルでハンスを演じてクリギン2世か?と言われるほどクリギン入っていたダンサーですが、洗礼式に招待されなかった事への怒りを陰湿に表すカラボスではなく、ヒステリックに振舞っていて動きもずいぶんシャープなカラボスでした。 役作りはこれからなんだろうな。 カラボスからオーロラは将来針を指に刺して死んでしまうと告げられ、国中から編み針をなくすために編み物を禁止すると王様が決めたとたん、上手奥からオーロラ姫のお世話係が2人出て来て狂ったように編み物を始め、それを王妃が取り上げるという大袈裟な演出がなんかマールイらしかった。

1幕
いよいよ眼球酷使の1幕開始。禁止されている編み物を楽しそうに編んでいる女性4人が捕えられ、王様から罰を言い渡されそうになる。そこに一緒に居合わせた王妃と4人の王子たちが何事かと・・・。シヴァコフも無事4人の王子の一人で登場で、おろおろする家臣の動きと合わせて心配そうに右往左往している。 王妃が王様に「お願い許してやって下さいな」と懇願するポーズに合わせて、シヴァもお願いポーズ(これね!去年ドン・キで見逃したお願いシヴァ)。のっけからやりたい放題です。もちろんクリギンも挙動不審な動きで参加。 花のワルツが始まると、シヴァは片手を伸ばしワルツのリズムにのって下手に退場。

オーロラ姫@ペレン登場。 出だしのジュテは軽やかながら勢いがあって天真爛漫な感じだけれど、(が・・・白鳥の時には気にならなかったチークが今日は気になる・・・)4人の王子の存在に気づいてからはちょっと気取って落ち着いてみる。(去年のエフセーエワは「求婚者だなんて、どうしましょー。きゃ~恥ずかしいわ」みたいな感じでとっても初々しくて可愛かったが、さすがにペレンにそれをやられたら気持ち悪いのでこれで良し!) ローズアダージョは上げた脚も高い位置でキープしながらぶれもなく、2番目の王子から3番目の王子の手へいくのが早かったのを除けば余裕がありました。 サポートの王子がシヴァだったのでとても目が和む。シヴァコフ、本当に丁寧なサポートです。 ついでに、このまま婚約しちゃって! そうしたら100年も寝ないで済むかも???と訳わからない心の叫び。
その後の娘たちの踊りの中にはミリツェワもヴィジェニナも居て観ていて幸せ。
そして、オーロラのヴァリ。 ここからがマールイ眠り鑑賞の一番キツいパートです(笑) ペレンは踊りにキレがあったし、腕の動きが綺麗だった・・・でも実はあまり細かく覚えていない・・・。 彼女が踊っている周りでシヴァとクリギンが小芝居をしているので、どうしてもそっちが気になって・・・モロゾフとリャブコフは型どおりの芝居だけれど、クリギンとシヴァは何をするかわからないし、昨年はエフセーエワが滑って転んでしまい、その後の応援モード大爆発のクリギンは凄かったんだもの! そんな王子たちにかまっちゃいられない風で踊っているペレンにカラボスが編み針を渡す。 針を刺してしまい「痛いの、ここに刺さったの」と踊っているペレンを見ながら、針刺したり、蛇にかまれたり(バヤデルカ・ニキヤ)大変ね! などといい加減な鑑賞モード。 そしてきちんとサポート王子のシヴァのところで倒れる。 カラボスが正体を現し、家臣達と4人の王子が勇ましく剣を抜くのだけれど、戦う振りをして舞台下手から上手と横切って行っただけじゃん! パリオペなんかだとかなり真剣に戦って王子達はカラボスに殺されちゃうんだけど・・・リラの精が現れ魔法をかけ、すべての人と共に城は100年の眠りについて幕。

2幕
森で狩を楽しんでいる貴族達。 すっかり忘れていたけれど、城と共に眠ってしまった4人の王子たちは姿を変えて(笑)デジレ王子の友人貴族として登場するのであった。偶然真っ先にシヴァコフが視界に入ってきて想い出した。5組の貴族のカップルの衣装はみんな違う色だけれどさり気なくカップルで同じ色の衣装。モスグリーンやスモーキーヴァイオレットという落ち着いた色調が森の中という雰囲気に良く合っている。ここでもシヴァとクリギンはいろいろやっているが、満を持してデジレ王子@プハチョフのお出まし。 白いタイツのおみあしが美しい! 舞台をいっぱいいっぱい使ってゆったりと踊っている姿も美しい! 

そして幻影の場。 コチュビラのリラは優しそうだけれどどこか艶っぽくもある。 デジレがオーロラをわが腕にと追いかけているところに割って入って「今は、まだだめですよ」とたしなめている姿は妙に色っぽかった。
ペレンは最初のうちは哀しげな表情で踊っていたけれど、デジレと踊った後の終盤は、「オーロラが眠りの中で自分を救い出してくれる人に出会って安堵している」と思わせるような優しい笑みを浮かべながら踊っていた。違うかもしれないけれど私はそう感じて「へぇ~~」とけっこう感心しました。
ここは、グリーンとホワイトのコール・ドの衣装が素敵ですね。 この場の舞台全体の色合いもとても素敵。 白鳥の時よりもコール・ドの動きが美しく揃っていたと思います。

デジレ王子はリラに導かれ、オーロラ姫を救い出すべくカラボス一味と闘い城に入っていってオーロラを見つける。 立ったまま寝ていた4人の王子は目覚めたオーロラをデジレに奪われた事など気にする様子もなく礼儀正しく去っていく・・・・かわいそーに!

3幕
この幕は主役の2人が出てくるまである危惧があったのです。 「あれは、やめて欲しいぞ!」って・・・。 しかーし、嫌な予感は的中で2人ともホワイトシルバーのづらを付けている。 オーロラのこのカツラ大嫌いなんだよなぁ・・・ 結婚式用のゴージャスドレスの時だけだといいなと、とりあえず期待を繋ぐ。

リラの精のコチュビラは、180度どころか190度くらい脚を高く上げていてびっくり。 圧巻だけれどモダンとか体操じゃないんだから、ここはもっと柔らかく優しく踊って欲しかった。 プロローグでも感じたけれど、脚を高く上げるという事に必要以上にこだわっているんじゃないのかな。 ダイヤモンドのステパノワを筆頭に宝石さんたちは皆デカイ(笑) ステパノワは跳躍の後にピタッと止れなかったり、ちょっと調子悪かったかもしれない。 5日の騎兵隊から出番が多かったから疲れが取れないのかもしれませんね。白い猫はシシコワじゃなくて残念。 私の白い猫のディフォルトがシシコワなのです。あのちょっと気の強そうでキュートな踊りと電光石火の速さで長靴をはいた猫の頭を叩くのがたまらなく好き! 青い鳥のマスロボエフ、踊りは夏より良かったけど可哀想に帽子は夏のままでした・・・。 ミリツェワも艶やかで踊りも良かったです。 赤頭巾ちゃんと狼、狼はクリギンで、オーバーアクション気味な動きで笑わせてくれる。 大きな狼の被り物の中できっと凄い形相なんだろうなと想像するだけで楽しかったです。

オーロラとデジレのGPDD。 やはりヅラのままでした(泣)。去年のエフセーエワもカツラ無しだったし、プログラムの写真のシェスタコワも自分の髪に綺麗な髪飾りとティアラなのにさ!!! なんでかなぁ? 同期の友情でペレンがプハチョフに気をきかしたとか?? ともかく大嫌い・・・ 2月の美神でファジェーエフと踊る時は絶対にやめてね! 肝心の踊りの方はというと、プハチョフの身のこなしが柔らかで跳躍も大きくて綺麗で良かった。 やっぱりマールイではこの人がノーブル王子度ナンバー1だと思います。 ところがここまで好調だったペレンがポワントで回転している時に急にがくっと落ちてしまい、その後はちょっと緊張モードになってしまいました。 雰囲気から足を痛めたのかなと心配しましたが、その後は持ち直して笑顔だったので大事無いとは思うのですが。 そのせいかどうかはわからないけれど、微妙に二人のタイミングがずれたり絵的にはまっていなかったり、最近このペアであまり合わせて踊っていないのかな?という感じがしました。

最後、全員での大団円で華やかに終了! GPDDのミスは残念でしたが全体的にはマールイらしい良い舞台でした。
(ここまで読んで下さった方、お付き合いありがとうございました。)
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10日マールイ「眠りの森の美女」 キャストとちょこっと
2006/01/11(Wed)
9日は新国の「白鳥」を観に行ったのでマールイの「眠り」は10日の大宮に行って来ました。主なキャストは以下の通り。

オーロラ姫 : イリーナ・ペレン
デジレ王子 : アルテム・プハチョフ
リラの精  : エレーナ・コチュビラ
カラボス  : アントン・チェスノコフ
王     : アレクセイ・マラーホフ
王妃    : ナタリア・オシポワ
妖精    : エルビラ・ハビブリナ、アナスタシア・ロマチェンコワ、
        アリョーナ・ヴィジェニナ、アナスタシア・ガブリレンコワ、エレーナ・ニキフォロワ
4人の王子 : ミハイル・シヴァコフ、アンドレイ・クリギン、
        デニス・モロゾフ、ヴィタリー・リャブコフ
フロリナ王女: タチアナ・ミリツェワ
青い鳥   : アンドレイ・マスロボエフ
ダイヤモンド: オリガ・ステパノワ
金・銀・サファイヤ : オリガ・ポリョフコ、アンナ・スホワ、
            ユリア・カミロワ
白い猫   : ユリア・アヴェロチキナ
長靴をはいた猫 : ラシッド・マミン
赤頭巾ちゃん: ナタリア・リィコワ
狼     : アンドレイ・クリギン

とりあえず、希望通り4人の王子にシヴァコフとクリギンがキャストされていたので大変な舞台鑑賞を余儀なくされました(笑) それでも、2度目ともなるとけっこう慣れるものですね! 去年はともかくくるくる目を動かしながらあの人見たりこの人みたりあっちの人みたりで3時間半の舞台が終わったら舞台鑑賞では味わったことの無い肉体疲労だったけど、今年は大丈夫でした(笑) それぞれが魅力を発揮していて(一部不満あり)まぁよい舞台でした。 尚、平日夜の眠りとあってか? お客さんは一階が7割程度の入りでちょっと淋しかったです。
さすがにバレエ三昧で他にやるべき事がたまってしまったので感想はまた明日かあさってに。
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9日 新国立「白鳥の湖」 ザハロワ&ウヴァーロフ
2006/01/09(Mon)
今日の新国のザハロワ&ウヴァーロフ客演の「白鳥の湖」を観て来ました。ザハロワ、美しかった!
以下、主なキャストです。

オデット/オディール : スヴェトラーナ・ザハロワ
ジークフリート  : アンドレイ・ウヴァーロフ
ロートバルト   : 市川 透  
王妃       : 鳥海清子
道化       : 八幡顕光
パ・ド・トロワ  : 真忠久美子 内冨陽子 マイレン・トレウバエフ
小さい4羽の白鳥 : 遠藤睦子 西山裕子 本島美和 大和雅美
大きい4羽の白鳥 : 真忠久美子 西川貴子 川村真樹 厚木三杏
スペインの踊り  : 湯川麻美子 楠元郁子 マイレン・トレウバエフ  中村 誠
ナポリの踊り   : 高橋有里 グリゴリー・バリノフ
ハンガリーの踊り : 遠藤睦子 冨川祐樹
2羽の白鳥    : 厚木三杏 川村真樹

7日の出来がとても良かったみたいな吉本泰久さんの道化を楽しみにしていたのですが、残念ながら怪我で降板。昨日と同じ八幡さんが代役でした。 怪我の具合が大したことがなければいいですね。
新国の白鳥は2003年に酒井・山本ペアで観て以来で・・・あまり衣装や舞台美術の事を覚えていないんだけど、変わってないんですかね? 現マールイ主席美術家ヴァチェスラフ・オークネフという方が新国の舞台美術と衣装を担当しているという事でした。 マールイの衣装は彼ではないけれど、こっちの衣装の方がいいかなぁ?? 花嫁候補のあのトンガリ帽子には血の繋がりを感じたけれど・・・(笑)

1幕
ウヴァーロフ@ジークフリートが登場しただけで舞台が温かくなる感じ。ウヴァって独特の温かみを持っていますよね。物腰わやらかで、にこやかで、明日成年式を迎える若者にはちと見えないけれど・・・
道化の八幡さんは、凄く頑張っていたので敢闘賞!でもまだ、美しさと演技は今一歩なので今後の成長に期待です。
トロワは私的にはムムム・・でした。女性二人の踊りがあまり綺麗でなくイマイチ華が無かったように見えた。 だって腕の動きが優雅で一番綺麗なのがトレウバエフなんだもの。 トレウバエフは脚もつま先までピンと伸びていて綺麗だったし、最後の180度開脚しての跳躍、高くて綺麗で「ウォッ!!」って感じ! ここのバージョンで好きなのは、日も暮れて祝宴に来ていた人たちが最後に帰って行く時小さなランプを持って踊りながら去っていくシーン。あのランプが可愛くて好き(って変?)
ザハロワの登場のシーン。彼女の白鳥を生で初めて観た去年のマールイの舞台では直視してはいけないような神々しさと造形美にハッと息を飲んだような記憶があるのだけれど、今回はそれほどの厳かな感じではなくってもう少し生身な感じ。ウヴァーロフとの息もピッタリで美しい舞いを見せてくれました。 コール・ドは出だしが特に揃っていて綺麗だなと思いました。 マールイより揃っていたと思う。 小さい4羽の白鳥は方向を変えた時に端のダンサーの1歩目の距離と方向が他の3人と少し違ってしまって乱れたりしたのが惜しかったけれどまとまってはいました。

2幕
ディヴェルティスマンではスペインの湯川さんが良かったです。 彼女ってあぁいうダンスを踊っている時ってとても活き活きしてますね。
黒鳥のGPDD。 ザハロワはオディールでは妖艶さというよりシャープさを強調していたように思えました。 ちょっとした手の返し方とか
顔の動かし方とか・・・ グランフェッテはシングルで通しましたが、打ち付ける方の右足の上げ方が一直線でビシッビシッという感じで力強かったです。 綺麗かどうかっていうと好き好きだと思いますが・・・ でも、スピード感があって良かったです。 ウヴァーロフはゆったりした柔らかい踊りで美しかったけれどやはり舞台が狭い? マネージュは押さえ気味だったような??? 最後にロットバルトにオディールに愛を誓えと迫られたとき、「お安い御用」って言葉が聞こえてきそうな表情で簡単に誓ってしまったのが、余裕ありすぎかなってちょっぴり違和感。

3幕
コール・ドは綺麗でした。でも2羽の白鳥の厚木さんと川村さんは、ザハロワと並んでも遜色がないような見事なプロポーションなのだけど、もう少し白鳥らしいたおやかな動きが欲しいです。 特に厚木さんは腕があまりにも細すぎて柔らかい動きに見えないんだよなぁ・・・ 彼女はけっこう好きなダンサーなんだけど、白鳥向きではないのかも。 
新国立版(セルゲーエフ版)はオデットとジークフリートの愛の力でロットバルトを倒してハッピーエンド。やはり最後に主役が舞台中央にいてくれるのは嬉しいですね。マールイの白鳥2回観た後だと余計にそう思います(悲劇バージョンが嫌いなわけじゃないのですが・・・)。  

とりあえずの感想って事で、たぁ~~っと書いてしまいましたが・・・ザハロワとウヴァに関しては上手い事表現できていないので後日書き足すかもしれません。 去年もそうだったけど、新国の「白鳥」、マールイとずらしてくれよぉ~~と勝手なお願い。 明日、大宮でマールイの「眠り」を観たら、バレエ鑑賞ちょっと一息。 今日のエフセーエワの眠りのリラの精がコシェレワだったそうなので、明日のペレンのリラの精は、ひょっとしてコチュビラちゃん? 楽しみだ! 明日、主役に変更が無く、シヴァとクリギンが4人の王子で出てくれますように!!!
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マールイ 「白鳥の湖」 1月7日マチネ
2006/01/08(Sun)
7日マチネのマールイ「白鳥の湖」を観て来ました。
主なキャストは以下の通りです。

オデット/オディール :イリーナ・ペレン
ジークフリート    :ミハイル・シヴァコフ

ロットバルト  :ウラジミール・ツァル
王妃      : ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師    : アンドレイ・ブレクバーゼ
パ・ド・トロワ : エレーナ・エフセーエワ、スヴェトラーナ・ロバノワ、アンドレイ・マスロボエフ
大きい白鳥   : イリーナ・コシェレワ、エレーナ・コチュビラ、
          ユリア・カミロワ、エレーナ・フィルソワ
小さい白鳥   : ヴィクトリア・シシコワ、ユリア・アヴェロチキナ、
          ナタリア・ニキチナ、アナスタシア・エゴロワ
スペイン    : オリガ・ポリョフコ、ナタリア・オシポワ
          ヴィタリー・リャブコフ、アレクセイ・マラーホフ
ハンガリー   : マリア・リヒテル、アンドレイ・クリギン
マズルカ    : タマラ・エフセーエワ、マリーナ・フィラトワ、
          エレーナ・フィルソワ、アリーナ・ロパティナ
          アンドレイ・マスロボエフ、アントン・チェスノコフ、
          アレクサンドル・オマール、アントン・プローム
2羽の白鳥   : エルビラ・ハビブリナ、スヴェトラーナ・ロバノワ

今回、私をハッピーな気持ちにさせてくれたのはペレン・シヴァコフの主役2人とエフセーエワ、クリギン、ポリョフコ、小さい白鳥の4人でした♪

1幕
まず、エフセーエワ! 今までトロワの女性は、ステパノワ&コシェレワ、クチュルク&フォーキナ、ロマチェンコワ&ミリツェワの3組を観た事があって、エフセーエワは初見だったのですが、とっても素晴らしかった。 いきなり私的ナンバー1になりました♪ 体も夏の絞れた体型を維持しているし、雰囲気が大人になった。 なんといっても、彼女の音楽性があって明るくてぴたっと決まる踊りが、王子の友人としての祝福の踊りの華やぎさそのものって感じでした。 デビューの頃から観てるからこういう成長を遂げた姿を見せてくれるとこちらの感激も一入です。 もう一人のロバノワもソロは悪くはないのだけれど、エフセーエワと並ぶとやはりレベルの違いがわかってしまいました。 マスロボエフはやや緊張気味に見えましたが、踊りはそつが無く、レヴェランスの本人の表情からすると納得のいく出来だったと思います。

湖畔。ペレンとシヴァの息は今回も良く合っていました。 シヴァがね~~、本当に安定感と安心感と優しさが出てきたのです。腿にちょうど良い筋肉がついてきて(3年前はすごく細い脚だった)プロポーションもより良くなって佇まいが美しくなりました。 王子だわ!(はあと)。 ペレンも音楽を大事にして、体中に神経を行き届かせてとても綺麗に踊っていたので良かったです。 ペアとしての見映えも美しく、やっぱり大好きな2人♪ 26日にもそうだったのですが、オデットのソロの時、王子がエスコートして登場しました。そして、しばしオデットの舞を見守って下手に退場。 去年までは無かったバージョンです。 コール・ドも26日よりは綺麗でまとまっていた気がするけれど、こんなもんだったけかな?? そんな中、小さな白鳥の4人の踊りは脚の向き、動かすテンポ、すべてがぴたっと揃っていてそれは見事でした。 この4人は26日と全く同じメンバーで、多分マールイの中で最強の4羽じゃないのかな?

2幕
昨日は花嫁候補の中にコチュビラを発見。今回は今のところ目立つ役で踊っていないような・・・ シヴァはいつも通り、花嫁候補には全く無関心で最低の礼を尽くしているだけ。 そこにロットバルド&オディール軍団登場! ご一行様が一度にダァ~~っと出てくる登場のシーンが大好き。 「さぁ、これからだわ!」って感じにしてくれるもの! 昨日はハンガリーにクリギンがキャストされていました。 クリギンのハンガリーは多分初めてですが、一昨日の「騎兵隊」での大尉そのままのノリで魅せてくれました。 クリギン流見得切りが楽しかった。スペインも今回はポリョフコが踊ってくれて、目は彼女に釘付け! あの背中の反りを見ないと気がすまないスペイン! 「騎兵隊」で彼女のテレーズを観られなかったのがとっても悔しいよぉ~~。 ドン・キで彼女のメルセデスを見られますように!!
オディールと王子のGPDDは、26日同様と~~っても良かったです。 特にペレン! オディールになりきって活き活きしていました。 席が良かったので彼女の表情もよく見えたのですが、シヴァに対しても、観客に対しても目線の使い方が前より上手くなったと感じました。 踊りも素晴らしくって、彼女の美しい脚の動きが非常に雄弁で魅力的でした。 びっくりしたのがグランフェッテ。 いつもはシングル・シングル・ダブルなのに昨日はシングルの次にいきなりダブルを持ってきたので、一瞬回り損ねて倒れるのかと思いましたが、意図的にやっていた事なのでその後もシングル・ダブル・シングル・ダブル。 彼女としては果敢なアプローチって感じです。 軸もぶれなくなったし、この辺は力を入れて直したのでしょうね。 でもあれってダンサー本人は回転数ってわかってるんですかね? 音楽に合わせて適当に終わりにしちゃうんだろうか(笑) シヴァコフも美しく丁寧に踊っていました。 マネージュはスピードがあって良かったし、特にジャンプして後ろ向きになって片方の脚を後ろに大きく反り上げる跳躍はいつもながら高くて綺麗です。 ただ一箇所だけずっと気になっている跳躍があって、彼は跳躍が高いのか低いのか?余裕があるのか無いのか分からないところがあるんですよね・・・上手く言えないのだけれど、「騎兵隊」でのアントン・プロームの美しく高いジャンプを見た後だけに余計に気になったのかもしれません。

3幕 
いつもながらの、悲劇の結末に向かってなんの盛り上がりもない演出で、振り付けも意味不明なところが多い幕切れながら、昨日は、自分の愚かさを悔いて真の愛を確認したジークフリートと、それを受け止めて許し、もう人間の姿には戻れないけれども彼を愛するというオデットの心の交流は感じました。最後に両袖に別れていくときも二人とも腕を伸ばしきって見つめ合っていたもの(当たり前ですけど、この辺チグハグな事が多かったから、この人たち・・)。 今までのこのペアの3幕の中では一番良かったと思います。

カーテンコールでも成功した舞台に嬉しそうな出演者。シヴァは今回ももらった花束をひざまづいてペレンに渡していたけれど、このツアー、ずっとそれを続けるんかい? ロットバルトのツァルがジュテで飛び出してきて・・・そういえば肝心の舞台ではわりとおとなしい踊りなんだよな・・・もうちょっと暴れさせてあげればいいのに(笑) ペレンとシヴァも2人ともいい笑顔で、このツアー調子が良さそうです! 神戸でのドン・キがますます楽しみになってきました♪
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リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
2006/01/07(Sat)
リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
原題 : THE ASSASSINATION OF RICHARD NIXON
     (2004年 米・メキシコ 95分)
監督 : ニルス・ミュラー
出演 : ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ドン・チードル



1973年、サム・ビック(ショーン・ペン)は、別居中の妻マリー(ナオミ・ワッツ)と3人の子供を取り戻すため、事務器具の販売員として再就職する。しかし、不器用なサムは成績も伸びず、口先だけの営業を強いられることに不満を感じていた。ある日、裁判所からマリーとの婚姻解消通知が届く。新ビジネスのためのローンも却下され、追い詰められたサムは、ふとウォーターゲート疑惑の報道を耳にした。サムにとってニクソン大統領は、正直者が成功するアメリカの夢を踏みにじった男の象徴だった…。 (goo映画より)

1974年に起きたハイジャック未遂事件を基に製作された映画だそうだけれど、ネット等でその事件を調べてみたが、調べ方が悪かったのか一切わからなかった。どの程度が事実と重なっているのか非常に興味があるところ・・・ 一国の大統領の暗殺計画としてはあまりにも稚拙な気がするけれど、サムはテロリストでも何でもないし、妄想に駆られた出来事だといえばあんなところなのか。
この映画、ショーン・ペンが演じたからこそ、映画として成り立っているのだと思う。 仕事と家庭、サムの人生が上手くいかないのは、すべて彼の度の過ぎた潔癖症のためで、思うようにいかない事への失望感、焦り、鬱屈した思いは、時に見ている者に嫌悪感を抱かせる。 それほどのショーン・ペンの演技力と存在感なくしては陳腐な映画になってしまったのではないだろうか。 サムを精神的に追い込んでいく一因のマリー役のナオミ・ワッツの少し荒んだ辛らつな演技も光っていたように思う。 彼女も最近、出演する映画すべてが出色の出来なんじゃないかなぁ?? 最近とても好きな女優の一人になりました。

尚、ミュラー監督は、「家族との幸せを願っただけの普通の男が、ウォーターゲート事件に揺れる米国社会の激動の中で、殺人犯になってしまう変化を描きたかった」とセルDVDのインタビューで語っているそうです。 

大統領暗殺未遂事件ですが、レーガン大統領暗殺未遂事件が最後だと思いますが、今まで実際に暗殺されたり、未遂に終わったりした大統領は選挙の年がxxx0年という1の位が0の年の大統領なのだそうです。 レーガンさんの次は2000年に選挙があった現ブッシュ大統領だったんですよね・・・。
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6日 マールイ 「ラ・シルフィード」「騎兵隊の休息」
2006/01/07(Sat)
大嫌いな(笑)オーチャードで観て来ました! 
「ラ・シルフィード」はキャスト紹介のみで感想は後日として、「騎兵隊の休息」の感想など。

「ラ・シルフィード」 の主なキャスト。

シルフィード : オクサーナ・シェスタコワ
ジェームズ  : ファルフ・ルジマトフ
魔女マッジ  : パヴェル・シャルシャコフ
グルン    : ヴィタリー・リャブコフ
エフィー   : マリア・リヒテル
シルフ    : イリーナ・コシェレワ
3人のシルフ : タチアナ・ミリツェワ、ナタリア・エゴロワ、アナスタシア・ガブリレンコワ


「騎兵隊の休息」 の主なキャスト。

マリア(農民のムスメ): アナスタシア・ロマチェンコワ
ピエール       : アントン・プローム
テレーズ       : ナタリア・オシポワ
少尉         : ラシッド・マミン
騎兵大尉       : アンドレイ・クリギン
連隊長        : アンドレイ・ブレクバーゼ
マリアの友達     : タチアナ・ミリツェワ、ユリア・アヴェロチキナ

舞台はオーストリアの片田舎の農村。マリアと村一番の美女テレーズ(という設定だそうです)は2人ともピエールに思いを寄せているがピエールが好きなのは優しいマリア。ピエールの両腕をそれぞれが引張りっこしてピエールは私のものよ!と明るい女版恋の鞘当て(笑) アントン@ピエールのちょっと困っちゃうよぉ~勘弁してよ~っていう顔が可愛い!
そこに、騎兵隊がやって来て、兵士を休ませて酒を振舞うようにと言われたのを断ったピエールが地下牢(には、見えなかったが・・)に閉じ込められてしまう。機転を利かせたマリアがピエールを救い出す。 一方、テレーズは少尉、大尉、連隊長から迫られる。 当然そのアプローチはそれぞれのダンスなわけで、少尉のマミンはわりと普通の踊りだけれど、クリギンの熱いダンスが、白鳥の湖のハンガリーの踊りのようなマズルカのような・・・もう、クリギンワールド爆発って感じで楽しかったです。そしてそれを上回るほどの情熱的?な踊りを見せてくれたのが連隊長のブレクバーゼ。凄いスピードで脚をくねくね打ち合わせ(変な表現)演技派なところを見せてくれました。あれ、足も腰も疲れるだろうな・・・明日「白鳥の湖」の家庭教師あるのに大丈夫? 
そんなこんなしている間にマリアとピエールが婚約。 そしてPDD。このPDDはクラシックバレエとしての見所満載でした。 プロームのソロを初めて見たのが2年前のくるみの王子なのだけれど、それから凄く成長を遂げたダンサーだと思います。 真っ直ぐジャンプして回転するという動きなど、ジャンプも高いし、軸はぶれないし、綺麗です。 舞台での立ち振る舞いも落ち着いているし、演技も上手く、今後が楽しみなダンサー。 そしてロマチェンコワもハキハキした踊りって変な言い方だけれど、見ていて気持ちの良い踊りでした。彼女のグランフェッテや片足ポワントでの直進(海賊の花園でメドーラが踊るアレ!)など初めて見ましたが、しっかりとしたテクニックを持っているダンサーなのですね。 
やがて休息を終えた騎兵隊たちが出発していく時が来る。いい感じになったテレーズと連隊長が別れを惜しんでいるようなシーンで、そこでも連隊長は例の踊りを踊っているけれど・・・、 幕でした!
舞台美術というほどの装置はないし、衣装もやや色の組み合わせがどぎつかったりするけれど、クラシックのダンスがベースにある中に騎兵隊たちのコミカルな踊りが入る、マールイらしいとっても温かで楽しい演目でした。

そして、今日の予期せぬ収穫は客席でシヴァコフを見つけたこと。ラ・シルの2幕の始まる前に客席に入ってきたのに気がつきました。わりとそばだったのでプチ興奮! 1幕から居たのかな?  シヴァは背が高いですね。185センチくらいかな? ちょっと無精ひげを蓄えていたけど、明日はジークフリートだからね!(観に行きます!)
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マールイねた、 マリインスキーねた
2006/01/05(Thu)
今日のルジゲストの「ラ・シルフィード」からマールイ(レニングラード国立バレエ)の全幕全力投球公演の再開です(笑)。
私は明日観に行くのですが、マールイの「ラ・シルフィード」は初めてなので楽しみです 世界一のコール・ドはどんなシルフィードたちを見せてくれるのだろうか? 先日の「白鳥の湖」でのコール・ドの出来は普通には良かったんだけれど、マールイ的にはイマイチ満足できなかったので、明日に期待!

ところで、今年のプログラムには本当に参ってしまいます もう多くの方がご覧になったと思いますが、通常のダンサーのプロフィールだけでなく、主なソリストたちに子供の頃や、自分の好きな写真を提供してもらった上にバレエに関する質問にも答えてもらっている「特別インタビュー&写真」という特集があるのです。子供の頃の写真でも、けっこう面影があるので名前がなかったとしても誰だかわかる感じ! そして皆可愛い!! お気に入りの写真を出してくれたのだろうけど、皆さんわりと恵まれた家庭の子供達だったのかな??なんて思ったりして・・・
今後のマールイ公演が初バレエ公演の方、マールイが初めての方で、その記念にプログラムを買う方、びっくりしないでねぇ~~。 これって冬の来日連続16年のバレエ団とその招聘元の光藍社さん、そして全国に増殖中(と、思ってます)のコアなマールイファンならではの企画なのです

さて、家にジャパンアーツ友の会ニュースが届いていました。 それによると、マリインスキーの東京公演は東京文化会館にて11月29日(水)~12月10日(日)の予定だそうです。 演目はすでに発表されている通り「白鳥の湖」と「海賊」他となっています。 ダンスマガジンでは、公演期間が11月15日~12月15日となっているので、東京以外の全国公演もけっこう予定されているのでしょうね。 
出演者は、パブレンコ、ヴィシニョーワ、ゴールプ、ロパートキナ、メルクリーエフ、ファジェーエフ、コールプ、コルスンツェフ、他 となっています。 ゼレンスキーは来てくれないのかな・・・ とってもショック。 ルジマトフの名前もありませんが、ルジはその後のマールイには多分ゲスト出演するのでしょうね。 次回のマールイの予定演目が「ジゼル」「海賊」となっているし・・・
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ワインあれこれ・・・
2006/01/04(Wed)
朝日新聞の今日の朝刊にワインについての面白い記事がありました。
ワインのラベルを携帯のカメラで撮影してメール送信すると、そのワインの種類や原産国、香りなどの詳しい情報が返信されてくるというサービスがあるそうです。この「フォトナビワイン」というサービスを運営しているのは「ゼータ・ブリッジ」という携帯電話向けコンテンツ製作会社。なんでも約3000銘柄について情報提供可能だそうで、phoro@wine55.jp にラベルの画像を送信すると15~20秒後に上述の基本情報が無料で返信されて来るそうです。まぁ、原産国や品種ならラベルに書かれている事が多いですけどね・・・
ソムリエがいないレストランなどでちょっと薀蓄を語ってみたり、パーティーの場を盛り上げるのには役に立つかな? 逆に、今こういうワインが飲みたいとメールを送ったら、それに該当するワインリストを即返信してくれるようなサービスもあったらいいかも?

この年末年始の休みでたくさんワインを飲むぞ!と息巻いていたのですが、結局3本しか飲めなかった・・・
1本は「大晦日にちょっと贅沢して高いワインを!」という事で飲んだカリフォルニアのスタッグスリープ・カベルネ・フェイ。99年のもので2年前に8,850円で購入しました。グラスに注ぐたびに味と香りが変化してきてとてもコクがありながら凛とした感もある美味しいワインでした。
このワインメーカーは、スタッグスリープ・カスク23というワインが1976年にパリで行われたブラインドテイスティング(ラベルを隠しての飲み比べ)で並み居るボルドー、ブルゴーニュの一流シャトーを押さえて1位になった事で一躍世界的に有名になりました。カスク23は高すぎて手が出ませんが、フェイでも十分美味しかったし、私はここのラベルがお気に入り!


昨日飲んだのはアルゼンチンのマルベック(Malbec)という品種のワイン。濃いガーネットで香りも強く、味もしっかりしていました。

明日は仕事始めです。なんかあっという間に過ぎてしまった休暇でした。また一年、好きな事が沢山できるようしっかり働かねば・・・
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チーム・アメリカ ワールドポリス
2006/01/03(Tue)
「チーム・アメリカ ワールドポリス」
原題 : TEAM AMERICA WORLD POLICE (2004年 米 98分)
監督 : トレイ・パーカー
鑑賞日: 12月23日(DVD)

「チーム・アメリカ」は、平和を乱すテロリストに対抗するため結成された国際警備組織。「救済と称して破壊を繰り返しているだけ」と非難されようと、今日も世界のどこかで憎きテロリストを無差別に殺しまくっている。そんな彼らは、ある国の独裁者がテロリストに大量破壊兵器を売りさばこうとしているとの情報をつかむ。そこでおとり捜査を計画したリーダーのスポッツウッドは、その演技力を買って、なんとミュージカル俳優のゲイリーをスカウトする。(goo 映画より)

TVシリーズ「サンダーバード」に感銘を受けた「サウスパーク」のコンビ、トレイ・パーカーとマット・ストーンが、CG全盛のこの時代に、操り人形と精巧なセットを使い、一つのシーンを取るのに気が遠くなるほどの時間をかけ、まさに忍耐と根性で作り上げたこの映画。製作中の様子を、以前何かで見た事があって、それ以来是非観てみたいと思っていた作品。


アメリカが平和を乱すものと判断したものを倒す為ならエッフェル塔、ルーブル美術館、世界遺産のピラミッドだって容赦なく破壊し、善良な市民が巻き添えを食おうがお構いなしという、手段を選ばない「チーム・アメリカ」のご乱行には、製作者側の自国に対する皮肉が込められているとはいえ、さすがに嫌悪感を覚えた。この辺は「ステルス」の比などではない徹底振り・・・
数多くのセレブを実名で出演させては槍玉に挙げているけれど、映画の中の黒幕はブッシュ大統領が悪の枢軸と名指しした北朝鮮のあの人! 金正日氏。 あそこまで愚弄しちゃうのも凄い! でも、その金氏でさえ、実はエイリアンの化身だったって結末はちょっとつまらないんじゃない?
劇場公開時Rー18指定だった映画、殺戮シーンや過激なブラックジョークのせいらしいけれど、もう一つの理由である人形劇史上初となったベッドシーンはかな~り笑えた! 人形達の表情はとても豊かで、さすがにサンダーバードより良く出来ているけれど、糸で吊られて動かされている手足のぎこちない動きがこのメチャクチャな映画に少しだけほのぼのとした雰囲気を与えていたように思った。
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実家のお正月、駅伝、東京バレエ団 (メチャクチャ・・笑)
2006/01/02(Mon)
昨夕は予定通り実家に帰りました。うちは、昔からおせち料理というほどのものは食べない家庭です。米大好き人間の私はお餅があればいいのでお雑煮が一番好き。それに数の子と田作りと煮物があれば後は何もいりません。実家は海の近くで、31日に取れたという「わらさ」というブリの一歩手前の魚のお刺身をたらふく食べました。と~~っても美味しかった! 頭を除いた部分だけで60センチくらいある大きなわらさ! このくらい大きな魚は取れた日に食べるより1日置いた方が美味しいのだそうです。
NHKで「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」を見ながら飲食し始め、お酒は北翔という新潟のお酒。温燗で飲んだのですが、さっぱりとしていて美味しかった。 私の調子が良いときは途中からピッチがとめどなく(笑)上がってしまうのだけど、昨日はまさにそれ! 積極的に飲み、次のとっくりのお燗に勤しんでいたらハンブルグバレエ団の部分を見逃してしまった・・・昨年2月の来日メンバーが出演していたそうですが・・・ 明日教育テレビで11時から再放送があるのでそれを見なくては!

実家では正月3が日は駅伝三昧です。今朝は箱根駅伝の往路。「花の二区」まで見て実家を後にしましたが、山梨学院大のモグス選手の走りはびっくりでした。12人抜きであっという間に先頭だもの・・・ あんなちょっと人間離れした走りで先ッパシリしちゃって最後まで持つのかなと思いましたが、素晴らしい激走でした。それでも区間新ではなかったのですね・・・ ケニアから陸上留学で日本にくるランナーは多いですよね。ワイナイナ選手なんて、オリンピック出場した時は真剣に応援しちゃったしな・・・

家に帰ったらNBSからDMが届いていました。 パリオペの2演目セット券の発売のお知らせと東京バレエ団の2006年のラインナップの発表でした。東京バレエ団の活動予定は・・・
2月 マラーホフ版 「眠れる森の美女」
3月 「ジゼル」
4月 ベジャール・プロ & ディアギレフ・プロ
5月 海外公演
7月 バレエフェス特別プロ「ドン・キホーテ」「白鳥の湖」「ジゼル」
9月 「白鳥の湖」
11月 「ドナウの娘」日本初演
12月 ベジャール版「くるみ割り人形」
1月 「ザ・カブキ」

結構ハードなスケジュールですね。 以前はそれほど東京バレエ団には興味がなかったのですが、今年から祭典会員になった関係で観る機会も増えたのでなんとなく気になるバレエ団にはなって来ました。 小出ちゃんもいるし。 9月の「白鳥」はまた誰かゲストが出演するのでしょうかね? マチューとか・・・
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新年明けましておめでとうございます
2006/01/01(Sun)
新年明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします
本年が皆様にとって良い年でありますように!
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